JP5074122B2 - 弾性波フィルタ - Google Patents

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本発明は弾性波フィルタに関し、特に多重モード型弾性波フィルタを有する弾性波フィルタに関する。
高周波用フィルタには、弾性表面波や弾性境界波等の弾性波を用いた弾性波フィルタが用いられている。弾性波フィルタの中には、複数の共振モードを組み合わせて通過帯域を構成する多重モード型弾性波フィルタがある。例えば、DMS(2重モード型弾性波フィルタ)では、1次共振モードと3次共振モードを組み合わせて通過帯域を構成している。
多重モード型弾性波フィルタとして、不平衡入力、平衡出力型のフィルタの例を説明する。図1は、従来例、比較例1、比較例2および実施例1に係るフィルタ100の平面模式図である。なお、電極指の本数は省略して図示している。ニオブ酸リチウムまたはタンタル酸リチウム等の圧電基板90上に、金属膜からなる反射器R0およびIDT(InterDigital Transducer)10、30、40および50が設けられている。IDT30、10、40および50は2つの反射器R0の間に設けられている。IDT10およびIDT40はそれぞれ出力端子T11およびT12に接続されている。IDT10およびIDT40は共通の浮き電極を有している。これにより、出力端子T11およびT12を同方向から引き出すことができる。IDT10と右側反射器R0との間にはIDT30が設けられている。IDT10と左側反射器R0との間にはIDT50が設けられている。IDT30およびIDT50は共通の入力端子T2に接続されている。
IDT10とIDT30との間付近の領域62と、IDT40とIDT50との間付近の領域64と、は電極指が対称ではない。すなわち、第2IDT30の最も第1IDT10側の電極指はグランドGNDに接続された電極指であるのに対し、IDT50の最もIDT40側の電極指は入力端子T2に接続された電極指である。このため、入力端子T2に入力した信号は、出力端子T11とT12とで位相が反転して出力される。つまり、出力端子T11とT22とからは差動信号が出力される。
特許文献1には、ダミー電極指を有する多重モード型弾性波フィルタが開示されている。
特許3498215号公報
しかしながら、従来例においては、出力端子T11とグランドGNDとの間の静電気放電(ESD:Electrostatic Dischage)により、IDT10またはIDT30が破壊される。同様に、出力端子T12とグランドGNDとの間のESDにより、IDT40またはIDT50が破壊される。また、ESDによるフィルタの破壊を抑制しようとすると、通過特性の平坦性が悪化することがある。
本発明は、上記課題に鑑み、静電気放電によるIDTの破壊を抑制するとともに通過特性の平坦性を向上させることを目的とする。
本発明は、第1入出力端子に接続された第1バスバーと、前記第1バスバーに接続された複数の第1電極指と、前記第1バスバーに対向して設けられた第2バスバーに接続された複数の第2電極指と、を有する第1IDTと、グランドに接続された第3バスバーと、前記第3バスバーに接続された複数の第3電極指と、前記第3バスバーに対向して設けられた第4バスバーに接続された複数の第4電極指と、を有する第2IDTと、を具備し、前記複数の第2電極指のうち前記第2IDT側の第2電極指と前記複数の第4電極指のうち前記第1IDT側の第4電極指との少なくとも一方は、対向する前記第1バスバーまたは前記第3バスバーの仮想延長線上まで延伸し、かつ前記第1入出力端子の電位またはグランドとは異なる電位であることを特徴とする多重モード型弾性波フィルタである。本発明によれば、第1バスバーと第3バスバーとの距離を長くできるため、第1入出力端子とグランドとの間に印加されるESDに対する耐性を高めることができる。また、複数の第2電極指のうち第2IDT側の第2電極指と複数の第4電極指のうち第1IDT側の第4電極指との少なくとも一方は、対向する第1バスバーまたは第3バスバーの仮想延長線上まで延伸している。これにより、通過特性の平坦性を向上させることができる。
上記構成において、前記第1バスバーまたは前記第3バスバーの仮想延長線上まで延伸している前記第2電極指または前記第4電極指は浮き電極指である構成とすることができる。この構成によれば、ESDによる破壊を抑制することができる。
