JP5128997B2 - 緑化構造物、固定部及び獣類の侵入防止方法 - Google Patents

緑化構造物、固定部及び獣類の侵入防止方法 Download PDF

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Description

本発明は、緑化構造物、固定部及び獣類の侵入防止方法に関する。
多くの山岳地域において、近年急激にカモシカ、ニホンジカ類の密度が増大している。この現象に伴い、これらのシカ類による樹木の食害や、食害による表土の流出等の森林被害が拡大している。強い食害を受けた地域では、多くの植物が枯損し、棘のある植物やシカ類に有害な成分を含む植物しか残らないこともある。
緑化工が施された法面又は傾斜地にも、シカ類等による導入植物の採餌活動に起因する食害及び引き抜き被害、施工地への侵入による生育基盤の踏み荒らし、これらに伴う生育基盤の弱体化や流出被害は多発している。このような被害にあった施工地は、導入植物の衰退が進行し、著しい場合は生育基盤が流出し、裸地化して再施工を余儀なくされる等、大きな問題となっている。
このような緑化工施工地の被害は、培土等を法面等に吹付ける植生基材吹付工のような工種だけでなく、広く普及している吹付枠工を併用した緑化工施工地においても同様に発生している。吹付枠工を施工した法面又は傾斜地に対しては、枠の上面や周囲に金網や合成樹脂製のネットを設置して、獣類の侵入を防止する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−166457号公報
ところが、金網を設置する方法は、侵入防止効果は高いが、法枠が形成された斜面全体に金網を張設することになるため、コストが高くなる。合成樹脂製のネットは、紫外線による劣化が急速で、効果の持続期間が短いだけでなく、破損すると景観上見苦しい。さらに、これらの網を敷設する方法は、法枠工の景観を損なうだけでなく、長期間経過後、網を構成する鋼材等が腐蝕したときに撤去費も多大となる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、獣類の侵入を防止する緑化構造物、固定部及び獣類の侵入防止方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、法枠を備えた緑化構造物において、前記法枠を構成する梁と梁との間に張設される線材と、前記法枠に設けられ、前記線材に対し前記法枠の上面から離間する方向への変位を規制する固定部とを備え、前記固定部は、前記梁の各側面を挟持する本体と、前記本体に設けられ、前記線材を挿通する挿通部とを備えていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の緑化構造物において、前記固定部は、該緑化構造物の起伏が変化する変曲部に設けられていることを要旨とする
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の緑化構造物において、前記固定部は、前記固定部と前記梁の側面との間の相対距離を調節する調整部を備えていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の緑化構造物において、前記固定部の前記挿通部に固定されるとともに、前記線材の端部を掛止する掛止部材をさらに備えたことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の緑化構造物において、前記掛止部材は、掛止した前記線材の張力を調整する張力調整部を備えることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、法枠を備えた緑化構造物に用いられる固定部であって、前記法枠を構成する梁を、その各側面から挟持する固定部と、前記各梁の間に張設される線材を挿通する挿通部とを備えていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、法枠が形成された緑化構造物への獣類の侵入防止方法であって、獣類の侵入を防止する線材に対し前記法枠の上面から離間する方向への移動を規制する固定部を前記法枠に設け、前記線材を、前記固定部を介して前記法枠を構成する梁と梁との間に張設し、前記固定部は、前記梁の各側面を挟持する本体と、前記本体に設けられ、前記線材を挿通する挿通部とを備えていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項7に記載の獣類の侵入防止方法において、前記固定部を、該緑化構造物の凹凸形状が変化する変曲部に設けることを要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、法枠に設けられた固定部により、法枠の上面から離間する方向への変位を規制して線材が張設されるので、緑化構造物の起伏が激しくても、その起伏に沿って線材を張設することができる。