JPH04648Y2 - - Google Patents

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JPH04648Y2
JPH04648Y2 JP1985053347U JP5334785U JPH04648Y2 JP H04648 Y2 JPH04648 Y2 JP H04648Y2 JP 1985053347 U JP1985053347 U JP 1985053347U JP 5334785 U JP5334785 U JP 5334785U JP H04648 Y2 JPH04648 Y2 JP H04648Y2
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grass
mower
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separator
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、モアーで芝生等の草を刈取つて集草
容器に回収するモアー装置に関するものである。
(従来の技術) 車体の下腹部で前後輪間にモアーを備え、この
モアーで刈取つた草をダクトを介して集草容器に
回収するようにしたモアー装置は、従来から既に
あり、芝生の刈取作業等に使用されている。
この種のモアー装置において、集草容器の取付
位置としては、従来、車体の後方或いは後部一側
方が通常であり、しかも、それは車体自体に本来
装備されたものではなく、別に追加装備する形態
のものが殆どであつた。
(考案が解決しようとする問題点) このように集草容器を車体の後方に別装備した
ものでは、そのための装着機構を余分に設けなけ
ればならず、集草容器が後輪から大きく後方に突
出するため、全体の前後方向の長さが大となり、
集草容器を備えた状態では非常に大型化する欠点
があつた。また、集草容器側の重量は、内部の刈
草の収量によつて大きく変化するため、設計上車
体の前後の重量バランスがとり難く、傾斜地等の
作業の際は危険であつた。
一方、集草容器を車体後部の一側方に備えたも
のでは、集草容器が側方に突出するため、障害物
近傍での作業が困難であり、また刈草の収量が増
大すると横転等の問題もあり、容量に制限があつ
た。
本考案は、このような従来の問題点を解決でき
るモアー装置を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記問題点を解決するための手段と
して、車体1に、モアー9と、該モアー9によつ
て刈取られた刈草が空気と共に給送される集草容
器20とを備え、前記モアー9が車体1の下方に
配置されたモアー装置において、前輪2を支持す
る前車軸4上で車体1に集草容器20を備え、集
草容器20の前面側に、該集草容器20から外部
に放出される空気中の塵埃を分離する分離器45
を、前記モアー9の前方に位置するように備え、
分離器45は集草容器20から放出される空気を
導入する空気導入口と、分離された塵埃をモアー
9の前方側でその刈幅内に落下させる塵埃排出口
と、分離された空気を塵埃排出口以外の方向に排
出する空気排出口とを有するものである。
(作用) モアー9で刈取られた刈草は空気と共に集草容
器20内に給送される。
刈草と共に集草容器20内に給送された空気は
分離器45により塵埃等から分離されて、前方へ
排出される。
又、分離器45からは、上記分離された塵埃等
がモアー9の前方側でその刈幅内に落下せしめら
れ、モアー9を介して、集草容器20内に回収さ
れる。
(実施例) 以下、図面に基き本考案の一実施例を詳述する
と、第1図及び第2図はモアー装置を示し、両図
において、1は車体で、前輪2及び後輪3を有す
る。前輪2は車体1の前部に固定された前車軸4
の両端に支持され、操向動作不能で回転のみ自在
である。後輪3は車体1後部にセンター軸5廻り
に揺動自在に懸架された後車軸6の両端に、キン
グピン7等を介して操向動作可能に支持されてい
る。また後輪3は後車軸6中央部の後輪デフ装置
8からの動力によつて回転駆動される。9はミツ
ドマウントモアーで、平面視円形状のモアーデツ
キ10と、これに縦軸11廻りに回転自在に支持
された1枚のカツターブレード12と、このカツ
ターブレード12を駆動するようにモアーデツキ
10上に設けられた伝動装置13とを備えて成
る。このモアー9は前後輪2,3間で車体1の下
方に配置され、平行リンク式、パンタグラフ式等
の適宜の装着機構14を介して車体1に対して昇
降自在に装着されている。カツターブレード12
の先端側には、刈取つた刈草を持上げるための風
を発生させる風起し部15が形成されている。モ
アーデツキ10の上面側には、その一部を上方に
突出させた円弧状の排草用通路16が形成され、
その通路16の終端部に、刈草を上方に放出し案
内する可撓性のダクト17が接続されている。そ
して、このダクト17は固定具18で車体1に固
定された投入用のシユート19に接続されてい
る。シユート19は、下部側にあつて立設状とさ
れた立設部19aと、立設部19a上端部から前
方斜め上方側で且つ内側方に向つて突設された突
設部19bと、突設部19b前端部に固設された
後傾状のリング状フランジ部19cとから成る。
20は刈草が空気と共に給送される箱状の集草
容器で、前面側が開口した排草口21とされ、そ
の排草口21は上端のヒンジ22により枢支され
た前カバー23により開閉自在とされている。こ
の集草容器20は前車軸4の上方で車体1上に搭
載され、かつ前端下部の左右方向の支軸24によ
り車体1に上方側に回動可能に枢着されており、
