JP2006083776A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低燃費を実現しつつNOX触媒に吸蔵されたNOXを簡易且つ確実に放出・還元させることができる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】 排気通路に、排気ガス中の成分の酸化を促進させる酸化触媒26と、流入する排気ガス中にNOXが存在するときには該NOXを吸蔵すると共に流入する排気ガス中に還元剤が存在するときには吸蔵されているNOXを放出して還元させるNOX触媒29とが順次設けられている内燃機関の制御装置において、NOX触媒からNOXを放出させるべきときには、内燃機関の運転を停止させて酸化触媒上流における排気通路内の排気ガスの温度を所定温度以下にまで低下させ、その後内燃機関を再始動させるようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
成層燃焼等を利用した多くの希薄燃焼式の内燃機関では、内燃機関の排気通路に三元触媒と、この三元触媒の下流に配置されると共に流入する排気ガス中にNOXが存在するときには該NOXを吸蔵すると共に流入する排気ガス中に還元剤が存在するときには吸蔵されているNOXを放出して還元させるNOX触媒が設けられる。このため、排気ガス中の炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)等の成分は三元触媒によって酸化・浄化され、排気ガス中の窒素酸化物(NOX)は、NOX触媒によって吸蔵されると共にHC、CO等の還元剤が存在する雰囲気中においてNOX触媒から放出されて還元・浄化される。これにより、低い排気エミッションが実現される。
NOX触媒は、流入する排気ガス中のNOXを常に吸蔵することができるわけではなく、NOX触媒の構成に応じてNOX触媒が吸蔵可能なNOX量が決まっている。したがって、NOX触媒によるNOX吸蔵量が一定量以上となったらNOX触媒に還元剤を供給して、強制的にNOXを放出、還元する必要がある。特に、希薄燃焼を行いつつ高負荷高回転の運転状態が継続されているような場合には、内燃機関の出力が高くて燃焼ガスが高温になるため機関本体からのNOX排出量が多い。この場合、NOX触媒に吸蔵されるNOXの量は多く、よってNOXを浄化するためにはNOX触媒への還元剤の供給を頻繁に行う必要がある。
NOX触媒への還元剤の供給は、吸気通路、燃焼室、排気通路への燃料の供給量を増量して、NOX触媒に流入する排気ガスの空燃比をほぼ理論空燃比またはリッチにすること(以下、「リッチスパイク」と称す)によっておこなわれることが多い。しかしながら、このリッチスパイクを行うにあたっては、排気ガスの空燃比をリッチ等にするために燃費が悪化するという問題、および機関運転状態が高負荷高回転にあるときには頻繁にリッチスパイクが行われてトルク変動等が発生し、かかる内燃機関を搭載した車両の運転性の悪化を招くという問題等がある。
そこで、特許文献1に記載の発明では、下流側に配置されたNOX触媒へのNOX吸蔵量が多くなったら、三元触媒の酸化能力を低下させ、排気ガス中のHC、CO等の還元剤が三元触媒で酸化されずに三元触媒を通過するようにさせる。これにより、機関本体から排出された排気ガスの空燃比がリーンであってもNOX触媒には還元剤を含んだ排気ガスが流入し、NOX触媒に吸蔵されているNOXを放出・還元させることができる。よって特許文献1に記載の発明によれば、NOX触媒からNOXを放出・還元させるにあたり、リッチスパイクを行う必要がなく、燃費の向上と運転性の確保が実現される。
特開2002−70542号公報 特開平9−72229号公報 特開2002−195064号公報 特開2003−343253号公報 特開2004−11431号公報 特開2003−176737号公報
ところで、特許文献1に記載の発明では、点火時期、噴射タイミング等を制御して三元触媒の温度を低下させることで、三元触媒の酸化能力を低下させるようにしている。ところが、例えば機関運転状態が高負荷高回転にあるときには、機関本体から排出される排気ガスの温度は高い(例えば、700℃)。したがって、このような場合に、酸化能力が低くなるまで三元触媒の温度を低下させる(例えば、400℃以下)には、内燃機関の出力を大きく変化させなければならないと共に、三元触媒の温度を低下させるまでには時間がかかる。すなわち、比較的長期間に亘って機関運転状態を高負荷高回転にすることができなくなってしまう。
