JP2003276494A - 乗用型作業機 - Google Patents
乗用型作業機Info
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Abstract
るようにする。 【解決手段】 カップAを倒れ止め状態で保持可能なカ
ップホルダ21を設けてある乗用型作業機であって、装
備機器15を上方から覆う機体カバー14に、カップの
少なくとも底部を挿入可能な貫通孔22を形成するとと
もに、その貫通孔に挿入したカップをその一部が機体カ
バーの外側に突出するように載置可能な載置部25を、
装備機器の上部を形成している上部形成部材23で構成
して、載置部に載置したカップを貫通孔の周縁26との
接当で倒れ止め状態で保持可能なカップホルダを設けて
ある。
Description
状態で保持可能なカップホルダを設けてある乗用型作業
機に関する。
別に製作したカップホルダを組み付けている。
ダの製作や組み付けに手間を要する欠点がある。
あって、カップホルダの製作や組み付けの手間を省ける
ようにすることを目的とする。
徴構成は、カップを倒れ止め状態で保持可能なカップホ
ルダを設けてある乗用型作業機であって、装備機器を上
方から覆う機体カバーに、カップの少なくとも底部を挿
入可能な貫通孔を形成するとともに、前記貫通孔に挿入
したカップをその一部が前記機体カバーの外側に突出す
るように載置可能な載置部を、前記装備機器の上部を形
成している上部形成部材で構成して、前記載置部に載置
したカップを前記貫通孔の周縁との接当で倒れ止め状態
で保持可能なカップホルダを設けてある点にある。
の装備機器を上方から覆うように機体に取り付ける機体
カバーとを利用して、カップを倒れ止め状態で保持可能
なカップホルダを設けることができる。
に組み付けることなく設けることができるので、カップ
ホルダの製作や組み付けの手間を省ける。
備機器が燃料タンクである点にある。
動源になりにくい燃料タンクの上部にカップを載置でき
る。
振動しにくく、内容物が跳ね上がって、カップの外側に
飛び散るようなおそれが少ない。
に基づいて説明する。図1,図2は、乗用型作業機の一
例としての乗用型草刈り機を示し、左右一対のキャスタ
ー式の前輪1と左右一対の駆動後輪2とを備えた走行機
体3に、左右方向に並置する複数の刈取用のブレード4
aを備えたモーア4を側面視において前輪1と駆動後輪
2との間に位置する状態で昇降自在に支持させるととも
に、エンジン5を駆動後輪2の後方部に位置する状態で
搭載し、かつ、運転座席6をエンジン5の前方部に位置
する状態で搭載してある。
示すように、エンジン5からの動力を左右に振り分ける
とともにモーア4への動力を断続する作業クラッチ7を
内装したミッションケース8を配置してあり、このミッ
ションケース8の左右に、ミッションケース8で左右に
振り分た動力を変速して対応する駆動後輪2に各別に伝
達する前後進切換自在な静油圧式の無段変速装置9を配
置し、作業クラッチ7を経由して取り出した第1伝動軸
10の動力を、一対のボールジョイント11と前後向き
の第2伝動軸12とを介してモーア4の入力軸13に伝
達するように構成してある。
量だけ作動させることで直進前進走行を、また、共に後
方に同量だけ作動させることで直進後進走行を行うこと
ができ、さらに、左右の無段変速装置9の同方向への作
動量に差をつけることで、その差に応じた速度差をもた
らして前進操向あるいは後進操向を行うことができ、特
に、左右の無段変速装置9を互いに逆方向に作動させる
ことで、左右の駆動後輪2を互いに逆方向に作動させ
て、駆動後輪2の間を旋回中心とした一点旋回、いわゆ
る、スピンターンで走行機体3を旋回させることができ
るようになっている。
駆動後輪2に対する後輪フェンダ(機体カバー) 14の
各々は、燃料タンク15などの装備機器を覆うように機
体前方に向けて延設してあり、各フェンダ延設部16の
前方側に、左右の無段変速装置9の夫々を各別に操作す
るための操作レバー17を配置して、運転部床板51に
止め付けた弾性変形自在な蛇腹状のブーツ18で各操作
レバー17の基端部を覆ってある。
る一方のフェンダ延設部16aに形成した貫通孔から燃
料タンク15の燃料補給口部19を突出させて、キャッ
プ20で開閉自在に設けるとともに、その前方側に、カ
ップAを倒れ止め状態で保持可能な本発明によるカップ
ホルダ21を設けてある。
すように、フェンダ延設部16(16a) に形成したカ
ップ挿入用貫通孔22に底部を挿入したカップAを、燃
料タンク15の上部を形成している上部壁板(上部形成
部材) 23で構成した載置部25に載置して、カップ挿
