JP5120381B2 - 車両の制御装置および制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両を制御するシステムに関し、特に、車両のユーザが携帯可能な端末と、車両にエネルギを供給する供給装置と、車両とで構成されるシステムに関する。
従来のガソリン車や電気自動車などにガソリンや電力などのエネルギを供給する際、たとえば車体のクォータパネル部に設けられたエネルギ受給口にエネルギ供給用のコネクタが挿入され、このコネクタを経由して車両にエネルギが供給される。エネルギ受給口は、リッドにより覆われており、エネルギを供給する場合に、このリッドをユーザの手動操作により開くようになっている。そして、供給終了後は、このリッドを再度ユーザの手動操作により閉じるようになっている。このように、エネルギ供給のたびにリッドの開閉操作を手動で行なう必要があるため、エネルギ供給操作が煩雑化していた。このようなリッドの開閉操作を自動的に行ないエネルギ供給操作の簡素化を可能とする技術が、たとえば特開2005−273281号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2005−273281号公報に開示された開錠システムは、ガソリンステーション側の装置と、車両側の装置とで構成される。車両側の装置は、ガソリンステーション側からの信号を受信する受信部と、給油蓋部と、給油蓋部の施開錠制御部とを含む。ガソリンステーション側の装置は、ガソリンステーションに入ってきた車の車両ナンバーを検出するカメラ部と、検出された車両ナンバーと予め登録された車両ナンバーとを照合し、一致していれば、給油蓋の開錠をさせる車両信号を車両側に送信する送信部とを含む。
特開2005−273281号公報に開示された開錠システムによると、ガソリンステーション側の装置は車両ナンバーを検出し、検出した車両ナンバーを予め登録されているデータと照合し、一致していれば、給油蓋の開錠をさせる車両信号を車両側に送信する。これにより、車両のユーザが開錠操作を行なう手間が省かれ、車両の給油蓋の開錠を自動化することができる。
特開2005−273281号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたシステムにおいては、ガソリンステーション側の装置に、車両ナンバーを予め登録するという作業が必要となる。また、このような登録が行なわれていない車両においては、依然として給油口を手動操作により開ける必要がある。そのため、ガソリン給油時の作業の煩雑さが残存している。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、エネルギ受給作業の簡素化を図りつつ、車両のエネルギ受給口の開閉をユーザのエネルギ受給意思に応じて適確に行なうことができる車両制御システム、供給装置および車両を提供することである。
本発明の他の目的は、エネルギ受給作業開始後のユーザによるドアロック操作の簡素化を図ることができる車両の制御装置および制御方法を提供することである。
この発明に係る制御装置は、供給装置からのエネルギを受給するためのエネルギ受給口とユーザによって開閉される少なくとも1つ以上のドアとを備えた車両を制御する。供給装置には、車両へのエネルギ供給時にエネルギ受給口に接続されるコネクタが備えられる。制御装置は、ドアをロックするためのドアロック装置と、ドアロック装置に接続された制御ユニットとを含む。制御ユニットは、所定条件が成立した場合にドアをロックするようにドアロック装置を制御する。所定条件は、コネクタとエネルギ受給口とが接続されているという条件を含む。
好ましくは、所定条件は、ドアが閉じられた状態であるという条件、ドアが閉じられた状態が所定時間維持されているという条件、車両を駆動させる駆動システムが停止しているという条件の少なくともいずれかの条件をさらに含む。
さらに好ましくは、供給装置は、ユーザが携帯可能な端末から送信された車両の固有情報を受信して制御装置に送信する。制御装置は、制御ユニットに接続され、供給装置から送信された固有情報を受信する受信機をさらに含む。所定条件は、受信機で受信された固有情報と制御ユニットに予め記憶された固有情報とが一致するという一致条件をさらに含む。
さらに好ましくは、制御装置は、制御ユニットに接続され、エネルギ受給口を覆う蓋部を開閉するための開閉装置をさらに含む。制御ユニットは、一致条件が成立する場合に開閉装置を制御する。
さらに好ましくは、制御装置は、制御ユニットに接続され、コネクタとエネルギ受給口との接続をロックするためのコネクタロック装置をさらに含む。制御ユニットは、一致条件が成立する場合にコネクタロック装置を制御する。
さらに好ましくは、供給装置は、予め定められた範囲に要求信号を送信する。端末は、供給装置からの要求信号を受信した場合に固有情報を供給装置に送信する。予め定められた範囲は、供給装置から車両へのエネルギ供給が可能な位置に車両が存在する状態において、エネルギ受給口を含み、かつ車両の乗車席を含まない範囲に設定される。
さらに好ましくは、車両は、ユーザが携帯可能な端末から送信された車両の固有情報を、エネルギ受給口付近に設けられた受信機で受信する。所定条件は、エネルギ受給口付近に設けられた受信機で受信された固有情報と制御ユニットに予め記憶された固有情報とが一致するという一致条件をさらに含む。
さらに好ましくは、コネクタには、ドアをロックすることを要求していることを示すロック要求をユーザが入力するための入力部が設けられる。所定条件は、ロック要求が入力されたという条件をさらに含む。
この発明の別の局面に係る制御方法は、供給装置からのエネルギを受給するエネルギ受給口とユーザによって開閉される少なくとも1つ以上のドアとを備えた車両を制御する制御ユニットが行なう制御方法である。供給装置には、車両へのエネルギ供給時にエネルギ受給口に接続されるコネクタが備えられる。制御ユニットには、ドアをロックするためのドアロック装置が接続される。制御方法は、コネクタとエネルギ受給口とが接続されているか否かを判断するステップと、コネクタとエネルギ受給口とが接続されている場合に、ドアをロックするようにドアロック装置を制御するステップとを含む。
この発明の別の局面に係る車両制御システムは、車両のユーザが携帯可能な端末と、車両にエネルギを供給する供給装置と、車両とで構成される。端末は、車両の固有情報を記憶する端末側記憶部と、供給装置からの要求信号を受信する要求信号受信部と、要求信号を受信したことに応答して、固有情報を供給装置に送信する固有情報送信部とを含む。供給装置は、エネルギ供給時に車両に設けられたエネルギ受給口に接続されるコネクタと、コネクタの状態を検出する検出部と、予め定められた範囲に要求信号を送信する要求信号送信部と、端末から送信された固有情報を受信する固有情報受信部と、固有情報を受信したことに応答して、検出されたコネクタの状態に基づいて、固有情報および開閉指令を含む指令信号を車両に送信する第1指令信号送信部とを含む。車両は、エネルギ受給口と、エネルギ受給口を覆う蓋部と、蓋部を開状態および閉状態のいずれかの状態に切り換える開閉切換部と、固有情報を記憶する車両側記憶部と、供給装置から送信された指令信号を受信する指令信号受信部と、指令信号に含まれる固有情報と車両側記憶部に記憶された固有情報とが一致する場合、指令信号に含まれる開閉指令に基づいて、開閉切換部を制御する開閉制御部とを含む。
この発明によると、供給装置は、要求信号を予め定められた範囲に送信する。端末は、供給装置から要求信号を受信すると、記憶しておいた車両の固有情報を供給装置に送信する。供給装置は、端末から固有情報を受信すると、エネルギ供給時に車両に設けられたエネルギ受給口に接続されるコネクタの状態に基づいて、固有情報および開閉指令を含む指令信号を車両に送信する。このようにすると、たとえば、エネルギ供給開始時にユーザが供給装置からコネクタを抜いた場合に、ユーザにエネルギ受給意思があるものとして、固有情報および開指令を含む指令信号を車両に送信したり、エネルギ供給終了時にユーザが供給装置にコネクタを戻した場合に、ユーザにエネルギ受給意思がないものとして、固有情報および閉指令を含む指令信号を車両に送信したりすることができる。車両は、受信した指令信号に含まれる固有情報と記憶しておいた固有情報とが一致する場合に、指令信号に含まれる開閉指令に基づいて、エネルギ受給口を覆う蓋部を開閉させる。そのため、ユーザが固有情報を供給装置に予め登録しなくても、またユーザがエネルギ受給口の開閉操作を行なわなくても、エネルギ受給口の開閉をユーザのエネルギ受給意思に応じて適確に行なうことができる。その結果、エネルギ受給作業の簡素化を図りつつ、車両のエネルギ受給口の開閉をユーザのエネルギ受給意思に応じて適確に行なうことができる車両制御システムを提供することができる。
