JP5115649B2 - 弾性波素子および弾性波フィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、互いに対向する複数の電極を有する弾性波素子および弾性波フィルタに関する。
弾性波素子は、携帯電話等の通信機器の高周波フィルタ等の弾性波フィルタに用いられる。図8Aは特許文献1に記載されている従来の弾性波素子70Aの平面図である。弾性波素子70Aは弾性波共振器である。弾性波素子70Aは、圧電基板上に形成されたインターディジタルトランスデューサ(IDT)電極71と、圧電基板上に形成された反射器電極72、73とを備える。IDT電極71は、互いに対向する櫛歯電極71A、71Bを有する。櫛歯電極71Aの交差電極指71Dと櫛歯電極71Bの交差電極指71Hは交差する。反射器電極72、73は、IDT電極71によって励振される弾性波の伝搬方向の両側に形成されている。
櫛歯電極71Aは、バスバー71Cと、バスバー71Cに電気的に接続された複数の交差電極指71Dと、櫛歯電極71Bの交差電極指71Hと対向するとともにバスバー71Cに電気的に接続されたダミー電極指71Fから成る。また、櫛歯電極71Bは、バスバー71Gと、バスバー71Gに電気的に接続された複数の交差電極指71Hと、櫛歯電極71Aの交差電極指71Dと対向するとともにバスバー71Gに電気的に接続されたダミー電極指71Jから成る。
非交差領域75A、75Cに設けたダミー電極指71F、71Jにより不要な共振成分である横モードスプリアスをこれらの領域に閉じ込めることができる。
図8Bは特許文献1に記載されている他の従来の弾性波素子70Bの平面図である。弾性波素子70Bは弾性波共振器である。図8Bにおいて、図8Aに示す弾性波素子70Aと同じ部分には同じ参照番号を付す。櫛歯電極71Aは、非交差領域75Aにおいて交差電極指71Dとダミー電極指71Fの間隙部に設けられた重み付け部71Kを有する。また、櫛歯電極71Bは、非交差領域75Cにおいて交差電極指71Hとダミー電極指71Jの間隙部に設けられた重み付け部71Mを有する。
重み付け部71K、71Mの大きさをバスバー71C、71Gに沿って徐々に変化させる事により、ダミー電極指71F、71Jにより閉じ込めた横モードスプリアスを効果的に抑圧することができる。
弾性波素子70Aにおいて、IDT電極71と反射器電極72間、又はIDT電極71と反射器電極73間が短絡する可能性があり、特性が劣化する。また、弾性波素子70Bにおいては、IDT電極71と反射器電極72間、又はIDT電極71と反射器電極73間がより頻繁に短絡する可能性がある。
以下、短絡がより顕著に生じる弾性波素子70Bについて説明する。
図9A〜図9Hは弾性波素子70Bの製造方法を示す断面図である。まず、図9Aに示すように、LiTaO3等の圧電材料よりなる基板81の上面に、電極膜82を蒸着又はスパッタ等の方法で成膜する。次に、図9Bに示すように、電極膜82の上面にレジスト膜83を形成する。次に、図9Cに示すように、フォトリソグラフィ技術を用いてレジスト膜83を所望の形状に加工する。次に、図9Dに示すように、ドライエッチング技術等を用いて電極膜82をIDT電極71や反射器電極72、73等の所望の形状に加工した後、レジスト膜83を除去する。次に、図9Eに示すように、電極膜82を覆うようにSiO等の誘電体の薄膜よりなる保護膜84を蒸着又はスパッタ等の成膜方法により形成する。次に、図9Fに示すように、保護膜84の表面にレジスト膜85を形成する。次に、図9Gに示すように、露光及び現像技術等を用いてレジスト膜85を所望の形状に加工する。次に、図9Hに示すように、ドライエッチング技術等を用いて、電気信号の入出力を行うためのパッド86等、保護膜84が不要な部分を取り除き、その後レジスト膜85を除去する。最後に、ダイシングにより個々のチップに分割した後、チップをパッケージにダイボンド等によりマウントし、ワイヤーボンディングした後、溶接等により蓋を固定して気密封止することにより、弾性波素子70Bを製造することができる。
図10A〜図10Cは、図9B〜図9Dに示す弾性波素子70Bのレジスト膜83の露光からレジスト膜83の除去までの工程を詳細に示す断面図である。特に図10Cは、図8Bに示す弾性波素子70Bの線10C−10Cにおける断面図である。
図10Aに示すように、マスク91を通して光源からの露光光をレジスト膜83に対して照射し、その後に現像処理を行うことにより、露光していない部分のみにレジスト膜83が残存する。マスク91に含まれるマスク部分91BはIDT電極71を形成するためのマスク部分であり、マスク部分91A、91Cはそれぞれ反射器電極72、73を形成するためのマスク部分である。
図10Bに示すように、図10Aに示すレジスト膜83は露光及び現像処理後にレジスト膜83Aとなる。反射器電極72、73を形成するレジスト膜92A、92CのそれぞれとIDT電極71を形成するレジスト膜92Bとの間に不要なレジスト膜93が残る場合がある。不要なレジスト膜93の残った図10Bに示すレジスト膜83Aを通して電極膜82をドライエッチングすると、図10Cに示すように、電極膜82を十分には除去できず、不要な電極膜94が残存し、IDT電極71と反射器電極72、或いはIDT電極71と反射器電極73とが短絡する場合が生じ、弾性波素子70Bの特性劣化が発生する。
特開2006−352764号公報
弾性波素子は、インターディジタルトランスデューサ(IDT)電極と、IDT電極に対向する第1の別電極とを備える。IDT電極は、互いに対向する第1と第2の櫛歯電極を有する。第1の櫛歯電極は、第1のバスバーと複数の第1の交差電極指と複数の第1のダミー電極指とを含む。第2の櫛歯電極は、第2のバスバーと、複数の第1の交差電極指と交差領域において交差する複数の第2の交差電極指と、複数の第1の交差電極指とそれぞれ対向する複数の第2のダミー電極指と、複数の重み付け部と、非重み付け部とを含む。複数の重み付け部は、複数の第2の交差電極指と複数の第2のダミー電極指との間の間隙部に設けられた電極よりなる。非重み付け部では、非交差領域において、間隙部のうちで別電極に最も近い間隙部で電極が設けられていない。
この弾性波素子は、IDT電極と別電極との短絡を防ぎ、かつ、優れた不要波抑圧特性を有する。