排草時に後上がり状に後部側を持上げ得るように
構成されている。なお前カバー23はロツクピン
等の係脱自在なロツク具25により閉状態に保持
され、また集草容器20は後端の係脱自在なロツ
ク具26により車体1上に固定される。前カバー
23の上部側には、分離器45が左右方向に複数
(図例では2個)並設されて、モアー9の前方側
でその刈幅内に位置している。
第3図及び第4図にも示すように、分離器45
は、刈草と共に集草容器20内に給送された空気
を塵埃等(細かい刈草も含む)と分離して前方に
排出するもので、前カバー23に前方突出状に挿
着されている。
分離器45は中空状で、分離器本体46と、集
草容器20内の空気を本体46内に導入するため
の空気導入口を形成する空気導入筒47と、案内
羽根48と、分離された空気を本体46外に排出
する空気排出口を形成する空気排出筒49と、分
離された塵埃を本体46外に排出する塵埃排出口
を形成する塵埃排出筒50等から成る。
分離器本体46は前方に開口する略有底円筒状
で、その後端には空気導入筒47が同心状で且つ
連通状に接続されている。
空気導入筒47は前カバー23に挿着され、集
草容器20内部と連通している。
案内羽根48は、分離器本体46の後端に備え
られるもので、板金を打抜き曲げ加工すること等
により製作されるもので、中央部の円錐部51
と、外周部に周方向に複数形成された傾斜羽根部
52とから成る。
案内羽根48は、空気導入筒47を介して分離
器本体46内に導入された空気を螺旋状に旋回さ
せて前方へ導く。
尚、案内羽根48を回転自在に構成する場合
は、モアー又はエンジン31からの動力によつて
強制駆動させるようにすることも可能である。
空気排出筒49は、分離器本体46の前壁部
に、分離器本体46と同心状に挿着されて、その
後端部が案内羽根48の円錐部51に近接状とさ
れ、又、前端部は分離器本体46から前方に突出
されている。
塵埃排出筒50は、分離器本体46の外周壁下
部に下方突出状として一体形成され、分離器本体
46内部と連通している。
一方、集草容器20の後壁部は後傾状とされる
と共に、該後壁部の上部左側部には、刈草供給口
43が形成され、シユート19の前端開口が供給
口43に連通せしめられている。又、シユート1
9のフランジ部19cは集草容器20の後壁部に
接離自在に接当している。
31は後輪3及びモアー9駆動用のエンジン
で、後車軸6の上方で車体1上に搭載されてい
る。32は伝動装置で、エンジン31に連設して
車体1上に搭載されており、この伝動装置32か
ら巻掛機構33を介して後輪デフ装置8へ、自在
接手軸34を介してモアー9へと夫々動力が伝達
されるようになつている。35は燃料タンク、3
6はボンネツトである。37は操縦装置としての
ハンドルで、集草容器20の後方近傍で車体1上
に設けられたハンドルポスト38により支持され
ており、このハンドル37によつて後輪3を操向
できるようになつている。
39は操縦用の座席であつて、エンジン31の
前方近傍でボンネツト36上に設けられている。
40はステツプ、41は後輪フエンダーである。
42はモアー9のゲージ輪である。
次に上記構成における作用を説明する。芝生等
の刈取作業に際しては、モアー9を地面に接地さ
せ、カツターブレード12を縦軸11廻りに回転
させながら走行する。カツターブレード12が回
転すると、それによつて芝生等が刈取られ、その
刈取られた刈草は、風起し部15によつて発生す
る風により通路16側へと集められ、その空気流
と共にダクト17、シユート19を経て集草容器
20内へと送り込まれる。
このようにして送り込まれた空気は分離器45
内に導入され、導入された空気は案内羽根48に
より螺旋状に旋回せしめられ乍ら、前方へ導かれ
る。
これにより、導入された空気内に含まれる塵埃
等は遠心力によつて、分離器本体46内部の外周
部域へと移動せしめられて、導入された空気は、
該空気内に含まれる塵埃等と略分離せしめられ
て、空気排出筒49から集草容器20の前方へ向
つて排出せしめられる。
又、導入された空気から分離せしめられた塵埃
等は塵埃排出筒50からモアー9の前方側でその
刈幅内に落下せしめられ、再度、モアー9のカツ
ターブレード12の風起し部15により起生され
た風によりダクト17側へ吸引され、シユート1
9を介して、集草容器20内に給送される。
従つて、塵埃等により作業者が包まれたり、す
ることがなく、快適な作業を行え、衛生上の問題
がないと共に、上記塵埃等を殆ど集草容器20内
に回収できる。
上記のようにして、集草容器20内には、刈草
のみがたまり、刈取にり続いて回収できる。
集草容器20内の刈草量が増えると、それだけ
集草容器20側の重量が大になるが、集草容器2
0が前車軸4上にあるため、刈草量の増加によつ
て車体1の前後の重量バランスが作業中に大きく
変動するようなことはなく、傾斜地での作業時に
も転倒を防止できる。
集草容器20内に刈草が充満すると、それを前
面側の排草口21より排草するが、その際には、
ロツク具25,26を解除した後、集草容器20
の後部側を持ち上げ、横軸24廻りに第1図の仮
想線の如く傾斜状態にすれば良い。これにより、
集草容器20内の刈草は前カバー23を押し開け
乍ら底壁の傾斜に沿つて滑り落ちていくので、刈
草を集草容器20から容易に排出できる。
又、集草容器20内の刈草を所望の場所に排出
するためには、モアー装置を、上記排出に好適な
場所に位置決めする必要がある。
而して、実施例では、集草容器20を車体1の
前部に備えて、排草口21を集草容器20の前面
側に備えているので、後方を振り向くことなく、
