JP6144385B1 - 雑草侵入抑止具 - Google Patents

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【課題】 本発明は現場に応じ適切に対応できる雑草侵入抑止具を提供する。【解決手段】 本発明に係る雑草侵入抑止具1は、雑草の侵入を抑止する網材2と、該網材2を支持する複数の支持材3とから成り、該支持材3は下部にアンカー部4を備えると共に、上部に上記網材2を支持しつつ該網材2を付形する付形部5を備える構成を有し、簡易構造ながら現場に応じて上記網材2を自由に付形しつつ自由にレイアウトすることができ、有効に雑草の侵入を抑止することができる。【選択図】 図2

Description

本発明は、駐車場や道路、ブロックを敷き詰めた法面等の雑草防除域内に対して、当該域外で繁茂した雑草が侵入するのを抑止する雑草侵入抑止具に関するものである。
ある区域に雑草防除を施しても、その雑草防除域の周りで繁茂した雑草が当該雑草防除域内に侵入してくる場合がある。従来、このような雑草の侵入を抑止する器具として、下記特許文献1に示す防草フェンスが既知である。
当該防草フェンスは、雑草防除域と非雑草防除域間に立設した防草面部と、該防草面部の上部から非雑草防除域側に向けて斜めに延出した反り返し部を有し、上記防草面部にて雑草の侵入を抑止すると共に上記反り返し部により雑草の内、特に蔦植物を非雑草防除域へと誘導する構成となっている。
特開2012−102494号公報
上記特許文献1の防草フェンスの防草面部は矩形状且つ平板状の多孔板から成っていると共に反り返し部も複数の縦パイプと複数の横パイプとを格子状に交差する状態で組み合わせて成っており、そのため、雑草防除域と非雑草防除域との境界線が直線状でない場合に適切に対応できないおそれを有している。
加えて反り返し部の反り返し形状(湾曲形状)を現場に応じて変更することについては想定しておらず、雑草の繁茂状態によっては有効に当該雑草の侵入を抑止できないおそれを有している。
また、上記特許文献1の防草フェンスは防草面部を設けさらに該防草面部の上位に反り返し部を配する構成と成っているため、大掛かりなものになる。
本発明は、上記従来の技術が有する問題点を有効に解決し、現場に応じ適切に対応できる雑草侵入抑止具を提供する。
要述すると、本発明に係る雑草侵入抑止具は、雑草の侵入を抑止する網材と、該網材を支持する複数の支持材とから成り、該支持材は下部にアンカー部を備えると共に、上部に上記網材を支持しつつ該網材を付形する付形部を備える構成を有し、簡易構造ながら現場に応じて上記網材を自由に付形しつつ自由にレイアウトすることができ、有効に雑草の侵入を抑止することができる。
加えて、上記支持材の付形部は垂直方向に延びる帯状を呈し、長手方向に沿って複数個所に肉抜き部を備えることにより容易に変形可能な構造とする。なお、本願において「変形」は「人力で行うことができる程度の変形」を意味している。
さらに好ましくは、上記支持材の付形部は左右端部にそれぞれ折曲片部を備え、該折曲片部に長手方向に沿って複数の切欠き部を備えることにより、上記付形部の補強を図りつつ変形を保障する。
また、上記アンカー部は垂直方向に突出し地盤内に埋設される埋設部と水平方向に突出しアンカーピン挿入孔を有する張出部とを備え、上記支持材が複数個所で地盤に固定される構成を有することにより、該支持材を向きや地盤形状に囚われず自由に地盤上に固定することができる。
好ましくは、上記網材の下端部を上記アンカー部の張出部上に載置し固定することにより、確実なる上記網材の固定と雑草侵入抑止を図る。
また、上記網材を金属製又は合成樹脂製又はゴム製の条材で構成することにより、耐性がありながら付形を容易とする構成とする。また、上記支持材を金属製又は合成樹脂製とすることにより、確実に上記網材を付形しつつ支持できるようにする。
好ましくは、上記網材に植物忌避剤を付着し、雑草の侵入をより効果的に抑止する。
本発明に係る雑草侵入抑止具によれば、雑草の侵入を抑止したい現場に応じて、自由に網材を付形できると共にレイアウトすることができ、適切に雑草の侵入を抑止することができる。
