JP5897684B1 - 間接活線用直線スリーブカバー及びその取付方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電線の切断及び接続作業の簡略化又は省略化を実現する間接活線用直線スリーブカバーを提供すること。【解決手段】間接活線用直線スリーブカバー1は、電線を切断した際の一方の電線端末を覆う第1筒部12、及び第1筒部12の片方の端部に固定され、第1筒部12の内部を通る電線を把持する第1把持部14を有する第1端末キャップ部10と、電線を切断した際の他方の電線端末を覆う第2筒部22、及び第2筒部22の片方の端部に固定され、第2筒部22の内部を通る電線を把持する第2把持部24を有する第2端末キャップ部20と、を備え、第1筒部12の先端部は、第2筒部22の先端部が挿入可能な開口を有し、第1筒部12の先端部に第2筒部22の先端部が挿入された状態で互いに係合する係合部30を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、一対の電線端末を直線スリーブによって接続した箇所に設けられ、充電部が露出しないように接続箇所を覆う間接活線用直線スリーブカバーに関する。
従来、高圧配電線路で間接活線工具を用いて縁回し部分等の開放作業を行う場合や、電線を切断した場合などに、充電部が露出しないように電線端末に端末キャップを取り付け、充電部をカバーしている。
また、切断した電線を接続する際には、端末キャップを取り外し、アルミ線用圧縮直線スリーブを用いて電線端末同士を接続した後、充電部が露出しないようにその接続箇所を直線スリーブカバーでカバーしている。
また、従来、この種の技術としては、特許文献1に記載された技術がある。特許文献1によれば、電線を電気的に接続するスリーブを覆うものであって、蛇腹状の円筒を半割りした2つの半円筒体が開閉自在に連結されたカバー本体と、カバー本体を結合させて閉じた状態に保持する結合手段とを備えるスリーブカバーについて開示されている。
特開2009−43666号公報
ところで、電線を無停電状態で工事する活線作業には、直接活線工法と間接活線工法の二通りがある。直接活線工法は、高圧ゴム手袋などの保護具を着用した作業者が、通電中の被覆電線に直接触れて配電工事を行う工法である。間接活線工法は、間接活線工具を用いて、作業者が通電中の被覆電線に直接触れることなく配電工事を行う工法である。
近年では、作業環境の改善の観点から、直接活線工法から間接活線工法へと転換が進行している。その一方で、間接活線工法は、間接活線工具を用いるため、直接活線工法よりも難易度が高い作業となる。このため、従来、間接活線工法による作業は、簡単でかつ工程数が少ないことが望ましい。
前述した電線の切断、接続作業においては、端末キャップの取り付け・撤去、電線端末の被覆の剥ぎ取り、直線スリーブへの挿入・圧縮、直線スリーブカバーの取り付け、といった作業工程があり、これらの作業が全て間接活線工法で行われる。これらの工程において、特に、端末キャップは、電線を切断してから接続するまでの間に一時的に用いる部品であり、電線の接続作業に用いられることはない。このため、端末キャップに関わる作業の簡略化又は省略化が望まれる。
本発明は、電線の切断、接続作業の簡略化又は省略化を実現する間接活線用直線スリーブカバー及びその取り付け方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、次に記載する構成を備えている。
(1) 電線を切断した際の一方の電線端末を挿入して当該電線端末を覆う第1筒部、及び当該第1筒部の片方の端部に固定され、前記第1筒部の内部を通る電線を把持する第1把持部を有する第1端末キャップ部と、前記電線を切断した際の他方の電線端末を挿入して当該電線端末を覆う第2筒部、及び当該第2筒部の片方の端部に固定され、前記第2筒部の内部を通る電線を把持する第2把持部を有する第2端末キャップ部と、を備え、前記第1把持部及び第2把持部は、間接活線工具によって操作可能であり、前記第1筒部の先端部は、前記第2筒部の先端部が挿入可能な開口を有し、前記第1筒部の先端部に前記第2筒部の先端部が挿入された状態で互いに係合する係合部を更に備えることを特徴とする間接活線用直線スリーブカバー。
