JP3222019U - 獣類侵入防護装置及びその使用方法 - Google Patents

獣類侵入防護装置及びその使用方法 Download PDF

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寿意 荒崎
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Abstract

【課題】設置・撤去・保管や管理等に負担する労力・コストを軽減し、軽量で容易に山地に運搬可能で、組み立て容易であり、掘り進む習性のある獣類にも対応できる獣類侵入防護装置を提供する。【解決手段】獣類侵入防護地域に獣類が侵入するのを防止するために獣類侵入防護地域の縁部及び/又はその外縁部に設置する獣類侵入防護装置1において、表面と裏面を有し、短手方向に間隔を空けて長手方向に延びる複数のリブ12と、該表面及び該裏面に複数の突起部16を設けて、該複数のリブ12間に張設された網14と、から構成されたメッシュ状パネル10を用いた装置であって、獣類侵入防護地域の外縁部に敷設し、表面又は裏面に露出した突起部16が、これに接触した獣類の身体を切傷することにより、その獣類侵入防護地域への侵入を阻止し得る。【選択図】図2

Description

本考案は、獣類侵入防護装置及びその使用方法に関する。
猪や鹿、熊などの野生獣類が、田畑や菜園、墓地など人間が管理・生産する土地(以下、「獣類侵入防護地域」という。)に侵入すると、これら野生獣類による農産物や樹木等の食害、土地荒らしの被害は甚大である。そのため、従来より様々な防護手段が考案され、実施されている。
獣類侵入防護地域を、ワイヤーメッシュや金網、板など柵や囲いで防護する方法、あるいはこれら柵などの上に有刺鉄線を設置するなどの方法は、従来からよく使われているが、設置・撤去・保管等に大変労力とコストがかかる上、跳躍、よじ登りや学習効果など獣類の能力によりクリアされてしまい、効果が持続しないのが現実である。また、電気柵により防護する方法も広く用いられているが、上記柵や囲いと同様の課題を抱え、人の感電危険や漏電に対する管理・対策などのコスト・労力負担も大きい。
このため、これらの古くから用いられてきた防護する方法に種々の工夫が加えられ、多くの考案が開示されている。
特許文献1には、下半部を地中に打ち込んで立設された支柱と、この支柱の地上部の下端から上端に亘って形成されている差込みスリットと、両側端部をスリットに差し込んで2本の支柱間に波目を横にして架設された波板とからなる防護柵が開示されている。あるいは、特許文献2には、支柱に支持されて地面に設置されるワイヤーメッシュなど一定の高さを持った導電性素材の防護柵の上部に位置するように、絶縁性の管を支柱に取付け、この絶縁性の管に導電性の碍子を介して着脱自在に電気栓を配した、獣類侵入防止柵が開示されている。
これらの考案は、従来の柵や囲い、電気柵で防護する方法に改良を加え、その設置・撤去・保管や管理等に負担する労力に対して一定の効果を期待することができるが、負担するコストに対してはあまり改善が期待できない。また、人の死傷事故を起こし得る電気柵の管理に対する注意義務は依然解消されず、メンテナンスに時間とコストが掛かる。また、獣類侵入防止という観点からは、従来の柵や囲い、電気柵と略同様であり、多大な効果は望むことができない。
また、特許文献3には、網目が猪、鹿の足が填まる大きさとなった網を、地面から離して、地面に沿って帯状に延びるようにした猪、鹿用防護柵が開示されている。あるいは、特許文献4には、等間隔に配した複数の縦鉄線に対し、一定間隔ごとに複数の横鉄線を溶接して格子状の金網を形成する際に、縦鉄線と横鉄線の間に交差部に孔をあけた防護材を一枚挟み込み、先が見えないようにして侵入防止を図った、鳥獣進入防護柵が開示されている。
これらの考案は、野生獣類の習性、特性に注目し、従来の柵や囲いに多少の改良を加えたもので、新たに多大な労力・負担を必要とするものでもなく、獣類侵入防止に一定の効果を挙げるものと期待される。
