JP2013235154A - プロジェクター - Google Patents

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聖史 黒井
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Abstract

【課題】薄型化を図ることが可能なプロジェクターを提供する。
【解決手段】光源10と、光源10から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調系200と、光変調系200から射出された光を画像として投写する投写光学系50と、光変調系200を収容する収容部210と該収容部210を挟む一対の側壁63、側壁64とを備えたフレーム60と、を含み、フレーム60の厚さ方向および光変調系200の厚さ方向各々を、一対の側壁63、側壁64が互いに対向する方向と光変調系200の光軸方向とに直交する方向とし、フレーム60のうち最も厚い部分の厚さをH1maxとし、光変調系200のうち最も厚い部分の厚さをH2maxとしたとき、該H1maxと該H2maxが、H1max≦H2maxの関係を満たす。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクターに関するものである。
プロジェクターは、光源から射出される光を、光変調素子で画像情報に応じて変調し、得られた画像を投写光学系によって拡大投写するものである。近年、このようなプロジェクターとして、携帯電話やデジタルカメラ等の携帯機器への搭載を狙った非常に小さいプロジェクター(いわゆる、ピコプロジェクター)が開発されている。
このような小型サイズのプロジェクターとしては、例えば、光源ユニット、照明光学系、表示パネル、及び投写光学系が保持筐体に保持されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−281973号公報
特許文献1のプロジェクターでは、光源ユニットが保持筐体の光源保持部に対して接着剤により固定されている。ねじ部材を用いることなく、光源ユニットを保持筐体に取り付けることにより、プロジェクターの小型化を図っている。
一方、限られた大きさの機器の内部にプロジェクターを搭載するために、プロジェクターのさらなる小型化、特に薄型化が要求されている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、薄型化を図ることが可能なプロジェクターを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明のプロジェクターは、光源と、前記光源から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調系と、前記光変調系から射出された光を画像として投写する投写光学系と、前記光変調系を収容する収容部と該収容部を挟む一対の側壁とを備えたフレームと、を含み、前記フレームの厚さ方向および前記光変調系の厚さ方向各々を、前記一対の側壁が互いに対向する方向と前記光変調系の光軸方向とに直交する方向とし、前記フレームのうち最も厚い部分の厚さをH1maxとし、前記光変調系のうち最も厚い部分の厚さをH2maxとしたとき、該H1maxと該H2maxが、H1max≦H2maxの関係を満たすことを特徴とする。
この構成によれば、光変調系のうち最も厚い部分の上方または下方がフレームの外部に開放される。そのため、光変調系がフレームの外部に開放されていない場合と比較して、少なくともフレームの肉厚分だけプロジェクターの薄型化を図ることができる。
前記プロジェクターにおいて、前記フレームの厚さ方向を前記フレームの上下方向としたとき、前記収容部の上方と下方のうち少なくとも一方が開放されていることが望ましい。
この構成によれば、収容部の開口部を塞ぐ部材を設ける場合と比較して、収容部の開口部を塞ぐ部材の厚み分だけプロジェクターを薄くすることができる。
本発明のプロジェクターは、光源と、前記光源から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調系と、前記光変調系から射出された光を画像として投写する投写光学系と、前記光変調系を収容する収容部と該収容部を挟む一対の側壁とを備えたフレームと、を含み、前記フレームの上下方向を、前記一対の側壁が互いに対向する方向と前記光変調系の光軸方向とに直交する方向としたとき、前記収容部の上方と下方のうち少なくとも一方が開放されていることを特徴とする。
この構成によれば、収容部の開口部を塞ぐ部材を設ける場合と比較して、収容部の開口部を塞ぐ部材の厚み分だけプロジェクターを薄くすることができる。よって、薄型化を図ることが可能なプロジェクターが提供される。