また、特許文献1に記載の発明のように、三元触媒の温度を低下させるのに点火時期、噴射タイミング等を制御する場合、三元触媒の温度は徐々に低下することとなり、これに伴って三元触媒の下流に配置されたNOX触媒の温度も徐々に低下することとなる。NOX触媒も低温になるとNOXを浄化することができなくなるため、結果として排気エミッションの低下を招いてしまう虞がある。
さらに、特許文献1に記載の発明では、三元触媒に冷却水を循環させるシステムや、冷却風をあてるシステムにより三元触媒の温度を低下させる例が記載されているが、このようなシステムを配置すると製造コストが高くなると共にこのようなシステムを搭載することにより他の構成要素に対する設計上の制限が生じる。
そこで、本発明の目的は、低燃費を実現しつつNOX触媒に吸蔵されたNOXを簡易且つ確実に放出・還元させることができる内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の発明では、排気通路に、排気ガス中の成分の酸化を促進させる酸化触媒と、流入する排気ガス中にNOXが存在するときには該NOXを吸蔵すると共に流入する排気ガス中に還元剤が存在するときには吸蔵されているNOXを放出して還元させるNOX触媒とが順次設けられている内燃機関の制御装置において、上記NOX触媒からNOXを放出させるべきときには、上記内燃機関の運転を停止させて上記酸化触媒上流における排気通路内の排気ガスの温度を所定温度以下にまで低下させ、その後内燃機関を再始動させるようにした。
第1の発明によれば、NOX触媒からNOXを放出・還元させるべきときには、酸化触媒上流における排気通路内の排気ガスの温度が所定温度以下になるまで内燃機関の運転が停止せしめられる。内燃機関の運転が停止せしめられると、上記排気通路内の排気ガスの温度は急速に上記所定温度以下にまで低下する。その後、内燃機関を再始動させると、上記排気通路内の低温の排気ガスが酸化触媒に流入し、その結果、酸化触媒の温度が低下せしめられる。このため、酸化触媒では排気ガス中のHC、CO等の還元剤が酸化されずにNOX触媒にまで到達し、NOX触媒に吸蔵されているNOXが放出・還元せしめられるようになる。第1の発明では、急速に酸化触媒の温度が低下せしめられるため、長時間に渡って酸化触媒の温度を低下させるための処理をする必要がなく、またNOX触媒の温度が酸化触媒の温度と共に低くなってしまうことが抑制される。また、冷却水や空気を酸化触媒に供給するシステムは不要であるため、製造コストの上昇を抑制することができる。
なお、「NOX触媒からNOXを放出させるべきとき」とは、例えば、NOX触媒のNOX吸蔵量が多くてNOX触媒がそれ以上NOXを吸蔵することができないようなときである。また、「所定温度」とは、酸化触媒の活性温度以下の温度または内燃機関を再始動した後に上記排気通路内の排気ガスが酸化触媒に流入すると酸化触媒の酸化能力が低いものとなる程度まで酸化触媒の温度が低下するような温度であり、例えば、350℃以下である。
第2の発明では、第1の発明において、上記内燃機関を再始動させるときには、内燃機関本体から排出される排気ガス中に含まれる還元剤の量が通常運転時に比べて多くなるようにした。
第2の発明によれば、内燃機関を再始動させるとき、すなわち酸化触媒の温度が低下して還元剤が酸化触媒で酸化されずにNOX触媒にまで到達するときに、内燃機関本体から排出される排気ガス中の還元剤の量が多くされるため、NOX触媒に吸蔵されているNOXの放出・還元を迅速に行うことができる。
第3の発明では、第1または第2の発明の内燃機関の制御装置を備えた内燃機関と電動機とを動力源として備えるハイブリッドシステムであって、上記内燃機関および上記電動機の少なくともいずれか一つにより当該ハイブリッドシステムに対する要求出力が出力され、上記内燃機関の運転を停止させたときには上記電動機のみによって要求出力が出力される。
第3の発明によれば、上記内燃機関の運転停止中であっても電動機によってハイブリッドシステム全体の出力が維持され、ハイブリッドシステムを搭載した車両の運転性の悪化が抑制される。
本発明によれば、NOX触媒からNOXを放出・還元させる際にはリッチスパイクは行われず、よってNOXの放出・還元は低燃費で行われる。また、急速に酸化触媒の温度が低下せしめられるため、酸化触媒の温度のみが低下されて下流側のNOX触媒の温度は低下されにくい。このため、NOX触媒に吸蔵されたNOXを確実に放出・還元させることができる。さらに、酸化触媒の温度を低下させるために冷却装置等の付加的なシステムを追加する必要もない。したがって、本発明によれば、内燃機関について低燃費を実現しつつNOX触媒に吸蔵されたNOXを簡易且つ確実に放出・還元させることができるようになる。