図1Aは本発明の実施の形態1における弾性波素子の平面図である。 図1Bは実施の形態1における弾性波素子の製造工程を示す断面図である。 図1Cは実施の形態1における弾性波素子の製造工程を示す断面図である。 図1Dは実施の形態1における弾性波素子の製造工程を示す断面図である。 図1Eは実施の形態1における弾性波素子の製造工程を示す断面図である。 図2Aは実施の形態1における弾性波素子の製造工程を示す断面図である。 図2Bは実施の形態1における弾性波素子の製造工程を示す断面図である。 図2Cは実施の形態1における弾性波素子の製造工程を示す断面図である。 図2Dは実施の形態1における他の弾性波素子の断面図である。 図2Eは実施の形態1における弾性波フィルタの回路図である。 図3は本発明の実施の形態2における弾性波フィルタの平面図である。 図4は実施の形態2における他の弾性波フィルタの平面図である。 図5Aは本発明の実施の形態3における弾性波フィルタの平面図である。 図5Bは実施の形態3における他の弾性波フィルタの平面図である。 図5Cは実施の形態3におけるさらに他の弾性波フィルタの平面図である。 図6Aは実施の形態3におけるさらに他の弾性波フィルタの平面図である。 図6Bは実施の形態3におけるさらに他の弾性波フィルタの平面図である。 図6Cは実施の形態3におけるさらに他の弾性波フィルタの平面図である。 図7Aは本発明の実施の形態4における弾性波フィルタの平面図である。 図7Bは実施の形態4における他の弾性波フィルタの平面図である。 図8Aは従来の弾性波素子の平面図である。 図8Bは他の従来の弾性波素子の平面図である。 図9Aは図8Bに示す従来の弾性波素子の製造工程を示す断面図である。 図9Bは図8Bに示す従来の弾性波素子の製造工程を示す断面図である。 図9Cは図8Bに示す従来の弾性波素子の製造工程を示す断面図である。 図9Dは図8Bに示す従来の弾性波素子の製造工程を示す断面図である。 図9Eは図8Bに示す従来の弾性波素子の製造工程を示す断面図である。 図9Fは図8Bに示す従来の弾性波素子の製造工程を示す断面図である。 図9Gは図8Bに示す従来の弾性波素子の製造工程を示す断面図である。 図9Hは図8Bに示す従来の弾性波素子の製造工程を示す断面図である。 図10Aは図8Bに示す従来の弾性波素子の製造工程を示す断面図である。 図10Bは図8Bに示す従来の弾性波素子の製造工程を示す断面図である。 図10Cは図8Bに示す従来の弾性波素子の製造工程を示す断面図である。
(実施の形態1)
図1Aは本発明の実施の形態1における弾性波素子10の平面図である。弾性波素子10は、圧電基板21と、圧電基板21の表面21A上に形成されたインターディジタルトランスデューサ(IDT)電極11と、圧電基板21の表面21A上に設けられた反射器電極12、13とを備える。IDT電極11と反射器電極12、13は、アルミや銀、金、白金、チタン、銅またはこれらの合金等の導電材料よりなる。反射器電極12、13はIDT電極11と異なる別電極である。IDT電極11は、互いに対向する櫛歯電極11A、11Bを有する。IDT電極11により励起された弾性波は表面21Aに沿って方向10Aに伝播する。反射器電極12、13はIDT電極11の方向10Aの両側に設けられている。すなわち、IDT電極11が反射器電極12、13間に位置するように、IDT電極11と反射器電極12、13は方向10Aに配列されている。
上述の導電材料よりなる櫛歯電極11Aは、方向10Aに延びるバスバー11Cと、バスバー11Cから櫛歯電極11Bに向かって方向10Aと異なる方向である実質的に直角の方向10Bに延びる複数の交差電極指11Dと、バスバー11Cから櫛歯電極11Bに向かって方向10Bに延びる複数のダミー電極指11Fとを含む。上述の導電材料よりなる櫛歯電極11Bは、方向10Aに延びるバスバー11Gと、バスバー11Gから櫛歯電極11Aに向かって方向10Bと反対の方向10Dに延びる複数の交差電極指11Hと、バスバー11Gから櫛歯電極11Aに向かって方向10Dに延びる複数のダミー電極指11Jとを含む。複数の交差電極指11Hは、櫛歯電極11Aの複数の交差電極指11Dと交差領域15Aにおいて交差する、すなわち方向10Aで複数の交差電極指11Hに重なっている。また、複数の交差電極指11Hは櫛歯電極11Aの複数のダミー電極指11Fとそれぞれ方向10Dで対向している。櫛歯電極11Bの複数のダミー電極指11Jは、櫛歯電極11Aの複数の交差電極指11Dとそれぞれ方向10Dで対向している。バスバー11Gの櫛歯電極11Aに最も近い端911Bは方向10Aに直線状に延びる。バスバー11Cの櫛歯電極11Bに最も近い端911Aは方向10Aに直線状に延びる。
櫛歯電極11Aは電極よりなる複数の重み付け部11Kをさらに含む。複数の重み付け部11Kは、複数の交差電極指11Dと複数のダミー電極指11Fとの間の間隙部に設けられ、かつ表面21Aの交差領域15A以外の非交差領域15Bに設けられている。
また、櫛歯電極11Aは非交差領域15Bに設けられた非重み付け部11Lをさらに含む。複数の交差電極指11Dと複数のダミー電極指11Fのうちで最外側電極指11Rが反射器電極12に最も近い。非重み付け部11Lは、最外側電極指11Rと隣り合う電極指11Vと最外側電極指11Rとの間の間隙部に設けられている。非重み付け部11Lでは電極が設けられていない。
また、櫛歯電極11Aは非交差領域15Bに設けられた非重み付け部11Pをさらに含む。複数の交差電極指11Dと複数のダミー電極指11Fのうちで最外側電極指11Sが反射器電極13に最も近い。非重み付け部11Pは、最外側電極指11Sと隣り合う電極指11Wと最外側電極指11Sとの間の間隙部に設けられている。非重み付け部11Pでは電極が設けられていない。
櫛歯電極11Bは上述の導電材料よりなる複数の重み付け部11Mをさらに含む。複数の重み付け部11Mは、複数の交差電極指11Hと複数のダミー電極指11Jとの間の間隙部に設けられ、かつ表面21Aの非交差領域15Bに設けられている。
また、櫛歯電極11Bは非交差領域15Bに設けられた非重み付け部11Nをさらに含む。複数の交差電極指11Hと複数のダミー電極指11Jのうちで最外側電極指11Tが反射器電極12に最も近い。非重み付け部11Nは、最外側電極指11Tと隣り合う電極指11Xと最外側電極指11Tとの間の間隙部に設けられている。非重み付け部11Nでは電極が設けられていない。
また、櫛歯電極11Bは非交差領域15Bに設けられた非重み付け部11Qをさらに含む。複数の交差電極指11Hと複数のダミー電極指11Jのうちで最外側電極指11Uが反射器電極13に最も近い。非重み付け部11Qは、最外側電極指11Uと隣り合う電極指11Yと最外側電極指11Uとの間の間隙部に設けられている。非重み付け部11Qでは電極が設けられていない。