前記プロジェクターにおいて、前記収容部の上方と下方のうち少なくとも一方に、前記フレームの肉厚よりも薄いシート部材が設けられていてもよい。
この構成によれば、プロジェクターの厚さを薄くしつつフレームの内部に塵埃等の異物が入り込むことを抑制することができる。
前記プロジェクターにおいて、前記光変調系は、複数の画素からなる表示領域を有する光変調素子を含み、前記一対の側壁の間には、前記一対の側壁を接続する接続部材が設けられており、前記接続部材は、前記光変調素子の前記表示領域に対応する開口部を有していてもよい。
この構成によれば、接続部材によりフレームを補強することができる。また、光変調素子の表示領域の外側領域を遮光することができる。
前記プロジェクターにおいて、前記光変調系が含む一の光学部材が前記接続部材に固定されていてもよい。
この構成によれば、光学部材が側壁及び接続部材の双方に固定されるため、光学部材の保持が強固になる。
前記プロジェクターにおいて、前記光変調系が含む一の光学部材が偏光板であり、前記偏光板は、前記接続部材の一面の側に固定されており、前記光変調素子は、前記接続部材の前記一面とは反対側に固定されていてもよい。
この構成によれば、偏光板と光変調素子との間に隙間が形成される。そのため、偏光板に蓄積される熱が光変調素子に伝わることが抑制される。そのため、熱の影響により光変調素子の駆動状態が不安定になることを抑制できる。また、偏光板に付着した塵埃等の異物が投写画像に写り込むことが抑制される。そのため、投写画像にぼやけのない高品質な画像を表示することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクターを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係るプロジェクターを示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係るプロジェクターにおける接続部材の周辺部を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係るプロジェクターを示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係るプロジェクターを示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係るプロジェクターにおける接続部材の周辺部を示す模式図である。 本発明の第3実施形態に係るプロジェクターを示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係るプロジェクターを示す側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。かかる実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るプロジェクター1を示す平面図である。図2は、本発明の第1実施形態に係るプロジェクター1を示す側面図である。
本実施形態に係るプロジェクター1は、図1に示すように、光源10と、光変調系200と、投写光学系50と、フレーム60と、を備えている。光変調系200は少なくとも一つの光学部材を含む。本実施形態では、光変調系200は、ピックアップレンズユニット20と、偏光変換素子30と、光変調素子40と、入射側偏光板41と、射出側偏光板42と、を含む。
光源10は、ランバート発光タイプの発光ダイオードである。光源10は、赤色光、緑色光及び青色光を含む白色光(光源光)を射出する。このような光源10を用いることにより、プロジェクター1の小型化を図ることができる。
ピックアップレンズユニット20は、第1レンズ21と、第2レンズ22と、を備えている。第1レンズ21は、光源10に近い側に位置する。第2レンズ22は、光源10から遠い側に位置する。なお、図1ではピックアップレンズユニット20を2つのレンズで構成しているが、レンズの数は1つでもよいし、3つ以上でもよい。
第1レンズ21は、光入射面が平面状、光射出面が球面状をなす平凸レンズである。第1レンズ21は、光源10からの光の拡がり角を抑える機能を有する。
第2レンズ22は、光入射面が平面状、光射出面が非球面状をなす非球面レンズである。第2レンズ22の光射出面をピックアップレンズユニット20の照明光軸30axの方向から見た平面形状は、照明光軸30axを中心とした回転対称な形状である。第2レンズ22を照明光軸30axと平行な平面で切断した断面形状は、非球面形状である。
第2レンズ22となる非球面レンズとしては、具体的には、第2レンズ22の光射出面のコーニック定数Kが−1≦K<0のもの、すなわち放物面または横長の楕円面をなすもの等が挙げられる。
