JP2016171655A - 間接活線工事用端末キャップ - Google Patents

間接活線工事用端末キャップ Download PDF

Info

Publication number
JP2016171655A
JP2016171655A JP2015049432A JP2015049432A JP2016171655A JP 2016171655 A JP2016171655 A JP 2016171655A JP 2015049432 A JP2015049432 A JP 2015049432A JP 2015049432 A JP2015049432 A JP 2015049432A JP 2016171655 A JP2016171655 A JP 2016171655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal cap
terminal
wire
indirect hot
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015049432A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6464838B2 (ja
Inventor
貴宏 江▲角▼
Takahiro Esumi
貴宏 江▲角▼
博行 錦織
Hiroyuki Nishikiori
博行 錦織
達也 永和
Tatsuya Eiwa
達也 永和
賢司 宇津巻
Kenji Utsumaki
賢司 宇津巻
雅文 平川
Masafumi Hirakawa
雅文 平川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2015049432A priority Critical patent/JP6464838B2/ja
Publication of JP2016171655A publication Critical patent/JP2016171655A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6464838B2 publication Critical patent/JP6464838B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulating Bodies (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)

Abstract

【課題】高圧配電線に着脱自在な間接活線工事用端末キャップを提供する。
【解決手段】間接用端末キャップ10は、無充電警報器1と端末キャップ2を備える。開閉自在な一対の把持腕9a・9bを先端部に有する絶縁操作棒9を用いて、無充電警報器1は、高圧配電線Whに着脱できる。端末キャップ2は、無充電警報器1の側面に固定している。端末キャップ2は、略鉛直方向に配置されている。端末キャップ2は、入口21hを下面に開口している。入口21hには、被覆Wiが剥離された電線Wの端末を内部に挿入できる。間接用端末キャップ10は、端末キャップ2の先端部が上向きになる状態を維持できる。これにより、間接用端末キャップ10から電線Wが容易に脱落することを防止できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、間接活線工事用端末キャップに関する。特に、電柱に架設された高圧配電線から分岐された縁線などを間接活線作業で切断した場合に、被覆が剥離された縁線の端末を絶縁体で覆って保護でき、切断後の芯線が装柱機器に接触することを防止できる間接活線工事用端末キャップの構造に関する。
高圧配電線を無停電状態で配電工事を行う活線作業には、直接活線工法と間接活線工法の二通りがある。直接活線工法は、作業者が高圧ゴム手袋などの保護具を着用して、通電中の高圧配電線に直接触れて配電工事を行う。一方、間接活線工法は、作業者が絶縁操作棒(ホットスティック)などを用いて、通電中の高圧配電線に直接触れることなく配電工事を行うことができる。
例えば、電柱に架設された高圧配電線から分岐された引下線(以下、電線という)を切断する間接活線工事が必要な場合がある。この場合、電線被覆剥離工具を先端部に備えた絶縁操作棒を用いて、電線の被覆を所定の長さで剥離している。
次に、固定ジョーと可動ジョーの間に電線を把持できる絶縁操作棒(いわゆる、ストレーリンクトング)を二本用いて、電線の剥離部の両側を把持している。次に、電線の剥離部の両側をストレーリンクトングで把持した状態で、電線の剥離部の中央部を間接活線工事用カッターで切断している。
次に、被覆が剥離された電線の端末に、絶縁性を有する端末キャップを取り付けて、電線の芯線を覆うことで、電線の芯線が装柱機器などに接触することを防止できる。
