JP5131473B2 - 車載内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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図ることのできる車載内燃機関の排気浄化装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、車載内燃機関の排気通路に設けられて排気ガス中のNOx吸蔵機能及び還元機能を有するNOx吸蔵還元触媒と、このNOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分を吸着する機能及び酸素ストレージ機能を有して同NOx吸蔵還元触媒の下流に設けられる補助触媒とを備え、所定の条件下で排気通路に還元剤を添加することで排気の浄化機能を維持する車載内燃機関の排気浄化装置において、前記NOx吸蔵還元触媒と前記補助触媒との間に空燃比センサを設け、該空燃比センサから出力される酸素濃度情報に基づいて前記NOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分が前記補助触媒に吸入される量である非還元成分吸入量を推定するとともに、前記NOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分の前記補助触媒への吸着速度、及び同NOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分の前記補助触媒の酸素ストレージ機能に基づき酸化還元される量である非還元成分反応量を併せて推定して前記NOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分が前記補助触媒から排出される量である非還元成分排出量を求め、前記NOx吸蔵還元触媒による還元の実行に際し、この求められる非還元成分排出量に基づいて前記還元剤の添加量を制限し、前記吸着速度は、前記補助触媒の温度が高いほど低い値として求められるとともに、排気流量が多いほど低い値となるように補正されることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、車載内燃機関の排気通路に設けられて排気ガス中のNOx吸蔵機能及び還元機能を有するNOx吸蔵還元触媒と、このNOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分を吸着する機能及び酸素ストレージ機能を有して同NOx吸蔵還元触媒の下流に設けられる補助触媒とを備え、所定の条件下で排気通路に還元剤を添加することで排気の浄化機能を維持する車載内燃機関の排気浄化装置において、前記NOx吸蔵還元触媒と前記補助触媒との間に空燃比センサを設け、該空燃比センサから出力される酸素濃度情報に基づいて前記NOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分が前記補助触媒に吸入される量である非還元成分吸入量を推定するとともに、前記NOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分の前記補助触媒への吸着速度、及び同NOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分の前記補助触媒の酸素ストレージ機能に基づき酸化還元される量である非還元成分反応量を併せて推定して前記NOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分が前記補助触媒から排出される量である非還元成分排出量を求め、前記NOx吸蔵還元触媒による還元の実行に際し、この求められる非還元成分排出量に基づいて前記還元剤の添加量を制限し、前記吸着速度は、排気流量が多いほど低い値として求められることを要旨とする。
成分が放出される速度は、触媒の温度や排気の状態により、ほぼ逆の傾向をもって変化する。このため、上記補助触媒での非還元成分吸着速度(相当吸着量)、すなわちその都度の吸着量としては、その目安の1つとして上記構成によるように、非還元成分の補助触媒への吸着速度に基づく単位時間当たりの吸着量から非還元成分の補助触媒からの放出速度に基づく単位時間当たりの放出量を差し引いた値が有効である。ただしこの値は、補助触媒自身の吸着容量を超える値ともなり得るため、実用上は同構成によるように、補助触媒自身の吸着容量値を上限値とすることが望ましい。
