JP5045760B2 - 弾性波フィルタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、平衡−不平衡変換機能を有する弾性波フィルタ装置に関し、より詳細には、縦結合共振子型の弾性波フィルタ部に、1ポート型弾性波共振子が接続されている弾性波フィルタ装置に関する。
携帯電話機等のRF段では、平衡−不平衡変換機能を有する帯域フィルタが求められている。この種の帯域フィルタとして、従来、平衡−不平衡変換機能を有する弾性表面波フィルタ装置が用いられている。
例えば下記の特許文献1には、図13に示す電極構造を有する弾性表面波フィルタ装置が開示されている。弾性表面波フィルタ装置1001では、不平衡端子1002と、第1,第2の平衡端子1003,1004との間に図示の電極構造が接続されている。不平衡端子1002に、1ポート型弾性表面波共振子1005が接続されている。弾性表面波共振子1005の他端には、第1,第2の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ1006,1007が接続されている。弾性表面波フィルタ1006,1007は、いずれも、3IDT電極型の縦結合共振子型弾性表面波フィルタである。
弾性表面波フィルタ1006,1007の中央に位置しているIDT電極が、それぞれ、共通接続され、上記弾性表面波共振子1005に接続されている。他方、弾性表面波フィルタ1006の中央のIDT電極の両側に位置しているIDT電極が共通接続され、1ポート型弾性表面波共振子1008を介して第1の平衡端子1003に接続されている。同様に、弾性表面波フィルタ1007の、両側のIDT電極の各一端が共通接続され、1ポート型SAW共振子1009を介して第2の平衡端子1004に接続されている。ここでは、弾性表面波フィルタ1006と、第1の平衡端子1003とを接続している第1の信号線1010と、弾性表面波フィルタ1007と第2の平衡端子1004とを接続している第2の信号線1011とで、伝送される信号の位相が180度異なるように、弾性表面波フィルタ1006,1007が構成されている。
また、第1,第2の信号線1010,1011間に、弾性表面波共振子1012が接続されている。すなわち、1ポート型弾性表面波共振子1012の一方のバスバーが、第1の信号線1010に接続されており、第1のバスバーとは反対側の第2のバスバーが、第2の信号線1011に接続されている。
上記1ポート型弾性表面波共振子1012の共振周波数は、弾性表面波フィルタ1006,1007の通過帯域の低域側に位置されており、それによって、通過帯域外減衰量の拡大が図られている。また、特許文献1では、弾性表面波共振子1012は、第1,第2の信号線1010,1011を接続しているため、平衡端子1003及び1004への影響がほぼ等しくなるため、平衡度の悪化を抑制することができるとされている。
他方、下記の特許文献2には、平衡−不平衡変換機能を有する弾性表面波フィルタ装置の第1,第2の平衡端子の内、一方の平衡端子にリアクタンス成分が付加されている。リアクタンス成分の付加により、位相平衡度の改善が図られるとされている。特許文献2の図19では、上記リアクタンス成分を付加する構造として、くし型電極が用いられている。すなわち、くし型電極の容量により、上記リアクタンス成分が一方の平衡端子に付加されている。
特開2001−308672号公報 特開2004−96244号公報
特許文献1に記載の上記弾性表面波フィルタ装置1001では、弾性表面波共振子1012の接続により、通過帯域外減衰量の拡大が図られている。しかしながら、弾性表面波共振子1012の対向し合う第1,第2のバスバーの内、一方のバスバーが第1の信号線1010に接続されており、第2のバスバーが第2の信号線1011に接続されている。すなわち、対向している第1,第2のバスバーからそれぞれ配線が引き出されているため、圧電基板上における配線構造が複雑になりがちであった。よって、小型化を進めることが困難であった。また、前述したように、平衡端子1003,1004への弾性表面波共振子1012の接続の影響がほぼ等しいため、平衡度はさほど悪化しないとされていたが、この構造は、平衡度を積極的に改善するものではなかった。従って、特許文献1に記載の構成では、第1,第2の平衡端子1003,1004間における信号の平衡度を十分に高めることはできなかった。
他方、特許文献2に記載の構成では、上記くし型電極によりリアクタンス成分が一方の平衡端子に付加されている。それによって、位相平衡度が改善されるとされている。しかしながら、平衡度は改善されるものの、リアクタンス成分の付加による寄生容量の増加により、挿入損失が増加するという問題があった。また、上記リアクタンス成分を付加するために、圧電基板上における電極面積が増大し、弾性表面波フィルタチップが大きくならざるを得なかった。
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、平衡−不平衡変換機能を有し、通過帯域外における減衰量の拡大を図り得るだけでなく、第1,第2の平衡端子間における信号の平衡度を高めることが可能である、弾性波フィルタ装置を提供することにある。
本発明によれば、不平衡端子と、第1,第2の平衡端子とを有する平衡−不平衡変換機能を備えた縦結合共振子型の弾性波フィルタ装置であって、圧電基板と、前記圧電基板上に形成されており、前記不平衡端子に接続されている不平衡端と、出力される信号の位相が180°異なる電極端部である第1,第2の平衡端とを有する縦結合共振子型の弾性波フィルタ部と、前記圧電基板上に形成されており、対向し合う第1,第2のバスバーを有するIDT電極と、前記IDT電極の弾性波伝搬方向両側に配置された一対の反射器とを有する弾性波共振子と、前記弾性波フィルタ部の前記第1,第2の平衡端に一端がそれぞれ接続されており、他端が第1,第2の平衡端子に接続された第1,第2の信号ラインとを備え、前記弾性波共振子が、該弾性波共振子のIDT電極の第1のバスバーが弾性波伝搬方向に二分割されることにより設けられた第1,第2分割電極部を有し、該第1,第2分割電極部が弾性波伝搬方向において前記第2のバスバーにより直列に接続されており、前記第1分割電極部の前記第2のバスバーと反対側の端部が前記第1の信号ラインに接続されており、前記第2分割電極部の前記第2のバスバーと反対側の端部が前記第2の信号ラインに電気的に接続されており、前記第1分割電極部と第1の平衡端とを結んでいる線路の距離と、前記第2分割電極部と第2の平衡端とを結んでいる線路の距離が等しくされており、かつ前記第1分割電極部と、前記第2分割電極部とが異ならされていることを特徴とする。
