JP5123558B2 - モーア - Google Patents
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Description
本発明は、マルチング形態での芝の刈取作業の作業性を向上させることのできるモーアを実現することを目的とする。
(構成)
本発明の第1特徴は、モーアデッキの内部に縦軸心周りに回転駆動される複数の回転ブレードを並列配備するとともに、前記モーアデッキの側部に前記回転ブレードで刈り取った刈草を排出する排出口を備えてあるモーアにおいて、次のように構成することにある。
前記排出口を開閉可能な開閉部材と、前記排出口からの刈草を横外方に案内する案内部材とを備え、前記案内部材を、起立した起立姿勢と倒伏した倒伏姿勢とに姿勢変更可能に構成するとともに、前記案内部材を起立姿勢で保持する保持機構を備える。
本発明の第1特徴によると、開閉部材により排出口を開いてサイドディスチャージ形態を現出した状態では、倒伏姿勢に姿勢変更された案内部材によって回転ブレードにより刈り取った刈草を横外方に案内することができ、開閉部材により排出口を閉じてマルチング形態を現出した状態では、案内部材を起立姿勢に姿勢変更するとともに保持機構によって案内部材の起立姿勢を保持することにより、マルチング形態での案内部材がモーアデッキの横外方に突出し難くなる。その結果、マルチング形態でのモーアの全幅を狭く抑えることができ、比較的幅の狭い場所であってもモーアを移動させてマルチング形態での刈取作業を行うことができる。
本発明の第1特徴によると、マルチング形態での芝の刈取作業の作業性を向上させることができる。
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴のモーアにおいて、次のように構成することにある。
前記開閉部材により排出口を閉じた状態であると、前記案内部材を起立姿勢に保持し、前記開閉部材により排出口を開いた状態であると、前記案内部材の倒伏姿勢への姿勢変更を許容するように、前記保持機構を構成する。
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第2特徴によると、開閉部材により排出口を閉じてマルチング形態を現出することにより、保持機構によって案内部材が起立姿勢に保持された状態を現出することができ、開閉部材により排出口を開いてサイドディスチャージ形態を現出することにより、保持機構によって案内部材の倒伏姿勢への姿勢変更が許容されて、案内部材が倒伏姿勢に姿勢変更された状態を現出することができる。その結果、保持機構によって、マルチング形態での案内部材の起立姿勢での保持及びサイドディスチャージ形態での案内部材の倒伏姿勢への姿勢変更を簡易迅速に行うことができる。
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、案内部材の操作性を向上させることができ、芝の刈取作業の作業性を更に向上させることができる。
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第2特徴のモーアにおいて、次のように構成することにある。
前記排出口を閉じた状態で前記起立姿勢での案内部材を支持する支持具を前記開閉部材に備えて、前記保持機構を構成する。
本発明の第3特徴によると、本発明の第2特徴と同様に前項[II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第3特徴によると、保持機構の一部である支持具を備える場合、支持具を開閉部材に備えているので、開閉部材が案内部材を支持するための部材に兼用されることになり、支持具を備えるための専用の部材が不要になる(専用の部材を備えたとしても小規模のものでよくなる)。その結果、開閉部材に備えた支持具によって、簡素な構造で保持機構を構成することができる。
本発明の第3特徴によると、本発明の第2特徴と同様に前項[II]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第3特徴によると、保持機構の製造コストを低く抑えながら、案内部材の操作性を向上させることができ、芝の刈取作業の作業性を向上させることができる。
図1〜図3に基づいて、乗用型芝刈り機の全体構成について説明する。図1に示すように、乗用型芝刈り機は、操向操作される前輪1と操向不能で駆動される後輪2とを備えた走行機体3の下腹部に、モーアMがリンク機構4を介して平行昇降可能に吊り下げ連結された構造となっている。走行機体3の前部には縦軸型のエンジン5が搭載され、このエンジン5の下方に突出された出力軸6から取り出された縦軸回転動力が、後輪2を装備した伝動ケース27とモーアMにそれぞれベルト伝達されるようになっている。
図4,図5,図8〜図10に基づいて、揺動カバー30(案内部材に相当)の詳細構造について説明する。図4及び図5に示すように、モーアデッキ7の右側部には、揺動カバー30が前後向きの軸心P3周りに上下に揺動可能に取り付けられており、後述するサイドディスチャージ形態で、揺動カバー30を下方へ倒して、回転ブレード8,9を回転させながら走行すると、モーアデッキ7内で刈り取った刈草をモーアデッキ7の右斜め後方に排出することができるように構成されている。
図4〜図9に基づいて、スライドカバー37(開閉部材に相当)の詳細構造について説明する。図8及び図9に示すように、モーアデッキ7の上面側に設けたブレード取付部7cにプーリーホルダ38が締め付け固定されており、このプーリーホルダ38に上下一対のベアリング39を介して駆動軸11が回動自在に取り付けられている。駆動軸11の下端部には回転ブレード9が締め付け固定され、駆動軸11の上端部には伝動プーリー18が上方から締め付け固定されており、伝動ベルト21を介して伝動プーリー18が回転すると、回転ブレード9が回転するように構成されている。
