JP5135237B2 - 気筒休止内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用の気筒休止内燃機関に係り、詳細には、休筒運転時において吸気騒音を低減し得る吸気装置の構成に関する。
自動車用内燃機関の騒音対策として、吸気装置(吸気系)にレゾネータを設ける技術が知られている。レゾネータは、例えば、一端が吸気装置の吸気通路に連通する管状部材と、管状部材の他端に設けられた共鳴室とから構成され、その共鳴周波数、すなわち低減可能な周波数は、管状部材の内径や長さ、共鳴室の容量(容積)によって定まる。そのため、自動車の運転状態に応じた吸気騒音の低減を実現するべく、管状部材と共鳴室との連結部分をアクチュエータの駆動により開閉する開閉板を設け、管状部材の内径を変化させてレゾネータの共鳴周波数を変更可能にしたものがある(例えば、特許文献1)。
特開昭59−215913号公報
複数のバンクを備え、自動車の運転状態に応じて特定バンクの気筒を稼動停止する気筒休止内燃機関において、全ての気筒を稼動する全筒運転から、特定バンクの気筒を稼動停止する休筒運転に移行すると、低周波数成分の振動(約300Hz)が増加することが確認されている。そのため、全筒運転から休筒運転に移行した際に低周波数成分の振動を低減させるためには、レゾネータの共鳴室の容量を増加させることが必要となる。しかしながら、上述した特許文献1のようなレゾネータは、管状部材の内径を変化させることにより共鳴周波数を変化させることは可能であるが、低周波数成分の振動を効果的に低減するためには、共鳴室の容量を予め大型に形成しておく必要がある。
また、V型内燃機関においては、各シリンダバンクに対応する2系統の吸気装置を設け、それぞれの吸気装置にレゾネータを設ける構成がある。このような構成では、特にレゾネータの大型化はエンジンの大型化につながる。
本発明は以上の観点に基づきなされたものであって、レゾネータを大型化することなく、全筒運転時および休筒運転時のいずれにおいても効果的に吸気騒音を低減することができる可変気筒内燃機関を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の発明は、第1シリンダバンク(フロントシリンダバンク11a)および第2シリンダバンク(リアシリンダバンク11b)を備え、前記第1シリンダバンクおよび前記第2シリンダバンクの気筒のすべてを稼動する全筒運転と、前記第1シリンダバンクの気筒を休止する休筒運転とを切り換え可能な気筒休止内燃機関(エンジン10)において、前記第1シリンダバンクの気筒に連通する第1吸気通路(41)と、前記第2シリンダバンクの気筒に連通する第2吸気通路(51)と、前記第1吸気通路に介装された第1制御弁(第1スロットルバルブ46)と、前記第2吸気通路に介装された第2制御弁(第2スロットルバルブ57)と、前記第1吸気通路の前記第1制御弁の上流側に設けられた第1レゾネータ(49)と、前記第2吸気通路の前記第2制御弁の上流側に設けられた第2レゾネータ(60)と、前記第1吸気通路の前記第1吸気制御弁と前記第1レゾネータとの間の部分と、前記第2吸気通路の前記第2吸気制御弁と前記第2レゾネータとの間の部分とを連通するバイパス通路(61)と、前記第2吸気通路の前記第2レゾネータの上流側に介装された第3制御弁(開閉バルブ53)とを備え、前記第3制御弁が、全筒運転時に開かれる一方、休筒運転時に閉じられることを特徴とする。
この構成によれば、第1シリンダバンクが休止する休筒運転時には、吸気は第1吸気通路、バイパス通路、第2吸気通路を順に通過して第2シリンダバンクに流入する。この吸気が通過する通路には第1レゾネータおよび第2レゾネータが設けられているため、2つのレゾネータを協働させることができ、低周波数の振動を効果的に低減することができる。そのため、それぞれのレゾネータを小型化することができるとともに、2つのレゾネータの大きさを均一にすることが容易になる。
第2の発明は第1の発明において、前記第1吸気通路の前記第1制御弁の下流側および前記第2吸気通路の前記第2制御弁の下流側に介装された単一のチャンバ(共用サージタンク63)を備え、前記第1制御弁が、休筒運転時に閉じられることを特徴とする。