本発明に係る雑草侵入抑止具の設置状態における断面図。 本発明に係る雑草侵入抑止具の設置状態における斜視図。 本発明に係る雑草侵入抑止具の設置状態の他例を示す断面図。 実施例1における支持材の斜視図。 (A)は実施例1における支持材の正面図、(B)は同背面図、(C)は同平面図、(D)は同底面図、(E)は同右側面図。 実施例1における支持材の付形部を変形した状態を示す斜視図。 (A)は編成構造の網材の例を示す説明図、(B)は非編成構造の網材の例を示す説明図。 雑草防除域と非雑草防除域間の境界が曲線状の場合の設置例を示す説明図。 雑草防除域と非雑草防除域間の境界の地盤に高低差がある場合の設置例を示す説明図。 実施例2における支持材の斜視図。 (A)は実施例2における支持材の正面図、(B)は同背面図、(C)は同平面図、(D)は同底面図、(E)は同右側面図。 実施例2における支持材の付形部を変形した状態を示す斜視図。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図1乃至図12に基づき説明する。
<基本構成>
本発明に係る雑草侵入抑止具1は、図1,図2に示すように、基本構成として、雑草Wの侵入を抑止する網材2と、該網材2を支持する複数の支持材3とから成り、原則的に雑草防除域Aと非雑草防除域B間に設置するものである。ここで、本明細書において雑草防除域Aとは既に草刈りや防草シート等で雑草を防除してある区域をいい、駐車場や道路、ブロックを敷き詰めた法面等の本来雑草が生えるのが望ましくない区域を総称している。また、非雑草防除域Bとは何ら雑草の防除が行われておらず、雑草が自由に繁茂できる状態にある区域をいう。
本発明においては、後記するように、雑草防除域Aと非雑草防除域B間の境界線の形状や高低差に適切に応じて地盤G上に固定できる支持材3と、該支持材3に支持されながら付形される網材2とにより、雑草Wの侵入経路に適切に網材2を配して雑草Wの侵入を抑止する。
また、図3に示すように、非雑草防除域Bに繁茂する雑草Wが蔦植物である場合には、例外的に、雑草防除域Aの手前に予備の雑草防除域A′を設け、該予備雑草防除域A′の背後に本発明に係る雑草侵入抑止具1を配し、二段構えで雑草防除域Aへの雑草の侵入を抑止することもできる。
<実施例1>
実施例1に係る雑草侵入抑止具1は既述した基本構成を備え、以下の具体的構成を備える。
まず、図3乃至図5に基づき、本実施例における支持材3について説明する。支持材3は下部に当該支持材3を地盤G上に固定するアンカー部4を備えると共に、上部に網材2を支持しつつ該網材2を付形する付形部5を備える構成を有する。該支持材3は、好ましくは金属製として、確実に網材2を付形しつつ固定できるようにする。但し、本発明にあっては、支持材3は金属製に限らず、実施に応じ、合成樹脂製とすることも任意である。
支持材3下部のアンカー部4は、垂直方向に下向きに突出し地盤G内に埋設される帯状の埋設部4aと、水平方向に突出しアンカーピン挿入孔4cを有する張出部4bとを備え、地盤G内へ埋設した埋設部4aと、アンカーピン挿入孔4cを通じ地盤G内へ埋設したアンカーピン6により複数箇所にて支持材3を地盤G上に固定することができる。なお、張出部4bは単一とするか、図示するように二つ設ける他、三つ以上設けても良い。張出部4bを複数設ける場合には、支持材3を埋設部4aを中心として任意の向きに調整して固定することができる。
また、本実施例にあっては、アンカー部4の張出部4bをL字状のアングル材の一片で形成し、他片を後記する付形部5の帯状基部5aの下端部を補強する補強部4dとすることができる。すなわち、図示するように、張出部4bを二つ設ける場合には付形部5の帯状基部5aの下端部両側をL字状アングル材で挾持し、各L字状アングル材の一片を張出部4bとし他片を補強部4dとすることができる。
支持材3上部の付形部5は垂直方向に延びる帯状を呈する。詳述すると、垂直方向に上向きに突出し帯状を呈する帯状基部5aと、該帯状基部5aに同帯状基部5aの長手方向に沿って間隔を置いて複数箇所に穿設された長孔状肉抜き部5bと、同様に帯状基部5aの長手方向に沿って間隔を置いて複数箇所に穿設された丸孔状肉抜き部5cとを備えている。該丸孔状肉抜き部5cは、網材2を固定する結束バンドや針金等の固定用線材7を挿通する固定用孔としても機能する。また、長孔状肉抜き部5bは、好ましくは帯状基部5aの長手方向に沿う長孔形状(長楕円形状又は長方形状等)にし、丸孔状肉抜き部5cと共働して帯状基部5aに可撓性を付与し、もって付形部5を容易に変形可能な構造とする。なお、本願において「可撓性」とは「人力で曲げられる程度の硬さの可撓性」を意味している。
