JPWO2010001534A1 - 弾性波フィルタ装置 - Google Patents

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Abstract

小型化を進めることができ、引き回し配線の設計の自由度を高め得る弾性波フィルタ装置を提供する。同一圧電基板2上に、縦結合共振子型弾性波フィルタ7と弾性波共振子6,9とが形成されている弾性波フィルタ装置であって、縦結合共振子型弾性波フィルタ7の一方の反射器と、弾性波共振子6,9の各一方の反射器とが共用されている、弾性波フィルタ装置1。

Description

本発明は、同一の圧電基板上に複数の弾性波素子が構成されている弾性波装置に関し、特に、縦結合共振子型弾性波フィルタと、該縦結合共振子型弾性波フィルタに接続されている弾性波共振子とが同一圧電基板上に構成されている、弾性波フィルタ装置に関する。
従来、携帯電話機のRF段の帯域フィルタとして、弾性表面波フィルタ装置が広く用いられている。例えば、下記の特許文献1には、図13に示す電極構造を有する弾性表面波フィルタ装置が開示されている。
弾性表面波フィルタ装置1001では、圧電基板上に図示の電極構造が形成されている。弾性表面波フィルタ装置1001は、不平衡端子1002と、第1の平衡端子1003と、第2の平衡端子1004とを有する平衡−不平衡変換機能を有する帯域フィルタである。
不平衡端子1002に、1ポート型弾性表面波共振子1007,1008を介して、それぞれ、縦結合共振子型弾性表面波フィルタ1005,1006が接続されている。1ポート型弾性表面波共振子1007は、IDT1007aと、反射器1007b,1007cとを有する。IDT1007aの一端が不平衡端子1002に接続されており、他端が縦結合共振子型弾性表面波フィルタ1005の第1,第3のIDT1005a,1005cの一端に電気的に接続されている。
縦結合共振子型弾性表面波フィルタ1005は、表面波伝搬方向に順に配置された第1〜第3のIDT1005a〜1005cを有する3IDT型の縦結合共振子型弾性表面波フィルタである。縦結合共振子型弾性表面波フィルタ1005は、反射器1005d,1005eを有する。第2のIDT1005bの一端がグラウンド電位に、他端が第1の平衡端子1003に接続されている。1ポート型弾性表面波共振子1008及び縦結合共振子型弾性表面波フィルタ1006は、1ポート型弾性表面波共振子1007及び縦結合共振子型弾性表面波フィルタ1005に対して、縦結合共振子型弾性表面波フィルタ1006の第2のIDTの極性が反転されていることを除いては同様に構成されている。従って、相当の部分については相当の参照番号を付することとする。
縦結合共振子型弾性表面波フィルタ1006の第2のIDT1006bの一端がグラウンド電位に、他端が第2の平衡端子1004に接続されている。
特開2004−194027号公報
弾性表面波フィルタ装置1001は、平衡−不平衡変換機能を有するため、バランを省略することができる。しかしながら、携帯電話機の帯域フィルタなどでは、より一層の小型化が求められており、弾性表面波フィルタ装置1001では、圧電基板上に縦結合共振子型弾性表面波フィルタ1005,1006と、トラップを構成する弾性表面波共振子1007,1008とをそれぞれ配置しなければならなかった。そのため、大きな圧電基板を用いなければならず、小型化に対応することが困難であった。
また、実際の製品では、圧電基板の寸法は制限される。従って、複数の縦結合共振子型弾性表面波フィルタや弾性表面波共振子を無理なく配置することは非常に困難であった。
その結果、配線も複雑になりがちであった。
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、同一圧電基板上に縦結合共振子型弾性波フィルタと1ポート型弾性波共振子とが形成されている弾性波フィルタ装置であって、より一層の小型化を図ることができ、かつ配線の自由度を高めることが可能とされている弾性波フィルタ装置を提供することにある。
本発明によれば、圧電基板と、前記圧電基板上に形成された複数の電極とを備え、前記複数の電極が、縦結合共振子型弾性波フィルタを形成しているIDT電極及び一対の反射器と、前記縦結合共振子型弾性波フィルタに電気的に接続されている弾性波共振子を形成しているIDT電極及び一対の反射器とを有し、前記縦結合共振子型弾性波フィルタを形成している1つの前記反射器と、前記弾性波共振子を形成している1つの前記反射器とが共用されていることを特徴とする、弾性波フィルタ装置が提供される。
本発明に係る弾性波フィルタ装置のある特定の局面では、共用されている前記反射器の弾性波伝搬方向の一方側に前記縦結合共振子型弾性波フィルタが配置されており、他方側に前記弾性波共振子が配置されており、前記縦結合共振子型弾性波フィルタにおける弾性波伝搬方向と、前記弾性波共振子における弾性波伝搬方向とが平行とされている。従って、弾性波伝搬方向と直交する方向に沿う弾性波フィルタ装置の寸法を小さくすることができる。