このような端末キャップとしては、一対の開閉腕を先端部に有する絶縁操作棒(いわゆる、絶縁ヤットコ)を用いて、端末キャップを把持でき、ワンタッチで簡単に電線の端末に冠着でき、電線の端末から不用意に離脱することのない間接活線工事用端末キャップが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
又、このような端末キャップとしては、芯線の露出長さが異なる電線の端末を覆う端末キャップと、絶縁ヤットコを用いて、電線の端末を挟持自在な固定手段を備えた間接活線工事用端末キャップが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−74635号公報 特開2012−157173号公報
図6は、従来技術による間接活線工事用端末キャップの構成を示す斜視図であり、端末キャップの入口が開いた状態図である。図7は、従来技術による間接活線工事用端末キャップの構成を示す縦断面図であり、端末キャップの入口が開いた状態図である。図8は、従来技術による間接活線工事用端末キャップの構成を示す斜視図であり、電線の端末を挿入する前の状態図である。
図9は、従来技術による間接活線工事用端末キャップの構成を示す斜視図であり、電線の端末を挿入した状態図である。図10は、従来技術による間接活線工事用端末キャップの構成を示す縦断面図であり、電線の端末を挿入した状態図である。図11は、図10の右側面図である。
なお、本願の図6から図8は、特許文献1の図1から図3に相当している。又、本願の図9から図11は、特許文献1の図5から図7に相当している。
図6から図11を参照すると、従来技術による間接活線工事用端末キャップ(以下、端末キャップと略称する)8は、絶縁性を有する円筒状のキャップ本体81と円筒状のスリーブ82を備えている。キャップ本体81は、先端部を閉塞し、基端部を開口している。キャップ本体81は、その内部に電線Wの端末を挿入できる(図10参照)。スリーブ82は、キャップ本体81とスライド自在及び回転自在に連結している。
図6から図8を参照すると、キャップ本体81は、第1鍔部811、第2鍔部812、及びチャック部813を有している。開閉自在な一対の把持腕9a・9bを先端部に有する絶縁操作棒9を用いて、第1鍔部811と第2鍔部812の間で、キャップ本体81を把持できる(図8参照)。そして、被覆Wiが剥離された電線Wの端末を別の絶縁操作棒9で把持し、チャック部813に開口した円錐体状の入口81hに電線Wの端末を挿入できる。
図6から図8を参照すると、チャック部813は、キャップ本体81の中心から放射状に形成された切り込みで分割された複数の把持爪81nで構成している。通常、これらの把持爪81nは、外周方向に向かって、円錐体状に開いている。そして、電線Wの端末を入口81hから容易に導入できる。
図6から図11を参照すると、スリーブ82は、第3鍔部821と第4鍔部822を両端部に備えている。図6から図8に示すように、第3鍔部821が第2鍔部812に近接した状態では、入口81hは拡径している。一方、図9又は図10に示すように、スリーブ82をチャック部813に向かってスライドすると、入口81hを縮径できる。そして、複数の把持爪81nで電線Wの端末の外周を掴持できる。
なお、図6から図11を参照すると、これらの把持爪81nの一部は、被覆Wiの外周面に食い込むことができる突起を内周に有し、端末キャップ8に対して、電線Wを確実に保持できる。これらの把持爪81nは、第4鍔部822が当接する鍔片を外周に有し、スリーブ82を抜け止めできる。
次に、従来技術による間接活線工事用絶縁ヤットコの構成を説明する。図12は、従来技術による間接活線工事用絶縁ヤットコの正面図である。図13は、図12に示した間接活線工事用絶縁ヤットコの先端部を拡大した正面図である。
図12を参照すると、従来技術による間接活線工事用絶縁ヤットコ(以下、絶縁操作棒という)9は、長尺の操作棒91と把持工具92で構成している。又、絶縁操作棒9は、作動棒93を備えている。把持工具92は、操作棒91の先端部に取り付けられている。
図12又は図13を参照すると、把持工具92は、開閉する一対の湾曲した把持腕9a・9bで構成している。そして、一方の把持腕9aは、基端部が固定された固定腕であり、他方の把持腕9bは、一方の把持腕9aの基端部に設けた回動軸9cを中心に回動する可動腕となっている。
図12を参照すると、操作棒91は、その手許部に操作レバー94を配置している。作動棒93は、操作棒91に沿って配置されている。作動棒93の先端部は、他方の把持腕9bに回動自在に連結している。一方、作動棒93の基端部は、操作レバー94を連結している。
図12を参照して、操作レバー94を操作すると、一方の把持腕9aに対して、他方の把持腕9bを開閉できる。絶縁操作棒9は、操作棒91及び作動棒93の中間部が絶縁性を有するプラスチックパイプなどで構成され、間接活線工法に好適なように、絶縁性を確保している。