上記構成において、前記複数の第4電極指は、前記第1入出力端子とは別の入出力端子に接続されている構成とすることができる。この構成によれば、ESDによる破壊を抑制することができる。
上記構成において、前記第4バスバーは、前記多重モード型弾性波フィルタにカスケード接続された別の多重モード型弾性波フィルタ内に設けられたIDTを構成する浮き電極に接続されている構成とすることができる。
上記構成において、前記第1バスバー、前記第2バスバー、前記第3バスバーおよび前記第4バスバーの少なくとも1つに接続され、対向するバスバーから伸びる電極指に向かい合うダミー電極指を具備する構成とすることができる。この構成によれば、通過帯域を平坦化することができる。
上記構成において、前記第1入出力端子は差動入出力端子である構成とすることができる。
上記構成において、前記第1入出力端子と前記第1IDTとの間、または前記第2IDTに接続された弾性波共振器を具備する構成とすることができる。この構成によれば、ESDによるフィルタの破壊を抑制することができる。
本発明は、上記多重モード型弾性波フィルタである第1多重モード型弾性波フィルタと、第1多重モード型弾性波フィルタとカスケード接続された第2多重モード型弾性波フィルタと、を具備することを特徴とする弾性波フィルタである。本発明によれば、ESDに対する耐性を高めることができる。また、通過特性の平坦性を向上させることができる。
上記構成において、前記第2の多重モード型弾性波フィルタは上記多重モード型弾性波フィルタである構成とすることができる。
上記構成において、前記第1多重モード型弾性波フィルタまたは前記第2多重モード型弾性波フィルタに接続された弾性波共振器を具備する構成とすることができる。
本発明によれば、第1バスバーと第3バスバーとの距離を長くできるため、第1入出力端子とグランドとの間に印加されるESDに対する耐性を高めることができる。また、複数の第2電極指のうち第2IDT側の第2電極指と複数の第4電極指のうち第1IDT側の第4電極指との少なくとも一方は、対向する第1バスバーまたは第3バスバーの仮想延長線上まで延伸している。これにより、通過特性の平坦性を向上させることができる。
本発明の実施例を説明する前に、比較例1および比較例2について説明する。比較例1および比較例2は図1と同じ構成の多重モード型弾性波フィルタである。図2(a)は比較例1に係る弾性波フィルタの図1の領域62の拡大図である。第1IDT10は、第1バスバー12、第1電極指14、第1ダミー電極指16、第2バスバー22、第2電極指24および第2ダミー電極指26を有している。第1バスバー12は、出力端子T11(第1入出力端子)に接続されている。複数の第1電極指14は第1バスバー12に接続されている。第2バスバー22は第1バスバー12に対向して設けられている。複数の第2電極指24は、複数の第1電極指14の間にそれぞれ設けられ、第2バスバー22に接続されている。第1電極指14と第2電極指24とは互い違いに設けられている。
複数の第1ダミー電極指16は、第1バスバー12に接続されており、対向する第2バスバー22から伸びる複数の第2電極指24に対向するように形成されている。第1電極指14と第1ダミー電極指16とは互い違いに設けられている。複数の第2ダミー電極指26も同様に設けられている。
第2IDT30は、第3バスバー32、第3電極指34、第3ダミー電極指36、第4バスバー42、第4電極指44および第2ダミー電極指46を有している。第3バスバー32は、グランドGNDに接続されている。複数の第3電極指34は第3バスバー32に接続されている。第4バスバー42は第3バスバー32に対向して設けられている。複数の第4電極指44は、複数の第3電極指34の間にそれぞれ設けられ、第4バスバー42に接続されている。第3電極指34と第4電極指44とは互い違いに設けられている。第3ダミー電極指36および第4ダミー電極指46は、第1ダミー電極指16および第2ダミー電極指26と同様に設けられている。ダミー電極指を設けることにより、フィルタの通過帯域内のリップル偏差を抑制することができる。これにより、通過帯域における通過特性の周波数に対する平坦性を向上させたフィルタを提供することができる。
比較例1においては、第1IDT10の最も第2IDT30側に、第1ダミー電極指16aが設けられている。これは、特許文献1の図3と同じIDT構造である。これにより、第1ダミー電極指16aと第2IDT30の第3バスバー32とは距離L1を介し隣接している。