この発明の別の局面に係る車両制御システムは、車両のユーザが携帯可能な端末と、車両にエネルギを供給する供給装置と、車両とで構成される。端末は、車両の固有情報を記憶する端末側記憶部と、供給装置からの要求信号を受信する要求信号受信部と、要求信号を受信したことに応答して、固有情報を供給装置に送信する固有情報送信部とを含む。供給装置は、予め定められた範囲に要求信号を送信する要求信号送信部と、端末から送信された固有情報を受信する固有情報受信部と、固有情報を受信したことに応答して、固有情報および開閉指令を含む指令信号を車両に送信する第1指令信号送信部とを含む。車両は、エネルギ受給口と、エネルギ受給口を覆う蓋部と、蓋部を開状態および閉状態のいずれかの状態に切り換える開閉切換部と、固有情報を記憶する車両側記憶部と、供給装置から送信された指令信号を受信する指令信号受信部と、指令信号に含まれる固有情報と車両側記憶部に記憶された固有情報とが一致する場合、指令信号に含まれる開閉指令に基づいて、開閉切換部を制御する開閉制御部とを含む。予め定められた範囲は、エネルギ供給可能な位置に車両が停止された状態で、エネルギ受給口を含み、かつ車両の乗車席を含まない範囲である。
この発明によると、供給装置は、要求信号を予め定められた範囲に送信する。端末は、供給装置から要求信号を受信すると、記憶しておいた車両の固有情報を供給装置に送信する。供給装置は、端末から固有情報を受信すると、固有情報および開閉指令を含む指令信号を車両に送信する。車両は、受信した指令信号に含まれる固有情報と記憶しておいた固有情報とが一致する場合に、指令信号に含まれる開閉指令に基づいて、エネルギ受給口を覆う蓋部を開閉させる。ここで、予め定められた範囲(供給装置からの要求信号の送信範囲)は、エネルギ供給可能な位置に車両が停止された状態で、エネルギ受給口を含み、かつ車両の乗車席を含まない範囲である。このようにすると、供給装置の近傍に車両が停止している場合であっても、端末を携帯したユーザが車内にいる時点では、指令信号は車両に送信されない。その後、ユーザがエネルギを受給しようとして車両を降りてエネルギ受給口付近に近づいた時点(すなわち要求信号の送信範囲に入った時点)で、指令信号が車両に送信される。そのため、ユーザが固有情報を供給装置に予め登録しなくても、またユーザがエネルギ受給口の開閉操作を行なわなくても、ユーザがエネルギを受給しようとする際に、エネルギ受給口を自動的に開閉することができる。さらに、車両は供給装置から指令信号を受信するので、ユーザにエネルギ受給意思がなく車両近傍に供給装置がない場合には、ユーザがエネルギ受給口付近に近づいても、指令信号は車両に送信されない。そのため、端末から指令信号を直接受信する場合に比べて、エネルギ受給口の開閉をユーザのエネルギ受給意思に応じてより適確に行なうことができる。その結果、エネルギ受給作業の簡素化を図りつつ、車両のエネルギ受給口の開閉をユーザのエネルギ受給意思に応じて適確に行なうことができる車両制御システムを提供することができる。
さらに好ましくは、コネクタは、エネルギ供給開始時に予め定められた初期位置から離隔するように操作される。第1指令信号送信部は、コネクタの状態が初期位置に配置された状態から初期位置と離隔した状態に変化した場合に、固有情報および開指令を含む指令信号を送信する。開閉制御部は、指令信号に開指令が含まれる場合に、蓋部を開状態に切り換える。
この発明によると、ユーザがエネルギ供給開始時にコネクタを操作して、コネクタの状態が初期位置に配置された状態から初期位置と離隔した状態に変化した場合に、固有情報および開指令を含む指令信号が供給装置から車両に送信される。指令信号に開指令が含まれる場合に、車両のエネルギ受給口を覆う蓋部が開かれる。これにより、コネクタの状態に基づいてユーザにエネルギ受給意思があることを適確に判断して、エネルギ受給口を自動的に開くことができる。
さらに好ましくは、コネクタは、エネルギ供給終了時に予め定められた初期位置に戻されるように操作される。第1指令信号送信部は、コネクタの状態が初期位置と離隔した状態から初期位置に配置された状態に変化した場合に、固有情報および閉指令を含む指令信号を送信する。開閉制御部は、指令信号に閉指令が含まれる場合に、蓋部を閉状態に切り換える。
この発明によると、ユーザがエネルギ供給終了時にコネクタを操作して、コネクタの状態が初期位置と離隔した状態から初期位置に配置された状態に変化した場合に、固有情報および閉指令を含む指令信号が、供給装置から車両に送信される。指令信号に閉指令が含まれる場合に、エネルギ受給口を覆う蓋部が閉じられる。これにより、コネクタの状態に基づいてユーザにエネルギ受給を終了する意思があることを適確に判断して、エネルギ受給口を自動的に閉じることができる。さらに、蓋部を閉じる際には、コネクタがエネルギ受給口から完全に抜かれた状態であるため、蓋部とコネクタとが干渉するおそれがなく、蓋部を確実に閉じることができる。
さらに好ましくは、供給装置は、固有情報を受信した場合に、コネクタの状態が初期位置と離隔した状態であると、固有情報およびアンロック指令を含む指令信号、ならびに固有情報のみを含む指令信号のいずれか一方の指令信号を車両に送信する第2指令信号送信部をさらに含む。車両は、コネクタと車両との状態をロック状態およびアンロック状態のいずれかの状態に切り換えるロック切換部と、指令信号に含まれる固有情報と車両側記憶部に記憶された固有情報とが一致する場合で、かつ指令信号にアンロック指令が含まれる場合および固有情報のみが含まれる場合のいずれかの場合に、アンロック状態に切り換えるようにロック切換部を制御するロック制御部とをさらに含む。
この発明によると、供給装置は、固有情報を受信した場合に、コネクタの状態が初期位置と離隔した状態であると、固有情報およびアンロック指令を含む指令信号、ならびに固有情報のみを含む指令信号のいずれか一方の指令信号を車両に送信する。車両は、指令信号に含まれる固有情報と記憶されていた固有情報とが一致する場合で、かつ指令信号にアンロック指令が含まれる場合および固有情報のみが含まれる場合のいずれかの場合に、コネクタと車両とのロックを解除する。このようにすると、エネルギ受給中にユーザがコネクタを車両にロックして車両から離れた場合であっても、ユーザが供給装置に戻ってきた時点で、コネクタと車両とのロックを自動的に解除することができる。そのため、エネルギ供給終了作業の簡素化を図ることができる。
この発明の別の局面に係る供給装置は、車両にエネルギを供給する。この供給装置は、エネルギ供給時に車両に設けられたエネルギ受給口に接続されるコネクタと、コネクタの状態を検出する検出部と、車両のユーザが携帯可能な端末と車両との間で通信する通信部とを備える。通信部は、予め定められた範囲に要求信号を送信する要求信号送信部と、要求信号を端末が受信したことに応答して端末から送信される車両の固有情報を受信する受信部と、固有情報を受信したことに応答して、検出されたコネクタの状態に基づいて、エネルギ受給口を覆う蓋部を開閉する開閉指令と固有情報とを含む指令信号を車両に送信する指令信号送信部とを含む。
この発明によると、供給装置は、車両のユーザが携帯可能な端末と車両との間で通信する。供給装置は、要求信号を予め定められた範囲に送信するとともに、要求信号を端末が受信したことに応答して端末から送信される車両の固有情報を受信する。供給装置は、端末から固有情報を受信すると、エネルギ供給時に車両に設けられたエネルギ受給口に接続されるコネクタの状態に基づいて、車両に設けられたエネルギ受給口を覆う蓋部を開閉する開閉指令と固有情報とを含む指令信号を車両に送信する。このようにすると、たとえば、エネルギ供給開始時にユーザが供給装置からコネクタを抜いた場合に、ユーザにエネルギ受給意思があるものとして、開指令と固有情報とを含む指令信号を車両に送信したり、エネルギ供給終了時にユーザが供給装置にコネクタを戻した場合に、ユーザにエネルギ受給意思がないものとして、閉指令と固有情報とを含む指令信号を車両に送信したりすることができる。そのため、ユーザが固有情報を供給装置に予め登録しなくても、またユーザがエネルギ受給口の開閉操作を行なわなくても、ユーザがエネルギを受給しようとする際に、指令信号を自動的に送信して、車両のエネルギ受給口を自動的に開閉することができる。その結果、エネルギ受給作業の簡素化を図りつつ、車両のエネルギ受給口の開閉をユーザのエネルギ受給意思に応じて適確に行なうことができる。
この発明の別の局面に係る供給装置は、車両にエネルギを供給する。この供給装置は、車両のユーザが携帯可能な端末と車両との間で通信する通信部を備える。通信部は、予め定められた範囲に要求信号を送信する要求信号送信部と、要求信号を端末が受信したことに応答して端末から送信される車両の固有情報を受信する受信部と、固有情報を受信したことに応答して、車両に設けられたエネルギ受給口を覆う蓋部を開閉する開閉指令と固有情報とを含む指令信号を車両に送信する指令信号送信部とを含む。予め定められた範囲は、エネルギ供給可能な位置に車両が停止された状態で、エネルギ受給口を含み、かつ車両の乗車席を含まない範囲である。