図12を参照して、操作レバー94を握って、操作レバー94を操作棒91に近づけると、一方の把持腕9aに対して、他方の把持腕9bを閉じることができる。操作レバー94を解放すると、操作レバー94に連結したばね(図示せず)の力で、一方の把持腕9aに対して、他方の把持腕9bを開くことができる。図12又は図13は、一方の把持腕9aに対して、他方の把持腕9bが最大に開いた状態を示している。
図13を参照して、一方の把持腕9aは、先細り状の把持爪91aを突出している。把持爪91aは、把持面90aを形成している。把持面90aは、回動軸9cの回転中心から遠心方向に沿って略平行に形成されている。同様に、他方の把持腕9bは、先細り状の把持爪91bを突出している。把持爪91bは、把持面90bを形成している。把持面90bは、把持面90aと所定の開角を設けて配置されている。図12又は図13を参照して、操作レバー94を握ると、把持面90bを把持面90aに近づけることができる。
図12又は図13に示した絶縁操作棒9は、高所に配置された高圧配電線などを一対の把持爪91a・91bで把持できる、いわゆる「絶縁ヤットコ」になっている。
図6から図11を参照して、間接活線工事用端末キャップは、被覆Wiが剥離された電線Wを切断後に、電線Wの端末を保護するように構成している。一般に、間接活線工事用端末キャップの先端部が上向きに配置されるように、間接活線工事用端末キャップから延出する電線Wを高圧配電線に保持している。
しかし、電気工事中に、図示しない絶縁操作棒が電線W、又は間接活線工事用端末キャップに接触して、間接活線工事用端末キャップの先端部が下向きに配置されることがあった。このため、間接活線工事用端末キャップが電線Wから脱落して、電線Wの芯線Wsを露出させ(図8参照)、装柱機器などに不用意に接触させる心配があった。
間接活線工事用端末キャップの先端部が上向きに配置されるように、固定器具に着脱自在な間接活線工事用端末キャップが求められている。特許文献2による間接活線工事用端末キャップは、高圧配電線に着脱自在な固定手段を備えている。しかし、特許文献2による間接活線工事用端末キャップは、高圧配電線に固定するために、一対の把持片を開く必要がある。このため、間接活線工事用端末キャップから延出する電線Wを挟持することが困難になり、間接活線工事用端末キャップから電線Wが脱落する心配がある。
間接活線工事用端末キャップから電線が容易に脱落することなく、かつ、間接活線工事用端末キャップの先端部が上向きに配置されるように、固定器具に着脱自在な間接活線工事用端末キャップが求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、先端部が上向きに配置されるように、高圧配電線に着脱自在な間接活線工事用端末キャップを提供することを目的とする。
本発明者は、開閉自在な一対の把持腕を先端部に有する絶縁操作棒を用いて、高圧配電線に着脱自在な固定器具と、固定器具の側面に固定した円筒状の端末キャップで間接活線工事用端末キャップを構成し、被覆が剥離された電線の端末が端末キャップの内部に挿入自在な入口を下面に開口するように、端末キャップを鉛直方向に配置することで、間接活線工事用端末キャップから電線が容易に脱落することを防止できると考え、これに基づいて、以下のような新たな間接活線工事用端末キャップを発明するに至った。
(1)本発明による間接活線工事用端末キャップは、被覆が剥離された電線の端末の芯線が露出しないように絶縁体で覆う間接活線工事用端末キャップであって、開閉自在な一対の把持腕を先端部に有する絶縁操作棒を用いて、高圧配電線に着脱自在な固定器具と、前記固定器具の側面に固定し、略鉛直方向に配置された円筒状の端末キャップと、を備え、前記端末キャップは、被覆が剥離された電線の端末を内部に挿入自在な入口を下面に開口している。
(2)前記固定器具は、前記高圧配電線の無充電状態を検知する無充電警報器からなり、前記無充電警報器は、前記高圧配電線をその外周方向から挟持自在な湾曲した挟持アーム、及び、前記挟持アームの末端側に固定し、前記把持腕によって把持される操作アームを有する一対のアーム部材と、一対の前記挟持アームの先端部を開閉自在に、一対の前記挟持アームの基端部側を連結する連結部材と、一対の前記挟持アームの先端部が閉じる方向に力を付勢する付勢部材と、一対の前記挟持アームの内壁に配置され、前記高圧配電線を弾性的に押圧して、前記高圧配電線に流れる静電誘導電流を検出する検出部材と、を備え、一方の挟持アームは、前記検出部材と電気的に接続し、前記高圧配電線の無充電状態を検知する検知回路を内部に有し、他方の挟持アームは、前記端末キャップを側面に着脱自在に固定する、一つ以上のスプリングクリップを有することが好ましい。
(3)前記端末キャップは、先端部を閉塞し、前記電線の端末の芯線を確認容易な透明キャップを更に備えることが好ましい。
本発明による間接活線工事用端末キャップは、被覆が剥離された電線の端末の芯線が露出しないように絶縁体で覆う間接活線工事用端末キャップであって、高圧配電線を介して、固定器具の側面に固定された端末キャップが、被覆が剥離された電線の端末を内部に挿入自在な入口を下面に開口しているので、端末キャップの先端部が上向きになる状態を維持できる。これにより、間接活線工事用端末キャップから電線が容易に脱落することを防止できる。
