JP2023063167A - 支持具 - Google Patents
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Abstract
Description
このような柵として、メッシュフェンスなどの格子状の柵が設置されている。
そして、メッシュフェンスに関して様々な技術が提案されている。
すなわち、特許文献1に記載のワイヤーメッシュフェンス131は、横方向へ延びて配設されたワイヤーから成る複数本の横格子132と、縦方向へ延びて配設されたワイヤーから成る複数本の縦格子133とを備える。
そこで、イノシシや鹿をそもそもワイヤーメッシュフェンスに接触させないようにできる技術が求められていた。
また、第1の湾曲領域と第3の湾曲領域とを結ぶ第1の仮想直線と、第2の湾曲領域と第4の湾曲領域とを結ぶ第2の仮想直線とが交差または立体交差するので、第1の湾曲領域及び第3の湾曲領域が、縦部材と横部材の交点を挟んで互いに同一の横部材に接触する場合、第2の湾曲領域及び第4の湾曲領域が、縦部材と横部材の同じ交点を挟んで互いに同一の縦部材に接触することができる。
従って、本発明の支持具を格子状の柵に取付けたときに、安定させることができる。
ここで、「所定の長さ」とは、柵の縦部材と横部材の一の交点と他の交点の間の長さよりも短い長さである。
また、第1の湾曲領域と第3の湾曲領域とを結ぶ第1の仮想直線と、第2の湾曲領域と第4の湾曲領域とを結ぶ第2の仮想直線とが交差または立体交差するので、第1の湾曲領域及び第3の湾曲領域が、縦部材と横部材の交点を挟んで互いに同一の横部材に接触する場合、第2の湾曲領域及び第4の湾曲領域が、縦部材と横部材の同じ交点を挟んで互いに同一の縦部材に接触することができる。
従って、本発明の支持具を格子状の柵に取付けたときに、安定させることができる。
ここで、「所定の長さ」とは、柵の縦部材と横部材の一の交点と他の交点の間の長さよりも短い長さである。
これは、直線領域と第4の湾曲領域が第2の線状体の先端の近くで鉤形に配置され、直線領域と第4の湾曲領域の両方が面する空間に第2の線状体の先端が位置しているからだと考えられる。
これは、第1の湾曲領域と第3の湾曲領域それぞれの湾曲の曲率が小さくなるから、すなわち湾曲の度合いが緩くなるからだと考えられる。
図1は、本発明を適用した第1の実施形態の電線支持具の一例を示す概略斜視図である。
また、図2(a)は、本発明を適用した第1の実施形態の電線支持具の第1~3の湾曲領域の概略部分拡大図であり、図2(b)は、本発明を適用した第1の実施形態の電線支持具の第4~5の湾曲領域の概略部分拡大図である。
また、図3Dは、本発明を適用した第1の実施形態の電線支持具の概略右側面図であり、図3Eは、本発明を適用した第1の実施形態の電線支持具の概略平面図であり、図3Fは、本発明を適用した第1の実施形態の電線支持具の概略底面図である。
ここで、長手部20は、長手方向へ延びた第1のステンレス線状体21を有する。
第1のステンレス線状体21は、ステンレス鋼で構成された線状体であり、その線径は例えば1.5mm~4.0mmである。
また、第1のステンレス線状体21は第1の線状体の一例であり、第1の線状体は、長手方向へ延びたものであれば必ずしもステンレス鋼で構成されていなくてもよく、例えば鉄で構成されていてもよい。
ここで、電線支持部30は、長手部20の第1のステンレス線状体21の一端に接続されている。
電線支持部30は、第1のステンレス線状体21が延びた方向すなわち長手部20の長手方向と同じ方向へ延びている。
また、長手部20の長手方向と同じ方向に対して略直交する方向における電線支持部30の断面形状は略円形である。
また、電線支持部30は、絶縁性を有する樹脂材料で構成されている。
ここで、第1のステンレス線状体21の一端に接続された電線支持部30の端部とは反対側から、電線支持部30が延びた方向と同じ方向へ、第1の支持突起31Aと第2の支持突起31Bとが突出している。
また、第1の支持突起31Aと第2の支持突起31Bは互いに離れている。
また、第1の支持突起31Aの先端と第2の支持突起31Bの先端は、長手部20の長手方向と同じ方向に対して略直交する方向へ平坦状に延びている。