図2(b)は比較例2に係る弾性波フィルタの領域62の拡大図である。比較例2においては、最も第2IDT30側に、第1ダミー電極指16aが設けられていない。これにより、第1バスバー12と第3バスバー32との距離L2は比較例1に対し長くなっている。
比較例1においては、出力端子T11とグランドGNDとの間にESDを印加すると、第1ダミー電極指16aと第3バスバー32との間でIDT10およびIDT30が破壊されてしまう。比較例2においては、第1バスバー12と第3バスバー32との距離L2が比較例1の距離L1より広くできるため、ESDに起因したIDTの破壊を抑制することができる。しかしながら、比較例1に係る弾性波フィルタにおいては、第1ダミー電極指16aが設けられていないため、通過特性内の一部の特性が劣化し、通過特性の平坦性が劣化することがわかった。そこで、以下に、これらの課題を解決するための実施例について説明する。
図3は実施例1に係る弾性波フィルタの図1の領域62に相当する領域の拡大図である。なお、実施例1に係る弾性波フィルタは、図1と同じ構成の多重モード型弾性波フィルタである。図3を参照に、第2電極指24のうち最も第2IDT30側の第2電極指24aの先端部25が、対向する第1バスバー12の仮想延長線18上まで延伸している。その他の構成は比較例1および比較例2と同じである。
実施例1によれば、出力端子T11に接続された第1バスバー12とグランドGNDに接続された第3バスバーとの距離L2は比較例2同様に長くすることができる。よって、ESDに対する耐性は比較例2と同様高くすることができる。また、第2電極指24aが他の第2電極指24より長く、第2電極指24aの先端部25が第1バスバー12の仮想延長線18上まで延伸している。これにより、比較例1のように、第1ダミー電極指16aが設けられているのと同様に、通過特性の平坦性を向上させることができる。
図4は実施例2に係る弾性波フィルタ102の平面模式図である。図1との違いは、第2IDT31の最も第1IDT10側の電極指が入力端子T2(別の入出力端子)に接続された電極指である点、IDT51の最もIDT40側の電極指がグランドGNDに接続された電極指である点である。その他の構成は図1と同じである。実施例2に係る弾性波フィルタ102も不平衡入力、平衡出力型のフィルタとして機能する。
図5(a)から図5(c)は図4の領域62の拡大図である。図5(a)を参照に、第2電極指24のうち最も第2IDT31側の第2電極指24aの先端部25は第1バスバー12の仮想延長線18上まで延伸している。一方、第4電極指44のうち最も第1IDT10側の第4電極指44は他の第4電極指44と同じ長さである。
図5(b)を参照に、第4電極指44のうち最も第1IDT10側の第4電極指44aの先端部45は第3バスバー32の仮想延長線38上まで延伸している。一方、第2電極指24のうち最も第2IDT31側の第2電極指24は他の第2電極指44と同じ長さである。
図5(c)を参照に、第2電極指24のうち最も第2IDT31側の第2電極指24aの先端部25は第1バスバー12の仮想延長線18上まで延伸している。さらに、第4電極指44のうち最も第1IDT10側の第4電極指44aの先端部45は第3バスバー32の仮想延長線38上まで延伸している。
このように、複数の第2電極指24のうち第2IDT31側の第2電極指24と複数の第4電極指44のうち第1IDT10側の第4電極指44とのうち少なくとも一方は、対向する第1バスバー12または第3バスバー32の仮想延長線18または38上まで延伸していればよい。これにより、第1バスバー12と第3バスバー32との距離を長くすることができ、ESDに対する耐性を向上させることができる。また、通過特性の平坦性を向上させることができる。
図5(c)では、第1バスバー12と第3バスバー32との距離L3が図5(a)および図5(b)より長い。よって、ESDによる破壊をより抑制することができる。
実施例1における図1の領域64においても、実施例2の図5(a)から図5(c)のいずれかと同様、IDT40の電極指のうち最もIDT50側の電極指が対向するバスバーの延長線上まで伸びていることが好ましい。また、IDT50の電極指のうち最もIDT40側の電極指が対向するバスバーの延長線上まで伸びていることが好ましい。実施例2の図1の領域64においても、IDT40の電極指のうち最もIDT50側の電極指が対向するバスバーの延長線上まで延伸していることが好ましい。これらにより、出力端子T12とグランドGND間に印加されるESDによる破壊を抑制することができる。