本発明に係る弾性波フィルタ装置の他の特定の局面では、前記縦結合共振子型弾性波フィルタに、前記弾性波共振子が直列に接続されており、前記弾性波共振子の反共振周波数が前記縦結合共振子型弾性波フィルタの通過帯域よりも高周波側に位置している。この場合には、弾性波共振子の反共振周波数により、弾性波フィルタ装置の通過帯域高域側近傍における帯域外減衰量の拡大を図ることができる。
本発明に係る弾性波フィルタ装置の他の特定の局面では、前記縦結合共振子型弾性波フィルタに、前記弾性波共振子が並列に接続されており、該弾性波共振子の共振周波数が、前記縦結合共振子型弾性波フィルタの通過帯域よりも低周波数側に位置している。この場合には、弾性波共振子の共振周波数において、弾性波フィルタ装置の減衰量を大きくすることができるので、通過帯域低域側近傍における帯域外減衰量を大きくすることができる。
本発明に係る弾性波フィルタ装置の別の特定の局面では、反射器が複数本の電極指と複数本の電極指を両端で短絡している第1,第2の短絡部とを有し、前記共用されている反射器において、前記縦結合共振子型弾性波フィルタ側部分の電極指ピッチと、前記弾性波共振子側部分における電極指ピッチとが異なっている。縦結合共振子型弾性波フィルタと、弾性波共振子とでは、IDT電極の電極指ピッチ、すなわち励振される弾性波の波長が異なるのが普通である。そのため、共用されている反射器において、縦結合共振子型弾性波フィルタ側の電極指ピッチ及び弾性波共振子側における電極指ピッチを異ならせ、それぞれの側における電極指ピッチを最適化することにより、フィルタ特性を改善することができる。特に、前記共用されている反射器における電極指ピッチが、前記縦結合共振子型弾性波フィルタ側から前記弾性波共振子側に行くにつれて順次小さくされている場合には、より一層フィルタ特性を改善することができる。
また、上記電極指ピッチに代えて、前記共用されている反射器において、前記縦結合共振子型弾性波フィルタ側部分のデューティと、前記弾性波共振子側部分におけるデューティとが異なっていてもよい。
さらには、前記共用されている反射器において、前記縦結合共振子型弾性波フィルタ側部分の交差幅と、前記弾性波共振子側部分における交差幅とが異なっていてもよい。
本発明に係る弾性波フィルタ装置では、同一圧電基板上に縦結合共振子型弾性波フィルタと弾性波共振子とが構成されており、縦結合共振子型弾性波フィルタを形成している1つの反射器と、上記弾性波共振子を形成している1つの反射器とが共用されているため、圧電基板を小さくすることができる。従って、弾性波フィルタ装置の小型化に容易に対応することができ、しかも小さな圧電基板上に無理なく縦結合共振子型弾性波フィルタ及び弾性波共振子を形成し得るので、縦結合共振子型弾性波フィルタや弾性波共振子に接続される引き回し配線を容易に形成することができる。従って、配線の自由度を高めることができる。
図1(a)は本発明の第1の実施形態の電極構造の要部を示す模式的平面図であり、図1(b)は本発明の第1の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の模式的平面図である。 図2は、第1の実施形態における反射器の電極指ピッチが変化している状態を示す部分切欠拡大平面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態の弾性波フィルタ装置の周波数特性を示す図である。 図4は、第1の実施形態で用いられている弾性波共振子及び第2の実施形態で並列トラップを形成するために用いられる弾性波共振子の共振特性をそれぞれ示す図である。 図5は、第1の実施形態に相当する従来例の弾性波フィルタ装置の電極構造を示す模式的平面図である。 図6は、本発明の変形例において、デューティが変化している反射器を示す図である。 図7は、本発明の第2の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の模式的平面図である。 図8は、第2の実施形態に相当する従来例の弾性波フィルタ装置の電極構造を示す模式的平面図である。 図9は、本発明の第3の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の模式的平面図である。 図10は、本発明の第4の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の模式的平面図である。 図11は、本発明の第5の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の模式的平面図である。 図12は、弾性境界波装置を説明するための模式的正面断面図である。 図13は、従来の弾性波フィルタ装置の電極構造を示す模式的平面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1(a)は本発明の一実施形態の要部を示す模式的平面図であり、(b)は本実施形態の弾性波フィルタ装置の電極構造を示す模式的平面図である。