非重み付け部11L、11N、11P、11Qにより、反射器電極12、13のそれぞれとIDT電極11との短絡を防ぐことができる。
なお、非重み付け部11L、11Pでは、最外側電極指11R、11Sとそれらに隣り合う電極指11V、11Wとがそれぞれ短絡する可能性がある。しかし、最外側電極指11Rと電極指11Vとが同電位であり、最外側電極指11Sと電極指11Wとが同電位なので短絡が起こっても特性には影響しない。また、非重み付け部11N、11Qでは最外側電極指11T、11Uとそれらに隣り合う電極指11X、11Yがそれぞれ短絡する可能性がある。しかし、最外側電極指11Tと電極指11Xとは同電位であり、最外側電極指11Uと電極指11Yは同電位なので、短絡が起こっても特性には影響しない。
弾性波素子10の製造方法を説明する。図1Bから図1Eは弾性波素子10の製造方法を示す断面図である。まず、図1Bに示すように、圧電基板21の表面21Aに上述の導電材料により電極膜22を蒸着又はスパッタ等の方法で成膜する。次に、図1Cに示すように、電極膜22の上面にレジスト膜23を形成する。次に、図1Dに示すように、フォトリソグラフィ技術を用いてレジスト膜23を所望の形状に加工する。次に、図1Eに示すように、ドライエッチング技術等を用いて電極膜22をIDT電極11や反射器電極12、13等の所望の形状に加工した後、レジスト膜23を除去する。
図2Aから図2Cは弾性波素子10の製造方法の詳細を示す断面図であり、図1Cに示すレジスト膜23の露光から図1Eに示すレジスト膜23の除去までの工程の詳細を示す。特に、図2Cは図1Aに示す弾性波素子10の線2C−2Cにおける断面図である。
図2Aに示すように、光を透過させる開口部と、光を透過させない遮光部とを有するマスク24を準備する。マスク24を通して光源からのレーザー光をレジスト膜23に対して照射する。マスク24は、IDT電極11を形成するマスク部分24Bと、反射器電極12、13を形成するマスク部分24A、24Cとを有する。マスク部分24Bは、両端の遮光部分224Bの内側に位置する開口部分25を有する。開口部分25は、図1Aに示す非重み付け部11L、11Nを形成する。
遮光部と開口部とを有するマスクのうちのある部分の全面積に対する開口部の面積の比率をその部分の開口率と定義する。図8Bに示す従来の弾性波素子70Bを形成するための図10Aに示すマスク91のマスク部分91Bでは、図2Aに示す開口部分25が形成されていない。この結果、マスク部分24B、24A間の位置の近傍の開口率と、マスク部分24B、24C間の位置の近傍の開口率は、図10Aに示すマスク部分91B、91A間の位置の近傍の開口率やマスク部分91B、91C間の位置の近傍の開口率よりも大きい。
この結果、十分な露光量を確保することができ、図2Bに示すように、レジスト膜23Aに不要なレジスト膜が残存せず、結果として、図2Cに示すように、電極膜22Aに不要な電極膜が残存しない。したがって、IDT電極11と反射器電極12との短絡やIDT電極11と反射器電極13との短絡を防ぐことができる。
図8Bに示す従来の弾性波素子70Bでは、図10Aに示すレジスト膜83は露光及び現像処理後に図10Bに示すようにレジスト膜83Aとなる。反射器電極72、73を形成するレジスト膜92A、92CのそれぞれとIDT電極71を形成するレジスト膜92Bとの間に不要なレジスト膜93が残る場合がある。重み付け部71Kを形成するために、マスク部分91Bの両端の部分での開口率が小さくなる、すなわちマスク部分91B、91A間の部分での開口率とマスク部分91B、91C間の部分の開口率が他の領域に比べて小さくなる。したがって、十分な量の露光光をレジスト膜83のそれらの部分に照射することができず、不要なレジスト膜93が残存する。特に、弾性波素子70Bの動作周波数が高くなるほど、離間部74の間隔が狭くなるので、不要なレジスト膜93が残りやすい。
図1Aに示す実施の形態1における弾性波素子10では、非重み付け部11L、11N、11P、11Qにより、IDT電極11と反射器電極12の間の離間部14の開口率やIDT電極11と反射器電極13との間の離間部の開口率を大きくすることができ、IDT電極11と反射器電極12との短絡やIDT電極11と反射器電極13との短絡を防ぐことができる。
実施の形態1における弾性波素子10の櫛歯電極11A、11Bでは、非重み付け部11L、11N、11P、11Qは、最外側電極指11Rと電極指11Vとの間と、最外側電極指11Tと電極指11Xとの間と、最外側電極指11Sと電極指11Wとの間と、最外側電極指11Uと電極指11Yとの間にそれぞれ設けられている。実施の形態1では、櫛歯電極11A、11Bの電極が設けられていない非重み付け部が、電極指11Vと電極指11Vのさらに内側で隣り合う電極指との間の間隙部と、電極指11Wと電極指11Wのさらに内側で隣り合う電極指との間の間隙部と、電極指11Xと電極指11Xのさらに内側で隣り合う電極指との間の間隙部と、電極指11Yと電極指11Yのさらに内側で隣り合う電極指との間の間隙部とにそれぞれ設けられていてもよい。これにより開口率がさらに大きくなり、IDT電極11と反射器電極12、13の短絡による歩留まり劣化をさらに抑制することができる。
図1Aに示すように、重み付け部11Kの方向10Bでの幅は、バスバー11Cの中央部から反射器電極12、13に向かって徐々に大きくし、かつ重み付け部11Mの方向10Bでの幅は、バスバー11Gの中央部から反射器電極12、13に向かって徐々に大きくしてもよく、これによって不要波を抑圧することができる。しかし、反射器電極12、13に近いIDT電極11の部分で重み付け部11K、11Mの幅を大きくすることにより、従来の弾性波素子70BではIDT電極71と反射器電極72、73が短絡する可能性がある。実施の形態1における弾性波素子10では、非重み付け部11L、11NによりIDT電極11と反射器電極12、13が短絡せずに製造歩留まりを改善し、かつ不要波を効果的に抑圧することができる。
非重み付け部11L、11Nにより、不要波を閉じ込める重み付け部11K、11Mの幅が最外側で不連続となることにより、不要波の散乱を高めることができる。したがって、実施の形態1における弾性波素子10は図8Bに示す従来の弾性波素子70Bよりも、不要波をさらに大きく抑圧することができる。