また、電線支持部すなわち支持部は、被支持物を支持可能であれば、必ずしもこのように突起が設けられていなくてもよく、また、必ずしも絶縁用穴が形成されていなくてもよい。
例えば、本発明の支持具が備える支持部がロープを支持する場合は、本発明の支持具はロープ支持具であり、本発明の支持具が備える支持部はロープ支持部である。
すなわち、支持部は必ずしも電線を支持しなくてもよく、害獣にとって柵に近づく際に障害物と成り得る物であれば、支持部は例えば有刺鉄線やロープを支持することもできる。
ここで、引掛部40は第2のステンレス線状体47を有する。
第2のステンレス線状体47はステンレス鋼で構成された線状体であり、また、その線径は第1のステンレス線状体21の線径と同じであり、例えば1.5mm~4.0mmである。
また、第2のステンレス線状体47は、長手部20の第1のステンレス線状体21の一端とは反対側の他端から延びている。
また、第2のステンレス線状体47は第2の線状体の一例であり、必ずしもステンレス鋼で構成されていなくてもよく、例えば鉄で構成されていてもよい。
ここで、第1の湾曲領域41は、長手部20に連接されていると共に第1のステンレス線状体21の一端から他端へ向かう方向へ凸状に湾曲している。
また、図2(a)に示すように、第1の湾曲領域41は第1の仮想平面Aに位置している。
ここで、第2の湾曲領域42は、第1の湾曲領域41に連接されている。
ここで、第2の仮想平面Bは、第1の仮想平面Aと交差して延びている。すなわち、図2(a)に示すように、第2の仮想平面Bは、第1の仮想平面Aに対して略平行に延びてはいない。
また、第2の湾曲領域42は、第1のステンレス線状体21の他端から一端へ向かう方向と同じ方向へ凸状に湾曲している。
すなわち、このような第2の湾曲領域42が位置する第2の仮想平面Bも、図2(a)に示すように、長手部20の第1のステンレス線状体21が延びた方向と同じ方向に対し第1のステンレス線状体21の他端から一端へ向かう方向と同じ方向へ傾斜している。
ここで、第3の湾曲領域43は、第2の湾曲領域42に連接されている。
ここで、第3の仮想平面Cは、第2の仮想平面Bと交差して延びている。すなわち、図2(a)に示すように、第3の仮想平面Cは、第2の仮想平面Bに対して略平行に延びていない。
また、図2(a)に示すように、第1の湾曲領域41が位置する第1の仮想平面Aと、第3の湾曲領域43が位置する第3の仮想平面Cとは互いに対して略平行に延びており、互いに交差することはない。
ここで、第4の湾曲領域44は、同じく第2のステンレス線状体47に形成された直線領域46を介して第3の湾曲領域43と連接されている。
ここで、第4の仮想平面Dは第1の仮想平面Aと交差して延びている。すなわち、第4の仮想平面Dは、第1の仮想平面Aに対して略平行に延びてはいない。
また、第1の仮想平面Aと第3の仮想平面Cは互いに対して略平行に延びているので、第4の仮想平面Dは第3の仮想平面Cとも交差して延びている。
換言すれば、直線領域46は、長手部20の第1のステンレス線状体21が延びた方向と同じ方向に対して略直交する方向から30度以下に傾斜して延びた形態が好ましい。
ここで、第5の湾曲領域45は、第4の湾曲領域44に連接されている。
ここで、第5の仮想平面Eは、第4の仮想平面Dに対して略直交する方向へ延びていると共に第1の仮想平面Aまたは第3の仮想平面Cと交差して延びている。すなわち、第5の仮想平面Eは、第1の仮想平面A及び第3の仮想平面Cに対して略平行に延びていない。
例えば、長手部が有する線状体と、引掛部が有する線状体とを別体として、両線状体を接続させた態様とすることもできる。
本発明では便宜上、長手部が有する線状体を第1のステンレス線状体すなわち「第1の線状体」と称し、引掛部が有する線状体を第2のステンレス線状体すなわち「第2の線状体」と称する。
すなわち、例えば図3Aでは、第2の湾曲領域42の湾曲方向は斜め下へ向いているのに対して、第4の湾曲領域44の湾曲方向は斜め上へ向いているが、電線支持部30が位置する側、つまり図3Aにおいて右側へ湾曲しているという点では共通しているので、第2の湾曲領域42の湾曲方向と第4の湾曲領域44の湾曲方向は同じであるとする。