このため、法枠と線材との間に、獣類が侵入可能な隙間が生じない。従って獣類の侵入を防止し、法枠内の踏み荒らし、食害を防止することができる。また、固定部は、梁を挟持する固定部を備えているので、既に施工された法枠に対しても、法枠を損傷することなく固定部を取り付けることができる。
請求項2に記載の発明によれば、固定部は、緑化構造物の起伏が変化する変曲部に設けられている。このため、緑化構造物の起伏に沿って線材を張設することができる
請求項に記載の発明によれば、固定部は、固定部の幅と梁の幅との差を相殺する幅調整部を備えている。このため、梁によって、その幅が異なっても、固定部を強固に固定することができる。
請求項に記載の発明によれば、線材の端部を掛止して、その端部を固定部に固定するので、線材の端部を法枠に対して固定することができる。このため、アンカーピン等を法枠に打ち込むことなく線材を固定できるので、法枠の損傷を防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、固定部は、掛止した線材の張力を調整する張力調整部を有するので、梁と梁との間に張られた線材を緊張させることができる。
請求項に記載の発明によれば、固定部は、梁を各側面から挟持する固定部と、線材を挿通する挿通部とを備えている。このため、線材を挿通部に挿通して張設することで緑化構造物の起伏が大きくても、その起伏に沿って線材を張設することができる。このため、法枠と線材との間に、獣類が侵入可能な隙間が生じない。従って獣類の侵入を防止し、法枠内の踏み荒らし、食害を防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、法枠の上面から離間する方向への移動を規制する固定部を法枠に設け、固定部を介して線材が張設されるので、緑化構造物の起伏が激しくても、その起伏に沿って線材を張設することができる。このため、法枠と線材との間に、獣類が侵入可能な隙間が生じない。従って獣類の侵入を防止し、法枠内の踏み荒らし、食害を防止することができる。また、固定部は、梁を挟持する固定部を備えているので、既に施工された法枠に対しても、法枠を損傷することなく固定部を取り付けることができる。
請求項に記載の発明によれば、固定部は緑化構造物の起伏が変化する箇所に設けられるので、緑化構造物の起伏に沿って線材を張設することができる。
本発明によれば、獣類の侵入を防止する獣類の侵入防止方法、緑化構造物及び固定部を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図7に従って説明する。本実施形態では、既に施工された緑化構造物としての緑化工基盤に対し、獣類の侵入防止用の施工をする場合について説明する。図1は、緑化工を完了した傾斜面を有する地山の斜視図である。
図1に示すように、地山1に形成された法面2には、多数の法枠3からなる緑化工基盤4が形成されている。法枠3は、法面2上に升目状に形成され、法面2の高さ方向(図1中Y1方向)の列及び水平方向(X1方向)の行を形成している。法枠3を形成する際は、地山の滑落を防止する金網上に組立枠を組立て、その組立枠にモルタルを吹付ける。そして、吹付けたモルタルを硬化させることにより、略四角枠状の法枠3を形成する。
また、法枠3は、法面2に沿った水平方向(X1方向)にほぼ平行に形成された横梁3Aと、法面2に沿った高さ方向(Y1方向)にほぼ平行に形成された縦梁3Bとから構成されている。これらの横梁3A及び縦梁3Bの地山1の地肌1Aからの高さは、150〜300mmになっている。また、横梁3A、縦梁3B及び地肌1Aから構成される空間である植生材収容部6の横幅及び縦幅は、1000〜1700mm程度になっている。