酸素濃度情報に相関する前記還元しきれなかった成分の濃度に基づいて補正され、前記還元しきれなかった成分の補助触媒からの放出速度は、前記補助触媒の触媒温度、及び当該機関への吸入空気量に相関する排気流量、及び前記空燃比センサから出力される酸素濃度情報に相関する前記還元しきれなかった成分の濃度のいずれか1つの関数としてそれぞれ求められるとともに、他の2つの要素の少なくとも一方に基づいてそれぞれ補正されることを要旨とする。
図1は、本実施の形態の対象とする車載内燃機関の構成を示している。同図に示されるように、この内燃機関10は、コモンレール方式の燃料噴射装置、及びターボチャージャ11を備えるディーゼル機関となっており、その排気系には主にNOx対策を意図した排気浄化装置を備えている。以下、同内燃機関10の吸気系から順にその構成を説明する。
コンプレッサ17、インタークーラ18、及び吸気絞り弁19が配設されている。また吸気通路12は、吸気絞り弁19の下流側に設けられた吸気マニホールド20において分岐され、吸気ポート21を介して内燃機関10の各気筒の燃焼室13(図1においてはその一つのみを図示)に接続されている。
上流側から、再循環される排気を改質するEGR触媒31、その改質された排気を冷却するEGRクーラ32、そしてこうした排気の流量すなわち再循環量を調整するEGR弁33がそれぞれ設けられている。また、EGR通路30の最下流部は、吸気通路12における上記吸気絞り弁19の下流側に接続されている。
ポスト噴射を通じて、触媒床温を高温化(例えば600〜700℃)する昇温制御が行われる。その後、NOx還元制御時と同様に、上記燃料添加弁46からの間欠的な燃料の添加を行うことで、NOx触媒からのSOxの放出及びその還元を促進して、上記NOx吸蔵能力の回復を図るようにしている。
図2は、上述したNOx還元制御、及びS被毒回復制御に伴う非還元成分の推移例とともに、本実施の形態で実行される添加量調整制御の概要を示している。
25で還元しきれなかった成分が、NOx触媒コンバータ25の下流に設けられた酸化触媒コンバータ27の非還元成分を吸着する機能及び酸素ストレージ機能によって、同酸化触媒コンバータ27の下流に非還元成分が排出されることが抑制される。このため、燃料添加弁46から還元剤が添加されたとしても、同図2(e)に示すように酸化触媒コンバータ27の下流への非還元成分の排出が抑えられるようになっている(タイミングt0−t1)。この間、酸化触媒コンバータ27に吸蔵されているO2は非還元成分の酸化還元に用いられることで次第に減少し、酸化触媒コンバータ27の酸素ストレージ量が用い尽くされる(タイミングt1)。これにより、非還元成分の排出を抑制できる機能が酸化触媒コンバータ27の吸着機能のみに依存され、酸化触媒コンバータ27の下流に排出される非還元成分の量(図2(e))が逓増する。そしてこの結果、非還元成分の排出量が白煙発生の抑制する上で許容される値β(許容排出量)に達するようになる(タイミングt2)。そこで本実施の形態では、こうした酸化触媒コンバータ27からの非還元成分の排出を上記値β以下に抑えるべく、次の態様にて燃料添加弁46から添加される燃料量の制限を行うようにしている。
THCex:推定排出量
THCi:推定吸入量
THCQ:速度推定吸着量
RO:推定反応量
上記式(1)によって、酸化触媒コンバータ27の吸着能力に基づき非還元成分の排出を抑えることのできる量(吸着量)、及び同酸化触媒コンバータ27の酸素ストレージ機能によって酸化還元される非還元成分の反応量の総和の推定値を算出することができる。そして、酸化触媒コンバータ27に実際に吸入されるであろう非還元成分の吸入量(推定吸入量THCi)から、酸化触媒コンバータ27にて非還元成分の排出を抑制することのできる総和の推定値(THCQ+RO)を減算することにより、酸化触媒コンバータ27から排出されてしまう非還元成分の量(推定排出量THCex)を求めることができる。
THCQ=Min(THCmax、Ves×T−Vos×T) …(2)
THCQ:推定吸着量
THCmax:吸着容量
Ves:推定吸着速度
Vos:推定放出速度