本発明に係る弾性波フィルタ装置において、上記縦結合共振子型の弾性波フィルタ部は、適宜変形され得る。本発明のある特定の局面では、前記縦結合共振子型の弾性波フィルタ部が、前記圧電基板上において弾性波伝搬方向に沿って配置された3以上の奇数個のIDT電極を有し、該奇数個のIDT電極のうち弾性波伝搬方向において中央に位置するIDT電極が、弾性波伝搬方向に二分割されて設けられた第1,第2の分割IDT電極部を有し、該第1,第2の分割IDT電極部が前記第1,第2の平衡端を有し、中央に位置するIDT電極の弾性波伝搬方向両側に隣接する2つのIDT電極が、前記不平衡端子に接続される不平衡端を有する。
また、本発明の他の特定の局面では、前記縦結合共振子型の弾性波フィルタ部が、前記圧電基板上において弾性波伝搬方向に沿って配置された3以上の奇数個のIDT電極を有し、該奇数個のIDT電極のうち、弾性波伝搬方向において中央に位置するIDT電極が前記不平衡端子に接続されており、該中央に位置するIDT電極の両側のIDT電極が、それぞれ、第1,第2の平衡端子に接続されている。
本発明のさらに他の特定の局面では、前記縦結合共振子型の弾性波フィルタ部が、前記圧電基板上において弾性波伝搬方向に沿って配置された3以上の奇数個のIDT電極を有する縦結合共振子型の第1の弾性波フィルタユニットと、前記圧電基板上において、弾性波伝搬方向に沿って配置された3以上の奇数個のIDT電極を有する縦結合共振子型の第2の弾性波フィルタユニットとを有し、前記第1の弾性波フィルタユニットの奇数個のIDT電極のうち中央に位置するIDT電極の一端が前記不平衡端または第1の平衡端であり、前記中央に位置するIDT電極の両側の2つのIDT電極の各一端が前記第1の平衡端または前記不平衡端であり、前記第2の弾性波フィルタ部の奇数個のIDT電極のうち弾性波伝搬方向において中央に位置するIDT電極の一端が前記不平衡端または第2の平衡端であり、該IDT電極の弾性波伝搬方向両側に配置された2つのIDT電極の各一端が前記第2の平衡端または前記不平衡端である。
本発明のさらに別の特定の局面では、前記縦結合共振子型の弾性波フィルタ部が、前記圧電基板上において、弾性波伝搬方向に沿って配置された3以上の奇数個のIDT電極を備えた第1の縦結合共振子型の弾性波フィルタユニットと、前記圧電基板上において、弾性波伝搬方向に沿って配置された3以上の奇数個のIDT電極を有する縦結合共振子型の第2の弾性波フィルタユニットとを有し、前記第1の弾性波フィルタユニットと、前記第2の弾性フィルタユニットとが、各弾性波フィルタユニットの弾性波伝搬方向と直交する方向に並べられて配置されており、かつ二段縦続接続されており、第1,第2の弾性波フィルタユニットの中央のIDT電極の弾性波伝搬方向における両側を第1の側及び第2の側としたときに、第1の弾性波フィルタの中央のIDT電極の第1の側に隣接するIDT電極の一端と、前記第2の弾性波フィルタユニットにおける中央のIDT電極の弾性波伝搬方向の第1の側に隣接するIDT電極との一端とが前記第1の信号ラインにより接続されており、前記第1の弾性波フィルタユニットの中央のIDT電極の前記第2の側に隣接するIDT電極の一端と、前記第2の弾性波フィルタユニットの中央に位置するIDT電極の前記第2の側に隣接するIDT電極の一端とが、前記第2の信号ラインにより接続されており、前記第1の信号ラインを伝搬する電気信号と、前記第2の信号ラインを伝搬する電気信号とが逆位相とされており、第1の弾性波フィルタユニットの中央のIDT電極の一端が前記不平衡端であり、該IDT電極の弾性波伝搬方向両側に隣接する各IDT電極の各一端が前記第1,第2の平衡端とされており、前記第1,第2の平衡端と前記第1,第2の平衡端子が、それぞれ前記第2の弾性波フィルタユニットを介して前記第1,第2の信号ラインにより接続されている。
この場合、前記弾性波共振子が、前記第2の弾性波フィルタユニットの後段において、前記第1,第2の信号ラインに接続されていてもよい。また、前記弾性波共振子が、前記第2の弾性波フィルタユニットの前段であって、第1,第2の弾性波フィルタユニット間の段間において前記第1,第2の信号ラインに接続されていてもよい。
また、本発明に係る弾性波フィルタ装置では、上記弾性波共振子の第1分割電極部と第2分割電極部とが異ならされているが、異ならされる構成の態様については、特に限定されない。すなわち、第1分割電極部の電極指の本数と、第2分割電極部の電極指の本数とが異ならされていてもよい。その場合には、電極指の本数を異ならされるだけで、容易に第1,第2分割電極部を異ならせ、平衡度の改善を図ることができる。
また、前記縦結合共振子型弾性波フィルタ部において、弾性波伝搬方向において中央に位置するIDT電極の弾性波伝搬方向両側を第1,第2の側としたときに、中央に位置するIDT電極と、第1の側において隣接するIDT電極とが隣接する部分において、第1の側に隣接しているIDT電極の最外側電極指であって、中央に位置するIDT電極側の最外電極指がホット側電位に接続される電極指とされており、前記第1分割電極部の電極指の本数が、前記第2分割電極部の電極指の本数よりも多くされてもよい。その場合にも平衡度の改善を図ることができる。
あるいは、前記縦結合共振子型弾性波フィルタ部において、弾性波伝搬方向において中央に位置するIDT電極の弾性波伝搬方向両側を第1,第2の側としたときに、中央に位置するIDT電極と、第1の側において隣接するIDT電極とが隣接する部分において、第1の側に隣接しているIDT電極の最外側電極指であって、中央に位置するIDT電極側の最外電極指がグランド側電位に接続される電極指とされており、前記第1分割電極部の電極指の本数が、前記第2分割電極部の電極指の本数よりも少なくされていてもよい。
また、上記第1分割電極部のメタライゼーションレシオと、第2分割電極部のメタライゼーションレシオとが異ならされていてもよく、その場合には、メタライゼーションレシオを電極形成時に異ならせるだけで、本発明に従って平衡度の改善を図ることができる。
さらに、第1分割電極部の電極指ピッチと、第2分割電極部の電極指ピッチとを異ならせてもよい。この場合においても、電極指ピッチを異ならせるだけで容易に平衡度の改善を図ることができる。