また、実施例1および実施例2において、第2電極指24aまたは第4電極指44aは、第1入出力端子T11およびグランドGNDとは異なる電位であることが好ましい。例えば、実施例1および実施例2のように、第2電極指24aを浮き電極(フローティング状態の電極)とした場合、第1バスバー12と第3バスバー32との間に第2電極指24aの先端部25が設けられていても、第1バスバー12と第3バスバー32との間の電界は先端部25にあまり影響されない。よって、比較例2と同様に、ESDによる破壊を抑制することができる。
さらに、実施例2の図5(b)のように、第4電極指44aを、出力端子T11とグランドGNDとは異なる電位とすることができる。例えば、第4電極指44aは入力端子T2に接続されていてもよい。特に第4電極指44aの電位が出力端子T11とグランドGNDとの間の電位であれば、比較例1に比べ、ESDによる破壊を抑制することができる。
また、通過特性の平坦性を確保するためには、第2電極指24aは、少なくとも第1バスバー12の仮想延長線18上まで伸びていればよく、第1バスバー12の仮想延長線18を越えて伸びていてもよい。第4電極指44aについても同様である。
実施例3は多重モード型弾性波フィルタをカスケード接続したフィルタの例である。図6は実施例3に係る弾性波フィルタの平面模式図である。第1多重モード型弾性波フィルタ104と第2多重モード型弾性波フィルタ110とがカスケード接続されている。第1多重モード型弾性波フィルタ104は、実施例1のフィルタ100に対し、IDT30とIDT51とが対称である。第2多重モード型弾性波フィルタ110は、2つの反射器R0の間にIDT70、80および90が設けられている。IDT60は入力端子T2(第2入出力端子)とグランドGNDとに接続されている。IDT80はIDT30と接続線52で接続されている。IDT70はIDT51と接続線54で接続されている。
第1多重モード型弾性波フィルタ104の領域62において、最もIDT30側のIDT10内の電極指は、実施例1のように対向するバスバーの仮想延長線上まで伸びている。領域64における最もIDT51側のIDT40内の電極指も同様である。このように、第1多重モード型弾性波フィルタ104を実施例1または実施例2の多重モード型弾性波フィルタとすることにより、出力端子T11またはT12とグランドGNDとの間に印加されるESDに起因したフィルタの破壊を抑制することができる。
さらに、第2多重モード型弾性波フィルタの領域72において、IDT60の電極指のうち最もIDT80側の電極指を、実施例1のように対向するバスバーの仮想延長線上まで伸ばすこともできる。領域74における最もIDT70側のIDT60内の電極指も同様である。このように、第2多重モード型弾性波フィルタを実施例1または実施例2と同様のフィルタとすることもできる。これにより、入力端子T2とグランドGNDとの間に印加されたESDに起因したフィルタの破損を抑制することができる。
実施例2の多重モード型弾性波フィルタ102を実施例3のようにカスケード接続した場合、図5(b)および図5(c)の第4電極指44aは、図6の第2多重モード型弾性波フィルタ110(別の多重モード型弾性波フィルタ)の第3IDT80を構成する浮き電極に接続することができる。これにより、図5(b)および図5(c)において、第1バスバー12と第3バスバー32との間に第4電極指44aの先端部45が設けられていても、第1バスバー12と第3バスバー32との間の電界は先端部25にあまり影響されない。よって、ESDによる破壊をより抑制することができる。
実施例4は実施例3に係るフィルタに弾性波共振器を接続した例である。図7を参照に、実施例4に係るフィルタは、実施例3に係るフィルタの第2多重モード型弾性波フィルタ110と入力端子T2(第2入出力端子)との間に、弾性波共振器120が直列に接続されている。弾性波共振器120は2つの反射器R0の間にIDT95が設けられている。実施例4においては、弾性波共振器120により、入力端子T2とグランドGNDとの間に印加されたESDによるフィルタの破壊を抑制することができる。
図8は、実施例4および比較例4の通過特性を示した図である。図7において、領域62および64のそれぞれ最もIDT30側および最もIDT51側の電極指が実施例1のように対向するバスバーの仮想延長線上まで伸びている場合を実施例4とする。領域62および64のそれぞれ最もIDT30側および最もIDT51側の電極指が比較例2のように、他の電極指と同じ長さとしダミー電極を設けた場合を比較例4とする。