図2に示すように、横梁3Aの上側面S1には、三角柱状に形成された滞留防止部材5が配設されている。法枠3を構成する横梁3Aのうち、横梁3Aの上側面S1には雨水が滞留しやすく、植物の根腐れ、地山1の浸食等が発生しやすい。このため、横梁3Aの上側面S1と地肌1Aとの間で構成される空間を、断面三角状の滞留防止部材5で埋めることによって、この空間の雨水の滞留を防止する。また、横梁3Aと地肌1Aとの間に配設された滞留防止部材5の上面は、ほぼ水平となり、その幅が、およそ280〜450mmになる。
また植生材収容部6には、生育基盤7が形成されている。生育基盤7は、地肌1Aに積層されており、例えば50mm等、植物が生育できるだけの厚みを有している。生育基盤7を形成する際には、培土、バーク堆肥等の土壌改良剤、肥料、接合剤、及び種子等を混合して混合物を作成し、この混練物をスクイズポンプ又は圧縮空気等を使用して植生材収容部6に吹付ける。
また、図3に示すように、緑化工基盤4には、法枠3の梁と梁の間に張設された線材10と、線材10を位置決めする固定部11とが設けられている。線材10は、金属等の材質から形成され、法枠3の上面3Sに沿って、植生材収容部6の上方を横切るように張設されている。固定部11は、横梁3A及び縦梁3Bに固定され、線材10が法枠3から離間する方向への変位を規制するとともに、線材10の端を法枠3に対して固定する。
横梁3Aに略平行に張設される線材10を規制又は固定する固定部11は、縦梁3Bに固定される。また、縦梁3Bに略平行に張設される線材10を規制又は固定する固定部1
1は、横梁3Aに固定される。また、各固定部11は、後述する線材10の張設位置に合わせた位置にそれぞれ固定される。
この固定部11について図4〜図7に従って説明する。図4に示すように、固定部11は、各梁3A,3Bに固定部11を固定する本体20と、本体20に設けられた挿通部21とを備えている。本体20は、鉄等の金属板を、2箇所でほぼ直角に屈曲させた屈曲部20Aを有している。図5に示すように、各屈曲部20Aの間の長さL3は、法枠3の各梁3A,3Bのばらつきに対応するために、法枠3の一般的な幅よりも若干大きい長さに形成されている。
各屈曲部20Aの下方には、調整部を構成する1対の貫通孔22が貫通形成されている。各貫通孔22には、調整部を構成する締結部材23がそれぞれ貫挿される。各締結部材23は、先端が先細りとなるように形成されたボルト23A及びナット23Bであって、4つの貫通孔22にそれぞれ貫挿される。
また、本体20のうち、各屈曲部20A以外の部分である中央部20Bの上面には、挿通部21が設けられている。挿通部21は、棒状に形成された鉄材等であって、2箇所で折り曲げた屈曲形状(コの字状)、或いは湾曲形状(U字状)等に加工され、その両端が中央部20Bの上面に対して溶接されることにより本体20に対して固定されている。その結果、挿通部21及び中央部20Bの上面により、線材10を挿通するための孔が形成される。
本体20を梁3A,3Bに取り付ける際には、図5に示すように、中央部20Bを梁3A,3Bの上面3Sにほぼ接した状態とし、梁3A,3Bの側面を各屈曲部20Aによって挟む。このとき、屈曲部20Aの内側と、各梁3A,3Bの側面との間には、大抵の場合隙間が生じているが、各梁3A,3Bの幅は、数ミリ〜数十ミリのばらつきがあるため、その隙間の大きさも一定ではない。
さらに、本体20の貫通孔22に4つの締結部材23を貫挿し、ボルト23Aの先端が梁3A,3Bの側面に圧接するように締結する。これにより、各締結部材23は、梁3A,3Bを両側から挟持し、本体20は梁3A,3Bに対して固定される。上記したように、各梁3A,3Bと屈曲部20Aとの隙間は一定ではないが、締結部材23で、各屈曲部20Aと梁3A,3Bとの相対距離を調節することができるので、本体20を梁3A,3Bに対して強固に固定できる。また、各梁3A,3Bの外表面には微細な凹凸があるが、各梁3A,3Bに圧接されるのがボルト23Aの先端であり、4つの締結部材23で固定するため、各梁3A,3Bの外表面の状態に特に左右されず、固定部11を安定して固定できる。
また、固定部11は、法枠3を損傷せずに取り付けることができる。即ち、ピン等を法枠3に打ち込むような場合には、硬化したモルタルに亀裂が生じ、この亀裂から雨水等が浸透し、法枠3が破壊されてしまう虞があるが、固定部11を介して線材10を固定することにより、法枠3の損傷を防止できるとともに、どのような法枠3にも施工することができる。また、線材10を撤去する場合にも、法枠3を破壊することなく容易に取り外しできるので、撤去にかかるコストも削減することができる。