なお、本実施形態の弾性波フィルタ装置1は、弾性表面波を利用した弾性表面波フィルタ装置である。
弾性波フィルタ装置1は、圧電基板2を有する。この圧電基板2上に、図示の電極構造を形成することにより、平衡−不平衡変換機能を有する帯域フィルタが構成されている。
本実施形態の弾性波フィルタ装置1は、不平衡端子3と、第1,第2の平衡端子4,5とを有する。
不平衡端子3に、1ポート型弾性波共振子6が接続されている。1ポート型弾性波共振子6は、1つのIDT6aを有する。IDT6aの一端が不平衡端子3に接続されている。IDT6aの他端は、第1,第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ7,8に接続されている。
第1,第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ7,8は、弾性波伝搬方向に順に配置された第1〜第3のIDT7a〜7c,8a〜8cを有する。すなわち、縦結合共振子型弾性波フィルタ7,8は、3IDT型の縦結合共振子型弾性表面波フィルタである。
第1,第3のIDT7a,7cの一端が共通接続され、1ポート型弾性波共振子6のIDT6aの他端に接続されている。IDT7a,7cの他端はグラウンド電位に接続されている。第2のIDT7bの一端がグラウンド電位に接続されており、他端が1ポート型弾性波共振子9のIDT9aに接続されている。1ポート型弾性波共振子9のIDT9aの他端は、第1の平衡端子4に接続されている。
他方、第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ8の第1,第3のIDT8a,8cの一端が共通接続され、IDT6aの他端に電気的に接続されている。IDT8a,8cの他端はグラウンド電位に接続されている。第2のIDT8bの一端がグラウンド電位に接続されており、他端が弾性波共振子10のIDT10aの一端に接続されている。IDT10aの他端は第2の平衡端子5に接続されている。
第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ8の第2のIDT8bは、第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ7の第2のIDT7bに対して反転されている。第1,第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ7,8は、その他の点では同一とされている。従って、弾性波フィルタ装置1は、平衡−不平衡変換機能を有する。
上記のように、1ポート型弾性波共振子6,9が第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ7に直列に接続されており、1ポート型弾性波共振子6,10が第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ8に直列に接続されている。これらの1ポート型弾性波共振子6,9,10は、トラップを形成する。すなわち、1ポート型弾性波共振子6,9の反共振周波数が、縦結合共振子型弾性波フィルタ7の通過帯域高域側近傍の阻止域に配置される。それによって、通過帯域高域側近傍における帯域外減衰量の拡大が図られる。
ところで、上記1ポート型弾性波共振子6,9,10及び第1、第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ7,8は、いずれも、IDTが設けられている領域の弾性波伝搬方向両側に反射器を有する共振子型構造を有するものである。
本実施形態の特徴は、1ポート型弾性波共振子9と第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ7とで両者の1つの反射器が共用されていること、第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ7と1ポート型弾性波共振子6とで、両者の1つの反射器が共用されていること、1ポート型弾性波共振子6と第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ8とで、反射器が共用されていること、並びに第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ8と1ポート型弾性波共振子10とで、反射器が共用されていることにある。
すなわち、図1(b)に示すように、第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ7に注目すると、第1〜第3のIDT7a〜7cが設けられている部分の弾性波伝搬方向両側に、反射器7d,7eが配置されている。