この構成によれば、吸気脈動を防止するチャンバを第1吸気通路および第2吸気通路で共用するため、チャンバの大容量化が図れるとともに、内燃機関全体のコンパクト化が図れる。
第3の発明は第1の発明または第3の発明において、前記第1吸気通路の前記バイパス通路が連通する部分と前記第1制御弁との間と、前記第2吸気通路の前記バイパス通路が連通する部分と前記第2制御弁との間とにそれぞれエアクリーナ(44,55)が介装されたことを特徴とする。
この構成によれば、第1レゾネータ、第2レゾネータ、第3制御弁およびバイパス通路がエアクリーナの上流側(ダストサイド)に配置されるので、これらのシール構造等を簡素化できる。
以上の構成により、気筒休止内燃機関は、全筒運転時には経路上に1つのレゾネータが配置された吸気通路から各シリンダバンクの気筒に吸気を引き込み、休筒運転時には経路上に2つのレゾネータが配置された吸気通路から第2シリンダバンクに吸気を引き込むため、休筒運転時に増加する低周波数の振動を低減することができる。
第1実施形態に係るエンジンの要部を示す側面図である。 第1実施形態に係る吸気装置を模式的に示す概略図である。 第1実施形態に係る吸気装置を模式的に示す概略図である。 第2実施形態に係る吸気装置を模式的に示す概略図である。 第2実施形態に係る吸気装置を模式的に示す概略図である。
以下、図面を参照して、本発明を自動車用のV型6気筒エンジン10に適用した第1実施形態について詳細に説明する。図1は、実施形態に係るエンジン10の要部を示す側面図である。エンジン10は、図1の紙面の左側が車両の前方となるようにエンジンルームに横置きに配置されている。以下、車両の進行方向を前方、車幅方向を右方または左方、鉛直方向を上方または下方として説明する。
図1に示すように、エンジン10は、前後方向にV字形をなすフロントシリンダバンク11aおよびリアシリンダバンク11bが形成されたシリンダブロック11と、各シリンダバンク11a,11bの上部に設けられたシリンダヘッド12と、各シリンダヘッド12の上部に設けられたヘッドカバー13とを外殻として備えている。エンジン10の吸気装置40は両シリンダバンク11a,11bの内側に配設され、排気系70は外側に配設されている。
各シリンダバンク11a,11b内にはシリンダボア14が3つずつ形成され、各シリンダヘッド12の各シリンダボア14に対応する部分には燃焼室21が形成されている。シリンダボア14と燃焼室21とによって気筒が構成される。各シリンダボア14内には、コンロッド16を介してクランクシャフト17に連結されたピストン15が、摺動可能に配置されている。
燃焼室21には、シリンダヘッド12のシリンダバンク内側の側部に開口する吸気ポート22と、シリンダヘッド12のシリンダバンク外側の側部に開口する排気ポート23との一端がそれぞれ連通している。各燃焼室21に対して、吸気ポート22および排気ポート23は2つずつ設けられている。燃焼室21と、吸気ポート22および排気ポート23との境界部には、吸気バルブ24および排気バルブ25が介装されている。吸気バルブ24および排気バルブ25は、動弁機構30によって開閉駆動される。
動弁機構30は、カム31が列設されたカムシャフト32と、カム31と吸気バルブ24および排気バルブ25との間に介装された吸気ロッカアーム33および排気ロッカアーム34と、吸気ロッカアーム33を揺動自在に支持する吸気ロッカシャフト35と、排気ロッカアーム34を揺動自在に支持する排気ロッカシャフト36とを備えている。カムシャフト32はクランクシャフト17の回転に同期して回転し、吸気バルブ24および排気バルブ25は、吸気ロッカアーム33および排気ロッカアーム34を介してカム31により駆動される。
フロントシリンダバンク11aの動弁機構30には、ある特定の運転状態の時に吸気バルブ24および排気バルブ25の開閉作動を休止して燃焼サイクルを休止させるための気筒休止機構37が、全ての吸気ロッカアーム33および排気ロッカアーム34に組み込まれている。気筒休止機構37は公知のものであってよく、例えば、吸気ロッカアーム33をカム31に摺接する駆動部分と、吸気バルブ24に連結する従動部分とに分割して構成し、油圧等によって変位する連結ピンによって駆動部分と従動部分との連結および切断を選択的に行う。気筒稼動状態においては駆動部分と従動部分とが連結ピンにより連結され、カム31の駆動に応じて吸気バルブ24が開閉され、気筒休止状態においては連結ピンが変位して駆動部分と従動部分とが切断され、カム31の駆動が従動部分に伝達されなくなり、吸気バルブ24が閉じた状態に維持される。排気バルブ25も同様に、気筒休止機構37によって気筒稼動状態と気筒休止状態とを切り換え可能となっている。