尚、本体20の金属板の厚みや強度にもよるが、屈曲部20Aと、各梁3A,3Bとの隙間が大きい場合、屈曲部20Aの下端において締結力を加えることにより、中央部20Bが若干下方に湾曲することがあるが、その場合には予め中央部20Bを上方に湾曲させた状態に加工してもよい。この場合、屈曲部20Aに締結力が加えられると、締結力の付加による中央部20Bの下方への変形が、予め上方に湾曲形成した形状により相殺され、
中央部20Bがほぼ平らとなる。その結果、固定部11のずれを防止するとともに、固定部11を梁3A,3Bに対して強固に固定することができる。
この固定部11は、主に獣類の侵入防止となる対象区間(以下、侵入防止対象区間という)の端と、法枠3の凹凸が変化する変曲部に取り付けられる。侵入防止対象区間の端部に設けられる固定部11は、侵入防止対象区間を取り囲む線材10の端部を固定するために設けられる。上記変曲部に設けられる固定部11は、線材10を法枠3の形状に沿って好ましい位置に張設するために設けられる。
図6は、線材10の端部を固定する固定部11の斜視図である。この固定部11は、挿通部21に、ターンバックル等の掛止部材24が掛止されている。本実施形態では、掛止部材24は、フック部材24Aと、フック部材24Aを貫挿する孔にネジ山が形成された枠部24Cとを備えるが、その他の構成でもよい。尚、フック部材24A及び枠部24Bは、線材10の張力を調整する張力調整部として機能する。
フック部材24Aに掛止される線材10の端部は、その先端から数十センチメートル程度の長さの部分が輪状に形成されており、線材10の先端はワイヤクリップ等の線材固定具25で固定されている。そして輪状部分を、フック部材24Aの鉤状部分に掛止し、枠部24Cを回転させると、線材10の張力が高められ、最終的に線材10が緊張した状態で張設される。ここで、法枠3に固定された線材10の張力が弱いと、線材10は弛んだ状態となり、獣類が容易に線材10を跨いで、生育基盤7に容易に侵入しやすくなる。上記したように線材10を緊張させると、獣類の足が線材10に接触しやすくなり、獣類の警戒心又は不快感を煽ることができる。
一方、図3に示すように、横梁3Aに略平行に張設される線材10を挿通する固定部11は、縦梁3Bに固定される。また、図1に示すように縦梁3Bに略平行に張設される線材10を挿通する固定部11は、横梁3Aに固定される。また各固定部11は、後述する線材10の張設位置に合わせた位置に固定される。
図7は、上記変曲部に設けられ、線材10を規制する固定部11の斜視図である。固定部11は、各梁3A,3Bに固定され、その挿通部21に線材10を挿通する。図7に示すように、固定部11が横梁3Aに固定されている場合には、その挿通部21に、縦梁3Bと略平行な方向に張設された線材10を挿通し、線材10に対し、法枠3の上面3Sから離間する方向への変位を規制する。図に示すように、線材10は、法枠3の上面3Sから数センチメートル程度離間しているが、緑化工基盤4の起伏形状により、線材10に対して、法枠3の上面3Sに垂直な方向(図中Z1方向)に張力等が付加されても、線材10が挿通部21により係止される。また施工後に何らかの外力が線材10に加えられても、線材10の水平方向(X1方向)への変位を規制することができる。
このため、図1及び図2に示すように法面2の凹凸形状が激しい場合でも、線材10を、その張設位置の起伏に合わせて張設することができる。図1中、例えば侵入防止対象区間の下端に、横梁3Aと略平行に張設された線材10は、緑化工基盤4の凹状部分に固定部11が設けられることで、凹状部分に沿って張設されている。また、侵入防止対象区間を横切るように、横梁3Aと略平行に配設された線材10は、凹状部分と凸状部分とに固定部11が設けられることで、凹状部分及び凸状部分に沿って張設されている。
また、例えば図2に示すような凹状の起伏がある場合、凹状の変曲部に固定部11が配設されていないと、図中、凹状の部分と線材10との間に獣類が侵入可能な大きな隙間が生じてしまう可能性があるが、固定部11を設けることで隙間の発生を防止できる。また、線材10と法枠3との間に大きな隙間が生じると、外観上も好ましくない。
