JPH0530591Y2 - - Google Patents

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JPH0530591Y2
JPH0530591Y2 JP1987105620U JP10562087U JPH0530591Y2 JP H0530591 Y2 JPH0530591 Y2 JP H0530591Y2 JP 1987105620 U JP1987105620 U JP 1987105620U JP 10562087 U JP10562087 U JP 10562087U JP H0530591 Y2 JPH0530591 Y2 JP H0530591Y2
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JP
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mower
grass clippings
wind guide
grass
mower deck
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラクタ等の走行車輌に装着される
モアーに関する。
(従来の技術) トラクタ等の前部又は中腹部等に装着されるモ
アーは、モアーデツキ内に複数枚の刈刃体を配置
した刈取空間を形成しており、この刈取空間は前
後及び左右一側が閉鎖されていて、左右他側に刈
草放出口が形成されており、サイドデイスチヤー
ジ式となつている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、牧草圃場等では道又は柵等があり、
その道際、柵際の牧草を刈取る場合、刈草を側方
へ放出できない場合があり、また草が飛び散つた
り、かたまつたり、仕上りが悪くなつたりするこ
とがある。そこで、刈草を後方へ放出するリヤデ
イスチヤージ式モアーも考案されている。
しかしながら、モアーをサイドデイスチヤージ
式とリヤデイスチヤージ式の2機種製作すること
は、メーカ側では生産効率が低下し且つコストア
ツプとなり、また、ユーザ側でも2機種購入する
ことは困難で経費高となる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、サイドデイスチヤージ式モアー8の
モアーデツキ13に、一側の刈草放出口17を開
閉する側蓋31を設けると共に、モアーデツキ1
3の後方を開放するために後壁を開閉蓋で形成す
ることによつて、前記従来技術の問題点を総て解
決できるようにしたものである。
即ち、本考案における問題解決手段の具体的構
成は、モアーデツキ13内に前後及び左右一側が
閉鎖され且つ左右他側に刈草放出口17を有する
刈取空間Aを形成し、この刈取空間Aに縦軸廻り
回転自在な刈刃体14を配置し、前記モアーデツ
キ13に刈草放出口17を開閉する側蓋31と刈
刃体14の後方に位置して刈草を刈草放出口17
に案内する風案内板30とを設け、刈取空間Aの
後方を開放可能にすべくモアーデツキ13の後壁
を開閉可能に形成したモアーであつて、 前記風案内板30はモアーデツキ13に対し
て、後方へ回動して刈草を刈取空間Aの後方へ案
内する姿勢に姿勢変更可能に設けられ、かつ後方
案内姿勢では案内方向を左右に調整可能である点
にある。
(作用) 側蓋31を開放状態にすると共に後壁開閉蓋1
3dを閉鎖状態にして、刈刃体14で草を刈取る
と、刈刃体14で刈取られた刈草は刈草放出口1
7からモアー一側方へ放出される。逆に、側蓋3
1を閉鎖状態にし且つ後壁開閉蓋13dを開放状
態にすると、刈草は刈草放出口17から放出され
ずに、モアーデツキ13の後方へ放出される。側
方放出(サイドデイスチヤージ)と後方放出(リ
ヤデイスチヤージ)とは、メーカ側で設定又はユ
ーザ側で適宜設定可能である。
前記後方放出時においては、刈刃体14の後方
に配置されていた風案内板30は後方案内姿勢に
姿勢変更され、刈草の後方案内をすると共に、そ
の案内方向を左右に調整する。
(実施例) 以下、図示の実施例について本考案を詳述す
る。
第3図及び第4図において、1はトラクタ車
体、2は前車軸ケース、3は前輪である。4はト
ラクタ車体1の前端部に設けられたステツプで、
このステツプ4にハンドルポスト5を介してハン
ドル6が設けられている。7は運転席である。
8はモアーで、トラクタ車体1の前方に連結リ
ンク9及び吊上げ装置10を介して装着されてい
る。連結リンク9は左右一対あり、その各連結リ