本発明の一実施形態による間接活線工事用端末キャップの構成を示す正面図であり、端末キャップを固定器具の側面に固定した状態図である。 前記実施形態による間接活線工事用端末キャップの構成を示す正面拡大図であり、端末キャップを固定器具の側面に固定する前の状態図である。 前記実施形態による間接活線工事用端末キャップの構成を示す斜視分解組立図である。 前記実施形態による間接活線工事用端末キャップの斜視図であり、間接活線工事用端末キャップを高圧配電線に取り付けた状態図である。 前記実施形態による間接活線工事用端末キャップの斜視図であり、図4と異なる方向から間接活線工事用端末キャップを観ている。 来技術による間接活線工事用端末キャップの構成を示す斜視図であり、端末キャップの入口が開いた状態図である。 従来技術による間接活線工事用端末キャップの構成を示す縦断面図であり、端末キャップの入口が開いた状態図である。 従来技術による間接活線工事用端末キャップの構成を示す斜視図であり、電線の端末を挿入する前の状態図である。 従来技術による間接活線工事用端末キャップの構成を示す斜視図であり、電線の端末を挿入した状態図である。 従来技術による間接活線工事用端末キャップの構成を示す縦断面図であり、電線の端末を挿入した状態図である。 図10の右側面図である。 従来技術による間接活線工事用絶縁ヤットコの正面図である。 図12に示した間接活線工事用絶縁ヤットコの先端部を拡大した正面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[間接活線工事用端末キャップの構成]
最初に、本発明の一実施形態による間接活線工事用端末キャップの構成を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による間接活線工事用端末キャップの構成を示す正面図であり、端末キャップを固定器具の側面に固定した状態図である。図2は、前記実施形態による間接活線工事用端末キャップの構成を示す正面拡大図であり、端末キャップを固定器具の側面に固定する前の状態図である。
図3は前記実施形態による間接活線工事用端末キャップの構成を示す斜視分解組立図である。図4は、前記実施形態による間接活線工事用端末キャップの斜視図であり、間接活線工事用端末キャップを高圧配電線に取り付けた状態図である。
図5は、前記実施形態による間接活線工事用端末キャップの斜視図であり、図4と異なる方向から間接活線工事用端末キャップを観ている。なお、従来技術で使用した符号と同じ符号を有する構成品は、その作用を同一にするので、以下の説明では割愛することがある。
(全体構成)
図1から図5を参照すると、本発明の一実施形態による間接活線工事用端末キャップ(以下、間接用端末キャップと略称する)10は、固定器具となる無充電警報器1と円筒状の端末キャップ2を備えている。間接用端末キャップ10は、被覆wiが剥離された電線Wの端末の芯線Wsが露出しないように絶縁体で覆うことができる。
図4又は図5を参照すると、開閉自在な一対の把持腕9a・9bを先端部に有する絶縁操作棒9を用いて(図12又は図13参照)、無充電警報器1は、高圧配電線Whに着脱できる。端末キャップ2は、無充電警報器1の側面に固定している。そして、端末キャップ2は、略鉛直方向に配置されている。
図3から図5を参照すると、端末キャップ2は、入口21hを下面に開口している。入口21hには、被覆Wiが剥離された電線Wの端末を内部に挿入できる。図4又は図5を参照すると、間接用端末キャップ10は、端末キャップ2の先端部が上向きになる状態を維持できる。これにより、間接用端末キャップ10から電線Wが容易に脱落することを防止できる。
(無充電警報器の構成)
次に、実施形態による無充電警報器1の構成を説明する。図1又は図2及び図4又は図5を参照すると、無充電警報器1は、高圧配電線Whの無充電状態を検知できる。無充電警報器1は、一対のアーム部材11・12、連結部材13、及び、付勢部材となる捩りコイルばね14を備えている。又、無充電警報器1は、一対の検出部材15・15を備えている。
図1又は図2を参照すると、一対のアーム部材11・12は、湾曲した挟持アーム11a・12a、及び、挟持アーム11a・12aの末端側に固定した操作アーム11b・12bで構成している。一対の挟持アーム11a・12aは、絶縁性を有する硬質の合成樹脂からなり、高圧配電線Whをその外周方向から挟持できる(図4又は図5を参照)。一対の操作アーム11b・12bは、アルミニウム合金など金属体からなり、一対の把持腕9a・9bによって把持できる(図12又は図13参照)。
図1又は図2を参照すると、連結部材13は、実体として、一対の挟持アーム11a・12aの幅方向に挿通された連結ピンである。そして、連結部材13は、一対の挟持アーム11a・12aの先端部を開閉自在に、一対の挟持アーム11a・12aの基端部側を連結している。捩りコイルばね14は、一対の挟持アーム11a・12aの先端部が閉じる方向に力を付勢している。