本実施形態では、気筒休止機構37によりフロントシリンダバンク11aの全ての気筒を休止するとともに、リアシリンダバンク11bの全ての気筒を稼動する休筒運転と、フロントシリンダバンク11aおよびリアシリンダバンク11bの全ての気筒を稼動する全筒運転とが可能となっている。全筒運転は自動車の発進時や加速時等の負荷が大きい場合に選択され、休筒運転は自動車の高速巡航時やアイドル時等の負荷が小さい場合に選択される。全筒運転と休筒運転とのいずれを選択するかは、図示しないECU(エンジンコントロールユニット)によって、アクセルペダルの踏み込み量やエンジン回転数等に基づいて決定される。
図2は、第1実施形態に係る吸気装置40の模式的構成図である。図2に示すように、吸気装置40は、フロントシリンダバンク11aの吸気ポート22に連通する第1吸気通路41と、リアシリンダバンク11bの吸気ポート22に連通する第2吸気通路51との2系統を備えている。第1吸気通路41は、空気の取り入れ口であるエアインレット42、吸気管43、第1エアクリーナ44、吸気管45、第1スロットルバルブ(第1制御弁)46、第1サージタンク47、吸気管48を上流側よりこの順で連続して備えている。吸気管43には、第1レゾネータ49が分岐する形で取り付けられている。第2吸気通路51は、第1吸気通路41と共通のエアインレット42、吸気管52、開閉バルブ(第3制御弁)53、吸気管54、第2エアクリーナ55、吸気管56、第2スロットルバルブ(第2制御弁)57、第2サージタンク58、吸気管59を上流側よりこの順で連続して備えている。吸気管54には、分岐する形で第2レゾネータ60が取り付けられている。また、吸気管43の第1レゾネータ49より下流の部分と、吸気管54の第2レゾネータ60より下流の部分とは、バイパス通路61により連結されている。なお、図2には第1サージタンク47と吸気ポート22とを連結する吸気管48を1つしか記載していないが、実際にはフロントシリンダバンク11aの3つの気筒の各吸気ポート22に対応するように6つの吸気管48を備えている。吸気管59も同様に、実際には6つの吸気管59を備えている。
第1スロットルバルブ46,第2スロットルバルブ57,開閉バルブ53は、バタフライ弁であり、駆動源としてモータを備え、電子制御により開閉制御がなされている。第1エアクリーナ44および第2エアクリーナ55は、外殻をなすフィルタケーシングと、フィルタケーシング内に配置されたフィルタエレメントとを備えており、吸気中の不純物をフィルタエレメントによって捕集する。第1サージタンク47および第2サージタンク58は、吸気管48,59の断面積に比較して大きな断面積を有するように拡張された空間(チャンバ)であり、空気溜めとして作用する。
第1レゾネータ49は、一端が分岐する形で吸気管43に連結した管状部材49aと、管状部材49aの他端に連結された箱状の共鳴室49bとを備えたヘルムホルツ型レゾネータである。第2レゾネータ60も第1レゾネータ49と同様に、管状部材60aと共鳴室60bとを備えている。第1レゾネータ49および第2レゾネータ60は、吸気装置40の内部を流れる気体の振動(脈動)を低減する。
第1吸気通路41と第2吸気通路51とは、第2吸気通路51が開閉バルブ53を備える点を除き対称な構成となっている。開閉バルブ53は、ECUによって開閉が制御され、エンジン10が全筒運転時には開状態となり、エンジン10が休筒運転時には閉状態となる。
排気系70は、排気ポート23に連結する排気マニホールド71と、排気マニホールド71の下流側に連結された三元触媒やマフラー等(いずれも図示しない)とを備えている。
次に、第1実施形態に係るエンジン10の作用について説明する。図2に示すように、全筒運転時においては、開閉バルブ53が開かれており、エアインレット42を通過した吸気は図中の白抜きの矢印で示すようにフロントシリンダバンク11aの気筒に流入するとともに、図中の黒塗りの矢印で示すようにリアシリンダバンク11bの気筒に流入する。なお、吸気管43内と吸気管54内の差圧に応じて、バイパス通路61を通過して吸気管43から吸気管54、または吸気管54から吸気管43に吸気が流れる。