さらに、特許文献5には、人工芝状のマットの片面又は両面に、人工芝の高さと同じ高さで先端が鋭利な円錐形、角錐形の突起体を縦横無尽に装置し、鳥獣が当該マットに立ち入り、当該突起体の先端を踏むか触れるとたちまち激痛を感じ、その場から立ち去らせる防護装置が開示されている。しかし、広大な獣類侵入防護地域の外縁部に特許文献5の防護装置を設置するには、かなりのコストが掛かると考えられる。
以上のような柵や囲い、電気柵に関する考案は、上述のように、それぞれの目的に応じてそれぞれの効果を期待できるが、その設置・撤去・保管や管理等に負担する労力・コストの問題を全面的に解決するものではない。特に、従来より用いられるワイヤーメッシュや木材等は重量があり、山地に設置するには運搬に費やす労力とコストの問題が大きく、運搬以外の設置作業に費やす労力とコストも大きい。
また、獣類の習性、特性に注目すると、猪などは、柵や囲い、電気柵の下を容易に掘り抜けてしまい、これらの対策は掘る習性をもつ獣類には役に立たない。特許文献5が提案する人工芝状のマットも掘り起こして破壊されてしまう可能性が高く、効果が期待できない。
特開2006−166723号公報 特開2009−11280号公報 特開平6−276911号公報 特開2010−29101号公報 特開2007−175041号公報
そこで、本考案は、設置・撤去・保管や管理等に負担する労力・コストを軽減し、軽量で容易に山地に運搬可能で、組み立て容易であり、掘り進む習性のある獣類にも対応できる獣類侵入防護装置及びその使用方法を提供する。
本考案に係る獣類侵入防護装置は、獣類侵入防護地域に獣類が侵入するのを防止するために獣類侵入防護地域の縁部及び/又はその外縁部に設置する獣類侵入防護装置において、
表面と裏面を有し、短手方向に間隔を空けて長手方向に延びる複数のリブと、該表面及び該裏面に複数の突起部を設けて、該複数のリブ間に張設された網と、
から構成されたメッシュ状パネルを用いた装置であって、
前記獣類侵入防護地域の外縁部に敷設し、前記表面又は前記裏面に露出した前記突起部が、これに接触した獣類の身体を切傷することにより、その獣類侵入防護地域への侵入を阻止し得る。
本考案に係る獣類侵入防護装置は、獣類侵入防護地域に獣類が侵入するのを防止するために獣類侵入防護地域の縁部及び/又はその外縁部に設置する獣類侵入防護装置において、
表面と裏面を有し、短手方向に間隔を空けて長手方向に延びる複数のリブと、長さ方向及び幅方向と薄肉厚部とからなる複数の薄厚硬板の内、長手方向に延びる一群の薄厚硬板と略短手方向に延びる他方の群の薄厚硬板とが、該幅方向を略表裏面方向に向けて、該長さ方向にメッシュ状に交差すると共に、該薄肉厚部が該表面及び該裏面に露出するように形成され、該複数のリブ間に張設されたラス網と、
から構成されたメッシュ状パネルを用いた装置であって、獣類侵入防護地域の外縁部に敷設し、前記ラス網の表面又は裏面に露出した前記薄厚硬板の薄肉厚部が、これに接触した獣類の身体を切傷することにより、その獣類侵入防護地域への侵入を阻止し得る。
本考案に係る獣類侵入防護装置は、前記メッシュ状パネルは、前記リブの長手方向に沿った任意の線を境界線として折り曲げ自在であり得る。
本考案に係る獣類侵入防護装置は、上記載のメッシュ状パネルを、任意に決めた境界線により、敷設部と起立部とに区分けした獣類侵入防護装置であって、
前記敷設部を前記獣類侵入防護地域の外縁部に敷設し、前記起立部を該獣類侵入防護地域の縁部に沿って起立させてもよい。
本考案に係る獣類侵入防護装置において、前記メッシュ状パネルの短手方向における前記敷設部の幅を、50cm以上とするのが好適である。
本考案に係る獣類侵入防護装置は、前記獣類侵入防護地域の縁部に沿って、所定の間隔を空けて複数の支柱を鉛直方向に立設させ、前記メッシュ状パネルの起立部を該支柱に固定具により固定するのが好適である。
本考案に係る獣類侵入防護装置は、前記メッシュ状パネルを、前記獣類侵入防護地域の縁部に沿って複数併設させてもよい。