帯状基部5aは搬送時や搬入時等の現場での作業前は、図4に示すように、平帯状を呈しており、複数の支持材3を重畳して搬送や搬入等を行えるようになっている。他方、現場に応じて網材2を付形する際には、図6に示すように、長孔状肉抜き部5b及び丸孔状肉抜き部5cにより容易に変形できるようになっている。したがって、現場に応じ自由に人力で変形することができ、例えば湾曲させる際においても、その湾曲の曲率半径の調整や部分的に湾曲させることができる。なお、本実施例においては、付形部5はアンカー部4の埋設部4aと一体に形成し部品点数を削減しつつ確実に地盤Gに固定できるようにするのが望ましい。
上記のとおり、本実施例に係る支持材3は帯状基部5aによって可及的に広面積で網材2に接することができ、該網材2を確実に固定することができる。また、帯状基部5aを複数の肉抜き部(長孔状肉抜き部5b,丸孔状肉抜き部5c)で可撓性を有する構造とし、もって付形部5を容易に変形可能な構造とすることにより、網材2を自由に付形することができる。
次いで図7に基づき網材2について説明する。本発明における網材2は、図7(A)に示すように、横条材2aと縦条材2bを格子状に編成した構造を有するもの、又は図7(B)に示すように、横条材2aと縦条材2bとを格子状に結着した構造を有するものの双方を含む。すなわち、本発明における網材2は横条材2aと縦条材2bとを組み合わせた開口2cを有する構造であればよく、当該構造により支持材3による付形を容易にすると共に通風性と通水性を確保する。また、網材2を構成する各条材2a・2bは金属製又は合成樹脂製又はゴム製であることが好ましく、このような条材により構成することにより耐性の向上を図る。
また、網材2の横条材2a又は/及び縦条材2bに植物忌避剤、例えば銅化合物を含有する薬剤等をスプレー又は刷毛等により付着させ、雑草の侵入をより効果的に抑止することができる。
而して、既述した、雑草Wの侵入を抑止する網材2と該網材2を地盤G上に支持する複数の支持材3とから成る本発明に係る雑草侵入抑止具1においては、図1,図2に示すように、支持材3により網材2を付形しながら支持し、該支持材3を地盤G上に固定することにより設置する。
詳述すると、図1に示すように、本発明に係る雑草侵入抑止具1における支持材3の付形部5に網材2を固定用線材7を介して固定し、該付形部5を非雑草防除域B側に覆いかぶさるように湾曲(変形)させ、網材2を支持材3で支持する状態を得て、雑草防除域Aと非雑草防除域B間の地盤Gに支持材3のアンカー部4を固定する。つまりアンカー部4の埋設部4aを地盤G内に埋設すると共に、張出部4bのアンカーピン挿入孔4cを通じてアンカーピン6の軸部を地盤G内に埋設してアンカー部4を複数箇所で固定する。
この際に、網材2の下端部をアンカー部4の張出部4b上に載置しアンカーピン6にて固定することが望ましい。これにより、確実なる網材2の固定と雑草侵入抑止を図る。
本実施例においては、支持材3の付形部5の全体を弧状に湾曲させる変形態様を示しているが、本発明においてはこれに限らず、付形部5の先端部だけを弧状に湾曲させる変形態様、付形部5の基端部だけを湾曲させる変形態様、付形部5の全体をくの字に変形させる変形態様等、現場の雑草Wの繁茂状態や地形に合わせて自由に付形部5の変形態様を調節することができる。また、湾曲の曲率半径も自由に設定することができる。
また、図8に示すように、本発明に係る雑草侵入抑止具1は、雑草防除域Aと非雑草防除域B間の境界線が曲線状の場合でも適切に対応できる。すなわち、個々の支持材3のアンカー部4の埋設部4aを中心に自由に各支持材3の向きを調整して配置できるため、各支持材3の向きや配置に応じて、網材2を自由に付形できると共に自由にレイアウトすることができ、もって雑草Wの侵入を適切に抑止することができる。