以下、図面を参照して本発明の内燃機関の制御装置およびハイブリッドシステムについて詳細に説明する。図1は本発明の制御装置が搭載された内燃機関の全体図であり、図2は本発明のハイブリッドシステムの構成を概略的に示す図である。
図1を参照すると1は機関本体、2はシリンダブロック、3はシリンダブロック2内で往復動するピストン、4はシリンダブロック2上に固定されたシリンダヘッド、5はピストン3とシリンダヘッド4との間に形成された燃焼室、6は吸気弁、7は吸気ポート、8は排気弁、9は排気ポートをそれぞれ示す。図1に示したようにシリンダヘッド4の内壁面の中央部には点火栓10が配置され、シリンダヘッド4内壁面周辺部には燃料噴射弁11が配置される。またピストン3の頂面上には燃料噴射弁11の下方から点火栓10の下方まで延びるキャビティ12が形成されている。
各気筒の吸気ポート7はそれぞれ対応する吸気マニホルド13を介してサージタンク14に連結され、サージタンク14は吸気管15および吸気用インタークーラ16を介して過給機(例えば、排気ターボチャージャ)17のコンプレッサ18の出口部に連結される。コンプレッサ18の入口部は吸気管19を介してエアクリーナ20に連結される。吸気管19内には、ステップモータ21によって駆動されるスロットル弁22が配置される。
一方、排気ポート10は、排気マニホルド23を介して排気ターボチャージャ17の排気タービン24の入口部に連結される。排気タービン24の出口部は、排気管25を介して三元触媒26を内蔵したケーシング27に連結される。ケーシング27の出口は、排気管28を介してNOX触媒29を内蔵したケーシング30に連結される。
ケーシング27の出口部に連結された排気管28とスロットル弁22下流の吸気管19とは、排気ガス再循環(以下、EGR)通路31を介して互いに連結される。EGR通路31内には、ステップモータ32によって駆動されるEGR制御弁33が配置される。また、EGR通路31内には、そこを流れるEGRガスを冷却するためのEGRガス用インタークーラ34が配置される。EGRガス用インタークーラ34には、機関冷却水が導かれ、この機関冷却水によってEGRガスが冷却される。
電子制御ユニット(ECU)41はディジタルコンピュータからなり、双方向性バス42を介して相互に接続されたRAM(ランダムアクセスメモリ)43、ROM(リードオンリメモリ)44、CPU(マイクロプロセッサ)45、入力ポート46および出力ポート47を具備する。スロットル弁22上流の吸気管19には、燃焼室5に吸入される空気(吸気)の流量を検出するためのエアフロメータ50が配置される。エアフロメータ50は吸入空気量に比例した出力電圧を発生し、この出力電圧が対応するAD変換器48を介して入力ポート46に入力される。
また、排気マニホルド23には排気マニホルド23内の排気ガスの温度を検出するための排気温センサ51および排気マニホルド23内を通る排気ガス中のNOX濃度を検出するためのNOX濃度センサ52が取付けられ、これら排気温センサ51およびNOX濃度センサ52の出力信号が対応するAD変換器48を介して入力ポート46に入力される。さらに、三元触媒26とNOX触媒29との間の排気管28にはこの排気管28内を通る排気ガスのHC濃度またはCO濃度を検出するためのHC濃度センサまたはCO濃度センサ53が取付けられ、このHC濃度センサまたはCO濃度センサ53の出力信号が対応するAD変換器48を介して入力ポート46に入力される。
アクセルペダル54にはアクセルペダル54の踏込み量に比例した出力電圧を発生する負荷センサ55が接続され、負荷センサ55の出力電圧は対応するAD変換器48を介して入力ポート46に入力される。クランク角センサ56は例えばクランクシャフトが15度回転する毎に出力パルスを発生し、この出力パルスが入力ポート46に入力される。CPU45ではこのクランク角センサ56の出力パルスから機関回転数が計算される。一方、出力ポート47は対応する駆動回路49を介して点火栓10、燃料噴射弁11、スロットル弁用ステップモータ21およびEGR制御弁用ステップモータ32に接続される。
図2は、本発明のハイブリッドシステムが搭載されたハイブリッド車両を概略的に示す図である。特に、図2は動力源として内燃機関と電動機65とを備えたいわゆるハイブリッドシステム60によって駆動されるハイブリッド車両を示している。