また、本発明に係る弾性波フィルタ装置では、前記弾性波共振子の前記第2バスバーがグラウンド電位に接続されていてもかまわない。この場合にも平衡度の改善を図ることができる。
また、好ましくは、前記弾性波共振子の共振周波数−反共振周波数間の帯域が、前記縦結合共振子型弾性波フィルタ部の通過帯域を含んでいる。弾性表面波共振子の共振−反共振周波数域では、弾性表面波共振子は誘導性となるため、上記縦結合共振子型の弾性波フィルタ部の通過帯域内において弾性波共振子が容量性とならず、挿入損失の劣化を抑制することができる。
本発明の弾性波フィルタ装置は、弾性表面波を用いているものであってもよく、その場合には、本発明に従って、縦結合共振子型の弾性表面波フィルタ装置が得られ、また弾性境界波を用いてもよく、その場合には、本発明に従って縦結合共振子型の弾性境界波フィルタ装置が得られる。
(発明の効果)
本発明に係る弾性波フィルタ装置では、上記弾性波共振子の第1の分割電極部と、第1の平衡端とを結んでいる線路の距離と、前記第2分割電極部と、第2の平衡端とを結んでいる線路の距離とが等しくされているため、第1,第2の信号ラインから弾性波共振子に伝送される信号の位相シフト量がほぼ同じとされる。そのため、第1,第2の平衡端子間における位相平衡度及び振幅平衡度を効果的に改善することが可能となる。
加えて、上記弾性波共振子の第1分割電極部と第2分割電極部とが異ならされているので、異ならせ方を調整することにより、第1,第2の平衡端子間の信号の振幅平衡度や位相平衡度をより細やかに調整することができ、それによって平衡度をさらに改善することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の模式的平面図である。 図2は、第1の実施形態及び比較例の弾性波フィルタ装置の振幅平衡度−周波数特性を示す図である。 図3は、第1の実施形態及び比較例の弾性波フィルタ装置の位相平衡度−周波数特性を示す図である。 図4は、第1,第2分割電極部を有する弾性表面波共振子における第1,第2分割電極部における位相の関係を説明するための模式的平面図である。 図5は、本発明の第2の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の模式的平面図である。 図6は、本発明の第3の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の模式的平面図である。 図7は、本発明の第4の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の模式的平面図である。 図8は、本発明の第5の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の模式的平面図である。 図9は、本発明の第6の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の模式的平面図である。 図10は、本発明の第7の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の模式的平面図である。 図11は、本発明で用いられる弾性表面波共振子の変形例を示す模式的平面図である。 図12は、本発明で用いられる弾性表面波共振子の他の変形例を示す模式的平面図である。 図13は、従来の弾性表面波フィルタ装置を説明するための模式的平面図である。
符号の説明
1…弾性波フィルタ装置
2…圧電基板
3…不平衡端子
4,5…第1,第2の平衡端子
6…弾性波フィルタ部
11〜13…IDT電極
14,15…反射器
16,17…第1,第2の信号ライン
18…弾性波共振子
19…IDT電極
20a,20b…反射器
21…弾性波フィルタ装置
22a,22b…分割バスバー
23…共通バスバー
24a,24b…接続配線
25a,25b…接続点
27,28…弾性波フィルタ
30…IDT電極
30a,30b…第1,第2の分割電極部
31…弾性波フィルタ装置
41…弾性波フィルタ装置
51…弾性波フィルタ装置
61…弾性波フィルタ装置
71…弾性波フィルタ装置
以下、図面を参照しつつ本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の電極構造を示す模式的平面図である。本実施形態の弾性波フィルタ装置1は、弾性表面波を利用した弾性表面波フィルタ装置である。
圧電基板2上に、模式的に示す図示の電極構造が形成されている。本実施形態では、圧電基板2は、LiTaO基板からなる。より具体的には、表面波伝搬方向は結晶軸がX軸方向であり、カット角がY軸回転角度40±5°であるLiTaO単結晶基板が用いられている。もっとも、圧電基板2は、他の結晶方位のLiTaOまたは他の圧電単結晶を用いて形成されてもよい。さらに、圧電基板2は、圧電セラミックスからなるものであってもよい。
圧電基板2上に、10nmの厚みのTi膜と、317nmのAl膜を積層してなる積層膜により、図示の電極構造が形成されている。
弾性波フィルタ装置1は、不平衡端子3と、第1,第2の平衡端子4,5との間に、縦結合共振子型弾性波フィルタ部6が接続されている。縦結合共振子型弾性波フィルタ部6は、中央に配置された第1のIDT電極11と、第1のIDT電極11の弾性表面波伝搬方向両側に配置された第2,第3のIDT電極12,13とを有する。IDT電極11〜13が設けられている領域の弾性表面波伝搬方向両側に、反射器14,15が配置されている。すなわち、弾性波フィルタ部6は、縦結合共振子型の3IDT電極型の弾性表面波フィルタである。
第2,第3のIDT電極12,13の各一端が共通接続されて、上記不平衡端子3に電気的に接続されており、IDT電極12,13の他端はグラウンド電位に接続されている。第1のIDT電極11は、弾性波伝搬方向にIDT電極が2分割されて設けられた第1,第2の分割IDT電極部11a,11bを有する。すなわち、IDT電極の一方のバスバーを2分割することにより、第1,第2の分割IDT電極部11a,11bが形成されている。分割されていない側のバスバーは、共通バスバーとされており、それによって、第1,第2の分割IDT電極部11a,11bは直列に接続されている。第1の分割IDT電極部11aが、第1の信号ライン16により第1の平衡端子4に接続されており、第2の分割IDT電極部11bが第2の信号ライン17により第2の平衡端子5に接続されている。