反射器電極それぞれとIDT電極との距離が、互いに隣り合う交差電極指とダミー電極指との間の間隔以下である場合は、図8Bに示す従来の弾性波素子70BではIDT電極71と反射器電極72、73が短絡する可能性がさらに高くなる。実施の形態1における弾性波素子10では、互いに隣り合う交差電極指とダミー電極指との間の間隔以下である場合でも、IDT電極11と反射器電極12、13が短絡することを防止することができる。
圧電基板21をニオブ酸リチウム(LiNbO)で形成することにより、電気機械結合係数を大きくすることができ、低損失な弾性波素子10が得られる。しかし、この場合は、不要波である横モード成分の電気機械結合係数も大きくなるため、重み付け部11K、11Mをより幅広くして抑圧する必要が生じる。その結果、圧電基板がLiNbOより形成されている場合は、図8Bに示す従来の弾性波素子70BではIDT電極71と反射器電極72、73が短絡する可能性がさらに高くなる。実施の形態1における弾性波素子10では、この場合でも、IDT電極11と反射器電極12、13が短絡することを防止することができ、かつ、良好な不要波抑制特性が得られる。
図2Dは実施の形態1における他の弾性波素子1001の断面図である。図2Dにおいて、図1Aと図2Cに示す弾性波素子10と同じ部分には同じ参照番号を付す。図2Aから図2C示す製造工程で弾性波素子10を製造した後、図9Eから図9Hに示す従来の弾性波素子70Bの製造方法と同様に、圧電基板21の表面21AにIDT電極11、反射器電極12、13を覆うSiO等の誘電体の薄膜よりなる保護膜184を形成することにより、弾性波素子1001を製造することができる。弾性波素子1001において圧電基板21を−15度から+15度のYカットLiNbO基板で形成する。弾性波素子1001やそれを用いた弾性波フィルタは広帯域で良好な温度特性を有するが、横モードによるスプリアスが現れやすい。また、SiOなどの誘電体の薄膜である保護膜184により弾性波の音速が下がるので、IDT電極11のピッチや、反射器電極12、13のそれぞれとIDT電極11との間の間隔が狭くなる。弾性波素子1001では重み付け部11K、11Mでスプリアスを抑圧する効果を高めることができ、非重み付け部11L、11N、11P、11Qにより、反射器電極12、13とIDT電極11との短絡を防止することができる。
図2Eは実施の形態1による弾性波フィルタ1002の回路図である。弾性波フィルタ1002は直列腕弾性波素子1002Aと並列腕弾性波素子1002Bとが接続されて構成されたラダー型弾性波フィルタである。弾性波素子1002A、1002Bは弾性波素子10(1001)である。弾性波フィルタ1002は電極の短絡を防止できるので、短絡による特性劣化を防止できる。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2における弾性波フィルタ30の平面図である。弾性波フィルタ30は、弾性波が伝播する表面2001Aを有する圧電基板2001と、IDT電極31A、31B、31Cと、反射器電極32、33を有し、これらの電極は圧電基板2001の表面2001A上に設けられており、弾性波が伝播する方向30Aに配列されている。弾性波フィルタ30においては、IDT電極31Bに信号が入力され、IDT電極31A、31Cから信号が出力される。IDT電極31Aは、方向30Aと異なる方向である実質的に直角の方向30Bで互いに対向する櫛歯電極131A、231Aを有する。IDT電極31Bは、方向30Bで互いに対向する櫛歯電極131B、231Bを有する。IDT電極31Cは、方向30Bで互いに対向する櫛歯電極131C、231Cを有する。信号が入力される入力端子30EはIDT電極31Bの櫛歯電極131Bに接続されている。信号が出力される出力端子30FはIDT電極31A、31Cの櫛歯電極231A、231Cに接続されている。IDT電極31A〜31Cの櫛歯電極131A、231B、131Cはグランドに接続されて接地されている。
IDT電極31Aの櫛歯電極131A、231Aは方向30Aで反射器電極32と対向している。IDT電極31Aの櫛歯電極131A、231Aは方向30AでIDT電極31Bの櫛歯電極131B、231Bとそれぞれ対向している。IDT電極31Bの櫛歯電極131B、231Bは方向30AでIDT電極31C櫛歯電極131C、231Cとそれぞれ対向している。IDT電極31Cの櫛歯電極131C、231Cは方向30Aで反射器電極33と対向している。
IDT電極31A、31Cは、図1Aに示す実施の形態1におけるIDT電極11と同じ構造を有する。IDT電極31Bは図8Bに示す従来の弾性波素子70Bと同様の構造を有するが、図1Aに示す実施の形態1におけるIDT電極11と同じ構造を有していてもよい。
弾性波フィルタ30のIDT電極31Aと反射器電極32とIDT電極31Bの位置は、図1Aに示す実施の形態1における弾性波素子10のIDT電極11と別電極である反射器電極12と別電極である反射器電極13の位置とそれぞれ同じである。IDT電極31Aにおいては実施の形態1におけるIDT電極11と同様に、櫛歯電極131Aは図1Aに示す櫛歯電極11Aの非重み付け部11L、11Pと同様の構造を有する非重み付け部31L、31Pを有する。これにより、櫛歯電極131Aと隣り合う別電極であるIDT電極31Bの櫛歯電極131Bや反射器電極32との短絡を防ぐことができる。また、櫛歯電極231Aは図1Aに示す櫛歯電極11Bの非重み付け部11N、11Qと同様の構造を有する非重み付け部31N、31Qを有する。これにより、櫛歯電極231Aと隣り合う別電極であるIDT電極31Bの櫛歯電極231Bや反射器電極32との短絡を防ぐことができる。
弾性波フィルタ30のIDT電極31CとIDT電極31Bと反射器電極33の位置は、図1Aに示す実施の形態1における弾性波素子10のIDT電極11と別電極である反射器電極12と別電極である反射器電極13の位置とそれぞれ同じである。IDT電極31Cにおいては実施の形態1におけるIDT電極11と同様に、櫛歯電極131Cは図1Aに示す櫛歯電極11Aの非重み付け部11L、11Pと同様の構造を有する非重み付け部131L、131Pを有する。これにより、櫛歯電極131Cと隣り合う別電極であるIDT電極31Bの櫛歯電極131Bや反射器電極32との短絡を防ぐことができる。また、櫛歯電極231Cは図1Aに示す櫛歯電極11Bの非重み付け部11N、11Qと同様の構造を有する非重み付け部131N、131Qを有する。これにより、櫛歯電極231Cと隣り合う別電極であるIDT電極31Bの櫛歯電極231Bや反射器電極33との短絡を防ぐことができる。