図1又は図2を参照すると、検出部材15は、導電性を有する金属粒子などを混在した導電性ゴムからなり、一対の挟持アーム11a・12aの内壁に固定している。一対の挟持アーム11a・12aを開くと、一対の検出部材15・15の間に、高圧配電線Whを導入できる(図4又は図5参照)。そして、一対の挟持アーム11a・12aを閉じると、一対の検出部材15・15は、高圧配電線Whを弾性的に押圧して、高圧配電線Whに流れる静電誘導電流を検出できる。なお、図1又は図2を参照すると、一対の検出部材15・15は、太径の高圧配電線Wh用の凹部15hを上部に設けている。
図1又は図2を参照すると、一方の挟持アーム11aは、検知回路16を内部に有している。検知回路16は、検出部材15と電気的に接続している。そして、検知回路16は、検出部材15を介して流れる静電誘導電流の検出信号に基づいて、高圧配電線Whの充電状態をモニタランプなどで報知できる。このように、無充電警報器1は、高圧配電線Whの無充電状態を検知できる。
図1又は図2及び図4又は図5を参照すると、他方の挟持アーム12aは、二つのスプリングクリップ3・3を備えている。これらのスプリングクリップ3・3は、端末キャップ2を他方の挟持アーム12aの側面に着脱自在に固定できる。
(端末キャップの構成)
次に、実施形態による端末キャップ2の構成を説明する。図1から図3を参照すると、端末キャップ2は、絶縁性を有する円筒状のキャップ本体21と円筒状のスリーブ22を備えている。キャップ本体21は、先端部を閉塞し、基端部を開口している。キャップ本体21は、その内部に電線Wの端末を挿入できる(図4又は図5参照)。スリーブ22は、キャップ本体21とスライド自在及び回転自在に連結している。
図1から図3を参照すると、キャップ本体21は、第1鍔部211、第2鍔部212、及びチャック部213を有している。第1鍔部211に隣接して、一方のスプリングクリップ3を配置すると共に、第2鍔部212に隣接して、他方のスプリングクリップ3を配置し、これらのスプリングクリップ3・3を他方の挟持アーム12aに係止することで、端末キャップ2を無充電警報器1に固定できる(図4又は図5参照)。そして、被覆Wiが剥離された電線Wの端末を絶縁操作棒9で把持し(図12又は図13参照)、チャック部213に開口した円錐体状の入口21hに電線Wの端末を挿入できる。
図1から図3を参照すると、チャック部213は、キャップ本体21の中心から放射状に形成された切り込みで分割された複数の把持爪21nで構成している。通常、これらの把持爪21nは、外周方向に向かって、円錐体状に開いている。そして、電線Wの端末を入口21hから容易に導入できる。
図1から図3を参照すると、スリーブ22は、第3鍔部221と第4鍔部222を両端部に備えている。第3鍔部221を第2鍔部212に近づけた状態では、入口21hは拡径している。一方、図1から図3に示すように、スリーブ22をチャック部213に向かってスライドすると、入口21hを縮径できる。そして、複数の把持爪21nで電線Wの端末の外周を掴持できる。
なお、図3を参照して、これらの把持爪21nの一部は、被覆Wiの外周面に食い込むことができる突起を内周に有し、端末キャップ2に対して、電線Wを確実に保持できる。これらの把持爪21nは、第4鍔部222が当接する鍔片を外周に有し、スリーブ22を抜け止めできる。
このように、図1から図3を参照すると、実施形態による端末キャップ2は、図6から図11に示した、従来技術による端末キャップ8と同様に構成している。しかし、端末キャップ2は、透明キャップ2cを先端部に備えた点が従来技術による端末キャップ8と異なっている。端末キャップ2の先端部に透明キャップ2cを備えることで、内部に導入された電線Wの端末の芯線Wsを容易に確認できる。
(スプリングクリップの構成)
次に、実施形態によるスプリングクリップ3の構成を説明する。図3を参照すると、スプリングクリップ3は、鋼線をU字状に成形した線状ばねからなり、末端部を屈曲させて対向配置している。スプリングクリップ3の末端部を互いに拡げることで、スプリングクリップ3の内部にキャップ本体21を導入できる。そして、スプリングクリップ3の末端部を他方の挟持アーム12aに設けた孔12hに係止することで(図2参照)、端末キャップ2を他方の挟持アーム12aの側面に固定できる。
[間接活線工事用端末キャップの作用]
次に、実施形態による間接用端末キャップ10の動作を説明しながら、間接用端末キャップ10の作用及び効果を説明する。
最初に、図1を参照して、端末キャップ2を無充電警報器1に固定しておく。図12又は図12を参照して、一対の把持爪91a・91bで一対の操作アーム11b・12bを把持し(図1参照)、絶縁操作棒9を操作し、無充電警報器1を高圧配電線Whに向かって移動する(図4又は図5参照)。
