JP5138991B2 - 被削性に優れた機械構造用鋼 - Google Patents

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Description

本発明は、機械部品を製造するために切削加工が施される機械構造用鋼に関し、詳しくは、旋削のような連続切削およびホブ加工のような断続切削の両方で優れた被削性を示すと共に、浸炭処理や浸炭窒化処理等の表面硬化処理を施した後であっても強度の低下を招くことのない機械構造用鋼に関するものである。
自動車用変速機や差動装置をはじめとする各種歯車伝達装置へ利用される歯車、シャフト、プーリや等速ジョイント等、更にはクランクシャフト、コンロッド等の機械構造用部品は、鍛造等の加工を施した後、切削加工を施すことによって最終形状に仕上げられるのが一般的である。この切削加工に要するコストは製作費に占める割合が大きいことから、上記機械構造部品を構成する鋼材は被削性が良好であることが要求される。
一方、上記のような機械構造用部品では、最終形状にされた後、浸炭や浸炭窒化処理(大気圧、低圧、真空、プラズマ雰囲気を含む)等の表面硬化処理を施され、必要によって焼入れ−焼き戻しや高周波焼入れ等がされて所定の強度が確保されるのであるが、こうした処理の際に強度低下が生じることがある。特に、鋼材の圧延方向に対して垂直な方向(この方向を一般に「横目」と呼ばれる)の強度低下が生じ易いという問題がある。
機械構造用鋼の強度を低下させることなく、被削性を改善する元素としては、従来から鉛(Pb)が知られており、このPbは被削性改善に極めて有効な元素である。しかしながら、Pbは人体への有害性が指摘され、また溶製時の鉛のヒュームや切削屑等の処理の点で問題も多く、近年ではPbを添加することなく(Pbフリー)、良好な被削性を発揮することが求められている。
Pbを添加することなく良好な被削性を確保する技術として、S含有量を0.06%程度まで増加させる鋼材が知られている。しかしながら、こうした技術においては、機械的特性(靭性、疲労強度)が低下しやすいという問題があり、S含有量を増加させることにも限界がある。これは硫化物(MnS)が、圧延方向に長く展伸するため、横目の靭性が低下するものと考えられる。特に、高強度化が要求される部品においては、S含有量を極力低減する必要がある。こうしたことから、PbやSを積極的に添加させることなく、良好な被削性を向上させるための技術の確立が必要である。
このような背景の下、PbやSを積極的に添加することなく、良好な被削性を発揮させるための各種技術が提案されており、特に鋼中介在物と被削性の関係について検討が進められている(例えば、非特許文献1)。また、介在物の制御に関する技術も様々提案されている。
例えば特許文献1には、一定の酸素およびTi量の下でCaを添加することによって、被削性に有効なCa系硫化物とCa系酸化物とを共存させて、Ti添加高強度鋼の被削性を向上させる技術が開示されている。また特許文献2には、Ca/Al比を調整してCa系硫化物または酸化物を制御することによって、工具寿命のばらつきを抑えて安定した被削性が得られる機械構造用鋼が開示されている。
特許文献3または4には、Caを含有する硫化物系介在物においてCa含有量が0.3〜40%の硫化物の面積率を所定以上に確保することによって、または0.1〜10%のCaを含有する硫化物の個数を所定以上に確保することによって、いずれも被削性のばらつきを抑える技術が開示されている。また特許文献5および6には、芯部がCaを含有する酸化物であり、その周りがCaを含有する硫化物である二次構造介在物を利用して、機械構造用鋼の被削性を向上させる技術が開示されている。
特許文献7には、Caを添加することで酸化物の低融点化を図る一方、製鋼条件を制御してCaの硫化物系介在物(特にMnS)への固溶を抑制して、硫化物系介在物を微細化することによって、被削性(特に切屑処理性および工具寿命)を向上させる技術が開示されている。
