JPH0555086B2 - - Google Patents

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JPH0555086B2
JPH0555086B2 JP62202325A JP20232587A JPH0555086B2 JP H0555086 B2 JPH0555086 B2 JP H0555086B2 JP 62202325 A JP62202325 A JP 62202325A JP 20232587 A JP20232587 A JP 20232587A JP H0555086 B2 JPH0555086 B2 JP H0555086B2
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JP
Japan
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mower deck
mower
cutting blade
grass
grass clippings
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JP62202325A
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Shigeru Morita
Terutaka Takei
Yoshikazu Togoshi
Zenichiro Hidaka
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPS6443118A publication Critical patent/JPS6443118A/ja
Publication of JPH0555086B2 publication Critical patent/JPH0555086B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、モアーの刈草排出装置に関する。
(従来の技術) モアーとしては、実開昭60−133739号公報に示
すものがあり、これでは、モアーデツキに、縦設
された一対の駆動軸が左右方向に並設され、これ
ら各駆動軸に、夫々、モアーデツキ内部側に位置
する刈刃体が備えられ、刈刃体によつて刈り取ら
れた刈草を左右刈刃体間から後方へ排出するよう
にしたものがある。
また、一般に、刈刃体には空気流を生起し且つ
この空気流によつて刈草を給送する起風部が形成
される。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、単に、刈刃体によつて生起された空
気流のみによつて、刈草を後方へ給送排出するよ
うにしたのでは、刈草の後方への給送排出力が弱
く、刈草を後方に良好に排出できないと云う問題
がある。
また、前記従来のものでは、後方へ排出された
刈草が左右方向に関して広範囲に排出され、刈草
の拾い上げ作業に悪影響を及ぼすと云う問題もあ
る。
そこで、実開昭61−98430号公報に示すように、
刈刃体と一体回転する羽根を設けて、この羽根に
よつて生起される空気流によつても刈草を給送排
出できるようにすると共に、モアーデツキに刈草
を後方へ給送案内するダクトを設けることが考え
られる。しかしながら、実開昭61−98430号公報
に示すものは、刈刃体の起風部によつて生起され
た空気流と、羽根によつて生起された空気流とを
合流させて刈草をダクトへと給送するものである
ので、単に、実開昭60−133739号公報に記載のモ
アーに、前記のような羽根とダクトとを設けたの
では、大量の刈草がダクトへ給送されると、ダク
トの入口或いはダクト内で停滞するおそれがあ
る。
本発明は前記問題点に鑑み、刈草を、左右方向
に関して広範囲に排出しないようにし、しかも刈
刃体の起風部によつて生起された空気流と、羽根
によつて生起された空気流とによつて確実且つ良
好に排出できるように考慮することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、本発明が採用し
た手段はモアーデツキ42内に左右に並設された