(1)によれば、第1筒部と第2筒部が分離した状態では、第1端末キャップ部と第2端末キャップ部とをそれぞれ独立した端末キャップとして使用することが可能になり、充電部が露出している一対の電線端末にそれぞれ第1端末キャップ部及び第2端末キャップ部を取り付けることにより、感電事故の発生を防ぐことができる。また、一対の電線の端末同士を接続する作業を行う前に、電線上において、第1端末キャップ部及び第2端末キャップ部をスライド移動させることによって電線端末から離間させる。一対の電線の端末同士を接続した後、第1端末キャップ部及び第2端末キャップ部をスライド移動させて第1筒部と第2筒部とを接続する。これにより、電線端末同士の接続部位を第1筒部及び第2筒部でカバーすることが可能になる。このように、従来における端末キャップを撤去する作業が省略され、しかも直線スリーブカバーを電線に取り付ける作業の簡略化が図れる。
(2) (1)において、前記第1筒部の内部及び前記第2筒部の内部に、電線端末が前記第1筒部及び前記第2筒部の先端部からそれぞれ突出することを規制するストッパ部を備え、当該ストッパ部は、所定値以上の圧力が加わった場合に破断することを特徴とする間接活線用直線スリーブカバー。
(2)によれば、第1端末キャップ部と第2端末キャップ部を端末キャップとして使用する場合に、電線端末が端末キャップの先端から外部に露出することが防止されるため、感電事故の発生をより確実に防ぐことができる。また、一対の電線の端末同士を接続する作業を行う際には、電線端末を強くストッパ部に押し付けることにより、ストッパ部を破断させることにより、第1端末キャップ部及び第2端末キャップ部の先端から電線端末を突出させることが可能になる。
(3) (1)、(2)の間接活線用直線スリーブカバーを用いた間接活線用直線スリーブカバー取付方法であって、電線を切断した際の一方の電線端末を、前記第1筒部に対して前記第1把持部側から挿入して、一方の電線端末を前記第1筒部によって覆うように前記第1端末キャップ部を電線に取り付け、前記電線を切断した際の他方の電線端末を、前記第2筒部に対して前記第2把持部側から挿入して、他方の電線端末を前記第2筒部によって覆うように前記第2端末キャップ部を電線に取り付け、一方の電線端末と他方の電線端末とを接続する作業を行う前に、前記第1端末キャップ部及び前記第2端末キャップ部をスライド移動させて電線端末から離間した位置に位置付け、一方の電線端末と他方の電線端末とを接続した後に、前記第1端末キャップ部及び前記第2端末キャップ部をスライド移動させ、接続部位を前記第1筒部及び前記第2筒部の少なくともいずれか一方の内部に位置付けるように、前記第1筒部の先端部及び前記第2筒部の先端部とを係合させることを特徴とする間接活線用直線スリーブカバー取付方法。
(3)によれば、(1)の間接活線用直線スリーブカバーと同様の効果を奏する。
本発明によれば、電線の切断及び接続作業の簡略化又は省略化を実現する間接活線用直線スリーブカバー及びその取付方法を提供することが可能になる。
本発明の一実施形態における間接活線用直線スリーブカバー1の構成を示す斜視図である。 図1の側面図である。 図1の正面図である。 係合部30の構造を示す説明図である。 本実施形態における間接活線用直線スリーブカバー1の使用例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態における間接活線用直線スリーブカバー1の構成を示す斜視図、図2は、図1の側面図、図3は、図1の正面図である。
間接活線用直線スリーブカバー1は、第1端末キャップ部10と、第2端末キャップ部20と、第1端末キャップ部10と第2端末キャップ部20とを連結する係合部30と、ストッパ部40によって構成されている。第1端末キャップ部10及び第2端末キャップ部20は、独立した状態においてはそれぞれ電線端末の充電部を覆う端末キャップとして機能する。係合部30によって第1端末キャップ部10と第2端末キャップ部20とを連結することにより、電線端末の接続部位を覆う直線スリーブカバーとして機能する。
第1端末キャップ部10は、第1筒部12と、第1把持部14と、によって構成されている。
第1筒部12は、両端部に開口を有しており、円筒部12aと、円筒部12aの一端部に形成される円筒形の太径部12bと、第1把持部14が固定される固定部12cと、によって構成されている。
太径部12bの外径は円筒部12aの外径より太く、太径部12bの内径は円筒部12aの外径に略等しく形成されている。固定部12cは、円筒部12aの孔部に連通する貫通孔を備えている。なお、以下の説明の便宜上、第1筒部12における太径部12b側を先端側、反対側を基端側と称する場合がある。
第1把持部14は、一対の把持片15、15と、支持軸16と、トーションバネ17と、を備えている。
把持片15は、長手方向に延びる先端部15a及び先端部15aから斜め方向に延びる基端部15bを有する。