他方、弾性波共振子9は、縦結合共振子型弾性波フィルタ7の弾性波伝搬方向外側に配置されている。そして、IDT9aの外側には、反射器9bが配置されているが、内側の反射器は、第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ7の反射器7dと共用されている。
同様に、反射器7eは、中央に配置された1ポート型弾性波共振子6の第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ7側の反射器と共用されている。1ポート型弾性波共振子6は、第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ8側に配置された反射器も、第2の縦結合共振子型弾性波フィルタの反射器8dと共用されている。また、第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ8の1ポート型弾性波共振子10側の反射器8eは、1ポート型弾性波共振子10の一方の反射器と共用されており、1ポート型弾性波共振子10は、IDT10aの外側に、反射器10bを有する。
上記のように、本実施形態では、圧電基板2上において、2つの縦結合共振子型弾性波フィルタ7,8と、3つの1ポート型弾性波共振子6,9,10とが弾性波伝搬方向に沿って配置されており、かつこれらの間の反射器が共用されているため、圧電基板2の小型化を図ることができる。すなわち、圧電基板2において、弾性波伝搬方向と直交する方向の寸法を著しく小さくすることが可能となる。よって、弾性波フィルタ装置1の小型化を進めることができる。
また、第1、第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ7,8及び1ポート型弾性波共振子6,9,10を伝搬する各弾性波が平行な方向とされている。そのため、IDT7a〜7c,8a〜8c、IDT5a,9a,10a及び反射器7d,7e,8d,8e,9b,10bが配置されている領域の弾性波伝搬方向と直交する方向において一方側及び他方側のスペースを利用して無理なく引き回し配線を形成することができる。それによっても、弾性波フィルタ装置1の小型化を図ることができる。
本実施形態では、図1(a)に示すように、反射器7d,7eでは、第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ7側部分における電極指ピッチと、1ポート型弾性波共振子5または9側部分の電極指ピッチとが異ならされている。より具体的には、本実施形態では、第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ7側から、1ポート型弾性波共振子5側または1ポート型弾性波共振子9側に至るにつれて、電極指ピッチが順次小さくなるグラデーション構造が反射器7d,7eに設けられている。
弾性波フィルタ装置1では、第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ7のIDT7a〜7cの電極指ピッチにより定まる波長と、1ポート型弾性波共振子6,9のIDT6a,9aの電極指ピッチにより定まる波長とは異なるのが普通である。1ポート型弾性波共振子6,9によりトラップを形成するために、1ポート型弾性波共振子6,9の反共振周波数は、フィルタの通過帯域高域側近傍に位置されている。従って、1ポート型弾性波共振子6,9の反共振周波数が通過帯域高域側近傍に位置することになるため、第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ7の前述した波長に比べて、1ポート型弾性波共振子6,9における波長が小さくなる。そのため、本実施形態では、1ポート型弾性波共振子6,9側における電極指ピッチが相対的に小さいため、上記グラデーション構造が形成されている。
従って、第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ7と1ポート型弾性波共振子6,9とで反射器を共用したとしても、それぞれの周波数特性は良好とされている。よって、周波数特性をさほど劣化させることなく、弾性波フィルタ装置1の小型化を進めることができる。本実施形態では、第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ8の両側の反射器においても同様のグラデーション構造が形成されている。
なお、1ポート型弾性波共振子9,10では、IDT9a,10aの外側の反射器9b,10bは第1、第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ7または8の反射器と共用されていない。これらの反射器9b,10bは、上記と同様のグラデーション構造を有しておらずともよい。
