JP5120396B2 - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、固体撮像装置およびその製造方法に関するものである。
イメージセンサの一つであるCMOS型の固体撮像装置において、光を入射したくない領域、例えば黒レベル基準画素部や周辺回路の領域では、通常、金属配線や光学フィルターを用いて遮光を行う。
特に金属配線を形成する工程の時に遮光を行う場合、CMOSロジックプロセスをそのまま適用するため、光を入射したくない領域の遮光膜は配線層と同じ高さのところに形成される。
黒レベル基準画素部の遮光膜を多層配線部の銅配線工程で形成した場合の例を、図19の従来のCMOSイメージセンサの概略断面図によって説明する。
図19に示すように、従来のCMOSイメージセンサは、半導体基板111上に形成されたフォトダイオードからなる受光画素部112および黒レベル基準画素部113と、これら受光画素部112上方および黒レベル基準画素部113上方に形成された多層配線部114とを備える(例えば、特許文献1参照)。
上記多層配線部114は、半導体基板111側から多層配線部114の厚さ方向に複数重ねて形成された複数の金属配線130(例えば金属配線131、132、133)と、各金属配線130の間を絶縁する層間絶縁膜140とを有している。
また、金属配線130(133)とその下層の金属配線130(132)との間の層間絶縁膜140(142)には、その層間絶縁膜142を貫通して金属配線133とその下層の金属配線132とを接続するコンタクトプラグ151が形成されている。
さらに、最上部に位置する金属配線130(133)上面を覆うように形成された層間絶縁膜145の上面には、周辺回路(図示せず)などとの電気的接続を行うパッド161が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
また、上記パッド161とその直下に位置する金属配線133(133c)との間の層間絶縁膜145には、この層間絶縁膜145を貫通して上記パッド161と上記金属配線133cとを接続する、コンタクトプラグ152が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
また、黒レベル基準画素部113のフォトダイオードと対向する金属配線133(133a)は、黒レベル基準画素部113のフォトダイオード領域への光の入射を遮断する遮光膜として形成されている。
上記CMOSイメージセンサでは、画素の縮小による配線部の微細化、光路短縮による半導体基板表面からの配線高さの低下により、遮光膜として用いる配線層の薄膜化も同時に進行される。
金属膜の光透過率は膜厚に対して指数関数的に減衰するため、薄膜化が進むことで、光の入射を遮断する遮光膜としての能力が不充分になる。
特開2006−294991号公報
解決しようとする問題点は、配線層の薄膜化を達成しつつ、黒レベル基準画素上の遮光性を充分確保することができない点である。
本発明は、遮光膜を有する固体撮像装置において、配線層の薄膜化を達成しつつ、黒レベル基準画素上の遮光性を充分確保することを可能にする。
本発明の固体撮像装置(第1固体撮像装置)は、半導体基板に形成された受光画素部と、前記半導体基板に形成された黒レベル基準画素部と、前記受光画素部および黒レベル基準画素部を含む前記半導体基板上に設けられた多層配線部を有し、前記多層配線部は、前記半導体基板上に形成された絶縁層と、前記絶縁層中に複数層に形成された金属配線層とからなり、前記黒レベル基準画素部上の前記金属配線層のうちの一つの第1金属配線層の第1金属配線間上に形成された第1遮光膜と、前記第1金属配線層上の第2金属配線層で形成された第2遮光膜と、を有し、前記第1遮光膜の側部の上部が前記第2遮光膜側に向かって徐々に幅広に形成される。
本発明の第1固体撮像装置では、第1金属配線層の第1金属配線間上に形成された第1遮光膜と、前記第1遮光膜に接続していて前記第1金属配線層上の第2金属配線層で形成された第2遮光膜とを有することから、遮光膜が2層に形成されることになる。このため、従来の遮光膜よりも厚く形成されるので、黒レベル基準画素上の遮光性が充分に確保される。しかも、少なくとも一部の遮光膜が金属配線層の金属配線で形成されていることから、新たな遮光膜のための金属層を必要としない。そして第1遮光膜の側部の上部が前記第2遮光膜側に向かって徐々に幅広に形成されることで、遮光膜全体の厚みを部分的に大きくし、配線層が薄膜化される場合においても黒レベル基準画素部への入射光の漏れ込みを防ぐことができる。
本発明の固体撮像装置の製造方法(第1製造方法)は、半導体基板に形成された受光画素部と、前記半導体基板に形成された黒レベル基準画素部と、前記受光画素部および黒レベル基準画素部を含む前記半導体基板上に設けられた多層配線部を有し、前記多層配線部が、前記半導体基板上に形成された絶縁層と、前記絶縁層中に複数層に形成された金属配線層とからなる固体撮像装置を形成するときに、前記黒レベル基準画素部の上方における、前記各金属配線層のうちの第1金属配線層の第1金属配線間上に第1遮光膜を形成する工程と、前記第1金属配線層の上層の第2金属配線層で第2遮光膜を形成する工程と、を含む。
そして、前記第1遮光膜を形成する工程は、前記第1金属配線上の前記絶縁層を形成した後、前記第1遮光膜のパターンに対応するパターンの溝を形成する工程と、前記溝内を埋め込んで金属配線材料を埋め込み、前記絶縁層上の余剰な金属配線材料を除去して、前記溝の内部に第1遮光膜を形成する工程と、を含み、前記溝を形成する際に、前記溝の間隔を露光限界に狭める条件とすることで、前記溝の側面の上部該側面の下部よりも幅広にエッチングすることにより前記溝を形成する。
本発明の固体撮像装置の製造方法では、第1金属配線層の第1金属配線間上に第1遮光膜を形成し、第1金属配線層の上層の第2金属配線層で第2遮光膜を形成することから、遮光膜が2層に形成されることになる。このため、従来の遮光膜よりも厚く形成されるので、黒レベル基準画素上の遮光性が充分に確保される。しかも、遮光膜は金属配線層で形成されていることから、新たな遮光膜のための金属層を必要としない。そして第1遮光膜を形成するための溝を、その側面の上部が下部よりも幅広にエッチングされる条件で形成することから、溝内を埋め込んで形成される第1遮光膜は、側面の上部が第2遮光膜に向かって徐々に幅広となるように形成される。このため、配線層が薄膜化されても、黒レベル基準画素部への入射光の漏れ込みを防ぐことができる。
本発明の固体撮像装置によれば、第1金属配線層と第2金属配線層間に第1遮光膜が形成されていて、第2金属配線層で第2遮光膜が形成されていることから、遮光膜が2層となっている。このため、黒レベル基準画素上の遮光能力の向上を図ることができる。しかも、遮光膜の少なくとも一部が金属配線層で形成され、また金属配線層間にも形成されているので、遮光膜のために新たな金属層を形成する必要がなく、高い遮光性能を維持した状態で配線層の薄膜化が実現でき、集光距離の短縮が実現できる。また第1遮光膜の側面の上部を幅広とすることで、遮光膜全体の厚さを部分的に大きくし、配線層が薄膜化される場合においても黒レベル基準画素部への入射光の漏れ込みを防ぐことができる。
本発明の固体撮像装置の製造方法によれば、第1金属配線層と第2金属配線層間に第1遮光膜を形成し、第2金属配線層で第2遮光膜を形成していることから、遮光膜が2層に形成されるので、黒レベル基準画素上の遮光能力の向上を図ることができる。しかも、遮光膜を金属配線層間に形成し、また金属配線層で形成するので、遮光膜のために新たな金属層を形成する必要がなく、高い遮光性能を維持した状態で配線層の薄膜化が実現でき、集光距離の短縮が実現できる。また第1遮光膜の側面の上部を幅広とすることで、遮光膜全体の厚さを部分的に大きくし、配線層が薄膜化される場合においても黒レベル基準画素部への入射光の漏れ込みを防ぐことができる。
本発明の第1固体撮像装置に係る一実施の形態(第1実施例)を示した概略構成断面図である。 本発明の第1固体撮像装置に係る一実施の形態(第2実施例)を示した概略構成断面図である。 本発明の第1固体撮像装置に係る一実施の形態(第3実施例)を示した概略構成断面図である。 本発明の第1固体撮像装置に係る一実施の形態(第4実施例)を示した概略構成断面図である。 本発明の第1固体撮像装置に係る第5実施例を示した概略構成断面図である。 本発明の第2固体撮像装置に係る一実施の形態(第1実施例)を示した概略構成断面図である。 本発明の第2固体撮像装置に係る一実施の形態(第2実施例)を示した概略構成断面図である。 本発明の第2固体撮像装置に係る第3実施例を示した概略構成断面図である。 本発明の第3固体撮像装置に係る一実施の形態(第1実施例)を示した概略構成断面図である。 本発明の第3固体撮像装置に係る一実施の形態(第2実施例)を示した概略構成断面図である。 本発明の第3固体撮像装置に係る一実施の形態(第3実施例)を示した概略構成断面図である。 本発明の第3固体撮像装置に係る一実施の形態(第3実施例)を示した平面レイアウト図である。 可視光域での透過率の波長依存の実測データを示した図である。 透過しやすい波長における透過率の膜厚依存の実測データを示した図である。 遮光膜の製造方法の具体例を示した製造工程断面図である。 本発明の遮光膜形状の一例を示した平面図および断面図である。 本発明の遮光膜形状の一例を示した平面図および断面図である。 従来の遮光膜形状の一例を示した平面図および断面図である。 従来の固体撮像装置の一例を示した概略構成断面図である。
本発明の第1固体撮像装置に係る一実施の形態(第1実施例)を、図1の概略構成断面図によって説明する。図1では、固体撮像装置の一例として、CMOSイメージセンサを示した。
図1に示すように、第1固体撮像装置1は、半導体基板11上に形成されたフォトダイオードからなる受光画素部12および黒レベル基準画素部13と、これら受光画素部12および黒レベル基準画素部13の上面に形成された多層配線部14とを備える。
上記多層配線部14は、半導体基板11側から多層配線部14の厚さ方向に所定間隔で複数層に重ねて形成された複数の金属配線層20(例えば第1金属配線層21、第2金属配線層22(請求項1の第1金属配線層に相当)、第3金属配線層23(請求項1の第2金属配線層に相当))と、各金属配線層20の間を絶縁する層間絶縁膜40とを有している。
上記金属配線層20は、例えば半導体装置の配線材料として用いられる、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)等の金属配線で形成されている。また、上記層間絶縁膜40は、例えば、酸化シリコン(SiO)膜で形成されている。この層間絶縁膜40は、金属配線間を絶縁する材料であればよく、光透過性を有する無機絶縁膜、有機絶縁膜等を用いることができる。
また、金属配線層20(例えば第3金属配線層23)とその下層の金属配線層20(第2金属配線層22)との間の層間絶縁膜40(43)には、その層間絶縁膜43を貫通して第3金属配線層23の第3金属配線33とその下層の第2金属配線層22の第2金属配線32とを接続するコンタクトプラグ53が形成されている。当然のことながら、他の金属配線層間の金属配線間においても、図示はしていないが、コンタクトプラグによって接続されている金属配線もある。