図4〜図10に基づいて、この乗用型芝刈り機で現出可能な2つの作業形態について説明する。図4,図6,図8,図10に示すように、揺動カバー30を上方へ揺動させて起立姿勢に姿勢変更し、スライドカバー37を前方へスライド移動させて排出口7bを閉じると、スライドカバー37に固定された支持具33が揺動カバー30のアーム31Rの下方に移動する。そして、スライドカバー37をモーアデッキ7に固定して、刈草をモーアデッキ7内に滞留させて細かく切断するマルチング形態を現出し、揺動カバー30から手を離すと、アーム31Rの係合部31RCが支持具33の接当部33Bに接当して、揺動カバー30が起立姿勢で保持される。この場合、ねじりバネ35の付勢力が係合部31RCを接当部33に押し付ける方向に作用して、揺動カバー30のガタツキを防止でき、揺動カバー30を安定して保持できる。このように、スライドカバー37に固定された支持具33、アーム31Rに形成された係合部31RCによってスライドカバー37を起立姿勢で保持する保持機構が構成されている。
図1及び図11に基づいて、リンク機構4の詳細構造について説明する。図1に示すように、リンク機構4は、昇降リンク50と、前部リンク54と、前部及び後部ブラケット55,56と、連係部材61と、連係ボルト62とを備えて構成されている。
図1,図12〜図14に基づいて、ボンネット65の開閉構造について説明する。図1に示すように、ボンネット65は、車体フレーム63から前方に延出された前部フレーム64の先端部に左右のブラケット66を介して揺動開閉可能に装着されており、ボンネット65を前方に揺動させることで、エンジン5等の上方を開放してエンジン5等のメンテナンスを行うことができる。
図1及び図15に基づいて、パーキングブレーキペダル71及びHSTペダル72のロック構造について説明する。図1に示すように、運転座席57に着座した運転者の右足付近にパーキングブレーキペダル71及びHSTペダル72が配設されている。パーキングブレーキペダル71は、右及び左の後輪2に装着された右及び左の後輪ブレーキ(図示せず)に連係されており、パーキングブレーキペダル71を踏み込み操作することにより右及び左の後輪ブレーキが作動する。HSTペダル72は、伝動ケース27に装備されたHST(静油圧式無段変速装置)に連係されており、HSTペダル72を踏み込み操作することにより乗用型芝刈り機を変速操作する。なお、パーキングブレーキペダル71は、踏み込み操作していない状態では、後輪ブレーキが作動していない状態に付勢されており、HSTペダル72は、踏み込み操作していない状態では、中立位置に付勢されている。
前述の[発明を実施するための最良の形態]においては、開閉部材としてのスライドカバー37をモーアデッキ7に沿ってスライド移動させるように構成した例を示したが、モーアデッキ7の排出口7aを開閉可能であれば開閉部材として異なる構成を採用してもよく、例えば着脱式の開閉部材(図示せず)によってモーアデッキ7の排出口7aを開閉可能に構成してもよい。
前述の[発明を実施するための最良の形態]及び[発明の実施の第1別形態]においては、モーアデッキ7の右側にスライドカバー37及び揺動カバー30を装着し、サイドディスチャージ形態で右外方に刈草を排出するように構成した例を示したが、モーアデッキ7の左側にスライドカバー37及び揺動カバー30を装着し、サイドディスチャージ形態で左外方に刈草を排出するように構成してもよい。
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]及び[発明の実施の第2別形態]においては、モーアMに2枚の回転ブレード8,9を装備したツインブレード構造を採用した乗用型芝刈り機を例に示したが、モーアMに3枚のブレード(図示せず)を装備したトリプルブレード構造を採用した乗用型芝刈り機にも同様に適用できる。
7a 排出口
8 回転ブレード
9 回転ブレード
30 揺動カバー(案内部材)
33 支持具
37 スライドカバー(開閉部材)
M モーア
Claims (3)
- モーアデッキの内部に縦軸心周りに回転駆動される複数の回転ブレードを並列配備するとともに、前記モーアデッキの側部に前記回転ブレードで刈り取った刈草を排出する排出口を備えてあるモーアにおいて、
前記排出口を開閉可能な開閉部材と、前記排出口からの刈草を横外方に案内する案内部材とを備え、
前記案内部材を、起立した起立姿勢と倒伏した倒伏姿勢とに姿勢変更可能に構成するとともに、
前記案内部材を起立姿勢で保持する保持機構を備え、
前記保持機構は、前記開閉部材により排出口を閉じた状態であると、前記案内部材を起立姿勢に保持し、前記開閉部材により排出口を開いた状態であると、前記案内部材の倒伏姿勢への姿勢変更を許容するように構成され、かつ
前記排出口を閉じた状態で前記起立姿勢での前記案内部材を支持する支持具が前記開閉部材に備えられているモーア。 - 前記支持具には接当部が成形され、前記保持機構は前記案内部材に固着されるとともに前後向き軸心周りで揺動するとともに係合部を形成したアームを備え、
前記接当部と前記係合部とは、前記開閉部材の閉め状態で、前記接当部が前記係合部の下方に位置するように配設され、
前記アームに形成された係合部が前記起立姿勢において前記支持具の接当部と接当することで前記案内部材が起立姿勢で保持される請求項1に記載のモーア。
- 前記係合部を前記接当部に押し付ける方向に作用するねじりバネが備えられている請求項2に記載のモーア。
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