一対の刈刃体79を、これらの間の領域で上下軸
廻り後方に向かつて回転するように駆動すると共
に、各刈刃体79に、空気流を生起し且つ該空気
流によつて刈刃体79により刈取られた刈草を刈
刃体79間から後方へ給送するための起風部83
を設け、各刈刃体79と一体回転する羽根114
を備えたモアーにおいて、前記モアーデツキ42
の後部に、刈刃体79間の中央部に位置し且つ前
後方向に開口する刈草排出筒部103を備え、刈
草排出筒部103の前端開口を、モアーデツキ内
で開口し且つ刈刃体79の起風部83により給送
された刈草が供給される刈草供給口107とし、
刈草排出筒部103の後端開口を、モアーデツキ
42の後方に開口する刈草排出口105とし、モ
アーデツキ42に、前記羽根114によつて生起
された空気流が、刈草排出筒部103内に左右側
部から導入されると共に、刈草排出口105から
後方に排出されるように案内する案内部材109
を設けた点にある。
(作 用) 刈取作業時には、モアー3の起風部83を有す
る刈刃体79と、羽根114とが回転駆動され
る。
この状態で、モアー3を前進させれば、刈刃体
79により芝生等が刈取られると共に、刈刃体7
9の起風部83により空気流が生起されて、この
空気流により、刈草が給送されて、排出筒部10
3の刈草供給口107へ供給される。
一方、羽根114は回転駆動されることによ
り、空気流を排出筒部103内に送るのであり、
これにより、刈草供給口107に給送された刈草
は排出筒部103へと引き込まれると共に、排出
筒部103内の刈草は後方へと排出され、したが
つて、起風部83と羽根114とにより生起され
た空気流により、刈草は排出筒部103から後方
に確実且つ良好に排出される。
(実施例) 以下、本発明の第1実施例を第1図乃至第12
図の図面に基き説明すれば、第1図乃至第3図は
刈取集草機1を示し、刈取集草機1は、走行車輌
2と、フロントマウントモアー3と、集草容器4
を有する。
まず、走行車輌2について説明すると、6は車
体で、フレーム7、エンジン8及び変速装置9等
から構成されている。
フレーム7は、略直方体形状に枠組みされたフ
レーム本体11と、フレーム本体11から前方に
突設されたステツプ支持部材12と、フレーム本
体11から後方に突設された集草容器支持部材1
3とから成る。ステツプ支持部材12にはステツ
プ14及びステアリングハンドル装置15が備え
られ、集草容器支持部材13には集草容器4が備
えられている。
エンジン8はフレーム本体11内に備えられ、
クランク軸16が前方に突出している。
変速装置9はエンジン8の右隣りに並設され
て、フレーム本体11に支持され、前後に並設さ
れたHST(静油圧トランスミツシヨン)18とギ
ヤ伝動装置19とを有する。
HST18のポンプ軸20はエンジン8のクラ
ンク軸16とベルト伝動機構21を介して連動連
結され、又、そのモータ軸22はギヤ伝動装置1
9と連動連結されている。
ギヤ伝動装置19からは、前方に前輪駆動軸
が、後方に後輪駆動軸23が夫々突設されてお
り、前輪駆動軸が前輪デフ装置24と連動連結さ
れて、前車軸25を介して、前輪26が駆動され
る。
前輪デフ装置24はフレーム本体11の前端部
に備えられて、右側にオフセツトされており、該
デフ装置24の隅部には、前後方向のPTO軸2
7が貫通支持され、PTO軸27の後部はクラン
ク軸16とベルト伝動機構28を介して連動連結
されている。
又、後輪駆動軸23は後輪ギヤ装置29と伝動
機構30を介して連動連結され、後車軸31を介
して、後輪32が駆動される。後輪ギヤ装置29
は集草容器支持部材13に支持され、又、後輪3
2は油圧シリンダ33により操向操作される。
34は座席である。
第4図及び第5図にも示すように、フロントマ
ウントモアー3はフレーム7に、連結リンク3
6、吊下げ装置37、リフトシリンダ38を介し
て、昇降自在で且つ着脱自在に装着されて、前輪
26前方に位置している。
連結リンク36は左右一対あつて、フレーム本
体11の前端部に左右方向の支軸39により枢支
されて、両連結リンク36の長手方向中途部が連
結材40により連結されると共に、第11図にも