さらに、最上部に位置する金属配線層20(第3金属配線層23)上面を覆うように形成された層間絶縁膜45の上面には、周辺回路(図示せず)などとの電気的接続を行うパッド61が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
また、上記パッド61とその直下に位置する第3金属配線層23の第3金属配線33−5との間の層間絶縁膜45には、この層間絶縁膜45を貫通して上記パッド61と上記第3金属配線33−5とを接続する、コンタクトプラグ55が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
さらに、上記層間絶縁膜45上には上記パッド61を被覆する層間絶縁膜46が形成され、上記パッド61上には、図示はしていないが、パッド61表面を露出させる開口部が形成されている。
また、黒レベル基準画素部13のフォトダイオードと対向する位置における、上記第2金属配線層22と上記第3金属配線層23との間の層間絶縁膜40(43)に、上記第2金属配線層22で形成される第2金属配線32(請求項1の第1金属配線に相当)と離間して、第1遮光膜71が形成されている。この第1遮光膜71は、例えばラインパターンで形成されている。
さらに上記第1遮光膜71の上面に接続し、上記第3金属配線層23の第3金属配線で第2遮光膜72が形成されている。この第2遮光膜72は、例えばプレーンなパターンで形成されている。
このように、第1遮光膜71と第2遮光膜72の2層の遮光膜によって、黒レベル基準画素部13のフォトダイオード領域への光の入射が遮断される。
上記説明では、最上層の第3金属配線層23で第2遮光膜72を形成し、この第3金属配線層23とこの下層方向の次の第2金属配線層22との間に第1遮光膜71を形成した場合を説明したが、上記第1遮光膜71は、第1金属配線層21と第2金属配線層22との間に形成されてもよく、また金属配線層が4層以上の場合、中間層の金属配線層間に形成されてもよい。したがって、第2遮光膜72は、第1遮光膜71が形成された直上の金属配線層で形成されることになる。
また、第1遮光膜71は、ラインパターンで形成されてもドットパターンで形成されてもよく、またラインパターンの幅が均等であっても異なる幅のラインパターンが混在していてもよい。この一例を、第2実施例として、以下に説明する。
また、同様にドットパターンにおいても、ドットパターンが均等の大きさのものであっても、大きさが異なるドットパターンが混在していてもよい。
また、上記層間絶縁膜46の表面は平坦化されており、もしくは、上記層間絶縁膜46上に平坦化絶縁膜(図示せず)が形成されている。そして、図示はしていないが、上記層間絶縁膜46上もしくは平坦化絶縁膜上に、カラーフィルター層が形成されている。さらに、透明な絶縁膜を介して、上記受光画素部12の上方と上記黒レベル基準画素部13の上方のそれぞれに集光レンズが形成されている。
上記受光画素部12の上方に形成された集光レンズは、入射光を集光して上記受光画素部12に導くものである。また上記黒レベル基準画素部13の上方に形成された集光レンズは、入射光を集光して上記第2遮光膜72表面に導くものである。このように、上記黒レベル基準画素部13の上方にも集光レンズを形成することで、上記黒レベル基準画素部13への入射光の漏れ込みを防いでいる。
本発明の第1固体撮像装置の第1実施例では、第2金属配線層22の第2金属配線32間上に形成された第1遮光膜71と、この第1遮光膜71に接続していて第2金属配線層22上の第3金属配線層23で形成された第2遮光膜72とを有することから、遮光膜が2層に形成されることになる。このため、従来の遮光膜よりも厚く形成されるので、黒レベル基準画素13上の遮光性が充分に確保され、遮光能力の向上を図ることができる。しかも、金属配線層間および金属配線層で形成されていることから、新たな遮光膜のための金属層を形成する必要がなく、高い遮光性能を維持した状態で配線層の薄膜化が実現でき、集光距離の短縮が実現できる。
次に、本発明の第1固体撮像装置に係る一実施の形態(第2実施例)を、図2の概略構成断面図によって説明する。この第2実施例は、上記第1実施例に対して、第2金属配線層22の第2金属配線32の配置が異なることにともなって、第1遮光膜71の配置、形状が異なる一例である。
図2に示すように、第1固体撮像装置2は、半導体基板11上に形成されたフォトダイオードからなる受光画素部12および黒レベル基準画素部13と、これら受光画素部12および黒レベル基準画素部13の上面に形成された多層配線部14とを備える。
上記多層配線部14は、半導体基板11側から多層配線部14の厚さ方向に所定間隔で複数層に重ねて形成された複数の金属配線層20(例えば第1金属配線層21、第2金属配線層22(請求項1の第1金属配線層に相当)、第3金属配線層23(請求項1の第2金属配線層に相当))と、各金属配線層20の間を絶縁する層間絶縁膜40とを有している。
上記金属配線層20は、例えば半導体装置の配線材料として用いられる、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)等の金属配線で形成されている。また、上記層間絶縁膜40は、例えば、酸化シリコン(SiO)膜で形成されている。この層間絶縁膜40は、金属配線間を絶縁する材料であればよく、光透過性を有する無機絶縁膜、有機絶縁膜等を用いることができる。
また、金属配線層20(例えば第3金属配線層23)とその下層の金属配線層20(第2金属配線層22)との間の層間絶縁膜40(43)には、その層間絶縁膜43を貫通して第3金属配線層23の第3金属配線33とその下層の第2金属配線層22の第2金属配線32(請求項1の第1金属配線に相当)とを接続するコンタクトプラグ53が形成されている。当然のことながら、他の金属配線層間の金属配線間においても、図示はしていないが、コンタクトプラグによって接続されている金属配線もある。
さらに、最上部に位置する金属配線層20(第3金属配線層23)上面を覆うように形成された層間絶縁膜45の上面には、周辺回路(図示せず)などとの電気的接続を行うパッド61が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
また、上記パッド61とその直下に位置する第3金属配線層23の第3金属配線33−5との間の層間絶縁膜45には、この層間絶縁膜45を貫通して上記パッド61と上記第3金属配線33−5とを接続する、コンタクトプラグ55が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
さらに、上記層間絶縁膜45上には上記パッド61を被覆する層間絶縁膜46が形成され、上記パッド61上には、図示はしていないが、パッド61表面を露出させる開口部が形成されている。
また、黒レベル基準画素部13のフォトダイオードと対向する位置における、上記第2金属配線層22と上記第3金属配線層23との間の層間絶縁膜40(43)に、上記第2金属配線層22で形成される第2金属配線32と離間して、第1遮光膜71が形成されている。
さらに上記第1遮光膜71の上面に接続し、上記第3金属配線層23の第3金属配線で第2遮光膜72が形成されている。この第2遮光膜72は、例えばプレーンなパターンで形成されている。
この第1遮光膜71は、ラインパターンで形成され、下層の第2金属配線層22の第2金属配線間の短い第2金属配線32−1、32−2間、第2金属配線32−3、32−4間上には、第2金属配線32−1、32−2と離間して細いラインパターンで第1遮光膜71−1が形成され、同様に第2金属配線32−3、32−4と離間して細いラインパターンで第1遮光膜71−3が形成されている。一方、下層の第2金属配線層22の第2金属配線間の長い第2金属配線32−2、32−3間上には、第2金属配線32−2、32−3と離間して幅広のラインパターンで第1遮光膜71−2を形成することもできる。
また、上記層間絶縁膜46の表面は平坦化されており、もしくは、上記層間絶縁膜46上に平坦化絶縁膜(図示せず)が形成されている。そして、図示はしていないが、上記層間絶縁膜46上もしくは平坦化絶縁膜上に、カラーフィルター層が形成されている。さらに、透明な絶縁膜を介して、上記受光画素部12の上方と上記黒レベル基準画素部13の上方のそれぞれに集光レンズが形成されている。
上記受光画素部12の上方に形成された集光レンズは、入射光を集光して上記受光画素部12に導くものである。また上記黒レベル基準画素部13の上方に形成された集光レンズは、入射光を集光して上記第2遮光膜72表面に導くものである。このように、上記黒レベル基準画素部13の上方にも集光レンズを形成することで、上記黒レベル基準画素部13への入射光の漏れ込みを防いでいる。
本発明の第1固体撮像装置の第2実施例では、第2金属配線層22の第2金属配線32間上に形成された第1遮光膜71と、この第1遮光膜71に接続していて第2金属配線層22上の第3金属配線層23で形成された第2遮光膜72とを有することから、遮光膜が2層に形成されることになる。このため、従来の遮光膜よりも厚く形成されるので、黒レベル基準画素13上の遮光性が充分に確保され、遮光能力の向上を図ることができる。しかも、金属配線層間および金属配線層で形成されていることから、新たな遮光膜のための金属層を形成する必要がなく、高い遮光性能を維持した状態で配線層の薄膜化が実現でき、集光距離の短縮が実現できる。
次に、本発明の第1固体撮像装置に係る一実施の形態(第3実施例)を、図3の概略構成断面図によって説明する。この第3実施例は、前記第1実施例に対して、第2金属配線層22の第2金属配線32の配置が異なることにともなって、第1遮光膜71の配置、形状が異なる一例である。
図3に示すように、第1固体撮像装置3は、半導体基板11上に形成されたフォトダイオードからなる受光画素部12および黒レベル基準画素部13と、これら受光画素部12および黒レベル基準画素部13の上面に形成された多層配線部14とを備える。
上記多層配線部14は、半導体基板11側から多層配線部14の厚さ方向に所定間隔で複数層に重ねて形成された複数の金属配線層20(例えば第1金属配線層21、第2金属配線層22(請求項1の第1金属配線層に相当)、第3金属配線層23(請求項1の第2金属配線層に相当))と、各金属配線層20の間を絶縁する層間絶縁膜40とを有している。
上記金属配線層20は、例えば半導体装置の配線材料として用いられる、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)等の金属配線で形成されている。また、上記層間絶縁膜40は、例えば、酸化シリコン(SiO)膜で形成されている。この層間絶縁膜40は、金属配線間を絶縁する材料であればよく、光透過性を有する無機絶縁膜、有機絶縁膜等を用いることができる。
また、金属配線層20(例えば第3金属配線層23)とその下層の金属配線層20(第2金属配線層22)との間の層間絶縁膜40(43)には、その層間絶縁膜43を貫通して第3金属配線層23の第3金属配線33とその下層の第2金属配線層22の第2金属配線32(請求項1の第1金属配線に相当)とを接続するコンタクトプラグ53が形成されている。当然のことながら、他の金属配線層間の金属配線間においても、図示はしていないが、コンタクトプラグによって接続されている金属配線もある。