図2を参照すると、機関本体1は動力分配機構61及び減速機62を介して駆動車軸63に機械的に連結され、駆動輪64に駆動力を提供する。一方、電動機65は減速機62を介して駆動車軸63に機械的に連結され、駆動輪64に駆動力を提供する。動力分配機構61は発電機66にも連結される。発電機66は、動力分配機構61を介して内燃機関1の駆動力を受けて発電する。発電機66および電動機65はインバータ67を介してバッテリ68に対し電気的に接続されている。発電機66により発電された交流電力は、インバータ67により直流に変換されてバッテリ68に充電される。バッテリ68の直流電力は、インバータ67により交流変換されて電動機65に供給され、その交流電力の供給により電動機65が駆動せしめられる。動力分配機構61としては、例えば、遊星歯車機構が用いられる。動力分配機構61および電動機65は対応する駆動回路49を介してECU41の出力ポート47に接続されており、ECU41からの信号によって制御される。
図2のハイブリッド車両では、通常、電動機65と共に内燃機関が運転されているが、例えばハイブリッドシステム60に対する要求出力が小さくなると内燃機関の運転が停止され、電動機65のみによって駆動される。そして、ハイブリッドシステム60に対する要求出力が大きくなると内燃機関の運転が再開される。従って、車両運転中に内燃機関の運転が行われたり停止されたりするということになる。また、ハイブリッドシステム60に対する要求出力が小さい時等であっても、バッテリ68の蓄電量が少ないときには発電機66を駆動するために内燃機関が運転される。すなわち、本実施形態のハイブリッドシステム60では、バッテリ68の充電状態が適切に保たれるように監視され、充電放電の制御が行われる。特に、本実施形態のハイブリッドシステム60では、通常運転時において、その時の運転状態での燃料消費率が最小になるように且つ内燃機関からの有害物質の排出が最小になるように、内燃機関、電動機65および発電機66を制御する。
なお、ハイブリッドシステムは、上述したハイブリッドシステムに限られるものではなく、電動機と発電機の双方の機能を備える電動発電機を備えるものであってもよい。また、ハイブリッドシステムは、車両駆動を電動機で行い内燃機関を発電機への電力供給源として用いるシリーズタイプ、内燃機関と発電機との双方で車輪を駆動可能としたパラレルタイプ等いずれのタイプのものであってもよい。
ところで、機関本体1から排出された排気ガス中には、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)および窒素酸化物(NOX)等の有害物質が含まれている。内燃機関での燃焼が主に成層燃焼によって行われる希薄燃焼式内燃機関(リーンバーンエンジン)では、排気ガスの空燃比(燃焼室5および吸気通路に供給された空気と燃料との比率)がリーンであることが多く、この場合、上記有害物質のうちHCおよびCOが三元触媒26により酸化され、NOXがNOX触媒29により還元されて排気ガスの浄化が行われる。
NOX触媒29は、NOX吸蔵剤と触媒貴金属とを有し、NOX触媒29に流入する排気ガスにNOXが存在するときにはNOXを吸蔵すると共に流入する排気ガス中に還元剤(例えば、HCおよびCO)が存在するときには吸蔵されているNOXを放出させて還元させる触媒である。NOX触媒29によるNOXの吸放出作用のメカニズムについては完全に明らかにされていない。以下に、現在考えられているメカニズムを、担体上に触媒貴金属として白金を、NOX吸蔵剤としてバリウムを担持させた場合を例にとって説明する。
流入排気ガスの空燃比が理論空燃比よりもかなりリーンになって排気ガス中の酸素濃度が大幅に増大し且つ流入排気ガス中に還元剤が存在しないと、酸素がO2 -またはO2-の形で白金の表面に付着する。一方、流入排気ガス中のNOは白金の表面上でO2 -またはO2-と反応し、NO2となる(2NO+O2→2NO2)。次いで流入排気ガス中のNO2および生成されたNO2の一部は、白金上で更に酸化されつつNOx吸蔵剤内に吸収されて酸化バリウムBaOと結合しながら硝酸イオン(NO3 -)の形でNOx吸蔵剤内に拡散して吸蔵されるか、または亜硝酸(NO2 -)の形でNOX吸蔵剤内に拡散して吸蔵される。
これに対して流入排気ガス中に還元剤が多く存在するようになると、NO2の生成量が低下し、反応が逆方向(NO3 -→NO2)に進む。このためNOX吸蔵剤内の硝酸イオン(NO3 -)等がNO2の形でNOX吸蔵剤から放出される。放出されたNOXは排気ガス中の還元剤、すなわち未燃燃料、HC、CO等と反応して還元せしめられる。このようにして白金の表面上にNO2が存在しなくなるとNOx吸蔵剤から次から次へとNO2が放出され、NOX吸蔵剤内に吸蔵されているNOXの量が減少せしめられる。