ここでは、第1の信号ライン16から第1の平衡端子4に伝送される信号の位相に対し、第2の信号ライン17から第2の平衡端子5に伝送される信号の位相が180°異なるように、IDT電極12の極性に対し、IDT電極13の極性が反転されている。それによって、平衡−不平衡変換機能が実現されている。
IDT電極12,13の各一端が、不平衡端であり、IDT電極11の分割IDT電極部11a,11bの各一端が、第1,第2の平衡端である。本発明において、第1,第2の平衡端とは、出力される信号の位相が180°異なる電極端部をいうものとする。従って、本実施形態では、第1の分割IDT電極部11aの一端である分割バスバーの端部及び第2の分割IDT電極部11bの分割バスバーの端部がそれぞれ、第1,第2の平衡端である。
本実施形態の特徴は、上記第1の信号ライン16と第2の信号ライン17との間に、弾性波共振子18が接続されていることにある。弾性波共振子18は、IDT電極19と、IDT電極19の弾性表面波伝搬方向両側に配置された反射器20a,20bとを有する。IDT電極19は、対向し合う一対のバスバーの内の一方のバスバーを弾性表面波伝搬方向に分割することにより設けられた第1分割バスバー22aと、第2分割バスバー22bとを有し、それによって第1,第2の分割電極部19a,19bが形成されている。第1,第2の分割バスバー22a,22bと対向し合う反対側のバスバーは共通バスバー23とされている。
第1分割バスバー22aが、接続配線24aにより第1の信号ライン16に接続点25aにおいて接続されている。また、第2分割バスバー22bが、接続点25bにおいて、第2の信号ライン17に、接続配線24bにより接続されている。
なお、特に限定されるものではないが、第1,第2の分割バスバー22a,22bが、弾性波フィルタ部6側に配置されており、共通バスバー23は、弾性波フィルタ部6から遠い側に配置されている。従って、第1分割バスバー22aと、第1の信号ライン16との電気的接続のための接続配線24a及び第2分割バスバー22bと第2の信号ライン17とを接続している接続配線24bの長さを短くすることができる。それによって、弾性波フィルタ装置1の小型化を図ることが可能とされている。
なお、第1の信号ライン16及び第2の信号ライン17を伝送される信号の位相が反転されており、第1,第2の信号ライン16,17間に上記弾性波共振子18が接続されているため、フィルタ特性の急峻性を高めることができ、かつ通過帯域幅を広くすることが可能とされている。すなわち、前述した特許文献1に記載の弾性波フィルタ装置と同様に、第1の信号ラインに伝送される信号の位相と、第2の信号ライン17を伝送される信号の位相とが反転されている。そして、上記第1,第2の信号ライン16,17間に弾性波共振子18が接続されているので、第1の信号ライン16から弾性波共振子18に伝送されてくる信号と、第2の信号ライン17から弾性波共振子18に伝送されてくる信号とが相殺される。そのため、フィルタ特性の急峻性が高められる。
加えて、上記弾性波共振子18の共振周波数が、好ましくは、上記縦結合共振子型の弾性波フィルタ部6を通過帯域よりも低域側に位置され、それによって、通過帯域低域側における減衰量の拡大を図ることもできる。
より好ましくは、上記弾性波共振子の共振周波数−反共振周波数を、上記弾性波フィルタ部6の通過帯域を含んでいることが望ましい。その場合には、弾性波フィルタ部6の通過帯域において弾性波共振子18は誘導性となり、容量性とならないため、リアクタンスによる挿入損失の劣化を抑制することができる。
本実施形態の弾性波フィルタ装置1の特徴は、上記第1分割電極部19aと、弾性波フィルタ部6の第1の平衡端である第1の分割IDT電極部11aとの間の線路の距離と、第2分割電極部19bと、弾性波フィルタ部6の第2の平衡端である第2の分割IDT電極部11bとの間を結んでいる線路の距離が等しくされていること、並びに第1分割電極部19aと、第2分割電極部19bとが異ならされていることにある。すなわち、第1分割電極部19aと、上記第1の平衡端との間の配線距離と、第2分割電極部19bと上記第2の平衡端との間の配線の距離がほぼ等しくされているため、第1,第2の信号ライン16,17から弾性波共振子18に伝送される信号の位相シフト量がほぼ同じとされる。そのため、第1,第2の平衡端子4,5間における信号の平衡度が効果的に改善される。
加えて、第1分割電極部19aと、第2分割電極部19bとを異ならせることにより、第1,第2の平衡端子4,5間の信号の平衡度をより確実に改善することが可能となる。
これを、具体的な実験例に基づき、明らかにする。
上記弾性波フィルタ装置1を、圧電基板上に以下の仕様で各電極を形成することにより製造した。
弾性波フィルタ部6における電極指交叉幅:90μm
反射器14,15における電極指の本数:各80本
反射器14,15における電極指ピッチ:2.136μm
反射器14,15におけるメタライゼーションレシオ:0.66
IDT電極12,13における電極指の対数:それぞれ11.5対、電極指の本数24本
IDT電極12,13における電極指のピッチ:2.115μm
ただし、IDT電極12の電極指の内、IDT電極11側に近い4本の電極指、IDT電極13のIDT電極11側に位置している4本の電極指においては、電極指ピッチを1.998μmとした。すなわち、IDT電極12,13に、それぞれ、上記電極指ピッチを有する狭ピッチ電極指部を設けた。
IDT電極12,13におけるメタライゼーションレシオ:0.65、ただし狭ピッチ電極指部では0.63。
IDT電極11の電極指の対数:9.5対、電極指の本数は20本
IDT電極11の電極指ピッチ:2.12μm
ただし、IDT電極11において、両端に、それぞれ、狭ピッチ電極指部を設けた。狭ピッチ電極指部は、電極指ピッチが1.968μmである6本の電極指により構成した。
IDT電極11のメタライゼーションレシオ:0.65、ただし狭ピッチ電極指部では0.63とした。
IDT電極11とIDT電極12との間隔及びIDT電極12とIDT電極13との間隔:隣り合うIDT電極の隣り合う電極指中心間距離で0.72μm
IDT電極−反射器間の間隔:隣り合う電極指の中心間距離で0.57μm
弾性波共振子18における電極指交叉幅:80μm
弾性波共振子18における反射器20a,20bの電極指の本数:各30本
反射器20a,20b及びIDT電極19における電極指ピッチ:2.160μm
反射器20a,20bのメタライゼーションレシオ:0.50
第1分割電極部19aにおける電極指の本数:28本
第2分割電極部19bの電極指の本数:24本