さらに、最上部に位置する金属配線層20(第3金属配線層23)上面を覆うように形成された層間絶縁膜45の上面には、周辺回路(図示せず)などとの電気的接続を行うパッド61が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
また、上記パッド61とその直下に位置する第3金属配線層23の第3金属配線33−5との間の層間絶縁膜45には、この層間絶縁膜45を貫通して上記パッド61と上記第3金属配線33−5とを接続する、コンタクトプラグ55が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
さらに、上記層間絶縁膜45上には上記パッド61を被覆する層間絶縁膜46が形成され、上記パッド61上には、図示はしていないが、パッド61表面を露出させる開口部が形成されている。
また、黒レベル基準画素部13のフォトダイオードと対向する位置における、上記第2金属配線層22と上記第3金属配線層23との間の層間絶縁膜40(43)に、上記第2金属配線層22で形成される第2金属配線32と離間して、第1遮光膜71が形成されている。この第1遮光膜71は、例えばラインパターンで形成されている。
さらに上記第1遮光膜71の上面に接続し、上記第3金属配線層23の第3金属配線で第2遮光膜72が形成されている。この第2遮光膜72は、例えばプレーンなパターンで形成されている。
この実施例では、黒レベル基準画素部13のフォトダイオードと対向する位置に第2金属配線層22の第2金属配線32が形成されていないので、黒レベル基準画素部13のフォトダイオードと対向する領域全面に第1遮光膜71が、例えば複数列のラインパターンで形成されている。
なお、前記説明したように、第1遮光膜71を複数の例えばマトリックス状に配置したドットパターンで形成することもできる。
また、上記層間絶縁膜46の表面は平坦化されており、もしくは、上記層間絶縁膜46上に平坦化絶縁膜(図示せず)が形成されている。そして、図示はしていないが、上記層間絶縁膜46上もしくは平坦化絶縁膜上に、カラーフィルター層が形成されている。さらに、透明な絶縁膜を介して、上記受光画素部12の上方と上記黒レベル基準画素部13の上方のそれぞれに集光レンズが形成されている。
上記受光画素部12の上方に形成された集光レンズは、入射光を集光して上記受光画素部12に導くものである。また上記黒レベル基準画素部13の上方に形成された集光レンズは、入射光を集光して上記第2遮光膜72表面に導くものである。このように、上記黒レベル基準画素部13の上方にも集光レンズを形成することで、上記黒レベル基準画素部13への入射光の漏れ込みを防いでいる。
本発明の第1固体撮像装置の第3実施例では、第2金属配線層22の第2金属配線32間上に形成された第1遮光膜71と、この第1遮光膜71に接続していて第2金属配線層22上の第3金属配線層23で形成された第2遮光膜72とを有することから、遮光膜が2層に形成されることになる。このため、従来の遮光膜よりも厚く形成されるので、黒レベル基準画素13上の遮光性が充分に確保され、遮光能力の向上を図ることができる。しかも、金属配線層間および金属配線層で形成されていることから、新たな遮光膜のための金属層を形成する必要がなく、高い遮光性能を維持した状態で配線層の薄膜化が実現でき、集光距離の短縮が実現できる。
また、第1遮光膜71を、例えば等間隔にラインパターンで形成することができるので、第1遮光膜71が密に形成される。このため、第1実施例よりもさらに遮光性能を向上させることができる。
次に、本発明の第1固体撮像装置に係る一実施の形態(第4実施例)を、図4の概略構成断面図によって説明する。この第4実施例は、上記第1実施例の第1遮光膜71、第2遮光膜72と同様な遮光膜の構成に対して、第2遮光膜72上に第3遮光膜73を形成した一例である。
図4に示すように、第1固体撮像装置4は、半導体基板11上に形成されたフォトダイオードからなる受光画素部12および黒レベル基準画素部13と、これら受光画素部12および黒レベル基準画素部13の上面に形成された多層配線部14とを備える。
上記多層配線部14は、半導体基板11側から多層配線部14の厚さ方向に所定間隔で複数層に重ねて形成された複数の金属配線層20(例えば第1金属配線層21、第2金属配線層22(請求項1の第1金属配線層に相当)、第3金属配線層23(請求項1の第金属配線層に相当)、第4金属配線層24)と、各金属配線層20の間を絶縁する層間絶縁膜40とを有している。
上記金属配線層20は、例えば半導体装置の配線材料として用いられる、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)等の金属配線で形成されている。また、上記層間絶縁膜40は、例えば、酸化シリコン(SiO)膜で形成されている。この層間絶縁膜40は、金属配線間を絶縁する材料であればよく、光透過性を有する無機絶縁膜、有機絶縁膜等を用いることができる。
また、金属配線層20(例えば第3金属配線層23)とその下層の金属配線層20(第2金属配線層22)との間の層間絶縁膜40(43)には、その層間絶縁膜43を貫通して第3金属配線層23の第3金属配線33とその下層の第2金属配線層22の第2金属配線32(請求項1の第1金属配線に相当)とを接続するコンタクトプラグ53が形成されている。当然のことながら、他の金属配線層間の金属配線間においても、図示はしていないが、コンタクトプラグによって接続されている金属配線もある。
さらに、最上部に位置する金属配線層20(第4金属配線層24)上面を覆うように形成された層間絶縁膜45の上面には、周辺回路(図示せず)などとの電気的接続を行うパッド61が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
また、上記パッド61とその直下に位置する第4金属配線層24の第金属配線34−5との間の層間絶縁膜45には、この層間絶縁膜45を貫通して上記パッド61と上記第金属配線3−5とを接続する、コンタクトプラグ55が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
さらに、上記層間絶縁膜45上には上記パッド61を被覆する層間絶縁膜46が形成され、上記パッド61上には、図示はしていないが、パッド61表面を露出させる開口部が形成されている。
また、黒レベル基準画素部13のフォトダイオードと対向する位置における、上記第2金属配線層22と上記第3金属配線層23との間の層間絶縁膜40(43)に、上記第2金属配線層22で形成される第2金属配線32と離間して、第1遮光膜71が形成されている。この第1遮光膜71は、例えばラインパターンで形成されている。
また、上記第1遮光膜71の上面に接続し、上記第3金属配線層23の第3金属配線で第2遮光膜72が形成されている。この第2遮光膜72は、例えばプレーンなパターンで形成されている。
このように、第1遮光膜71と第2遮光膜72の2層の遮光膜によって、黒レベル基準画素部13のフォトダイオード領域への光の入射が遮断される。
さらに、上記第3金属配線層23と上記第4金属配線層24との間の層間絶縁膜40(44)に、上記第4金属配線層24で形成される第4金属配線34と離間して、第3遮光膜73が形成されている。この第3遮光膜73は、例えばラインパターンで形成されている。
この第3遮光膜73は、例えばラインパターンで形成され、上層の第4金属配線層24の第4金属配線34と離間した状態(電気的に接続されない状態)で、上記第1遮光膜71が形成されていない領域上に上記第2遮光膜72を挟んで少なくとも対向して形成されることが好ましい。
また、上記層間絶縁膜46の表面は平坦化されており、もしくは、上記層間絶縁膜46上に平坦化絶縁膜(図示せず)が形成されている。そして、図示はしていないが、上記層間絶縁膜46上もしくは平坦化絶縁膜上に、カラーフィルター層が形成されている。さらに、透明な絶縁膜を介して、上記受光画素部12の上方と上記黒レベル基準画素部13の上方のそれぞれに集光レンズが形成されている。
上記受光画素部12の上方に形成された集光レンズは、入射光を集光して上記受光画素部12に導くものである。また上記黒レベル基準画素部13の上方に形成された集光レンズは、入射光を集光して上記第2遮光膜72および第3遮光膜73表面に導くものである。このように、上記黒レベル基準画素部13の上方にも集光レンズを形成することで、上記黒レベル基準画素部13への入射光の漏れ込みを防いでいる。
本発明の第1固体撮像装置の第4実施例では、第1実施例の構成において第2遮光膜72上に第3遮光膜73を有することから、遮光膜が3層に形成されることになる。このため、従来の遮光膜よりも厚く形成されるので、黒レベル基準画素13上の遮光性が充分に確保され、遮光能力の向上を図ることができる。しかも、金属配線層間および金属配線層で形成されていることから、新たな遮光膜のための金属層を形成する必要がなく、高い遮光性能を維持した状態で配線層の薄膜化が実現でき、集光距離の短縮が実現できる。
また、上記第4実施例の変形例である第5実施例を、図5の概略構成断面図によって説明する。
図5に示すように、変形例では、第1遮光膜71がラインパターンで形成され、第3遮光膜73もラインパターンで形成され、平面視、第2遮光膜72を挟んで、第1遮光膜71の一部と第3遮光膜73の一部とがオーバーラップするように形成されたものである。
その他の構成は、前記第4実施例と同様である。
このように、上記第3遮光膜73は、上記第1遮光膜71が形成された領域上に重なって形成されても問題はない。
本発明の第1固体撮像装置の第5実施例では、第1実施例の構成において第2遮光膜72上に第3遮光膜73を有することから、遮光膜が3層に形成されることになる。このため、従来の遮光膜よりも厚く形成されるので、黒レベル基準画素13上の遮光性が充分に確保され、遮光能力の向上を図ることができる。しかも、金属配線層間および金属配線層で形成されていることから、新たな遮光膜のための金属層を形成する必要がなく、高い遮光性能を維持した状態で配線層の薄膜化が実現でき、集光距離の短縮が実現できる。
また、第1遮光膜71が形成されていない領域上に、第4金属配線34と接続することがないように、第3遮光膜73が形成されているので、第4実施例よりもさらに遮光性能を向上させることができる。
次に、本発明の第2固体撮像装置に係る一実施の形態(第1実施例)を、図6の概略構成断面図によって説明する。図6では、固体撮像装置の一例として、CMOSイメージセンサを示した。
図6に示すように、第2固体撮像装置6は、半導体基板11上に形成されたフォトダイオードからなる受光画素部12および黒レベル基準画素部13と、これら受光画素部12および黒レベル基準画素部13の上面に形成された多層配線部14とを備える。
上記多層配線部14は、半導体基板11側から多層配線部14の厚さ方向に所定間隔で複数層に重ねて形成された複数の金属配線層20(例えば第1金属配線層21、第2金属配線層22、第3金属配線層23)と、各金属配線層20の間を絶縁する層間絶縁膜40とを有している。