なお、上記説明では、NOXはNOX吸蔵剤に吸収される(すなわち、硝酸塩等の形で蓄積する)ものとして説明しているが、実際にはNOXは吸収されているのか吸着(すなわち、NOXをNO2等の形で吸着する)しているのかは必ずしも明確ではなく、これら吸収および吸着の両概念を含む吸蔵という用語を用いる。また、NOX吸蔵剤からの「放出」という用語についても、「吸収」に対応する「放出」の他、「吸着」に対応する「脱離」の意味も含むものとして用いる。
このようなNOX触媒29では、吸蔵可能なNOXの量が決まっており、NOX触媒29のNOX吸蔵量が限界吸蔵量を超えるとNOX触媒29はそれ以上NOXを吸蔵することができなくなる。このため、NOX触媒29のNOX吸蔵量が限界吸蔵量に達したら、NOX触媒29に還元剤を流入させて、NOX触媒29に吸蔵されているNOXを強制的に放出する必要がある。
そこで、従来では、NOX触媒のNOX吸蔵量が限界吸蔵量に達すると、例えば、機関本体から排出される排気ガスの空燃比をほぼ理論空燃比またはリッチにして、NOX触媒に流入する排気ガス中に還元剤を含ませるようにしていた(リッチスパイク)。なお、機関本体から排出される排気ガスの空燃比がリーンであってもその排気ガス中には還元剤が含まれている。しかしながら、図1に示したようにNOX触媒29の上流に三元触媒26が配置される構成では、これら還元剤は三元触媒26において空気と反応して排気ガス中から除去されてしまい、還元剤がNOX触媒29にまで到達しない。このため、従来技術では、機関本体から排出される排気ガスの空燃比がリーンの場合にはNOX触媒からNOXを放出させることができず、よってNOX触媒からNOXを放出させるときには排気ガスの空燃比をほぼ理論空燃比またはリッチにするようにしていた。
しかしながら、NOX触媒に吸蔵されているNOXを放出させるのにリッチスパイクを行うと、多量の燃料を供給することとなり燃費の悪化を招くことになる。また、それまでリーン空燃比で運転されていた内燃機関を、NOX放出のためにリッチスパイクを行ってほぼ理論空燃比またはリッチ空燃比で運転させることになると、トルクショック等が起こり、かかる内燃機関を搭載した車両の運転性の悪化を招くことになる。
図3は、三元触媒26によるHC、CO等(還元剤)の浄化率の温度推移を表している。図3において、縦軸は三元触媒26によるHC、CO等の浄化率であり、横軸は三元触媒26の温度である。図から分かるように、三元触媒26によるHC、CO等の浄化率は、三元触媒26の温度によって異なり、三元触媒26の温度が400℃以上の高温であるとHC、CO等の浄化率は非常に高く、逆に、三元触媒26の温度が350℃以下の低温であるとHC、CO等の浄化率は非常に低い。
また、上述したように、機関本体1から排出される排気ガスの空燃比がリーンであってもその排気ガス中にはHC、CO等、すなわち還元剤が含まれており、これら還元剤が三元触媒26において酸化・除去されなければ、排気ガスの空燃比がリーンのときにもNOX触媒29に還元剤を含んだ排気ガスが流入し、NOX触媒29からNOXを放出させることができる。そして、三元触媒26の温度が低温であるときには三元触媒26による還元剤の浄化率が低い。すなわち、三元触媒26の温度が350℃以下の低温であれば、機関本体1から排出される排気ガスの空燃比がリーンであっても、NOX触媒29に還元剤を含んだ排気ガスを流入させることができ、これによりNOX触媒29からNOXを放出させることができる。
ただし、三元触媒26の温度を低下させるにあたっては、三元触媒26と同時にNOX触媒29の温度を低下させてはならない。すなわち、NOX触媒29にも活性温度があり、NOX触媒29の温度が活性温度よりも低くなると、NOXの吸放出作用が低下してしまい、NOX触媒29によりNOXを浄化することができなくなってしまう。したがって、例えば、点火時期や燃料噴射時期を進角させることによって機関本体1から排出される排気ガスの温度を徐々に下げることで三元触媒26の温度を低下させようとすると、NOX触媒29の温度も三元触媒26の温度低下に伴って徐々に低下してしまうので、このような方法によって三元触媒26の温度を低下させるのは好ましくない。