上記のようにして設計された本実施形態の弾性波フィルタ装置1の特性を測定した。比較のために、特許文献1と同様に、第1,第2の信号ライン間に、弾性表面波共振子を接続したことを除いては、上記実施形態と同様にして設計された弾性波フィルタ装置の特性を測定した。なお、比較例では、弾性波共振子の反射器の構成は上記実施形態の場合と同様とし、中央に位置するIDT電極の電極指の本数は52本とし、電極指ピッチ及びメタライゼーションレシオは上記実施形態の弾性波共振子と同様とした。
図2及び図3は、上記実施形態及び比較例の各弾性波フィルタ装置の振幅平衡度周波数特性及び位相平衡度周波数特性を示す。図2及び図3において、実線が上記実施形態の結果を、破線が比較例の結果を示す。図2の位相平衡度−周波数特性では、通過帯域である925−960MHzにおいて、上記実施形態によれば、位相平衡度が0dB付近にあり、比較例に比べて、位相平衡度が効果的に高められていることがわかる。
また、図3から明らかなように、同じく925−960MHzにおいて、上記実施形態によれば、位相平衡度が、180°付近にあり、176°付近にある比較例に比べて、位相平衡度が効果的に改善されていることがわかる。
これは、上述したように、第1分割電極部19aと、第1の平衡端との間の線路の距離及び第2分割電極部19bと第2の平衡端との間の線路の距離が略等しくされていることにより、第1,第2の信号ライン16,17から弾性波共振子18に伝送される信号の位相シフト量がほぼ等しくされているため、並びに第1分割電極部19a及び第2分割電極部19bの電極指の本数が異ならされていることによる。
すなわち、図4に模式的に示すように、弾性波共振子において、IDT電極30が電極指の本数が異なる第1分割電極部30aと、第2分割電極部30bを有するとする。この場合、図4の下方に示すように、第1分割電極部30a部分では、位相が+90°、第2分割電極部30bでは位相が−90°とすると、両者の間の中間点である中性点では位相が0°となる。そして、この中性点に対し、非対称にIDT電極30が構成されているため、第1,第2の平衡端子に対するリアクタンス分が上記第1,第2の分割電極部30a,30bの電極指の本数を異ならせることにより調整され得る。すなわち、第1の平衡端及び第2の平衡端から出力される信号の強度差による平衡度の劣化を、上記分割電極部30a,30bの電極指の本数を異ならせることにより調整することができる。
本実施形態では、第1の平衡端及び第2の平衡端から出力される信号の強度差による平衡度の劣化が相殺されるように、第1,第2の分割電極部19a,19bの電極指の本数が異ならされている。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る弾性波フィルタ装置21を示す模式的平面図である。ここでは、第1の実施形態の弾性波フィルタ装置1の弾性波フィルタ部6に代えて、2段縦続接続構造の弾性波フィルタ部6Aが設けられていることを除いては、第1の実施形態と同様に構成されている。従って、縦結合共振子型の弾性波フィルタ部6Aのみを説明し、他の部分の説明については、第1の実施形態の説明を援用することとする。
縦結合共振子型の弾性波フィルタ部6Aは、第1の縦結合共振子型の弾性波フィルタ27と、第2の縦結合共振子型の弾性波フィルタ28とを縦続接続することにより形成されている。各弾性波フィルタ27,28は、それぞれ第1のIDT電極27a,28aと、第1のIDT電極27a,28aの弾性表面波伝搬方向両側に配置された第2,第3のIDT電極27b,27c,28b,28cとを有する。また、IDT電極27a〜27cが設けられている領域の弾性表面波伝搬方向両側には、反射器27d,27eが配置されており、同様に、IDT電極28a〜28cが設けられている領域の表面波伝搬方向両側に、反射器28d,28eが設けられている。
第1のIDT電極27aの一端が不平衡端子3に、他端がグラウンド電位に接続されている。第2,第3のIDT電極27b,27cの一端がグラウンド電位に接続されており、IDT電極27b,27cの各他端は、それぞれ、第2の弾性波フィルタ28の第2,第3のIDT電極28b,28cの一端に、接続されている。IDT電極28b,28cの各他端はグラウンド電位に接続されている。IDT電極28aは、第1の実施形態の弾性波フィルタ部6の第1のIDT電極11と同様に構成されている。すなわち、IDT電極28aは、第1,第2の分割IDT電極部を有する。従って、この第1,第2の分割IDT電極部は、第1の実施形態の場合と同様に、11a,11bの参照番号を付することにより、第1の実施形態の説明を援用することとする。
第2の実施形態においても、上記第1,第2の信号ライン16,17が、第1,第2の平衡端と第1,第2の平衡端子4,5とを接続しており、かつ第1の実施形態と同様に弾性波共振子18が接続されている。すなわち、弾性波共振子の第1分割電極部19aと、第1の平衡端との間の距離、第2分割電極部19bと第2の平衡端との距離が略等しくされており、かつ第1分割電極部19aの電極指の本数と、第2分割電極部19bの電極指の本数とが異ならされている。従って、第1の実施形態と同様に、第1,第2の平衡端子間における信号の平衡度を効果的に改善することができる。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る弾性波フィルタ装置を示す模式的平面図である。第3の実施形態の弾性波フィルタ装置31では、図1の弾性波フィルタ部6に代えて、不平衡端子3に並列に接続された第1,第2の縦結合共振子型の弾性波フィルタ部33,34が用いられていることを除いては、第1,第2の1の実施形態と同様に構成されている。従って、同一部分について、同一の参照番号を付することにより、その説明を省略する。
ここでは、第1の弾性波フィルタ部33は、第1のIDT電極33aと、第1のIDT電極33aの弾性表面波伝搬方向両側に配置された第2,第3のIDT電極33b,33cと、IDT電極33a〜33cが設けられている領域の表面波伝搬方向両側に配置された反射器33d、33eとを有する。第2の弾性波フィルタ部34もまた、同様に構成されており、第1〜第3のIDT電極34a〜34cと、反射器34d,34eとを有する。
不平衡端子3に、第1の弾性波フィルタ部33の第1のIDT電極33aの一端が接続されており、IDT電極33aの他端がグラウンド電位に接続されている。第2,第3のIDT電極33b,33cの各一端がグラウンド電位に接続されており、各他端は共通接続されて、第1の平衡端子4に接続されている。