偏光変換素子30は、ピックアップレンズユニット20から入射する光を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出するものである。偏光変換素子30は、例えば、入射光のうちP偏光を透過しS偏光を反射する偏光分離膜と、偏光分離膜で反射されたS偏光を偏光分離膜を透過したP偏光と同方向に反射する反射膜と、を備えている。
光変調素子40は、偏光変換素子30から入射する光を画像情報に応じて変調し、カラー画像を形成するものである。
光変調素子40の偏光変換素子30の側には入射側偏光板41が配置されている。光変調素子40の投写光学系50の側には射出側偏光板42が配置されている。これら入射側偏光板41、光変調素子40及び射出側偏光板42によって、入射された各色光の光変調が行われる。
例えば、光変調素子40は、一対の透明なガラス基板に液晶を密閉封入した透過型の液晶光変調素子である。光変調素子40は、複数の画素からなる表示領域40Sを有している。光変調素子40は、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像信号に応じて、入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。光変調素子40は、フレキシブル配線等を有する。
光変調素子40から射出された光は、投写光学系50によって画像としてスクリーンSCR上に拡大投写され、スクリーンSCR上でフルカラー画像が形成される。
フレーム60は、光変調系200を収容する収容部210を備えている。本実施形態においては、収容部210はフレーム60を上下方向に貫通している。また、フレーム60は投写光学系50を保持する。以下、フレーム60において、スクリーンSCRの側の部分を先端部61と称する。スクリーンSCRの側とは反対側の部分を基端部62と称する。投写光学系50において、スクリーンSCR側の部分を先端部51と称する。
フレーム60の先端部61は、照明光軸30axに平行な方向から見て枠状に形成されている。フレーム60の先端部61には、投写光学系50の先端部51が挿通されている。
フレーム60の基端部62には、光源10が取り付けられている。例えば、光源10の基台の凸部がフレーム60の基端部62の凹部に嵌め込まれて固定されている。
フレーム60は、収容部210を挟む一対の側壁63,側壁64を備えている。一対の側壁63,側壁64は、光変調系200と投写光学系50とを側方から挟み込んで保持する。フレーム60の厚さ方向および光変調系200の厚さ方向各々を、一対の側壁63と側壁64とが互いに対向する方向と光変調素子40に入射する光の光軸方向とに直交する方向とする。また、フレーム60の厚さ方向をフレーム60の上下方向と呼ぶこともある。本実施形態において、光変調素子40に入射する光の光軸は光変調系の光軸、すなわち照明光軸30axと一致する。図1は、プロジェクター1を上下方向から見た平面図である。
ここで、図2に示すように、フレーム60の厚さをH1とし、光変調系200の厚さをH2とする。また、フレーム60の最も厚い部分(本実施形態ではフレーム60の先端部61)の厚さをH1maxとし、光変調系200の最も厚い部分(本実施形態では光変調素子40)の厚さをH2maxとする。
ここで、H2maxとは、光変調系200が含む複数の光学部材のうち、最も厚い光学部材の厚さである。光学部材の厚さH2は、当該光学部材において上端と下端の距離が最も大きい部分の距離として定義する。
例えば、光学部材としての光変調素子40の厚さH2は、次のように定義する。液晶は2枚の基板の間に設けられている。例えば、液晶はTFTアレイ基板と対向基板との間に設けられている。2枚の基板が組み立てられてなる光変調素子40がフレーム60の所定の位置に配置された状態において、2枚の基板の最も上端の位置と2枚の基板の最も下端の位置との間の距離を、光変調素子40の厚さH2として定義する。光変調素子40に設けられるフレキシブル配線等は、光変調素子40の上端と下端との間の距離に含めない。
また、光学部材としての偏光変換素子30の厚さH2は、偏光分離層、反射層、及び位相差板などを収容する収容部材がフレーム60の所定の位置に配置された状態において、収容部材の上端と下端との間の距離とする。例えば、偏光変換素子30が、上下方向に長手方向を有するガラス等の角柱の内部に偏光分離膜と反射膜が埋め込まれた構成を有するものである場合、偏光変換素子30の厚さH2は、前記角柱の上端と下端との間の距離として定義される。投写光学系50の厚さH1は、レンズを収容する筐体の上端と下端との間の距離とする。
本実施形態において、H1max(フレーム60の先端部61の厚さH1)とH2max(光変調素子40の厚さH2)との関係は、下記の(1)式を満たす。
H1max≦H2max・・・(1)
(1)式を満たせば、プロジェクター1を照明光軸30axと平行な方向から見たとき、フレーム60が光変調系200よりも外側(上下方向)にはみ出さないようにプロジェクター1を構成することができる。