IDT電極31Bの両側に配置されているIDT電極31A、31Cが非重み付け部を有しているので、IDT電極31A、31B間の部分と、IDT電極31C、31B間の部分で開口率を大きくすることができる。したがって、IDT電極31Bの櫛歯電極131B、231Bは必ずしも非重み付け部を有していなくてもよい。
図4は実施の形態2における他の弾性波フィルタ40の平面図である。弾性波フィルタ40は、弾性波が伝播する表面3001Aを有する圧電基板3001と、IDT電極41A、41B、41Cと、反射器電極42、43を有し、これらの電極は圧電基板3001の表面3001A上に設けられており、弾性波が伝播する方向40Aに配列されている。弾性波フィルタ40においては、IDT電極41Bに信号が入力され、IDT電極41A、41Cから信号が出力される。IDT電極41Aは、方向40Aと異なる方向である実質的に直角の方向40Bで互いに対向する櫛歯電極141A、241Aを有する。IDT電極41Bは、方向40Bで互いに対向する櫛歯電極141B、241Bを有する。IDT電極41Cは、方向40Bで互いに対向する櫛歯電極141C、241Cを有する。信号が入力される入力端子40EはIDT電極41Bの櫛歯電極241Bに接続されている。信号が出力される出力端子40FはIDT電極41A、41Cの櫛歯電極241A、241Cに接続されている。IDT電極41A〜41Cの櫛歯電極141A、141B、141Cはグランドに接続されて接地されている。
IDT電極41Aの櫛歯電極141A、241Aは方向40Aで反射器電極42と対向している。IDT電極41Aの櫛歯電極141A、241Aは方向40AでIDT電極41Bの櫛歯電極141B、241Bとそれぞれ対向している。IDT電極41Bの櫛歯電極141B、241Bは方向40AでIDT電極41C櫛歯電極141C、241Cとそれぞれ対向している。IDT電極41Cの櫛歯電極141C、241Cは方向40Aで反射器電極43と対向している。
IDT電極41A、41Cの櫛歯電極141A、141Cは、図8Bに示す従来の弾性波素子70BのIDT電極71の櫛歯電極71Aと同じ構造を有する。IDT電極41A、41Cの櫛歯電極241A、241Cは、図1Aに示す実施の形態1における弾性波素子10のIDT電極11の櫛歯電極11Bと同じ構造を有する。IDT電極41Bは図8Bに示す従来の弾性波素子70Bと同様の構造を有する。
弾性波フィルタ40のIDT電極41Aと反射器電極42とIDT電極41Bの位置は、図1Aに示す実施の形態1における弾性波素子10のIDT電極11と別電極である反射器電極12と別電極である反射器電極13の位置とそれぞれ同じである。IDT電極41Aにおいては実施の形態1におけるIDT電極11と同様に、櫛歯電極241Aは図1Aに示す櫛歯電極11Bの非重み付け部11N、11Qと同様の構造を有する非重み付け部41N、41Qを有する。これにより、櫛歯電極241Aと隣り合う別電極であるIDT電極41Bの櫛歯電極241Bや反射器電極42との短絡を防ぐことができる。
弾性波フィルタ40のIDT電極41CとIDT電極41Bと反射器電極43の位置は、図1Aに示す実施の形態1における弾性波素子10のIDT電極11と別電極である反射器電極12と別電極である反射器電極13の位置とそれぞれ同じである。IDT電極41Cにおいては実施の形態1におけるIDT電極11と同様に、櫛歯電極241Cは図1Aに示す櫛歯電極11Bの非重み付け部11N、11Qと同様の構造を有する非重み付け部141N、141Qを有する。これにより、櫛歯電極241Cと隣り合う別電極であるIDT電極41Bの櫛歯電極241Bや反射器電極42との短絡を防ぐことができる。
なお、図4に示す弾性波フィルタ40では、IDT電極41A〜41Cの櫛歯電極141A〜141Cは、図8Bに示す従来の弾性波素子70BのIDT電極71の櫛歯電極71Aと同じ構造を有しており、非重み付け部を有していない。櫛歯電極141A〜141Cは接地されており同電位を有しているので、非重み付け部を有していないことに起因して互いに短絡しても特性には影響しない。
(実施の形態3)
図5Aは本発明の実施の形態3における弾性波素子50の平面図である。図5Aにおいて、図1Aに示す実施の形態1における弾性波素子10と同じ部分には同じ参照番号を付す。弾性波素子50は、図1Aに示す実施の形態1における弾性波素子10のIDT電極11の代わりにIDT電極51を備える。IDT電極51は、図1Aに示す実施の形態1におけるIDT電極11の櫛歯電極11Bの代わりに、櫛歯電極11Bと同じ位置に設けられた櫛歯電極51Bを有する。櫛歯電極51Bは図1Aに示す櫛歯電極11Bの最外側ダミー電極指11T、11Uの代わりに最外側ダミー電極指51T、51Uを有する。最外側ダミー電極指51T,51Uの方向10Aでの幅は、他のダミー電極指11Jの方向10Aの幅より小さい。これにより、実施の形態1における弾性波素子10と比べて、離間部14の開口率をさらに大きくすることができるので、IDT電極51と別電極である反射器電極12との短絡や、IDT電極51と別電極である反射器電極13との短絡を防止することができる。
図5Bは実施の形態3における他の弾性波素子150の平面図である。図5Bにおいて、図1Aに示す実施の形態1における弾性波素子10と同じ部分には同じ参照番号を付す。弾性波素子150は、図1Aに示す実施の形態1における弾性波素子10のIDT電極11の代わりにIDT電極151を備える。IDT電極151は、図1Aに示す実施の形態1におけるIDT電極11の櫛歯電極11Aの代わりに、櫛歯電極11Aと同じ位置に設けられた櫛歯電極151Aを有する。櫛歯電極151Aは図1Aに示す櫛歯電極11Aの最外側交差電極指11R、11Sの代わりに最外側交差電極指51R、51Sを有する。最外側交差電極指51R,51Sの方向10Aでの幅は、他の交差電極指11Dの方向10Aの幅より小さい。これにより、実施の形態1における弾性波素子10と比べて、離間部14の開口率をさらに大きくすることができるので、IDT電極151と別電極である反射器電極12との短絡や、IDT電極151と別電極である反射器電極13との短絡を防止することができる。