この発明によると、供給装置は、車両のユーザが携帯可能な端末と車両との間で通信する。供給装置は、要求信号を予め定められた範囲に送信するとともに、要求信号を端末が受信したことに応答して端末から送信される車両の固有情報を受信する。供給装置は、端末から固有情報を受信すると、車両に設けられたエネルギ受給口を覆う蓋部を開閉する開閉指令と固有情報とを含む指令信号を車両に送信する。ここで、予め定められた範囲(供給装置からの要求信号の送信範囲)は、エネルギ供給可能な位置に車両が停止された状態で、エネルギ受給口を含み、かつ車両の乗車席を含まない範囲である。このようにすると、供給装置の近傍に車両が停止している場合であっても、端末を携帯したユーザが車内にいる時点では、指令信号は車両に送信されない。その後、ユーザがエネルギを受給しようとして車両を降りてエネルギ受給口付近に近づいた時点(すなわち要求信号の送信範囲に入った時点)で、指令信号が車両に送信される。そのため、ユーザが固有情報を供給装置に予め登録しなくても、またユーザがエネルギ受給口の開閉操作を行なわなくても、ユーザがエネルギを受給しようとする際に、指令信号を自動的に送信して、車両のエネルギ受給口を自動的に開閉することができる。さらに、指令信号は、端末から固有情報を受信したことに応答して車両に送信される。すなわち、ユーザにエネルギ受給意思がなく、車両近傍に供給装置がない場合には、ユーザがエネルギ受給口付近に近づいても、指令信号は車両に送信されない。そのため、指令信号が端末から車両に直接送信される場合に比べて、指令信号をユーザのエネルギ受給意思に応じてより適確に送信することができる。その結果、エネルギ受給作業の簡素化を図りつつ、車両のエネルギ受給口の開閉をユーザのエネルギ受給意思に応じて適確に行なうことができる供給装置を提供することができる。
さらに好ましくは、コネクタは、エネルギ供給開始時に予め定められた初期位置から離隔するように操作される。指令信号送信部は、コネクタの状態が初期位置に配置された状態から初期位置と離隔した状態に変化した場合に、蓋部を開く開指令と固有情報とを含む指令信号を送信する。
この発明によると、ユーザがエネルギ供給開始時にコネクタを操作して、コネクタの状態が初期位置に配置された状態から初期位置と離隔した状態に変化した場合に、開指令と固有情報とを含む指令信号が供給装置から車両に送信される。これにより、コネクタの状態に基づいてユーザにエネルギ受給意思があることを適確に判断して、エネルギ受給口を自動的に開くことができる。
さらに好ましくは、コネクタは、エネルギ供給終了時に予め定められた初期位置に戻されるように操作される。指令信号送信部は、コネクタの状態が初期位置と離隔した状態から初期位置に配置された状態に変化した場合に、蓋部を閉じる閉指令と固有情報とを含む指令信号を送信する。
この発明によると、ユーザがエネルギ供給終了時にコネクタを操作して、コネクタの状態が初期位置と離隔した状態から初期位置に配置された状態に変化した場合に、閉指令と固有情報とを含む指令信号が供給装置から車両に送信される。これにより、コネクタの状態に基づいてユーザにエネルギ受給を終了する意思があることを適確に判断して、エネルギ受給口を自動的に閉じることができる。さらに、閉指令が送信される際には、コネクタがエネルギ受給口から完全に抜かれた状態であるため、蓋部とコネクタとが干渉するおそれがなく、蓋部を確実に閉じることができる。
さらに好ましくは、供給装置は、固有情報を受信した場合に、コネクタの状態が初期位置と離隔した状態であると、コネクタと車両とのロックを解除するアンロック指令と固有情報とを含む指令信号、ならびに固有情報のみを含む指令信号のいずれか一方の指令信号を送信する。
この発明によると、供給装置は、固有情報を受信した場合に、コネクタの状態が初期位置と離隔した状態であると、コネクタと車両とのロックを解除するアンロック指令と固有情報とを含む指令信号、ならびに固有情報のみを含む指令信号のいずれか一方の指令信号を送信する。このようにすると、エネルギ受給中にユーザがコネクタを車両にロックして車両から離れた場合であっても、ユーザが供給装置に戻ってきた時点で、アンロック指令を含む指令信号、あるいは固有情報のみを含む指令信号を送信することができる。そのため、たとえば車両側でアンロック指令または固有情報のみを受信した場合にコネクタと車両とのロックを解除するようにすることにより、エネルギ供給終了作業の簡素化を図ることができる。
この発明の別の局面に係る車両は、供給装置からエネルギが供給される。この車両は、供給装置からのエネルギを受給するエネルギ受給口と、エネルギ受給口を覆う蓋部と、蓋部を開状態および閉状態のいずれかの状態に切り換える開閉切換部と、車両の固有情報を記憶する記憶部と、エネルギ供給開始時に予め定められた初期位置から離隔するように操作されてエネルギ受給口に接続されるコネクタが初期位置に配置された状態から隔離された状態に変化した場合に供給装置から送信される、蓋部を開く開指令と固有情報とを含む指令信号を受信、若しくは、コネクタが隔離された状態から初期位置に配置された状態に変化した場合に供給装置から送信される、蓋部を閉じる閉指令と固有情報とを含む指令信号を受信する受信部と、指令信号に含まれる固有情報と記憶部に記憶された固有情報とが一致する場合でかつ指令信号に開指令が含まれる場合に蓋部を開状態に切り換える、若しくは、指令信号に含まれる固有情報と記憶部に記憶された固有情報とが一致する場合でかつ指令信号に閉指令が含まれる場合に蓋部を閉状態に切り換える開閉制御部とを含む。
この発明によると、車両は、エネルギ供給開始時に予め定められた初期位置から離隔するように操作されてエネルギ受給口に接続されるコネクタが初期位置に配置された状態から隔離された状態に変化した場合に供給装置から送信される、蓋部を開く開指令と固有情報とを含む指令信号を受信する。車両は、指令信号に含まれる固有情報と記憶部に記憶された固有情報とが一致する場合でかつ指令信号に開指令が含まれる場合に、蓋部を開状態に切り換える。このようにすると、たとえば、エネルギ供給開始時にユーザが供給装置からコネクタを抜いた場合に、ユーザにエネルギ受給意思があるものとして、エネルギ受給口を開くことができる。一方、車両は、コネクタが隔離された状態から初期位置に配置された状態に変化した場合に供給装置から送信される、蓋部を閉じる閉指令と固有情報とを含む指令信号を受信する。車両は、指令信号に含まれる固有情報と記憶部に記憶された固有情報とが一致する場合でかつ指令信号に閉指令が含まれる場合に、蓋部を閉状態に切り換える。このようにすると、エネルギ供給終了時にユーザが供給装置にコネクタを戻した場合に、ユーザにエネルギ受給意思がないものとして、エネルギ受給口を閉じることができる。そのため、ユーザが固有情報を供給装置に予め登録しなくても、またユーザがエネルギ受給口の開閉操作を行なわなくても、エネルギ受給口の開閉をユーザのエネルギ受給意思に応じて適確に行なうことができる。その結果、エネルギ受給作業の簡素化を図りつつ、車両のエネルギ受給口の開閉をユーザのエネルギ受給意思に応じて適確に行なうことができる車両を提供することができる。
この発明の別の局面に係る車両は、供給装置からエネルギが供給される。この車両は、供給装置からのエネルギを受給するエネルギ受給口と、エネルギ受給口を覆う蓋部と、蓋部を開状態および閉状態のいずれかの状態に切り換える開閉切換部と、車両の固有情報を記憶する記憶部と、車両が予め定められた範囲に位置する場合でかつ車両のユーザが携帯可能な端末からの固有情報を供給装置が受信した場合に供給装置から送信される、蓋部を開閉する開閉指令と、端末から供給装置が受信した固有情報と、を含む指令信号を受信する受信部と、指令信号に含まれる固有情報と記憶部に記憶された固有情報とが一致する場合、指令信号に含まれる開閉指令に基づいて、開閉切換部を制御する切換制御部とを含む。予め定められた範囲は、供給装置からのエネルギ受給が可能な範囲で、かつ供給装置と端末との通信範囲に、エネルギ受給口が含まれ、かつ車両の乗車席を含まない範囲である。
この発明によると、車両は、車両が予め定められた範囲に位置する場合でかつ車両のユーザが携帯可能な端末からの固有情報を供給装置が受信した場合に、指令信号を供給装置から受信する。指令信号には、蓋部を開閉する開閉指令と端末から供給装置が受信した固有情報とが含まれる。車両は、指令信号に含まれる固有情報と記憶部に記憶された固有情報とが一致する場合、指令信号に含まれる開閉指令に基づいて、開閉切換部を制御する。ここで、予め定められた範囲は、供給装置からのエネルギ受給が可能な範囲で、かつ供給装置と端末との通信範囲に、エネルギ受給口が含まれ、かつ車両の乗車席を含まない範囲である。このようにすると、供給装置の近傍に車両が停止している場合であっても、端末を携帯したユーザが車内にいる時点(すなわちユーザが供給装置と端末との通信範囲にいない時点)では、指令信号が車両に受信されない。その後、ユーザがエネルギを受給しようとして車両を降りてエネルギ受給口付近に近づいた時点(すなわちユーザが供給装置と端末との通信範囲に入った時点)で、指令信号が車両に受信される。そのため、ユーザが固有情報を供給装置に予め登録しなくても、またユーザがエネルギ受給口の開閉操作を行なわなくても、ユーザがエネルギを受給しようとする際に、エネルギ受給口を自動的に開閉することができる。さらに、車両は供給装置から指令信号を受信するので、ユーザにエネルギ受給意思がなく車両近傍に供給装置がない場合には、ユーザがエネルギ受給口付近に近づいても、指令信号は車両に送信されない。そのため、端末から指令信号を直接受信する場合に比べて、エネルギ受給口の開閉をユーザのエネルギ受給意思に応じてより適確に行なうことができる。その結果、エネルギ受給作業の簡素化を図りつつ、車両のエネルギ受給口の開閉をユーザのエネルギ受給意思に応じて適確に行なうことができる車両を提供することができる。