一対の把持片15、15は、先端部15a及び基端部15bが互いに対向するように配置されており、一対の把持片15、15の先端部15aにおける基端部15b側の端部が支持軸16によって連結されている。トーションバネ17のコイル状の部分は支持軸16に遊嵌され、トーションバネ17の両端部は基端部15b、15bに内側から当接している。
一対の把持片15、15はそれぞれ支持軸16を軸として回動自在であり、例えば、把持機能を有する間接活線工具に対向する一対の基端部15b、15bを把持させ、一対の基端部15b、15bを閉じるように間接活線工具を操作することによって、互いに対向する一対の先端部15a、15aが離間する。逆に、一対の基端部15b、15bを閉じた状態から開くように間接活線工具を操作することに、トーションバネ17の付勢により一対の先端部15a、15aが閉じられる。
一対の把持片15、15の先端部15a、15aは、図3に示すように、固定部12cの貫通孔の内側に配置されており、基端部15b、15bを操作することにより、貫通孔の内側で開閉する。このため、第1把持部14は、第1筒部12に通された電線を把持することができる。
第2端末キャップ部20は、第2筒部22と、第2把持部24と、によって構成されている。
第2筒部22は、円筒部22aと、リング状の規制部22bと、第2把持部24が固定される固定部22cと、によって構成されている。
円筒部22aは、第1筒部12の円筒部12aと同径であり、太径部12bに挿入可能である。円筒部22aの長さは、円筒部12aと太径部12bとを足した長さに等しく設定されている。規制部22bは、太径部12bと同径であり、円筒部22aの先端から、太径部12bの内側の長さの部位に設けられている。
なお、固定部22cは、固定部12cと同一構成であり、第2把持部24は、第1把持部14と同一構成であるため、説明は省略する。
係合部30は、太径部12bに円筒部22aを挿入して第1筒部12と第2筒部22とを連結した場合、第1筒部12から第2筒部22が抜けないように互いに係合するものである。係合部30の詳細については、図4を用いて後述する。
ストッパ部40は、円筒部12a及び円筒部22aの内部にそれぞれ設置され、電線端末の先端側への移動を規制する絶縁部材である。本実施形態によれば、ストッパ部40は、円筒部12aの先端部及び円筒部12aの規制部22bの近傍に配置されている。
また、ストッパ部40は、一般に、ゴムブッシングと称される部材であり、肉厚のリング部と、このリング部の内側に形成される薄膜部とを有している。薄膜部は、所定値以上の圧力が加わった場合に破断するように構成されている。本実施形態においては、第1端末キャップ部10に基端側から電線を挿入し、電線端末上にストッパ部40を載せた程度は破断せず、電線をストッパ部40に強く押し付けた場合に破断するように薄膜部が構成されている。
図4は係合部30の構造を示す説明図である。図4において、第1筒部12については先端部の断面を示し、第2筒部22については先端部の表面構造を示している。
係合部30は、凹部群32と、凸部群34とによって構成されている。
凹部群32は、第1筒部12の先端部の内部表面に形成された複数の凹部32aからなる。本実施形態においては、凹部群32が太径部12bの内部側面全体に形成されている。
凸部群34は、第2筒部22の先端部の表面内部に形成された複数の凸部34aからなる。本実施形態においては、凸部群34は、円筒部22aにおける規制部22bより先端側の外部側面全体に形成されている。
凸部34aは三角錐形状であり、底面の三角形は先端側を向いている。また、凸部34aは、側面視した場合、先端側から基端側に上り傾斜する直角三角形として視認される。
凹部32aは、凸部34aが嵌合可能な大きさに形成されている。
そして、第1筒部12の先端部すなわち太径部12bに第2筒部22の先端部すなわち円筒部22aを挿入することにより、第1端末キャップ部10と第2端末キャップ部20とが連結され、第1筒部12と第2筒部22とにより一本のスリーブ体が構成される。この際、凸部34aが凹部32aに嵌合する。凸部34aが凹部32aに嵌合した状態において、第1筒部12から第2筒部22を抜こうと互いに反対の方向に引っ張った場合、凸部34aが、所謂、かえりとして機能するため、第1筒部12から第2筒部22を抜くことが困難になる。
次に、本実施形態における間接活線用直線スリーブカバー1の使用例について、図5を参照しながら説明する。
使用前の間接活線用直線スリーブカバー1は、第1端末キャップ部10と、第2端末キャップ部20とに分かれた状態にある。