図5Cは実施の形態3におけるさらに他の弾性波素子250の平面図である。図5Cにおいて、図1Aに示す実施の形態1における弾性波素子10と同じ部分には同じ参照番号を付す。弾性波素子250は、図1Aに示す実施の形態1における弾性波素子10のIDT電極11の代わりにIDT電極251を備える。IDT電極251は、図1Aに示す実施の形態1におけるIDT電極11の櫛歯電極11Bの代わりに、櫛歯電極11Bと同じ位置に設けられた櫛歯電極251Bを有する。櫛歯電極251Bは図1Aに示す櫛歯電極11Bの最外側ダミー電極指11T、11Uを有していない。すなわち、別電極である反射器電極12は最外側交差電極指11Rと最外側交差電極指11Xとに対向する。バスバー11Gは最外側交差電極指11Xを超えて反射器電極12に向かって延びている。最外側交差電極指11Rは方向10Bでバスバー11Gと対向する。別電極である反射器電極13は最外側交差電極指11Sと最外側交差電極指11Yとに対向する。バスバー11Gは最外側交差電極指11Yを超えて反射器電極13に向かって延びている。最外側交差電極指11Sは方向10Bでバスバー11Gと対向する。これにより、実施の形態1における弾性波素子10と比べて、離間部14の開口率をさらに大きくすることができるので、IDT電極251と別電極である反射器電極12との短絡や、IDT電極251と別電極である反射器電極13との短絡を防止することができる。
図6Aは実施の形態3におけるさらに他の弾性波素子450の平面図である。図6Aにおいて、図8Aに示す従来の弾性波素子70Aと同じ部分には同じ参照番号を付す。弾性波は方向10Aに伝播する。弾性波素子450は、図8Aに示す従来の弾性波素子70AのIDT電極71の代わりにIDT電極471を備える。IDT電極471は、図8Aに示す従来のIDT電極71の櫛歯電極71Bの代わりに、櫛歯電極71Bと同じ位置に設けられた櫛歯電極471Bを有する。櫛歯電極71A、471Bは、図1Aに示す実施の形態1における弾性波素子10のIDT電極11A、11Bの重み付け部11K、11Mを有していない。この場合であっても、従来の弾性波素子70BのIDT電極71と反射器電極72、73との間隔が狭い場合にはIDT電極と反射器電極が短絡する可能性がある。図6Aに示す櫛歯電極471Bの最外端のダミー電極指471Jの方向10Aでの幅は交差電極指71Hや他のダミー電極指71Jより小さい。これにより、IDT電極471と別電極である反射器電極72との短絡や、IDT電極471と別電極である反射器電極73との短絡を防止することができる。
図6Bは実施の形態3におけるさらに他の弾性波素子550の平面図である。図6Bにおいて、図8Aに示す従来の弾性波素子70Aと同じ部分には同じ参照番号を付す。弾性波は方向10Aに伝播する。弾性波素子550は、図8Aに示す従来の弾性波素子70AのIDT電極71の代わりにIDT電極571を備える。IDT電極571は、図8Aに示す従来のIDT電極71の櫛歯電極71Aの代わりに、櫛歯電極71Aと同じ位置に設けられた櫛歯電極571Aを有する。櫛歯電極71A、71Bは、図1Aに示す実施の形態1における弾性波素子10のIDT電極11A、11Bの重み付け部11K、11Mを有していない。この場合であっても、従来の弾性波素子70AのIDT電極71と反射器電極72、73との間隔が狭い場合にはIDT電極と反射器電極が短絡する可能性がある。図6Bに示す櫛歯電極571Aの最外端の交差電極指571Rの方向10Aでの幅は他の電極指より小さい。これにより、IDT電極571と別電極である反射器電極72との短絡や、IDT電極571と別電極である反射器電極73との短絡を防止することができる。
図6Cは実施の形態3におけるさらに他の弾性波素子650の平面図である。図6Cにおいて、図8Aに示す従来の弾性波素子70Aと同じ部分には同じ参照番号を付す。弾性波は方向10Aに伝播する。弾性波素子650は、図8Aに示す従来の弾性波素子70AのIDT電極71の代わりにIDT電極671を備える。IDT電極671は、図8Aに示す従来のIDT電極71の櫛歯電極71Bの代わりに、櫛歯電極71Bと同じ位置に設けられた櫛歯電極671Bを有する。櫛歯電極71A、71Bは、図1Aに示す実施の形態1における弾性波素子10のIDT電極11A、11Bの重み付け部11K、11Mを有していない。櫛歯電極671Bは図8Aに示す櫛歯電極71Bの最外側ダミー電極指を有していない。すなわち、別電極である反射器電極72は櫛歯電極71Aの最外側交差電極指と櫛歯電極671Bの最外側交差電極指とに対向する。バスバー71Gは最外側交差電極指を超えて反射器電極72、73に向かって延びている。最外側交差電極指は方向10Bでバスバー71Gと対向する。これにより、IDT電極671と別電極である反射器電極72との短絡や、IDT電極671と別電極である反射器電極73との短絡を防止することができる。
(実施の形態4)
図7Aは本発明の実施の形態4における弾性波素子60Aの平面図である。図7Aにおいて、図1Aに示す実施の形態1における弾性波素子10と同じ部分には同じ参照番号を付す。弾性波素子60Aは、図1Aに示す実施の形態1における弾性波素子10のIDT電極11と反射器電極12、13の代わりにIDT電極61と反射器電極62A、63Aを備える。IDT電極61は、弾性波が伝播する方向10Aと異なる方向である実質的に直角の方向10Bで互いに対向する櫛歯電極61A、61Bを有する。櫛歯電極61A、61Bは、交差電極指とダミー電極指との間隙部に電極よりなる重み付け部61K、61Mを有している。櫛歯電極61A、61Bは、図1Aに示す櫛歯電極11A、11Bの非重み付け部11L、11N、11P、11Qを有していてもよい。IDT電極61では、櫛歯電極61A、61Bは交差幅Wで交差している、すなわち、交差幅Wに亘って方向10Bで互いに重なっている。
反射器電極62Aは、方向10Bに延びる複数の反射電極指162A、162B、162C、162D、162Eと、反射電極指162A、162B、162C、162D、162Eのそれぞれの両端を接続するバスバー162F、162Gを有する。複数の反射電極指162A、162B、162C、162D、162EのうちIDT電極61に最も近い反射電極指162Eの方向10Bでの幅は、他の反射電極指162A、162B、162C、162Dの方向10Bでの幅より小さい。すなわち、IDT電極61に最も近い反射電極指162Eの方向10Bでの幅は、IDT電極61から最も遠い反射電極指162Aの方向10Bでの幅より小さい。この構成により、重み付け部61K、61Mを有している場合であっても、離間部14において電極を形成するマスクの開口率を大きくすることができ、IDT電極61と反射器電極62Aとが短絡する可能性を低減することができる。