しかし、第2の線状体に直線領域が形成されていれば、第2の線状体が撓り易くなるので、第4の湾曲領域を柵の縦部材または横部材に押し当てたり縦部材または横部材から離したりし易くなって、その結果、本発明の支持具を柵に取付け易いと共に柵から取外し易くなるので好ましい。
図4-1(a)は、本発明を適用した第1の実施形態の電線支持具をワイヤーメッシュフェンスに取付ける手順の一例を示す第1の工程図であり、図4-1(b)は第2の工程図である。
また、図4-2(c)は、本発明を適用した第1の実施形態の電線支持具をワイヤーメッシュフェンスに取付ける手順の一例を示す第3の工程図であり、図4-2(d)は第4の工程図である。
また、図4-3(e)は、本発明を適用した第1の実施形態の電線支持具をワイヤーメッシュフェンスに取付ける手順の一例を示す第5の工程図であり、図4-3(f)は第6の工程図である。
また、図4-4(g)は、本発明を適用した第1の実施形態の電線支持具をワイヤーメッシュフェンスに取付ける手順の一例を示す第7の工程図であり、図4-4(h)は第8の工程図である。
また、図4-1、図4-2、図4-3及び図4-4において、電線支持部の図示を省略している。
また、図4-1、図4-2、図4-3及び図4-4において、図の奥側は農作物が存在する側である。
これに伴い、長手部20の第1のステンレス線状体は、横鉄筋52の上方を横切って図4-1(a)の手前側へ向けて水平方向へ延びた状態となる。
また、図4-1(a)において、長手部20の第1のステンレス線状体は断面で示されている。
これに伴い、直線領域46は、横鉄筋52の下方を横切って図4-1(b)の手前側へ向けて延びた状態となる。
このとき、図4-2(c)に示すように、長手部20の第1のステンレス線状体を、上方の横鉄筋よりも手前側に配置する。
すなわち、凸状に湾曲した第2の湾曲領域42の、湾曲頂部とは反対側である内側を縦鉄筋51に接触させると共に、直線領域46を横鉄筋52の下方を横切らせて横鉄筋52よりも奥側へ向けて延びた状態とする。
すなわち、第1の湾曲領域の内側と第3の湾曲領域43の内側を横鉄筋52に接触させる。
このとき、図4-3(e)に示すように、直線領域46は上方の横鉄筋へ向けて延びた状態となる。
このとき、第1の湾曲領域と第3の湾曲領域が横鉄筋52に引掛かり、第2の湾曲領域42が縦鉄筋51に引掛かっている。
また、直線領域46を鉛直方向へ延びるように配置すると共に、引掛部の第4の湾曲領域44を縦鉄筋51よりも奥側に配置する。
すなわち、第4の湾曲領域44の内側を縦鉄筋51に接触させる。
すなわち、図5は本発明を適用した第1の実施形態の電線支持具が使用されている状態の一例を示す概略図であるが、図5に示すように電線60は、ワイヤーメッシュフェンス50から水平方向に離れた位置で支持されている。
従って、図5に示すように、ワイヤーメッシュフェンス50に近づいてきたイノシシ70が電線60に接触すると、イノシシ70は電線60に印加された電圧によって衝撃を受ける。
ネットフェンスは、鉛直方向に蛇行して延びた複数のワイヤーそれぞれが、その左隣のワイヤーと右隣のワイヤーとに交互に絡み合った構成となっている点でワイヤーメッシュフェンスとは異なるが、格子状という点でワイヤーメッシュフェンスと同じだからである。
また、図7(a)は、本発明を適用した第2の実施形態の電線支持具の第1~3の湾曲領域の概略部分拡大図であり、図7(b)は、本発明を適用した第2の実施形態の電線支持具の第4~5の湾曲領域の概略部分拡大図である。
また、図8-2(a)は、本発明を適用した第2の実施形態の電線支持具の概略平面図であり、図8-2(b)は、本発明を適用した第2の実施形態の電線支持具の概略底面図である。
また、図8-3(a)は、本発明を適用した第2の実施形態の電線支持具の概略左側面図であり、図8-3(b)は、本発明を適用した第2の実施形態の電線支持具の概略右側面図である。
ここで、長手部90は、長手方向へ延びた第1のステンレス線状体91を有する。
第1のステンレス線状体91は、ステンレス鋼で構成された線状体であり、その線径は例えば1.5mm~4.0mmである。
電線支持部30は、長手部90の第1のステンレス線状体91の一端に接続されている。
