JPS61231914A

JPS61231914A - ライディングモア−

Info

Publication number: JPS61231914A
Application number: JP60076261A
Authority: JP
Inventors: 信英柳川
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1985-04-09
Filing date: 1985-04-09
Publication date: 1986-10-16
Also published as: JPH047168B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、モアーで芝生等の草を刈取って集草容器に回
収するライディングモアーに関するものである。

（従来の技術）車体の下腹部で前後輪間にモアーを備え、このモアーで
刈取った草をダクトを介して集草容器に回収するように
したライディングモアーは、従来から既にあり、芝生の
刈取作業等に使用されている。

この種のライディングモアーにおいて、集草容器の取付
位置としては、従来、車体の後方或いは後部−側方が通
常であり、しかも、それは車体自体に本来装備されたも
のではなく、別に追加装備する形態のものが殆どであっ
た。

又、上記のものでは、集草容器の後面側に、集草容器内
部の刈草を排出するための排草口が開閉自在に備えられ
ていた。

（発明が解決しようとする問題点）このように集草容器を車体の後方に別装備したものでは
、そのための装着機構を余分に設けなければならず、集
草容器が後輪から大きく後方に突出するため、全体の前
後方向の長さが大となり、集草容器を備えた状態では非
常に大型化する欠点があった。また、集草容器側の重量
は、内部の刈草の収量によって大きく変化するため、設
計上車体の前後の重量バランスがとり難く、傾斜地等の
作業の際は危険であった。

一方、集草容器を車体後部の一側方に備えたものでは、
集草容器が側方に突出するため、障害物近傍での作業が
困難であり、また刈草の収量が増大すると横転等の問題
もあり、容量に制限があった。

ところで、集草容器内の刈草を所望の場所に排出する際
には、ライディングモアーを、上記排出に好適な場所に
位置決めする必要がある。

然し乍ら、上記従来のライディングモアーにおいては、
集草容器を車体の後方或いは後部−側方に配置して、し
かも、排草口を集草容器の後面側に備えているので、ラ
イディングモアーを上記好適な場所に位置決めする際に
は、後方を振り向いて、ライディングモアーを後進させ
ることで、位置決めしなければならず、位置決めが困難
であった。

本発明は、このような従来の問題点を解決できるライデ
ィングモアーを提供するものである。

（問題点を解決するための手段）本発明は、上記問題点を解決するための手段として、車
体１に、モアー９と、モアー９によって刈取られた刈草
が空気と共に、給送される集草容器２０とを備え、集草
容器２０に、刈草と共に給送された空気を刈草から分離
して排出する排風口２８を備えたライディングモアーに
おいて、前輪２を支持する前車軸４上に集草容器２０を
配置し、集草容器２０を前部の下部側で車体１に左右方
向の支軸２４廻りに上方に回動可能に枢支し、集草容器
２０の前面側に、集草容器２０内の刈草を排出するため
の排草口２１を開閉自在に備えたものである。

（作　　用）モアー９で刈取られた刈草は空気と共に集草容器２０内
に給送され、刈草と共に給送された空気は刈草から分離
されて排風口２８から排出される。

集草容器２０内の刈草を排出する際には、排草口２１を
開放すると共に、集草容器２０を支軸２４廻りに上方側
に回動させて、刈草を排出する。

（実施例）以下、第１図及び第２図の図面に基き本発明の第１実施
例を詳述すると、第１図及び第２図はライディングモア
ーを示し、両図において、１は車体で、前輪２及び後輪
３を有する。前輪２は車体１の前部に固定された前車軸
４の両端に支持され、操向動作不能で回転のみ自在であ
る。後輪３は車体１後部にセンター軸５廻りに揺動自在
に懸架された後車軸６の両端に、キングピン７等を介し
て操向動作可能に支持されている。また後輪３は後車軸
６中央部の後輪デフ装置８からの動力によって回転駆動
される。９はミツドマウントモアーで、平面視円形状の
モアーデツキ１０と、これに縦軸１１廻りに回転自在に
支持された１枚のカンタ−ブレード１２と、このカッタ
ーブレード１２を駆動するようにモアーデツキ１０上に
設けられた伝動装置１３とを備えて成る。このモアー９
は前後輪２，３間で車体１の下方に配置され、平行リン
ク式、パンタグラフ式等の適宜の装着機構１４を介して
車体１に対して昇降自在に装着されている。カッターブ
レード１２の先端側には、刈取った刈草を持上げるため
の風を発生させる風起し部１５が形成されている。