図3は、第1実施形態に係る吸気装置40を模式的に示す説明図であって、休筒運転時における吸気の経路について示す。休筒運転時においては、フロントシリンダバンク11aの吸気バルブ24は気筒休止機構37により閉状態を維持し、吸気はフロントシリンダバンク11aの気筒に流入しない。また、開閉バルブ53が閉状態となるため、エアインレット42を通過した吸気は、図中の黒塗り矢印で示すように、吸気管43、バイパス通路61、吸気管54、第2エアクリーナ55、吸気管56、第2スロットルバルブ57、第2サージタンク58、吸気管59を順に通過して、リアシリンダバンク11bの気筒に流入する。
このように休筒運転時には第1レゾネータ49および第2レゾネータ60が吸気脈動源であるエンジン10に対して直列に配置されるようになる。したがって、吸入空気の脈動が第1レゾネータ49と第2レゾネータ60の双方によって低減され、2つのレゾネータ49,60の消音効果を得ることができる。吸気の経路上に設けられた2つのレゾネータ49,60は協働して作用し、実質的に大容量のレゾネータを設けたのと同様の効果を奏する。このように、気筒休止時に第1レゾネータ49および第2レゾネータ60を協働させることにより、気筒休止運転時に吸気装置40において増加する低周波数成分の振動を低減することができる。そのため、各レゾネータ49,60を小型化することができる。
第1実施形態では、エアクリーナ44,55の上流側(ダストサイド)で、第1レゾネータ49が設けられた吸気管43と、第2レゾネータ60が設けられた吸気管54とが、バイパス通路61により連結されるので、第1レゾネータ49、第2レゾネータ60、開閉バルブ53およびバイパス通路61のシール構造等を簡素化できる。
本実施形態では、休筒運転時には第1スロットルバルブ46は吸気経路に影響を与えないため、付加的な機構によって第1スロットルバルブ46の動作を制限する必要がない。
次に、第2実施形態について説明する。図4は、第2実施形態に係る吸気装置40を模式的に示す概略図であって、全筒運転時の吸気の流れを示す。第2実施形態は、第1実施形態において各シリンダバンク11a,11bに対して設けられていた第1サージタンク47および第2サージタンク58を、両シリンダバンク11a,11bにおいて共用となる単一の共用サージタンク63に置き換えた点で第1実施形態と相違し、他の構成においては第1実施形態と同様である。以下、第1実施形態と共通の構成については、同一の符号を付し説明を省略する。
図4に示すように、第1スロットルバルブ46および第2スロットルバルブ57の下流端は、共用サージタンク(チャンバ)63に連結しており、共用サージタンク63の下流端はフロントシリンダバンク11aの吸気ポート22に連結する吸気管48と、リアシリンダバンク11bの吸気ポート22に連結する吸気管59とに連結している。
第2実施形態における第1スロットルバルブ46は、休筒運転時において閉状態を維持するように構成されている。ECUは、休筒運転制御を行う場合に、第1スロットルバルブ46を閉状態に維持する。
次に、第2実施形態の作用効果について説明する。全筒運転時において、各気筒に流入する吸気の流れを白抜き矢印で図4中に示す。吸気管43および吸気管54には概ね同量の吸気が流通しており、第1レゾネータ49および第2レゾネータ60は、それぞれ吸気管43および吸気管54に発生する振動を低減する。
図5は、第2実施形態に係る吸気装置40を模式的に示す概略図であって、全筒運転時の吸気の流れを示す。休筒運転時には、第1スロットルバルブ46、開閉バルブ53、吸気バルブ24は閉状態を維持され、エアインレット42より取り込まれた吸気は、図中の白抜き矢印で示すように、吸気管43、バイパス通路61、吸気管54、第2エアクリーナ55、吸気管56、第2スロットルバルブ57、共用サージタンク63、吸気管59を順に通過してリアシリンダバンク11bの気筒に流入する。そのため、第1実施形態と同様に、休筒運転時には第1レゾネータ49および第2レゾネータ60が吸気脈動源であるエンジン10に対して直列に配置されるようになり、2つのレゾネータ49,60を協働させて利用することができる。これにより、各レゾネータ49,60を小型化することができる。