また、図9に示すように、本発明に係る雑草侵入抑止具1は、雑草防除域Aと非雑草防除域B間の境界の地盤Gに高低差がある場合でも適切に対応できる。すなわち、傾斜面であっても個々の支持材3のアンカー部4の埋設部4a及びアンカーピン6を介して複数箇所で確実に各支持材3を地盤G上に固定することができると共に、各支持材3の付形部5の帯状基部5a下端部をアンカー部4の補強部4dが両側から補強する。これにより、地盤Gに高低差があっても、網材2を自由に付形しつつ自由にレイアウトすることができ、雑草Wの侵入を抑止することができる。
<実施例2>
実施例2に係る雑草侵入抑止具1は既述した基本構成を備え、以下の具体的構成を備える。
まず、図10乃至図12に基づき、本実施例における支持材3について説明する。本実施例における支持材3も、実施例1と同様に、下部に当該支持材3を地盤G上に固定するアンカー部4を備えると共に、上部に網材2を支持しつつ該網材2を付形する付形部5を備える構成を有する。本実施例においても、支持材3は金属製でも合成樹脂製でも良く、確実に網材2を付形しつつ固定できる観点からは金属製であることが望ましい。
支持材3下部のアンカー部4は、垂直方向に下向きに突出し地盤G内に埋設される三角板状の埋設部4aと、水平方向に突出しアンカーピン挿入孔4cを有する矩形板状の張出部4bとを備え、実施例1と同様に地盤G内へ埋設した埋設部4aと、アンカーピン挿入孔4cを通じ地盤G内へ埋設したアンカーピン6により複数箇所にて支持材3を地盤G上に固定することができる。
また、本実施例にあっては、埋設部4aと面一に上方に延びる台形板状の補強部4dを備え、該補強部4dにて後記する付形部5の帯状基部5aの下端部を補強する。なお、図中の4eは後記する付形部5の折曲片部5eと繋がる折曲片部、4fは折曲部である。
支持材3上部の付形部5は垂直方向に延びる帯状を呈し、垂直方向に上向きに突出し帯状を呈する帯状基部5aと、該帯状基部5aに同帯状基部5aの長手方向に沿って間隔を置いて複数箇所に穿設された丸孔状肉抜き部5cとを備える点において、既述の実施例1の支持材3と共通するが、異なる点は、帯状基部5aの左右端部(付形部5の左右端部)に折曲部5dを介して折曲して形成された折曲片部5eをそれぞれ備える点にある。
詳述すると、本実施例においては、付形部5の帯状基部5aの左右端部に折曲部5dを介して折曲して形成された折曲片部5eをそれぞれ備え、該折曲片部5eに長手方向に沿って間隔を置いて複数の切欠き部5fを備える。なお、上記折曲の方向は左端部及び右端部で同一とし、上記折曲の角度も左端部及び右端部で同一とすることが望ましい。左右対称の形状とすることにより付形部5の補強を確実ならしめるためである。また、本実施例においては、図11に示すように、正面側に折曲して折曲片部5eを形成しているが、背面側に折曲して折曲片部5eを形成することができるのは勿論である。
よって、本実施例における支持材3の付形部5は、折曲片部5eにより補強を図りつつ、該折曲片部5eに形成された切欠き部5fにより帯状基部5a(付形部5)の変形を保障する。また、丸孔状肉抜き部5cと切欠き部5fとが共働して帯状基部5aに可撓性を付与し、もって付形部5を容易に変形可能な構造とする。なお、本実施例においても、丸孔状肉抜き部5cは、網材2を固定する固定用線材7を挿通する固定用孔としても機能する。
また、本実施例においては、丸孔状肉抜き部5cと折曲部5dを同一線上に配する構成とすることが望ましい。折曲片部5e形成時の折曲の容易化と後記する帯状基部5aの変形の容易化の両立を図るためである。
帯状基部5aは搬送時や搬入時等の現場での作業前は、図10に示すように、平帯状を呈しており、それに伴い左右端部の折曲片部5eも直線状となっており、複数の支持材3を重畳して搬送や搬入等を行えるようになっている。他方、現場に応じて網材2を付形する際には、図12に示すように、丸孔状肉抜き部5c及び切欠き部5fの協働により帯状基部5a及びその左右端部の各折曲片部5eが容易に変形できるようになっている。したがって、帯状基部5aを折曲片部5eにより補強を図りつつ現場に応じ自由に変形することができ、野良猫等の小動物により思わぬ変形が生ずるようなことはない。なお、折曲片部5eは現場で形成しても良い。