そこで、本発明の内燃機関の制御装置では、内燃機関を一時的に停止させることで三元触媒26の温度を低下させるようにしている。以下、図4を参照して、本発明の制御装置におけるNOX触媒29からのNOX放出制御について説明する。なお、図4は、内燃機関の出力、電動機65の出力、排気マニホルド23内(排気弁8から三元触媒26までの排気通路)の排気ガスの温度(以下、「マニホルド内の排気温」と称す)、三元触媒26の温度、NOX触媒29の温度、三元触媒26で酸化されずに三元触媒26を通過した還元剤の量(以下、「還元剤通過量」と称す)およびNOX触媒29に吸蔵されているNOXの量のタイムチャートである。なお、本実施形態では希薄燃焼式の内燃機関が用いられているため、図4の時間全体に亘って機関本体1から排出される排気ガスの空燃比はリーンである。また、図4は、ハイブリッドシステム60を搭載した車両が高速定常運転を行っている場合等、ハイブリッドシステム60に対する要求出力が継続的に高い場合について示している。
ハイブリッドシステム60に対する要求出力が高い場合、機関運転状態は高負荷高回転となっており、機関本体1から排出された排気ガスの温度は高く、よって高温の排気ガスが流入する三元触媒26の温度も高い。一方、このような機関運転状態が高負荷高回転であると、燃焼温度が高く、機関本体1から排出される排気ガス中に含まれるNOXの量も多い。したがって、図4の時刻t0前においてはNOX触媒29にはNOXが徐々に吸蔵されていき、また、三元触媒26の温度が高いため、HC、CO等の還元剤は三元触媒26において酸化・除去される。
時刻t0において、NOX触媒29のNOX吸蔵量ΣNOXが限界吸蔵量ΣNOXMに達すると、内燃機関の出力が急速に低下せしめられ、そして内燃機関が停止せしめられる。一方、ハイブリッドシステム60に対する要求出力は依然として高いままであるため、内燃機関の出力低下分を補うように電動機65の出力が上昇せしめられる。なお、内燃機関を急に停止させずに出力を滑らかに低下させてから停止させるのは、動力源を内燃機関から電動機65に切り替える際にトルクショックを最小限に抑制するためである。
このように内燃機関の出力が低下せしめられると、機関本体1から排出される排気ガスの温度が低くなるため、マニホルド内の排気温も僅かながら低下する。一方、三元触媒26では酸化反応等が起きており、また、三元触媒26およびNOX触媒29の熱容量が大きいため、三元触媒26およびNOX触媒29の温度はほとんど低下しない。
時刻t1において内燃機関が停止されて内燃機関の出力が零になると、電動機65のみによってハイブリッドシステム60に対する要求出力が出力されるため、電動機65の出力は最大となる。このとき、排気マニホルド23内の排気ガスの流れは停止しており、外気により急速に冷却せしめられる。このため、マニホルド内の排気温は急速に低下する。一方、三元触媒26およびNOX触媒29では上述したように熱容量が大きい等の理由で、ほとんど温度が低下しない。また、このとき、排気通路全体に亘って排気ガスの流れが停止しているため、NOX触媒29にも排気ガスが流入せず、よってNOX触媒29のNOX吸蔵量も増加しない。
時刻t2において、マニホルド内の排気温が予め定められた運転再開温度Tmtにまで低下すると、再び内燃機関の運転が開始せしめられる。内燃機関の運転が再開されると、排気マニホルド23内に滞留していた低温の排気ガスが三元触媒26に流入するため、三元触媒26の温度は急速に低下せしめられ、遂には三元触媒26の活性温度(三元触媒26が酸化能力を十分に発揮できる温度。例えば、350℃〜400℃)よりも低くなる。これにより、その後三元触媒26に流入する排気ガス中のHC、CO等の還元剤は三元触媒26において酸化されず、還元剤を含んだ排気ガスがNOX触媒29にまで達する。よって、NOX触媒29では、NOX触媒29に吸蔵されているNOXが放出されると同時に還元剤によって還元、浄化される。したがって、NOX触媒29のNOX吸蔵量は徐々に減少していく。
なお、このとき三元触媒26に流入する排気ガスの温度と三元触媒26の温度との間には大きな差があり、三元触媒26に流入する排気ガスは三元触媒26から熱を奪ってその温度が上昇せしめられる。したがって、三元触媒26に流入する排気ガスの温度が低くても三元触媒26から流出する排気ガスの温度は比較的高く、よってNOX触媒29に流入する排気ガスの温度も比較的高い。このため、三元触媒26に流入する排気ガスの温度が低くてもNOX触媒29の温度はほとんど低下することがなく、NOX触媒29の吸放出能力は維持される。
また、運転再開温度Tmtとは、三元触媒26の活性温度以下の温度、または内燃機関を再始動した後に排気マニホルド23内の排気ガスが三元触媒26に流入すると三元触媒26の酸化能力が低いものとなる程度まで三元触媒26の温度が低下するような温度、すなわち内燃機関を再始動した後の排気マニホルド23内の排気ガスが三元触媒26に流入すると三元触媒26の温度が400℃以下(好ましくは350℃以下)にまで低下するような温度であり、例えば、400℃以下、好ましくは350℃以下である。
