JP5135989B2 - プロジェクタ装置 - Google Patents
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Description
請求項4の発明は、光源光を略平行光とする照明光学系と、略平行光を偏光分離し、偏光分離した偏光光を照明光として照明光出射面より出射する偏光ビームスプリッタと、照明光出射面に対向配置された矩形表示領域を有し、入射した照明光を変調光に変調して偏光ビームスプリッタへと出射する反射型液晶表示素子と、変調光を偏光ビームスプリッタで偏光分離して得られた光を結像して投影像を形成する投影光学系とを備えるプロジェクタ装置において、照明光が矩形表示領域の周囲の非表示領域に入射するのを遮蔽する遮蔽部と、遮蔽部を偏光ビームスプリッタの照明光出射面の所定位置に位置決めする位置決め部とを有するマスクを備え、表裏面に粘着層が形成された1/4波長板を照明光出射面に貼付するとともに、該1/4波長板の上にマスクを貼り付け、反射型液晶表示素子と1/4波長板との隙間に透明光学部材を充填したことを特徴とする。
《シェーディングの低減》
図5(a)において、実線で示す液晶表示素子224Aは、表示領域240の短辺240bの延在方向が図の左右方向になるように配置した場合を示す。一方、二点差線で示す液晶表示素子224Bは、表示領域24の長辺240aの延在方向が左右方向になるように配置した場合を示す。また、光線L11,L12は、液晶表示素子224Aの表示領域240の左右境界部分(長辺240aの部分)に入射する照明光を示す。一方、光線L21,L22は、液晶表示素子224Bの表示領域240の左右境界部分(短辺240bの部分)に入射する照明光を示す。
《ゴースト防止》
図9は、小型化によりPBS223を小さくした場合に問題となる、ゴーストの発生を説明する図である。光源221を点光源と仮定した場合、光源221から出射された光の内、斜め方向に出射された光の一部(L300)は、PBS223に入射した後にPBS223の側面で全反射され、符号Aで示す範囲(全反射光出射領域)から出射される。このPBSブロック内で全反射された光L300が液晶表示素子224の表示領域240に入射すると、液晶表示素子224で反射された後に偏光分離膜223aによって投影レンズ225の方向へと反射され、ゴーストの原因となる。
同様に、短辺方向の寸法y0が表示領域240の短辺240bの寸法y1と等しいと仮定した場合の、全反射光が入射する範囲Aの寸法をAyとする。そして、寸法y0を次式(2)のように設定すれば、全反射光が表示領域240に入射せず、短辺方向に関するゴーストの発生を防止することができる。すなわち、図11のy2は、y2>Ay/2のように設定される。なお、図10からも分かるように、短辺方向の方が範囲Aが大きくなる
ので、Ay>Axとなっている。
また、図12のようにPBS223を立方体に設定した場合、すなわちx0=y0と設定した場合、上述した長辺側のゴースト防止条件から、一辺の長さx0は式(1)のように設定される。ハッチングを施した領域が、全反射光が出射される全反射光出射領域を示す。表示領域240はx方向に比べてy方向の幅が狭いため、ゴースト防止に関して、PBS223のy方向寸法は表示領域に対して余裕のある寸法となっている。
《1/4波長板の配置》
ところで、直線偏光を液晶表示素子224で変調する場合、液晶表示素子224に入射した直線偏光は、90°回転した直線偏光となって出射されることが理想的である。しかし、液晶分子が完全な水平とならないプレチルト角の影響により、直線偏光が完全に90°回転することなく楕円偏光状態となって出射されることが多く、コントラスト低下を招きやすい。そこで、図15(a)のように、位相差板である1/4波長板251を液晶表示素子224とPBS223との間に設けて、液晶表示素子224から出射された楕円偏光を直線偏光にそろえることで、コントラスト向上を図ることができる。
《マーキングによる組立性の向上》
前述したように、PBS223の端面には、反射防止膜がコートされたAR面が分かりやすいようにマーキング223bが施されている(図2参照)。しかし、プロジェクタユニット組み付け時に、PBS223のどの面に反射防止膜がコートされているかをひと目で判断するのは難しい。そのため、PBS223をケース226に組み付ける際には、このマーキング223bで配置を確認しつつPBS223の組み付けを行うことができるので、組立作業性が向上する。
《FPC収容スペースの小型化について》
図3に示したように、本実施の形態では、液晶表示素子224のフレキシブルプリント基板(FPC)232を、液晶表示素子224の長辺側に設けた。立方体のPBS223を使用した場合、上述したように液晶表示素子224の長辺側には、短辺側に比べてより広い余裕スペースを得ることができる。そして、図3のようにFPC232を液晶表示素子224の長辺側に設けることで、この余裕スペースにFPC232の接続部234が配置され、接続部234がPBS223の図示右側の面よりも外側へ突出する量を低減することができる。