モアーデツキ１０の上面側には、その一部を上方に突出
させた円弧状の排草用通路１６が形成され、その通路１
６の終端部に、刈草を上方に放出し案内する可撓性のダ
クト１７が接続されている。そして、このダクト１７は
固定具１８で車体ｌに固定された投入用のシュート１９
に接続されている。シュート１９は、下部側にあって立
設状とされた立設部１９ａと、立設部１９ａ上端部から
前方斜め上方側で且つ内側方に向って突設された突設部
１９ｂと、突設部１９ｂ前端部に固設された後傾状のリ
ング状フランジ部１９ｃとから成る。

２０は刈草が空気と共に給送される箱状の集草容器で、
前面側が開口した排草口２１とされ、その排草口２１は
上端のヒンジ２２により枢支された前カバー２３により
開閉自在とされている。この集草容器２０は前車軸４の
上方で車体１上に搭載され、かつ前端下部の左右方向の
支軸２４により車体１に上方側に回動可能に枢着されて
おり、排草時に後玉がり状に後部側を持上げ得るように
構成されている。

なお前カバー２３はロックピン等の係脱自在なロック具
２５により閉状態に保持され、また集草容器２０は後端
の係脱自在なロック具２６により車体１上に固定される
。前カバー２３の上部側には、網２７を装着した排風口
２８が設けられ、刈草と共に給送された空気を刈草と分
離して外部に排出する。集草容器２０の後壁部は後傾状
とされると共に、該後壁部の上部左側部には、刈草供給
口４３が形成され、シュート１９の前端開口が供給口４
３に連通せしめられている。又、シュート１９のフラン
ジ部１９ｃは集草容器２０の後壁部に接離自在に接当し
ている。

３１は後輪３及びモアー９駆動用のエンジンで、後車軸
６の上方で車体１上に搭載されている。３２は伝動装置
で、エンジン３１に連設して車体１上に搭載されており
、この伝動装置３２から巻掛機構３３を介して後輪デフ
装置８へ、自在接手軸３４を介してモアー９へと夫々動
力が伝達されるようになっている。３５は燃料タンク、
３６はボンネットである。

３７は操縦装置としてのハンドルで、集草容器２０の後
方近傍で車体１上に設けられたハンドルポスト３８によ
り支持されており、このハンドル３７によって後輪３を
操向できるようになっている。

３９は操縦用の座席であって、エンジン３１の前方近傍
でボンネット３６上に設けられている。４０はステップ
、４１は後輪フェンダ−である。４２はモアー９のゲー
ジ輸である。

次に上記構成における作用を説明する。芝生等の刈取作
業に際しては、モアー９を地面に接地さ　　。

せ、カッターブレード１２を縦軸１１１１りに回転させ
ながら走行する。カッターブレード１２が回転すると、
それによって芝生等が刈取られ、その刈取られた刈草は
、風起し部１５によって発生する風により通路１６側へ
と集められ、その空気流と共にダクト１７、シュート１
９を経て集草容器２０内へと送り込まれる。一方、集草
容器２０内に送り込まれた空気は、網２７によって刈草
や塵埃等から分離された後、排風口２８より外部へと排
風されて行く。従って、集草容器２０内には、刈草のみ
がたまり、刈取りに続いて回収できる。

集草容器２０内の刈草量が増えると、それだけ集草容器
２０側の重量が大になるが、集草容器２０が前車軸４上
にあるため、刈草量の増加によって車体１の前後の重量
バランスが作業中に大きく変動するようなことはなく、
傾斜地での作業時にも転倒を防止できる。