上記式(2)によって、非還元成分の酸化触媒コンバータ27への推定吸着速度(Ves)に基づく単位時間あたりの吸着量から非還元成分の酸化触媒コンバータ27からの推定放出速度(Vos)に基づく単位時間あたりの放出量を減算することで、非還元成分の酸化触媒コンバータ27に対するその都度の吸着量の推定値(推定吸着量THCQ)を算出することができる。なお、非還元成分の酸化触媒コンバータ27への吸着速度(Ves
)から非還元成分の酸化触媒コンバータ27からの放出速度(Vos)を減算することによって算出される値は、触媒温度や排気流量、あるいは非還元成分の濃度によっては酸化触媒コンバータ27自身が非還元成分を吸着することのできる容量を超えることもあり得る。このため、本実施の形態では、酸化触媒コンバータ27自身の吸着容量THCmaxを非還元成分の酸化触媒コンバータ27に対するその都度の吸着量の推定値(推定吸着量THCQ)の上限値とすることで、こうしたいわば異常値の発生を抑制している。
まず、非還元成分の酸化触媒コンバータ27に対する吸着速度の推移、及び非還元成分の酸化触媒コンバータ27からの放出速度の推移について図3及び図4を参照して説明する。
速度Ves及び推定放出速度Vosが算出される。
図5は、酸化触媒コンバータ27の酸素ストレージ機能によって酸化還元される非還元成分の反応率を示す演算及び補正用マップである。
また、図5(b)は排気通路14内の排気流量Qaに応じた酸化触媒コンバータ27の反応率の推移を示すマップであり、本実施の形態においては、図5(a)を通じて算出される基本反応率Prを補正するための補正用マップとして用いられる。
図6は、この燃料添加量調整制御についてその制御手順を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示す一連の処理は電子制御装置50により所定時間毎に繰り返し実行される。
ステップS204)。こうして非還元成分の濃度Fdが算出されると、先の図3(c)に示した補正用マップを通じて、この非還元成分の濃度Fdに基づき基本吸着速度Veを補正するための濃度補正係数ke2が算出される。同じく先の図4(c)に示した補正用マップを通じて、同非還元成分の濃度Fdに基づいて基本放出速度Voを補正するための濃度補正係数ko2が算出される(ステップS205)。
Vos=Vo×ko1×ko2 …(4)
Ves:推定吸着速度
Vos:推定放出速度
ke1、ko1:流量補正係数
ke2、ko2:濃度補正係数
上記式(3)及び(4)によって、基本吸着速度Ve及び基本放出速度Voが排気通路14内の排気流量Qa、及び酸化触媒コンバータ27に吸入される排気中の非還元成分の濃度Fdに基づき補正される。これにより、排気通路14内の排気流量Qaや、排気中の非還元成分の濃度Fdが変化するような場合であれ、これらの変動要因に基づいて非還元成分の吸着速度及び放出速度が補正されることとなり、より正確な推定値を算出することができる。
THCo=THCo+Vos×T1 …(6)
THCe:速度推定吸着量
THCo:速度推定放出量
Ves:推定吸着速度
Vos:推定放出速度
T1:演算サイクル時間
上記式(5)及び(6)の右辺第2項は演算サイクル時間T1あたりの非還元成分の速度推定吸着量THCe、及び速度推定放出量THCoを算出する式であり、右辺第1項(THCe、THCo)は前回の演算サイクルまでに積算された速度推定による吸着量及び放出量である。このように、これらを加算することにより、本添加量調整制御が実行されている間に酸化触媒コンバータ27に吸着される非還元成分の速度推定吸着量THCe、及び酸化触媒コンバータ27から放出される非還元成分の速度推定放出量THCoが算出される。
非還元成分反応量算出処理が実行される(図6ステップS102)。この非還元成分反応量算出処理の詳細を図8に示す。
OSC:酸素ストレージ量
Q:排気流量
O2CONC:流量補正係数
T1:演算サイクル時間
上記式(7)の右辺第2項は演算サイクル時間T1あたりの酸素ストレージ量OSCを算出するためのものであり、右辺第1項(OSC)は前回の演算サイクルまでに積算された酸素ストレージ量OSCである。そして、これらを加算することにより、本添加量調整制御が実行されている間に酸化触媒コンバータ27に吸蔵される酸素ストレージ量OSCが算出される。
Prs=Pr×kp …(8)
Prs:推定反応率
Pr:基本反応率
kp:流量補正係数