「第182・183回西山記念技術講座」、(社)日本鉄鋼協会編、第181〜226頁「介在物制御」、平成16年10月22日東京、11月12日神戸 特開2005−272903号公報 特開2005−273000号公報 特開2000−34538号公報 特開2000−219936号公報 特開2003−55735号公報 特開2004−91886号公報 特開2003−213368号公報
例えば機械構造用部品の1つである歯車の製造プロセスでは、機械構造用鋼(素材)を鍛造し、ホブ加工によって粗切し、シェービングにより仕上げた後、浸炭等の熱処理を行い、再度研磨加工(ホーニング加工)するのが一般的である。しかしながら、こうしたプロセスでは、熱処理歪みの発生が大きいので、研磨加工だけでは修正しきれず、部品の寸法精度が悪くなることがある。近年では、歯車使用時の静音対策から良好な寸法精度が求められており、その対策として、上記研磨加工に先立ち、研削加工(ハードフィニッシュ)を施すことが行われることがある。
いずれの製造プロセスを採用するにしても、非常に多くの工程を必要とし、切削や研削に要するコストが高くなるので、プロセス全体のコスト低減へのニーズが大きい。そのため、全ての行程でのコストダウンが求められ、それを可能とする鋼材への期待が大きい。特に、両プロセスに共通のホブ加工においても、その工具費が高いので工具寿命向上の技術への期待が大きい。
上記ホブ加工は断続切削に相当するものであり、このホブ加工に用いられる工具としては、高速度工具鋼にAlTiNなどのコーティングを施したもの(以下、「ハイス工具」と略称することがある)が、現状の主流である。これに対して、超硬合金にAlTiNなどのコーティングを施したもの(以下、「超硬工具」と略称することがある)では、焼きならし材に対して適用するときに「欠け」が発生しやすいという問題があることから、旋削等の「連続切削」に適用されることが多い。
上記断続切削と連続切削とでは切削機構が異なり、夫々の切削に応じた工具が選ばれることになるのであるが、被削材としての機械構造用鋼にもいずれの切削においても良好な被削性を発揮する特性を具備していることが望まれる。しかしながら、ハイス工具を用いたホブ加工(断続切削)による歯切りは、超硬工具を用いた連続切削である旋削加工よりも、低速・低温で工具が酸化・摩耗し易くなるという弊害がある。そのためホブ加工等の断続切削に供される機械構造用鋼は、被削性のうちでも、特に工具寿命を伸ばすことが求められている。
本発明は前記のような事情に着目してなされたものであって、その目的は、S含有量を低減して強度等の機械的特性を維持すると共に、ハイス工具での断続切削(例えばホブ加工)および超硬工具での連続切削(例えば旋削)の両方で優れた被削性(特に工具寿命)を発揮することのできる機械構造用鋼を提供することにある。
上記目的を達成することのできた本発明の機械構造用鋼とは、鋼中に存在する酸化物系介在物が、該酸化物系介在物の平均組成合計を100%(「質量%」の意味、以下同じ)としたときに、CaO:15〜60%、SiO2:20%以下(0%を含まない)、Al23:20〜80%、MgO:40%以下(0%を含まない)を夫々含有すると共に、Li2O,Na2O,K2O,BaO,SrOおよびTi酸化物よりなる群から選ばれる1種以上の合計含有量が0.5〜20%である点に要旨を有するものである。尚、本発明において、「Ti酸化物」とは、Ti35,Ti23およびTiO2を含む趣旨である。
本発明の機械構造用鋼における前記酸化物系介在物の平均組成としては、CaO:30〜60%、SiO2:15%以下(0%を含まない)、Al23:35〜60%、MgO:15%以下(0%を含まない)を夫々含有すると共に、Li2O,Na2O,K2O,BaO,SrOおよびTi酸化物よりなる群から選ばれる1種以上の合計含有量が1〜6%であることが好ましい。