好ましくは、車両は、コネクタと車両との状態をロック状態およびアンロック状態のいずれかの状態に切り換えるロック切換部と、コネクタが隔離された状態である場合に、固有情報およびアンロック指令を含む指令信号、ならびに固有情報のみを含む指令信号のいずれか一方の指令信号を供給装置から受信する受信部と、指令信号に含まれる固有情報と記憶部に記憶された固有情報とが一致する場合で、かつ指令信号にアンロック指令が含まれる場合および固有情報のみが含まれる場合のいずれかの場合に、アンロック状態に切り換えるようにロック切換部を制御するロック制御部とをさらに含む。
この発明によると、車両は、コネクタが隔離された状態である場合に、固有情報およびアンロック指令を含む指令信号、ならびに固有情報のみを含む指令信号のいずれか一方の指令信号を供給装置から受信する。車両は、指令信号に含まれる固有情報と記憶されていた固有情報とが一致する場合で、かつ指令信号にアンロック指令が含まれる場合および固有情報のみが含まれる場合のいずれかの場合に、コネクタと車両とのロックを解除する。このようにすると、エネルギ受給中にユーザがコネクタを車両にロックして車両から離れた場合であっても、ユーザが供給装置に戻ってきた時点で、コネクタと車両とのロックを自動的に解除することができる。そのため、エネルギ供給終了作業の簡素化を図ることができる。
本発明の第1の実施例に係る車両制御システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る車両の構造を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る電力供給装置の構造を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る車両および電力供給装置と端末との通信可能エリアを示す図である。 本発明の第1の実施例に係る電力供給装置の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る車両の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る電力供給装置に含まれるECUの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施例に係る車両に含まれるECUの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施例の変形例に係る電力供給装置に含まれるECUの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施例の変形例に係る車両に含まれるECUの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例に係る車両制御システムの構成を示す図である。 本発明の第2の実施例に係る車両に含まれるECUの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例の変形例(その1)に係る車両に含まれるECUの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例の変形例(その2)に係る車両に含まれるECUの制御構造を示すフローチャートである。
符号の説明
10,1010 車両、12 受給口、20 電力供給装置、22 充電パドル、24 パドル装着部、30 端末、100,1100 車両制御部、110 リッド、120 室外発信機、122A,122B,122C アウトサイドドアハンドル、124 室内受信機、126C ラゲージ内発信機、126A,126B 室内発信機、130 リッド開閉装置、140 充電プラグ、142 接続センサ、150 パドルロック装置、160,250,1160 ECU、162,252 ID記憶部、164 ID照合部、166 コマンド指令部、200 送受信部、210 受信機、220 発信機、230 充電制御装置、240 パドル位置センサ、254 信号発信指令部、1170 駆動システム作動センサ、1172 ドア開閉センサ、1174 ドアロック装置。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施例>
図1を参照して、本実施例に係る車両制御システムについて説明する。この車両制御システムは、電力で駆動するモータを走行源とする車両10と、車両10に電力を供給する電力供給装置20と、車両10のユーザに携帯される端末30とで構成され、これらの間で無線で送受信される車両固有情報(以下、IDコードとも記載する)の照合結果に基づいて、車両10のユーザ(以下、単にユーザとも記載する)が鍵や操作機を手にとることなく、車両10の制御を行なうことができるシステムである。なお、本実施例に係る車両制御システムを構成する車両10および電力供給装置20についても本発明の一態様である。
端末30には、IDコードが予め記憶される。端末30は、車両10からのリクエスト信号R(1)に応答して、IDコードを含むレスポンス信号A(1)を車両10に送信する。また、端末30は、電力供給装置20からのリクエスト信号R(2)に応答して、IDコードを含むレスポンス信号A(2)を電力供給装置20に送信する。
電力供給装置20は、車両10の駐車場の近傍に設置される。なお、電力供給装置20は、たとえば公共の場所に設けられた電力ステーションなどに設置されていてもよい。電力供給装置20は、充電パドル22と、パドル装着部24と、送受信部200とを含む。
充電パドル22は、通常時(非充電時)には、パドル装着部24に装着されている。充電パドル22は、充電作業開始時にユーザによりパドル装着部24から抜かれて車両10の受給口12に挿入される。この充電パドル22を経由して、電力供給装置20から車両10に電力が供給される。充電作業終了時には、充電パドル22はユーザにより再びパドル装着部24に装着される。
送受信部200は、車両10および端末30との間で無線通信を行なう。送受信部200は、リクエスト信号R(2)を端末30に送信する。送受信部200は、端末30からのレスポンス信号A(2)を受信すると、レスポンス信号A(2)に含まれるIDコードと車両10の制御を要求するコマンドとを含む指令信号Sを、車両10に送信する。
車両10は、受給口12と、車両制御部100とを含む。車両10は、充電時に受給口12に挿入された充電パドル22を経由して電力供給装置20からモータの駆動に用いる電力を受給し、受給された電力をバッテリ(図示せず)に蓄える。
車両制御部100は、端末30および電力供給装置20との間で無線通信を行なう。車両制御部100は、リクエスト信号R(1)を端末30に発信する。車両制御部100は、端末30からのレスポンス信号A(1)と電力供給装置20からの指令信号Sとを受信する。車両制御部100は、電力供給装置20から受信した指令信号Sに基づいて、車両10の各部を制御する。
図2を参照して、車両10および車両制御部100についてさらに説明する。車両制御部100は、室外発信機120と、アウトサイドドアハンドル122A,122B,122Cと、室内受信機124と、室内発信機126A,126Bと、ラゲージ内発信機126Cと、ECU160とを含む。
室外発信機120は、ECU160からの指令により、アウトサイドドアハンドル122A,122B,122Cに内蔵されたアンテナからリクエスト信号R(1)を車両10の室外に発信させる。アウトサイドドアハンドル122A,122B,122Cは、それぞれ右フロントドア、左フロントドア、バックドアに設けられ、予め定められた各発信エリアにリクエスト信号R(1)を発信する。リクエスト信号R(1)は、システム作動中は常時発信されており、各発信エリア内に端末30が存在する場合に、端末30からレスポンス信号A(1)が室内受信機124に送信される。
室内受信機124は、車両10のルーフ後部に設けられ、レスポンス信号A(1)および指令信号Sを受信し、受信した情報をECU160に出力する。
室内発信機126Aは車内のフロント側のエリアに、室内発信機126Bは車内のリヤ側のエリアに、ラゲージ内発信機126Cは車内の荷室のエリアに、それぞれリクエスト信号R(1)を発信する。端末30からのレスポンス信号A(1)には、いずれの発信エリアのリクエスト信号R(1)に応答するものかを示す情報が含まれており、この情報により端末30がいずれの発信エリアに存在するのかを車両10側で把握することができる。
車両10は、リッド110、リッド開閉装置130、充電プラグ140、パドルロック装置150、接続センサ142をさらに含む。
リッド110は、受給口12を覆う蓋であり、開閉可能に車両10に固定される。リッド開閉装置130は、ECU160からの指令により、リッド110の開閉状態を制御する。リッド110は、充電開始時に閉じた状態から開かれる(矢印B参照)。