示すように、連結リンク36の前端部には揺動リ
ンク41が枢結されている。
揺動リンク41は、モアーデツキ42の天壁4
3前部に立設されたブラケツト44と、伝動ケー
ス45から前方に突設されたブラケツト46間
で、左右方向の支軸47により揺動自在に枢支さ
れ、この揺動により、モアー3が地面の起伏に良
好に追従するようにされている。
吊下げ装置37は左右一対あつて、モアーデツ
キ42の天壁43の後部の左右両側と両連結リン
ク36間に介装されるもので、内外一対の保持板
48,49を有する。
内保持板48は、第12図に示すように、連結
リンク36の内側面の下端部と連結材40の下面
間に渡設されている。
又、外保持板49は門型状とされて、連結リン
ク36の外側面の上下方向中途部に固設され、そ
の上面位置は、内保持板48の上面位置より高く
されている。
内・外両保持板48,49の一方には単一の吊
下げロツド50が選択的に挿入され、吊下げロツ
ド50の下端部が、内・外両保持板48,49の
下方に位置する内外一対のブラケツト51,52
の一方に選択的に且つ着脱自在に左右方向の支軸
53により枢支される。ブラケツト51,52は
モアーデツキ42の天壁43に固設されている。
吊下げロツド50の上部には、内・外両保持板
48,49上に積重ねられるクツシヨン材54と
ワツシヤ55が嵌合されている。
吊下げロツド50の上部には、数個のピン孔5
6が長手方向に配設され、これらのピン孔56の
一個にピン57が挿脱自在に挿通されている。
従つて、吊下げロツド50を、内・外両保持板
48,49と内・外両ブラケツト51,52のど
ちらに備えて、吊下げロツド50のどのピン孔5
6にピン57を挿通するかにより、モアー3の後
部側を上下に大きな範囲で微調整できると共に、
上記のように、高さの異なる内・外両保持板4
8,49と、内・外ブラケツト51,52を備え
ているので、吊下げロツド50を長くせずとも、
モアー3の後部側を上下に大きく調整できる。
そして、吊下げロツド50を長くする必要がな
いので、吊下げロツド50が内・外保持板48,
49から上方に大きく突出することがなく、従つ
て、モアー3を吊揚げた際に、吊下げロツド50
の内・外保持板48,49から上方に突出する部
分が車輌2側と干渉して、モアー3の吊揚げ高さ
が制限されると云う惧れが少ない。
リフトシリンダ38は単動式であつて、そのシ
リンダチユーブ側が例えばステツプ支持部材12
に左右方向の支軸58により枢支され、ピストン
ロツドが、連結材40の左右方向中央部から突設
された連動アーム59に枢結されており、リフト
シリンダ38の作動により、モアー3が昇降す
る。
第7図及び第8図にも示すように、モアーデツ
キ42の天壁43上の前後方向中央部には伝動ケ
ース45が左右方向に配設されており、左右両側
部が下方突出部60として、天壁43に挿通され
て、ボルト61により着脱自在に取付けられてい
る。
伝動ケース45の右側部側からは入力ケース6
2が後方に突設され、入力ケース62に軸受63
により支持された入力軸64が、PTO軸27と
自在継手65を介して連動連結されている。
伝動ケース45内には伝動軸66が左右方向に
配設されて、軸受67により支持されると共に、
入力軸64とベベルギヤ伝動機構68を介して連
動連結されている。
各下方突出部60内部からは、夫々、軸受65
により支持された駆動軸70が下設されて、各駆
動軸70が伝動軸66とベベルギヤ伝動機構71
を介して連動連結されている。
駆動軸70には、下方突出部60の下方に位置
する取付部材72が外嵌されて、ナツト73によ
り着脱自在に固定されている。
74は装着部材で、縦設されて上下に開口する
筒体75と、筒体75内周面の上部に嵌合固着さ
れたリング体76とを有し、リング体76が取付
部材72上面に、例えば、リベツト77やボルト
等により、着脱不能又は着脱自在に取付けられて
いる。
79はデイスクタイプの刈刃体で、筒体75下
端部に嵌合固着された円形状デイスク80と、デ
イスク80の外周部の周方向等配位置に上下方向
の支軸81により枢支された複数の刈刃82と、
デイスク80の外周部上面の周方向等配位置に立