本考案に係る獣類侵入防護装置は、一端と他端を有する支持体の該一端を前記獣類侵入防護地域の内縁部に埋め込むなどして固定し、該他端を前記支柱に固定して、該支柱を支持してもよい。
本考案に係る獣類侵入防護装置の使用方法は、
(1)境界線により仕切られた一方を敷設部と、他方を起立部とするメッシュ状パネルを準備するステップと、
(2)複数の支柱及び固定具を準備するステップと、
(3)獣類侵入防護地域の縁部に、間隔を置いて複数の支柱を鉛直上方向に立設するステップと、
(4)前記メッシュ状パネルの前記敷設部を敷設する地面に対応させて、該メッシュ状パネルを、該敷設部と前記起立部との前記境界線に沿って折り曲げるステップと、
(5)前記獣類侵入防護地域の外縁部において、前記メッシュ状パネルの敷設部を地面に密接させて敷設するステップと、
(6)前記獣類侵入防護地域の縁部において、前記メッシュ状パネルの起立部を左右両端の前記支柱に密接させて起立させるステップと、
(7)前記固定具により、前記起立部を前記支柱に固定するステップと、
を含む。
本考案に係る獣類侵入防護装置の使用方法は、さらに、
(8)支持体を準備するステップと、
(9)前記獣類侵入防護地域100の内縁部側に前記支持体を斜め方向に埋め込み、前記支柱に、前記固定具により固定するステップと、
を含んでもよい。
本考案に係る獣類侵入防護装置は、これを構成するメッシュ状パネルを獣類侵入防護地域の外縁部に敷設して、獣類の獣類侵入防護地域への侵入を阻止することができる。メッシュ状パネルの表裏面に露出した突起部あるいはメッシュ状パネルに張設されたラス網の表裏面に露出した薄肉厚部が、これに接触した獣類の身体を切傷し、あるいは、獣類に苦痛を与え、その侵入を阻止し得る。
これらの突起部あるいはラス網の表裏面に露出した薄肉厚部は、敷設したメッシュ状パネルの表裏両面に露出しているため、獣類がメッシュ状パネルの表面上から侵入を図っても、あるいは地面を掘ってその裏面側から侵入しようとしても、その獣類侵入防護地域への侵入を阻止することができる。
折り曲げ自在のメッシュ状パネルを用い、その敷設部を獣類侵入防護地域の外縁部に敷設し、起立部を当該獣類侵入防護地域の縁部に沿って起立させて、獣類侵入防護装置を構成することもでき、敷設部は上記のようにその表裏面に露出した薄肉厚部等が獣類の侵入を阻止することができる。さらに、獣類が敷設部上を突破しても、鉛直方向に立てた起立部が、その侵入を阻止することができ、あるいは、起立部が立設していることで、獣類に侵入を諦めさせる効果を与えることができる。
折り曲げ自在のメッシュ状パネルに好適に用いられるラス網は、その材料とする薄い金属板が、通常700g/m以上の質量があって強度的に十分であるが、従来より用いられてきたワイヤーメッシュより十分軽く、しかも薄いので、運搬や保管が容易であり、更に非常に安価である。また、JIS G3302(溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯)に規定される鋼板(鋼帯)を使用するので、錆による腐食にも強い。
このような折り曲げ自在なラス網を張設したメッシュ状パネルにより本考案に係る獣類侵入防護装置を構成し、猪による地荒らしが深刻であった菜園(獣類侵入防護地域)を囲って、菜園の山側に設置した結果、2か月間経過しても猪が侵入した形跡は見られず、著しい効果を挙げることができた。
従って、折り曲げ自在なラス網を用いて、本考案に係る獣類侵入防護装置を構成すれば、強度的に十分であるが、従来品より十分軽量で薄く、運搬や保管が容易であり、低コストで容易に設置して、獣類の獣類侵入防護地域への侵入を防ぐことができる。
本考案に係る獣類侵入防護装置を構成する、ラス網を張設したメッシュ状パネルの正面図。 本考案に係る獣類侵入防護装置を構成する、表裏面に突起部を突起させたメッシュ状パネルの正面図。 本考案に係る獣類侵入防護装置を構成する、折り曲げ自在なラス網を張設したメッシュ状パネルの(a)正面拡大図、(b)側面拡大図。 折り曲げ自在なメッシュ状パネルを折り曲げて構成した本考案に係る獣類侵入防護装置を、平地に設置した場合の側面図。 折り曲げ自在なメッシュ状パネルを折り曲げて構成した本考案に係る獣類侵入防護装置を、斜面に設置した場合の側面図。 折り曲げ自在なメッシュ状パネルを複数連結して構成した本考案に係る獣類侵入防護装置の斜視図。 本考案に係る獣類侵入防護装置を構成する、ラス網を張設したメッシュ状パネルの(a)長手方向に沿って折り曲げた状態の斜視図、(b)短手方向(長手方向と直角方向)に沿って折り曲げた状態の斜視図。