充電プラグ140は、受給口12の内部に設けられ、ハーネスを経由してバッテリに接続されている。充電時には、リッド110が開かれた後に、充電パドル22が挿入されて(矢印A参照)、充電プラグ140と充電パドル22とが電気的に接続される。
接続センサ142は、充電プラグ140と充電パドル22とが接続されているか否かを検出し、検出結果を示す信号を、ECU160に出力する。
パドルロック装置150は、ECU160からの指令により、充電パドル22を受給口12に挿入された状態でロックする装置である。
ECU160は、室内受信機124や接続センサ142などから送られてきた信号、ROM(Read Only Memory)に記憶されたマップおよびプログラムに基づいて、リッド開閉装置130やパドルロック装置150などの各機器類を制御する。
図3を参照して、電力供給装置20についてさらに説明する。送受信部200は、受信機210と、発信機220とで構成される。電力供給装置20は、充電制御装置230と、パドル位置センサ240と、ECU250とをさらに含む。
受信機210は、端末30からのIDコードを含むレスポンス信号A(2)を受信し、ECU250に出力する。
発信機220は、ECU250からの指令により、リクエスト信号R(2)を予め定められた発信エリアに発信する。この発信エリアに端末30が存在する場合に、端末30からレスポンス信号A(2)が送信される。また、発信機220は、ECU250からの指令により、レスポンス信号A(2)に含まれるIDコードと車両10の制御を要求するコマンドとを含む指令信号Sを車両10に送信する。
充電制御装置230は、ECU250からの指令により、充電パドル22を経由して車両10に供給する電力値、電流値、電圧値などを制御する。
パドル位置センサ240は、充電パドル22がパドル装着部24に装着されているか否かを検出し、検出結果を表わす信号をECU250に出力する。
ECU250は、受信機210やパドル位置センサ240などから送られてきた信号、ROM(Read Only Memory)に記憶されたマップおよびプログラムに基づいて、発信機220や充電制御装置230などの各機器類を制御する。
図4を参照して、車両10および電力供給装置20と端末30との通信可能エリアについて説明する。なお、図4は、右クォータパネル部にリッド110が設けられた車両10が、電力供給装置20近傍の充電可能位置に駐車されている状態を示している。
エリアAA,AB,ACは、各アウトサイドドアハンドル122A,122B,122Cからのリクエスト信号R(1)の発信エリアをそれぞれ示している。すなわち、エリアAA,AB,ACが、車両室外における車両10と端末30との通信可能エリアである。この図に示されているとおり、車両室外における車両10と端末30との通信可能エリアは、各ドアハンドルを中心として比較的狭い範囲に制限されており、たとえばリッド110近傍のエリアは通信可能エリアに含まれない。
エリアAD,AE,AFは、室内発信機126A,126Bおよびラゲージ内発信機126Cからのリクエスト信号R(1)の発信エリアをそれぞれ示している。すなわち、エリアAD,AE,AFで示されたエリアが、車両室内における車両10と端末30との通信可能エリアである。この図に示されているとおり、車両室内における車両10と端末30との通信可能エリアは、車両室内のほぼ全域であり、端末30を携帯したユーザが車両室内に乗車している限り、端末30から車両10にレスポンス信号A(1)が送信される。
電力供給装置20の発信機220からのリクエスト信号R(2)の発信エリアARは、図4に示すように、電力供給装置20近傍の充電可能位置に車両10が駐車されている状態において、リッド110を含み、かつユーザの乗車席および荷室を含まないエリアに制限されている。すなわち、電力供給装置20と端末30との通信可能エリアは、この発信エリアARに制限され、たとえば、端末30を携帯したユーザが車両室内に乗車している状態では、電力供給装置20は端末30からのレスポンス信号A(2)を受信することはできない。
図5を参照して、本実施例に係る車両制御システムを構成する電力供給装置20の機能ブロック図について説明する。図5に示すように、電力供給装置20は、ID記憶部252と、信号発信指令部254とを含む。
ID記憶部252は、端末30からのレスポンス信号A(2)に含まれるIDコードを記憶し、信号発信指令部254に出力する。
信号発信指令部254は、パドル位置センサ240からの信号(パドル位置情報)に基づいて、ID記憶部252からのIDコードと車両10の制御を要求するコマンドとを含む指令信号Sを発信機220に出力する。これにより、指令信号Sが発信機220から車両10に送信される。
図6を参照して、本実施例に係る車両制御システムを構成する車両10の機能ブロック図について説明する。図6に示すように、車両10は、ID記憶部162と、ID照合部164と、コマンド指令部166とを含む。
ID記憶部162は、端末30からのレスポンス信号A(1)に含まれるIDコードを予め記憶する。
ID照合部164は、ID記憶部162に記憶されたIDコードと、電力供給装置20からの指令信号Sに含まれるIDコードとが一致するか否かを照合する。
コマンド指令部166は、ID照合部164によってIDコードが一致していると照合されると、指令信号Sに含まれるコマンドに基づいて、リッド開閉装置130やパドルロック装置150に制御信号を出力する。
このような機能ブロックを有する本実施例に係る制御装置は、デジタル回路やアナログ回路の構成を主体としたハードウェアでも、ECU160やECU250に含まれるCPU(Central Processing Unit)およびメモリとメモリから読み出されてCPUで実行されるプログラムとを主体としたソフトウェアでも実現することが可能である。一般的に、ハードウェアで実現した場合には動作速度の点で有利で、ソフトウェアで実現した場合には設計変更の点で有利であると言われている。以下においては、ソフトウェアとして制御装置を実現した場合を説明する。
図7を参照して、ECU250が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、このプログラムは、予め定められたサイクルタイムで繰り返し実行される。
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、ECU250は、端末30から送信されるレスポンス信号A(2)の受信が開始されたか否かを判断する。開始されたと判断されると(S100にてYES)、処理はS102に移される。そうでないと(S100にてNO)、この処理は終了する。
S102にて、ECU250は、パドル位置センサ240からの信号に基づいて、充電パドル22がパドル装着部24に装着されているか否かを判断する。装着されていると判断されると(S102にてYES)、処理はS104に移される。そうでないと(S102にてNO)、処理はS108に移される。
S104にて、ECU250は、充電パドル22がパドル装着部24から抜かれたか否かを判断する。抜かれたと判断されると(S104にてYES)、処理はS106に移される。そうでないと(S104にてNO)、処理はS104に戻される。
S106にて、ECU250は、レスポンス信号A(2)に含まれるIDコードおよびリッド開コマンドを含む指令信号Sを発信機220に出力する。
S108にて、ECU250は、レスポンス信号A(2)に含まれるIDコードのみを含む指令信号Sを発信機220に出力する。
S110にて、ECU250は、充電パドル22がパドル装着部24に戻されたか否かを判断する。戻されたと判断されると(S110にてYES)、処理はS112に移される。そうでないと(S110にてNO)、処理はS110に戻される。
S112にて、ECU250は、レスポンス信号A(2)に含まれるIDコードおよびリッド閉コマンドを含む指令信号Sを発信機220に出力する。
図8を参照して、ECU160が実行するプログラムの制御構造について説明する。な、このプログラムは、予め定められたサイクルタイムで繰り返し実行される。
S200にて、ECU160は、端末30からのレスポンス信号A(1)を受信したか否かを判断する。受信したと判断されると(S200にてYES)、処理はS202に移される。そうでないと(S200にてNO)、この処理は終了する。
S202にて、ECU160は、レスポンス信号A(1)に含まれるIDコードを記憶する。なお、IDコードは車両に予め登録されていてもよいし、乗車時にユーザが登録してもよい。
S204にて、ECU160は、電力供給装置20からの指令信号Sを受信したか否かを判断する。受信したと判断されると(S204にてYES)、処理はS206に移される。そうでないと(S204にてNO)、この処理は終了する。
S206にて、ECU160は、記憶されていたIDコード(レスポンス信号A(1)に含まれていたIDコード)と指令信号Sに含まれるIDコードとが一致するか否かを判断する。一致すると(S206にてYES)、処理はS208に移される。そうでないと(S206にてNO)、この処理は終了する。