次に、本実施形態の弾性波フィルタ装置1の特性を、図5に示す従来例の弾性波フィルタ装置と対比して説明することとする。上記実施形態及び従来例のいずれにおいても、圧電基板としてLiNbO3,LiTaO3,水晶などの圧電単結晶もしくはチタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスのような圧電セラミックスを用いることができるが、本実施形態ではLiNbO3を用いた。圧電基板上にアルミニウムなどの金属材料からなる電極を形成することにより、弾性波共振子や縦結合共振子型弾性波フィルタを形成した。上記実施形態では、第1、第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ7,8の電極指ピッチで決まる波長λは2.14μmとした。また、1ポート型弾性波共振子6,9,10の電極指ピッチで決まる波長λは2.10μmとした。
なお、共用されている反射器においては、図2に模式的に示すように、電極指ピッチを縦結合共振子型弾性波フィルタ7または8側部分から、1ポート型弾性波共振子6,9または10側にいくにつれて図示のように、電極指ピッチを変化させた。図2における数値は、電極指ピッチの値を示し、その単位はμmである。
他方、図5に電極構造を模式的に示す相当の従来の弾性波フィルタ装置についても、縦結合共振子型弾性波フィルタ及び直列に接続されている各弾性波共振子における波長は、上記実施形態と同様とした。すなわち、反射器の共用が行われていないことを除いては、上記実施形態と同様とし、圧電基板上に個別に、2個の縦結合共振子型弾性波フィルタ及び3個の1ポート型弾性波共振子を配置した。
図3の実線は、本実施形態の弾性波フィルタ装置1の周波数特性を示す図であり、図4の破線Aが、上記弾性波共振子6の共振特性を示す図である。図4の破線Aで示すように、弾性波共振子6では、1900MHz付近に反共振周波数faが表われている。そのため、図3に示す弾性波フィルタ装置1のフィルタ特性では、通過帯域高域側近傍における減衰量が十分に大きくされている。
言い換えれば、第1、第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ7,8に直列に接続された1ポート型弾性波共振子6により、直列トラップが形成され、通過帯域外減衰量の拡大を図ることが可能とされている。なお、弾性波共振子9、10もまた、上記直列トラップを構成するものであり、弾性波共振子9、10の作用によっても、図3における通過帯域高域側近傍における減衰量の拡大が図られている。
なお、上記従来例の弾性波フィルタ装置のフィルタ特性を参考のために、図3に破線で示す。図3から明らかなように、従来例と、上記実施形態とで、フィルタ特性はほとんど差のないことがわかる。
よって、上記実施形態によれば、フィルタ特性を劣化させることなく小型化を進め得ることがわかる。
本実施形態では、反射器7d,7eにおいて電極指ピッチが順次変化する上記グラデーション構造が設けられていた。しかしながら、反射器7d,7eにおいて、第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ7側部分の電極指ピッチを一定とし、1ポート型弾性波共振子6,9側部分の電極指ピッチを前記第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ7側部分の電極指ピッチと異なるピッチで一定とすることにより、第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ7側部分の電極指ピッチと、1ポート型弾性波共振子6,9側部分の電極指ピッチとを異ならせてもよい。
また、縦結合共振子型弾性波フィルタと1ポート型弾性波共振子とで共有する反射器において、縦結合共振子型弾性波フィルタ側部分と1ポート型弾性波共振子側部分とでデューティ(電極指のライン占有率)や交差幅を変化させてもよい。
すなわち、縦結合共振子型弾性波フィルタと1ポート型弾性波共振子とで、反射器の最適なデューティが異なる場合、縦結合共振子型弾性波フィルタと1ポート型弾性波共振子とで共有する反射器において、縦結合共振子型弾性波フィルタ側部分と1ポート型弾性波共振子側部分側部分とでデューティを変化させてもよい。デューティを変化させる場合、好ましくは、図6に示す反射器7fのように、縦結合共振子型弾性波フィルタ側部分から1ポート型弾性波共振子側部分側部分に向かうにつれて、デューティが次第に変化するようにグラデーション構造を形成するのが望ましい。
