JP2601586Y2 - アルバダ式ファインダ装置 - Google Patents

アルバダ式ファインダ装置

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JP2601586Y2
JP2601586Y2 JP1993012842U JP1284293U JP2601586Y2 JP 2601586 Y2 JP2601586 Y2 JP 2601586Y2 JP 1993012842 U JP1993012842 U JP 1993012842U JP 1284293 U JP1284293 U JP 1284293U JP 2601586 Y2 JP2601586 Y2 JP 2601586Y2
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彰博 荒井
隆 上条
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本考案は、物体側より負レンズと正レンズ
を有し、負レンズの正レンズ側の面に、半透過反射面を
形成したアルバダ式ファインダ装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】ここで言うパノラマ撮影
とは、スチルカメラにおいて、フィルムの前に位置する
アパーチャサイズを、通常の35mmフルサイズ画面より横
長の所謂パノラマサイズ(トリミングサイズ)とし、フ
ィルムの上下の一定幅内に画像を写し込まないようにし
て、プリント時に、この横長画面を横長印画紙に焼き付
けるものである。
【0003】このようなパノラマ撮影を可能とするパノ
ラマ撮影モードを備えたカメラには、ファインダ視野内
に、大サイズ視野枠によって規定される35mmフルサイズ
の撮影範囲とは別に、これより小さい横長の小サイズ視
野枠によってパノラマ撮影範囲を示すものがある。この
サイズの異なる撮影範囲を、例えば、物体側より負レン
ズと正レンズを有しこの負レンズの該正レンズ側の面に
半透過反射面を形成したアルバダ式ファインダ装置にお
いて実現させる場合は、正レンズの表裏いずれか一方の
面に、大サイズ視野枠と、小サイズ視野枠を示す大サイ
ズ視野枠より小さい枠線をそれぞれに描いておき、これ
らの枠線を正レンズの前方に位置する半透過反射面に反
射させて、接眼側から覗いたときに、両枠線の虚像を視
認できるように構成する。そして両枠線の虚像を視認で
きる状態において、例えば通常のフルサイズの撮影時に
は、小サイズ視野枠を示す枠線を無視し、大サイズ視野
枠を意識できるようにファインダ視野全体を目視し、ま
たパノラマ撮影時には、小サイズ視野枠を意識しながら
ファインダ視野を目視する。
【0004】しかし、このような構造のファインダ装置
を備えたカメラでは、撮影時、モード切替用のスイッチ
類をその都度見なければ、撮影画面が35mmフルサイズに
切り替えられているのかパノラマサイズに切り替えられ
ているのかを判別することができず、このため、撮影画
面のサイズを確認しているうちにシャッタチャンスを逃
してしまう等の問題があった。
【0005】
【考案の目的】本考案は、このような問題に鑑みて成さ
れたものであり、例えば、切り替えた撮影モードをファ
インダを覗いたままで識別できるようなカメラを提供可
能とするアルバダ式ファインダ装置を得ることを目的と
している。
【0006】
【考案の概要】上記目的を達成する本考案は、物体側よ
り負レンズと正レンズを有し、負レンズの正レンズ側の
面に、半透過反射面を形成したアルバダ式ファインダ装
置において、上記正レンズの表裏の少なくとも一方の面
に向けて投光する光源を設け、この光源からの光を受け
る上記正レンズの面上に、該光源からの光を上記半透過
反射面に向けて反射する一方、物体側からの外光は上記
半透過反射面以外の方向に反射するプリズムを設けたこ
と特徴としている。
【0007】本考案はまた、物体側より負レンズと正レ
ンズを有し、負レンズの正レンズ側の面に、半透過反射
面を形成したアルバダ式ファインダ装置において、該ア
ルバダ式ファインダ装置の視野内に、このファインダ装
置を搭載したカメラのフルサイズ撮影画面に対応する大
サイズ視野枠、およびこの撮影画面より小さい撮影画面
に対応する小サイズ視野枠を形成し、上記正レンズの表
裏の少なくとも一方の面に向けて投光する光源を設け、
この光源からの光を受ける上記正レンズの面上に、該光
源からの光を上記半透過反射面に向けて反射する一方、
物体側からの外光は上記半透過反射面以外の方向に反射
する識別部分を設けたことを特徴としている。この識別
部分は、光源からの光を上記半透過反射面に向けて反射
する、小サイズ視野枠に対応させて正レンズの上記面上
に設けたプリズムとして構成することができる。また光
源を、フルサイズの撮影画面より小さい撮影画面が選択
されたときオンして投光するように構成することが望ま
しい。
【0008】
【実施例】以下図示実施例に基づいて本考案を説明す