S208にて、ECU160は、指令信号Sにリッド開コマンドが含まれるか否かを判断する。リッド開コマンドが含まれると(S208にてYES)、処理はS210に移される。そうでないと(S208にてNO)、処理はS212に移される。
S210にて、ECU160は、リッド110を開く制御信号をリッド開閉装置130に出力する。
S212にて、ECU160は、指令信号Sにリッド閉コマンドが含まれるか否かを判断する。リッド閉コマンドが含まれると(S212にてYES)、処理はS214に移される。そうでないと(S212にてNO)、処理はS216に移される。
S214にて、ECU160は、リッド110を閉じる制御信号をリッド開閉装置130に出力する。
S216にて、ECU160は、パドルロック装置150により充電パドル22がロック中であるか否かを判断する。充電パドル22がロック中であると(S216にてYES)、処理はS218に移される。そうでないと(S216にてNO)、この処理は終了する。
S218にて、ECU160は、パドルロック解除指令(アンロック指令)をパドルロック装置150に出力する。
S220にて、ECU160は、接続センサ142からの信号に基づいて、パドルロック解除指令が出力されてから所定時間内に、充電パドル22が受給口12から抜かれたか否かを判断する。たとえば、ECU160は、充電プラグ140と充電パドル22とが接続されている状態から接続されていない状態に変化した場合に、充電パドル22が受給口12から抜かれたと判断する。予定時間内に充電パドル22が抜かれたと判断されると(S220にてYES)、この処理は終了する。そうでないと(S220にてNO)、処理はS222に移される。
S222にて、ECU160は、パドルロック指令をパドルロック装置150に出力する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施例に係る車両制御システムにより制御されるリッド110の動作について説明する。
[充電開始時]
端末30を携帯した車両10のユーザが、充電作業を行なうために、車両10を駐車場に停止させた場合を想定する。停車直後には、ユーザが運転席に乗車しており、端末30からは、室内発信機126Aからのリクエスト信号R(1)に応答してレスポンス信号A(1)が送信される。したがって、車両10には、レスポンス信号A(1)に含まれるIDコードが記憶されている(S200にてYES、S202)。
その後、ユーザが充電作業を開始しようとして、車両10から降りて、受給口12および電力供給装置20に近づいて、電力供給装置20のリクエスト信号R(2)の発信エリアARに入ると、電力供給装置20では、端末30からのIDコードを含むレスポンス信号A(2)の受信が開始される(S100にてYES)。そのため、ユーザがIDコードを電力供給装置20に予め登録していなくても、電力供給装置20には端末30からのIDコードが自動的に受信される。
ユーザがパドル装着部24に装着されている充電パドル22をパドル装着部24から抜くと(S102にてYES、S104にYES)、レスポンス信号A(2)に含まれるIDコードおよびリッド開コマンドを含む指令信号Sが電力供給装置20から車両10に送信される(S106)。
この指令信号Sを車両10が受信し(S204にてYES)、指令信号Sに含まれるIDコードが記憶されていたIDコードと一致し(206にてYES)、充電作業者が車両10のユーザであることが確認されると、指令信号Sに含まれるリッド開コマンドに基づいて、リッド110が開かれる(S208にてYES、S210)。
このように、ユーザが充電パドル22を抜くだけでリッド110が自動的に開かれる。そのため、ユーザが車内でのリッド110の開閉操作をすることなく車外に出た場合であっても、車内または車外から鍵や操作機でリッド開操作を手動で行なう必要はない。さらに、ユーザがIDコードを電力供給装置20に予め登録する必要もない。これにより、充電開始作業の簡素化を図ることができる。
さらに、車両10は電力供給装置20経由でIDコードを受信するので、ユーザに充電意思がなく車両10の近くに電力供給装置20がない場合には、ユーザが受給口12付近に近づいてもリッド110は開かない。そのため、たとえば端末30から指令信号Sを直接受信してリッド110を開閉する場合に比べて、ユーザの充電意思に応じたリッド110の開閉を行なうことができる。
さらに、IDコードの照合結果でリッド110を開閉するので、他人が電力供給装置20近傍に来て充電パドル22を操作しても、自車のリッド110が開くことはなく、逆に、ユーザが充電パドル22を操作しても、他車のリッドが勝手に開かれることはない。そのため、電力供給装置20近傍に複数の車両が存在する場合であっても、充電意思があるユーザの車両のリッドのみを開閉することができる。
[充電終了時]
充電中に車両10から離れていたユーザが、充電作業を終了して車両10を発進させようとして、電力供給装置20近傍に戻ってきた場合を想定する。
この際、ユーザが電力供給装置20からのリクエスト信号R(2)の発信エリアARに入ると、電力供給装置20では、端末30からのレスポンス信号A(2)の受信が開始される(S100にてYES)が、充電中で充電パドル22がパドル装着部24に装着されていない(S102にてNO)ため、レスポンス信号A(2)に含まれるIDコードのみを含む指令信号Sが電力供給装置20から車両10に送信される(S108)。
この指令信号Sを車両10が受信し(S204にてYES)、指令信号Sに含まれるIDコードが記憶されていたIDコードと一致すると(206にてYES)、指令信号SにIDコードのみが含まれるため(S208にてNO、S212にてNO)、充電パドル22のロックが解除される(S216にてYES、S218)。
このように、充電作業を終了しようとしてユーザが電力供給装置20近傍に近づいただけで、充電パドル22と車両10とのロックを解除できる。そのため、ユーザの手動によるロック解除操作が不要となり、充電終了作業の簡素化を図ることができる。なお、ユーザが充電作業を終了せずに再び車両10から離れた場合には、所定時間内に充電パドル22が受給口12から抜かれないため(S220にてNO)、充電パドル22と車両10とが自動的に再びロックされ(S222)、充電パドル22が他人に使用されることはない。
充電パドル22のロック解除後に、ユーザが充電パドル22を受給口12から抜いてパドル装着部24に戻すと(S110にてYES)、IDコードおよびリッド閉コマンドを含む指令信号Sが電力供給装置20から車両10に送信され(S112)、リッド110が自動的に閉じられる(S212にてYES、S214)。これにより、充電開始作業時と同様に、充電終了作業の簡素化を図るとともに、ユーザの充電終了意思に応じてリッド110を閉じることができる。
さらに、ユーザが充電パドル22をパドル装着部24に戻したタイミングでリッド110が閉じられるため、リッド110と充電パドル22とが干渉するおそれがなく、リッド110を確実に閉じることができる。
以上のように、本実施例に係る車両制御システムによれば、ユーザが車両の充電作業時に電力供給装置と端末との通信エリア(発信エリアAR)に入ると、電力供給装置は、ユーザが携帯する端末からIDコードを受信し、ユーザの充電パドル操作に基づいて、リッド開コマンド(またはリッド閉コマンド)をIDコードとともに車両に送信する。車両は、電力供給装置からのIDコードと記憶していたIDコードとが一致する場合に、電力供給装置からのコマンドに基づいて、電力の受給口を覆うリッドを開閉する。そのため、ユーザがIDコードを電力供給装置に予め登録しなくても、またユーザが手動操作を行なわなくても、ユーザが充電しようとして充電パドルを操作するだけで、リッドの開閉を自動的に行なうことができる。その結果、充電作業の簡素化を図りつつ、車両の電力受給口の開閉をユーザの充電意思に応じて適確に行なうことができる。
なお、本実施例においては、上述の図4に示したように、電力供給装置20からのリクエスト信号R(2)の発信エリアARが、リッド110を含み、かつユーザの乗車席および荷室を含まないエリアに制限されている。そのため、充電パドル22の操作状態を判断(図7のS104、S110)することなく、ユーザが発信エリアARに入った(すなわち電力供給装置20が端末30からレスポンス信号A(2)を受信した)時点で、指令信号Sを車両10に送信するようにしてもよい。このようにしても、ユーザが車内にいる時点ではリッドを開閉せずに、その後ユーザが車外に出て発信エリアARに入った時点で、リッドを開閉することができる。その逆に、本実施例においては、上述の図7の説明で記載したように、充電パドル22が操作されたこと(図7のS104にてYES、S110にてYES)が、指令信号S(リッドの開閉コマンド)の送信条件となっている。そのため、電力供給装置20からのリクエスト信号R(2)の発信エリアARをより広い範囲に拡大したり、あるいは、パドル装着部24近傍のより狭い範囲に制限したりするようにしてもよい。このようにしても、ユーザが充電パドル22を操作した時点でリッドを開閉することができる。
