JPH05107598A

JPH05107598A - 採光式ブライトフレームフアインダ

Info

Publication number: JPH05107598A
Application number: JP26766591A
Authority: JP
Inventors: Kiyotaka Kobayashi; 清隆小林; Kazunori Ono; 和則大野; Seiji Asano; 征次浅野; Hideo Kobayashi; 英雄小林
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd; Fuji Photo Optical Co Ltd
Current assignee: Fujinon Corp; Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1991-10-16
Filing date: 1991-10-16
Publication date: 1993-04-30

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】第１のサイズの撮影か第２のサイズの撮影かに
応じて第１のサイズ用の視野枠か第２のサイズ用の視野
枠かのいずれか一方の視野枠のみを表示可能にする。【構成】採光式ブライトフレームファインダにおいて、
フルサイズの撮影時かパノラマサイズの撮影時かに応じ
てフルサイズ用の視野枠とパノラマサイズ用の視野枠と
を切り換える。即ち、フルサイズ用の視野枠１４Ａと、
パノラマサイズ用の視野枠１４Ｂの２つの視野枠を準備
し、フルサイズの撮影時にフルサイズ用の視野枠を所定
位置に挿入し、パノラマサイズの撮影時にパノラマサイ
ズ用の視野枠を所定位置に挿入する。また、上記２つの
視野枠の代わりに、フルサイズ用の視野枠とパノラマサ
イズ用の視野枠の表示が可能な液晶表示器を用いること
もできる。これにより、フルサイズの撮影かパノラマサ
イズの撮影かに応じた視野枠のみを表示できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は採光式ブライトフレーム
ファインダに係り、特にフルサイズ及びパノラマサイズ
の撮影が可能なカメラに適応される採光式ブライトフレ
ームファインダに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、フルサイズ及びパノラマサイズの
撮影が可能なカメラに適応されるファインダには、図５
に示すような視野枠が用いられている。同図において、
２はフルサイズ用の視野枠であり、４は近距離撮影時の
パララックス補正用の視野枠であり、６はパノラマサイ
ズ用の視野枠であり、８はターゲットマークである。

【０００３】即ち、フルサイズの撮影を行う場合には、
被写体が視野枠２に入るように構図を決め、また近距離
撮影時には視野枠４よりも上に被写体が入らないように
構図を決め、更にパノラマサイズの撮影の場合には、被
写体が視野枠６に入るように構図を決める。尚、フルサ
イズの縦横比は２：３であり、パノラマサイズの縦横比
は１：2.6である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のファインダの場合には、フルサイズの撮影かパノラ
マサイズの撮影かに応じて撮影者が視野枠を選択し、そ
の選択した視野枠に被写体が入るように構図を決めなけ
ればならず、常に視野枠の選択に注意を払う必要があ
り、また、フルサイズの撮影時にパノラマサイズ用の視
野枠を使用したり、パノラマサイズの撮影時にフルサイ
ズ用の視野枠を使用したりするといった間違いが発生し
やいという問題がある。

【０００５】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、第１のサイズの撮影か第２のサイズの撮影かに
応じて第１のサイズ用の視野枠か第２のサイズ用の視野
枠かのいずれか一方の視野枠のみを表示することができ
る採光式ブライトフレームファインダを提供することを
目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、第１のサイズ及び第２のサイズの撮影が可
能なカメラに適応され、視野枠の虚像と被写体の像とを
ハーフミラーを介して重ねて表示する採光式ブライトフ
レームファインダにおいて、前記採光式ブライトフレー
ムファインダの視野枠としてそれぞれ所定の位置に出し
入れ自在に配設された第１のサイズ用の視野枠及び第２
のサイズ用の視野枠と、第１のサイズの撮影時に前記第
２のサイズ用の視野枠を前記所定の位置に挿入し、第２
のサイズの撮影時に前記第２のサイズ用の視野枠を前記
所定の位置に挿入する視野枠切換機構と、を備えたこと
を特徴としている。

【０００７】

【作用】本発明によれば、採光式ブライトフレームファ
インダにおいて、第１のサイズの撮影時か第２のサイズ
の撮影時かに応じて第１のサイズ用の視野枠と第２のサ
イズ用の視野枠とを切り換えるようにしている。即ち、
第１のサイズ用の視野枠と、第２のサイズ用の視野枠の
２つの視野枠を準備し、第１のサイズの撮影時に第１の
サイズ用の視野枠を所定位置に挿入し、第２のサイズの
撮影時に第２のサイズ用の視野枠を所定位置に挿入する
ようにしている。