以下、図面を参照しながら本考案に係る獣類侵入防護装置とその使用方法の実施形態、及び実施例について説明する。なお、以下各図面を通して同一の構成要素には同一の符号を使用するものとする。
[獣類侵入防護装置]
本考案に係る獣類侵入防護装置1は、例えば図6に示すように、獣類侵入防護地域100に獣類が侵入するのを防止するために獣類侵入防護地域の縁部102及び/又はその外縁部104に設置する獣類侵入防護装置1であり、図1や図2に示すようなメッシュ状パネル10を用いた装置である。
[第1実施形態]
まず、本考案に係る第1実施形態の獣類侵入防護装置1について説明する。図2に示すメッシュ状パネル10は、表面10Sと裏面10Rを有し、短手方向に間隔を空けて長手方向に延びる複数のリブ12と、表面10S及び裏面10Rに複数の突起部16を設けて、複数のリブ12間に張設された網14とから構成される。このメッシュ状パネル10を、図6や図4、図5に示すような獣類侵入防護地域100の外縁部104に敷設し、表面10S又は裏面10Rに露出した突起部16が、これに接触した獣類の身体を切傷することにより、その獣類侵入防護地域への侵入を阻止する。
メッシュ状パネル10を構成するリブ12や網14の材料は、獣類が衝突して容易に突破できない強度があれば特に限定されることはないが、運搬や保管の便利のため軽量な金属が望ましい。金属に限らず、プラスチックやその他の素材を使用してもよい。
第1実施形態の獣類侵入防護装置1においては、網14の表面10Sと裏面10Rとに突起部16を設けるため、網14の網目はワイヤーメッシュなどより細かい方が良く、10mm〜30mm程度が好適である。突起部16は、表面10Sと裏面10Rとに突起し、あるいは固定されていればよく、網14の素材と同様の素材を用いればよいが、その素材は特に限定されない。
このように突起部16が表面10Sと裏面10Rとに突起したメッシュ状パネル10を、図6等のように獣類侵入防護地域100の外縁部104に敷設すれば、表面10Sを踏んで侵入しようとする獣類の身体を切傷し、その侵入を防ぐことができる。また、猪のように掘り進む能力・習性をもつ獣類に対しても、裏面10Rに突起した突起部16が獣類の身体にダメージを与え、その侵入を防ぐことができる。
[第2実施形態]
次に、本考案の第2実施形態に係る獣類侵入防護装置1について説明する。第2実施形態に係る獣類侵入防護装置1においては、上記のような突起部16をメッシュ状パネル10の網14の表裏面10S、10Rに設ける代わりに、図3(a)、(b)に示すような、市販されて手軽に入手できるラス網14をメッシュ状パネル10の網14として用いる。
ラス網は、一般に、材料とする薄い金属板に、必要な網目の大きさの切り込みを一方向に多数切り欠き、直交方向に引っ張って網目を作る常温引伸切断法により作製する。このように、ラス網は、薄い金属板の一方向に多数切り込みを入れ、直交方向に引っ張って網目を作るため、長さ方向及び幅方向と薄い肉厚部(以下、「薄肉厚部」という。)とからなる複数の細い薄厚硬板が交叉した構成となる。ラス網の材料とする薄い金属板は、通常700g/m以上の質量があり、強度的に十分であるが、従来より防護柵の構成材料として用いられてきたワイヤーメッシュより十分軽く、しかも薄いので、運搬や保管が容易である。JIS G3302(溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯)に規定される鋼板(鋼帯)を使用するので、錆による腐食にも強い。