また、縦結合共振子型弾性波フィルタと1ポート型弾性波共振子とで、最適な交差幅が異なる場合、縦結合共振子型弾性波フィルタと1ポート型弾性波共振子とで共有する反射器において、縦結合共振子型弾性波フィルタ側部分と1ポート型弾性波共振子側部分側部分とで電極指の長さ、つまり交差幅を変化させてもよい。特に、縦結合共振子型弾性波フィルタの入力端または出力端に1ポート型弾性波共振子を直列接続する場合、図1(a)のように、共有する反射器の交差幅を変化させることが好ましい。すなわち、1ポート型弾性波共振子を入出力端子間に直列に接続した場合、1ポート型弾性波共振子の交差幅を小さくすることにより、共振特性を改善できる。また、縦結合共振子型弾性波フィルタの反射器に交差幅が内側から外側へ向かって次第に小さくなるような交差幅重み付けを施すことにより、通過帯域低域側に発生するスプリアスを抑制し、帯域外減衰量を大きくできることが知られている。したがって、図1(a)に示すように、第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ7の交差幅よりも1ポート型弾性波共振子6、9の交差幅を小さくし、共有する反射器7d、7eにおいて、縦結合共振子型弾性波フィルタ7側部分の交差幅を次第に小さくなるように、1ポート型弾性波共振子6、9側部分と同様の交差幅まで変化させれば、挿入損失を悪化させず、帯域外減衰量を改善できる。以上のように、電極指のピッチだけでなく、デューティや交差幅を変化させることによっても、反射器を共用したことによる特性の劣化を抑制することができる。また、電極指のピッチ、デューティ、または交差幅を変化させる構造のうち、いずれか2種以上を併用してもよい。
図7は、本発明の第2の実施形態の弾性波フィルタ装置の電極構造を説明するための模式的平面図である。弾性波フィルタ装置21は、圧電基板22を有する。本実施形態の弾性波フィルタ装置21もまた、不平衡端子3と第1,第2の平衡端子4,5とを有する平衡−不平衡変換機能を有する弾性波フィルタ装置である。
不平衡端子3に、1ポート型弾性波共振子26のIDT26aの一端が接続されている。弾性波共振子26は、反射器26b,26cを有する。IDT26aの他端には、5IDT型の縦結合共振子型弾性波フィルタ27が接続されている。縦結合共振子型弾性波フィルタ27は、弾性波伝搬方向に沿って順に配置された第1〜第5のIDT27a〜27eと、第1〜第5のIDT27a〜27eが設けられている領域の弾性波伝搬方向両側に配置された反射器27f,27gとを有する。第1、第3、第5のIDT27a,27c,27eの各一端が共通接続され、IDT26aの他端に接続されている。第1、第3、第5のIDT27a,27c,27eの各他端はグラウンド電位に接続されている。第2、第4のIDT27b,27dの一端がそれぞれグラウンド電位に接続されている。第2のIDT27bの他端は、第1の平衡端子4に接続されている。第4のIDT27dの他端は、第2の平衡端子5に接続されている。
第1の平衡端子4には、並列トラップを形成するための1ポート型弾性波共振子28が接続されている。並列トラップを形成するために、1ポート型弾性波共振子28の共振周波数が、縦結合共振子型弾性波フィルタ27の通過帯域低域側端部近傍に位置している。すなわち、縦結合共振子型弾性波フィルタ27に並列に接続された弾性波共振子28の共振周波数が上記のように設定されているので、通過帯域低域側近傍における帯域外減衰量の拡大を図ることができる。1ポート型弾性波共振子28のIDT28aの一端が第1の平衡端子4に接続されており、他端がグラウンド電位に接続されている。また、1ポート型弾性波共振子28の内側の反射器は、縦結合共振子型弾性波フィルタ27の反射器27fと共用されている。IDT28aの外側には、反射器28bが配置されている。
同様に、第4のIDT27dの一端がグラウンド電位に、他端が第2の平衡端子5に接続されている。第2の平衡端子5に、並列トラップを形成するために、1ポート型弾性波共振子29が接続されている。1ポート型弾性波共振子29は、IDT29aを有する。IDT29aの一端が第1の平衡端子4に、他端がグラウンド電位に接続されている。IDT29aの内側に配置されている反射器は、縦結合共振子型弾性波フィルタ27の反射器27gと共用されている。IDT29aの外側には、反射器29bが配置されている。
なお、第2のIDT27bに対し、第4のIDT27dが反転されており、それによって平衡−不平衡変換機能が実現されている。
本実施形態においても、反射器27f,27gが、外側の1ポート型弾性波共振子28,29の一方の反射器と共用されているため、弾性波フィルタ装置21の小型化を進めることができる。また、1ポート型弾性波共振子28,29が5IDT型の縦結合共振子型弾性波フィルタ27の弾性波伝搬方向両側に配置されており、これらの弾性波伝搬方向が同一方向とされているため、弾性波伝搬方向と直交する方向の寸法を小さくすることができる。
本実施形態においても、共用されている反射器27f,27gは、好ましくは、第1の実施形態と同様のグラデーション構造を有することが望ましい。
なお、上記並列トラップを形成する1ポート型弾性波共振子28の共振特性を図4に実線Bで示す。この実線Bで示す弾性波共振子の共振周波数frが弾性波フィルタ装置21の通過帯域低域側近傍に位置される。それによって、並列トラップにより、通過帯域低域側近傍における帯域外減衰量の拡大を図ることができる。
弾性波フィルタ装置21では、直列トラップが1ポート型弾性波共振子26により形成され、並列トラップが1ポート型弾性波共振子28,29に形成されるので、通過帯域高域側及び低域側双方の近傍において帯域外減衰量の拡大を図ることができる。また、通過帯域と減衰域との移行領域におけるフィルタ特性の急峻性を高めることができる。