次に、線材10の張設位置について説明する。線材10は、任意の侵入防止対象区間を囲むように張設されるとともに、万が一獣類が侵入防止対象区間に侵入してしまった場合にも被害を最小限にするために、侵入防止対象区間を横切るように張設される。固定部11は線材10をそれらの位置に張設するのに最適な位置に固定される。図1では、侵入防止対象区間の左端及び右端にそれぞれ2本の線材10が張設され、該区間の行方向の上端及び下端に2本の線材10が張設されている。また、侵入防止対象区間を横切るように2本の線材10が行方向及び列方向にそれぞれ張設されている。
1対の第1及び第2の線材10A,10Bを、横梁3Aと略平行に張設する際は、図2に示すように、第1の線材10Aを、横梁3Aの角頂部P1から、水平方向(法面2に対して奥行き方向、図2中X2方向)に長さL1、鉛直方向(重力方向、図2中Y2方向)に高さH1の位置に張設する。
長さL1は、第1の線材10Aが滞留防止部材5のほぼ上方に位置する長さに設定されている。さらに、この長さL1は、ニホンジカ等の偶蹄目類に代表される獣類が角頂部P1に足を掛けた状態で、滞留防止部材5又は植生材収容部6を踏み込む場合の歩幅(400〜800mm)よりも小さくなるように設定され、本実施形態では、長さL1は、70〜120mmであって、この範囲内で法面2の傾斜角等に応じて設定される。70mmよりも小さくすると、角頂部P1と第1の線材10Aとの距離が過小となり、獣類が第1の線材10Aを容易に跨いで、滞留防止部材5の上に足を置くようになる。120mmよりも大きいと、獣類が第1の線材10Aに触れることなく、滞留防止部材5の上に足を掛けてしまう。
高さH1は、本実施形態では、100〜200mmである。第1の線材10Aの高さH1が100mmよりも低いと、獣類が容易に第1の線材10Aを跨いでしまう。高さH1が200mmよりも大きいと、上記したように、第1の線材10Aに接触することなく、例えば滞留防止部材5等、第1の線材10Aの手前を踏み込んでしまう。
上記した位置に第1の線材10Aを配置すると、獣類が滞留防止部材5の上面等に足を掛けた際に、第1の線材10Aが、ニホンジカ等の足のうち、蹄よりも上方の部位に接触する。獣類の足に第1の線材10Aが接触すると、獣類は警戒して、接触を避けようとする。このため、動作が困難になり、生育基盤7への侵入が難しくなる。また、法面2の傾斜が大きくなるほど獣類の歩行の容易な幅が小さくなるため、傾斜角が大きくなるほど長さL1,L2を小さくする。
第2の線材10Bは、横梁3Aの角頂部P1から、水平方向(X2方向)に長さL2、鉛直方向(Y2方向)に高さH2の位置に配置する。本実施形態では、長さL2は、200〜450mmに設定されている。長さL2が200mmよりも小さいと、ニホンジカ等の獣類が第1及び第2の線材10A,10Bの間を一度に乗り越えて、生育基盤7を容易に踏み込む。長さL2が450mmよりも大きいと第1の線材10Aとの間隔が過大となり、第1及び第2の線材10A,10Bの間を踏み込んでも、獣類の足と第1又は第2の線材10A,10Bと接触しないことがある。
高さH2は、本実施形態では、420〜550mmになっている。高さH2が420mmよりも低いと、上記したように、第1及び第2の線材10A,10Bを一度に乗り越えやすい。高さH2が550mmよりも大きいと、上記したように、第1及び第2の線材10A,10Bの間を踏み込みやすい。このように第1及び第2の線材10A,10Bを各法枠3に対して張設すると、第1及び第2の線材10A,10Bは、地山1の地肌1Aに対して、ほぼ150〜300mm離間した状態になる。
また、1対の第1及び第2の線材10A,10Bを、侵入対象防止区間の左端及び右端に、縦梁3Bと略平行に張設する際は、横梁3Aの場合と同じように張設する。図3に示すように、1対の各線材10A,10Bのうち、侵入防止対象区間の外側に近い線材10を第1の線材10Aとし、最も近い縦梁3Bの角頂部P2から長さL1の位置に張設する。また、他方の第2の線材10Bを、角頂部P2から長さL2の位置に張設する。さらに、侵入防止対象区間を横切る線材10は、上記したように角頂部P1,P2からの距離を基準に張設してもよいし、任意の位置に張設してもよい。