本発明の機械構造用鋼の化学成分組成については、機械構造用鋼であれば特に限定されるものではないが、好ましいものとして、例えばC:0.1〜1.2%、Si:0.03〜2%、Mn:0.3〜1.8%、P:0.03%以下(0%を含まない)、S:0.035%以下(0%を含まない)、Cr:0.3〜3%、Al:0.01〜1%、Ca:0.0005〜0.005%、Mg:0.0001〜0.005%、N:0.009%以下(0%を含まない)およびO:0.005%以下(0%を含まない)を夫々含有する他、Li,Na,K,Ba,Sr,TiおよびNbよりなる群から選ばれる1種以上の元素:Li,Na,K,Ba,Srについては合計で0.00001〜0.0050%、Ti,Nbについては合計で0.01〜0.5%含有するものが挙げられる。
上記好ましい化学成分組成においては、必要によって、更に(a)Bi:0.1%以下(0%を含まない)、(b)Cu:0.5%以下(0%を含まない)、(c)Ni:4%以下(0%を含まない)、(d)Mo:1%以下(0%を含まない)および/またはB:0.005%以下(0%を含まない)、(e)Zr:0.02%以下(0%を含まない)、V:0.5%以下(0%を含まない)およびW:1.0%以下(0%を含まない)よりなる群から選ばれる少なくとも1種、等を含有することも有効であり、含有される元素の種類に応じて鋼材の特性が更に改善される。また、上記成分の他(残部)は、鉄および不可避的不純物である。
本発明によれば、S含有量を低減により強度を優れたものとすると共に、酸化物系介在物の各成分を適切に調整して介在物の全体が低融点で変形しやすくすることによって、ハイス工具での断続切削および超硬工具での連続切削の両方で優れた被削性(特に、工具寿命)を発揮する機械構造用鋼を得ることができた。
本発明の機械構造用鋼は、S含有量が0.035%以下に抑えられていることを特徴の1つとする。このS含有量の低減によって、鋼における強度等の機械的特性を確保することができる。しかしながら、S含有量を低減させると、被削性向上に有効な硫化物系介在物が減少する。そこで本発明は、S含有量の低減に伴う硫化物系介在物の減少を補うために、酸化物系介在物を利用して鋼の被削性(特に工具寿命)を向上させることが重要なポイントとなる。
本発明の鋼は、MnS等の硫化物系介在物ではなく、主に酸化物系介在物の組成制御によって鋼の被削性(特に工具寿命)を向上させるものである。本発明の鋼中に含まれる酸化物系介在物は低融点化されているので、それらが切削時の熱で溶融し、工具表面に保護生成物(ベラーグ)の膜を形成することによって、工具摩耗を抑制することができる。鋼中に含まれる酸化物系介在物の低融点化は、酸化物系介在物の平均組成を、その平均組成の合計を100%としたときに、CaO:15〜60%、SiO2:20%以下(0%を含まない)、Al23:20〜80%、MgO:40%以下(0%を含まない)、を夫々含有すると共に、Li2O,Na2O,K2O,BaO,SrOおよびTi酸化物よりなる群から選ばれる1種以上の合計含有量を0.5〜20%に調整することによって達成できる。これらの組成を規定した理由は次の通りである。尚、酸化物系介在物の平均組成は、後記実施例で記載する方法によって測定できる。
[CaO:15〜60%]
CaOは、酸化物系介在物を最適な複合組織にして低融点化させ、切削時の工具表面にベラーグとして付着し、工具摩耗を抑制する効果がある。こうした効果を発揮させるためには、CaO含有量は酸化物系介在物全体に対して(以下、他の成分についても同じ)15%以上とする必要がある。しかしながら、CaO含有量が60%を超えて多くなり過ぎると、CaOの結晶が生成して鋼材が硬くなって、切削時に工具寿命を低下させることになる。尚、CaO含有量の好ましい下限は、30%である。
[SiO2:20%以下(0%を含まない)]
SiO2含有量が高くなり過ぎると、硬質のSiO2結晶相が生成し、鋼材が硬くなって、切削時に工具寿命を低下させることになる。こうしたことから、その含有量は20%以下とする必要がある。尚SiO2含有量の好ましい上限は15%である。
[Al23:20〜80%]