図8は、第2の実施形態の弾性波フィルタ装置に相当する従来例の弾性波フィルタ装置の電極構造を示す図である。図8に示すように、従来、直列トラップを形成するための1ポート型弾性波共振子26及び並列トラップを形成するための1ポート型弾性波共振子128,129は、5IDT型の縦結合共振子型弾性波フィルタ127と個別に形成されていた。従って、それぞれが2個の反射器を有していたため、装置全体が大型にならざるを得なかった。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の電極構造を示す模式的平面図である。第3の実施形態の弾性波フィルタ装置31では、不平衡端子3に5IDT型の縦結合共振子型弾性波フィルタ37が接続されている。そして、縦結合共振子型弾性波フィルタ37と第1の平衡端子4との間に、直列トラップを形成するために、1ポート型弾性波共振子38が接続されており、縦結合共振子型弾性波フィルタ37と第2の平衡端子5との間に、直列トラップを形成するために、1ポート型弾性波共振子39が接続されている。すなわち、第2の実施形態と比べると、5IDT型の縦結合共振子型弾性波フィルタの前段に直列トラップが形成されておらず、後段の並列トラップに代えて直列トラップが形成されていることを除いては、第2の実施形態と同様とされている。従って、相当する部分については相当の参照番号を付することによりその説明を省略する。
1ポート型弾性波共振子38のIDT38aの一端が縦結合共振子型弾性波フィルタ37の第2のIDT37bの一端に接続されており、他端が第1の平衡端子4に接続されている。第2のIDT37bの他端はグラウンド電位に接続されている。
そして、1ポート型弾性波共振子38の一方の反射器は、縦結合共振子型弾性波フィルタ37の一方の反射器37fと共用されている。同様に、第4のIDT37dの一端が1ポート型弾性波共振子39のIDT39aの一端に接続されており、IDT39aの他端が第2の平衡端子5に接続されている。IDT37dの他端はグラウンド電位に接続されている。縦結合共振子型弾性波フィルタ37の反射器37gが上記1ポート型弾性波共振子39と共用されている。
なお、縦結合共振子型弾性波フィルタ37の第1,第3,第5のIDT37a,37c,37eが共通接続され、不平衡端子3に、これらのIDTの各他端がグラウンド電位に接続されている。
図10は、本発明の第4の実施形態の弾性波フィルタ装置の電極構造を示す模式的平面図である。本実施形態の弾性波フィルタ装置41は、不平衡端子3に接続されており、並列トラップを形成するための1ポート型弾性波共振子46を有する。弾性波共振子46は、IDT46aを有する。IDT46aの一端が不平衡端子3に、他端がグラウンド電位に接続されている。
また、不平衡端子3には、第1,第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ47,48が接続されている。縦結合共振子型弾性波フィルタ47,48は、弾性波伝搬方向に沿って順次配置された第1〜第3のIDT47a〜47c,48a〜48cをそれぞれ有する。第2のIDT47b,48bの各一端が不平衡端子3に共通接続されている。各他端はグラウンド電位に接続されている。
第1,第3のIDT47a,47cの各一端がグラウンド電位に接続されており、各他端は共通接続され、第1の平衡端子4に接続されている。同様に、第1,第3のIDT48a,48cの各一端がグラウンド電位に接続されており、各他端が共通接続され、第2の平衡端子5に接続されている。
縦結合共振子型弾性波フィルタ47,48は、それぞれ、外側に配置された反射器47d,48eを有する。もっとも、内側に配置された反射器47e及び48dは、中央に配置された弾性波共振子46の反射器と共用されている。
このように、2つの3IDT型の縦結合共振子型弾性波フィルタ47,48に並列に1ポート型弾性波共振子46を接続したフィルタ装置においても、反射器の共用により、小型化を進めることができる。
図11は、本発明の第5の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の電極構造を示す模式的平面図である。本実施形態の弾性波フィルタ装置51では、不平衡端子3に、3IDT型の第1,第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ57,58が接続されている。すなわち、各第2のIDT57b,58bの各一端が共通接続され、不平衡端子3に接続され、各他端がグラウンド電位に接続されている。第1,第3のIDT57a,57cの一端がグラウンド電位に接続され、他端が共通接続され、中央に配置された弾性波共振子59の第1の分割IDT部59aの一端と共通接続され、第1の平衡端子4に接続されている。中央に配置された弾性波共振子59は、弾性波伝搬方向において、一方のバスバーを分割することにより、設けられた第1,第2の分割IDT部59a,59bを有する。