ンク9の後端はトラクタ車体1側に上下動自在に
枢着されている。吊上げ装置10は左右一対のリ
フトシリンダ11と、これによつて上下揺動自在
なリフトアーム12とを備え、リフトシリンダ1
1の伸縮によりモアー8が昇降自在である。
モアー8は、モアーデツキ13と、このモアー
デツキ13の下側に配置された左右方向3枚の刈
刃体14を有し、その刈刃体14はモアーデツキ
13上に設けられたベルト伝動機構15を介して
駆動されるようになつている。
モアーデツキ13は、第1図及び第2図に示す
ように、天壁13a、前壁13b、後壁13d及
び左側壁13cを有して3方が閉鎖された刈取区
間Aを形成しており、その右側部は開放されてい
て刈草放出口17を形成している。
また、モアーデツキ13は前部側を上方に突出
させて刈取空間Aの前上部を拡大して刈草通路1
6を形成しており、その通路16は一側の放出口
17に連通状となつている。なお、モアーデツキ
13にはリミツトゲージ輪18、刈高さ調節用ゲ
ージ輪19等が取付けられている。
刈刃体14は縦方向の回転軸20を介してモア
ーデツキ13に支持されている。各刈刃体14は
起風部14aを有している。ベルト伝動機構15
は各回転軸20に固設されたプーリー21と、テ
ンシヨンプーリー22とのベルト23を掛装して
成る。また3枚の刈刃体14の内、中央の刈刃体
14の回転軸20は原動用であつて、ギヤーケー
ス24内のベベルギヤー機構を介して入力軸25
に連動連結されている。なお、ギヤーケース24
はモアーデツキ13にブラケツトを介して取付け
られている。
ベルト伝動機構15は、ギヤーケース24の左
右両側でモアーデツキ13上に設けられた伝動カ
バー26によりおおわれている。
30は3枚の刈刃体14と後壁13cとの間に
設けられたバキユームプレートと称される風案内
板であり、3枚の風案内盤30A,30B,30
Cは夫々中央及び左右刈刃体14A,14B,1
4Cの回転軌跡に略沿つた円弧板であり、刈草及
び風を放出口17へ案内するために設けられてい
る。尚、モアー8は、機種によつてこの風案内板
30を設けていないものもある。
このように構成されたモアー8において、モア
ーデツキ13の刈草放出口17には、側蓋31が
天壁13aに螺番32を介して設けられている。
この側蓋31は放出口17を開閉自在であり、開
放状態(第1図2点鎖線で示す)で放出口17か
ら放出される刈草が上方又は前後に拡散しないよ
うに案内し、閉鎖状態(第1図実線で示す)で放
出口17からの刈草放出を阻止する。
側蓋31は閉鎖状態で平面視略コ字形で、前後
壁部をボルト33等でモアーデツキ13に固定可
能であり、開放状態で螺番32に設けた舌片34
をボルト等で天壁13aに固定可能であり、固定
することによつて各状態に保持できる。
後壁13dも天壁13aに螺番35を介して枢
支されていて開閉蓋となつており、これによつて
刈取空間Aの後部は開閉自在で、開放することに
よつて刈取空間A後部は刈草放出口28となる。
この後壁開閉蓋13dもボルト36及び舌片37
を介して閉鎖状態(第1,2図実線で示す)と開
放状態(第1,2図2点鎖線で示す)とに固定可
能である。
前記3枚の風案内板30A,30B,30C
は、中央風案内板30Aのみが刈刃体14Aの後
方を完全に遮蔽しているが、左右風案内板30
B,30Cは一部分のみ遮蔽しており、後壁開閉
蓋13dを開放すると、刈草は後方放出可能であ
る。
中央風案内板30Aは第1,5図に示すよう
に、一端が縦軸39を介して天壁13aに枢支さ
れており、上面にボルト40が溶着され、このボ
ルト40は天壁13aに形成した円弧長孔41を
貫通し、ナツト42が螺合されており、このナツ
ト42の締緩によつて、中央風案内板30Aを天
壁13aに固定及び回動可能とし、円弧長孔41
の範囲内で姿勢変更自在としている。尚、左右風
案内板30B,30Cも中央風案内板30Aと同
様に姿勢変更自在にしても良い。
第6,7図は本考案のモアーの使用態様を示し
ている。
第6図において、後壁開閉蓋13dを閉鎖し、
側蓋31を開放し、風案内板30Aの先端を左風
案内板30Bと連続するように配置(刈草側方放
出姿勢)すると、3枚の刈刃体14に刈取られた
草は、風に乗つて刈草通路16内を移送され、放
出口17からサイドデイスチヤージされる。
第7図において、側蓋31を閉鎖し、後壁開閉
蓋13dを上に持上げて刈取空間Aの後方を開放
し、中央風案内板30Aを後方へ回動(刈草後方
放出姿勢に姿勢変更)すると、3枚の刈刃体14