本実施形態において、フレーム60の収容部210の上部は塞がれず、開放されている。つまり、フレーム60には、光変調系200及び投写光学系50の上方を覆う部材が存在していない。光変調系200及び投写光学系50の上方は、フレーム60の外部に開放されている。
また、本実施形態において、フレーム60の収容部210の下部は塞がれず、開放されている。つまり、フレーム60には、光変調系200及び投写光学系50の下方を覆う部材が存在していない。光変調系200及び投写光学系50の下方は、フレーム60の外部に開放されている。
側壁63には、溝63a,溝63b,溝63c,溝63dが形成されている。溝63a,溝63b,溝63c,溝63dは、それぞれフレーム60の上下方向に沿って直線状に形成されている。
側壁64には、溝64a,溝64b,溝64c,溝64dが形成されている。溝64a,溝64b,溝64c,溝64dは、それぞれフレーム60の上下方向に沿って直線状に形成されている。溝64a,溝64b,溝64c,溝64dは、それぞれ溝63a,溝63b,溝63c,溝64dと対向して配置されている。
溝63a,溝64aは、第1レンズ21を嵌め込むための溝である。溝63b,溝64bは、第2レンズ22を嵌め込むための溝である。溝63c,溝64cは、偏光変換素子30を嵌め込むための溝である。溝63d,溝64dは、光変調素子40を嵌め込むための溝である。
各光学部材が各溝に嵌め込まれることにより、各光学部材の照明光軸30axに平行な方向の位置ずれ、照明光軸30axに交差する方向の位置ずれ、及び照明光軸30axの回りの位置ずれが規制される。
図2に示すように、側壁63には、ガイド部63eが形成されている。ガイド部63eは、側壁63の側面の法線方向から見て、L字状に形成されている。
側壁64には、ガイド部64eが形成されている。ガイド部64eは、側壁64の側面の法線方向から見て、L字状に形成されている。ガイド部64eはガイド部63eと対向して配置されている。
ガイド部63e,ガイド部64eは、投写光学系50の側方に形成された突起部52を挿入する部分である。投写光学系50の先端部51がフレーム60の先端部61に挿通されるとともに、投写光学系50の突起部52がガイド部63e,ガイド部64eに挿入されることにより、投写光学系50が位置決めされる。具体的には、投写光学系50の照明光軸30axに交差する方向の位置ずれ及び照明光軸30axの回りの位置ずれが規制される。なお、投写光学系50は、ガイド部63e,ガイド部64eに沿った範囲で、照明光軸30axに平行な方向に摺動可能である。
図1に戻り、側壁64には、配線収容部64fが形成されている。配線収容部64fは、フレーム60の上下方向と平行な方向から見て、U字状に形成されている。配線収容部64fは、光変調素子40に取り付けられたフレキシブル配線等を案内する部分である。
一対の側壁63,側壁64の間には、接続部材65が設けられている。接続部材65は、フレーム60を補強するための部材である。
図3は、本発明の第1実施形態に係るプロジェクター1における接続部材65の周辺部を示す模式図である。図3(a)は、接続部材65の周辺部を照明光軸30axに平行な方向から見た図である。図3(b)は、図3(a)のA−A線に沿った断面図である。なお、図3においては、便宜上、偏光板41,偏光板42の図示を省略している。
図3(a)に示すように、接続部材65は、照明光軸30axに平行な方向から見て、矩形枠状になっている。接続部材65は、一対の側壁63,側壁64の間に設けられ、一対の側壁63,側壁64を接続する。接続部材65は、光変調素子40の表示領域40Sに対応する大きさの開口部65aを有する。接続部材65は、遮光性材料で形成されている。
図3(b)に示すように、光変調素子40が接続部材65に固定されている。光変調素子40の表示領域40Sの外側領域が接続部材65に当接している。
以上のように、本実施形態のプロジェクター1によれば、フレーム60に保持される複数の光学部材のうち最も厚い光変調素子40の上方及び下方がフレーム60の外部に開放される。そのため、筒状のフレームを用いて光変調系200の側方だけでなく上方及び下方も覆う場合と比較して、フレームの厚みの二倍分だけプロジェクター1の薄型化を図ることができる。
また、この構成によれば、接続部材65によりフレーム60を補強することができる。また、接続部材65によって光変調素子40の表示領域40Sの外側領域を遮光することができる。接続部材65が補強部材として機能するだけでなく見切り部材としても機能するため、別個に見切り部材を設ける必要がなくなり、プロジェクター1の小型化を図ることができる。
また、この構成によれば、光変調素子40が側壁63,側壁64及び接続部材65の双方に保持される。そのため、光変調素子40を強固に保持することができる。