次に、図12を参照して、操作レバー94を操作して、一対の挟持アーム11a・12aを開いて、一対の検出部材15・15の間に、高圧配電線Whを導入する(図4又は図5参照)。次に、操作レバー94を操作して、一対の挟持アーム11a・12aを閉じることで、無充電警報器1は、高圧配電線Whを把持できる(図4又は図5参照)。図4又は図5を参照すると、無充電警報器1は、その重心が下部に位置しているので、端末キャップ2の先端部が上向きになる状態を維持できる。
次に、図4又は図5を参照して、電線Wの端末を一対の把持爪91a・91bで把持し、電線Wの端末を端末キャップ2の底面から挿入する。この場合、電線Wの端末を高圧配電線Whに巻回しておくことが好ましい。次に、スリーブ22をチャック部213に向かってスライドすることで(図1から図3参照)、電線Wの端末を端末キャップ2に確実に保持できる。
実施形態による間接用端末キャップ10は、無充電警報器1と端末キャップ2を一体化することで、間接用端末キャップ10を固定器具に固定する動作と端末キャップ2で電線Wの端末を覆う動作を分離できる。又、無充電警報器1と端末キャップ2を一体化し、端末キャップ2を上向きに配置できることで、電線Wの端末が端末キャップ2から容易に外れることを防止できる。
本発明による間接活線工事用端末キャップは、次のような効果が期待される。
(1)電線の端末を上向きに維持できることで、電気工事を安全に実施できる。
(2)無充電警報器又は端末キャップの装着忘れ防止できる。
本発明による間接活線工事用端末キャップは、固定器具として無充電警報器を開示したが、固定器具は無充電警報器に限定されることなく、高圧配電線を把持する他のクリップにも適用できる。
1 無充電警報器(固定器具)
2 端末キャップ
9 絶縁操作棒
9a・9b 一対の把持腕
10 間接用端末キャップ(間接活線工事用端末キャップ)
21h 入口
W 電線
Wc 芯線
Wi 被覆

Claims (3)

  1. 被覆が剥離された電線の端末の芯線が露出しないように絶縁体で覆う間接活線工事用端末キャップであって、
    開閉自在な一対の把持腕を先端部に有する絶縁操作棒を用いて、高圧配電線に着脱自在な固定器具と、
    前記固定器具の側面に固定し、略鉛直方向に配置された円筒状の端末キャップと、を備え、
    前記端末キャップは、被覆が剥離された電線の端末を内部に挿入自在な入口を下面に開口している、間接活線工事用端末キャップ。
  2. 前記固定器具は、前記高圧配電線の無充電状態を検知する無充電警報器からなり、
    前記無充電警報器は、
    前記高圧配電線をその外周方向から挟持自在な湾曲した挟持アーム、及び、前記挟持アームの末端側に固定し、前記把持腕によって把持される操作アームを有する一対のアーム部材と、
    一対の前記挟持アームの先端部を開閉自在に、一対の前記挟持アームの基端部側を連結する連結部材と、
    一対の前記挟持アームの先端部が閉じる方向に力を付勢する付勢部材と、
    一対の前記挟持アームの内壁に配置され、前記高圧配電線を弾性的に押圧して、前記高圧配電線に流れる静電誘導電流を検出する検出部材と、を備え、
    一方の挟持アームは、前記検出部材と電気的に接続し、前記高圧配電線の無充電状態を検知する検知回路を内部に有し、
    他方の挟持アームは、前記端末キャップを側面に着脱自在に固定する、一つ以上のスプリングクリップを有する、請求項1記載の間接活線工事用端末キャップ。
  3. 前記端末キャップは、先端部を閉塞し、前記電線の端末の芯線を確認容易な透明キャップを更に備える請求項1又は2記載の間接活線工事用端末キャップ。
JP2015049432A 2015-03-12 2015-03-12 間接活線工事用端末キャップ Active JP6464838B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015049432A JP6464838B2 (ja) 2015-03-12 2015-03-12 間接活線工事用端末キャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015049432A JP6464838B2 (ja) 2015-03-12 2015-03-12 間接活線工事用端末キャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016171655A true JP2016171655A (ja) 2016-09-23
JP6464838B2 JP6464838B2 (ja) 2019-02-06

Family

