JP5131370B2 - 電源電圧調整装置および電源電圧調整方法 - Google Patents
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Description
源電圧調整装置および電源電圧調整方法に関する。
実施の形態1では、複数の電源ドメインのモジュールを備えた多電源LSIにおいて、各モジュールに供給する電源電圧調整処理について説明する。実施の形態1の電源電圧調整処理では、各モジュールにおけるクロックツリーパスと論理パスの遅延時間との製造ばらつき依存性と電源電圧依存性との違いは無視できる程度とする。
まず、本発明にかかる電源電圧調整装置を説明するために、電源電圧の調整対象となる複数の電源ドメインのモジュールを備えた多電源LSIの構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる多電源LSIの構成を示すブロック図である。図1のように本実施の形態にかかる多電源LSI100は、電源電圧の異なる電源ドメインAモジュール110と、電源ドメインBモジュール120と含んで構成されている。また、電源ドメインAモジュール110には、電源IC130が接続されており、電源ドメインBモジュール120には電源IC140が接続されている。
つぎに、上述した構成の多電源LSI100の各電源ドメインモジュールに供給する電源電圧の調整処理の手順について説明する。多電源LSI100には、電源ドメインA、Bの2つのモジュールがあり、ここでは電源ドメインAの基準電源電圧を1.2[V]、電源ドメインBの基準電源電圧を0.8[V]とする。これら2つの電源ドメインモジュールの電源電圧を調整するには、下記のような2段階の処理が必要となる。
第2段階:電源ドメインBモジュールの電源電圧調整
まず、電源ドメインAモジュール110の電源電圧設定処理について説明する。図3は、電源ドメインAモジュールの電源電圧設定の手法を示す図表である。図3の図表300は、電源ドメインAモジュール110におけるパス遅延の電源電圧依存特性を示している。また、図表300は、プロセスばらつきごとの電源電圧依存特性を示している。
図3、4によって説明した電源ドメインAモジュール110の電源電圧設定処理は、具体的には、電源ドメインAモジュール110のASV制御部111によっておこなわれる。したがって、ここで電源ドメインAモジュール110に備えられたASV制御部111の構成について詳しく説明する。図5は、ASV制御部の構成を示すブロック図である。図5のように、ASV制御部111は、ASV値格納部501と、電源制御部502とを含んで構成されている。
つぎに、電源ドメインBモジュール120の電源電圧調整処理について説明する。図6は、電源ドメインBモジュールの電源電圧調整の手法を示す図表である。図6の図表600は、電源ドメインBモジュール120におけるパス遅延の電源電圧依存特性を示している。また、図3と同様に、図表600は、プロセスばらつきごとの電源電圧依存特性(特性曲線fast、slow)を示している。
図6、7によって説明した電源ドメインBモジュール120の電源電圧調整処理は、具体的には、電源ドメインBモジュール120の位相調整ASV制御部121によっておこなわれる。したがって、ここで電源ドメインBモジュール120に備えられた位相調整ASV制御部121の構成について詳しく説明する。図8は、位相調整ASV制御部の構成を示すブロック図である。図8のように、位相調整ASV制御部121は、位相比較器801と、電源電圧変更ステップ値格納部802と、電源電圧コード現在値格納部803と、加減算器804と、電源制御回路805とを含んで構成される。
つぎに、実施の形態2について説明する。実施の形態2では、製造ばらつき依存性と電源電圧依存性とを考慮した電源電圧調整を実施する。図19の図表1902、1903にて説明したように、クロックツリーパスと論理パスの遅延時間の製造ばらつき依存性と電源電圧依存性が大きく異なり、その差が無視できない場合には、その差を考慮してASVを求めなければならない。
図11、12は、製造ばらつき依存性と電源電圧依存性とを考慮した電源電圧調整の手法を示す図表である。実施の形態2では、図11では、基準電源電圧(A)を基準点に、図12では、基準電源電圧(B)を基準点としている。
第2段階:電源電圧マージンを考慮した電源電圧調整
まず、電源電圧マージン生成処理について説明する。図13は、電源電圧マージン生成処理の手順を示すフローチャートである。図13のフローチャートにおいて、まず、クロックツリーパスのパス遅延時間のプロセスばらつきと、電源電圧依存特性とを求める(ステップS1301)。このステップS1301の処理によって、図表1100、1200(図11、12参照)に実線で示したプロセスばらつきごとの電源電圧依存特性(特性曲線fast、slow)が得られる。
