JP5116711B2 - 保護カバー - Google Patents

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Description

本発明は、所要の架線工事を行う際に使用される配線器具、あるいは引下線を接続するために、電線の絶縁被覆を剥がして露出させた芯線部位を保護するようにした保護カバーに関する。
従来より、所要の工事を行う際に使用される配線器具を接続する架線工事として、例えば、露出せしめた電線の芯線部位を挟持して、電線を張線状態にした引留箇所においては、点検などを行う場合、作業の安全を図るべく、給電を停止させた後に、引留箇所の近傍部位において、間接活線用被覆剥離工具によって、新たに絶縁被覆を剥離して芯線を露出させた後、該芯線部位に、電気的に直列接続された3つのクリップからなる接地短絡器具(配線器具)を接続して、電線と大地との間を接地短絡することが行われている。
また、電柱に架線されている電線から引下線を分岐して変圧器に接続する分岐箇所においては、間接活線用被覆剥離工具によって、その電線の絶縁被覆を剥がして引下線をコネクタにより導通接続することが行われている。
なお、前記接地短絡器具及び被覆剥離用工具については、例えば特許文献1,2に開示されているものがある。
実開平7−7076号公報 特開平7−177631号公報
したがって、前記引留箇所では、接地短絡器具を接続しようとすれば、所定幅の絶縁被覆を新たに剥がす作業が必要になるため、その作業に多大の労力と時間を要するという問題がある。
また、前記分岐箇所においても、架線に分岐線を接続しようとすれば、引留箇所と同様の問題が生じる。
そこで、本発明は、上記問題点を鑑み、所要の架線工事を行う際に使用される配線器具、あるいは、引下線を接続する際に行う絶縁被覆の剥がし作業をできるだけ少なくできるようにした保護カバーを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る保護カバーは、ヒンジ部4を介して開閉自在に連結されると共に、閉じられた状態で、露出せしめた電線Dの芯線部位が挿通される電線挿通路9を内部に形成する一対のカバー体3,3を備える主カバー2と、前記電線挿通路9の開口端部を介して前記主カバー2内に出退自在に設けられ、前記芯線部位の露出長を延長して前記開口端部から外部に臨出させた芯線端部S'を保護する補助カバー15とから構成される保護カバーであって、前記補助カバー15の先端部には、下方から斜め上方に立ち上がる傾斜部が形成され、前記補助カバー15の外面の上部には、前記開口端部に対する補助カバー15の挿入位置を位置決めできるように、かつ、補助カバー15を挿入しやすいように、曲面で構成される一対の位置決め用突起18,19が所定の間隔をおいて形成され、前記補助カバー15の外面の上部であって、位置決め用突起18よりも内方には、前記開口端部の内面に係止して補助カバー15を抜け止めする係止用突起20が形成され、前記補助カバー15の主カバー2側の外面の下部には、前記各カバー体3,3の合わせ目に沿って補助カバー15が挿入及び引き出されるように、かつ、前記開口端部に対して補助カバー15が回転しないように、薄板状の小なる第一突片23が形成され、前記補助カバー15の前記芯線端部S'の絶縁被覆の端部側の外面の下部には、間接活線用把持具によって把持されて、前記補助カバー15を前記開口端部を介して前記主カバー2内に出退させるための薄板状の大なる第二突片24が形成されることを特徴とする。
この場合、補助カバー15が、主カバー2の電線挿通路9の開口端部を介して主カバー2内に出退できるので、通常時、外部に臨出する電線Dの芯線端部S'は、補助カバー15によって保護される。一方、架線工事による配線器具、あるいは、引下線の接続時、補助カバー15を主カバー2側または絶縁被覆側に移動させるだけで、前記芯線端部S'が露出されるので、配線器具や引下線を簡単に接続できる。また、前記芯線端部S'は、主カバー2の電線挿通路9に挿通される芯線部位の露出長よりも余分に剥がされることによって形成されるので、接地短絡器具などの配線器具を接続する場合は、絶縁被覆の剥がし作業が不要になる。つまり、工事作業の効率化が図れるようになる。
また、補助カバー15の一対の位置決め用突起18,19の間に、主カバー2の電線挿通路9の開口端部を位置させることで、補助カバー15を適正な位置、即ち外部に臨出する芯線端部S'を保護できる位置に位置決めできる。つまり、通常時における芯線端部S'の安全対策が講じられる。