Al23は、CaOと同様に酸化物系介在物を最適な複合組織にして、低融点化するために必須の成分である。また、介在物中のCaO等の濃度が高くなったときに結晶化を抑制する効果もある。これらの効果は、その含有量が20%以上で有効に発揮されるが、80%を超えて過剰になると、介在物中にAl23結晶が生成し、連続切削の際の被削性(工具寿命)が低下する。尚、Al23含有量の好ましい下限は35%であり、好ましい上限は60%である。
[MgO:40%以下(0%を含まない)]
MgOは、酸化物系介在物を最適な複合組織にして低融点化させ、切削時の工具表面にベラーグとして付着し、工具摩耗を抑制する効果がある。しかしながら、MgO含有量が40%を超えて過剰になると、硬質のMgO系の結晶が生成し、工具摩耗抑制効果が低下することになる。尚、MgO含有量の好ましい上限は15%である。
[Li2O、Na2O、K2O、BaO、SrOおよびTi酸化物よりなる群から選ばれる少なくとも1種の合計:0.5〜20%]
これらの酸化物は、切削時の工具表面にベラーグとして付着し、工具摩耗を抑制する効果がある。こうした効果を発揮させるためには、これら酸化物(1種以上)の含有量は0.5%以上とする必要がある。しかしながら、これらの酸化物の含有量が多くなっても、その効果が飽和するので20%までとする。尚、これらの酸化物含有量(合計含有量)の好ましい下限は1%であり、好ましい上限は6%である。
上記のように酸化物系介在物の各成分割合を適切に調整した機械構造用鋼を用いて機械構造部品を成形することによって、連続切削および断続切削のいずれにおいても優れた被削性を発揮できるものとなる。
本発明の機械構造用鋼において、酸化物系介在物の組成割合を制御するには、Al濃度に応じたCa,Sの添加順が重要である。例えば、Al含有量が0.03%、S含有量が0.03%の溶鋼にCaを添加した場合、CaはCaO−Al23−MgO系酸化物に使用されるのではなく、CaSの生成に使われる。この場合、介在物は、酸化物がAl23やMgO・Al23、硫化物がCaSとなり、本発明のCaO−Al23−MgO系に制御することができない。また、これはAl濃度が高くなるほど顕著となる。Al濃度が高い場合においても、本発明のCaO−Al23−MgO系に制御するためには、Caを添加する溶鋼のS濃度を低減しておくことが重要であることに着目し、製造するAl濃度毎に、Ca添加前のS濃度を必要濃度に調整し、その後Caを添加し、またその後にLi,Na,K,Ba,Sr等を含む合金を添加し、鋳造直前にSを添加すれば良い。
本発明は、機械構造用部品に適用される鋼材を想定してなされたものであり、その鋼種については特に限定されるものではないが、機械的特性は被削性や他の特性を向上させるために、化学成分組成を適正な範囲に調整されていることも好ましい。こうした観点から設定される鋼材の好ましい化学成分組成の範囲限定理由は次の通りである。
[C:0.1〜1.2%]
Cは、機械構造用鋼から製造される部品に必要な芯部硬さを確保するために有効な元素である。しかし、C含有量が過剰になると、硬さが上昇しすぎて、被削性が低下する。そのためC含有量は、0.1%以上(より好ましくは0.13%以上)、1.2%以下(より好ましくは1.1%以下)とするのが良い。
[Si:0.03〜2%]
Siは、表面硬化層の軟化抵抗性の向上に寄与する元素である。しかし,Si含有量が過剰になると、機械加工時の被削性や冷間鍛造性を低下させる。そこでSi含有量は、0.03%以上(好ましくは0.1%以上)、2%以下(より好ましくは0.7%以下)とするのが良い。
[Mn:0.3〜1.8%]
Mnは、脱酸剤として作用し、酸化物系介在物を低減して鋼部品の内部品質を高めるために有効な元素である。またMnは、焼入性を向上させて、鋼部品の芯部硬さや硬化層深さを増大させ、部品強度を確保するためにも有効な元素である。しかし、Mn含有量が過剰になると、Pの粒界偏析を助長し、疲労強度を低下させる。そこでMn含有量は、0.3%以上(より好ましくは0.5%以上)、1.8%以下(より好ましくは1.5%以下)とするのが良い。
[P:0.03%以下(0%を含まない)]