図8を参照に、比較例4に比べ、実施例4では通過帯域の右肩の通過特性が改善している。このように、実施例4では比較例4に比べ、通過特性の平坦性が向上している。
実施例4は、第2多重モード型弾性波フィルタのIDT60と入力端子T2との間に弾性波共振器120を接続した例であるが、弾性波共振器120は第1多重モード型弾性波フィルタ104と出力端子T11または出力端子T12との間に接続することもできる。このように、弾性波共振器120は、第1多重モード型弾性波フィルタ104または第2多重モード型弾性波フィルタ110に接続されていればよい。また、弾性波共振器120は、入力端子T2、出力端子11およびT12とグランドとの間に接続することもできる。
実施例3および実施例4は2つの多重モード型弾性波フィルタをカスケード接続した例であったが、3つ以上の多重モード型弾性波フィルタをカスケード接続してもよい。
実施例5は実施例1に係るフィルタに共振器を接続した例である。図9を参照に、実施例1に係る弾性波フィルタ100と入力端子T2との間に直列に弾性波共振器120が接続されている。
実施例5のように、入力端子T2と第2IDT30との間に弾性波共振器120を接続することができる。第1IDT10と出力端子T11との間またはIDT40と出力端子T12との間に弾性波共振器120を接続することもできる。また、弾性波共振器120を入力端子T2、出力端子11およびT12とグランドとの間に接続することもできる。
実施例1から実施例5において、第1入出力端子として出力端子T11を例に説明したが、第1入出力端子は、出力端子T12または入力端子T2でもよい。さらに、第1入出力端子として差動出力端子である出力端子T11を例に説明したが、第1入出力端子は、不平衡出力端子や不平衡入力端子であってもよい。このように、実施例1から実施例5は、第1不平衡入力平衡出力型のフィルタを例に説明したが、不平衡入出力型フィルタ、平衡入出力型フィルタ、平衡入力不平衡出力型フィルタであってもよい。
実施例6は実施例1から実施例5に係るフィルタをパッケージに実装した例である。図10(a)を参照に、実施例1から実施例5のいずれかに係るフィルタが圧電基板150に形成されている。圧電基板150上に形成された出力端子T11、T12および入力端子T2であるパッド152に、バンプ154を形成する。平板パッケージ126上に圧電基板150をフリップチップボンディングする。圧電基板150を封止するように樹脂または半田からなる封止部158を形成する。このとき、平板パッケージ126の表面と圧電基板150との表面との間にはキャビティ160が形成される。
図10(b)を参照に、圧電基板150をバンプ154を用いパッケージ162の空洞の底面にフリップチップボンディングする。パッケージ162を金属等の導電性蓋164により密封する。これにより、圧電基板150はキャビティ160内に気密封止される。図10(a)および図10(b)では、圧電基板150がフリップチップボンディングされる例を説明したが、ワイヤボンディングされていてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1は、従来例、比較例1、比較例2および実施例1に係る弾性波フィルタの平面模式図である。 図2(a)および図2(b)は比較例1および比較例2に係る弾性波フィルタの拡大図である。 図3は実施例1に係る弾性波フィルタの拡大図である。 図4は実施例2に係る弾性波フィルタの平面模式図である。 図5(a)から図5(c)は実施例4に係る弾性波フィルタの拡大図である。 図6は実施例3に係る弾性波フィルタの平面模式図である。 図7は実施例4に係る弾性波フィルタの平面模式図である。 図6は実施例4および比較例4に係る弾性波フィルタの通過特性を示す図である。 図9は実施例5に係る弾性波フィルタの平面模式図である。 図10(a)および図10(b)は実施例6に係るフィルタの断面模式図である。
符号の説明
10 第1IDT
12 第1バスバー
14 第1電極指
16 第1ダミー電極指
18 第1バスバーの仮想延長線
22 第2バスバー
24 第2電極指
26 第2ダミー電極指
30 第2IDT
32 第3バスバー
34 第3電極指
36 第3ダミー電極指
38 第3バスバーの仮想延長線
42 第4バスバー
44 第4電極指
46 第4ダミー電極指
40、50、60、70、80 IDT
T11、T12 出力端子
T2 入力端子
104 第1多重モード型弾性波フィルタ
110 第2多重モード型弾性波フィルタ
