JP5136348B2 - 連続熱処理設備の速度制御方法、装置及びプログラム - Google Patents
連続熱処理設備の速度制御方法、装置及びプログラム Download PDFInfo
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Description
本発明の連続熱処理設備の速度制御装置は、連続熱処理設備でのストリップの通板速度を制御するための速度制御装置であって、前記連続熱処理設備での制約条件に基づいて、ストリップが所定距離だけ進行する間のネック速度スケジュールを作成するネック速度スケジュール作成手段と、前記ネック速度スケジュール作成手段により作成されたネック速度スケジュールをベースにして速度変更パターンに基づいて速度スケジュールを作成し、その速度スケジュールについて前記連続熱処理設備に含まれる所定の熱処理炉を模擬したシミュレータにより板温を予測するシミュレーション手段と、前記シミュレーション手段により得られた結果を要素として含む評価関数を使用して、前記速度変更パターンを評価し、その評価の結果に応じて速度変更パターンを決定する速度探索手段とを備え、前記速度変更パターンを、ネック速度を移行させる際に、その移行前後のネック速度よりもいったん低速にするパターンとすることを特徴とする。
本発明のプログラムは、連続熱処理設備でのストリップの通板速度を制御する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記連続熱処理設備での制約条件に基づいて、ストリップが所定距離だけ進行する間のネック速度スケジュールを作成するネック速度スケジュール作成処理と、前記ネック速度スケジュール作成処理により作成されたネック速度スケジュールをベースにして速度変更パターンに基づいて速度スケジュールを作成し、その速度スケジュールについて前記連続熱処理設備に含まれる所定の熱処理炉を模擬したシミュレータにより板温を予測するシミュレーション処理と、前記シミュレーション処理により得られた結果を要素として含む評価関数を使用して、前記速度変更パターンを評価し、その評価の結果に応じて速度変更パターンを決定する速度探索処理とをコンピュータに実行させ、前記速度変更パターンを、ネック速度を移行させる際に、その移行前後のネック速度よりもいったん低速にするパターンとすることを特徴とする。
(第1の実施形態)
図13(a)に、加熱炉51、均熱炉52、冷却炉53及び過時効帯54を備えた連続熱処理設備の構成例を示す。鋼材などの金属ストリップS(以下、ストリップ、コイルとも称する)は、連続熱処理設備の前段で順次溶接され、加熱炉51、均熱炉52、冷却炉53及び過時効帯54に連続的に通板され、連続熱処理設備の後段でカッタにより再切断される。
VCHF=f1(TPH,ρ,WD,TH,VR)・・・(101)
ただし、TPH:T/H[ton/hour]、ρ:比重[ton/m3]、WD:板幅[m]、TH:板厚[m]、VR:速度達成率[−]である。
VCRSF=f2(PLRSF,TrefRSF)・・・(102)
ただし、PLRSF:均熱炉パス長[m]、TrefRSF:均熱時間[sec]である。
J=ΣΔTS(t)2+QΣ1/WTV(t)・・・(103)
上記第1の実施形態では、予め用意された複数の速度変更パターンを評価し、その中から速度変更パターンを決定するようにした。それに対して、第2の実施形態は、評価関数Jによる評価値が予め設定された値を満たすまで、速度変更パターンを変更して、シミュレーション、中央速度探索を繰り返すようにした例である。なお、速度制御装置の基本的な構成及び作用は第1の実施形態と同様であり、以下では相違点を中心に説明する。
2 ネック速度スケジュール作成部
3 シミュレーション部
4 中央速度探索部
5 表示装置
51 加熱炉
52 均熱炉
53 冷却路
54 過時効帯
S ストリップ
Claims (5)
- 連続熱処理設備でのストリップの通板速度を制御するための速度制御方法であって、
前記連続熱処理設備での制約条件に基づいて、ストリップが所定距離だけ進行する間のネック速度スケジュールを作成するネック速度スケジュール作成手順と、
前記ネック速度スケジュール作成手順により作成されたネック速度スケジュールをベースにして速度変更パターンに基づいて速度スケジュールを作成し、その速度スケジュールについて前記連続熱処理設備に含まれる所定の熱処理炉を模擬したシミュレータにより板温を予測するシミュレーション手順と、
前記シミュレーション手順により得られた結果を要素として含む評価関数を使用して、前記速度変更パターンを評価し、その評価の結果に応じて速度変更パターンを決定する速度探索手順とからなり、
前記速度変更パターンを、ネック速度を移行させる際に、その移行前後のネック速度よりもいったん低速にするパターンとすることを特徴とする連続熱処理設備の速度制御方法。 - 前記シミュレーション手順では、前記ネック速度スケジュール作成手順により作成されたネック速度スケジュールをベースにして複数の速度変更パターンに基づいて複数の速度スケジュールを作成し、それら各速度スケジュールについて前記シミュレータにより板温を予測し、
前記速度探索手順では、前記シミュレーション手順により得られた結果を要素として含む評価関数を使用して、前記複数の速度変更パターンを評価し、その中から速度変更パターンを決定することを特徴とする請求項1に記載の連続熱処理設備の速度制御方法。 - 前記シミュレーション手順では、前記ネック速度スケジュール作成手順により作成されたネック速度スケジュールをベースにして一の速度変更パターンに基づいて速度スケジュールを作成し、その速度スケジュールについて前記シミュレータにより板温を予測し、
前記速度探索手順では、前記シミュレーション手順により得られた結果を要素として含む評価関数を使用して評価値を算出し、
前記評価値が予め設定された値を満たすまで、前記一の速度変更パターンを変更して、前記シミュレーション手順、前記速度探索手順を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の連続熱処理設備の速度制御方法。 - 連続熱処理設備でのストリップの通板速度を制御するための速度制御装置であって、
前記連続熱処理設備での制約条件に基づいて、ストリップが所定距離だけ進行する間のネック速度スケジュールを作成するネック速度スケジュール作成手段と、
前記ネック速度スケジュール作成手段により作成されたネック速度スケジュールをベースにして速度変更パターンに基づいて速度スケジュールを作成し、その速度スケジュールについて前記連続熱処理設備に含まれる所定の熱処理炉を模擬したシミュレータにより板温を予測するシミュレーション手段と、
前記シミュレーション手段により得られた結果を要素として含む評価関数を使用して、前記速度変更パターンを評価し、その評価の結果に応じて速度変更パターンを決定する速度探索手段とを備え、
前記速度変更パターンを、ネック速度を移行させる際に、その移行前後のネック速度よりもいったん低速にするパターンとすることを特徴とする連続熱処理設備の速度制御装置。 - 連続熱処理設備でのストリップの通板速度を制御する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記連続熱処理設備での制約条件に基づいて、ストリップが所定距離だけ進行する間のネック速度スケジュールを作成するネック速度スケジュール作成処理と、
前記ネック速度スケジュール作成処理により作成されたネック速度スケジュールをベースにして速度変更パターンに基づいて速度スケジュールを作成し、その速度スケジュールについて前記連続熱処理設備に含まれる所定の熱処理炉を模擬したシミュレータにより板温を予測するシミュレーション処理と、
前記シミュレーション処理により得られた結果を要素として含む評価関数を使用して、前記速度変更パターンを評価し、その評価の結果に応じて速度変更パターンを決定する速度探索処理とをコンピュータに実行させ、
前記速度変更パターンを、ネック速度を移行させる際に、その移行前後のネック速度よりもいったん低速にするパターンとすることを特徴とするプログラム。
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