上記金属配線層20は、例えば半導体装置の配線材料として用いられる、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)等の金属配線で形成されている。また、上記層間絶縁膜40は、例えば、酸化シリコン(SiO)膜で形成されている。この層間絶縁膜40は、金属配線間を絶縁する材料であればよく、光透過性を有する無機絶縁膜、有機絶縁膜等を用いることができる。
また、金属配線層20(例えば第3金属配線層23)とその下層の金属配線層20(第2金属配線層22)との間の層間絶縁膜40(43)には、その層間絶縁膜43を貫通して第3金属配線層23の第3金属配線33とその下層の第2金属配線層22の第2金属配線32とを接続するコンタクトプラグ53が形成されている。当然のことながら、他の金属配線層間の金属配線間においても、図示はしていないが、コンタクトプラグによって接続されている金属配線もある。
さらに、最上部に位置する金属配線層20(第3金属配線層23)上面を覆うように形成された層間絶縁膜45の上面には、周辺回路(図示せず)などとの電気的接続を行うパッド61が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
また、上記パッド61とその直下に位置する第3金属配線層23の第3金属配線33−5との間の層間絶縁膜45には、この層間絶縁膜45を貫通して上記パッド61と上記第3金属配線33−5とを接続する、コンタクトプラグ55が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
さらに、上記層間絶縁膜45上には上記パッド61を被覆する層間絶縁膜46が形成され、上記パッド61上には、図示はしていないが、パッド61表面を露出させる開口部が形成されている。
また、黒レベル基準画素部13のフォトダイオードと対向する位置における、上記第1金属配線層21と上記第2金属配線層22との間の層間絶縁膜40(42)に、上記第1金属配線層21で形成される第金属配線31と離間して、第1遮光膜71が形成されている。この第1遮光膜71は、例えばラインパターンで形成されている。
また上記第1遮光膜71の上面に接続し、上記第2金属配線層22の第2金属配線で第2遮光膜72が形成されている。この第2遮光膜72は、例えばプレーンなパターンで形成されている。
さらに、上記第2金属配線層22と上記第3金属配線層23との間の層間絶縁膜40(43)に、上記第2遮光膜72に接続して、第3遮光膜73が形成されている。この第3遮光膜73は、例えばラインパターンで形成されている。
また上記第3遮光膜73の上面に接続し、上記第3金属配線層23の第3金属配線で第4遮光膜74が形成されている。この第4遮光膜74は、例えばプレーンなパターンで形成されている。
このように、第1遮光膜71、第2遮光膜72、第3遮光膜73および第4遮光膜74の4層の遮光膜によって、黒レベル基準画素部13のフォトダイオード領域への光の入射が遮断される。
上記構成は、基本的には金属配線層間に形成される第1遮光膜71と、その金属配線層の上層の金属配線層で形成される第2遮光膜72を一組として、連続的に複数組(上記実施例では2組)を形成したものである。ただし、前記第1固体撮像装置と異なる点は、中間層となる第3遮光膜73の配置に上層および下層の金属配線層の金属配線の位置に対して制限を受けない点である。したがって、第3遮光膜73を密に形成することにより遮光性をさらに向上させることができる。
また、第1遮光膜71および第3遮光膜73は、ラインパターンで形成されてもドットパターンで形成されてもよく、またラインパターンの幅が均等であっても異なる幅のラインパターンが混在していてもよい。
また、同様にドットパターンにおいても、ドットパターンが均等の大きさのものであっても、大きさが異なるドットパターンが混在していてもよい。
また、上記層間絶縁膜46の表面は平坦化されており、もしくは、上記層間絶縁膜46上に平坦化絶縁膜(図示せず)が形成されている。そして、図示はしていないが、上記層間絶縁膜46上もしくは平坦化絶縁膜上に、カラーフィルター層が形成されている。さらに、透明な絶縁膜を介して、上記受光画素部12の上方と上記黒レベル基準画素部13の上方のそれぞれに集光レンズが形成されている。
上記受光画素部12の上方に形成された集光レンズは、入射光を集光して上記受光画素部12に導くものである。また上記黒レベル基準画素部13の上方に形成された集光レンズは、入射光を集光して上記第4遮光膜74表面に導くものである。このように、上記黒レベル基準画素部13の上方にも集光レンズを形成することで、上記黒レベル基準画素部13への入射光の漏れ込みを防いでいる。
本発明の第2固体撮像装置の第1実施例では、第1実施例の構成において第1遮光膜71上と第2遮光膜72の組み合わせを複数組有することから、第1固体撮像装置よりも、黒レベル基準画素13上の遮光性が充分に確保され、遮光能力の向上を図ることができる。しかも、金属配線層間および金属配線層で形成されていることから、新たな遮光膜のための金属層を形成する必要がなく、高い遮光性能を維持した状態で配線層の薄膜化が実現でき、集光距離の短縮が実現できる。
また、層間絶縁膜40(43)を挟んでプレーンな金属膜で形成される第2遮光膜72と第4遮光膜74が形成されている。すなわち、ストレス差がある絶縁膜と金属膜とが積層されているため、絶縁膜と金属膜との間のストレス差によって、絶縁膜と金属膜との界面で剥がれが発生する可能性がある。
しかしながら、上記構成では、第2遮光膜72と第4遮光膜74との間にラインパターンもしくはドットパターンで形成されている第3遮光膜73が形成されていることから、上記ストレスが第3遮光膜73によって分散されるため、結果的に、第2遮光膜72と層間絶縁膜40(43)との密着性、および第4遮光膜74と層間絶縁膜40(43)との密着性が第3遮光膜73によって強められる。
このため、層間絶縁膜40(43)に対して第2遮光膜72、第4遮光膜74が剥がれにくくなっている。
次に、本発明の第2固体撮像装置に係る一実施の形態(第2実施例)を、図7の概略構成断面図によって説明する。図7では、第2固体撮像装置の第1実施例において、第2遮光膜のパターン形状を変えた一例を示した。
図7に示すように、第2固体撮像装置7は、半導体基板11上に形成されたフォトダイオードからなる受光画素部12および黒レベル基準画素部13と、これら受光画素部12および黒レベル基準画素部13の上面に形成された多層配線部14とを備える。
上記多層配線部14は、半導体基板11側から多層配線部14の厚さ方向に所定間隔で複数層に重ねて形成された複数の金属配線層20(例えば第1金属配線層21、第2金属配線層22、第3金属配線層23と、各金属配線層20の間を絶縁する層間絶縁膜40とを有している。
上記金属配線層20は、例えば半導体装置の配線材料として用いられる、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)等の金属配線で形成されている。また、上記層間絶縁膜40は、例えば、酸化シリコン(SiO)膜で形成されている。この層間絶縁膜40は、金属配線間を絶縁する材料であればよく、光透過性を有する無機絶縁膜、有機絶縁膜等を用いることができる。
また、金属配線層20(例えば第3金属配線層23)とその下層の金属配線層20(第2金属配線層22)との間の層間絶縁膜40(43)には、その層間絶縁膜43を貫通して第3金属配線層23の第3金属配線33とその下層の第2金属配線層22の第2金属配線32とを接続するコンタクトプラグ53が形成されている。当然のことながら、他の金属配線層間の金属配線間においても、図示はしていないが、コンタクトプラグによって接続されている金属配線もある。
さらに、最上部に位置する金属配線層20(第3金属配線層23)上面を覆うように形成された層間絶縁膜45の上面には、周辺回路(図示せず)などとの電気的接続を行うパッド61が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
また、上記パッド61とその直下に位置する第3金属配線層23の第3金属配線33−5との間の層間絶縁膜45には、この層間絶縁膜45を貫通して上記パッド61と上記第3金属配線33−5とを接続する、コンタクトプラグ55が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
さらに、上記層間絶縁膜45上には上記パッド61を被覆する層間絶縁膜46が形成され、上記パッド61上には、図示はしていないが、パッド61表面を露出させる開口部が形成されている。
また、黒レベル基準画素部13のフォトダイオードと対向する位置における、上記第1金属配線層21と上記第2金属配線層22との間の層間絶縁膜40(42)に、上記第1金属配線層21で形成される第金属配線31と離間して、第1遮光膜71が形成されている。この第1遮光膜71は、例えばラインパターンで形成されている。
また上記第1遮光膜71の上面に接続し、上記第2金属配線層22の第2金属配線で第2遮光膜72が形成されている。この第2遮光膜72はラインパターンもしくはドットパターンで形成される。
さらに、上記第2金属配線層22と上記第3金属配線層23との間の層間絶縁膜40(43)に、上記第2遮光膜72に接続して、第遮光膜73が形成されている。この第3遮光膜73は、例えばラインパターンで形成されている。
なお、上記第1遮光膜71と第2遮光膜72、上記第2遮光膜72と第3遮光膜73は、接続されて形成されることが好ましいが、パターン配列上、接続できない場合には必ずしも接続されていなくともよい。
また上記第3遮光膜73の上面に接続し、上記第3金属配線層23の第3金属配線で第4遮光膜74が形成されている。この第4遮光膜74は、例えばプレーンなパターンで形成されている。
このように、第1遮光膜71、第2遮光膜72、第3遮光膜73および第4遮光膜74の4層の遮光膜によって、黒レベル基準画素部13のフォトダイオード領域への光の入射が遮断される。
上記第2遮光膜72を例えばラインパターンで形成した場合、上記第3遮光膜73もラインパターンで形成し、しかも、上記第2遮光膜72が形成されていない領域上に上記第3遮光膜73を形成することが好ましい。
また、上記層間絶縁膜46の表面は平坦化されており、もしくは、上記層間絶縁膜46上に平坦化絶縁膜(図示せず)が形成されている。そして、図示はしていないが、上記層間絶縁膜46上もしくは平坦化絶縁膜上に、カラーフィルター層が形成されている。さらに、透明な絶縁膜を介して、上記受光画素部12の上方と上記黒レベル基準画素部13の上方のそれぞれに集光レンズが形成されている。
上記受光画素部12の上方に形成された集光レンズは、入射光を集光して上記受光画素部12に導くものである。また上記黒レベル基準画素部13の上方に形成された集光レンズは、入射光を集光して上記第4遮光膜74表面に導くものである。このように、上記黒レベル基準画素部13の上方にも集光レンズを形成することで、上記黒レベル基準画素部13への入射光の漏れ込みを防いでいる。
本発明の第2固体撮像装置の第2実施例では、第1実施例の構成において第1遮光膜71上と第2遮光膜72の組み合わせを複数組有することから、第1固体撮像装置よりも、黒レベル基準画素13上の遮光性が充分に確保され、遮光能力の向上を図ることができる。しかも、金属配線層間および金属配線層で形成されていることから、新たな遮光膜のための金属層を形成する必要がなく、高い遮光性能を維持した状態で配線層の薄膜化が実現でき、集光距離の短縮が実現できる。