なお、本発明の電線支持具80が備える電線支持部30は、本発明の第1の実施形態の電線支持具10が備える電線支持部30と同じであるので、電線支持部30についての詳細な説明を省略する。
ここで、引掛部100は第2のステンレス線状体107を有する。
第2のステンレス線状体107は、ステンレス鋼で構成された線状体であり、また、その線径は第1のステンレス線状体91の線径と同じであり、例えば1.5mm~4.0mmである。
ここで、第1のステンレス線状体91の他端から所定範囲の領域は、第1のステンレス線状体91の一端から他端へ向かう方向と同じ方向へ凸状に湾曲している。
また、第2のステンレス線状体107は第2の線状体の一例であり、第2の線状体は必ずしもステンレス鋼で構成されていなくてもよく、例えば鉄で構成されていてもよい。
ここで、第1の湾曲領域101は、長手部90に連接されていると共に第1のステンレス線状体の他端から一端へ向かう方向と同じ方向へ凸状に湾曲している。
また、図7(a)に示すように、第1の湾曲領域101は第1の仮想平面Fに位置している。
ここで、第2の湾曲領域102は、第1の湾曲領域101に連接されている。
ここで、第2の仮想平面Gは、第1の仮想平面Fと交差して延びている。すなわち、図7(a)に示すように、第2の仮想平面Gは、第1の仮想平面Fに対して略平行に延びていない。
また、第2の湾曲領域102は、第1のステンレス線状体91の一端から他端へ向かう方向と同じ方向へ凸状に湾曲している。
すなわち、このような第2の湾曲領域102が位置する第2の仮想平面Gも、図7(a)に示すように、長手部90の第1のステンレス線状体91が延びた方向と同じ方向に対し第1のステンレス線状体91の一端から他端へ向かう方向と同じ方向へ傾斜している。
ここで、第3の湾曲領域103は、第2の湾曲領域102に連接されている。
ここで、第3の仮想平面Hは、第2の仮想平面Gと交差して延びている。すなわち、図7(a)に示すように、第3の仮想平面Hは、第2の仮想平面Gに対して略平行に延びていない。
また、図7(a)に示すように、第1の湾曲領域101が位置する第1の仮想平面Fと、第3の湾曲領域103が位置する第3の仮想平面Hとは互いに対して略平行に延びており、互いに交差することはない。
ここで、第4の湾曲領域104は、同じく第2のステンレス線状体107に形成された直線領域106を介して第3の湾曲領域103と連接されている。
また、直線領域106は、長手部90の第1のステンレス線状体91が延びた方向と同じ方向に対して略直交する方向へ略直線状に所定の長さほど延びている。
ここで、第4の仮想平面Iは第1の仮想平面Fと交差して延びている。すなわち、第4の仮想平面Iは、第1の仮想平面Fに対して略平行に延びていない。
また、第1の仮想平面Fと第3の仮想平面Hは互いに略平行に延びているので、第4の仮想平面Iは第3の仮想平面Hとも交差して延びている。
換言すれば、直線領域106は、長手部90の第1のステンレス線状体91が延びた方向と同じ方向に対して略直交する方向から30度以下に傾斜して延びた形態が好ましい。
ここで、第5の湾曲領域105は、第4の湾曲領域104に連接されている。
ここで、第5の仮想平面Jは、第4の仮想平面Iに対して略直交する方向へ延びていると共に第1の仮想平面Fまたは第3の仮想平面Hと交差して延びている。すなわち、第5の仮想平面Jは、第1の仮想平面F及び第3の仮想平面Hに対して略平行に延びていない。
しかし、第2の線状体に第5の湾曲領域が形成されていれば、本発明の支持具を柵に取付けたり柵から取外したりするときに、第5の湾曲領域が位置する第5の仮想平面が被押圧面になるので、作業者の指に第2の線状体の先端が刺さらず、作業者へ痛みを与えないため好ましい。
また、第2の線状体の先端が第2の湾曲領域と第4の湾曲領域とを結ぶ第2の仮想直線上に位置するように第5の湾曲領域は湾曲していれば、本発明の支持具を格子状の柵に取付けたり柵から取外したりするときに、第5の湾曲領域が邪魔にならないので好ましい。
しかし、第2の湾曲領域がこのように傾斜して位置していれば、第2の湾曲領域が、第1の線状体が延びた方向と同じ方向に対して略平行に位置するときよりも、第2の線状体の第1の湾曲領域や第3の湾曲領域を、柵の径が大きい縦部材または横部材に引掛け易くすることができるので好ましい。