モアー装置を上記好適な場所に前進させていくこ
とで、モアー装置を上記好適な場所に位置決めで
き、モアー装置の位置決めを容易に行える。
なお、集草容器20の後壁の全面又は一部を透
明板により構成すれば、座席39側のオペレータ
が運転しながらでも、集草容器20内の刈草量の
判断をできる。
また集草容器20は、第1図の仮想線に示すよ
うに左右両側又は一側に設けた油圧シリンダ43
によつて持ち上げるようにしても良い。更に、ダ
クト17の途中にブロワー43を設けても良い。
又、第3図の仮想線で示すように、空気導入筒
47の後端開口に、網やパンチングメタル等のフ
イルタ53を備えてもよい。
尚、実施例では、モアーを前後輪間に備えた
が、車体後方に備えてもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、集草容器を前車軸上に備え
て、集草容器を車体に備えるようにしているの
で、集草容器を別装備するもののような装着機構
を余分に設ける必要がなく、従つて、車体に集草
容器を備えているにも拘らず、全体を小型化でき
る。また集草容器は前車軸上で車体に設けている
から、集草容器内の刈草量によつて前後の重量バ
ランスが大きく損なわれることがなく、傾斜地で
の転倒等を防止でき、安全な作業が可能である。
更に障害物近傍での作業も容易に行える。又、前
輪2を支持する前車軸4上で車体1に集草容器2
0を備え、集草容器20の前面側に、該集草容器
20から外部に放出される空気中の塵埃を分離す
る分離器45を、前記モアー9の前方に位置する
ように備え、分離器45は集草容器20から放出
される空気を導入する空気導入口と、分離された
塵埃をモアー9の前方側でその刈幅内に落下させ
る塵埃排出口と、分離された空気を塵埃排出口以
外の方向に排出する空気排出口とを有するので、
集草容器20に送られた塵埃を、分離器45によ
つて空気から分離させた状態で分離器45の塵埃
排出口からモアー9の通過予定位置に落下させる
ことができ、塵埃を集草容器20に給送された空
気によつて舞い上げるような惧れもなく、分離器
45から排出した塵埃等を集草容器内にスムーズ
かつ確実に回収することができる。しかも上記の
如く分離器45から排出した塵埃を空気によつて
舞い上げる惧れがないため、作業者が塵埃等に包
まれたりすることがなく、快適な作業を行え、衛
生上の問題もない。本考案は上記利点を有し、実
益大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は一部
断面側面図、第2図は平面図、第3図は第2図の
A−A線矢視断面図、第4図は第3図のB−B線
矢視断面図である。 1……車体、2……前輪、4……前車軸、9…
…ミツドマウントモアー、20……集草容器、4
5……分離器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体1に、モアー9と、該モアー9によつて刈
    取られた刈草が空気と共に給送される集草容器2
    0とを備え、前記モアー9が車体1の下方に配置
    されたモアー装置において、前輪2を支持する前
    車軸4上で車体1に集草容器20を備え、集草容
    器20の前面側に、該集草容器20から外部に放
    出される空気中の塵埃を分離する分離器45を、
    前記モアー9の前方に位置するように備え、分離
    器45は集草容器20から放出される空気を導入
    する空気導入口と、分離された塵埃をモアー9の
    前方側でその刈幅内に落下させる塵埃排出口と、
    分離された空気を塵埃排出口以外の方向に排出す
    る空気排出口とを有することを特徴とするモアー
    装置。
JP1985053347U 1985-04-09 1985-04-09 Expired JPH04648Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985053347U JPH04648Y2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09

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JP1985053347U JPH04648Y2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09

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Publication Number Publication Date
JPS61167718U JPS61167718U (ja) 1986-10-17
JPH04648Y2 true JPH04648Y2 (ja) 1992-01-10

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ID=30574124

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS516442Y2 (ja) * 1973-01-29 1976-02-21
JPS5878024U (ja) * 1981-11-20 1983-05-26 株式会社クボタ トラクタに装着のモア装置

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JPS61167718U (ja) 1986-10-17

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