さらに、第2遮光膜72を例えばラインパターンで形成することで、第2遮光膜72を形成するときに化学的機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)を行った場合であっても、第2遮光膜72の膜減りが低減されるので、第2遮光膜72の膜厚を確保することができる。なお、第2遮光膜72をプレーンなパターンで形成した場合、CMPのときに膜減りの影響を受ける場合がある。
また、図8に示すように、第2遮光膜72を例えばラインパターンで形成した場合、上記第2遮光膜72の一部に上記第3遮光膜73の一部を重ね合わせるように形成してもよい。このように遮光膜同士を重ね合わせるように形成することで、遮光膜間の光の漏れが防げるので、遮光性をさらに向上させることができる。
次に、本発明の第3固体撮像装置に係る一実施の形態(第1実施例)を、図9の概略構成断面図によって説明する。図9では、固体撮像装置の一例として、CMOSイメージセンサを示した。
図9に示すように、第3固体撮像装置8は、半導体基板11上に形成されたフォトダイオードからなる受光画素部12および黒レベル基準画素部13と、これら受光画素部12および黒レベル基準画素部13の上面に形成された多層配線部14とを備える。
上記多層配線部14は、半導体基板11側から多層配線部14の厚さ方向に所定間隔で複数層に重ねて形成された複数の金属配線層20(例えば第1金属配線層21、第2金属配線層22(請求項9の第1金属配線層に相当)、第3金属配線層23(請求項9の第2金属配線層に相当))と、各金属配線層20の間を絶縁する層間絶縁膜40とを有している。
上記金属配線層20は、例えば半導体装置の配線材料として用いられる、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)等の金属配線で形成されている。また、上記層間絶縁膜40は、例えば、酸化シリコン(SiO2)膜で形成されている。この層間絶縁膜40は、金属配線間を絶縁する材料であればよく、光透過性を有する無機絶縁膜、有機絶縁膜等を用いることができる。
また、金属配線層20(例えば第3金属配線層23)とその下層の金属配線層20(第2金属配線層22)との間の層間絶縁膜40(43)には、その層間絶縁膜43を貫通して第3金属配線層23の第3金属配線33とその下層の第2金属配線層22の第2金属配線32とを接続するコンタクトプラグ53が形成されている。当然のことながら、他の金属配線層間の金属配線間においても、図示はしていないが、コンタクトプラグによって接続されている金属配線もある。
さらに、最上部に位置する金属配線層20(第3金属配線層23)上面を覆うように形成された層間絶縁膜45の上面には、周辺回路(図示せず)などとの電気的接続を行うパッド61が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
また、上記パッド61とその直下に位置する第3金属配線層23の第3金属配線33−5との間の層間絶縁膜45には、この層間絶縁膜45を貫通して上記パッド61と上記第3金属配線33−5とを接続する、コンタクトプラグ55が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
さらに、上記層間絶縁膜45上には上記パッド61を被覆する層間絶縁膜46が形成され、上記パッド61上には、図示はしていないが、パッド61表面を露出させる開口部が形成されている。
また、黒レベル基準画素部13のフォトダイオードと対向する位置に、上記第2金属配線層22の第2金属配線で第1遮光膜71が形成されている。この第1遮光膜71は、例えばプレーンなパターンで形成されている。
さらに、上記第1遮光膜71上には、上記第3金属配線層23の第3金属配線で第2遮光膜72が形成されている。この第2遮光膜72は、例えばプレーンなパターンで形成されている。
このように、第1遮光膜71および第2遮光膜72の2層の遮光膜によって、黒レベル基準画素部13のフォトダイオード領域への光の入射が遮断される。
なお、図示はしていないが、さらに上記第2遮光膜72上に上記第2金属配線層よりも上層の金属配線層で遮光膜を形成してもよい。
上記構成は、金属配線層の金属配線で遮光膜が形成されていることから、その上層および下層の金属配線層の金属配線の位置に対して制限を受けないという利点がある。
また、上記層間絶縁膜46の表面は平坦化されており、もしくは、上記層間絶縁膜46上に平坦化絶縁膜(図示せず)が形成されている。そして、図示はしていないが、上記層間絶縁膜46上もしくは平坦化絶縁膜上に、カラーフィルター層が形成されている。さらに、透明な絶縁膜を介して、上記受光画素部12の上方と上記黒レベル基準画素部13の上方のそれぞれに集光レンズが形成されている。
上記受光画素部12の上方に形成された集光レンズは、入射光を集光して上記受光画素部12に導くものである。また上記黒レベル基準画素部13の上方に形成された集光レンズは、入射光を集光して上記第2遮光膜72表面に導くものである。このように、上記黒レベル基準画素部13の上方にも集光レンズを形成することで、上記黒レベル基準画素部13への入射光の漏れ込みを防いでいる。
本発明の第3固体撮像装置の第1実施例では、第1遮光膜71と第2遮光膜72との2層の遮光膜が形成されていることから、従来の1層の遮光膜よりも厚く形成されるので、遮光性能を向上させることができ、黒レベル基準画素部13上の遮光性が充分に確保される。しかも、第1遮光膜71と第2遮光膜72はそれぞれ、第2金属配線層22の金属配線と第3金属配線層23の金属配線で形成されていることから、新たな遮光膜のための金属層を形成する必要がなく、高い遮光性能を維持した状態で配線層の薄膜化が実現でき、集光距離の短縮が実現できる。
次に、本発明の第3固体撮像装置に係る一実施の形態(第2実施例)を、図10の概略構成断面図によって説明する。図10では、固体撮像装置の一例として、CMOSイメージセンサを示した。
図10に示すように、第3固体撮像装置9は、半導体基板11上に形成されたフォトダイオードからなる受光画素部12および黒レベル基準画素部13(13−1、13―2)と、これら受光画素部12および黒レベル基準画素部13の上方に形成された多層配線部14とを備える。
また、上記半導体基板11には、画素内トランジスタ81が形成されている。この画素内トランジスタ81は、上記受光画素部12から読み出した信号電荷を電圧に変換するもので、例えば、転送ゲート、リセットトランジスタ、増幅トランジスタ、選択トランジスタを有する。図面では上記画素内トランジスタ81のうちの一つのトランジスタを記載し、その他の記載は省略している。画素内トランジスタ81の詳細は、図12によって後に詳述する。
上記半導体基板11上には、上記受光画素部12、黒レベル基準画素部13、画素内トランジスタ部81等を被覆する透明な絶縁膜50が形成されている。この絶縁膜50の表面は、例えば、平坦化されている。
上記多層配線部14は、上記絶縁膜50上に形成されている。
この多層配線部14は、半導体基板11側から多層配線部14の厚さ方向に複数層に重ねて形成された複数の金属配線層20(例えば第1金属配線層21、第2金属配線層22(請求項9の第1金属配線層に相当)、第3金属配線層23(請求項9の第2金属配線層に相当))と、各金属配線層20の間を絶縁する層間絶縁膜40とを有している。
上記金属配線層20は、例えば半導体装置の配線材料として用いられる、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)等の金属配線で形成されている。また、上記層間絶縁膜40は、例えば、酸化シリコン(SiO)膜で形成されている。この層間絶縁膜40は、金属配線間を絶縁する材料であればよく、光透過性を有する無機絶縁膜、有機絶縁膜等を用いることができる。
また、金属配線層20(例えば第3金属配線層23)とその下層の金属配線層20(第2金属配線層22)との間の層間絶縁膜40(43)には、その層間絶縁膜43を貫通して第3金属配線層23の第3金属配線33とその下層の第2金属配線層22の第2金属配線32とを接続するコンタクトプラグ53が形成されている。当然のことながら、他の金属配線層間の金属配線間においても、図示はしていないが、コンタクトプラグによって接続されている金属配線もある。
さらに、上記金属配線層20のうち、例えば第1金属配線層21の第1金属配線31の一部は、上記絶縁膜50に形成されたコンタクトプラグ51を介して画素内トランジスタ部81のゲート電極、図示はしていないが拡散層領域等に接続されている。
さらに、最上部に位置する金属配線層20(第3金属配線層23)上面を覆うように形成された層間絶縁膜45の上面には、周辺回路(図示せず)などとの電気的接続を行うパッド61が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
また、上記パッド61とその直下に位置する第3金属配線層23の第3金属配線33−5との間の層間絶縁膜45には、この層間絶縁膜45を貫通して上記パッド61と上記第3金属配線33−5とを接続する、コンタクトプラグ55が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
さらに、上記層間絶縁膜45上には上記パッド61を被覆する層間絶縁膜46が形成され、上記パッド61上には、図示はしていないが、パッド61表面を露出させる開口部が形成されている。
また、黒レベル基準画素部13−1、13−2のフォトダイオードと対向する位置に、上記第2金属配線層22の第2金属配線で第1遮光膜71(71−1、71−2)が形成されている。この第1遮光膜71は、例えばプレーンなパターンで形成されている。
また、配線設置の制約により遮光領域内に隙間を設置する必要がある場合は、例えば上記第1遮光膜71のように、黒レベル基準画素部13上を避けて上記第1遮光膜71間に隙間を配置する。
さらに、上記第1遮光膜71上には、上記第3金属配線層23の第3金属配線で第2遮光膜72が形成されている。この第2遮光膜72は、例えば上記各第1遮光膜71上方を1枚のプレーンなパターンで被覆するように形成されている。
さらに、上記第2金属配線層22と上記第3金属配線層23との間の層間絶縁膜40(43)には、上記第1遮光膜71の端部(例えば角部)と上記第2遮光膜72とを接続する第3遮光膜73が形成されている。この第3遮光膜73は、遮光膜の膜厚の増加および遮光膜の剥がれ抑制を目的としたもので、電気的接続を目的としたものではないため、例えばラインパターンもしくはドットパターンで形成されている。
このように、主として第1遮光膜71および第2遮光膜72の2層の遮光膜によって、黒レベル基準画素部13のフォトダイオード領域への光の入射が遮断される。
なお、図示はしていないが、さらに上記第2遮光膜72上方に上記第2金属配線層22よりも上層の金属配線層で遮光膜を形成してもよい。また、上記第1遮光膜71の下方に第1金属配線層21、第1金属配線層21と第2金属配線層22とを接続するプラグを形成する層で、別の遮光膜を形成して、さらに遮光性を高めてもよい。