る。図6は、本考案を適用したアルバダ式ファインダ装
置のレンズ構成を示す側面図である。このアルバダ式フ
ァインダ装置は、光軸前方(対物側)から順に、正レン
ズである第一レンズ(対物レンズ)L1、負レンズであ
る第二レンズL2、負レンズである第三レンズL3、正
レンズである第四レンズL4、および正レンズである第
五レンズ(接眼レンズ)L5を有している。なお、同図
中のOは光軸を示している。
【0009】図1は、このような構成を有するアルバダ
式ファインダ装置の第三レンズL3と第四レンズL4を
拡大して示すもので、この第三レンズL3と第四レンズ
L4に本考案を適用している。図2は、図1に示す第三
レンズL3と第四レンズL4の側面図である。第三レン
ズL3は凹面11a、11bを有していて、この凹面1
1bは、コーティング等により半透過反射面とされてい
る。また第四レンズL4は、この半透過反射面である凹
面11bの直後方に位置する面が平坦面12aとされ、
後方(接眼側)に向いた面が凸面12bとされている。
【0010】平坦面12aには、通常の35mmフルサイズ
に対応させた大サイズ視野枠17と、所謂パノラマサイ
ズに対応させた小サイズ視野枠15と、この大サイズ視
野枠17の略中心に位置させた測距ゾーン14が蒸着さ
れている。小サイズ視野枠15は、大サイズ視野枠17
の上下から一定の距離を置いて、横一列となるように左
右2箇所ずつ短く描かれている。小サイズ視野枠15の
上下それぞれの中央部に、識別表示マーク18′を形成
すべき微小プリズム(識別部分)18が、一体に突出形
成(又は接着)されている。この微小プリズム18は、
下方から投光される光を直前方に位置する凹面11bに
向けて反射することができるようにその角度が設定され
ている。
【0011】第三レンズL3と第四レンズL4の中間に
おいて、平坦面12aの直前下方のファインダ視野外に
は、LED等の光源19が設けられている。この光源1
9は、下方から微小プリズム18を含む平坦面12aに
投光し、該微小プリズム18で反射する光をさらに凹面
11bで反射させて、第五レンズL5側から覗いたとき
に、微小プリズム18の虚像を識別表示マーク18′
(図5)として視認できるようにする。光源19は、撮
影者の操作によって撮影画面がパノラマサイズに切り替
えられたとき、制御部20の指令に基づいてオンして投
光するように構成されており、そのオン、オフ時に、上
記識別表示マーク18′の輝度状態を変化させる。
【0012】上記構成を有する本第一実施例のファイン
ダ装置は、次のように機能する。すなわち、通常の35mm
フルサイズによる撮影状態において、光源19はオフさ
れて消灯状態となっている。この状態において、第四レ
ンズL4の平坦面12aに描かれた測距ゾーン14、小
サイズ視野枠15、大サイズ視野枠17はその像を、直
前方の第三レンズL3の凹面11bで反射させている。
このとき第五レンズL5側から覗くと、ファインダ視野
内に、図5の表示が識別表示マーク18′を暗くした状
態で見えるため、撮影者は、大サイズ視野枠17を現在
の撮影モードに対応する視野枠として認識し、通常の35
mmフルサイズとした撮影を行なう。
【0013】またパノラマ撮影を行なうため、パノラマ
撮影モードに切り替えると、制御部20の指令により光
源19がオンして点灯し、微小プリズム18が、この光
源19からの投光光を直前方の第三レンズL3の凹面1
1bに向けて反射する。この微小プリズム18で反射し
た光a、bは、さらに半透過反射面である凹面11bで
反射して後方に向かう。このとき第五レンズL5側から
覗くと、ファインダ視野内に、図5の表示が識別表示マ
ーク18′を明るくした状態で見えるため、撮影者は、
小サイズ視野枠15を現在の撮影モードに対応する視野
枠として認識して、所謂パノラマ撮影を行なう。
【0014】このように本考案による第一実施例によれ
ば、切り替えられた撮影モードを、ファインダを覗いた
ままで判別することができるため、モード切替用のスイ
ッチ類を一々見なくてもよく、従って、撮影画面サイズ
を確認している間にシャッタチャンスを逃してしまう等
の問題を無くすることができる。
【0015】上記第一実施例では、測距ゾーン14、小
サイズ視野枠15、大サイズ視野枠17および微小プリ
ズム18を第四レンズL4の平坦面12aに設け、光源
19を第四レンズL4の平坦面12aの直前下方に設け
たが、これらの測距ゾーン14、小サイズ視野枠15、
大サイズ視野枠17、微小プリズム18、および光源1
9の位置を変更させた第二実施例を、図3および図4に
より説明する。
【0016】同実施例において、測距ゾーン14、小サ
イズ視野枠15、大サイズ視野枠17および微小プリズ
ム18は、第四レンズL4の凸面12bに、第一実施例
と同様の配置で設けられている。すなわち、測距ゾーン
14、小サイズ視野枠15、大サイズ視野枠17が凸面
12bの表面に蒸着され、上下の小サイズ視野枠15と
並ぶ位置には、凸面12bを内方に向けて切り欠いた微