図3(a)、(b)に示す本考案の獣類侵入防護装置1に係るラス網14において、ラス網14を構成する薄厚硬板15は、一方向に延びる一群の薄厚硬板15と、これと直角又は斜め方向に延びる他方の群の薄厚硬板15とに分類され、それぞれの群の長さ方向に延びた薄厚硬板15は、他の群の薄厚硬板15とメッシュ状に交差して網目を作る。また、薄厚硬板15の幅方向は略表裏面10S、10R方向に向いており、その薄肉厚部がラス網14の表面10S及び裏面10Rに露出する。
ラス網14の構成要素である薄厚硬板15の薄肉厚部は、その製造方法から、一般に、表裏面10S、10Rに露出する露出端が、切込み圧を受けてやや丸みを帯びている。従って、ラス網14において、薄厚硬板15の薄肉厚部の露出端は、人や獣類が接触しても直ちに切傷を負うほど鋭くはないが、裸足や肉球で踏みつけたり圧を加えると、その人や獣類に苦痛を与えるほどに十分細くて薄く形成されているのが好適である。また、図示しないが、上記丸みを帯びた露出端の湾曲された先端には、製造時に入れる切り込みにより、刃先のような鋭端部が表裏面10S、10Rと略平行に露出しており、この鋭端部は接触した人や獣類に切傷を負わせ得る。
従って、図1のようなラス網14を張設したメッシュ状パネル10を獣類侵入防護地域100の外縁部104に敷設すれば、ラス網14の表面10S又は裏面10Rに露出した薄厚硬板15の薄肉厚部が、これに接触した獣類の身体を切傷するか、或は、苦痛を与えることができる。すなわち、上記第1実施形態と同様、第2実施形態に係る獣類侵入防護装置1を敷設することによって、獣類が表面10S上から侵入を図っても、あるいは地面を掘って裏面10R側から侵入しようとしても、その獣類侵入防護地域100への侵入を阻止することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態に係る獣類侵入防護装置1のメッシュ状パネル10は、任意の線を境界線として、自由な角度に折り曲げることができ、その角度を維持することができる。例えば、図7(a)は、リブ12に沿って長手方向に沿って折り曲げた状態のメッシュ状パネル10を、図7(b)は、短手方向(長手方向と直角方向)に沿って折り曲げた状態の、メッシュ状パネル10の斜視図である。
このような折り曲げ自在なメッシュ状パネル10として、第1実施形態に用いた突起部16を設けたメッシュ状パネル10を用いてもよいが、本第3実施形態では、第2実施形態に用いたラス網14を張設したメッシュ状パネル10を用いて説明する。
上述のように、ラス網14は、切り目を入れた薄い金属板を材料として、これを引っ張って網目を作り形成するため、自由な角度に折り曲げることができ、かつ、その角度を維持することができる。また、いわゆるアングルと呼ばれる断面三角状の金属工具の尖端部上に、当該アングルの長手方向と任意の角度をつけてリブ12を載せ、リブ12の上方からハンマーなどでこれを殴打することにより凸部を潰し(図3(b)参照)、リブ12を上記任意の角度に折り曲げることができる。すなわち、ラス網14を張設したメッシュ状パネル10は、任意の線を境界線として、自由な角度に折り曲げることができ、その角度を維持することができる。
したがって、ラス網14を張設したメッシュ状パネル10は、図7(b)のように短手方向に沿って折り曲げることもできるが、本第3実施形態では、以下、図7(a)や図4、図5に示すように、リブ12の長手方向に延びた境界線で折り曲げた、ラス網14を張設したメッシュ状パネル10を用いて説明する。
このような折り曲げ自在のメッシュ状パネル10を、リブ12の長手方向に沿って任意に定めた境界線により、敷設部10Aと起立部10Bとに区分けする(図4、図5参照)。そして、例えば図6のように、敷設部10Aを獣類侵入防護地域100の外縁部104に敷設し、起立部10Bを当該獣類侵入防護地域100の縁部102に沿って起立させて、獣類侵入防護装置1を構成する。