上記構成は、金属配線層の金属配線で遮光膜が形成されていることから、その上層および下層の金属配線層の金属配線の位置に対して制限を受けないという利点がある。
また、上記層間絶縁膜46の表面は平坦化されている、もしくは、上記層間絶縁膜46上に平坦化絶縁膜(図示せず)が形成されている。そして、図示はしていないが、上記層間絶縁膜46上もしくは平坦化絶縁膜上に、カラーフィルター層が形成されている。さらに、透明な絶縁膜を介して、上記受光画素部12の上方の最上部と上記黒レベル基準画素部13の上方の最上部のそれぞれに集光レンズ91が形成されている。
上記受光画素部12の上方に形成された集光レンズ91(91−1)は、入射光を集光して上記受光画素部12に導くものである。また上記黒レベル基準画素部13(13−1、13−2)の上方に形成された集光レンズ91(91−2、91−)は、入射光を集光して上記第2遮光膜72表面に導くものである。このように、上記黒レベル基準画素部13の上方にも集光レンズ91−2、91−3を形成することで、上記黒レベル基準画素部13への入射光の漏れ込みを防いでいる。
本発明の第3固体撮像装置の第2実施例では、第1遮光膜71と第2遮光膜72との2層の遮光膜が形成されていることから、従来の1層の遮光膜よりも厚く形成されるので、遮光性能を向上させることができ、黒レベル基準画素部13上の遮光性が充分に確保される。しかも、第1遮光膜71と第2遮光膜72はそれぞれ、第2金属配線層22の金属配線と第3金属配線層23の金属配線で形成されていることから、新たな遮光膜のための金属層を形成する必要がなく、高い遮光性能を維持した状態で配線層の薄膜化が実現でき、集光距離の短縮が実現できる。
次に、本発明の第3固体撮像装置に係る一実施の形態(第3実施例)を、図11の概略構成断面図によって説明する。図11では、固体撮像装置の一例として、CMOSイメージセンサを示した。
図11に示すように、第3固体撮像装置10は、半導体基板11上に形成されたフォトダイオードからなる受光画素部12および黒レベル基準画素部13(13−1、13―2)と、これら受光画素部12および黒レベル基準画素部13の上方に形成された多層配線部14とを備える。
また、上記半導体基板11には、画素内トランジスタ81が形成されている。この画素内トランジスタ81は、上記受光画素部12から読み出した信号電荷を電圧に変換するもので、例えば、転送ゲート、リセットトランジスタ、増幅トランジスタ、選択トランジスタを有する。図面では上記画素内トランジスタ81のうちの一つのトランジスタを記載し、その他の記載は省略している。画素内トランジスタ81の詳細については、図12によって後に詳述する。
上記半導体基板11上には、上記受光画素部12、黒レベル基準画素部13、画素内トランジスタ部81等を被覆する透明な絶縁膜50が形成されている。この絶縁膜50の表面は、例えば、平坦化されている。
上記多層配線部14は、上記絶縁膜50上に形成されている。
この多層配線部14は、半導体基板11側から多層配線部14の厚さ方向に複数層に重ねて形成された複数の金属配線層20(例えば第1金属配線層21、第2金属配線層22(請求項9の第1金属配線層に相当)、第3金属配線層23(請求項9の第2金属配線層に相当))と、各金属配線層20の間を絶縁する層間絶縁膜40とを有している。
上記金属配線層20は、例えば半導体装置の配線材料として用いられる、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)等の金属配線で形成されている。また、上記層間絶縁膜40は、例えば、酸化シリコン(SiO)膜で形成されている。この層間絶縁膜40は、金属配線間を絶縁する材料であればよく、光透過性を有する無機絶縁膜、有機絶縁膜等を用いることができる。
また、金属配線層20(例えば第3金属配線層23)とその下層の金属配線層20(第2金属配線層22)との間の層間絶縁膜40(43)には、その層間絶縁膜43を貫通して第3金属配線層23の第3金属配線33とその下層の第2金属配線層22の第2金属配線32とを接続するコンタクトプラグ53が形成されている。当然のことながら、他の金属配線層間の金属配線間においても、図示はしていないが、コンタクトプラグによって接続されている金属配線もある。
さらに、上記金属配線層20のうち、例えば第1金属配線層21の第1金属配線31の一部は、上記絶縁膜50に形成されたコンタクトプラグ51を介して画素内トランジスタ部81のゲート電極、図示はしていないが拡散層領域等に接続されている。
さらに、最上部に位置する金属配線層20(第3金属配線層23)上面を覆うように形成された層間絶縁膜45の上面には、周辺回路(図示せず)などとの電気的接続を行うパッド61が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
また、上記パッド61とその直下に位置する第3金属配線層23の第3金属配線33−5との間の層間絶縁膜45には、この層間絶縁膜45を貫通して上記パッド61と上記第3金属配線33−5とを接続する、コンタクトプラグ55が、例えばアルミニウム(Al)で形成されている。
さらに、上記層間絶縁膜45上には上記パッド61を被覆する層間絶縁膜46が形成され、上記パッド61上には、図示はしていないが、パッド61表面を露出させる開口部が形成されている。
また、黒レベル基準画素部13−1、13−2のフォトダイオードと対向する位置に、上記第2金属配線層22の第2金属配線で第1遮光膜71(71−1、71−2)が形成されている。この第1遮光膜71は、例えばプレーンなパターンで形成されている。
また、配線設置の制約により遮光領域内に隙間を設置する必要がある場合は、例えば上記第1遮光膜71のように、黒レベル基準画素部13上を避けて上記第1遮光膜71間に隙間を配置する。
さらに、上記第1遮光膜71上には、上記第3金属配線層23の第3金属配線で第2遮光膜72が形成されている。この第2遮光膜72は、例えば上記各第1遮光膜71上方を1枚のプレーンなパターンで被覆するように形成されている。
さらに、垂直方向(列方向)の各上記第1遮光膜71の端部には、水平方向(行方向)にそって、第3遮光膜73が形成されている。この第3遮光膜73は、遮光膜の膜厚の増加および遮光膜の剥がれ抑制を目的としたもので、電気的接続を目的としたものではないため、例えばラインパターンもしくはドットパターンで形成されている。図面では、ドットパターンの第3遮光膜73を等間隔に配置したものを示した。そして、各第3遮光膜73は、上記第1遮光膜71と上記第2遮光膜72に接続されている。また、第3遮光膜73は、上記コンタクトプラグ53と同一層で形成されていてもよい。
このように、第1遮光膜71と第2遮光膜72との間に第3遮光膜73が配列されていることにより、第1遮光膜71と第2遮光膜72との間から第1遮光膜71方向に入り込もうとする斜め入射光の大部分を遮ることができる。
よって、第1遮光膜71ないし第3遮光膜73の3層の遮光膜によって、黒レベル基準画素部13のフォトダイオード領域への光の入射が遮断される。
なお、図示はしていないが、さらに上記第2遮光膜72上方に上記第2金属配線層22よりも上層の金属配線層で遮光膜を形成してもよい。また、上記第1遮光膜71の下方に第1金属配線層21、第1金属配線層21と第2金属配線層22とを接続するプラグを形成する層で、別の遮光膜を形成して、さらに遮光性を高めてもよい。
上記構成は、金属配線層の金属配線で遮光膜が形成されていることから、その上層および下層の金属配線層の金属配線の位置に対して制限を受けないという利点がある。
また、上記層間絶縁膜46の表面は平坦化されている、もしくは、上記層間絶縁膜46上に平坦化絶縁膜(図示せず)が形成されている。そして、図示はしていないが、上記層間絶縁膜46上もしくは平坦化絶縁膜上に、カラーフィルター層が形成されている。さらに、透明な絶縁膜を介して、上記受光画素部12の上方と上記黒レベル基準画素部13の上方のそれぞれに集光レンズ91が形成されている。
上記受光画素部12の上方に形成された集光レンズ91(91−1)は、入射光を集光して上記受光画素部12に導くものである。また上記黒レベル基準画素部13(13−1、13−2)の上方に形成された集光レンズ91(91−2、91−)は、入射光を集光して上記第2遮光膜72表面に導くものである。このように、上記黒レベル基準画素部13の上方にも集光レンズ91−2、91−3を形成することで、上記黒レベル基準画素部13への入射光の漏れ込みを防いでいる。
本発明の第3固体撮像装置の第3実施例では、第1遮光膜71ないし第3遮光膜73が形成されていることから、従来の1層の遮光膜よりも厚く形成されるので、遮光性能を向上させることができ、黒レベル基準画素部13上の遮光性が充分に確保される。しかも、第1遮光膜71と第2遮光膜72は、それぞれ、第2金属配線層22の金属配線と第3金属配線層23の金属配線で形成されている。また、第3遮光膜は、コンタクトプラグ53と同一層で形成することができる。このことから、遮光膜のための新たな金属層を形成する必要がなく、高い遮光性能を維持した状態で配線層の薄膜化が実現でき、集光距離の短縮が実現できる。
次に、上記第3固体撮像装置の第3実施例における第3遮光膜のレイアウトの一例を、図12の平面レイアウト図によって説明する。
図12に示すように、固体撮像装置10には、入射光を電気信号に変換するフォトダイオードPDが、例えば正方配列されている。上記複数のフォトダイオードPDのうち対角方向に隣接し合う四つのフォトダイオードPD(PD1)、PD(PD2)、PD(PD3)、PD(PD4)の中央部に、フローティングディフュージョンFDが設けられている。このフローティングディフュージョンFDに接続するように、各フォトダイオードPD(PD1、PD2、PD3、PD4)のそれぞれに接続する転送ゲートTG(TG1、TG2、TG3、TG4)が形成されている。
また、上記各フォトダイオードPDから読み出した信号電荷を電圧に変換する画素内トランジスタ部81が配置され、この画素内トランジスタ部81は上記フォトダイオードPD1、PD2、PD3、PD4に共有されている。
上記画素内トランジスタ部81には、例えば、リセットトランジスタTrR、信号増幅手段となる増幅トランジスタTrA、選択トランジスタTrSを有する。
上記転送ゲートTGは、フォトダイオードPDのカソード電極と上記フローティングディフュージョン部FDとの間に接続され、フォトダイオードPDで光電変換され、ここに蓄積された信号電荷(ここでは、電子)を、転送ゲートTGのゲート電極(制御電極)に転送パルスが与えられることによってフローティングディフュージョン部FDに転送する。
リセットトランジスタTrRは、ドレイン電極がリセット線(図示せず)に接続され、ソース電極がフローティングディフュージョン部FDに接続されている。そして、フォトダイオードPDからフローティングディフュージョン部FDへの信号電荷の転送に先立って、ゲート電極にリセットパルスRSTが与えられることによって、フローティングディフュージョン部FDの電位をリセット電圧Vrstにリセットする。