このように張設された各線材10A,10Bは、固定部11によって、法枠3に対して好適な位置に位置決めされる。このため、獣類が第1及び第2の線材10A,10Bを乗り越えて侵入を試みた場合等に、第1及び第2の線材10A,10Bのいずれかが獣類の足に接触する確率が高くなり、確実に警戒心を煽ることができる。また、第1及び第2の線材10A,10Bに外力が加えられても、固定部11により、第1及び第2の線材10A,10Bの水平方向(X1方向)への変位、高さ方向(Y1方向)への変位及び法枠3の上面3Sに対して垂直な方向(Z1方向)への変位を規制し、上記した張設位置からのずれを抑制することができる。
次に、線材10の張設方法について説明する。まず、固定部11を、上記したように侵入防止対象区間の端と、起伏の変曲部とに取り付ける。また、緑化工基盤4の幅及び高さが長い場合には、線材10を位置決めするために、固定部11を、線材10の途中の任意の位置に設けてもよい。
侵入防止対象区間の一端に固定された固定部11には、その挿通部21に掛止部材24を掛止する。また、上記したように線材固定具25を用いて線材10の一方の先端を輪状にし、掛止部材24に掛止する。また、線材10を法面2の上面3Sに沿わせながら延ばし、途中に設けられた固定部11の挿通部21に線材10を貫挿する。そして侵入防止対象区間の他端に到達すると、線材10を切断し、その先端を線材固定具25を用いて輪状にする。さらに、侵入防止対象区間の他端に固定された固定部11の挿通部21に掛止部材24を掛止し、掛止部材24に、輪状にした線材10の端部を掛止する。そして、掛止部材24の張力調整部を操作することにより、掛止部材24に掛止した線材10を緊張させ、上記した位置に線材10を位置決めする。
このように上端、下端及び各側端に第1及び第2の線材10A,10Bを張設すると、緑化工基盤4の上端、下端及び各側端から侵入しようとする獣類が、第1及び第2の線材10A,10Bを一度に乗り越えたり、第1及び第2の線材10A,10Bの間を踏み込んだ際に、獣類の足と第1又は第2の線材10A,10Bが接触しやすくなる。また、第1及び第2の線材10A,10Bとの接触を回避しようとすると、動作が不安定となるため、獣類は侵入に消極的になる。
これらの工程を経て完成した緑化工基盤4は、法枠3に金網を敷設する場合に比べ、第1及び第2の線材10A,10Bが目立たないので、緑化工基盤4の景観を損なわない。また、第1及び第2の線材10A,10Bは、法枠3の上面3Sに沿って張設されるので、生育基盤7に対して離間した状態となるとともに、各梁3A,3Bと各線材10との間に獣類が侵入可能な隙間が生じない。このため、獣類が侵入した際に、第1及び第2の線材10A,10Bと、獣類の蹄から上の部位とを主に接触させて、警戒心又は不快感を煽ることができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、獣類の侵入を防止する線材10は、法枠3に対して位置決め
する固定部11を介して、法枠3の上面から離間する方向への変位を規制されて梁と梁との間に張設される。このため、緑化工基盤4の起伏が激しい場合にも、その起伏に沿って線材を張設することができる。従って、法枠3と線材10との間に、獣類が侵入可能である大きな隙間が生じないため、獣類が緑化工基盤4に侵入する際には、獣類は線材10を乗り越えて侵入せざるを得なくなる。獣類が侵入を試みた場合には、その足が、生育基盤7の上方に張られた線材10に接触するため、獣類の警戒心が煽られるとともに急傾斜での不安定な行動を余儀なくされる。これにより、緑化工基盤4への獣類の侵入を防止することができるので、法枠3内に生育した植物が採食される、いわゆる食害を防止するとともに、植物の踏み荒らしを防止することができる。また、金網を法枠3に敷設する場合に比べてコストを削減し、施工を容易にすることができる。さらに、線材10は、緑化工基盤4の外側から見た場合に目立たないので、金網等のネットを敷設する場合に比べて緑化工基盤4の景観を向上させることができる。
(2)上記実施形態では、固定部11は、緑化工基盤4の凹凸形状が変化する変曲部に設けられる。このため、固定部11の個数を増やすことなく、線材10を緑化工基盤4の起伏に沿って張設することができる。
(3)上記実施形態では、固定部11は、梁の各側面を挟持する本体20と、本体20に設けられ、線材10を挿通する挿通部21とを備えている。このため、既に施工された法枠3にピンを打ち込んで線材10を固定するような場合に比べて、法枠3を損傷することなく固定部11を取り付けることができる。また、法枠3への取付を容易にすることができる。