しかし、第4の湾曲領域がこのように位置していれば、第4の湾曲領域が第1の線状体が延びた方向と同じ方向に対して傾斜して位置するときよりも、第2の線状体が斜め方向へ延びていない分、第4の湾曲領域における第2の線状体の長さを短くできて第4の湾曲領域の押圧力が高まるので、第2の線状体の第4の湾曲領域を、柵の縦部材または横部材に強く押し当てることができ好ましい。
例えば、本発明の支持具が備える支持部がロープを支持する場合は、本発明の支持具はロープ支持具であったり、ロープ支持部であったりする。
すなわち、支持部は必ずしも電線を支持しなくてもよく、害獣にとって柵に近づく際に障害物と成り得る物であれば、支持部は例えば有刺鉄線やロープを支持することもできる。
このとき、人がフック部材を掴むことができるよう、フック部材の表面は絶縁部材で覆われているものとする。
図9-1(a)は、本発明を適用した第2の実施形態の電線支持具をワイヤーメッシュフェンスに取付ける手順の一例を示す第1の工程図であり、図9-1(b)は第2の工程図である。
また、図9-2(c)は、本発明を適用した第2の実施形態の電線支持具をワイヤーメッシュフェンスに取付ける手順の一例を示す第3の工程図であり、図9-2(d)は第4の工程図である。
また、図9-3(e)は、本発明を適用した第2の実施形態の電線支持具をワイヤーメッシュフェンスに取付ける手順の一例を示す第5の工程図である。
また、図9-1、図9-2及び図9-3において、図の奥側は農作物が存在する側である。
このとき、長手部90の第1のステンレス線状体は、横鉄筋52よりも手前側に配置された状態となる。
すなわち、凸状に湾曲した第2の湾曲領域102の、湾曲頂部とは反対側である内側を横鉄筋52に接触させると共に、第2の湾曲領域102を縦鉄筋51へ近づける。
すなわち、直線領域106を横鉄筋52に沿った状態と成すと共に、凸状に湾曲した第1の湾曲領域101の内側と第3の湾曲領域103の内側を縦鉄筋51に引掛ける。
また、このとき、引掛部の第4の湾曲領域104は、横鉄筋52よりも手前側に配置されている。
すなわち、第4の湾曲領域の内側を横鉄筋52に接触させる。
本発明の第2の実施形態の電線支持具80の電線支持部に電線を取付けた状態は、図5に示す本発明の第1の実施形態の電線支持具10の電線支持部に電線を取付けた状態と同じく、電線が、ワイヤーメッシュフェンス50から水平方向に離れた位置で支持される。
その結果、本発明の支持具を格子状の柵に取付けたときに、安定させることができる。
その結果、電線の設置コストや労力を大幅に低減できる。
20 長手部
21 第1のステンレス線状体
30 電線支持部
31A 第1の支持突起
31B 第2の支持突起
32 絶縁用穴
40 引掛部
41 第1の湾曲領域
42 第2の湾曲領域
43 第3の湾曲領域
44 第4の湾曲領域
45 第5の湾曲領域
46 直線領域
47 第2のステンレス線状体
47A 第2のステンレス線状体の先端
50 ワイヤーメッシュフェンス
51 縦鉄筋
52 横鉄筋
60 電線
70 イノシシ
80 電線支持具
90 長手部
91 第1のステンレス線状体
100 引掛部
101 第1の湾曲領域
102 第2の湾曲領域
103 第3の湾曲領域
104 第4の湾曲領域
105 第5の湾曲領域
106 直線領域
107 第2のステンレス線状体
107A 第2のステンレス線状体の先端
A 第1の仮想平面
B 第2の仮想平面
C 第3の仮想平面
D 第4の仮想平面
E 第5の仮想平面
F 第1の仮想平面
G 第2の仮想平面
H 第3の仮想平面
I 第4の仮想平面
J 第5の仮想平面
a 第1の仮想直線
b 第2の仮想直線
c 第1の仮想直線
d 第2の仮想直線
Claims (8)
- 長手方向へ延びた第1の線状体を有する長手部と、
該長手部の前記第1の線状体の一端に接続されており、被支持物を支持可能な支持部と、