獣類侵入防護地域100の外縁部104に敷設した敷設部10Aは、上記実施形態2と同様に、ラス網14の表面10S又は裏面10Rに露出した薄厚硬板15の薄肉厚部が、これに接触した獣類の身体を切傷するか、或は、苦痛を与えることにより、その獣類侵入防護地域100への侵入を阻止することができる。敷設部10Aは、メッシュ状パネル10の上記短手方向への幅を、例えば50cm以上とすれば、ラス網14の表面10S上から侵入する場合も、あるいは裏面10R側から掘り進む場合も、獣類に肉体的・精神的ダメージを与え、その侵入を防ぐことができる。
さらに、獣類がラス網14の敷設部10Aを突破しても、鉛直方向に立てた起立部10Bが獣類侵入防護地域100への侵入を阻止することができる。あるいは、起立部10Bが立設していることで、獣類に侵入を諦めさせる効果を与えることができ、上記実施形態1と2の敷設のみの場合より効果的であると考えられる。
本第3実施形態に係る獣類侵入防護装置1においては、図6に示すように、例えば菜園のような獣類侵入防護地域100の縁部102に沿って、所定の間隔を空けて複数の支柱20を鉛直方向に立設させ、メッシュ状パネル10の起立部10Bを、その両端の支柱20に、固定具22により固定するのが好適である。
支柱20としては、例えば防錆加工した長さ150cm程度の鉄パイプを用い、50cm程度を地中に打ち込んで、鉛直上方向に立設する。用いるメッシュ状パネル10の幅に合わせて、例えば1m間隔で獣類侵入防護地域100の縁部102に沿って支柱20を必要本数立設し、支柱20間に折り曲げたメッシュ状パネル10の敷設部10Aを外縁部104側に敷設する。
このように、敷設部10Aを外縁部104側に敷設したメッシュ状パネル10の起立部10Bの左右端が、隣接する2本の支柱20に接触するように敷設部10Aの敷設位置を調整し、固定具22により、例えば起立部10Bの左右端のラス網14を支柱20に固定する。固定具22として、例えば防錆加工した結束線などのワイヤー状固定具を用い、これをラス網14の網目に通して支柱20に結束して固定すればよい。
さらに、図4に示すように、起立部10Bの安定を図るため、鉄パイプなどの支持体24を、獣類侵入防護地域100の内縁部側に斜め方向に埋め込み、支柱20やリブ12等に固定するのが好ましい。固定は上記結束具などの固定具22を用いて支柱20に結束し、あるいはラス網14の網目に通してリブ12に結束して行えばよい。
獣類は、普段は山に生息して、山側から獣類侵入防護地域100に侵入してくる場合が通常である。本第3実施形態に係る獣類侵入防護装置1が用いるメッシュ状パネル10は、リブ12に沿って自由な角度に折り曲げ可能であるので、自在に山側の斜面に対応して設置することができる。
図5に示すように、獣類侵入防護地域100の外縁部104側の山の斜面に合わせてメッシュ状パネル10をリブ12に平行に折り曲げ、敷設部10Aを斜面に敷設する。起立部10Bは、斜面に対して直角方向ではなく、図5のように鉛直上方に向くように折り曲げ角を調整するのが好適である。
上述のように、獣類侵入防護地域100を囲むように、その縁部102に沿って支柱20を必要本数立設し、支柱20間に折り曲げたメッシュ状パネル10を設置し、その左右両端の支柱20に固定具22により固定する。敷設部10Aは、獣類侵入防護地域100の外縁部104に対応する山の斜面側に敷設され、獣類侵入防護地域100の内縁部側から支持体24により支柱20あるいは起立部10Bを支持してもよい。
次に、本考案に係る獣類侵入防護装置の使用方法について主として図6を用いて説明する。
[獣類侵入防護装置の使用方法]
本考案に係る獣類侵入防護装置の使用方法は、
(1)リブ12に平行な境界線により仕切られた、一方を敷設部10Aと、他方を起立部10Bとするメッシュ状パネル10を準備するステップ
(2)複数の支柱20及び複数の固定具22を準備するステップ
(3)獣類侵入防護地域100の縁部102に、所定の間隔を置いて複数の支柱20を鉛直上方向に立設するステップ
(4)メッシュ状パネル10の敷設部10Aを敷設する地面に対応させて折り曲げ角を調製しつつ、メッシュ状パネル10を敷設部10Aと起立部10Bとの上記境界線に沿って折り曲げるステップ
(5)獣類侵入防護地域100の外縁部104において、メッシュ状パネル10の敷設部10Aを地面に密接させて敷設するステップ