入用貫通孔22の周縁26との接当で倒れ止め状態で保
持可能に設けてある。
ど下方に傾斜するフェンダ前面部分にカップAの少なく
とも底部を挿入可能に形成してあり、カップ挿入用貫通
孔22の周縁26に下向きに突出する筒状の鍔27を一
体に設けて、その鍔27との接当で、カップAを倒れ止
め状態で保持可能に設けてある。
前方側上部を側面視で略L字状に凹入させて、燃料タン
ク15とフェンダ延設部16(16a) との間に空間を
形成するとともに、その凹入部分を形成している上部壁
板部28の略水平な上向き面部にカップAの底部が入り
込む凹み29を設けて、カップ挿入用貫通孔22に挿入
したカップAを、その上方側がフェンダ延設部16(1
6a) の上側に突出するように載置可能に構成してあ
る。
ジング30内に左右一対のブレード4aを縦向きの支軸
31周りに回転可能に装備して、入力軸13に伝達され
た動力を一対のベベルギヤを介して一方の支軸31に伝
達し、その一方の支軸31からベルト式伝動機構32を
介して他方の支軸31に伝達して、左右のブレード4a
を、それらの回転軌跡の一部が重複する状態で、かつ、
その重複箇所では互いに後方に向かう状態に、逆向き等
速回転駆動するように構成してある。
よって草類の刈り取りを行うとともに、この回転駆動で
生起される搬送風によってハウジング30の後部左右中
央に形成された図外の排出口から後方に向けて刈草を排
出搬送し、図1,図5に示すように、ハウジング30の
排出口から排出された刈草を、その排出口に接続された
集草ダクト33によって、走行機体3の後部に装備して
ある集草容器34に案内するようになっている。
示すように、走行機体3の後部に連結した左右一対のブ
ラケット35によって後端部が支持された集草ダクト3
3との連通接続を可能にする連通口36が形成された前
壁部37に、容器本体38を、前壁部37の上部に回動
自在に配備された左右向きの支軸39を介してその支軸
39周りの上下揺動で、容器本体38の前端に形成した
開口が前壁部37で閉塞される前向きの集草姿勢と、そ
の開口が地面に面して開放される下向きの排草姿勢とに
姿勢切り換え可能に連結し、前壁部37と支軸39に連
結された揺動リンク40とに亘って、容器本体38を支
軸39周りに姿勢切り換え操作する油圧シリンダ41を
架設することによって構成してある。
体3に立設した転倒保護フレーム42の左右上端部から
前壁部37の対応する側壁下部にわたってそれぞれ平行
4連リンクを形成するように架設された上下一対の揺動
アーム43と、転倒保護フレーム42と左下側の揺動ア
ーム43とにわたって架設された油圧シリンダ44によ
って構成された昇降リンク機構45を介して走行機体3
に連結されており、この連結構造によって、集草容器3
4を、油圧シリンダ44の作動で、集草ダクト33に連
なる集草位置と、その集草位置よりも上方で集草ダクト
33から大きく離間する排草位置とにわたって昇降させ
ることができるようになっている。
置に位置する状態では、左右のブラケット35で受け止
められるとともに集草ダクト33に連通口36が連通接
続され、集草容器34が排草位置に位置する状態では、
左右のブラケット35から離間して集草ダクト33と連
通口36との連通接続が解除されるようになっている。
7の下端部には、左右向きの支軸46周りの揺動で、容
器本体38から前壁部37に向けて延設した係合部材4
7に係合して容器本体38を集草姿勢に固定保持するロ
ック状態と、係合部材47との係合を解除して容器本体
38の排草姿勢への姿勢切り換えを許容するロック解除
状態とに一体切り換え可能な左右一対のフック部材から
なるロック具48が装備されている。
けて延設された支持部材49とロック具48とに亘って
架設されたバネ505の付勢力でロック状態に復帰保持
され、図1に示すように、運転部床板51上に突出する
ように走行機体3に揺動自在に支持した操作ペダル52
をレリーズワイヤ53でロック具48に連係して、その
操作ペダル52を踏み込み操作することで、バネ50の
付勢力に抗してロック解除状態に切り換えられるように
なっている。
の付勢力でロック具48をロック状態に復帰保持できる
ことから、機体の走行などに起因した前壁部37に対す
る容器本体38のガタツキを阻止することができて、そ
のガタツキに起因した異音の発生や前壁部37と容器本
体38の隙間からの刈草の漏れ出しを防止できる好適な
草刈り集草作業を行えるようになり、又、集草排出作業
を行う際には、操作ペダル52の踏み込み操作と各油圧
シリンダ41,44に対応する操作具の操作を行うこと
で、ロック具48をロック状態からロック解除状態に切
り換えるとともに、集草容器34を集草位置から排草位