前記長手部の前記第1の線状体の一端とは反対側の他端から延びた第2の線状体を有し、同第2の線状体には、同長手部に連接されていると共に同第1の線状体の一端から他端へ向かう方向へ凸状に湾曲した第1の湾曲領域と、該第1の湾曲領域に連接されており、同第1の湾曲領域が位置する第1の仮想平面と交差して延びた第2の仮想平面に位置しており、かつ、同第1の線状体の他端から一端へ向かう方向と同じ方向へ凸状に湾曲した第2の湾曲領域と、該第2の湾曲領域に連接されており、同第2の仮想平面と交差して延びた第3の仮想平面に位置しており、同第1の線状体の一端から他端へ向かう方向と同じ方向へ凸状に湾曲した第3の湾曲領域と、該第3の湾曲領域に連接されており、同第1の仮想平面と交差して延びた第4の仮想平面に位置しており、同第1の線状体の他端から一端へ向かう方向と同じ方向へ凸状に湾曲した第4の湾曲領域とが形成されており、同第1の湾曲領域と同第3の湾曲領域とを結ぶ第1の仮想直線と、同第2の湾曲領域と同第4の湾曲領域とを結ぶ第2の仮想直線とが交差または立体交差する、引掛部とを備える
支持具。 - 前記第3の湾曲領域と前記第4の湾曲領域は、前記第2の線状体に形成された直線領域を介して互いに連接されており、同直線領域は、前記長手部の前記第1の線状体が延びた方向と同じ方向に対し同第1の線状体の一端から他端へ向かう方向と同じ方向へ傾斜して略直線状に所定の長さほど延びた
請求項1に記載の支持具。 - 長手方向へ延びた第1の線状体を有する長手部と、
該長手部の前記第1の線状体の一端に接続されており、被支持物を支持可能な支持部と、
前記長手部の前記第1の線状体の一端とは反対側の他端から延びた第2の線状体を有し、同第2の線状体には、同長手部に連接されていると共に同第1の線状体の他端から一端へ向かう方向と同じ方向へ凸状に湾曲した第1の湾曲領域と、該第1の湾曲領域に連接されており、同第1の湾曲領域が位置する第1の仮想平面と交差して延びた第2の仮想平面に位置しており、かつ、同第1の線状体の一端から他端へ向かう方向と同じ方向へ凸状に湾曲した第2の湾曲領域と、該第2の湾曲領域に連接されており、同第2の仮想平面と交差して延びた第3の仮想平面に位置しており、同第1の線状体の他端から一端へ向かう方向と同じ方向へ凸状に湾曲した第3の湾曲領域と、該第3の湾曲領域に連接されており、同第1の仮想平面と交差して延びた第4の仮想平面に位置しており、同第1の線状体の一端から他端へ向かう方向と同じ方向へ凸状に湾曲した第4の湾曲領域とが形成されており、同第1の湾曲領域と同第3の湾曲領域とを結ぶ第1の仮想直線と、同第2の湾曲領域と同第4の湾曲領域とを結ぶ第2の仮想直線とが交差または立体交差する、引掛部とを備える
支持具。 - 前記第3の湾曲領域と前記第4の湾曲領域は、前記第2の線状体に形成された直線領域を介して互いに連接されており、同直線領域は、前記長手部の前記第1の線状体が延びた方向と同じ方向に対し同第1の線状体の他端から一端へ向かう方向と同じ方向へ傾斜して略直線状に所定の長さほど延びた
請求項3に記載の支持具。 - 前記引掛部の前記第2の線状体には、前記第4の湾曲領域に連接された第5の湾曲領域が形成されており、前記第4の仮想平面に対して略直交する方向へ延びていると共に前記第1の仮想平面または前記第3の仮想平面と交差して延びた第5の仮想平面に同第5の湾曲領域は位置しており、かつ、同第2の線状体の先端が前記第2の湾曲領域と同第4の湾曲領域とを結ぶ前記第2の仮想直線上に位置するように同第5の湾曲領域は湾曲した
請求項2または請求項4に記載の支持具。 - 前記第2の湾曲領域は、前記長手部の前記第1の線状体が延びた方向と同じ方向に対して傾斜して位置する
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5に記載の支持具。 - 前記第4の湾曲領域は、前記長手部の前記第1の線状体が延びた方向と同じ方向に対して略平行に位置する
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6に記載の支持具。 - 長手方向へ延びた第1の線状体を有する長手部と、
該長手部の前記第1の線状体の一端に接続されており、被支持物を支持可能な支持部と、
前記長手部の前記第1の線状体の一端とは反対側の他端から延びた第2の線状体を有し、同第2の線状体には、湾曲した湾曲領域が形成された、引掛部とを備える
支持具。
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