ただし、内燃機関の運転が再び開始されたときには内燃機関の出力はNOX放出制御を開始する前の程度までには上昇せしめられず、比較的低出力に維持される。これにより、機関本体1から排出される排気ガスの温度は低いものとなり、三元触媒26の温度をその活性温度以上にまで上昇させてしまうことが抑制される。したがって、電動機65の出力もNOX放出制御を開始する前の程度にまでは低下せしめられず、結果として内燃機関と電動機65とによってハイブリッドシステム60への要求出力が出力せしめられる。
時刻t3において、NOX触媒29に吸蔵されていたNOXがほとんど全て放出されて、NOX触媒29のNOX吸蔵量がほぼ零になると、ハイブリッドシステム60は通常運転状態に戻され、内燃機関および電動機65の出力はNOX放出制御を開始する前の状態にまで戻される。これに伴ってマニホルド内の排気温が上昇すると共に三元触媒26の温度も上昇する。そして、三元触媒26の温度はその活性温度以上となり、三元触媒26の酸化能力が回復し、三元触媒26に流入した排気ガス中のHC、CO等は三元触媒26によって酸化、除去される(時刻t4)。そして再びNOX触媒29には徐々にNOXが吸蔵せしめられる。
このように、本発明では、内燃機関の運転を停止させることによってマニホルド内の排気温を急速に低下させ、その後かなり低温の排気ガスを三元触媒26に流入させることで三元触媒26が急速に冷却せしめられる。このように三元触媒26の温度を急速に冷却させる場合、三元触媒26から排出される排気ガスは三元触媒26から熱を奪うためその温度が比較的高く、よってNOX触媒29の温度はほとんど低下せしめられない。したがって、本発明では、点火時期や燃料噴射時期を進角させることによって機関本体1から排出される排気ガスの温度を徐々に下げることによって三元触媒26の温度を低下させる場合と異なり、NOX触媒29の温度をほとんど低下させずに三元触媒26の温度のみを低下させることができ、よってNOX触媒29からのNOXの放出を効率的に行うことができる。
図5は、本発明の内燃機関の制御装置およびハイブリッドシステムによって行われるNOX放出制御の制御ルーチンを示す。
まず、ステップ101において、NOX触媒29のNOX吸蔵量ΣNOXが推定せしめられる。NOX吸蔵量ΣNOXは、内燃機関の機関回転数、エアフロメータ50によって検出された吸入空気量および燃料噴射弁11から噴射された燃料噴射量等の履歴から推定されてもよいし、NOX触媒29の上流に配置されたNOX濃度センサ52の出力の積算値から推定されてもよい。次いで、ステップ102では、ステップ101において推定されたNOX触媒29のNOX吸蔵量ΣNOXが限界吸蔵量ΣNOXM以上であるか否かが推定される。NOX吸蔵量ΣNOXが限界吸蔵量ΣNOXMよりも少ないと判定された場合、すなわちまだNOX触媒29にNOXを吸蔵させることが可能である場合にはステップ101へと戻され、ステップ101およびステップ102が繰り返される。
一方、ステップ102において、NOX吸蔵量ΣNOXが限界吸蔵量ΣNOXM以上であると判定された場合にはステップ103へと進む。ステップ103では、内燃機関の出力が滑らか且つ急速に低下せしめられ、そして内燃機関が停止せしめられる。この内燃機関の出力低下に伴って、ハイブリッドシステム60への要求出力がハイブリッドシステム60全体によって出力されるように電動機65の出力が上昇せしめられる。この時に必要な電力は内燃機関が停止せしめられる前に予めバッテリ68に蓄えられている。
次いで、ステップ104では、排気温センサ51によって検出されたマニホルド内の排気温Tmが上記運転再開温度Tmt以下であるか否かが判定される。マニホルド内の排気温Tmが運転再開温度Tmtよりも高いと判定された場合には、マニホルド内の排気温Tmが運転再開温度Tmt以下になるまでステップ104が繰り返される。ステップ104において、マニホルド内の排気温Tmが運転再開温度Tmt以下であると判定された場合には、ステップ105へと進む。
ステップ105では、内燃機関が再び始動せしめられ、低出力で運転せしめられる。これにより、三元触媒26の温度が低下せしめられて、機関本体1から排出された排気ガス中の還元剤は三元触媒26を通過してNOX触媒29へ到達し、NOX触媒29からNOXが放出、還元せしめられる。