また、本実施形態においては、フレーム60の収容部210の上部および下部は塞がれず、開放されているが、これに限らない。例えば、フレーム60の収容部210の上部のみ開放されていてもよいし、フレーム60の収容部210の下部のみ開放されていてもよい。フレーム60の収容部210の上部および下部のうち少なくとも一方が開放されていればよい。
また、本実施形態においては、光変調素子40が接続部材65に固定されているが、これに限らない。例えば、光変調素子40以外の光学部材が接続部材65に固定されていてもよい。
(第2実施形態)
図4は、図1に対応した、本発明の第2実施形態に係るプロジェクター2を示す平面図である。図5は、図2に対応した、本発明の第2実施形態に係るプロジェクター2を示す側面図である。
図4及び図5に示すように、本実施形態に係るプロジェクター2は、フレーム60の収容部210の上部にシート部材70が設けられている点、射出側偏光板42(偏光板)と光変調素子40との間には隙間80(図6(b)参照)が形成されている点、で上述の第1実施形態に係るプロジェクター1と異なっている。その他の点は上述の構成と同様であるので、図1及び図2と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
シート部材70は、光変調系200及び投写光学系50の上方を覆っている。シート部材70の肉厚は、フレーム60の肉厚よりも薄い。シート部材70は、セロファン、金属箔、樹脂膜などの薄膜を用いる。例えば、シート部材70の肉厚は、50μm〜200μmの範囲内の値に設定されている。
本実施形態においても、H1max(フレーム60の先端部61の厚さH1)とH2max(光変調素子40の厚さH2)との関係は、上記の(1)式を満たしている。
図6は、図3に対応した、本発明の第2実施形態に係るプロジェクター2における接続部材65の周辺部を示す模式図である。図6(a)は、接続部材65の周辺部を照明光軸30axに平行な方向から見た図である。図6(b)は、図6(a)のB−B線に沿った断面図である。
図6(b)に示すように、射出側偏光板42が接続部材65の一面の側に固定されている。光変調素子40が接続部材65の一面とは反対側に固定されている。射出側偏光板42と光変調素子40との間には隙間80が形成されている。
本実施形態のプロジェクター2によれば、プロジェクター2の厚さを薄く抑えつつフレーム60の内部に塵埃等の異物が入り込むことを抑制することができる。
また、この構成によれば、射出側偏光板42と光変調素子40との間に隙間80が形成されるため、射出側偏光板42に蓄積される熱が光変調素子40に伝わることが抑制される。そのため、熱の影響により光変調素子40の駆動状態が不安定になることを抑制できる。また、射出側偏光板42に付着した塵埃等の異物が投写画像に写り込むことが抑制される。そのため、投写画像にぼやけのない高品質な画像を表示することが可能となる。
なお、本実施形態においては、射出側偏光板42と光変調素子40との間に隙間80が形成されているが、これに限らない。例えば、入射側偏光板41と光変調素子40との間に隙間が形成されていてもよい。この場合、光変調素子40の光入射面の側に接続部材を設け、当該接続部材の光変調素子40の側とは反対側に入射側偏光板41を固定すればよい。これにより、入射側偏光板41に蓄積される熱が光変調素子40に伝わることが抑制される。また、入射側偏光板41に付着した塵埃等の異物が投写画像に写り込むことが抑制される。
(第3実施形態)
図7は、図1に対応した、本発明の第3実施形態に係るプロジェクター3を示す平面図である。図8は、図2に対応した、本発明の第3実施形態に係るプロジェクター3を示す側面図である。
図7及び図8に示すように、本実施形態に係るプロジェクター3は、フレーム60に天板66及び底板67が設けられている点で上述の第1実施形態に係るプロジェクター1と異なっている。その他の点は上述の構成と同様であるので、図1及び図2と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
天板66は、ピックアップレンズユニット20及び偏光変換素子30の上方を覆っている。光変調素子40及び投写光学系50の上方は、フレーム60の外部に開放されている。
底板67は、ピックアップレンズユニット20及び偏光変換素子30の下方を覆っている。光変調素子40及び投写光学系50の下方は、フレーム60の外部に開放されている。
本実施形態においては、フレーム60の各部における厚さH1’を、フレーム60に天板66と底板67とを含めた構造物の厚さとし、H1’の最大値をH1maxとする。本実施形態においても、H1maxはフレーム60の先端部61の厚さH1である。本実施形態においても、H1maxとH2maxとの関係は、上記の(1)式を満たしている。