小プリズム18が形成されている。また光源19は、第
四レンズL4の真下に設けられていて、上記第一実施例
と同様に、パノラマ撮影モードの選択時にオンして投光
しその投光光を第四レンズL4の内方に突出形成した微
小プリズム18で前方に反射する。
【0017】したがって、このような構成の第二実施例
においても第一実施例と同様、ファインダ視野内に、図
5の表示を識別表示マーク18′の輝度を変化させた状
態で視認させることができるので、ファインダを覗いた
ままで切り替えられた現在の撮影モードを認識し、撮影
することができる。
【0018】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ファイン
ダ視野外に光源を設け、この光源からの光を受ける正レ
ンズの面上に、該光源からの光を半透過反射面に向けて
反射する一方で、物体側からの外光は上記半透過反射面
以外の方向に反射する識別部分(プリズム)を設けたの
で、アルバダ式ファインダ装置において、ファインダ内
の特定の表示部分の表示態様(輝度状態)を、必要に応
じて選択的に異ならせることができる。例えばファイン
ダ視野内に異なる撮影画面サイズに対応する大小の視野
枠を設け、識別手段を該大小の視野枠の何れかに対応さ
せて設け、この識別手段によって形成される識別表示マ
ークの輝度状態を撮影モードの切り替えに連動して変化
させるように構成することが可能となる。その場合は、
撮影モードの切り替え状況を、ファインダを覗いている
だけで判別することが可能となるから、撮影画面サイズ
を確認している間にシャッタチャンスを逃してしまう等
の問題を無くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による第一実施例のファインダ装置の要
部を示す斜視図である。
【図2】同実施例のファインダ装置の要部を示す側面図
である。
【図3】本考案による第二実施例のファインダ装置の要
部を示す斜視図である。
【図4】同実施例のファインダ装置の要部を示す側面図
である。
【図5】識別表示マークを表示させた状態の同ファイン
ダ装置のファインダ視野を示す正面図である。
【図6】本考案を適用したファインダ装置のレンズ構成
を示す側面図である。
【符号の説明】
11a 凹面 11b 凹面(半透過反射面) 12a 平坦面 12b 凸面 14 測距ゾーン 15 小サイズ視野枠 17 大サイズ視野枠 18 微小プリズム(識別部分) 18′ 識別表示マーク 19 光源 20 制御部 L1 第一レンズ L2 第二レンズ L3 第三レンズ L4 第四レンズ L5 第五レンズ O 光軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 13/08

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より負レンズと正レンズを有し、
    負レンズの正レンズ側の面に、半透過反射面を形成した
    アルバダ式ファインダ装置において、 上記正レンズの表裏の少なくとも一方の面に向けて投光
    する光源を設け、 この光源からの光を受ける上記正レンズの面上に、該光
    源からの光を上記半透過反射面に向けて反射する一方、
    物体側からの外光は上記半透過反射面以外の方向に反射
    するプリズムを設けたことを特徴とするアルバダ式ファ
    インダ装置。
  2. 【請求項2】 物体側より負レンズと正レンズを有し、
    負レンズの正レンズ側の面に、半透過反射面を形成した
    アルバダ式ファインダ装置において、該アルバダ式ファインダ装置の視野内に、このファイン
    ダ装置を搭載したカメラのフルサイズ撮影画面に対応す
    る大サイズ視野枠、およびこの撮影画面より小さい撮影
    画面に対応する小サイズ視野枠を形成し、 上記正レンズの表裏の少なくとも一方の面に向けて投光
    する光源を設け、 この光源からの光を受ける上記正レンズの面上に、該光
    源からの光を上記半透過反射面に向けて反射する一方、
    物体側からの外光は上記半透過反射面以外の方向に反射
    する識別部分を設けたことを特徴とするアルバダ式ファ
    インダ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のファインダ装置におい
    て、識別部分は、光源からの光を上記半透過反射面に向
    けて反射する、小サイズ視野枠に対応させて正レンズの
    上記面上に設けたプリズムである、アルバダ式ファイン
    ダ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のファインダ装置におい
    て、光源は、フルサイズの撮影画面より小さい撮影画面
    が選択されたときオンして投光する、アルバダ式ファイ
    ンダ装置。
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