(4)上記実施形態では、固定部11は、各屈曲部20Aと梁3A,3Bの側面との相対距離を調節する貫通孔22と、締結部材23とを有する。従って、締結部材23を貫通孔22に挿通して締結するため、梁によって幅が異なっても、固定部11を法枠3に対して強固に固定することができる。
(5)上記実施形態では、侵入防止対象区間の端に設けられた固定部11には、その挿通部21に、掛止部材24を掛止する。さらに、掛止部材24に、線材10の端部を掛止して、線材10の端部を固定部11に固定する。これにより、固定部11を介して、線材10の端部を法枠3に固定することができる。このため、法枠3にアンカーピンを打ち込むことなく、線材10を張設することができる。また、地山1に打ち込まれたアンカーピンで線材10の端部を固定する場合は、法枠3の端から線材10を張設することになるが、固定部11を用いると緑化工基盤4のうち、所望の位置に線材10を張設することができるので、施工の自由度を向上することができる。
尚、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、上記緑化工基盤4は傾斜した法面2に対して形成するようにしたが、平地に形成してもよい。
・線材10及び固定部11は、正面からみた形状が円形状の法枠等、上記した四角枠形状以外の法枠3にも配設可能である。また、梁の断面形状が四角形状の法枠ではなく、断面欠円状等、その他の形状の法枠3にも配設可能である。
・線材10及び固定部11は、滞留防止部材5を配設した法枠3に限られることなく、滞留防止部材5の無い法枠3に設けてもよい。この場合にも上記のように獣類の侵入防止効果が得られる。
・上記実施形態では、植生材収容部6の横幅及び縦幅が1000〜1700mmになる
ように法枠3を形成したが、この幅に特に限定されない。
・上記実施形態では、第1の線材10Aを、角頂部P1から水平方向に70〜120mm、第2の線材10Bを、角頂部P2から水平方向に200〜450mmの位置に配置したが、侵入防止となる獣類の歩幅や、法面2の傾斜角、法面2の形状に応じて変更してもよい。
・上記実施形態では、横梁3Aに略平行に張設された線材10と、縦梁3Bに略平行に張設された線材10とが、緑化工基盤4の隅部で交差するようにしたが、交差しないようにしてもよい。
・線材10は、各梁3A,3Bに対して斜めに張設されていてもよい。また、上記実施形態では、侵入防止対象区間の上端及び下端を囲む線材10は、横梁3Aと略平行に張設し、左端及び右端を囲む線材10は、縦梁3Bと略平行に張設したが、線材10の張設方向や本数は、緑化工基盤4の形状は周辺環境に応じて変更可能である。
・上記実施形態では、固定部11と梁3A,3Bの側面との間の相対距離を調節する調整部を、ボルト及びナットからなる締結部材23から構成したが、固定部11の屈曲部20Aに設けられたコイルバネ又は板バネ等から構成してもよく、その他の形状にしてもよい。
・線材10の材質は、金属に限られず、合成樹脂でもよく、特に限定されない。
・固定部11は、挿通部21と、梁3A,3Bの側面を挟持する屈曲部20Aを有していれば良く、他の形状でもよい。例えば、図8に示すように、線材101を折り曲げて形成した固定部100でもよい。固定部100は、梁3A,3Bを挟持する屈曲部102を備えた本体104と、線材101の途中を環状に掛止得した挿通部103とを有する。屈曲部102には、図に示すように、下端を内側に折り曲げた係止爪102Aを設けてもよい。固定部100は、線材101から形成されているため、屈曲部102の角度を変えたり、場合によっては梁3A,3Bに合わせて各屈曲部102の間の長さが変更されることにより、梁3A,3Bを直接挟み込む。この際、係止爪102Aが、梁3A,3Bの各側面を挟持するので、本体104を梁3A,3Bに対して安定して固定することができる。また、この固定部100の場合、2箇所に挿通部103を形成することができる。或いは、図9に示すように、金属板を屈曲形成した屈曲部106を有する本体107と、金属板の略中央に切り込み、切り込んだ部分を金属板の上面に対してほぼ垂直になるように折り曲げた挿通部108を備えた固定部105でもよい。屈曲部106には、図に示すように、下端を内側に折り曲げた係止爪106Aを設けてもよい。挿通部108には、貫通孔109を形成する。係止爪106Aは、梁3A,3Bの各側面を支持するので、本体107を梁3A,3Bに対して安定して固定することができる。