反射器電極63Aは、方向10Bに延びる複数の反射電極指163A、163B、163C、163D、163Eと、反射電極指163A、163B、163C、163D、163Eのそれぞれの両端を接続するバスバー163F、163Gを有する。複数の反射電極指163A、163B、163C、163D、163EのうちIDT電極61に最も近い反射電極指163Eの方向10Bでの幅は、他の反射電極指163A、163B、163C、163Dの方向10Bでの幅より小さい。すなわち、IDT電極61に最も近い反射電極指163Eの方向10Bでの幅は、IDT電極61から最も遠い反射電極指163Aの方向10Bでの幅より小さい。この構成により、重み付け部61K、61Mを有している場合であっても、離間部14において電極を形成するマスクの開口率を大きくすることができ、IDT電極61と反射器電極63Aとが短絡する可能性を低減することができる。
IDT電極61に最も近い反射電極指162E、163Eの方向10Bでの幅は、IDT電極61の交差幅W以上とすることが望ましい。これにより、IDT電極61によって励振される弾性波の反射効率を下げることなく、IDT電極61と反射器電極62A、63Aとの短絡を防止することができる。
図7Bは実施の形態4における他の弾性波素子60Bの平面図である。図7Bにおいて、図7Aに示す弾性波素子60Aと同じ部分には同じ参照番号を付す。弾性波素子60Bは、図7Aに示す弾性波素子70Aの反射器電極62A、63Aの代わりに反射器電極62B、63Bを備える。
反射器電極62Bは、方向10Bに延びる複数の反射電極指262A、262B、262C、262D、262Eと、反射電極指262A、262B、262C、262D、262Eのそれぞれの両端を接続するバスバー262F、262Gを有する。複数の反射電極指262A、262B、262C、262D、262EのうちIDT電極61に最も近い反射電極指262Eと2番目に近い反射電極指262Dの方向10Bでの幅は、他の反射電極指262A、262B、262Cの方向10Bでの幅より小さい。すなわち、IDT電極61に最も近い反射電極指262Eの方向10Bでの幅は、IDT電極61から最も遠い反射電極指262Aの方向10Bでの幅より小さい。反射電極指262Eの方向10Bでの幅は反射電極指262Dの方向10Bでの幅より小さい。この構成により、重み付け部61K、61Mを有している場合であっても、離間部14において電極を形成するマスクの開口率を大きくすることができ、IDT電極61と反射器電極62Bとが短絡する可能性を低減することができる。
反射器電極63Bは、方向10Bに延びる複数の反射電極指263A、263B、263C、263D、263Eと、反射電極指263A、263B、263C、263D、263Eのそれぞれの両端を接続するバスバー263F、263Gを有する。複数の反射電極指263A、263B、263C、263D、263EのうちIDT電極61に最も近い反射電極指263Eと2番目に近い反射電極指263Dの方向10Bでの幅は、他の反射電極指263A、263B、263Cの方向10Bでの幅より小さい。すなわち、IDT電極61に最も近い反射電極指263Eの方向10Bでの幅は、IDT電極61から最も遠い反射電極指263Aの方向10Bでの幅より小さい。反射電極指263Eの方向10Bでの幅は反射電極指263Dの方向10Bでの幅より小さい。この構成により、重み付け部61K、61Mを有している場合であっても、離間部14において電極を形成するマスクの開口率を大きくすることができ、IDT電極61と反射器電極63Bとが短絡する可能性を低減することができる。
IDT電極61に最も近い反射電極指262E、263Eの方向10Bでの幅は、IDT電極61の交差幅W以上とすることが望ましい。これにより、IDT電極61によって励振される弾性波の反射効率を下げることなく、IDT電極61と反射器電極62B、63Bとの短絡を防止することができる。
本発明による弾性波素子は、IDT電極と別電極との短絡を防ぎ、かつ、優れた不要波抑圧特性を有するので、携帯電話等の小型の通信機器に特に有用である。
11 インターディジタルトランスデューサ(IDT)電極
11A 櫛歯電極(第1の櫛歯電極)
11B 櫛歯電極(第2の櫛歯電極)
11C バスバー(第1のバスバー)
11D 交差電極指(第1の交差電極指)
11F ダミー電極指(第1のダミー電極指)
11G バスバー(第2のバスバー)
11H 交差電極指(第2の交差電極指)
11J ダミー電極指(第2のダミー電極指)
11K 重み付け部
11L 非重み付け部
11N 非重み付け部
12 別電極(第1の別電極)、反射器電極
13 別電極(第2の別電極)、反射器電極
15A 交差領域
15B 非交差領域
21 圧電基板

Claims (16)

  1. 表面を有する圧電基板と、
    前記圧電基板の前記表面上に設けられた第1の櫛歯電極と、前記圧電基板の前記表面上に設けられてかつ前記第1の櫛歯電極に対向する第2の櫛歯電極とを有する第1のインターディジタルトランスデューサ(IDT)電極と、
    前記圧電基板の前記表面上に設けられた第1の別電極と、
    を備え、
    前記第1のIDT電極と前記第1の別電極とは第1の方向に配列されており、
    前記第1の櫛歯電極は、
    前記第1の方向に延びる第1のバスバーと、
    前記第1のバスバーから前記第2の櫛歯電極に向かって前記第1の方向と異なる第2の方向に延びる複数の第1の交差電極指と、
    前記第1のバスバーから前記第2の櫛歯電極に向かって前記第2の方向に延びる複数の第1のダミー電極指と、
    を含み、
    前記第2の櫛歯電極は、
    前記第1の方向に延びる第2のバスバーと、
    前記第2のバスバーから前記第1の櫛歯電極に向かって前記第2の方向と反対の第3の方向に延び、かつ前記複数の第1の交差電極指と交差領域において交差し、かつ前記複数の第1のダミー電極指とそれぞれ前記第3の方向で対向する複数の第2の交差電極指と、
    前記第2のバスバーから前記第1の櫛歯電極に向かって前記第3の方向に延び、前記複数の第1の交差電極指とそれぞれ前記第3の方向で対向する複数の第2のダミー電極指と、
    前記複数の第2の交差電極指と前記複数の第2のダミー電極指との間の間隙部に電極が設けられ、かつ前記交差領域以外の非交差領域に設けられた複数の重み付け部と、