上記式(8)によって、基本反応率Prが排気通路14内の排気流量Qaに基づいて補正される。これにより、排気通路14内の排気流量Qaが変化するような場合であれ、この変動要因に基づいて酸化触媒コンバータ27で酸化還元される非還元成分の反応率が補正されることとなり、より正確な推定値を算出することができる。
る推定反応量ROが次式(9)により算出される(ステップS308)。
RO :推定反応量
OSC:酸素ストレージ量
Prs:推定反応率
Fd:非還元成分の濃度
上記式(9)によって、排気流量Qaに基づき補正された推定反応率Prsと、酸化触媒コンバータ27による酸素ストレージ量OSCと、酸化触媒コンバータ27に吸入される排気の非還元成分の濃度Fdとに基づいた反応量ROが算出される。
(1)NOx触媒コンバータ25に対するNOx還元制御、S被毒回復制御に際して、酸化触媒コンバータ27から排出される非還元成分の推定量である推定排出量THCexに基づいて燃料添加弁46から排気通路14内に供給される燃料(還元剤)の添加量を制限することとした。このため、推定排出量THCexが白煙発生の抑制の指標となる許容排出量β以下となるようにこうした燃料(還元剤)の添加を制限することが可能となる。これにより、NOx触媒コンバータ25による還元の実行に伴うS被毒回復、NOx還元に併せて、非還元成分が酸化触媒コンバータ27から排出されることに起因する白煙の発生等も好適に抑制することができるようになる。
・上記実施の形態では、排気通路14内への燃料(還元剤)の添加を、燃料添加弁46により行うこととしたが、これに代えて上記燃料噴射弁40を兼用するようにしてもよい。
び非還元成分の濃度Fdのいずれか一方によって補正することとしてもよい。また、先の図3(b)、図4(b)に示した関係を通じて排気流量Qaに基づく基本吸着速度Ve及び基本放出速度Voを算出し、触媒温度Ta及び非還元成分の濃度Fdの少なくとも一方によってこれを補正するようにしてもよい。更には、先の図3(c)、図4(c)に示した関係を通じて非還元成分の濃度Fdに基づく基本吸着速度Ve及び基本放出速度Voを算出し、触媒温度Ta及び排気流量Qaの少なくとも一方によってこれを補正するようにしてもよい。またあるいは、触媒温度Ta、排気流量Qa、非還元成分の濃度Fdのいずれか一つに基づいて吸着速度及び放出速度を算出し、これを補正することなく推定吸着速度Ves及び推定放出速度Vosとしてもよい。
Claims (9)
- 車載内燃機関の排気通路に設けられて排気ガス中のNOx吸蔵機能及び還元機能を有するNOx吸蔵還元触媒と、このNOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分を吸着する機能及び酸素ストレージ機能を有して同NOx吸蔵還元触媒の下流に設けられる補助触媒とを備え、所定の条件下で排気通路に還元剤を添加することで排気の浄化機能を維持する車載内燃機関の排気浄化装置において、
前記NOx吸蔵還元触媒と前記補助触媒との間に空燃比センサを設け、該空燃比センサから出力される酸素濃度情報に基づいて前記NOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分が前記補助触媒に吸入される量である非還元成分吸入量を推定するとともに、前記NOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分の前記補助触媒への吸着速度、及び同NOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分の前記補助触媒の酸素ストレージ機能に基づき酸化還元される量である非還元成分反応量を併せて推定して前記NOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分が前記補助触媒から排出される量である非還元成分排出量を求め、前記NOx吸蔵還元触媒による還元の実行に際し、この求められる非還元成分排出量に基づいて前記還元剤の添加量を制限し、
前記吸着速度は、前記補助触媒の温度が高いほど低い値として求められるとともに、排気流量が多いほど低い値となるように補正される