本実施形態のプロジェクター3においても、プロジェクター3の厚さを薄く抑えつつフレーム60の内部に塵埃等の異物が入り込むことを抑制することができる。
なお、上記各実施形態においては、白色光を射出する光源10としたが、本発明はこれに限定されるものではない。白色光以外の光(例えば、特定の色光成分を多く含む光)を射出する光源としてもよい。
上記各実施形態においては、光源10としてランバート発光タイプの発光ダイオードを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、光源として半導体レーザーからなる固体光源を用いてもよい。また、光源として固体光源以外の光源を用いてもよい。
上記各実施形態においては、透過型のプロジェクターを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、反射型のプロジェクターを用いてもよい。
上記各実施形態においては、1つの光変調素子を用いたプロジェクターを例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。2つ以上の光変調素子を用いたプロジェクターにも適用可能である。例えば、赤色光用の光変調素子と青色光用の光変調素子と緑色光用の光変調素子とを用いる場合、例えば偏光変換素子の後段に、公知の色分離光学系を配置すればよい。
本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクターに適用する場合にも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投写型プロジェクターに適用する場合にも可能である。
1,2…プロジェクター、40…光変調素子、40S…表示領域、42…射出側偏光板(偏光板)、50…投写光学系、60…フレーム、63…側壁、64…側壁、65…接続部材、65a…開口部、70…シート部材、200…光変調系、H1…フレームの厚さ、H1max…フレームにおいて最も厚い部分の厚さ、H2…光変調系の厚さ、H2max…光変調系において最も厚い部分の厚さ

Claims (7)

  1. 光源と、
    前記光源から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調系と、
    前記光変調系から射出された光を画像として投写する投写光学系と、
    前記光変調系を収容する収容部と該収容部を挟む一対の側壁とを備えたフレームと、を含み、
    前記フレームの厚さ方向および前記光変調系の厚さ方向各々を、前記一対の側壁が互いに対向する方向と前記光変調系の光軸方向とに直交する方向とし、前記フレームのうち最も厚い部分の厚さをH1maxとし、前記光変調系のうち最も厚い部分の厚さをH2maxとしたとき、該H1maxと該H2maxが、H1max≦H2maxの関係を満たすプロジェクター。
  2. 前記フレームの厚さ方向を前記フレームの上下方向としたとき、前記収容部の上方と下方のうち少なくとも一方が開放されている請求項1に記載のプロジェクター。
  3. 光源と、
    前記光源から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調系と、
    前記光変調系から射出された光を画像として投写する投写光学系と、
    前記光変調系を収容する収容部と該収容部を挟む一対の側壁とを備えたフレームと、を含み、
    前記フレームの上下方向を、前記一対の側壁が互いに対向する方向と前記光変調系の光軸方向とに直交する方向としたとき、前記収容部の上方と下方のうち少なくとも一方が開放されているプロジェクター。
  4. 前記収容部の上方と下方のうち少なくとも一方に、前記フレームの肉厚よりも薄いシート部材が設けられている請求項2または3に記載のプロジェクター。
  5. 前記光変調系は、複数の画素からなる表示領域を有する光変調素子を含み、
    前記一対の側壁の間には、前記一対の側壁を接続する接続部材が設けられており、
    前記接続部材は、前記光変調素子の前記表示領域に対応する開口部を有する請求項1ないし4のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  6. 前記光変調系が含む一の光学部材が前記接続部材に固定されている請求項5に記載のプロジェクター。
  7. 前記光変調系が含む一の光学部材が偏光板であり、
    前記偏光板は、前記接続部材の一面の側に固定されており、
    前記光変調素子は、前記接続部材の前記一面とは反対側に固定されている請求項6に記載のプロジェクター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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