例えば、電線を切断する作業を行った場合に、間接活線工具を用いて、充電部が露出した状態の一方の電線端末に、図5(a)に示すように第1端末キャップ部10を取り付けて充電部をカバーする。この際、作業員は、間接活線工具を用いて第1把持部14の基端部15b、15b(図3参照)を把持し、基端部15b、15bを閉じて把持片15、15(図3参照)が開いた状態を保ちながら、第1筒部12に電線端末を基端側(把持部14側)から挿入する。そして、電線端末がストッパ部40に到達した時点で、基端部15b、15bを開く。これにより、電線が第1把持部14によって把持され、電線端末が第1端末キャップ部10によってカバーされた状態で維持される。第2端末キャップ部20についても同様に、図5(a)に示すように電線端末に取り付けて充電部をカバーする。
次に、電線端末同士を接続する作業について説明する。
まず、作業員は、間接活線工具を操作して、第1端末キャップ部10における第1把持部14の基端部15b、15b(図3参照)を閉じながら、第1端末キャップ部10を電線端末から離す方向に強く押し込む。これにより、ストッパ部40が電線端末によって破断され、電線端末が第1端末キャップ部10の先端側から突出する。
更に、作業員は、間接活線工具を操作して、第1把持部14の基端部15b、15bを閉じながら、第1端末キャップ部10を電線端末から離れた位置に移動させ、その位置で基端部15b、15bを開くことにより、第1端末キャップ部10が第1把持部14によって電線に固定される。
すなわち、図5(b)に示すように、作業員による間接活線工具の操作によって、第1端末キャップ部10は電線端末から離れた位置に退避される。第2端末キャップ部20についても同様に、図5(b)に示すように、電線端末から離れた位置に退避される。
次に、作業員は直線スリーブ50を用いて電線端末同士を接続する作業を行う。具体的には、作業員が間接活線工具を操作して、電線端末の被覆を除去し、図5(c)に示すように、芯線を所定長露出させる。次に、図5(d)に示すように、直線スリーブ50の両端部から電線端末の芯線を挿入して、直線スリーブ50を圧縮することにより、接続作業が完了する。
次に、作業員は間接活線用直線スリーブカバー1によって、圧縮後の直線スリーブ50及びその周辺をカバーする作業を行う。具体的には、作業員が間接活線工具を操作して、退避状態の第1端末キャップ部10及び第2端末キャップ部20を、圧縮後の直線スリーブ50側に移動させ、第1筒部12の先端部に第2筒部22の先端部を挿入する。これにより、図5(e)に示すように、係合部30が互いに係合した状態となり、圧縮後の直線スリーブ50及びその周辺が、第1筒部12と第2筒部22と連結してなる1本のスリーブ体によってカバーされた状態となる。
以上説明したように構成された本実施形態によれば、第1筒部12と第2筒部22が分離した状態では、第1端末キャップ部10と第2端末キャップ部20をそれぞれ端末キャップとして使用することが可能になり、一対の電線端末にそれぞれ第1端末キャップ部10及び第2端末キャップ部20を取り付けることによって充電部周りがカバーされ、感電事故の発生を防ぐことができる。
また、第1端末キャップ部10及び第2端末キャップ部20を、電線上においてスライド移動させることによって電線端末から離間させ、一対の電線の端末同士を接続した後、第1筒部12と第2筒部22とを接続することにより、電線端末の接続部位を、一体化した第1筒部12と第2筒部22とによってカバーすることが可能になる。これにより、従来における端末キャップを撤去する作業が省略され、直線スリーブカバーを電線に取り付ける作業が簡略になる。このように本実施形態によれば、電線の切断、接続作業の簡略化又は省略化が可能になる。
また本実施形態によれば、第1端末キャップ部10及び第2端末キャップ部20を端末キャップとして使用する場合に、電線端末がストッパ部40によって覆われるため、充電部となっている電線端末が、第1端末キャップ部10及び第2端末キャップ部20の先端部から露出することが確実に防止され、感電事故の発生をより確実に防ぐことができる。
また、例えば、電線端末をストッパ部40に押し付けることにより、ストッパ部40を破断することが可能であるため、ストッパ部40を取り外したりあるいは破断したりするために特別な工具を用意することなく、第1端末キャップ部10及び第2端末キャップ部20を容易に電線端末から離間させることが可能になる。