置まで上昇させ、排草位置で容器本体38を集草姿勢か
ら排草姿勢に切り換える、といった一連の操作を、搭乗
運転部54に居ながら容易に行えるようになり、更に、
その集草排草作業後に再び草刈り集草作業を行う際に
は、各油圧シリンダ41,44に対応する操作具の操作
と操作ペダル52の踏み込み解除操作を行うことで、容
器本体38を排草姿勢から集草姿勢に切り換えるととも
に、集草容器34を排草位置から集草位置まで下降さ
せ、ロック具48をロック解除状態からロック状態に切
り換える、といった一連の操作を、搭乗運転部54に居
ながら容易に行えるようになっている。
は連通口36を大きく開放する状態に集草ダクト33内
に倒れ込んで連通口36から集草容器34内への刈草の
流入を許容する前倒れ姿勢に切り換わり、ロック解除状
態では連通口36を閉じる状態に起立して連通口36か
らの刈草の漏れ出しを阻止する起立姿勢に切り換わる蓋
体55が一体装備されており、又、この蓋体55には、
その前倒れ姿勢時に下方に向けて凹入する状態となる凹
部56が形成されている。
置に位置させた草刈り集草作業時には、ロック具48の
ロック解除状態からロック状態への切り換え操作に伴っ
て蓋体55が前倒れ姿勢に切り換えられていることか
ら、集草ダクト33で案内された刈草が連通口36から
集草容器34内にスムーズに流入するようになり、又、
集草排出作業を行う際には、集草容器34が集草位置に
位置する段階でのロック具48のロック状態からロック
解除状態への切り換え操作に伴って蓋体55が起立姿勢
に切り換えられていることから、集草容器34を集草位
置から排草位置まで上昇させる上昇操作の際に集草容器
34内の刈草が前部の連通口36から漏れ出す不具合の
発生を未然に回避できるようになっている。
クト33内に蓋体55が倒れ込む姿勢であることによっ
て、刈草が濡れて重くかつ付着し易い状態になっている
場合にはその刈草が蓋体55に付着堆積するようになる
ことから、この付着堆積に起因した草詰まりが発生した
場合には、操作ペダル52を踏み込み操作して蓋体55
を前倒れ姿勢から起立姿勢に切り換えることで、搭乗運
転部54に居ながら、蓋体55に付着堆積した刈草を集
草容器34内に送り込むことができて、草詰まりを容易
に解消することができるようになっている。
34から集草ダクト33に流出する不具合が生じたとし
ても、その流出する刈草を蓋体55の凹部56で受け止
めることができ、又、集草排出作業を行う際の蓋体55
の前倒れ姿勢から起立姿勢への姿勢切り換え操作によっ
て、凹部56で受け止めた刈草を集草容器34内に送り
込むことができるとともに、刈草の連通口36からの漏
れ出しを阻止できることから、集草容器34への集草量
を多くすることができ、もって、集草作業効率の向上を
図れるようになっている。
ン,田植機などの乗用型農作業機の他、乗用型建設作業
機であっても良い。 2.本発明による乗用型作業機は、ミッションケースや
冷却水のリザーブタンクなどの装備機器を上方から覆う
機体カバーに、カップの少なくとも底部を挿入可能な貫
通孔を形成するとともに、貫通孔に挿入したカップをそ
の一部が機体カバーの外側に突出するように載置可能な
載置部を、ミッションケースや冷却水のリザーブタンク
などの上部形成部材で構成したカップホルダを設けてあ
っても良い。 3.本発明による乗用型作業機は、貫通孔に挿入したカ
ップを、そのカップに設けてある持ち手部分が機体カバ
ーの外側に突出するように載置可能な載置部を設けてあ
っても良い。
(ロ) ロック解除状態を示す要部縦断側面図
Claims (2)
- 【請求項1】 カップを倒れ止め状態で保持可能なカッ
プホルダを設けてある乗用型作業機であって、 装備機器を上方から覆う機体カバーに、カップの少なく
とも底部を挿入可能な貫通孔を形成するとともに、前記
貫通孔に挿入したカップをその一部が前記機体カバーの
外側に突出するように載置可能な載置部を、前記装備機
器の上部を形成している上部形成部材で構成して、 前記載置部に載置したカップを前記貫通孔の周縁との接
当で倒れ止め状態で保持可能なカップホルダを設けてあ
る乗用型作業機。 - 【請求項2】 前記装備機器が燃料タンクである請求項
1記載の乗用型作業機。
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2002
- 2002-03-22 JP JP2002080739A patent/JP3821741B2/ja not_active Expired - Fee Related
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