第2実施形態のように、各スロットルバルブ46,57の下流に設けられた共用サージタンク63を両シリンダバンク11a,11bに対して共用にしたことによって、共用サージタンク63を大容量化してもサージタンクを2つ設ける場合に比べてコンパクト化が可能になる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、レゾネータには、公知の様々な構成を適用することができる。また、第1レゾネータ49および第2レゾネータ60の共鳴室49b,60aの容量に差を設け、異なる周波数成分の振動に対応するようにしてもよい。また、実施形態ではV型内燃機関に適用した例を示したが、内燃機関は例えば水平対向型内燃機関等であってもよい。また、エアクリーナ44,55の下流側(クリーンサイド)に、第1レゾネータ49、第2レゾネータ60、開閉バルブ53およびバイパス通路61を配置するようにしてもよい。例えば、第1レゾネータ49より上流側の吸気管43にエアクリーナ44を配置し、第2レゾネータ60の上流側に配置した開閉バルブ53より更に上流側の吸気管52にエアクリーナ55を配置する。この場合、休筒運転時に吸気脈動源であるエンジン10と、第1レゾネータ49および第2レゾネータ60との間に、エアクリーナ44,55が配置されなくなるため、消音効果が向上する。その他内燃機関の構成は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
10・・気筒休止エンジン(気筒休止内燃機関)、11a・・フロントシリンダバンク(第1バンク)、11b・・リアシリンダバンク(第2バンク)、37・・気筒休止機構、40・・吸気装置、41・・第1吸気通路、44・・第1エアクリーナ、46・・第1スロットルバルブ(第1制御弁)、47・・第1サージタンク、49・・第1レゾネータ、51・・第2吸気通路、53・・開閉バルブ(第3制御弁)、55・・第2エアクリーナ、57・・第2スロットルバルブ(第2制御弁)、58・・第2サージタンク、60・・第2レゾネータ、61・・バイパス通路、63・・共用サージタンク(チャンバ)

Claims (3)

  1. 第1シリンダバンクおよび第2シリンダバンクを備え、前記第1シリンダバンクおよび前記第2シリンダバンクの気筒のすべてを稼動する全筒運転と、前記第1シリンダバンクの気筒を休止する休筒運転とを切り換え可能な気筒休止内燃機関において、
    前記第1シリンダバンクの気筒に連通する第1吸気通路と、
    前記第2シリンダバンクの気筒に連通する第2吸気通路と、
    前記第1吸気通路に介装された第1制御弁と、
    前記第2吸気通路に介装された第2制御弁と、
    前記第1吸気通路の前記第1制御弁の上流側に設けられた第1レゾネータと、
    前記第2吸気通路の前記第2制御弁の上流側に設けられた第2レゾネータと、
    前記第1吸気通路の前記第1吸気制御弁と前記第1レゾネータとの間の部分と、前記第2吸気通路の前記第2吸気制御弁と前記第2レゾネータとの間の部分とを連通するバイパス通路と、
    前記第2吸気通路の前記第2レゾネータの上流側に介装された第3制御弁と
    を備え、
    前記第3制御弁が、全筒運転時に開かれる一方、休筒運転時に閉じられることを特徴とする気筒休止内燃機関。
  2. 前記第1吸気通路の前記第1制御弁の下流側および前記第2吸気通路の前記第2制御弁の下流側に介装された単一のチャンバを備え、
    前記第1制御弁が、休筒運転時に閉じられることを特徴とする、請求項1に記載の気筒休止内燃機関。
  3. 前記第1吸気通路の前記バイパス通路が連通する部分と前記第1制御弁との間と、前記第2吸気通路の前記バイパス通路が連通する部分と前記第2制御弁との間とにそれぞれエアクリーナが介装されたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の気筒休止内燃機関。
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