次いで、ステップ106では、内燃機関が再始動後に機関本体1から排出された還元剤の積算量ΣREが予め定められた所定還元剤量ΣRET以上であるか否かが判定される。内燃機関が再始動後に機関本体1から排出された還元剤の積算量ΣREは、内燃機関の機関回転数、エアフロメータ50によって検出された吸入空気量および燃料噴射弁11から噴射された燃料噴射量等の履歴から推定されてもよいし、HC濃度センサまたはCO濃度センサ53の出力の積算値から推定されてもよい。また、上記所定還元剤量ΣRETは、NOX触媒29のNOX吸蔵量が限界吸蔵量であるときにNOX触媒29に吸蔵されているNOXを全て放出させるのに必要な還元剤の量である。
ステップ106において、還元剤の積算量ΣREが所定還元剤量ΣRETよりも少ないと判定された場合には、還元剤の積算量ΣREが所定還元剤量ΣRET以上となるまでステップ106が繰り返される。一方、ステップ106において、還元剤の積算量ΣREが所定還元剤量ΣRET以上であると判定された場合にはステップ107へと進む。ステップ107では、ハイブリッドシステム60が通常運転状態に戻される。すなわち、内燃機関の出力が上昇せしめられ、電動機65の出力が低下せしめられる。
なお、上記実施形態におけるNOX触媒29のNOX吸蔵量の推定、または還元剤の積算量ΣREの推定すなわち内燃機関が再始動後にNOX触媒29から放出されたNOXの量の推定は、排気マニホルド23内に配置された空燃比センサ、三元触媒26およびNOX触媒29にそれぞれ取付けられた三元触媒温度センサおよびNOX触媒温度センサ、および三元触媒26とNOX触媒29との間の排気管28に配置された酸素濃度センサ(全て図示せず)等を用いてこれらセンサからの情報を加えて行ってもよい。
次に、上記実施形態の変更例について説明する。上記実施形態の変更例では、内燃機関の再始動後、または三元触媒26の温度が活性温度よりも低くなった後に、内燃機関を低出力で運転させるだけでなく、機関本体1からHC、CO等の還元剤が多く排出されるように機関運転状態を制御する。機関本体1からHC、CO等の還元剤を多く排出させる運転状態とは、例えば、通常運転時に比べて内燃機関に対する負荷を軽いものにすること、点火栓による点火時期を遅角させること、燃料噴射弁からの燃料噴射時期を遅角させること等が挙げられる。
このように、内燃機関の再始動後に機関本体1から排出されるHC、CO等の量を多くすることにより、NOX触媒29に流入する還元剤の量が多くなり、よってNOX触媒29からより多くのNOXを放出させることができるようになる。したがって、NOX触媒29にNOXを流入させる期間、すなわち三元触媒26の温度をその活性温度よりも低くしておく期間を短くすることができる。
なお、上記実施形態ではNOX触媒29の上流に三元触媒26が配置されているが、この触媒は酸化触媒等、酸化能力を有する触媒であれば如何なる触媒であってもよい。
本発明の制御装置が搭載された内燃機関の全体を示す図である。 本発明のハイブリッドシステムの構成を概略的に示す図である。 三元触媒によるHC、CO等の浄化率の温度推移を表すグラフである。 本発明のNOX放出制御における各種パラメータのタイムチャートである。 NOX放出制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 機関本体
5 燃焼室
10 点火栓
11 燃料噴射弁
13 吸気マニホルド
23 排気マニホルド
26 三元触媒
29 NOX触媒
41 ECU
61 動力分配機構
62 減速機
63 駆動車軸
65 電動機
66 発電機
68 バッテリ

Claims (3)

  1. 排気通路に、排気ガス中の成分の酸化を促進させる酸化触媒と、流入する排気ガス中にNOXが存在するときには該NOXを吸蔵すると共に流入する排気ガス中に還元剤が存在するときには吸蔵されているNOXを放出して還元させるNOX触媒とが順次設けられている内燃機関の制御装置において、
    上記NOX触媒からNOXを放出させるべきときには、上記内燃機関の運転を停止させて上記酸化触媒上流における排気通路内の排気ガスの温度を所定温度以下にまで低下させ、その後内燃機関を再始動させるようにした内燃機関の制御装置。
  2. 上記内燃機関を再始動させるときには、内燃機関本体から排出される排気ガス中に含まれる還元剤の量が通常運転時に比べて多くなるようにした請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置を備えた内燃機関と電動機とを動力源として備えるハイブリッドシステムであって、上記内燃機関および上記電動機の少なくともいずれか一つにより当該ハイブリッドシステムに対する要求出力が出力され、上記内燃機関の運転を停止させたときには上記電動機のみによって要求出力が出力されるハイブリッドシステム。
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