120 弾性波共振器

Claims (10)

  1. 第1入出力端子に接続された第1バスバーと、前記第1バスバーに接続された複数の第1電極指と、前記第1バスバーに対向して設けられた第2バスバーに接続された複数の第2電極指と、を有する第1IDTと、
    グランドに接続された第3バスバーと、前記第3バスバーに接続された複数の第3電極指と、前記第3バスバーに対向して設けられた第4バスバーに接続された複数の第4電極指と、を有する第2IDTと、を具備し、
    前記複数の第2電極指のうち前記第2IDT側の第2電極指と前記複数の第4電極指のうち前記第1IDT側の第4電極指との少なくとも一方は、対向する前記第1バスバーまたは前記第3バスバーの仮想延長線上まで延伸し、かつ前記第1入出力端子の電位またはグランドとは異なる電位であることを特徴とする多重モード型弾性波フィルタ。
  2. 第1入出力端子に接続された第1バスバーと、前記第1バスバーに接続された複数の第1電極指と、前記第1バスバーに対向して設けられた第2バスバーに接続された複数の第2電極指と、を有する第1IDTと、
    グランドに接続された第3バスバーと、前記第3バスバーに接続された複数の第3電極指と、前記第3バスバーに対向して設けられた第4バスバーに接続された複数の第4電極指と、を有する第2IDTと、を具備し、
    前記複数の第2電極指のうち前記第2IDT側の第2電極指と前記複数の第4電極指のうち前記第1IDT側の第4電極指との少なくとも一方は、対向する前記第1バスバーまたは前記第3バスバーの仮想延長線上まで延伸し、かつ浮き電極指であることを特徴とする多重モード型弾性波フィルタ
  3. 第1入出力端子に接続された第1バスバーと、前記第1バスバーに接続された複数の第1電極指と、前記第1バスバーに対向して設けられた第2バスバーに接続された複数の第2電極指と、を有する第1IDTと、
    グランドに接続された第3バスバーと、前記第3バスバーに接続された複数の第3電極指と、前記第3バスバーに対向して設けられた第4バスバーに接続された複数の第4電極指と、を有する第2IDTと、を具備し、
    前記複数の第2電極指のうち前記第2IDT側の第2電極指と前記複数の第4電極指のうち前記第1IDT側の第4電極指との少なくとも一方は、対向する前記第1バスバーまたは前記第3バスバーの仮想延長線上まで延伸し、
    前記複数の第4電極指は、前記第1入出力端子とは別の入出力端子に接続されていることを特徴とする多重モード型弾性波フィルタ
  4. 前記第4バスバーは、前記多重モード型弾性波フィルタにカスケード接続された別の多重モード型弾性波フィルタ内に設けられたIDTを構成する浮き電極に接続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の多重モード型弾性波フィルタ。
  5. 前記第1バスバー、前記第2バスバー、前記第3バスバーおよび前記第4バスバーの少なくとも1つに接続され、対向するバスバーから伸びる電極指に向かい合うダミー電極指を具備することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の多重モード型弾性波フィルタ。
  6. 前記第1入出力端子は差動入出力端子であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の多重モード型弾性波フィルタ。
  7. 前記第1入出力端子と前記第1IDTとの間、または前記第2IDTに接続された弾性波共振器を具備することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の多重モード型弾性波フィルタ。
  8. 請求項1から6のいずれか一項記載の多重モード型弾性波フィルタである第1多重モード型弾性波フィルタと、
    第1多重モード型弾性波フィルタとカスケード接続された第2多重モード型弾性波フィルタと、を具備することを特徴とする弾性波フィルタ。
  9. 前記第2の多重モード型弾性波フィルタは請求項1から6のいずれか一項に記載の多重モード型弾性波フィルタであることを特徴とする請求項8記載の弾性波フィルタ。
  10. 前記第1多重モード型弾性波フィルタまたは前記第2多重モード型弾性波フィルタに接続された弾性波共振器を具備することを特徴とする請求項8または9記載の弾性波フィルタ。
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