また、電線挿通路9の開口端部が該開口端部の内側に位置する位置決め用突起18を越える位置まで、補助カバー15を引き出したとしても、係止用突起20が電線挿通路9の開口端部の内面に係止するようになるので、主カバー2から補助カバー15が必要以上に引き抜けなくなる。即ち、補助カバー15を主カバー2から強引に引き抜こうとしても、外部に臨出する芯線端部S'が保護されている状態が維持される。
また、主カバー2の一対のカバー体3,3の合わせ目に、補助カバー15の突片23が挿入されるようになるので、該突片23が、主カバー2に対する補助カバー15の挿入及び引き出しのガイドになり、円滑な出退、即ち補助カバー15の往復動が可能になると共に、前記電線挿通路9の開口端部における補助カバー15の回転止めになる。
また、突片24を間接活線用把持具によって把持することで、前記芯線端部S'を露出したり、被覆したりする操作を容易に行えるようになる。つまり、工事の作業効率の向上が図れる。
また、本発明によれば、前記芯線端部S'を被覆する適正位置を目視できるように、識別表示部25を前記補助カバー15に設けるような構成を採用することもできる。
この場合、前記芯線端部S'を被覆する適正位置を目視できるように、補助カバー15に識別表示部25を設けるようにしたので、補助カバー15の位置ずれによる前記芯線端部S'の露出を防止できる。換言すれば、外部に臨出する芯線端部S'を常に保護できる。
また、本発明によれば、前記芯線端部S'を覆う適正位置よりも引き出されたことを目視できるように、識別表示部26を前記補助カバー15に設けるような構成を採用することもできる。
この場合、識別表示部26を視認することによって、前記適正位置よりも補助カバー15が引き出されたことを認識できるようにしたので、補助カバー15の引き出しすぎによる、芯線端部S'の露出を防止できる。即ち、外部に臨出する芯線端部S'を補助カバー15によって常に保護できるようになる。
以上のように、本発明によれば、主カバーの内部に形成される電線挿通路に挿通される電線の芯線部位の露出長を延長して、外部に臨出させた芯線端部を、該電線挿通路の開口端部に対して出退できる補助カバーによって、露出したり、被覆したりするようにしたので、電線の絶縁被覆の剥がし作業に対する労力の軽減と時間短縮を行うことができる。
本発明の実施形態に係る保護カバーを示し、補助カバーを主カバーに実装した状態を示す側面図。 図1の断面図。 (a)は補助カバーを示す斜視図、(b)は補助カバーを径方向に切断した断面図。 (a)は参考例1に係る保護カバーを示す側面図、(b)は正面図。 図3の保護カバーを構成する一対の被覆部を開いた状態を示す平面図。 参考例2に係る保護カバーを示し、一対の被覆部を開いた状態を示す図。
以下、本発明の実施形態に係る保護カバーについて、図1〜図5を参照しつつ説明する。なお、本実施形態においては、「背景技術」で説明した「電線の引留箇所」を例にとって説明する。
まず、本実施形態に係る保護カバー1は、図1に示すように、ヒンジ部4を介して開閉自在に連結される一対のカバー体3,3を備えた主カバー2と、露出せしめた電線Dの芯線Sを上方から跨ぐように被覆する補助カバー15とで構成されている。
主カバー2は、図1及び図2に示すように、線対称に配置された一対のカバー体3,3がヒンジ部4で開閉自在に連結され、前記一対のカバー体3,3には、引留クランプ5を覆うカバー本体部6のまわりに、電線Dを引き込むための電線挿入筒部7、及び、電線(縁線)D'を引き出すための電線引出筒部8で構成される電線挿通路9と、耐張碍子10の連結部材11を覆うための碍子連結部12とを備えている。
補助カバー15は、図3(a)、(b)に示すように、外観視略筒状を呈している。下側の外周面に軸方向に沿って開口部16が形成され、自体の弾性によって対向する開口端部16a,16aが近接離間するようになっている。そして、補助カバー15は、露出せしめた電線Dの芯線部位を上方から跨ぐように覆っている。また、補助カバー15は、基端部の外面に鍔部17が形成され、基端部の内面が、電線Dの絶縁被覆の外周面に当接すると共に、先端部側の内面が芯線Sを覆う。また、補助カバー15は、中途部の外面の上側に、所定の間隔をおいて一対の位置決め用突起18,19が形成されている。また、補助カバー15は、先端部の外面の上側に、主カバー2の電線挿入筒部7の開口端部の内面に係止する係止用突起20が形成されている。また、補助カバー15は、先端部21において、下方から斜め上方に立ち上がる傾斜部を有している。そして、補助カバー15は、図3(b)に示すように、略筒状の空洞部22が形成され、該空洞部22において、芯線Sを覆うことになる。