(6)獣類侵入防護地域100の縁部102において、メッシュ状パネル10の起立部10Bを、その左右両端の前記支柱に密接させて起立させるステップ
(7)固定具22により、起立部10Bを支柱20に固定するステップ
を含む。
上述の本考案に係る獣類侵入防護装置の使用方法に、以下のステップを加えてもよい。すなわち、
(8)1又は複数の支持体24を準備するステップ
(9)獣類侵入防護地域100の内縁部側に支持体24を斜め方向に埋め込み、起立部10Bのリブ12に、固定具22により固定するステップ
を追加してもよい。
その他、本考案に係る獣類侵入防護装置1は、メッシュ状パネル10の起立部10Bを、近くの木や柵などに、ワイヤーや縄などの固定具22により固定してもよい。また、図6のように敷設部10A間に隙間があるときは、他のラス網14で隙間を覆ってもよいし、鉄パイプなどの支持体24をラス網14の網目を通して地中に打ち込み、敷設部10Aを地面に固定してもよい。
上記実施形態3で説明したような、ラス網14を用いた折り曲げ可能なメッシュ状パネル10を、山奥の菜園を獣類侵入防護地域100として2か月間設置し、本考案に係る獣類侵入防護装置1の奏する効果を検証した。実験に用いた菜園は、私有地である山の交通不便な山手にあり、猪が侵入して地中深くまで芋類等を掘り起こす被害が甚大であった。
従来より獣類侵入防護柵に用いられていたワイヤーメッシュは重量が重いので、細い山道を人が運ぶのは困難であり、保管するにも嵩張って不便である。また、防護柵を設置しても、防護柵を設置した下の地面を掘り進むので、猪の侵入は防げないという経験があった。
そこで、ラス網14を張設したメッシュ状パネル10を用いて獣類侵入防護装置1を作製し、菜園を獣類侵入防護地域100として、その縁部102に本考案に係る獣類侵入防護装置1を設置した。菜園の山側の縁部102の長さは200m程であり、縁部102に沿って1m間隔で複数の支柱20を鉛直上方向に立設した。支柱20は約2mの鉄パイプであり、約50cmを地中に埋め込んで固定した。
まず、1m×2mのラス網14を張設したメッシュ状パネル10を複数枚準備し、他の材料と共に菜園(獣類侵入防護地域100)まで、人が担いで運搬した。メッシュ状パネル10をリブ12に沿って折り曲げて、山側を獣類侵入防護地域100の外縁部104として、敷設部10Aを斜面に敷設した。敷設部10Aの短手方向の長さは75cmとした。
125cmの高さの起立部10Bを、左右両端の支柱20に密接させて起立させ、ラス網14の網目に結束線(固定具22)を通して支柱20に括り付け、起立部10Bを支柱20に固定した。さらに、獣類侵入防護地域100の内縁部側に支持体24を斜め方向に約30cmの深さまで地中に埋め込み、支柱20に、結束線(固定具22)を用いて固定した。支持体24として、支柱20と同じ鉄パイプを用いた。
図6に概略を示すように、支柱20に両端を結束線(固定具22)により固定したメッシュ状パネル10は、隣接するメッシュ状パネル10同士が、支柱20を中心として10cm程度の重なり合いを持つようにしたため、約200mの菜園の山側の縁部102の長さは200m程度に対して、220枚以上のメッシュ状パネル10を支柱20に固定した。
このように本考案に係る獣類侵入防護装置1を菜園(獣類侵入防護地域100)の山側に設置した結果、2か月間経過しても猪が侵入した形跡は見られず、著しい効果を挙げることができた。
以上、本考案に係る獣類侵入防護装置及びその使用方法について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、本考案に係る獣類侵入防護装置を構成するメッシュ状パネルは、敷設部と起立部とに折り曲げて用いなくても、1枚を獣類侵入防護地域の縁部に立設して支柱に固定し、もう1枚をその外縁部に敷設して獣類侵入防護装置を構成してもよい。