《照明光の利用効率の向上》
ところで、上述した実施の形態では、液晶表示素子224に対して、照明光による照明領域300の形状は図23(a)に示すように円形となっている。これは、光源光がx方向およびy方向に等方的に出射されるとともに、集光レンズ222の屈折力もx方向およびy方向に等方的になっているためである。しかしながら、表示領域240は形状はx方向に長い長方形であるため、ハッチングを施した領域302の照明光は利用されず無駄になっている。
[変形例]
図27〜29は本実施の形態の変形例を示す図である。図27はカメラ外観を示す図である。図27に示すカメラ1では、カメラ本体10内に撮影ユニット21とプロジェクタユニット22とが設けられている。撮影ユニット21は撮像素子211を備えており、カメラ前面に設けられた撮影窓212を介して被写体像を撮像する。一方、プロジェクタユニット22もカメラ前面に投影窓22aを有しており、カメラ前方に投影像を投射する。
Claims (8)
- 光源光を略平行光とする照明光学系と、
前記略平行光を偏光分離し、偏光分離した偏光光を照明光として照明光出射面より出射する偏光ビームスプリッタと、
前記照明光出射面に対向配置された矩形表示領域を有し、入射した照明光を変調光に変調して前記偏光ビームスプリッタへと出射する反射型液晶表示素子と、
前記変調光を前記偏光ビームスプリッタで偏光分離して得られた光を結像して投影像を形成する投影光学系とを備えるプロジェクタ装置において、
照明光が前記矩形表示領域の周囲の非表示領域に入射するのを遮蔽する遮蔽部と、前記遮蔽部を前記偏光ビームスプリッタの照明光出射面の所定位置に位置決めする位置決め部とを有するマスクを備え、
前記反射型液晶表示素子を前記マスクに密着配置し、前記反射型液晶表示素子と前記照明光出射面との隙間に透明光学部材を充填したことを特徴とするプロジェクタ装置。 - 請求項1に記載のプロジェクタ装置において、
前記矩形表示領域の長辺に隣接する非表示領域の遮蔽部を、前記偏光ビームスプリッタの前記照明光出射面に直交する面に屈曲するように延在させて、前記位置決め部を形成したことを特徴とするプロジェクタ装置。 - 請求項1または2に記載のプロジェクタ装置において、
前記透明光学部材として、表裏面に粘着層が形成された1/4波長板を前記照明光出射面に貼り付けたことを特徴とするプロジェクタ装置。 - 光源光を略平行光とする照明光学系と、
前記略平行光を偏光分離し、偏光分離した偏光光を照明光として照明光出射面より出射する偏光ビームスプリッタと、
前記照明光出射面に対向配置された矩形表示領域を有し、入射した照明光を変調光に変調して前記偏光ビームスプリッタへと出射する反射型液晶表示素子と、
前記変調光を前記偏光ビームスプリッタで偏光分離して得られた光を結像して投影像を形成する投影光学系とを備えるプロジェクタ装置において、
照明光が前記矩形表示領域の周囲の非表示領域に入射するのを遮蔽する遮蔽部と、前記遮蔽部を前記偏光ビームスプリッタの照明光出射面の所定位置に位置決めする位置決め部とを有するマスクを備え、
表裏面に粘着層が形成された1/4波長板を前記照明光出射面に貼付するとともに、該1/4波長板の上に前記マスクを貼り付け、前記反射型液晶表示素子と前記1/4波長板との隙間に透明光学部材を充填したことを特徴とするプロジェクタ装置。 - 請求項4に記載のプロジェクタ装置において、
前記1/4波長板の縁を折り曲げて前記照明光出射面に直交する面に貼り付けるようにしたことを特徴とするプロジェクタ装置。 - 請求項5に記載のプロジェクタ装置において、
少なくとも前記照明光学系、前記偏光ビームスプリッタおよび前記投影光学系を収納するプロジェクタケーシングを備え、
前記プロジェクタケーシングは、ケーシング内部に装着するための開口と、
装着された前記偏光ビームスプリッタの前記直交する面の1/4波長板貼付部が露出するように、前記開口の周囲壁部に形成された段差とを有することを特徴とするプロジェクタ装置。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載のプロジェクタ装置において、
前記反射型液晶表示素子の前記矩形表示領域の長辺側に位置する端部に信号入力端子を設け、該信号入力端子に信号用配線部材を接続したことを特徴とするプロジェクタ装置。 - 請求項7に記載のプロジェクタ装置において、
前記信号用配線部材を前記偏光ビームスプリッタの前記照明光出射面と直交する面に沿って配置するとともに、前記照明光出射面と前記直交する面とが交わる稜に面取りを施したことを特徴とするプロジェクタ装置。
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