また、各位置決め用突起18,19の間に、主カバー2の電線挿入筒部7の開口端部を位置させることで、主カバー2に対して補助カバー15を適正な位置、即ち芯線端部S'を覆う位置に位置決めできる。但し、位置決め用突起18,19は、前記電線挿入筒部7の開口端部に対する抵抗が少なくなるようにドーム状の曲面になっているので、それ自体では電線挿入筒部7の開口端部に対して位置規制できるものではなく、位置決め用突起18,19の間に位置させることでの位置決め可能な構成になっている。したがって、位置決め用突起18,19に対する摩擦抵抗よりも大きな力で補助カバー15を動かせば、電線挿入筒部7の開口端部に対する出退は可能になる。このため、補助カバー15の移動を目で確認するための、後述する識別表示部25,26が必要になるのである。また、電線挿入筒部7の開口端部が、該開口端部の内側に位置する位置決め用突起18を越える位置まで補助カバー15が引き出されたとしても、係止用突起20が開口端部の内面に係止するようになるので、主カバー2から補助カバー15が引き抜けなくなる。即ち、補助カバー15の主カバー2からの抜けを防止することで、主カバー2から外部に臨出する芯線端部S'の保護を確実にしている。
また、補助カバー15は、主カバー2の電線挿入筒部7において、カバー体3,3の各開閉端部の隙間を移動すると共に、間接活線用把持具(ヤットコ)で把持される第一突片23が、電線挿入筒部7の開口端部側、即ち先端部の外面の下側に、軸線に対して直交する方向に形成されている。そして、電線挿入筒部7の開口端部に補助カバー15を挿入する際に、第一突片23が、カバー体3,3の各開閉端部の隙間に挿入されるので、該第一突片23が挿入及び引き出しのガイドになり、円滑な出退が可能になる。なお、第一突片23は、後述する第二突片24よりも小さく形成されている理由としては、上述したカバー体3,3の各開閉端部の隙間を移動しやすいようにするためである。したがって、第一突片23の挿入側に傾斜部を形成するようにしてもよい。また、第一突片23がカバー体3,3の各開閉端部の隙間に挿入された状態においては、補助カバー15の回転止めの役目を担っている。
また、補助カバー15は、電線挿入筒部7の開口端部を介して主カバー2内に対する出退操作を行うための第二突片24が、前記芯線端部S'の絶縁被覆の端部側、即ち基端部の外面の下側に、軸線に対して直交する方向に形成されている。そして、この第二突片24を間接活線用把持具で把持して、補助カバー15の位置を軸線に沿ってずらす、即ち芯線端部S'が外部に露出するように補助カバー15を移動させることで、接地短絡器具などの配線器具の接続及び取り外しを容易に行うことができるようになる。なお、第二突片24は、上述した第一突片23よりも大きくしている理由は、間接活線用把持具で把持しやすく、且つ、補助カバー15の出退操作をしやすくするためである。
また、補助カバー15は、芯線端部S'を被覆できる適正位置であることを目視できるように、基端部側に位置する位置決め用突起19の位置に、幅小の帯状の識別表示部25が塗布されている。そして、作業者は、この識別表示部25を目視することで、主カバー2の内部に補助カバー15が入り込むようなことがなく、外部に臨出する芯線端部S'を常に保護できる。
また、補助カバー15は、前記適正位置よりも引き出された、即ち芯線端部S'が外部に露出した状態であることを認識できるように、先端部側に位置する位置決め用突起18から係止用突起20の手前の位置にかけての範囲に幅広の帯状の識別表示部26が塗布されている。そして、作業者は、識別表示部26を目視すれば、「引き出しすぎ」であることを認識し、識別表示部26が見えない位置まで、補助カバー15を戻すようにする。つまり、主カバー2から補助カバー15を不用意に引き出すことが防止される。その結果、前記芯線端部S'を保護できる。なお、識別表示部25,26は、補助カバー15の外周面に帯状に塗布するようにしたが、テープを巻くようにしてもよく、目視できる位置に点在するように、テープや塗料で表示するようにしてもよい。