また本実施形態によれば、第1把持部14の基端部15b及び第2把持部24の基端部25bは、間接活線工具によって把持される把持片として機能する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。例えば、上述した実施形態によれば、間接活線用直線スリーブカバー1を直線スリーブのカバーとして使用した場合、第1把持部14及び第2把持部24は、第1筒部12及び第2筒部22が移動しないようにそのまま電柱上に設置し、電線を把持させている。しかしながら、本発明はそれに限らず、第1筒部12及び第2筒部22から第1把持部14及び第2把持部24を取り外して、第1筒部12及び第2筒部22の端部と電線とを、絶縁テープを巻き付けることによって固定してもよい。これにより、第1把持部14及び第2把持部24を再利用することが可能になる。
また、係合部30における、凸部34a及び凹部32aの形状については上述したものに限るものではなく、要は、第1筒部12と第2筒部22とが連結された場合に、両者が再度分離できないように構成されるのであれば、凸部34a及び凹部32aの形状は問わない。
また、本実施形態によれば、第1筒部12に凹部32a、第2筒部22に凸部34aが形成されているが、第1筒部12に凸部34a、第2筒部22に凹部32aが形成されていてもよい。但し、第1筒部12の内面に凸部34aを形成した場合には、電線がストッパ部40を破断して太径部12bを通過する際に、電線が凸部34aに摺接して被覆が痛むおそれがあるため、凸部34aは、鋭利な部分をなくした形状であることが望ましい。なお、本実施形態のように、第1筒部12の内面に凹部32aを形成した場合には、電線がストッパ部40を破断して太径部12bを通過する際に、電線の被覆が痛むことはない。
1 間接活線用直線スリーブカバー
10 第1端末キャップ部
12 第1筒部
12a 円筒部
12b 太径部
12c 固定部
14 第1把持部
15 把持片
15a 先端部
15b 基端部
16 支持軸
17 トーションバネ
20 第2端末キャップ部
22 第2筒部
22a 円筒部
22b 規制部
22c 固定部
24 第2把持部
30 係合部
32 凹部群
32a 凹部
34 凸部群
34a 凸部
40 ストッパ部
50 直線スリーブ

Claims (3)

  1. 電線を切断した際の一方の電線端末を挿入して当該電線端末を覆う第1筒部、及び当該第1筒部の片方の端部に固定され、前記第1筒部の内部を通る電線を把持する第1把持部を有する第1端末キャップ部と、
    前記電線を切断した際の他方の電線端末を挿入して当該電線端末を覆う第2筒部、及び当該第2筒部の片方の端部に固定され、前記第2筒部の内部を通る電線を把持する第2把持部を有する第2端末キャップ部と、を備え、
    前記第1把持部及び第2把持部は、間接活線工具によって操作可能であり、
    前記第1筒部の先端部は、前記第2筒部の先端部が挿入可能な開口を有し、
    前記第1筒部の先端部に前記第2筒部の先端部が挿入された状態で互いに係合する係合部を更に備えることを特徴とする間接活線用直線スリーブカバー。
  2. 前記第1筒部の内部及び前記第2筒部の内部に、電線端末が前記第1筒部及び前記第2筒部の先端部からそれぞれ突出することを規制するストッパ部を備え、
    当該ストッパ部は、所定値以上の圧力が加わった場合に破断することを特徴とする請求項1記載の間接活線用直線スリーブカバー。
  3. 請求項1又は2記載の間接活線用直線スリーブカバーを用いた間接活線用直線スリーブカバー取付方法であって、
    電線を切断した際の一方の電線端末を、前記第1筒部に対して前記第1把持部側から挿入して、一方の電線端末を前記第1筒部によって覆うように前記第1端末キャップ部を電線に取り付け、
    前記電線を切断した際の他方の電線端末を、前記第2筒部に対して前記第2把持部側から挿入して、他方の電線端末を前記第2筒部によって覆うように前記第2端末キャップ部を電線に取り付け、
    一方の電線端末と他方の電線端末とを接続する作業を行う前に、前記第1端末キャップ部及び前記第2端末キャップ部をスライド移動させて電線端末から離間した位置に位置付け、
    一方の電線端末と他方の電線端末とを接続した後に、前記第1端末キャップ部及び前記第2端末キャップ部をスライド移動させ、接続部位を前記第1筒部及び前記第2筒部の少なくともいずれか一方の内部に位置付けるように、前記第1筒部の先端部及び前記第2筒部の先端部とを係合させることを特徴とする間接活線用直線スリーブカバー取付方法。
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JPS59173275U (ja) * 1983-05-04 1984-11-19 名伸電機株式会社 スリ−ブカバ−
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