第2の弾性波フィルタ部34の第1のIDT電極34aの一端が不平衡端子3に、他端がグラウンド電位に接続されている。第2,第3のIDT電極34b,34cの各一端がグラウンド電位に接続されており、各他端は共通接続されて、第2の平衡端子5に接続されている。
ここでは、IDT電極33a,34aの各一端が不平衡端であり、IDT電極33b,33cの各他端が第1の平衡端であり、IDT電極34b,34cの各他端が第2の平衡端である。
第1の平衡端と第1の平衡端子4を接続している第1の信号ライン16を伝送する信号の位相に対し、上記第2の平衡端と第2の平衡端子5とを接続している第2の信号ライン17を伝送される信号の位相とが180°異なっている。そして、本実施形態においても、第1,第2の信号ライン間に、第1の実施形態と同様にして、弾性波共振子18が接続されているので、第1の実施形態と同様に、第1,第2の平衡端子4,5間における信号の平衡度を効果的に改善することができる。
図7は、第4の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の模式的平面図である。第4の実施形態の弾性波フィルタ装置41は、第3の実施形態の弾性波フィルタ装置31の変形例に相当する。異なるところは、弾性波フィルタ部33の中央に位置している第1のIDT電極33aの両側に位置している第2,第3のIDT電極33b,33cの各一端が共通接続されて不平衡端子3に接続されており、各他端がグラウンド電位に接続されており、同様に、第2,第3のIDT電極34b,34cの各一端が共通接続されて不平衡端子3に接続されており、中央に位置している第1のIDT電極33a,34aの各一端が第1,第2の平衡端子4,5に接続されていることにある。その他の点は、第3の実施形態と同様である。従って、第4の実施形態の弾性波フィルタ装置41においても、第1,第2の平衡端子4,5間における信号の平衡度を効果的に改善することができる。
図8は、第5の実施形態の弾性波フィルタ装置の模式的平面図である。第5の実施形態の弾性波フィルタ装置51は、第1の実施形態の弾性波フィルタ装置1の縦結合共振子型の弾性波フィルタ部6に代えて、5IDT電極型の縦結合共振子型の弾性波フィルタ部52が設けられていることを除いては、第1の実施形態と同様に構成されている。
弾性波フィルタ部52は、中央に位置している第1のIDT電極52aと、IDT電極52aの弾性波伝搬方向両側に配置された第2,第3のIDT電極52b,52cと、第1〜第3のIDT電極52a〜52cが設けられている領域の表面波伝搬方向両側に配置された第4,第5のIDT電極52d,52eとを有する。IDT電極52a〜52eが設けられている領域の表面波伝搬方向両側には、反射器52f,52gが設けられている。ここでは、第1のIDT電極52a及び第4,第5のIDT電極52d,52eの各一端が不平衡端であり、共通接続されて、不平衡端子3に接続されている。IDT電極52a,52d,52eの各他端はグラウンド電位に接続されている。
第2のIDT電極52bに対し、第3のIDT電極52cの極性が反転されている。そして、第2のIDT電極52dの一端がグラウンド電位に、他端が第1の平衡端子4に接続されている。同様に、第3のIDT電極52cの一端がグラウンド電位に、他端が第2の平衡端子5に接続されている。ここでは、IDT電極52bの上記他端が第1の平衡端を構成しており、IDT電極52cの他端が第2の平衡端を構成している。
第5の実施形態においても、第1の実施形態と同様にして、弾性波共振子18が第1,第2の信号ライン間に接続されているので、同様に第1,第2の平衡端子4,5間の信号の平衡度を効果的に改善することができる。
図9は、本発明の第6の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の模式的平面図である。弾性波フィルタ装置61は、第5の実施形態の弾性波フィルタ装置51の変形例に相当する。異なるところは、5IDT電極型の縦結合共振子型の弾性波フィルタ部52において、第2,第3のIDT電極52b,52cの各一端が不平衡端であり、これらは共通接続されて不平衡端子3に接続されており、第1,第4及び第5のIDT電極52A,52d,52eが平衡端子側に接続されていることにある。
ここでは、中央の第1のIDT電極52Aは、表面波伝搬方向に2分割されて設けられた第1,第2の分割IDT電極52A1及び52A2を有する。
第1の平衡端子4には、第4のIDT電極52dの一端と、上記第1の分割IDT電極部52A1の一端とが接続されている。ここで、第1の平衡端とは、第4のIDT電極52dと、第1の分割IDT電極部52A1の各一端であり、これらは接続点62で共通接続されている。IDT電極52dの他端はグラウンド電位に接続されている。
また、第2の分割IDT電極部52A2の一端と、第5のIDT電極52eの一端とが第2の平衡端であり、これらは接続点63により共通接続されている。該接続点63が第2の信号ライン17により第2の平衡端子5に接続されている。第5のIDT電極52eの他端はグラウンド電位に接続されている。
第6の実施形態においても、第1,第2の信号ライン間に、弾性波共振子18が第1の実施形態と同様に接続されているため、第1,第2の平衡端子4,5間の信号の平衡度を効果的に高めることができる。
図10は、本発明の第7の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の模式的平面図である。第7の実施形態の弾性波フィルタ装置71は、図5に示した第2実施形態の弾性波フィルタ装置21と同様に、2段縦続接続された第1,第2の縦結合共振子型の弾性波フィルタ27,28を有する。従って、同一部分については同一の参照番号を付することよりその説明を省略する。もっとも、図5では、弾性波共振子18は、第2の弾性波フィルタ28の出力側に接続されており、かつ物理的には、第2の弾性波フィルタ28を挟んで、第1の弾性波フィルタと27と反対側に弾性波共振子18が配置されていた。
これに対して、第7の実施形態の弾性波フィルタ装置71では、弾性波共振子18は、第1の弾性波フィルタ27と、第2の弾性波フィルタ28との間の段間において、第1,第2の信号ラインに接続されている。また、物理的レイアウトにおいても、第1の弾性波フィルタ27、第2の弾性波フィルタ28との間の領域に弾性波共振子18が配置されている。このように、複数段構成の弾性波フィルタ部を用いる場合、段間に弾性表面波共振子が配置されていてもよい。