つぎに使用態様について図2を参照して説明する。まず、引留箇所を構築する際、即ち、電線Dの絶縁被覆を剥がす際に、所要の架線工事を行う際に使用される配線器具(例えば接地短絡器具)を接続できるように、主カバー2の内部に形成される電線挿通路(電線挿入筒部7及び電線引出筒部8)9に挿通される電線Dの芯線部位を予め多く露出させておき、電線挿入筒部7の開口端部から芯線端部S'を外部に臨出するようにしておく。
そして、芯線端部S'を補助カバー15で保護できるように、間接活線用把持具によって、補助カバー15の互いの開口端部16a,16aを互いに異なる方向に押圧して押し広げた状態にし、該芯線端部S'の上方に位置させる。この際、補助カバー15の先端部は、電線挿通路9の開口端部から少し離間させ、基端部は、芯線端部S'の絶縁被覆の端部の上方に位置させておく。
つぎに、上述した状態から補助カバー15の開口部16から芯線端部S'を内部に入り込ませ、該芯線端部S'を覆うようにすると、絶縁被覆の端部の外面に、補助カバー15の基端部の内面が当接し、該基端部を除く部位が、外部に臨出する芯線端部S'と、主カバー2の電線挿入筒部7に位置する芯線Sとを覆うことになる。
そして、間接活線用把持具で第二突片24を把持して、補助カバー15の先端部を主カバー2の電線挿入筒部7の開口端部に挿入する。この際、第一突片23が主カバー2の各カバー体3,3の開閉端部の隙間に入り込むことで、電線挿入筒部7に補助カバー15の先端部がガイドされながら円滑に挿入される。そして、電線挿入筒部7の開口端部が、補助カバー15の各位置決め用突起18を乗り越えて,各位置決め用突起18,19の間に位置することで、補助カバー15が、外部に臨出する芯線端部S'と電線挿入筒部7の開口端部とに跨るようになり、補助カバー15に対する主カバー2の位置が位置決めされる。即ち、前記芯線端部S'が補助カバー15によって保護された状態になる。
そして、接地短絡器具を前記芯線端部S'に接続する場合は、補助カバー15の第二突片24を間接活線用把持具で把持して、補助カバー15を主カバー2の電線挿入筒部7にさらに挿入し、補助カバー15の基端部を、前記芯線端部S'の絶縁被覆の端部から離間させ、前記芯線端部S'を露出させる。この際も、前記と同様に、カバー体3,3の各開閉端部の隙間に、補助カバー15の第一突片23が挿入することで、電線挿入筒部7に対して補助カバー15が円滑に挿入されることになる。そして、露出した前記芯線端部S'に配線器具(接地短絡器具)を接続する。
架線工事終了後、第二突片24を間接活線用把持具で把持して、補助カバー15を絶縁被覆側に移動させ、補助カバー15の基端部の空洞部22を前記芯線端部S'の絶縁被覆の端部に押し込み、前記芯線端部S'を補助カバー15で覆う。この際、作業者は、補助カバー15が引き出しすぎないように、識別表示部25を目視することで、補助カバー15を適正な位置、即ち主カバー2の電線挿入筒部7の開口端部から見えない位置に引き出す。
なお、前記実施形態の場合、主カバー2の電線挿通路9の開口端部に対して、補助カバー15を出退するようにしたが、電線挿入筒部7の内周面に螺旋溝を形成し、該螺旋溝に摺動する突起を補助カバーの外周面に形成し、電線挿入筒部7の開口端部に対して補助カバーが相対回転するようにしてもよい。また、電線挿入筒部7の開口端面に着脱される鍔部を補助カバーの先端部に突設するようにしてもよい。要は、電線挿入筒部7の開口端部から外部に臨出する芯線端部S'を被覆したり、露出させたりできるように、補助カバーを構成すればよい。
つぎに参考例1に係る保護カバー1Aについて図4(a)、(b)及び図5を参照して説明する。図2と異なる点は、主カバー2Aと補助カバー30とが一体化され、さらに、該補助カバー30が、主カバー2Aの電線挿通路9Aの開口端部に開閉自在に設けられた点である。補助カバー30は、図4(a)、(b)に示すように、主カバー2Aの電線挿通路9Aの開口端部に連設される円錐台形状の連結部31と、該連結部31にヒンジ部32を介して開閉自在にされた一対の被覆部33,33とを備えている。該各被覆部33,33は、連結部31から軸外方向に延出されている。なお、符号34は、間接活線用把持具で把持するための一対の突片であり、各被覆部33,33の下側の外面に鉛直方向に突設されている。そして、図4(b)に示すように、各被覆部33,33は、閉じられた状態においては、対向する端面間に隙間が形成されるが、外観視略円筒状を呈している。また、上記突片34,34は、対向する内面が平坦に形成されると共に、一方の突片34の外面は平坦に形成され、他方の突片34の外面は、上側が厚く、下側が薄くなるように傾斜して形成されている。