Pは、鋼材中に不可避的に含まれる元素(不純物)であり、熱間加工時の割れを助長するので、できるだけ低減することが好ましい。そのためP量を、0.03%以下(より好ましくは0.02%以下、更に好ましくは0.01%以下)と定めた。Pは、その量を0%とすることは工業的に困難である。
[S:0.035%以下(0%を含まない)]
Sは、Mnと反応してMnS介在物を形成し、鋼部品の衝撃強度の異方性を増大させるため、なるべく低減することが好ましい。そこでS含有量は、0.035%以下(より好ましくは0.020%以下)と定めた。しかしSは、鋼に不可避的に含まれる不純物であり、その量を0%とすることは工業的に困難である。
[Cr:0.3〜3%]
Crは、鋼材の焼入性を高め、安定した硬化層深さや必要な芯部硬さを確保するために重要な元素である。特に鋼を歯車等の構造部材を製造するために用いる場合、その部材の静的強度および疲労強度を確保するために有効な元素である。しかし、Cr含有量が過剰になると、Cr炭化物が旧γ粒界に偏析し、疲労強度が低下する。そこでCr含有量は、0.3%以上(より好ましくは0.8%以上)、3%以下(より好ましくは2.0%以下)と定めた。
[Al:0.01〜1%]
Alは、断続切削時に凝集した鉄分が酸化して保護層を形成させるために、一定以上必要である。こうした観点から、Al含有量は0.01%以上とすることが好ましく、より好ましくは0.04%以上(更に好ましくは0.05%以上)である。しかしAl含有量が過剰になると、高融点で硬質であるAl23が多量に生成し、切削時の工具摩耗を増大させるので、1%以下(より好ましくは0.5%以下、更に好ましくは0.3%以下)と定めた。
[Ca:0.0005〜0.005%]
Caは、前述したような低融点の複合酸化物を形成させるために有効な元素である。またCaは、鋼中の硫化物の展伸を抑制して、衝撃特性の異方性を抑えることができる。しかしCa含有量が過剰になると、粗大なCa含有複合酸化物が生成し、強度が低下するおそれがある。そこで、Ca含有量は、0.0005%以上、0.005%以下(より好ましくは0.003%以下)と定めた。
[Mg:0.0001〜0.005%]
Mgは、前述したような低融点の複合酸化物を形成させるために有効な元素である。またMgは、Caと同様に、鋼中の硫化物の展伸を抑制して衝撃特性の異方性を抑えることができる。しかしMg含有量が過剰になると、高融点で硬質なMgOが多量に形成され、却って工具寿命の低下を引き起こし得る。そこでMg含有量は、0.0001%以上(より好ましくは0.0002%以上)、0.005%以下(より好ましくは0.002%以下)と定めた。
[N:0.009%以下(0%を含まない)]
Nは、他元素(Ti等)と窒化物を形成し、組織微細化に寄与する。そこでNを、好ましくは0.002%以上、より好ましくは0.004%以上の量で含有させることが推奨される。しかしN含有量が過剰になると、熱間加工性および延性に悪影響を及ぼす。そこでN含有量の上限を、0.009%(より好ましくは0.007%)と定めた。尚、Nは鋼に不可避的に含まれ、その量を0%とすることは工業的に困難である。
[O:0.005%以下(0%を含まない)]
O含有量が過剰になると、粗大な酸化物系介在物が生成して、疲労破壊の原因となる。また、被削性も劣化する他、鋼の熱間加工性および延性に悪影響を及ぼす。そこでO含有量の上限を、0.005%(より好ましくは0.003%)と定めた。しかしOは、ベラーグを形成する低融点複合酸化物を確保するために必要である。そこでOを、好ましくは0.0005%以上、より好ましくは0.0010%以上の量で含有させることが推奨される。
[Li,Na,K,Ba,Sr,TiおよびNbよりなる群から選ばれる1種以上の元素:Li,Na,K,Ba,Srについては合計で0.00001〜0.0050%、Ti,Nbについては合計で0.01〜0.5%]