ことを特徴とする車載内燃機関の排気浄化装置。 - 車載内燃機関の排気通路に設けられて排気ガス中のNOx吸蔵機能及び還元機能を有するNOx吸蔵還元触媒と、このNOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分を吸着する機能及び酸素ストレージ機能を有して同NOx吸蔵還元触媒の下流に設けられる補助触媒とを備え、所定の条件下で排気通路に還元剤を添加することで排気の浄化機能を維持する車載内燃機関の排気浄化装置において、
前記NOx吸蔵還元触媒と前記補助触媒との間に空燃比センサを設け、該空燃比センサから出力される酸素濃度情報に基づいて前記NOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分が前記補助触媒に吸入される量である非還元成分吸入量を推定するとともに、前記
NOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分の前記補助触媒への吸着速度、及び同NOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分の前記補助触媒の酸素ストレージ機能に基づき酸化還元される量である非還元成分反応量を併せて推定して前記NOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分が前記補助触媒から排出される量である非還元成分排出量を求め、前記NOx吸蔵還元触媒による還元の実行に際し、この求められる非還元成分排出量に基づいて前記還元剤の添加量を制限し、
前記吸着速度は、排気流量が多いほど低い値として求められる
ことを特徴とする車載内燃機関の排気浄化装置。 - 前記推定される前記NOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分の前記補助触媒への吸着速度に基づき、同還元しきれなかった成分の補助触媒に対するその都度の吸着量が、補助触媒自身の吸着容量値を上限値とした、前記還元しきれなかった成分の補助触媒への吸着速度に基づく単位時間当たりの吸着量から同還元しきれなかった成分の補助触媒からの放出速度に基づく単位時間当たりの放出量を差し引いた値として推定される
請求項1又は2に記載の車載内燃機関の排気浄化装置。 - 前記還元しきれなかった成分の補助触媒からの放出速度は、前記補助触媒の触媒温度、及び当該機関への吸入空気量に相関する排気流量、及び前記空燃比センサから出力される酸素濃度情報に相関する前記還元しきれなかった成分の濃度の少なくとも1つの関数としてそれぞれ求められる
請求項3に記載の車載内燃機関の排気浄化装置。 - 前記還元しきれなかった成分の補助触媒への吸着速度は、前記空燃比センサから出力される酸素濃度情報に相関する前記還元しきれなかった成分の濃度に基づいて補正され、
前記還元しきれなかった成分の補助触媒からの放出速度は、前記補助触媒の触媒温度、及び当該機関への吸入空気量に相関する排気流量、及び前記空燃比センサから出力される酸素濃度情報に相関する前記還元しきれなかった成分の濃度のいずれか1つの関数としてそれぞれ求められるとともに、他の2つの要素の少なくとも一方に基づいてそれぞれ補正される
請求項3に記載の車載内燃機関の排気浄化装置。 - 前記NOx吸蔵還元触媒により還元しきれなかった成分の前記補助触媒の酸素ストレージ機能に基づき酸化還元される量である前記非還元成分反応量が、前記補助触媒による酸素ストレージ量に前記空燃比センサから出力される酸素濃度情報に相関する同還元しきれなかった成分の濃度及びその都度の環境における反応率を乗算した値として求められる
請求項1〜5のいずれか一項に記載の車載内燃機関の排気浄化装置。 - 前記その都度の環境における反応率が、前記補助触媒の触媒温度、及び当該機関への吸入空気量に相関する排気流量の少なくとも一方の関数として求められる
請求項6に記載の車載内燃機関の排気浄化装置。 - 前記その都度の環境における反応率が、前記補助触媒の触媒温度、及び当該機関への吸入空気量に相関する排気流量のいずれか一方の関数として求められるとともに、他方の要素に基づいて補正される
請求項6に記載の車載内燃機関の排気浄化装置。 - 前記還元剤の添加が前記排気通路に設けられた添加弁による当該内燃機関の燃料の添加として行われる
請求項1〜8のいずれか一項に記載の車載内燃機関の排気浄化装置。
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