また、本実施例における支持材3は、一枚の板材から製造できる点においても、実施例1と異なる。すなわち、まずアンカー部4の張出部4b、補強部4d及び折曲片部4e並びに付形部5の帯状基部5a及び折曲片部5eの各外縁を一連にした外縁を有する板材を用意する。次いで、張出部4bとなる部位の中央に埋設部4aの外縁形状に切り込みを入れると共に折曲部4fとなる部位に必要に応じ溝を刻設し、帯状基部5aとなる部位に丸孔状肉抜き部5c及び切欠き5fを穿設すると共に折曲部5dとなる部位に必要に応じ溝を刻設する。あとは張出部4bとなる部位を起曲することにより張出部4bと埋設部4aとを同時に形成する共に、折曲部4f・5dにより折曲片部4e・5eを形成することにより容易に支持材3を製造できる。
上記のとおり、本実施例に係る支持材3は帯状基部5を複数の肉抜き部(丸孔状肉抜き部5c)で可撓性を有する構造とし、もって付形部5を容易に変形可能な構造とすることにより、網材2を自由に付形することができる。加えて折曲片部5eにより付形部5を補強する。
また、本実施例における網材2の構成及び網材2に植物忌避剤を付着する構成は、既述の実施例1と同様であるので、ここでは説明を割愛する。
また、本実施例における支持材3の付形部5は、実施例1の付形部5とは折曲片部5eの有無により相違するが、網材2の支持構成については実施例1と同様であるので、図1乃至図3に基づく実施例1の説明を援用する。加えて、本実施例の支持材3のアンカー部4による地盤Gへの固定構成も実施例1と同様であるので、図1乃至図3及び図8,図9に基づく実施例1の説明を援用する。
以上のとおり、本発明に係る雑草侵入抑止具1にあっては、雑草防除域Aと非雑草防除域B間の境界線の形状や当該境界の地盤Gの地形に適切に対応して自由に支持材3を配置できると共に確実に固定することができる。また、このように適切且つ確実に地盤G上に固定された支持材3により網材2を支持すると共に該支持材3の付形部5により自由に網材2を付形することができる。したがって、雑草Wの雑草防除域Aへの侵入を有効に抑止することができる。
1…雑草侵入抑止具、2…網材、2a…横条材、2b…縦条材、2c…開口、3…支持材、4…アンカー部、4a…埋設部、4b…張出部、4c…アンカーピン挿入孔、4d…補強部、4e…折曲片部、4f…折曲部、5…付形部、5a…帯状基部、5b…長孔状肉抜き部、5c…丸孔状肉抜き部、5d…折曲部、5e…折曲片部、5f…切欠き部、6…アンカーピン、7…固定用線材、W…雑草、G…地盤、A…雑草防除域、B…非雑草防除域、A′…予備雑草防除域。

Claims (7)

  1. 雑草の侵入を抑止する網材と、該網材を支持する複数の支持材とから成り、該支持材は下部にアンカー部を備えると共に、上部に上記網材を支持しつつ該網材を付形する付形部を備え、該付形部は垂直方向に延びる帯状を呈し、長手方向に沿って複数個所に肉抜き部を備えることにより容易に変形可能な構造としたことを特徴とする雑草侵入抑止具。
  2. 上記支持材の付形部は左右端部にそれぞれ折曲片部を備え、該折曲片部に長手方向に沿って複数の切欠き部を備えたことを特徴とする請求項記載の雑草侵入抑止具。
  3. 上記支持材のアンカー部は垂直方向に突出し地盤内に埋設される埋設部と水平方向に突出しアンカーピン挿入孔を有する張出部とを備え、上記支持材が複数個所で地盤に固定されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の雑草侵入抑止具。
  4. 上記網材の下端部を上記アンカー部の張出部上に載置し固定したことを特徴とする請求項記載の雑草侵入抑止具。
  5. 上記網材は金属製又は合成樹脂製又はゴム製の条材で構成することを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の雑草侵入抑止具。
  6. 上記支持材は金属製又は合成樹脂製であることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の雑草侵入抑止具。
  7. 上記網材に植物忌避剤を付着したことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の雑草侵入抑止具。
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