これらの元素は、鋼中のOと反応して酸化物となって、CaO−Al23−SiO2系酸化物に取り込まれて低融点酸化物(例えば、CaO−Al23−SiO2−TiO2)を形成し、切削時の工具表面にベラーグとして付着するため、被削性を改善することができる。特にAlTiNコーティングされたハイス工具を用いる場合、これらの元素を含有する酸化物から形成されるベラーグの付着性が向上し、工具摩耗を一層低減させる。このうち、TiはCやNと反応して、TiN、TiC、Ti(C,N)等を形成し、浸炭時の結晶粒粗大化を防止する効果も発揮する。こうした効果を発揮させるためには、Li,Na,K,Ba,Srについては合計で0.00001%以上(より好ましくは0.0001%以上)、Ti,Nbについては合計で0.01%以上(より好ましくは0.05%以上)含有させることが好ましい。しかしながら、Li,Na,K,Ba,Sr等の元素が過剰になると、溶鋼を保持する耐火物が溶損する場合も出てくるので、合計で0.0050%以下にすることが好ましい。Ti,Nbについては、その含有量が過剰になると、硬質の粗大炭化物が生成し、被削性や靭性が劣化するので、合計で0.5%以下とすることが好ましい。
本発明の機械構造用鋼の基本成分組成は上記の通りであり、残部は実質的に鉄である。但し原料、資材、製造設備等の状況によって持ち込まれる不可避不純物(例えばAs,Sb,Sn,Te,Ta,Co,希土類元素等)が鋼中に含まれることは許容される。更に、本発明の機械構造用鋼には、必要に応じて、以下の選択元素を含有していても良い。
[Bi:0.1%以下(0%を含まない)]
Biは、鋼の被削性を向上させる元素であり、必要に応じて鋼に含有させても良い。こうした効果を発揮させるためには、Biは0.02%以上の量で鋼に含有させることが推奨される。しかしBi含有量が過剰になると強度が低下する。そこでBiを鋼に含有させる場合、その上限を0.1%(好ましくは0.08%)と定めた。
[Cu:0.5%以下(0%を含まない)]
Cuは、耐候性向上に有効な元素であり、必要に応じて鋼に含有させても良い。そのためCuを、好ましくは0.1%以上の量で鋼に含有させることが推奨される。しかしCu量が過剰になると、鋼の熱間加工性および延性が低下し、割れや疵が発生し易くなる。そこでCuを含有させる場合、その量の上限を0.5%(より好ましくは0.3%)と定めた。
[Ni:4%以下(0%を含まない)]
Niは、マトリックス中に固溶し、靱性を向上させるために有効な元素であり、必要に応じて鋼に含有させても良い。そこでNiを、好ましくは0.1%以上の量で鋼に含有させることが推奨される。しかしNi量が過剰になると、ベイナイトまたはマルテンサイト組織が発達しすぎて、靱性の低下を招く。そこでNiを含有させる場合、その上限を4%(より好ましくは2%)と定めた。
[Mo:1%以下(0%を含まない)および/またはB:0.005%以下(0%を含まない)]
MoおよびBは、共に焼入性向上に有効な元素であり、必要に応じて鋼に含有させてもよい。詳しくは、Moは、母材の焼入性を確保して、不完全焼入組織の生成を抑制するのに有効である。またBは、焼入性を大幅に向上させることに加えて、結晶粒界を強化させて鋼の衝撃強度を高める作用を有する。そこでMoを、好ましくは0.05%以上、より好ましくは0.10%以上の量で、Bを、好ましくは0.0005%以上、より好ましくは0.0008%以上の量で鋼に含有させることが推奨される。
しかしMo含有量が過剰になると、芯部の硬度が必要以上に硬くなって、機械加工時における被削性や冷間鍛造性が劣化する。またB含有量が過剰になると、Nと共に形成するB窒化物の量が増大し、冷間および熱間加工性が低下する。そこでこれらを含有させる場合、Moの上限を1%(より好ましくは0.5%)、Bの上限を0.005%(より好ましくは0.003%)と定めた。
[Zr:0.02%以下(0%を含まない)、V:0.5%以下(0%を含まない)およびW:1.0%以下(0%を含まない)よりなる群から選ばれる少なくとも1種]