の後方は総て開放され、刈草含有風は刈草放出口
28からリヤデイスチヤージされる。
前記中央風案内板30Aは刈草後方放出姿勢に
おいて、ボルト40が円弧長孔41の端部に当接
する姿勢と当接しない姿勢とでは、刈草案内方向
が左右に若干異なり、案内方向を左右に調整する
ことができる。
第8図は前述した3枚の風案内板30A,30
B,30Cを総て姿勢変更自在にした場合の使用
態様を示しており、第7図の状態から更に、左右
風案内板30B,30Cを横軸39,43を中心
に回動して、先端をより後方へ配置し、刈取空間
Aの後部の刈草放出口28をより大きく且つより
風が排出され易くなるように開放し、刈草のリヤ
デイスチヤージをより効率良くしている。
尚、サイドデイスチヤージ式モアーは風案内板
30より後方の天壁30a及び後壁13dを設け
ずに、3枚の風案内板30A,30B、30Cで
刈取空間Aの全後方を覆うように形成することが
でき、その場合は、全風案内板30A,30B,
30Cを姿勢変更自在とし且つそれを開閉蓋とす
る。
また、本考案は前記実施例に限定されることな
く種々変形でき、刈刃体14が1枚、2枚、4枚
等のモアーであつても適用できる。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、1台のモアー8
をサイドデイスチヤージ式からリヤデイスチヤー
ジ式に簡単に変更使用できる上に、風案内板30
はモアーデツキ13に対して、後方へ回動して刈
草を刈取空間Aの後方へ案内する姿勢に姿勢変更
可能に設けられ、かつ後方案内姿勢では案内方向
を左右に調整可能であるので、リヤデイスチヤー
ジする場合に刈取空間Aの後部を開放する風案内
板30で、後方放出される刈草の放出案内がで
き、この風案内板30は刈刃体14の後方に位置
して後方へ回動されるため、刈草の案内がより確
実にでき、しかも後方案内方向を左右に調整し
て、所望位置に刈草を放置することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は本考案の実施例を示しており、第
1図は要部の斜視図、第2図は断面側面図、第3
図は平面図、第4図は側面図、第5図は第1図の
−線断面図、第6図はサイドデイスチヤージ
にした使用状態図、第7図はリヤデイスチヤージ
にした使用状態図、第8図は3枚の風案内板を姿
勢変更自在にした変形例の使用状態図である。 1……トラクタ車体、8……モアー、13……
モアーデツキ、13a……天壁、13b……前
壁、13c……側壁、13d……後壁、14……
刈刃体、17……放出口、28……刈草放出口、
30……風案内板、31……側蓋、32,35…
…螺番、39……縦軸、41……円弧長孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 モアーデツキ13内に前後及び左右一側が閉鎖
    され且つ左右他側に刈草放出口17を有する刈取
    空間Aを形成し、この刈取空間Aに縦軸廻り回転
    自在な刈刃体14を配置し、前記モアーデツキ1
    3に刈草放出口17を開閉する側蓋31と刈刃体
    14の後方に位置して刈草を刈草放出口17に案
    内する風案内板30とを設け、刈取空間Aの後方
    を開放可能にすべくモアーデツキ13の後壁を開
    閉可能に形成したモアーであつて、 前記風案内板30はモアーデツキ13に対し
    て、後方へ回動して刈草を刈取空間Aの後方へ案
    内する姿勢に姿勢変更可能に設けられ、かつ後方
    案内姿勢では案内方向を左右に調整可能であるこ
    とを特徴とするモアー。
JP1987105620U 1987-07-09 1987-07-09 Expired - Lifetime JPH0530591Y2 (ja)

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JP1987105620U JPH0530591Y2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09

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JPS6411625U JPS6411625U (ja) 1989-01-20
JPH0530591Y2 true JPH0530591Y2 (ja) 1993-08-05

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