・上記実施形態の固定部11は、図8及び図9の固定部100,105のように、本体20の屈曲部20Aの下端を内側に折り曲げて、係止爪を形成してもよい。
・上記実施形態の固定部11に、図10に示す支持部110を設けてもよい。支持部110は、半球状の挿通部111と、挿通部111の側縁に設けられた鍔部112とを備えている。挿通部111の頂点には、挿通孔(図示略)が形成され、この挿通孔にボルト23Aを挿通して支持する。また、鍔部112は、梁3A,3Bの側面に当接する。そして、支持部110と屈曲部20Aとの間にナット113を介在させ、各ナット113,23Bを締結することで、鍔部112が梁3A,3Bの側面に圧接される。このとき、ボルト23Aの下端のみが梁3A,3Bに当接する場合よりも、鍔部112が梁3A,3Bに当接する場合の方が、梁3A,3Bとの接触面積が大きくなるため、本体20を梁3A,3Bに対して強固に、且つ安定させて固定することができる。
・上記実施形態では、線材10の端を固定部11と掛止部材24とで法枠3に対して固定するようにしたが、法枠3の状態によってはアンカーピンを用いて法面2に固定してもよい。
・上記実施形態では、既に形成された法枠3に対して固定部11を設けるようにしたが、法枠3を形成する際に、線材10や掛止部材24を挿通する孔を有する固定部をモルタルに埋め込み、固定部を法枠3に一体に形成してもよい。
緑化工基盤の全体図。 緑化工基盤の断面図。 緑化工基盤の要部斜視図。 固定部の斜視図。 固定部の立面図。 侵入防止対象区域の端に設けられた固定部の斜視図。 線材の途中に設けられた固定部の斜視図。 別例の固定部の斜視図。 別例の固定部の斜視図。 別例の固定部の斜視図。
符号の説明
1…地山、2…法面、3…法枠、3A,3B…梁、3S…上面、4…緑化構造物としての緑化工基盤、10,10A,10B,101…線材、11,100,105…固定部、20,104,107…本体、21,103,108,111…挿通部、22…調整部を構成する貫通孔、23…調整部を構成する締結部材、24…掛止部材。

Claims (8)

  1. 法枠を備えた緑化構造物において、
    前記法枠を構成する梁と梁との間に張設される線材と、
    前記法枠に設けられ、前記線材に対し前記法枠の上面から離間する方向への変位を規制する固定部とを備え
    前記固定部は、前記梁の各側面を挟持する本体と、
    前記本体に設けられ、前記線材を挿通する挿通部とを備えていることを特徴とする緑化構造物。
  2. 請求項1に記載の緑化構造物において、
    前記固定部は、該緑化構造物の起伏が変化する変曲部に設けられていることを特徴とする緑化構造物。
  3. 請求項1又は2に記載の緑化構造物において、
    前記固定部は、
    前記固定部と前記梁の側面との間の相対距離を調節する調整部を備えていることを特徴とする緑化構造物。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の緑化構造物において、
    前記固定部の前記挿通部に固定されるとともに、前記線材の端部を掛止する掛止部材をさらに備えたことを特徴とする緑化構造物。
  5. 請求項に記載の緑化構造物において、
    前記掛止部材は、掛止した前記線材の張力を調整する張力調整部を備えることを特徴とする緑化構造物。
  6. 法枠を備えた緑化構造物に用いられる固定部であって、
    前記法枠を構成する梁を、その各側面から挟持する固定部と、
    前記各梁の間に張設される線材を挿通する挿通部とを備えていることを特徴とする固定部。
  7. 法枠が形成された緑化構造物への獣類の侵入防止方法であって、
    獣類の侵入を防止する線材に対し前記法枠の上面から離間する方向への移動を規制する固定部を前記法枠に設け、前記線材を、前記固定部を介して前記法枠を構成する梁と梁との間に張設し、
    前記固定部は、前記梁の各側面を挟持する本体と、
    前記本体に設けられ、前記線材を挿通する挿通部とを備えていることを特徴とする獣類の侵入防止方法。
  8. 請求項に記載の獣類の侵入防止方法において、
    前記固定部を、該緑化構造物の凹凸形状が変化する変曲部に設けることを特徴とする獣類の侵入防止方法。
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