設された複数の板状起風部83等を有する。
起風部83は、空気流を生起して、刈刃体79
の刈刃82により刈取られた刈草を空気流と共に
給送する。
第6図にも示すように、両刈刃体79は、その
回転領域84の内側部領域で後方に向つて回転す
るように、駆動せしめられると共に、両刈刃体7
9の回転領域 84の対応する内側端部領域85
は重合状とされている。尚、上記対応する内側端
部領域85は重合状とされずに単に近接状とされ
ることもある。
86は接地デイスクで、駆動軸70下端部に軸
受87を介して支持されると共に、下方に弯曲突
状とされている。
第9図にも示すように、モアーデツキ42の天
壁43からは、周壁89が下設され、この周壁8
9により、平面視において、両刈刃体79の全回
転領域84の外周が全周にわたつて少隙を介して
囲繞されている。
周壁89は、両刈刃体79の回転領域84の前
方側と後方側とで夫々左右方向に配設された前・
後部壁90,91と、回転領域84の左右両側方
で前後方向に配設された左右一対の側部壁92
と、回転領域84の左又は右斜め前方側に配設さ
れ且つ前後方向に対して斜めに配設された左右一
対の前部側部壁93と、回転領域84の左又は右
斜め後方側に配設され且つ前後方向に対して斜め
に配設された左右一対の後部側部壁94と、前・
後部補助壁95,96と、内外一対の宛の補助壁
97,98等を有する。
前部側部壁93は前部壁90と側部壁92とを
連結し、後部側部壁94は後部壁91と側部壁9
2とを連結している。
前・後部補助壁95,96は、夫々、前・後部
壁90,91の左右方向中央部内面に固設される
と共に、後方又は前方に突出する山形状とされ
て、両刈刃体79の回転領域84間に進入せしめ
られている。
又、前・後部補助壁95,96の左右両側部は
回転領域84に対して弯曲凹状とされ、回転領域
84の外周に沿わされている。
又、各内補助壁97は後部壁91と後部側部壁
94の両隣接端部内面間に渡設され、又、各外補
助壁98は、側部壁92と後部側部壁94の両隣
接端部内面間に渡設されている。
内・外補助壁97,98は回転領域84に対し
て弯曲凹状とされ、回転領域84の外周に沿わさ
れている。
ところで、周壁89の下端は回転領域84より
も下方に突出しており、周壁89の下端部の外面
には、下方に突出する補強板99が全周にわたつ
て固着されている。
100は水平板状とされた突出部で、周壁89
の下端に全周にわたつて固着されて、回転領域8
4側に突出すると共に、突出部100は回転領域
84の下方に位置する。
突出部100の周壁部89に対する固着状態を
詳しく説明すると、突出部100の外周縁部が、
前・後壁部90,91、側壁部92及び前・後部
側部壁93,94の下端面と、補強板99の下端
部内面に固着され、突出部100の内周縁部が各
補助壁95〜98の下端面に固着されている。
突出部100の内周縁は、極く一部(前・後部
補助壁95,96の左右方向中央部から突出部1
00が突出している部分)101を除いて、平面
視において、回転領域84の外周と一致している
が、突出部100の内周縁を回転領域84の外周
から外方側にずらしてもよい。
第10図にも示すように、103は刈草排出筒
部で、モアーデツキ42の後部における左右方向
中央部の上部に前後方向に配設されて、前後に開
口している。
排出筒部103は、概ね門型状とされた本体部
104と、本体部104の上方開口部を閉塞する
モアーデツキ42の天壁43とにより構成されて
いる。
本体部104は、後部壁91及び後部補助壁9
6の凹設部分に挿着されて、モアーデツキ42か
ら後方に突出しており、この後方突出部は断面四
角形とされ、その後端開口が刈草排出口105と
されて、集草容器4にダクト106を介して着脱
自在に接続されている。ダクト106は左右の両
前輪26間の車体6下方を通つている。
又、排出筒部103の前端開口は、モアーデツ
キ42内で開口する刈草供給口107とされ、起
風部83により給送された刈草が供給される。
そして、刈草供給口107への刈草の給送をス
ムーズに行うために、天壁43の下方には、各刈
刃体79の回転領域84の後部から外側部にわた
る円弧状とされたガイド板108が配設されて、