また、本実施例においては、図7のS108にて、電力供給装置20がIDコードのみを含む指令信号Sを車両10に送信する場合について説明したが、たとえば、電力供給装置20がIDコードとロック解除コマンドとを含む指令信号Sを送信するようにし、車両10でロック解除コマンドを含む指令信号Sを受信した場合に、充電パドル22と車両10とのロックを解除するようにしてもよい。
また、本実施例においては、本発明に係る車両制御システムを、電力で駆動するモータを走行源とする車両に適用した場合について説明したが、本発明に係る車両制御システムを適用できる車両は、これに限定されない。たとえば、本発明に係る車両制御システムを、エンジンを走行源とする車両に適用し、燃料給油ノズルが挿入される給油口の開閉を自動的に制御するようにしてもよい。
<第1の実施例の変形例>
上述の第1の実施例に係る車両制御システムにおける車両10および電力供給装置20の制御構造に、以下の図9および図10に示す制御構造を追加するようにしてもよい。
図9を参照して、本変形例に係る電力供給装置20におけるECU250が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、このプログラムは、予め定められたサイクルタイムで繰り返し実行される。
S150にて、ECU250は、端末30からのレスポンス信号A(2)の受信が終了したか否かを判断する。レスポンス信号A(2)の受信が終了すると(S150にてYES)、処理はS152に移される。そうでないと(S150にてNO)、この処理は終了する。
S152にて、ECU250は、パドル位置センサ240からの信号に基づいて、充電パドル22がパドル装着部24に装着されているか否かを判断する。装着されていると判断されると(S152にてYES)、この処理は終了する。そうでないと(S152にてNO)、処理はS154に移される。S154にて、ECU250は、IDレス信号を車両10に送信する。
図10を参照して、本変形例に係る車両10におけるECU160が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、このプログラムは、予め定められたサイクルタイムで繰り返し実行される。
S250にて、ECU160は、電力供給装置20からのIDレス信号を受信したか否かを判断する。IDレス信号を受信すると(S250にてYES)、処理はS252に移される。そうでないと(S250にてNO)、この処理は終了する。
S252にて、ECU160は、IDレス信号を受信してからの所定時間内に、IDコードを受信したか否かを判断する。なお、このIDコードは、端末30からのレスポンス信号A(1)に含まれる場合であっても、電力供給装置20からの指令信号Sに含まれる場合であってもよい。所定時間内にIDコードを受信すると(S252にてYES)、この処理は終了する。そうでないと(S252にてNO)、処理はS254に移される。
S254にて、ECU160は、充電パドル22と車両10とをロックする指令をパドルロック装置150に出力する。これにより、パドルロック装置150が作動し、充電パドル22が受給口12に挿入された状態でロックされる。
このようにすると、ユーザが車両10の充電中に車両10から離れると(S150にてYES)、充電パドル22が受給口12に挿入された状態であるため(S152にてNO)、IDレス信号が電力供給装置20から車両10に送信される(S154)。車両10がIDレス信号を受信してから所定時間が経過すると(S250にてYES、S252にてNO)、充電パドル22がロックされる(S254)。これにより、ユーザが充電中に車両10から離れる場合に、充電パドル22を自動的にロックして、他人による充電パドル22の無断使用を防止することができる。
<第2の実施例>
以下、本実施例に係る車両制御システムについて説明する。本実施例に係る車両制御システムは、上述の第1の実施例に係る車両制御システムの構成と比較して、車両10に代えて、車両1010を含む点が異なる。これら以外の構成は、上述の第1の実施例に係る車両制御システムの構成と同じ構成である。同じ構成については同じ参照符号が付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図11を参照して、本実施例に係る車両制御システムを構成する車両1010について説明する。車両1010は、上述の第1の実施例に係る車両10と比較して、車両制御部100に代えて、車両制御部1100を含む点、駆動システム作動センサ1170、ドア開閉センサ1172およびドアロック装置1174をさらに含む点が異なる。車両制御部1100は、車両制御部100と比較して、ECU160に代えて、ECU1160を含む点が異なる。ECU1160は、ECU160と比較して、実行されるプログラムの制御構造のみが異なる。これら以外の構成は、上述の第1の実施例に係る車両10の構成と同じ構成である。同じ構成については同じ参照符号が付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
駆動システム作動センサ1170は、車両1010の駆動システムが作動しているか否かを検出し、検出結果を表わす信号をECU1160に送信する。
ドア開閉センサ1172は、車両1010のフロントドア、リヤドア、ラゲージドアなどの各ドアの開閉状態を検出し、検出結果を表わす信号をECU1160に送信する。
ドアロック装置1174は、ECU1160からの指令により、各ドアが閉じられた状態で各ドアをロックまたはアンロックする装置である。
ECU1160は、上述の第1の実施例に係るECU160で実行されるプログラムの制御構造に加えて、以下の図12に説明するプログラムの制御構造を備える。なお、ECU1160は、必ずしもECU160で実行されるプログラムの制御構造を備えていることに限定されず、以下の図12に説明するプログラムの制御構造のみを備えるようにしてもよい。
図12を参照して、ECU1160が実行するプログラムの制御構造について説明する。このプログラムは、予め定められたサイクルタイムで繰り返し実行される。なお、図12に示したフローチャートの中で、前述の図8に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについて処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
S1200にて、ECU1160は、接続センサ142からの信号に基づいて、充電プラグ140と充電パドル22とが接続されているか否かを判断する。接続されていると(S1200にてYES)、処理はS204に移される。そうでないと(S1200にてNO)、この処理は終了する。
S1202にて、ECU1160は、駆動システム作動センサ1170からの信号に基づいて、車両1010の駆動システムが停止しているか否かを判断する。停止していると(S1202にてYES)、処理はS1204に移される。そうでないと(S1202にてNO)、この処理は終了する。
S1204にて、ECU1160は、ドア開閉センサ1172からの信号に基づいて、車両1010の全てのドアが閉じられているか否かを判断する。全てのドアが閉じられていると(S1204にてYES)、処理はS1206に移される。そうでないと(S1204にてNO)、この処理は終了する。
S1206にて、ECU1160は、全ドアをロックする指令をドアロック装置1174に送信する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施例に係る車両1010の各ドアの動作について説明する。
端末30を携帯した車両1010のユーザが、充電作業を行なうために、車両1010を駐車場に停止させて駆動システムを停止した場合を想定する。停車直後には、ユーザが運転席に乗車しており、端末30からは、室内発信機126Aからのリクエスト信号R(1)に応答してレスポンス信号A(1)が送信される。したがって、車両10には、レスポンス信号A(1)に含まれるIDコードが記憶されている(S200にてYES、S202)。
ここで、充電にはある程度の時間がかかるため、充電が終了するまでは、ユーザは車両1010から離れた場所(たとえば自宅内など)で待機することが多い。したがって、充電作業開始時には、ユーザは、車両室内での用事を全て済ませた後、車両1010から降りて全ドアを閉め、充電パドル22を充電プラグ140に接続した後に、車両1010から離れることが多い。
そこで、ユーザが充電パドル22を充電プラグ140に接続した場合(S1200にてYES)、電力供給装置20からの指令信号Sに含まれるIDコードが記憶されていたIDコードと一致し(206にてYES)、駆動システムが停止し(S1202にてYES)、全てのドアが閉じられていると(S1204にてYES)、全ドアがロックされる(S1206)。
このように、ユーザが充電作業を開始するだけで全ドアが自動的にロックされる。そのため、ユーザが鍵や操作機でドアロック操作を手動で行なう必要はない。さらに、ユーザがIDコードを電力供給装置20に予め登録する必要もない。これにより、充電作業開始後に車両1010を離れる際のドアロック操作の簡素化を図ることができる。