そして、前記芯線端部S'を外部に露出させる場合は、一対の突片34,34を間接活線用把持具で把持して、一対の被覆部33,33を、ヒンジ部32を支点にして互いに離間する方向に順次回動させる(図5参照)。また、前記芯線端部S'を被覆する場合は、離間した被覆部33,33を互いに近接するように回動させる。
つぎに参考例2に係る保護カバー1Bについて図6を参照して説明する。図2と異なる点は、前記参考例1と同様に、主カバー2Bと補助カバー35とが一体化され、さらに、補助カバー35が、主カバー2Bの電線挿通路9Bの開口端部に開閉自在に設けられた点である。該補助カバー35は、各カバー体3B,3Bのヒンジ部4Bに延長するように設けられたヒンジ部36と、該ヒンジ部36に開閉自在に連結され、且つ、電線挿入筒部7の各円弧状部から軸外方向に沿って延出された一対の被覆部37,37とを有している。なお、符号38は、間接活線用把持具で把持するための一対の突片であり、各被覆部37,37の下側の外面に鉛直方向に突設されている。また、各被覆部37,37は、閉じられた状態においては、略円錐台形状になる。
そして、前記参考例1と同様に、前記芯線端部を露出させる場合は、各突片38,38を間接活線用把持具で把持して、一対の被覆部37,37を、ヒンジ部36を支点にして互いに離間する方向に順次回動させて、前記芯線端部を露出させる(図示せず)。また、前記芯線端部を被覆する場合は、離間した被覆部37,37を互いに近接するように回動させて、前記芯線端部を覆うようにする。
1,1A,1B…保護カバー、2,2A,2B…主カバー、3,3A,3B…カバー体、5,5A,5B…引留クランプ、6,6A,6B…カバー本体部、7,7A,7B…電線挿入筒部、8,8A,8B…電線引出筒部、9,9A,9B…電線挿通路、10…耐張碍子、11…連結部材、12,12A,12B…碍子連結部、15,30,35…保護カバー、16…開口部、16a…開口端部、33,37…被覆部、4,4A,32,36…ヒンジ部、17…鍔部、18,19…位置決め用突起、20…係止用突起、21…先端部の端部、22…空洞部、23…第一突片、24…第二突片、25,26…識別表示部、34,38…突片、D…電線、D'…電線(縁線)、S…芯線、S'…芯線端部、H…隙間

Claims (3)

  1. ヒンジ部(4)を介して開閉自在に連結されると共に、閉じられた状態で、露出せしめた電線(D)の芯線部位が挿通される電線挿通路(9)を内部に形成する一対のカバー体(3,3)を備える主カバー(2)と、
    前記電線挿通路(9)の開口端部を介して前記主カバー(2)内に出退自在に設けられ、前記芯線部位の露出長を延長して前記開口端部から外部に臨出させた芯線端部(S')を保護する補助カバー(15)とから構成される保護カバーであって、
    前記補助カバー(15)の先端部には、下方から斜め上方に立ち上がる傾斜部が形成され、
    前記補助カバー(15)の外面の上部には、前記開口端部に対する補助カバー(15)の挿入位置を位置決めできるように、かつ、補助カバー(15)を挿入しやすいように、曲面で構成される一対の位置決め用突起(18,19)が所定の間隔をおいて形成され、
    前記補助カバー(15)の外面の上部であって、位置決め用突起(18)よりも内方には、前記開口端部の内面に係止して補助カバー(15)を抜け止めする係止用突起(20)が形成され、
    前記補助カバー(15)の主カバー(2)側の外面の下部には、前記各カバー体(3,3)の合わせ目に沿って補助カバー(15)が挿入及び引き出されるように、かつ、前記開口端部に対して補助カバー(15)が回転しないように、薄板状の小なる第一突片(23)が形成され、
    前記補助カバー(15)の前記芯線端部(S')の絶縁被覆の端部側の外面の下部には、間接活線用把持具によって把持されて、前記補助カバー(15)を前記開口端部を介して前記主カバー(2)内に出退させるための薄板状の大なる第二突片(24)が形成されることを特徴とする保護カバー。
  2. 前記補助カバー(15)は、前記芯線端部(S')を被覆する適正位置を目視できるように、識別表示部(25)が設けられることを特徴とする請求項1に記載の保護カバー。
  3. 前記補助カバー(15)は、前記芯線端部(S')を覆う適正位置よりも引き出されたことを目視できるように、識別表示部(26)が設けられることを特徴とする請求項に記載の保護カバー。
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