つぎに、電源電圧マージンを考慮した電源電圧調整処理について説明する。図14は、電源電圧マージンを考慮した電源電圧調整の手法を示す図表である。図14の図表1400は、プロセスばらつきごとの電源電圧依存特性(特性曲線fast、slow)を示している。
110 電源ドメインAモジュール
111 ASV制御部
112,113 レジスタ
120 電源ドメインBモジュール
121 位相調整ASV制御部
122,123 レジスタ
130,140 電源IC
Claims (5)
- 電源電圧が異なる複数のモジュールを備えた半導体集積回路の電源電圧を調整する電源
電圧調整装置において、
第1の特性ばらつきにおいて第1基準電源電圧が供給されるときのパス遅延値と等しいパス遅延値となるときの第2の特性ばらつきにおける第1調整電源電圧を第1電源ドメインのモジュールの第1電源電圧として設定する電圧設定部と、
前記第1電源ドメインのモジュールを流れる第1クロック信号と、第2電源ドメインのモジュールを流れる第2クロック信号との位相を比較して前記第1電源ドメインのパス遅延値と前記第2電源ドメインのパス遅延値との比が前記第2電源ドメインの電圧調整の前後で等しくなっているかどうかを示す位相差を検出する検出部と、
前記検出部によって検出された位相差が小さくなるように前記第2電源ドメインのモジュールに供給する第2電源電圧を調整する電圧調整部と、を備え、
前記電圧設定部は、
前記第1クロック信号の遅延のばらつき依存性と電源電圧依存性との差分とを、前記第1クロック信号の前記遅延の変動幅をあらわすマージンとして検出するマージン検出部を備え、前記第1電源ドメインのモジュールの電源電圧を、前記第1電源電圧から前記マージンを引いた第3電源電圧に設定し、
前記検出部は、前記電圧設定部によって、前記第1電源ドメインのモジュールの電源電圧が前記第3電源電圧に設定されると、前記第1クロック信号と前記第2クロック信号との位相を比較して位相差を検出し、
前記電圧調整部は、前記検出部によって、新たに検出された位相差が小さくなるように、前記第2電源ドメインのモジュールに供給する前記第2電源電圧を調整することを特徴とする電源電圧調整装置。 - 前記電圧調整部は、
前記検出部によって、前記第2クロック信号の遅延による位相差が検出された場合には前記第2電源電圧を上げ、
前記検出部によって、前記第1クロック信号の遅延による位相差が検出された場合には、前記第2電源電圧を下げることを特徴とする請求項1に記載の電源電圧調整装置。 - 前記電圧設定部は、前記第1電源ドメインのモジュールが正常に動作可能な電源電圧の第1上限値と、第1下限値とを取得し、
第1電源電圧として設定する電圧値が前記第1上限値以上の場合は、前記第1電源電圧を前記第1上限値に設定し、
第1電源電圧として設定する電圧値が前記第1下限値以下の場合は、前記第1電源電圧を前記第1下限値に設定することを特徴とする請求項1または2に記載の電源電圧調整装置。 - 前記電圧調整部は、前記第2電源ドメインのモジュールが正常に動作可能な電源電圧の第2上限値と、第2下限値とを取得し、
前記第2電源電圧が前記第2上限値以上となる場合は、前記第2電源電圧を前記第2上限値に調整し、
前記第2電源電圧が前記第2下限値以下となる場合は、前記第2電源電圧を前記第2下限値となるように調整することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電源電圧調整装置。 - 電源電圧が異なる複数のモジュールを備えた半導体集積回路の電源電圧を調整する電源電圧調整方法において、
第1の特性ばらつきにおいて第1基準電源電圧が供給されるときのパス遅延値と等しいパス遅延値となるときの第2の特性ばらつきにおける第1調整電源電圧を第1電源ドメインのモジュールの第1電源電圧として設定し、
前記第1電源ドメインのモジュールを流れる第1クロック信号と、第2電源ドメインのモジュールを流れる第2クロック信号との位相を比較して前記第1電源ドメインのパス遅延値と前記第2電源ドメインのパス遅延値との比が前記第2電源ドメインの電圧調整の前後で等しくなっているかどうかを示す位相差を検出し、
前記複数のモジュールの中の第1電源ドメインのモジュールを流れる第1クロック信号
の遅延のばらつき依存性と電源電圧依存性との差分とを、前記第1クロック信号の前記遅
延の変動幅をあらわすマージンとして検出し、
前記第1電源ドメインのモジュールの電源電圧を、前記第1電源電圧から前記マージンを引いた第3電源電圧に設定し、
前記第1電源ドメインのモジュールの電源電圧が前記第3電源電圧に設定されると、前記第1クロック信号と前記第2クロック信号との位相を比較して位相差を検出し、
前記検出された位相差が小さくなるように、前記第2電源ドメインのモジュールに供給する第2電源電圧を調整すること
を特徴とする電源電圧調整方法。
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