【０００８】本発明の他の態様によれば、第１のサイズ
用の視野枠と第２のサイズ用の視野枠の表示が可能な液
晶表示手段を用いている。即ち、第１のサイズの撮影時
には液晶表示手段にフルサイズ用の視野枠を表示させ、
第２のサイズの撮影時には液晶表示手段に第２のサイズ
用の視野枠を表示させるようにしている。これにより、
第１のサイズの撮影か第２のサイズの撮影かに応じた視
野枠のみを表示することができるようにしている。

【０００９】

【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る採光式ブ
ライトフレームファインダの好ましい実施例を詳述す
る。図１は本発明に係る採光式ブライトフレームファイ
ンダの一実施例を示す図であり、この採光式ブライトフ
レームファインダはフルサイズ及びパノラマサイズの撮
影が可能なカメラに適応される。即ち、この種のカメラ
は、周知のようにパノラマサイズの撮影とフルサイズの
撮影とを切り換える切換レバーを有し、この切換レバー
によってパノラマサイズの撮影に切り換えられると、上
下の遮光部材によってフイルムの上下が遮光され、フイ
ルムはパノラマサイズの縦横比で露光され、一方、フル
サイズの撮影に切り換えられると、上下の遮光部材は退
避させられ、フイルムはフルサイズの縦横比で露光され
る。

【００１０】さて、図１に示すように採光式ブライトフ
レームファインダは、対物レンズ１０と、接眼レンズ１
２と、採光式の視野枠板１４と、ハーフミラー１６と、
凹面鏡１８とから構成されている。視野枠板１４は、例
えば図２に示すようにフルサイズ用の視野枠１４Ａとパ
ノラマサイズ用の視野枠１４Ｂとを有し、いずれか一方
の視野枠が所定の視野枠位置に移動できるように移動自
在に配設されている。

【００１１】そして、フルサイズの撮影時には、フルサ
イズ用の視野枠１４Ａが前記所定の視野枠位置に移動さ
せられ、パノラマサイズの撮影時にはパノラマサイズ用
の視野枠１４Ｂが前記所定の視野枠位置に移動させられ
る。尚、前述したようにフルサイズの撮影とパノラマサ
イズの撮影とは切換レバーによって切り換えられるが、
前記フルサイズ用の視野枠１４Ａとパノラマサイズ用の
視野枠１４Ｂとの切り換えは、前記切換レバーに機械的
に連動する図示しない機構によって、又は前記切換レバ
ーの切換位置に応じて駆動されるアクチュエータによっ
て行われる。

【００１２】さて、フルサイズの撮影時には、カメラ上
面からの光でフルサイズ用の視野枠１４Ａが照明され、
この照明された視野枠１４Ａはハーフミラー１６を透過
して凹面鏡１８で反射され、さらにハーフミラー１６で
反射され、その虚像が遠方で結ばれる。そして、接眼レ
ンズ１２によって視野枠の虚像と被写体の像とを同時に
観察することになる。

【００１３】一方、パノラマサイズの撮影時には、視野
枠が前記フルサイズ用の視野枠１４Ａからパノラマサイ
ズ用の視野枠１４Ｂに切り換えられるだけで、上記と同
様にして視野枠１４Ｂの虚像が被写体の像と重ねられ
る。尚、視野枠の照明は、対物レンズ１０からハーフミ
ラー１６を介して行うようにしてもよい。また、視野枠
板１４の代わりに、フルサイズ用の視野枠とパノラマサ
イズ用の視野枠とを切換表示可能な液晶表示器を用いる
ようにしてもよい。

【００１４】図３は本発明に係る採光式ブライトフレー
ムファインダの他の実施例を示す図である。尚、図１と
共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は
省略する。図３に示すようにこの採光式ブライトフレー
ムファインダは、図１に示した凹面鏡１８の代わりに、
対物レンズ２０の内側の面２０Ａを用いている点で相違
する。即ち、対物レンズ２０の内側の面２０Ａは、半透
明な凹面鏡となるように反射膜が蒸着されている。