また、敷設するメッシュ状パネル(あるいは敷設部)の起立させるメッシュ状パネル(あるいは起立部)までの距離は、例えば50cmや75cmとしたが、獣類の種類やその他の様々な状況によって任意に変更可能である。同様に、支柱の高さ、支柱間に固定するメッシュ状パネル(あるいは起立部)の高さも、自由に設計することができる。
その他、本考案は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
本考案に係る獣類侵入防護装置、その使用方法は、田畑や菜園、墓地、道路など、人間が管理して獣類が侵入すると困る土地の縁部、外縁に設置して用いることができる。
1:獣類侵入防護装置
10:メッシュ状パネル
10A:敷設部
10B:起立部
10S:表面
10R:裏面
12:リブ
14:網(ラス網)
15:薄厚硬板
16:突起部
20:支柱
22:固定具(結束線)
24:支持体
100:獣類侵入防護地域
102:獣類侵入防護地域の縁部
104:獣類侵入防護地域の外縁部

Claims (8)

  1. 獣類侵入防護地域に獣類が侵入するのを防止するために獣類侵入防護地域の縁部及び/又はその外縁部に設置する獣類侵入防護装置において、
    表面と裏面を有し、
    短手方向に間隔を空けて長手方向に延びる複数のリブと、
    該表面及び該裏面に複数の突起部を設けて、該複数のリブ間に張設された網と、
    から構成されたメッシュ状パネルを用いた装置であって、
    前記獣類侵入防護地域の外縁部に敷設し、前記表面又は前記裏面に露出した前記突起部が、これに接触した獣類の身体を切傷することにより、その獣類侵入防護地域への侵入を阻止する獣類侵入防護装置。
  2. 獣類侵入防護地域に獣類が侵入するのを防止するために獣類侵入防護地域の縁部及び/又はその外縁部に設置する獣類侵入防護装置において、
    表面と裏面を有し、
    短手方向に間隔を空けて長手方向に延びる複数のリブと、
    長さ方向及び幅方向と薄肉厚部とからなる複数の薄厚硬板の内、長手方向に延びる一群の薄厚硬板と略短手方向に延びる他方の群の薄厚硬板とが、該幅方向を略表裏面方向に向けて、該長さ方向にメッシュ状に交差すると共に、該薄肉厚部が該表面及び該裏面に露出するように形成され、該複数のリブ間に張設されたラス網と、
    から構成されたメッシュ状パネルを用いた装置であって、
    獣類侵入防護地域の外縁部に敷設し、前記ラス網の表面又は裏面に露出した前記薄厚硬板の薄肉厚部が、これに接触した獣類の身体を切傷することにより、その獣類侵入防護地域への侵入を阻止する獣類侵入防護装置。
  3. 前記メッシュ状パネルは、任意の境界線に沿って折り曲げ自在な、請求項1または2に記載の獣類侵入防護装置。
  4. 任意の境界線に沿って折り曲げて、敷設部と起立部とに区分けした、請求項3に記載のメッシュ状パネルを用いた獣類侵入防護装置であって、
    前記敷設部を前記獣類侵入防護地域の外縁部に敷設し、前記起立部を該獣類侵入防護地域の縁部に沿って起立させた、獣類侵入防護装置。
  5. 請求項4に記載の獣類侵入防護装置において、
    前記メッシュ状パネルの短手方向における前記敷設部の幅を、50cm以上とした、獣類侵入防護装置。
  6. 前記獣類侵入防護地域の縁部に沿って、所定の間隔を空けて複数の支柱を鉛直方向に立設させ、前記メッシュ状パネルの起立部を該支柱に固定具により固定した、請求項4又は5に記載の獣類侵入防護装置。
  7. 前記メッシュ状パネルを、前記獣類侵入防護地域の縁部に沿って複数併設させた、請求項6に記載の獣類侵入防護装置
  8. 一端と他端を有する支持体の該一端を前記獣類侵入防護地域の内縁部に固定し、該他端を前記支柱に固定して該支柱を支持した、請求項6又は7に記載の獣類侵入防護装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112227808A (zh) * 2020-10-31 2021-01-15 国网河南省电力公司经济技术研究院 一种用于电力与通信共享铁塔线缆的保护装置

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