ガイド板108は後部壁91や天壁43に固設さ
れており、ガイド板108は、回転領域84の外
側部に向かうに従つて上位となる傾斜状とされて
いる。
109は左右一対の案内部材で、排出筒部10
3内に空気流を送るためのものであつて、モアー
デツキ42の天壁43下面に固着されている。
案内部材109は、駆動軸70と同心状に配設
された筒状本体部110と、連通部111とを有
する。
本体部110の下端部には、内方に水平に突出
する底壁部112が形成され、底壁部112に
は、3個の切欠き113が周方向に配設されてい
る。
本体部110は後方斜め内側方に開口状とさ
れ、この開口部と、排出筒部103の側壁部上部
の開口部とが、断面門型状とされた連通部11に
より連通せしめられている。
尚、ガイド板108は本体部110の外周面に
も固着されている。
114は排出筒部103に空気流を送る羽根
で、装着部材74の筒体75外周面上部に周方向
に等配されて、径方向外方に突出している。羽根
114は、縦設され且つL型状とされた本体11
5と、水平の補強板116とから成る。
尚、羽根114を案内部材109の本体部11
0に下方から装入する際には、各羽根114と、
本体部110の底壁部112の切欠き113とを
対応させて装入する。
117は左右一対の前ゲージ輪で、ステイ11
8に上下移動調整自在に備えられ、ステイ118
は伝動ケース45の側端部に備えられると共に、
モアーデツキ42の天壁43にブラケツト119
により支持されている。
120は左右一対の後ゲージ輪で、モアーデツ
キ42にブラケツト121を介して備えられてい
る。
上記のように構成した実施例によれば、刈取作
業時には、モアー3の入力軸64に車輌2の
PTO軸27から動力が伝達されて、モアー3の
起風部83を有する刈刃体79と、羽根114と
が回転駆動される。
この状態で、車輌2を前進させれば、刈刃体7
9により芝生等が刈られると共に、刈刃体79の
起風部83により空気流が生起され、この空気流
により、刈草が給送されて、案内部材109の本
体部110の外部を廻つて、排出筒部103の刈
草供給口107へ供給される。
一方、羽根114は回転駆動されることによ
り、空気流を排出筒部103内に送るのであり、
これにより、起風部83と羽根114とにより生
起された空気流により、刈草は排出筒部103か
ら後方に確実且つ良好に排出され、ダクト106
を介して、集草容器4内に集草される。
尚、刈取作業時には、集草容器4に刈草を集草
しない場合もあり、この場合には、排出筒部10
3からダクト106が取外されて、排出筒部10
3から刈草が後方へ直接排出される。
この場合には、従来のように、刈草が左右方向
に関して広範囲に排出されないので、後の刈草の
拾い上げ作業を従来より有利に行える。
ところで、上記の場合において、モアーデツキ
42の周壁89により、平面視において、両刈刃
体79の全回転領域84の外周が少隙を介して囲
繞され、周壁89の下端に、刈刃体79の回転領
域84側に向つて突出し且つ回転領域84の下方
に位置する突出部100が全周にわたつて備えら
れているので、刈刃体79の起風部83により生
起された空気流が周壁89の下方を通つて外部に
逃げにくい。
従つて、刈刃体79の起風部83により生起さ
れた空気流によつて、刈草を確実に排出筒部10
3まで給送できると共に、排出筒部103からダ
クト106を取外した状態では、羽根114がな
くても、排出筒部103から刈草を後方に確実且
つ良好に排出できる。
第13図は本発明の第2実施例を示すもので、
刈刃体79として、ブレードタイプのものが使用
され刈刃体79は、取付ボス123にボルト12
4を介して着脱自在に取付けられ、取付ボス12
3は、装着部材74の筒体75下端部に固着され
ている。
刈刃体79の端部には、折曲げによつて、起風
部83が一体形成されている。
第14図及び第15図は本発明の第3実施例を
示すもので、ブレードタイプの刈刃体79の中央
部が取付部材72に外嵌されて、上記中央部が取
付部材72上面に、シヤーピンとされる取付ボル
ト125により着脱自在に取付けられている。
尚、刈刃体79は取付部材72上面に取付けら