さらに、車両1010は電力供給装置20経由でIDコードを受信するので、端末30からのIDコードを受信するアンテナをリッド110付近に新たに設ける必要がない。さらに、IDコードの照合が電力供給装置20ではなく車両1010で行なわれるので、車両のユーザは、予め自車のIDコードを電力供給装置20に記憶することなく本システムを利用することができる。
以上のように、本実施例に係る車両制御システムによれば、ユーザが車両から降りて充電パドルを充電プラグに接続して充電作業を開始すると、駆動システムが停止していることおよび全ドアが閉じられていることを条件として、全ドアが自動的にロックされる。これにより、充電作業開始後にユーザが車両を離れる際に、ユーザの手動によるドアロック操作が不要となり、ドアロック操作の簡素化を図ることができる。
なお、本実施の形態において、ユーザがドアロックを要求していることを入力するための入力ボタンを充電パドル22に別途設け、ユーザが充電パドル22を充電プラグ140に接続した状態でこの入力ボタンを操作したことをトリガにして、ECU1160がドアロックを実行するようにしてもよい。このように構成することで、充電時におけるドアロック操作をユーザが任意に選択することができるため、利便性がさらに向上する。
<第2の実施例の変形例(その1)>
上述の第2の実施例に係るドアロック条件を、本変形例において以下のように変形してもよい。すなわち、本変形例において、車両1010のリッド110付近に、端末30からのIDコードを受信するリッド用アンテナを新たに設け、上述の図12に代えて、図13に示す制御構造のプログラムをECU1160が実行するようにしてもよい。
図13を参照して、本変形例に係るECU1160が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、図13に示したフローチャートの中で、上述の図12に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについて処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
S1250にて、ECU1160は、リッド用アンテナ経由でIDコードを受信したか否かを判断する。受信したと判断されると(S1250にてYES)、処理はS1252に移される。そうでないと(S1250にてNO)、この処理は終了する。
S1252にて、ECU1160は、記憶されていたIDコード(レスポンス信号A(1)に含まれていたIDコード)とリッド用アンテナ経由で受信したIDコードとが一致するか否かを判断する。一致すると(S1252にてYES)、処理はS1202に移される。そうでないと(S1252にてNO)、この処理は終了する。
このようにすると、リッド用アンテナを新たに設ける必要があるが、電力供給装置20との通信を行なうことなく全ドアを自動的にロックして、ドアロック操作の簡素化を図ることができる。
<第2の実施例の変形例(その2)>
上述の第2の実施例に係るドアロック条件を、本変形例において以下のように変形してもよい。すなわち、本変形例において、上述の図12に代えて、図14に示す制御構造のプログラムをECU1160が実行するようにしてもよい。
図14を参照して、本変形例に係るECU1160が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、図14に示したフローチャートの中で、上述の図12に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
S1260にて、ECU1160は、所定時間全ドアが閉じられた状態が維持されているか否かを判断する。所定時間全ドアが閉じられた状態が維持されていると(S1260にてYES)、処理はS1206に移される。そうでないと(S1260にてNO)、この処理は終了する。
このようにすると、充電作業者が車両10のユーザであることをIDコードにより確認することはできないが、リッド用アンテナを新たに設けることなくかつ電力供給装置20との通信を行なうことなく全ドアを自動的にロックして、ドアロック操作の簡素化を図ることができる。
なお、第2の実施例では、充電開始時、IDコードが一致し、かつ充電パドル22と車両10の充電プラグ140とが接続されている場合に、ドアをロックするという例を説明したが、ユーザがこれから車両1010に乗ろうとして受給口12付近に近づいた時、IDコードが一致し、かつ、その後充電パドル22が車両1010の充電プラグ140から外された場合に、全ドアをアンロックするように構成してもよい。
今回開示された実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

Claims (9)

  1. 給装置からのエネルギを受給するためのエネルギ受給口とユーザによって開閉される少なくとも1つ以上のドアとを備えた車両の制御装置であって、前記供給装置には、前記車両へのエネルギ供給時に前記エネルギ受給口に接続されるコネクタが備えられ、
    前記制御装置は、
    前記コネクタと前記エネルギ受給口とが接続されているか否かを検出するセンサと
    前記ドアをロックするためのドアロック装置と
    前記ドアロック装置に接続された制御ユニットとを含み、
    前記制御ユニットは、所定条件が成立した場合に前記ドアをロックするように前記ドアロック装置を制御し、
    前記所定条件は、前記コネクタと前記エネルギ受給口とが接続されていることを前記センサが検出したという条件を含む、車両の制御装置。
  2. 前記所定条件は、前記ドアが閉じられた状態であるという条件、前記ドアが閉じられた状態が所定時間維持されているという条件、前記車両を駆動させる駆動システムが停止しているという条件の少なくともいずれかの条件をさらに含む、請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記供給装置は、前記ユーザが携帯可能な端末から送信された前記車両の固有情報を受信して前記制御装置に送信し、
    前記制御装置は、前記制御ユニットに接続され、前記供給装置から送信された前記固有情報を受信する受信機をさらに含み、
    前記所定条件は、前記受信機で受信された前記固有情報と前記制御ユニットに予め記憶された固有情報とが一致するという一致条件をさらに含む、請求項1に記載の車両の制御装置。
  4. 前記制御装置は、前記制御ユニットに接続され、前記エネルギ受給口を覆う蓋部を開閉するための開閉装置をさらに含み、
    前記制御ユニットは、前記一致条件が成立する場合に前記開閉装置を制御する、請求項3に記載の車両の制御装置。
  5. 前記制御装置は、前記制御ユニットに接続され、前記コネクタと前記エネルギ受給口との接続をロックするためのコネクタロック装置をさらに含み、
    前記制御ユニットは、前記一致条件が成立する場合に前記コネクタロック装置を制御する、請求項3に記載の車両の制御装置。
  6. 前記供給装置は、予め定められた範囲に要求信号を送信し、前記端末は、前記供給装置からの前記要求信号を受信した場合に前記固有情報を前記供給装置に送信し、
    前記予め定められた範囲は、前記供給装置から前記車両へのエネルギ供給が可能な位置に前記車両が存在する状態において、前記エネルギ受給口を含み、かつ前記車両の乗車席を含まない範囲に設定される、請求項4または5に記載の車両の制御装置。
  7. 前記車両は、前記ユーザが携帯可能な端末から送信された前記車両の固有情報を、前記エネルギ受給口付近に設けられた受信機で受信し、
    前記所定条件は、前記エネルギ受給口付近に設けられた前記受信機で受信された前記固有情報と前記制御ユニットに予め記憶された固有情報とが一致するという一致条件をさらに含む、請求項1に記載の車両の制御装置。
  8. 前記コネクタには、前記ドアをロックすることを要求していることを示すロック要求を前記ユーザが入力するための入力部が設けられ、
    前記所定条件は、前記ロック要求が入力されたという条件をさらに含む、請求項1に記載の車両の制御装置。
  9. 給装置からのエネルギを受給するエネルギ受給口とユーザによって開閉される少なくとも1つ以上のドアとを備えた車両を制御する制御ユニットが行なう制御方法であって、前記供給装置には、前記車両へのエネルギ供給時に前記エネルギ受給口に接続されるコネクタが備えられ、前記制御ユニットには、前記ドアをロックするためのドアロック装置と、前記コネクタと前記エネルギ受給口とが接続されているか否かを検出するセンサとが接続され、
    前記制御方法は、
    前記コネクタと前記エネルギ受給口とが接続されていることを前記センサが検出したか否かを判断するステップと、
    前記コネクタと前記エネルギ受給口とが接続されていることを前記センサが検出したという条件を含む所定条件が成立した場合に、前記ドアをロックするように前記ドアロック装置を制御するステップとを含む、車両の制御方法。
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