ここでは、第2の実施形態と異なる部分のみを説明し、同一部分については、図5に示した弾性波フィルタ装置21の説明を援用することにより省略する。
第1の弾性波フィルタ27の第2,第3のIDT電極27b,27cの各一端がグラウンド電位に接続されており、各他端は第2の弾性波フィルタ28の第2,第3のIDT電極28b,28cの各一端にそれぞれ接続されているだけでなく、第1,第2の分割電極部19a,19bにもそれぞれ電気的に接続されている。
より具体的には、IDT電極27bの他端は、第1の信号ラインにより、IDT電極28bに接続されている。なお、ここで、第1の平衡端とは、IDT電極27bのグラウンド電位に接続される側とは反対側のバスバーの端部をいい、第2の平衡端とは、IDT電極27cのグラウンド電位に接続される側とは反対側のバスバー端をいうものとする。これは、第2の実施形態と同様に、IDT電極27b,27cから出力される信号の位相が180°異ならされていることによる。すなわち、第1,第2の平衡端とは、縦結合共振子型の弾性波フィルタ部において、一方の伝送信号の位相が、他方の伝送信号の位相と180°異ならされた部分の出力側端部をいうものとする。
従って、図10では、第1の信号ラインとは、上記第1の平衡端と第1の平衡端子4とを結ぶ部分をいい、より具体的には、IDT電極27bの端部と、IDT電極28bとを接続している配線部分16aと、第1の分割IDT電極部11aと第1の平衡端子4とを接続している配線部分16bの双方を含むものとする。同様に、第2の信号ライン17とは、IDT電極27cの端部とIDT電極28cとを結んでいる配線部分17aだけでなく、第2の分割IDT電極部11bと第2の平衡端子5とを結んでいる配線部分17bをも含むものとする。そして、第1,第2の信号ライン16,17間の段間において、弾性波共振子18が第2の実施形態と同様にして接続されている。より具体的には、接続点26に、弾性波共振子18の第1分割電極部19aが接続されており、第2の接続点35に、第2分割電極部19bが接続されている。
本実施形態においても、第1,第2の信号ライン間に、第1の実施形態と同様に、弾性表面波共振子が接続されているため、より具体的には、第1の平衡端と、第1の接続点26との間の距離及び平衡端と第2の接続点35との間の距離が略等しくされており、かつ第1,第2の分割電極部19a,19bの電極指の本数が異ならされているため、第1,第2の平衡端子4,5間の信号の平衡度を効果的に改善することができる。
なお、図1に示した実施形態では、IDT電極19において、共通バスバーは浮かされていたが、図11に示すように、IDT電極19の共通バスバーをグラウンド電位に接続し、それによって中心点をグラウンド電位に接続してもよい。
また、上述した実施形態及び変形例では、第1分割電極部19aの電極指の本数と第2分割電極部19bの電極指の本数が異ならされていたが、電極指の本数以外の要素を異ならせることにより、第1,第2の分割電極部の構造異ならせてもよい。例えば、図12に示すように、第1分割電極部29Aの電極指ピッチと、第2分割電極部29Bの電極指ピッチを異ならせてもよい。あるいは、第1分割電極部のメタライゼーションレシオと、第2分割電極部のメタライゼーションレシオを異ならせてもよい。

Claims (13)

  1. 不平衡端子と、第1,第2の平衡端子とを有する平衡−不平衡変換機能を備えた縦結合共振子型の弾性波フィルタ装置であって、
    圧電基板と、
    前記圧電基板上に形成されており、前記不平衡端子に接続されている不平衡端と、出力される信号の位相が180°異なる電極端部である第1,第2の平衡端とを有する縦結合共振子型の弾性波フィルタ部と、
    前記圧電基板上に形成されており、対向し合う第1,第2のバスバーを有するIDT電極と、前記IDT電極の弾性波伝搬方向両側に配置された一対の反射器とを有する弾性波共振子と、
    前記弾性波フィルタ部の前記第1,第2の平衡端に一端がそれぞれ接続されており、他端が第1,第2の平衡端子に接続された第1,第2の信号ラインとを備え、
    前記弾性波共振子が、該弾性波共振子のIDT電極の第1のバスバーが弾性波伝搬方向に二分割されることにより設けられた第1,第2分割電極部を有し、該第1,第2分割電極部が弾性波伝搬方向において前記第2のバスバーにより直列に接続されており、
    前記第1分割電極部の前記第2のバスバーと反対側の端部が前記第1の信号ラインに接続されており、
    前記第2分割電極部の前記第2のバスバーと反対側の端部が前記第2の信号ラインに電気的に接続されており、
    前記第1分割電極部と第1の平衡端とを結んでいる線路の距離と、前記第2分割電極部と第2の平衡端とを結んでいる線路の距離が等しくされており、かつ前記第1分割電極部と、前記第2分割電極部とが異ならされており、
    前記縦結合共振子型の弾性波フィルタ部が、
    前記圧電基板上において弾性波伝搬方向に沿って配置された3以上の奇数個のIDT電極を有する縦結合共振子型の第1の弾性波フィルタユニットと、
    前記圧電基板上において、弾性波伝搬方向に沿って配置された3以上の奇数個のIDT電極を有する縦結合共振子型の第2の弾性波フィルタユニットとを有し、
    前記第1の弾性波フィルタユニットの奇数個のIDT電極のうち中央に位置するIDT電極の一端が前記不平衡端または第1の平衡端であり、前記中央に位置するIDT電極の両側の2つのIDT電極の各一端が前記第1の平衡端または前記不平衡端であり、
    前記第2の弾性波フィルタ部の奇数個のIDT電極のうち弾性波伝搬方向において中央に位置するIDT電極の一端が前記不平衡端または第2の平衡端であり、該IDT電極の弾性波伝搬方向両側に配置された2つのIDT電極の各一端が前記第2の平衡端または前記不平衡端である、弾性波フィルタ装置。
  2. 不平衡端子と、第1,第2の平衡端子とを有する平衡−不平衡変換機能を備えた縦結合共振子型の弾性波フィルタ装置であって、
    圧電基板と、
    前記圧電基板上に形成されており、前記不平衡端子に接続されている不平衡端と、出力される信号の位相が180°異なる電極端部である第1,第2の平衡端とを有する縦結合共振子型の弾性波フィルタ部と、
    前記圧電基板上に形成されており、対向し合う第1,第2のバスバーを有するIDT電極と、前記IDT電極の弾性波伝搬方向両側に配置された一対の反射器とを有する弾性波共振子と、