れているので、シヤーピンとされた取付ボルト1
25が折れても、刈刃体79が脱落することはな
い。
又、刈刃体79の中央部を挟む部分の上面に
は、若干傾斜状とされた一対の羽根114が立設
されている。
なお、案内部材109の本体部110には底壁
部は形成されていない。
尚、実施例では、羽根は、駆動軸と刈刃体の両
者、又は、刈刃体のみに備えたが、駆動軸のみに
備えるようにしてもよい。
尚、実施例では、駆動軸を左右一対としたが、
駆動軸を4本以上の偶数としてもよい。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、刈草が
排出筒部から後方に排出されるようになつてい
て、刈草を集草容器に集草しない場合において、
刈草が左右方向に関して広範囲に排出されず、後
の刈草の拾い上げ作業を有利に行えるものであつ
て、しかも、排出筒部を設けたものであつても、
羽根によつて生起された空気流が排出筒部内に側
方から導入されると共に刈草排出口から後方へと
排出されるようになつていて、これにより、刈草
供給口に給送された刈草が排出筒部へと引き込ま
れると共に、排出筒部内の刈草が後方へと排出さ
れ、刈草を排出筒部から後方に確実且つ良好に排
出できると共に、排出筒部にダクトを介して集草
容器を接続した場合でも、刈草を集草容器まで確
実且つ良好に給送できる。本発明は上記利点を有
し、実益大である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第12図は本発明の第1実施例を示
し、第1図は全体側面図、第2図は同平面図、第
3図は同正面断面図、第4図は要部の一部断面側
面図、第5図は同平面図、第6図は同平面断面
図、第7図及び第8図の各図は第5図のA−A
線、B−B線各矢視断面図、第9図及び第10図
の各図は第6図のC−C線、D−D線各矢視断面
図、第11図は第5図のE−E線矢視断面図、第
12図は第4図とは異なる体勢とされた吊下げ装
置の縦側断面図、第13図は本発明の第2実施例
を示す要部の縦側断面図、第14図及び第15図
は本発明の第3実施例を示し、第14図は要部の
正面断面図、第15図は第14図のF矢視図であ
る。 1……刈草集草機、2……走行車輌、3……フ
ロントマウントモアー、42……モアーデツキ、
70……駆動軸、79……刈刃体、83……起風
部、103……刈草排出筒部、105……刈草排
出口、107……刈草供給口、1141……羽
根。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 モアーデツキ42内に左右に並設された一対
    の刈刃体79を、これらの間の領域で上下軸廻り
    後方に向かつて回転するように駆動すると共に、
    各刈刃体79に、空気流を生起し且つ該空気流に
    よつて刈刃体79により刈取られた刈草を刈刃体
    79間から後方へ給送するための起風部83を設
    け、各刈刃体79と一体回転する羽根114を備
    えたモアーにおいて、 前記モアーデツキ42の後部に、刈刃体79間
    の中央部に位置し且つ前後方向に開口する刈草排
    出筒部103を備え、刈草排出筒部103の前端
    開口を、モアーデツキ内で開口し且つ刈刃体79
    の起風部83により給送された刈草が供給される
    刈草供給口107とし、刈草排出筒部103の後
    端開口を、モアーデツキ42の後方に開口する刈
    草排出口105とし、モアーデツキ42に、前記
    羽根114によつて生起された空気流が、刈草排
    出筒部103内に左右側部から導入されると共
    に、刈草排出口105から後方に排出されるよう
    に案内する案内部材109を設けたことを特徴と
    するモアーの刈草排出装置。
JP62202325A 1987-08-12 1987-08-12 Mowed grass discharging apparatus of mower Granted JPS6443118A (en)

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