又、モアー９は昇降時や作業時には、前後動を伴い乍ら
上下動するが、モアー９を可撓性ダクト１７を介してシ
ュート１９に接続しているので、モアー９の上下動が問
題になるにとはない。

集草容器２０内に刈草が充満すると、それを前面側の排
草口２１より排草するが、その際には、ロック具２５．
２６を解除した後、集草容器２０の後部側を持ち上げ、
横軸２４廻りに第１図の仮想線の如く傾斜状態にすれば
良い。これにより、集草容器２０内の刈草は前カバー２
３を押し開は乍ら底壁の傾斜に沿って滑り落ちていくの
で、刈草を集草容器２０から容易に排出できる。

又、集草容器２０内の刈草を所望の場所に排出するため
には、ライディングモアーを、上記排出に好適な場所に
位置決めする必要がある。

而して、実施例では、集草容器２０を車体１の前部に備
えて、排草口２１を集草容器２０の前面側に備えている
ので、後方を振り向くことな（、ライディングモアーを
上記好適な場所に前進させてい（ことで、ライディング
モアーを上記好適な場所に位置決めでき、ライディング
モアーの位置決めを容易に行える。

なお、集草容器２０の後壁の全面又は一部を透明板によ
り構成すれば、座席３９例のオペレータが運転しながら
でも、集草容器２０内の刈草量の判断をできる。

また集草容器２０は、第１図の仮想線に示すように左右
両側又は−例に設けた油圧シリンダ４３によって持ち上
げるようにしても良い。更に、ダクト１７の途中にプロ
ワ−４３を設けても良い。

第３図は本発明の第２実施例を示すもので、モアー９が
上下動を伴わないで昇降するように、モアー９が車体１
に装着されている。

又、ダクト１７がモアーデツキ１０と一体形成されて、
剛性を有するものとされ、シュート１９の立設部１９ａ
下部内に上下動自在に間隙を介して嵌入されている。

尚、実施例ではモアーを前後輪間に備えたが、車体後方
に備えてもよい。

（発明の効果）本発明によれば、集草容器を前車軸上に備えて、集草容
器を車体に備えるようにしているので、集草容器を別装
備するもののような装着機構を余分に設ける必要がなく
、従って、車体に集草容器を備えているにも拘らず、全
体を小型化できる。また集草容器は前車軸上で車体に設
けているから、集草容器内の刈草量によって前後の重量
バランスが大きく損なわれることがな（、傾斜地での転
倒等を防止でき、安全な作業が可能である。更に障害物
近傍での作業も容易に行える。又、集草容器を車体の前
部に備えて、しかも。排草口を集草容器前面側に備えて
いるので、集草容器内の刈草を所望の場所に排出する際
のライディングモアーの位置決めを、後方を振り向くこ
となく、ライディングモアーを前進させることで行え、
上記位置決めを容易に行える。更に、集草容器を前部の
下部側で左右方向の支軸廻りに上方に回動可能に枢支し
ているので、集草容器を上方側に回動することにより、
集草容器内の刈草の排出を容易に行える。

本発明は上記利点を有し、実益大である。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の第１実施例を示し、第１図
は一部断面側面図、第２図は平面図、第３図は本発明の
第２実施例を示す要部の縦側断面図である。１・・・車体、２・・・前輪、４・・・前車軸、９・・
・ミツドマウントモアー、２０・・・集草容器、２１・
・・排草口、２３・・・前カバー、２４・・・支軸、２
８・・・排風口。

Claims

【特許請求の範囲】

１、車体１に、モアー９と、モアー９によって刈取られ
た刈草が空気と共に、給送される集草容器２０とを備え
、集草容器２０に、刈草と共に給送された空気を刈草か
ら分離して排出する排風口２８を備えたライディングモ
アーにおいて、前輪２を支持する前車軸４上に集草容器
２０を配置し、集草容器２０を前部の下部側で車体１に
左右方向の支軸２４廻りに上方に回動可能に枢支し、集
草容器２０の前面側に、集草容器２０内の刈草を排出す
るための排草口２１を開閉自在に備えたことを特徴とす
るライディングモアー。