    前記弾性波フィルタ部の前記第1,第2の平衡端に一端がそれぞれ接続されており、他端が第1,第2の平衡端子に接続された第1,第2の信号ラインとを備え、
    前記弾性波共振子が、該弾性波共振子のIDT電極の第1のバスバーが弾性波伝搬方向に二分割されることにより設けられた第1,第2分割電極部を有し、該第1,第2分割電極部が弾性波伝搬方向において前記第2のバスバーにより直列に接続されており、
    前記第1分割電極部の前記第2のバスバーと反対側の端部が前記第1の信号ラインに接続されており、
    前記第2分割電極部の前記第2のバスバーと反対側の端部が前記第2の信号ラインに電気的に接続されており、
    前記第1分割電極部と第1の平衡端とを結んでいる線路の距離と、前記第2分割電極部と第2の平衡端とを結んでいる線路の距離が等しくされており、かつ前記第1分割電極部と、前記第2分割電極部とが異ならされており、
    前記縦結合共振子型の弾性波フィルタ部が、
    前記圧電基板上において、弾性波伝搬方向に沿って配置された3以上の奇数個のIDT電極を備えた第1の縦結合共振子型の弾性波フィルタユニットと、
    前記圧電基板上において、弾性波伝搬方向に沿って配置された3以上の奇数個のIDT電極を有する縦結合共振子型の第2の弾性波フィルタユニットとを有し、
    前記第1の弾性波フィルタユニットと、前記第2の弾性フィルタユニットとが、各弾性波フィルタユニットの弾性波伝搬方向と直交する方向に並べられて配置されており、かつ二段縦続接続されており、
    第1,第2の弾性波フィルタユニットの中央のIDT電極の弾性波伝搬方向における両側を第1の側及び第2の側としたときに、第1の弾性波フィルタユニットの中央のIDT電極の第1の側に隣接するIDTの一端と、前記第2の弾性波フィルタユニットにおける中央のIDT電極の弾性波伝搬方向の第1の側に隣接するIDTとの一端とが前記第1の信号ラインにより接続されており、
    前記第1の弾性波フィルタユニットの中央のIDT電極の前記第2の側に隣接するIDTの一端と、前記第2の弾性波フィルタユニットの中央に位置するIDT電極の前記第2の側に隣接するIDTの一端とが、前記第2の信号ラインにより接続されており、
    前記第1の信号ラインを伝搬する電気信号と、前記第2の信号ラインを伝搬する電気信号とが逆位相とされており、
    第1の弾性波フィルタユニットの中央のIDT電極の一端が前記不平衡端であり、該IDT電極の弾性波伝搬方向両側に隣接する各IDTの各一端が前記第1,第2の平衡端とされており、前記第1,第2の平衡端と前記第1,第2の平衡端子が、それぞれ前記第2の弾性波フィルタユニットを介して前記第1,第2の信号ラインにより接続されている、弾性波フィルタ装置。
  3. 前記弾性波共振子が、前記第2の弾性波フィルタユニットの後段において、前記第1,第2の信号ラインに接続されている、請求項に記載の弾性波フィルタ装置。
  4. 前記弾性波共振子が、前記第2の弾性波フィルタユニットの前段であって、第1,第2の弾性波フィルタユニット間の段間において前記第1,第2の信号ラインに接続されている、請求項に記載の弾性波フィルタ装置。
  5. 前記第1分割電極部の電極指の本数と、前記第2分割電極部の電極指の本数とが異ならされている、請求項1〜のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
  6. 前記縦結合共振子型弾性波フィルタ部において、弾性波伝搬方向において中央に位置するIDT電極の弾性波伝搬方向両側を第1,第2の側としたときに、中央に位置するIDT電極と、第1の側において隣接するIDT電極とが隣接する部分において、第1の側において隣接している該IDT電極の最外側電極指であって中央に位置するIDT電極側の最外電極指がホット側電位に接続される電極指とされており、前記第1分割電極部の電極指の本数が、前記第2分割電極部の電極指の本数よりも多くされている請求項1〜のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
  7. 前記縦結合共振子型弾性波フィルタ部において、弾性波伝搬方向において中央に位置するIDT電極の弾性波伝搬方向両側を第1,第2の側としたときに、中央に位置するIDT電極と、第1の側において隣接するIDT電極とが隣接する部分において、第1の側において隣接しているIDT電極の最外側電極指であって中央に位置するIDT電極側の最外電極指がグランド側電位に接続される電極指とされており、前記第1分割電極部の電極指の本数が、前記第2分割電極部の電極指の本数よりも少なくされている請求項1〜のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
  8. 前記第1分割電極部のメタライゼーションレシオと、前記第2分割電極部のメタライゼーションレシオとが異ならされている、請求項1〜のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
  9. 前記第1分割電極部の電極指ピッチと、前記第2分割電極部の電極指ピッチとが異ならされている、請求項1〜のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
  10. 前記弾性波共振子の前記第2のバスバーがグランド電位に接続されている請求項1〜のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
  11. 前記弾性波共振子の共振周波数−反共振周波数間の帯域が、前記縦結合共振子型弾性波フィルタ部の通過帯域を含んでいる、請求項1〜1のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
  12. 前記弾性波が弾性表面波であり、従って、弾性表面波フィルタ装置である、請求項1〜1のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
  13. 前記弾性波が弾性境界波であり、従って、弾性境界波フィルタ装置が構成されている、請求項1〜1のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
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