【００１５】従って、カメラ上面からの採光で照明され
た視野枠板１４のフルサイズ用の視野枠１４Ａ又はパノ
ラマサイズ用の視野枠１４Ｂは、ハーフミラー１６を介
して対物レンズ２０の内側の面２０Ａで反射され、その
虚像が遠方で結ばれる。そして、接眼レンズ１２によっ
てこの視野枠の虚像と被写体の像とを同時に観察するこ
とになる。

【００１６】図４は本発明に係る採光式ブライトフレー
ムファインダの更に他の実施例を示す図である。尚、図
１と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説
明は省略する。図４に示すようにこの採光式ブライトフ
レームファインダは、図１に示した凹面鏡１８の代わり
に、中間レンズ２２を用いている。また、視野枠板２４
は図１の視野枠板１４よりもハーフミラー１６から離間
して配設されている。尚、視野枠板２４側がカメラの上
面側である。

【００１７】従って、カメラ上面からの採光で照明され
た視野枠板２４のフルサイズ用の視野枠又はパノラマサ
イズ用の視野枠は、中間レンズ２２を介してハーフミラ
ー１６に反射され、遠方に視野枠の虚像が作られる。そ
して、接眼レンズ１２によって視野枠の虚像とで被写体
の像とを同時に観察することになる。本発明の実施例で
は第１のサイズをフルサイズ、第２のサイズをパノラマ
サイズとしたが、第２のサイズをハーフサイズ、シネサ
イズ、又はハイビジョンサイズにしてもよい。また、フ
ルサイズ、パノラマサイズ、ハーフサイズ、シネサイ
ズ、ハイビジョンサイズの中から適宜第１、第２のサイ
ズを選ぶようにしてもよい。

【００１８】

【発明の効果】以上説明したように本発明に係る採光式
ブライトフレームファインダによれば、第１のサイズの
撮影か第２のサイズの撮影かに応じて第１のサイズ用の
視野枠か第２のサイズ用の視野枠かのいずれか一方の視
野枠のみを表示することができ、これにより視野枠が見
やすくなるとともに、視野枠を間違えて構図を決めると
いう問題も解決できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明に係る採光式ブライトフレームフ
ァインダの一実施例を示す図である。

【図２】図２は図１に示した視野枠板の平面図である。

【図３】図３は本発明に係る採光式ブライトフレームフ
ァインダの他の実施例を示す図である。

【図４】図４は本発明に係る採光式ブライトフレームフ
ァインダの更に他の実施例を示す図である。

【図５】図５はフルサイズ及びパノラマサイズの撮影が
可能なカメラに適応される従来のファインダの視野枠の
平面図である。

【符号の説明】１０、２０…対物レンズ１２…接眼レンズ１４、２４…視野枠板１４Ａ…フルサイズ用の視野枠１４Ｂ…パノラマサイズ用の視野枠１６…ハーフミラー１８…凹面鏡２２…中間レンズ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者浅野征次埼玉県大宮市植竹町１丁目324番地富士写真光機株式会社内 (72)発明者小林英雄埼玉県大宮市植竹町１丁目324番地富士写真光機株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】第１のサイズ及び第２のサイズの撮影が
可能なカメラに適応され、視野枠の虚像と被写体の像と
をハーフミラーを介して重ねて表示する採光式ブライト
フレームファインダにおいて、前記採光式ブライトフレームファインダの視野枠として
それぞれ所定の位置に出し入れ自在に配設された第１の
サイズ用の視野枠及び第２のサイズ用の視野枠と、第１のサイズの撮影時に前記第２のサイズ用の視野枠を
前記所定の位置に挿入し、第２のサイズの撮影時に前記
第２のサイズ用の視野枠を前記所定の位置に挿入する視
野枠切換機構と、を備えたことを特徴とする採光式ブライトフレームファ
インダ。
【請求項２】第１のサイズ及び第２のサイズの撮影が
可能なカメラに適応され、視野枠の虚像と被写体の像と
をハーフミラーを介して重ねて表示する採光式ブライト
フレームファインダにおいて、前記採光式ブライトフレームファインダの視野枠として
配設され、第１のサイズ用の視野枠と第２のサイズ用の
視野枠とを切換表示可能な液晶表示手段と、第１のサイズの撮影時に前記液晶表示手段に第１のサイ
ズ用の視野枠を表示させ、第２のサイズの撮影時に前記
液晶表示手段に第２のサイズ用の視野枠を表示させる手
段と、を備えたことを特徴とする採光式ブライトフレームファ
インダ。