    前記非交差領域において、前記間隙部のうちで前記別電極に最も近い間隙部で電極が設けられていない非重み付け部と、
    を含む、弾性波素子。
  2. 前記第1の別電極は反射器電極である、請求項1に記載の弾性波素子。
  3. 前記圧電基板の前記表面上に設けられた第2の別電極をさらに備え、
    前記第1のIDT電極が前記第1の別電極と前記第2の別電極との間に位置するように、前記第1のIDT電極と前記第1の別電極と前記第2の別電極とは前記第1の方向に配列されている、請求項1に記載の弾性波素子。
  4. 前記第1の別電極と前記第2の別電極は反射器電極である、請求項3に記載の弾性波素子。
  5. 前記第1の別電極は、互いに対向する第3と第4の櫛歯電極を有する第2のIDT電極である、請求項1に記載の弾性波素子。
  6. 前記複数の重み付け部の前記第2の方向での幅は、前記第1のバスバーの中央部から両端に向かって徐々に広くなる、請求項1に記載の弾性波素子。
  7. 前記第1のIDT電極と前記第1の別電極との間の間隔は、前記第3の方向で互いに対向する前記複数の第1の交差電極指と前記複数の第2のダミー電極指の間隔以下である、請求項1に記載の弾性波素子。
  8. 前記圧電基板はLiNbO3よりなる、請求項1に記載の弾性波素子。
  9. 前記圧電基板の前記表面上に設けられて前記IDT電極を覆う誘電体薄膜をさらに備えた、請求項1に記載の弾性波素子。
  10. 前記複数の第1のダミー電極指のうちの前記第1の別電極に最も近い最外側ダミー電極指の前記第1の方向での幅は、前記複数の第2のダミー電極指のうちの前記最外側ダミー電極指の他のダミー電極指の前記第1の方向での幅より小さい、請求項1に記載の弾性波素子。
  11. 表面を有する圧電基板と、
    前記圧電基板の前記表面上に設けられた第1の櫛歯電極と、前記圧電基板の前記表面上に設けられてかつ前記第1の櫛歯電極に対向する第2の櫛歯電極とを有するインターディジタルトランスデューサ(IDT)電極と、
    前記圧電基板の前記表面上に設けられて、前記IDT電極に対向する別電極と、
    を備え、
    前記IDT電極と前記別電極とは第1の方向に配列されており、
    前記第1の櫛歯電極は、
    前記第1の方向に延びる第1のバスバーと、
    前記第1のバスバーから前記第2の櫛歯電極に向かって前記第1の方向と異なる第2の方向に延びる複数の第1の交差電極指と、
    前記第1のバスバーから前記第2の櫛歯電極に向かって前記第2の方向に延びる複数の第1のダミー電極指と、
    を含み、
    前記第2の櫛歯電極は、
    前記第1の方向に延びる第2のバスバーと、
    前記第2のバスバーから前記第1の櫛歯電極に向かって前記第2の方向と反対の第3の方向に延び、かつ前記複数の第1の交差電極指と交差領域において交差し、かつ前記複数の第1のダミー電極指とそれぞれ前記第3の方向で対向する複数の第2の交差電極指と、
    前記第2のバスバーから前記第1の櫛歯電極に向かって前記第3の方向に延び、前記複数の第1の交差電極指とそれぞれ前記第3の方向で対向する複数の第2のダミー電極指と、
    前記複数の第2の交差電極指と前記複数の第2のダミー電極指との間の間隙部に電極が設けられ、かつ前記交差領域以外の非交差領域に設けられた複数の重み付け部と、
    を含み、
    前記第2のバスバーは、前記複数の第2の交差電極指のうちの前記別電極に最も近い第2の最外側交差電極を超えて前記別の電極に向かって延びており、
    前記複数の第1の交差電極指のうちの前記別電極に最も近い第1の最外側交差電極指は前記第2の方向で前記第2のバスバーと対向する、弾性波素子。
  12. 前記第2のバスバーの前記第1の櫛歯電極に最も近い端は前記第1の方向に直線状に延びる、請求項11に記載の弾性波素子。
  13. 表面を有する圧電基板と、
    前記圧電基板の前記表面上に設けられた第1の櫛歯電極と、前記圧電基板の前記表面上に設けられてかつ前記第1の櫛歯電極に対向する第2の櫛歯電極とを有する第1のインターディジタルトランスデューサ(IDT)電極と、
    前記圧電基板の前記表面上に設けられた反射器電極と、
    を備え、
    前記第1のIDT電極と前記反射器電極とは、第1の方向に配列されており、
    前記第1の櫛歯電極は、
    前記第1の方向に延びる第1のバスバーと、
    前記第1のバスバーから前記第2の櫛歯電極に向かって前記第1の方向と異なる第2の方向に延びる複数の第1の交差電極指と、
    前記第1のバスバーから前記第2の櫛歯電極に向かって前記第2の方向に延びる複数の第1のダミー電極指と、
    を含み、
    前記第2の櫛歯電極は、
    前記第1の方向に延びる第2のバスバーと、
    前記第2のバスバーから前記第1の櫛歯電極に向かって前記第2の方向と反対の第3の方向に延び、かつ前記複数の第1の交差電極指と交差領域において交差し、かつ前記複数の第1のダミー電極指とそれぞれ前記第3の方向で対向する複数の第2の交差電極指と、
    前記第2のバスバーから前記第1の櫛歯電極に向かって前記第3の方向に延び、前記複数の第1の交差電極指とそれぞれ前記第3の方向で対向する複数の第2のダミー電極指と、
    前記複数の第2の交差電極指と前記複数の第2のダミー電極指との間の間隙部に電極が設けられて、かつ前記交差領域以外の非交差領域に設けられた複数の重み付け部と、
    を含み、
    前記反射器電極は、前記第2の方向に延びる複数の反射電極指を含み、
    前記複数の反射電極指のうちの前記IDT電極に最も近い第1の反射電極指は、前記複数の反射電極指のうちの前記IDT電極から最も遠い第2の反射電極指よりも短い、弾性波素子。
  14. 前記第1の反射電極指の前記第2の方向での幅は、前記複数の第1の交差電極指と前記複数の第2の交差電極指とが交差する幅よりも大きい、請求項13に記載の弾性波素子。
  15. 前記第2のバスバーの前記第1の櫛歯電極に最も近い端は前記第1の方向に直線状に延びる、請求項14に記載の弾性波素子。
  16. 第1の弾性波素子と、
    前記第1の弾性波素子に接続された第2の弾性波素子と、
    を備え、
    前記第1の弾性波素子と前記第2の弾性波素子のうちの少なくとも1つは請求項1から15のうちのいずれか一項に記載の弾性波素子である、弾性波フィルタ。
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