増幅トランジスタTrAは、ゲート電極がフローティングディフュージョン部FDに接続され、ドレイン電極が画素電源Vddに接続されている。そして、リセットトランジスタTrRによってリセットされた後のフローティングディフュージョン部FDの電位をリセットレベルとして出力する。さらに転送ゲートTGによって信号電荷が転送された後のフローティングディフュージョン部FDの電位を信号レベルとして出力する。
選択トランジスタTrSは、例えば、ドレイン電極が増幅トランジスタTrAのソース電極に接続され、ソース電極が出力信号線(図示せず)に接続されている。そしてゲート電極に選択パルスSELが与えられることによってオン状態となり、画素を選択状態として増幅トランジスタTrAから出力される信号を出力信号線(図示せず)に出力する。
なお、選択トランジスタTrSについては、画素電源Vddと増幅トランジスタTrAのドレイン電極との間に接続した構成を採ることも可能である。
そして、上記フォトダイオードPDの構成は、受光画素部(図示せず)、黒レベル基準画素部13の両方に共通して形成されている。
上記黒レベル基準画素部13の上方には、図示したように、第1遮光膜71が形成されている。この第1遮光膜71は、例えば水平方向に配設され、水平方向に配列された各行のフォトダイオードPD上方を被覆するように形成されている。
さらに上記黒レベル基準画素部13のフォトダイオードPD上には第2遮光膜72が形成されている。この第2遮光膜72は、黒レベル基準画素部13の全域上方を被覆するように形成されている。
そして、垂直方向の各上記第1遮光膜71の端部には、水平方向(行方向)にそって、第3遮光膜73が形成されている。この第3遮光膜73は、例えばドットパターンで、等間隔に配置されている。そして、各第3遮光膜73は、上記第1遮光膜71と上記第2遮光膜72に接続されている。
上記第1遮光膜71は垂直方向にレイアウトされ、上記第3遮光膜73は垂直方向に配列されて形成される場合もある。また、上記第3遮光膜73は、第1遮光膜71と第2遮光膜72との間の全領域に、例えばドットパターンもしくはラインパターンで形成してもよい。
上記各実施例で用いる金属配線の材料、および金属配線間を接続するコンタクトプラグの材料は、例えば、銅やアルミニウムの他に、タングステン、アルミニウム合金、銅合金等の金属配線に用いられる金属材料を挙げることができる。
また、金属配線のバリアメタルとして使われる材料は、チタン、タンタル、タングステン、ルテニウム等、もしくはこれら金属の窒化物、またはこれら金属を主成分とした合金、上記金属、上記金属の窒化物、上記金属の合金等から選択された積層膜等を挙げることができる。
上記第2固体撮像装置の第1実施例における第2遮光膜72と第4遮光膜74、上記第3固体撮像装置の第2、第3実施例における、上記第1遮光膜71と上記第2遮光膜72とは、電気的接続を兼ねてもよい。
その場合、通常の配線としての使用の他にも分流配線とすることができる。例えば、電源供給配線など高い電流密度を流す用途で使用する際、配線薄膜化による配線抵抗の上昇対策として有効である。特に配線距離が長くなるような大面積固体撮像装置などで低消費電力化に有効である。
次に、上記各実施例の多層配線部14の金属配線と遮光膜を兼ねる場合における、遮光膜に必要な膜厚について説明する。
通常、固体撮像装置は照度が強い環境においてもコントラストを得るため黒レベル基準画素部13では照度に依らず光を十分減衰させることが求められる。
自然環境下において強い照度となる太陽光は、場所にもよるが、およそ100000lx(単位:ルクス)以上であり、これを0.1lx以下まで減衰させようとする場合を考える。
光の遮光性能は物質表面での反射と物質内での吸収によって表される。例えば、材料膜への入射光の透過率T、入射光の反射率R、入射光の吸収係数α、材料膜の膜厚dは、下記(1)式になる。
T=(1−R)exp(−αd) …(1)
ここで材料膜の膜厚d1における透過率をT1、材料膜の膜厚d2における透過率をT2とすると、上記(1)式からT1,T2は、(2)式のように表される。
log(T1/T2)=−α(d1−d2) …(2)
ここで、吸収係数αは消衰係数Kを用いて(3)式のように表せる。
α=(4π/λ)K …(3)
よって、透過率T、材料膜の膜厚をd、消衰係数Kの間には(4)式のような関係が得られる。
log(T1/T2)=−(4π/λ)K(d1−d2) …(4)
つまり、縦軸を透過率Tの対数、横軸を遮光膜の膜厚をdとした時、その傾きが大きいほど消衰係数Kが大きい、つまり遮光性が高いことを示す。
以上のように透過率Tの対数を取ったグラフで表すと各材料膜の遮光性を比較しやすいため、今回は全ての透過率をdB換算して示した。なお、dB換算式を以下に示す。
dB=20logT …(5)
銅、タンタル、チタン、ルテニウム、タングステンの透過率と入射光の波長との関係を、図13の可視光域での透過率の波長依存の実測データによって示す。
また、銅、タンタル、チタン、ルテニウム、タングステンの透過し易い波長での透過率と膜厚との関係を、図14の透過しやすい波長における透過率の膜厚依存の実測データによって示す。
光の強度を100000lx(ルクス)から0.1lx(ルクス)まで減衰させるのには、−120dB以上の遮光性能が必要となる。例えば、銅配線のバリアメタルにタンタルを用い、その膜厚を15nmとした場合、−120dBの遮光性能を得るには、銅配線は216nmの膜厚が必要となる。1層当りの銅配線の膜厚が216nmを下回る場合に、上記説明した本発明の実施例を適応することが有効である。
次に、本発明の固体撮像装置の第1製造方法に係る実施の形態の一例(実施例)を、前記図1によって説明する。
前記図1に示すように、通常の固体撮像装置の製造方法によって、半導体基板11上にフォトダイオードからなる受光画素部12および黒レベル基準画素部13を形成し、さらに、これら受光画素部12および黒レベル基準画素部13の上面に多層配線部14を形成する。
上記多層配線部14は、半導体基板11側から順に層間絶縁膜40と金属配線層20(例えば第1金属配線層21、第2金属配線層22(請求項11の第1金属配線層に相当)、第3金属配線層23(請求項11の第2金属配線層に相当))とを交互に形成することで形成される。また、必要に応じて、金属配線層間20の層間絶縁膜40を貫通するコンタクトプラグが形成される。例えば、金属配線層20(第3金属配線層23)とその下層の金属配線層20(第2金属配線層22)との間の層間絶縁膜40(43)に、その層間絶縁膜43を貫通して第3金属配線層23の第3金属配線33とその下層の第2金属配線層22の第2金属配線32(請求項11の第1金属配線に相当)とを接続するコンタクトプラグ53を形成する。当然のことながら、他の金属配線層間の金属配線間においても、図示はしていないが、コンタクトプラグが形成される。
上記金属配線層20は、例えば半導体装置の配線材料として用いられる、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)等の金属配線で形成される。また、上記層間絶縁膜40は、例えば、酸化シリコン(SiO)膜で形成される。この層間絶縁膜40は、金属配線間を絶縁する材料であればよく、光透過性を有する無機絶縁膜、有機絶縁膜等を用いることができる。
上記コンタクトプラグ53を形成するときに、上記黒レベル基準画素部13の上方における、上記第2金属配線層22の第2金属配線32間上に、上記第2金属配線層22で形成される第2金属配線32と離間して第1遮光膜71を形成する。すなわち、コンタクトプラグ53と同一工程で第1遮光膜71を形成する。この第1遮光膜71は、例えばラインパターンで形成される。
また、上記第3金属配線層23の第3金属配線33を形成する工程と同一工程で、すなわち、第3金属配線層23を形成する第3金属配線33と同一材料層で、上記第1遮光膜71に接続するように、第2遮光膜72を形成する。この第2遮光膜72は、例えばプレーンなパターンで形成されている。
その後、最上部に位置する金属配線層20(第3金属配線層23)上面を覆うように層間絶縁膜45を形成し、その層間絶縁膜45に第3金属配線層23の第3金属配線33−5に達する接続孔を形成する。そして、接続孔の内部に上記第3金属配線33−5とを接続するコンタクトプラグ55を、例えばアルミニウム(Al)で形成する。さらに層間絶縁膜45の上面に、コンタクトプラグ55に接合し、かつ周辺回路(図示せず)などとの電気的接続を行うパッド61を、例えばアルミニウム(Al)で形成する。上記パッド61と上記コンタクトプラグ55とは、同一層で形成することもできる。
さらに、上記パッド61を被覆する層間絶縁膜46を形成する。
上記層間絶縁膜46の表面は平坦化されている。もしくは、上記層間絶縁膜46上に平坦化絶縁膜(図示せず)を形成する。
そして、図示はしていないが、上記層間絶縁膜46上もしくは平坦化絶縁膜上に、カラーフィルター層を形成する。さらに、透明な絶縁膜を介して、上記受光画素部12の上方と上記黒レベル基準画素部13の上方のそれぞれに集光レンズを形成する。
上記受光画素部12の上方に形成された集光レンズは、入射光を集光して上記受光画素部12に導くものである。また上記黒レベル基準画素部13の上方に形成された集光レンズは、入射光を集光して上記第遮光膜7表面に導くものである。このように、上記黒レベル基準画素部13の上方にも集光レンズを形成することで、上記黒レベル基準画素部13への入射光の漏れ込みを防いでいる。
上記説明では、最上層の第3金属配線層23で第2遮光膜72を形成し、この第3金属配線層23とこの下層方向の次の第2金属配線層22との間に第1遮光膜71を形成する場合を説明したが、上記第1遮光膜71は、第1金属配線層21と第2金属配線層22との間に形成してもよく、また金属配線層が4層以上の場合、中間層の金属配線層間に形成してもよい。したがって、第2遮光膜72は、第1遮光膜71が形成された直上の金属配線層で形成されることになる。
また、第1遮光膜71は、ラインパターンで形成されてもドットパターンで形成されてもよく、またラインパターンの幅が均等であっても異なる幅のラインパターンが混在していてもよい。
また、同様にドットパターンにおいても、ドットパターンが均等の大きさのものであっても、大きさが異なるドットパターンが混在していてもよい。
また、上記第1固体撮像装置の第2実施例〜第5実施例で説明したような構成を形成することができる。その場合、金属配線層間に遮光膜を形成する場合には、金属配線層間に形成するコンタクトプラグと同一工程で、同一材料層で形成する。また、金属配線層に遮光膜を形成する場合には、当該金属配線層を形成する金属配線と同一工程で、同一材料層で形成する。
また、上記第1遮光膜71が形成されていない領域と上記第2遮光膜72を挟んで少なくとも対向するように上記第3遮光膜73を形成する場合には、第1遮光膜71を形成するために用いるフォトマスクのパターンと第3遮光膜73を形成するために用いるフォトマスクのパターンで調整する。
また、第3遮光膜73は、ラインパターンで形成されてもドットパターンで形成されてもよく、またラインパターンの幅が均等であっても異なる幅のラインパターンが混在していてもよい。
また、同様にドットパターンにおいても、ドットパターンが均等の大きさのものであっても、大きさが異なるドットパターンが混在していてもよい。