Zr、VおよびWは、それぞれCおよび/またはNと微細な炭化物、窒化物、炭窒化物を形成して、結晶粒の粗大化を防止するために有効な元素であり、必要に応じて鋼に含有させても良い。そこでZr、VおよびWよりなる群から選ばれる少なくとも1種を、それぞれ上記の量以上で鋼に含有させることが推奨される。しかしこれらの含有量が過剰になると、硬質炭化物が生成して被削性が劣化するので、上記の含有量までとする。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例によって制限を受けるものではなく、前記・下記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
下記表1に示す化学成分組成の鋼150kgを真空誘導炉で溶解し、約φ200mmのインゴットに鋳造し、鍛造(ソーキング:1250℃×3hr程度、鍛造加熱:1100℃×1hr程度)および切断して厚さ30mm×幅100mm×長さ145mmの板形状またはφ80mm×長さ350mmの丸棒形状に加工し、この板形状または丸棒形状の鍛造材を焼ならし(900℃×2hr後に空冷)して、板材および丸棒材のサンプルを製造した。その後、スケール除去後表面を約2mm研削して、切削試験片とした。
このときの介在物組成は、CaO−Al23−MgO系への制御を目的としたものは、Caを添加する溶鋼のS濃度を下げておき、具体的には、製造するAl濃度毎に、Ca添加前のS濃度を必要濃度以下に調整し、その後Caを添加し、また必要に応じて、その後にLi,Na,K,Ba,Sr等を含む合金を添加し、鋳造直前にSを添加した。TiはAl添加前に添加した。
Figure 0005138991
前記のようにして得られたサンプルに含まれる酸化物系介在物について、CaO、MgO、Al23、MnO、SiO2、Na2O、K2O、BaO、SrOおよびTi酸化物等の酸化物含有量を、鋼材の圧延方向断面の25mm2の視野でのX線マイクロ分析(EPMA)によって測定した。得られた結果を下記表2に示す。尚、表2に示した「TiO2」は、Ti酸化物を代表したものであり、これにはTi35やTi23等をも含む趣旨である。
但し、酸化物系介在物のLi2O濃度はEPMAでは測定できないため、2次イオン質量分析法(SIMS)によって、下記手順で測定した。得られた結果を表2に示す。
(1)1次標準試料
1)Li2Oを除く介在物組成をカバーする合成酸化物と、これにLi2Oを加えた合成酸化物を多数作成し、これらのLi2O濃度を化学分析によって定量分析し、標準試料を作成する。
2)作成した各合成酸化物のSiに対するLiの相対2次イオン強度を測定する。
3)Siに対するLiの相対2次イオン強度と、前記(1)−1)で化学分析したLi2O濃度の検量線を引く。
(2)2次標準試料(測定環境補正用)
1)測定時の環境補正のために、別途Siウェハー上にLiをイオン注入した標準試料を作成し、Siに対するLiの相対2次イオン強度を測定し、前記(1)−2)を実施する際に補正する。
(3)実際の測定
1)鋼中介在物のCaOなどの各濃度をEPMAによって測定する。
2)鋼中介在物のSiに対するLiの相対2次イオン強度を測定し、前記(1)−3)で求めた検量線のうち、前記(3)−1)の分析結果に最も近い検量線を選択し、これにより介在物のLi2O含有量を求めた。
Figure 0005138991
得られた各種鋼材について、下記の条件で横目の靭性を測定すると共に、連続切削時および断続切削時の被削性を評価した。
[横目の靭性]
丸棒材から、圧延方向(鍛伸方向)に垂直な方向に沿ってノッチ形状がR10(mm)のシャルピー衝撃試験片(形状:10mm×10mm×55mm)を削り出し、衝撃値(横目のシャルピー衝撃値)を測定した。その結果を、下記表4に示す。
[連続切削時の被削性評価]
連続切削時の被削性を評価するために、φ80mm×長さ350mmの丸棒材(焼きならし材)をスケール除去した後表面を約2mm研削した試料を用いて、外周旋削加工を行なった後、光学顕微鏡により、平均逃げ面摩耗幅(工具摩耗量)Vbを測定した。このときの外周旋削加工条件は、下記の通りである。その結果を、下記表4に示す。
(外周旋削加工条件)
工具:超硬合金P10(JIS B4053)
切削速度:200m/min
送り:0.25mm/rev
切り込み:1.5mm