ID=56982686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015049432A Active JP6464838B2 (ja) 2015-03-12 2015-03-12 間接活線工事用端末キャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6464838B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020135937A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 中国電力株式会社 低圧用端末キャップ
CN113708187A (zh) * 2021-08-30 2021-11-26 广东电网有限责任公司 一种压线帽安装装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011182546A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Kansai Electric Power Co Inc:The 高圧間接活線用無充電警報器
JP2014090587A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Chugoku Electric Power Co Inc:The 間接活線工具

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011182546A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Kansai Electric Power Co Inc:The 高圧間接活線用無充電警報器
JP2014090587A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Chugoku Electric Power Co Inc:The 間接活線工具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020135937A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 中国電力株式会社 低圧用端末キャップ
JP7172697B2 (ja) 2019-02-13 2022-11-16 中国電力株式会社 低圧用端末キャップ
CN113708187A (zh) * 2021-08-30 2021-11-26 广东电网有限责任公司 一种压线帽安装装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6464838B2 (ja) 2019-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2831174A (en) Electric test prod
JP6464838B2 (ja) 間接活線工事用端末キャップ
JP2008263664A (ja) 絶縁カバー装置
JP5964346B2 (ja) 間接活線工具用検電器
JP2015019497A (ja) 接地短絡器具
JP2018093578A (ja) 間接活線工事用端末キャップ
US9853374B2 (en) Electrical cable clamp having overlapping contact members with insulating cover
KR101869707B1 (ko) 활선작업용 검전기능을 갖는 단말캡
US10741939B1 (en) Safety housing for alligator clip used in high amperage electrical applications
JP5897684B1 (ja) 間接活線用直線スリーブカバー及びその取付方法
JP5229544B2 (ja) 被覆電線の被覆剥き装置
JP2009177898A (ja) 接地短絡器具
JP2018082519A (ja) 間接活線工事用コネクタカバー
JP2015186430A (ja) 間接活線工事用クリップ及び当該クリップを用いた作業方法
JP6565659B2 (ja) 間接活線工事用圧縮スリーブ
JP2014090587A (ja) 間接活線工具
JP5770226B2 (ja) 間接活線工事用アダプタ
JP2018074716A (ja) 間接活線工事用切断工具
JP2017099143A (ja) 間接活線工事用クリップ
JP2008079405A (ja) 電線管
JP5960205B2 (ja) 間接活線工事用端末キャップ
TWM546505U (zh) 用以感測電流的手工具
JP2018125996A (ja) 間接活線工事用端末キャップ
CN215221579U (zh) 一种电热剥线钳
JP6488779B2 (ja) 引下線用端末キャップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6464838

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150