上記第1製造方法では、第2金属配線層22と第3金属配線層23間に第1遮光膜71を形成し、第3金属配線層23で第2遮光膜72を形成していることから、遮光膜が2層に形成されるので、黒レベル基準画素13上の遮光能力の向上を図ることができる。しかも、遮光膜を金属配線層間に形成し、また金属配線層で形成するので、遮光膜のために新たな金属層を形成する必要がなく、高い遮光性能を維持した状態で配線層の薄膜化が実現でき、集光距離の短縮が実現できる。
次に、本発明の固体撮像装置の第2製造方法に係る実施の形態の一例(実施例)を、前記図6によって説明する。
遮光膜を形成する以外の工程は、通常の固体撮像装置の製造方法と同様となるので、ここでは、遮光膜を形成する工程について説明する。
上記黒レベル基準画素部13の上方における、第1金属配線層21の第1金属配線31間上に第1遮光膜71を形成する。これは第1金属配線層21の第1金属配線31と第2金属配線層22の第2金属配線32とを接続するコンタクトプラグ(図示せず)を形成する工程において、上記黒レベル基準画素部13の上方における、上記第1金属配線層21の第1金属配線31間上に、上記第1金属配線31と離間して第1遮光膜71を形成する。すなわち、コンタクトプラグと同一工程で第1遮光膜71を形成する。この第1遮光膜71は、例えばラインパターンで形成される。
第2遮光膜72は、上記第2金属配線層22の第2金属配線32を形成する工程と同一工程で、すなわち、第2金属配線層22を形成する第2金属配線32と同一材料層で、上記第1遮光膜71に接続するように形成する。この第2遮光膜72は、例えばプレーンなパターンで形成される。
第3遮光膜73は、第2金属配線層22の第2金属配線32と第3金属配線層23の第3金属配線33とを接続するコンタクトプラグ53を形成する工程と同一工程で、すなわち、コンタクトプラグ53と同一材料層で、上記第2遮光膜72に接続するように形成する。この第3遮光膜73は、例えばラインパターンで形成される。ここでは、ラインパターン間隔をできるだけ狭めるように形成することが望ましい。例えば露光限界でパターニングすることができる。
第4遮光膜74は、上記第金属配線層2の第金属配線3を形成する工程と同一工程で、すなわち、第金属配線層2を形成する第金属配線3と同一材料層で、上記第3遮光膜73に接続するように形成する。この第4遮光膜74は、例えばプレーンなパターンで形成される。
上記第2製造方法では、遮光膜が4層に形成される。このため、黒レベル基準画素上の遮光能力の向上を図ることができる。しかも、遮光膜を金属配線層間に形成し、また金属配線層で形成するので、遮光膜のために新たな金属層を形成する必要がなく、高い遮光性能を維持した状態で配線層の薄膜化が実現でき、集光距離の短縮が実現できる。
また、層間絶縁膜40(43)を挟んでプレーンな金属膜で形成される第2遮光膜72と第4遮光膜74が形成されている。すなわち、ストレス差がある絶縁膜と金属膜とが積層されているため、絶縁膜と金属膜との間のストレス差によって、絶縁膜と金属膜との界面で剥がれが発生する可能性がある。
しかしながら、上記構成では、第2遮光膜72と第4遮光膜74との間にラインパターンもしくはドットパターンで形成する第3遮光膜73を形成することから、上記ストレスが第3遮光膜73によって分散されるため、結果的に、第2遮光膜72と層間絶縁膜40(43)との密着性、および第4遮光膜74と層間絶縁膜40(43)との密着性が第3遮光膜73によって強められる。
このため、層間絶縁膜40(43)に対して第2遮光膜72、第4遮光膜74が剥がれにくくなる。
次に、本発明の固体撮像装置の第3製造方法に係る実施の形態の一例(実施例)を、前記図9によって説明する。
遮光膜を形成する以外の工程は、通常の固体撮像装置の製造方法と同様となるので、ここでは、遮光膜を形成する工程について説明する。
第1遮光膜71は、上記第2金属配線層22(請求項17の第1金属配線層に相当)の第2金属配線32を形成する工程と同一工程で、上記黒レベル基準画素部13の上方における、第2金属配線層22の第2金属配線32で第1遮光膜71を形成する。すなわち、第2金属配線層22を形成する第2金属配線32と同一材料層で、上記第1遮光膜71を形成する。この第1遮光膜71はプレーンなパターンで形成される。
第2遮光膜72は、上記第3金属配線層23(請求項17の第2金属配線層に相当)の第3金属配線33を形成する工程と同一工程で、すなわち、第3金属配線層23を形成する第3金属配線33と同一材料層で形成する。この第2遮光膜72は、例えばプレーンなパターンで形成される。
なお、図示はしていないが、さらに、上記第2遮光膜72上に上記第2金属配線層よりも上層の金属配線層で遮光膜を形成してもよい。
上記第3製造方法では、遮光膜が2層もしくは2層以上に形成される。このため、黒レベル基準画素上の遮光能力の向上を図ることができる。しかも、遮光膜を金属配線層間に形成し、また金属配線層で形成するので、遮光膜のために新たな金属層を形成する必要がなく、高い遮光性能を維持した状態で配線層の薄膜化が実現でき、集光距離の短縮が実現できる。
次に、金属配線層間とその上部の金属配線層で遮光膜を形成する具体的な形成方法を説明する。
図15(1)に示すように、層間絶縁膜40(41)に第1遮光膜を形成するための複数の溝47(または孔)を形成する。ここでは溝で説明する。この溝47は、先に説明したように、コンタクトプラグを形成するための接続孔と同時に形成される。
このとき、複数の溝47の形成間隔を狭める、例えば露光限界に狭めるようにすると、第1遮光膜が密に形成される。このようにすると、溝47間の層間絶縁膜41も上部がエッチングされるようになる。
次に、図15(2)に示すように、上記溝47に金属配線材料を埋め込み、層間絶縁膜41上の余剰な金属配線材料を除去して、溝47の内部に第1遮光膜71を形成する。溝47間の層間絶縁膜41も上部がエッチングされることによって、この溝47に埋め込まれて形成される第1遮光膜71の側部の膜厚がdだけ厚く形成されることになる。
次に、図15(3)に示すように、上記層間絶縁膜41上に層間絶縁膜40(42)を形成し、金属配線層の金属配線を形成する溝を形成するのと同時に、第2遮光膜を形成するための溝48を、上記複数の第1遮光膜71上に形成する。
次に、図15(4)に示すように、上記溝48に金属配線材料を埋め込み、層間絶縁膜42上の余剰な金属配線材料を除去して、溝48の内部に第2遮光膜72を形成する。よって、第1遮光膜71上に第2遮光膜72が形成され、第2遮光膜7の膜厚が第1遮光膜71によって厚くなる。
上記プロセスは、上記固体撮像装置の各実施例で説明した第1遮光膜71から第4遮光膜74の形成方法に適用することができる。
また、図16に示すように、第1遮光膜71をラインパターンで密に形成することで、溝47間の層間絶縁膜41も上部がエッチングされる効果を得て、第1遮光膜71間にも遮光膜材料が形成されるようになり、第1遮光膜71が厚く形成されるようになる。
また、第1遮光膜71は、直下の金属配線33は形成されていない領域に形成する必要があるため、図17に示すように、上記金属配線33に対応した領域を空けるように第1遮光膜71が形成される。この場合であっても、第1遮光膜71を形成する溝47の側部がエッチングされるので、第1遮光膜71の膜厚を部分的に厚く形成することができる。
一方、図18に示すように、第1遮光膜が形成されず、プレーンなパターンの第2遮光膜72のみの場合には、第2遮光膜72の中心部分が化学的機械研磨時のディッシング等によって削れ、薄くなるので、遮光性が低下することがわかる。
上記各実施例において、金属配線、コンタクトプラグ、遮光膜等を銅もしくは銅合金で形成する場合、銅の拡散防止および銅の酸化防止のために、金属配線、コンタクトプラグ、遮光膜と層間絶縁膜との境界にバリアメタル層を形成することが好ましい。バリアメタル層には、例えば、タンタル膜、窒化タンタル膜、窒化チタン膜等が用いられ、また絶縁膜との密着性を高めるためにバリアメタル層と絶縁膜との間に密着層として、タンタル膜、チタン膜を形成してもよい。
また、遮光膜を複数層に形成する場合、最上層の遮光膜を遮光性の高い金属膜で形成することもできる。例えば、最上層の遮光膜をアルミニウム膜で形成することがより好ましい。
11…半導体基板、12…受光画素部、13…黒レベル基準画素部、14…多層配線部、20…金属配線層、21…第1金属配線層、22…第2金属配線層、23…第3金属配線層、30…金属配線、31…第1金属配線、32…第2金属配線、33…第3金属配線、71…第1遮光膜、72…第2遮光膜

Claims (6)

  1. 半導体基板に形成された受光画素部と、
    前記半導体基板に形成された黒レベル基準画素部と、
    前記受光画素部および黒レベル基準画素部を含む前記半導体基板上に設けられた多層配線部を有し、
    前記多層配線部は、
    前記半導体基板上に形成された絶縁層と、
    前記絶縁層中に複数層に形成された金属配線層とからなり、
    前記黒レベル基準画素部上の前記金属配線層のうちの一つの第1金属配線層の第1金属配線間上に形成される第1遮光膜と、
    前記第1金属配線層上の第2金属配線層で形成された第2遮光膜と、を有し、
    前記第1遮光膜の側部の上部が前記第2遮光膜側に向かって徐々に幅広に形成される
    固体撮像装置。
  2. 前記第1金属配線と前記第1遮光膜とは離間して形成される請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記第2遮光膜が平面状に形成される請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  4. 前記第2遮光膜の上部に接続する第3遮光膜を有する請求項1〜3のいずれかに記載の固体撮像装置。
  5. 半導体基板に形成された受光画素部と、
    前記半導体基板に形成された黒レベル基準画素部と、
    前記受光画素部および黒レベル基準画素部を含む前記半導体基板上に設けられた多層配線部を有し、
    前記多層配線部が、
    前記半導体基板上に形成された絶縁層と、
    前記絶縁層中に複数層に形成された金属配線層とからなる固体撮像装置を形成するときに、
    前記黒レベル基準画素部の上方における、前記各金属配線層のうちの第1金属配線層の第1金属配線間上に第1遮光膜を形成する工程と、
    前記第1金属配線層の上層の第2金属配線層で第2遮光膜を形成する工程と、を含み、
    前記第1遮光膜を形成する工程は、前記第1金属配線上の前記絶縁層を形成した後、前記第1遮光膜のパターンに対応するパターンの溝を形成する工程と、前記溝内を埋め込んで金属配線材料を埋め込み、前記絶縁層上の余剰な金属配線材料を除去して、前記溝の内部に第1遮光膜を形成する工程と、を含み、
    前記溝を形成する際に、前記溝の間隔を露光限界に狭める条件とすることで、前記溝の側面の上部該側面の下部よりも幅広にエッチングすることにより前記溝を形成する
    固体撮像装置の製造方法。
  6. 前記第1金属配線層と第2金属配線層との間の前記絶縁層を貫通して形成されるコンタクトプラグの形成工程と同一の工程において、前記コンタクトプラグと同一材料層で前記第1遮光膜を形成する請求項5記載の固体撮像装置の製造方法。
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