潤滑方式:乾式
[断続切削時の被削性評価]
断続切削時の被削性を評価するために、エンドミル加工での工具摩耗を評価した。上記板材(焼きならし材)をスケール除去した後表面を約2mm研削し、エンドミル試験片とした。具体的には、マニシングセンタ主軸にエンドミル工具を取り付け、上記のようにして製造した厚さ30mm×幅100mm×長さ145mmのサンプルをバイスにより固定し、乾式の切削雰囲気下でダウンカット加工を行った。詳細な加工条件を表3に示す。断続切削を200カット行った後、光学顕微鏡により、平均逃げ面摩耗幅(工具摩耗量)Vbを測定した。結果を表4に示す。
Figure 0005138991
Figure 0005138991
表1〜4の結果から、本発明の要件を満たすサンプルNo.A1〜A27のものは、連続切削後および断続切削後の両方で、工具の逃げ面摩耗幅が小さく、連続切削および断続切削のどちらにおいても、被削性に優れていることが分かる。
これに対してサンプルNo.B1は、硬質酸化物のMgO・Al23の存在のため、連続切削後の逃げ面摩耗幅が大きい。サンプルNo.B2は、硬質酸化物のAl23の存在のため、連続切削後の逃げ面摩耗幅が大きい。サンプルNo.B3は、Alが少ないため、断続切削時の酸化抑制効果がなく、断続切削後の逃げ面摩耗幅が大きくなっている。

Claims (7)

  1. C:0.1〜1.2%(「質量%」の意味、以下同じ)、Si:0.03〜2%、Mn:0.3〜1.8%、P:0.03%以下(0%を含まない)、S:0.035%以下(0%を含まない)、Cr:0.3〜3%、Al:0.01〜1%、Ca:0.0005〜0.005%、Mg:0.0001〜0.005%、N:0.009%以下(0%を含まない)およびO:0.005%以下(0%を含まない)を夫々含有する他、Li,Na,K,Ba,Sr,TiおよびNbよりなる群から選ばれる1種以上の元素:Li,Na,K,Ba,Srについては合計で0.00001〜0.0050%、Ti,Nbについては合計で0.01〜0.5%含有し、残部が鉄および不可避的不純物であり、
    且つ鋼中に存在する酸化物系介在物が、該酸化物系介在物の平均組成合計を100%としたときに、CaO:15〜60%、SiO2:20%以下(0%を含まない)、Al23:20〜80%、MgO:40%以下(0%を含まない)、を夫々含有すると共に、Li2O,Na2O,K2O,BaO,SrOおよびTi酸化物よりなる群から選ばれる1種以上の合計含有量が0.5〜20%であることを特徴とする被削性に優れた機械構造用鋼。
  2. 前記酸化物系介在物の平均組成が、CaO:30〜60%、SiO2:15%以下(0%を含まない)、Al23:35〜60%、MgO:15%以下(0%を含まない)を夫々含有すると共に、Li2O,Na2O,K2O,BaO,SrOおよびTi酸化物よりなる群から選ばれる1種以上の合計含有量が1〜6%である請求項1に記載の機械構造用鋼。
  3. 更に、Bi:0.1%以下(0%を含まない)を含有するものである請求項1または2に記載の機械構造用鋼。
  4. 更に、Cu:0.5%以下(0%を含まない)を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の機械構造用鋼。
  5. 更に、Ni:4%以下(0%を含まない)を含有する請求項1〜4のいずれかに記載の機械構造用鋼。
  6. 更に、Mo:1%以下(0%を含まない)および/またはB:0.005%以下(0%を含まない)を含有するものである請求項1〜5のいずれかに記載の機械構造用鋼。
  7. 更に、Zr:0.02%以下(0%を含まない)、V:0.5%以下(0%を含まない)およびW:1.0%以下(0%を含まない)よりなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する請求項1〜6のいずれかに記載の機械構造用鋼。
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