第1の分割IDT部59aの一端が第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ57の第1,第3のIDT57a,57cの一端と共通接続され、第1の平衡端子4に接続されている。第1,第3のIDT57a,57cの他端はグラウンド電位に接続されている。第2のIDT57bの一端は前述したように不平衡端子3に、他端はグラウンド電位に接続されている。
また、第2の分割IDT部59bの一端が第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ58の第1,第3のIDT58a,58cの一端と共通接続され、第2の平衡端子5に接続されている。第1,第3のIDT58a,58cの他端はグラウンド電位に接続されている。第2のIDT58bの一端は前述したように不平衡端子3に、他端はグラウンド電位に接続されている。
本実施形態では、第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ57は、反射器57d,57eを有し、第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ58もまた、反射器58dと反射器58eとを有する。これらのうち、反射器57gは、中央の弾性波共振子59と共用されており、反射器58fについても、弾性波共振子59と共用されている。従って、弾性波フィルタ装置51においても、小型化を進めることができる。
図10及び図11に示した弾性波フィルタ装置41,51においても、共用されている反射器において、第1の実施形態と同様の電極指ピッチのグラデーション構造を備えることにより、フィルタ特性の改善を図ることができる。
また、上述した第1〜第5の実施形態では、平衡−不平衡変換機能を有する弾性波フィルタ装置につき説明したが、本発明は、平衡−不平衡変換機能を有しない弾性波フィルタ装置にも適用することができる。すなわち、縦結合共振子型弾性波フィルタと、弾性波共振子とが同一圧電基板上に配置された弾性波フィルタ装置に広く本発明を適用することができる。
また、弾性波としては、弾性表面波に限らず、弾性境界波を利用してもよい。その場合には、図12に示すように、圧電基板61上に、上述した電極構造が形成されており、さらに圧電基板61上に誘電体などの他の媒質62が積層されればよい。それによって、本発明に従って、小型の弾性境界波フィルタ装置64を提供することができる。
1…弾性波フィルタ装置
2…圧電基板
3…不平衡端子
4…第1の平衡端子
5…第2の平衡端子
6…1ポート型弾性波共振子
7…第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ
7a〜7c…第1〜第3のIDT
7d,7e,7f,7g…反射器
8…第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ
8a〜8c…第1〜第3のIDT
8d,8e…反射器
9…1ポート型弾性波共振子
9a…IDT
9b…反射器
10…1ポート型弾性波共振子
10a…IDT
10b…反射器
11…反射器
11a…第1の端部
11b…第2の端部
12…反射器
12a…第1の端部
12b…第2の端部
12c…電極指
12d,12e…短絡部
21…弾性波フィルタ装置
22…圧電基板
26…1ポート型弾性波共振子
26a…IDT
26b,26c…反射器
27…縦結合共振子型弾性波フィルタ
27a〜27e…第1〜第5のIDT
27f,27g…反射器
28…1ポート型弾性波共振子
28a…IDT
28b…反射器
28d…第4のIDT
29…1ポート型弾性波共振子
29a…IDT
29b…反射器
31…弾性波フィルタ装置
37…縦結合共振子型弾性波フィルタ
37a〜37e…第1〜第5のIDT
37f,37g…反射器
38…1ポート型弾性波共振子
38a…IDT
39…1ポート型弾性波共振子
39a…IDT
41…弾性波フィルタ装置
46…1ポート型弾性波共振子
46a…IDT
47…第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ
47a〜47c…第1〜第3のIDT
47d,47e…反射器
48…第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ
48a〜48c…第1〜第3のIDT
48d,48e…反射器
51…弾性波フィルタ装置
57…第1の縦結合共振子型弾性波フィルタ
57a〜57c…第1〜第3のIDT
57d,57e…反射器
58…第2の縦結合共振子型弾性波フィルタ
58a〜58c…第1〜第3のIDT
58d,58e…反射器
59…弾性波共振子
59a…第1の分割IDT部
59b…第2の分割IDT部
61…圧電基板
62…媒質
64…弾性境界波フィルタ装置

Claims (8)

  1. 圧電基板と、
    前記圧電基板上に形成された複数の電極とを備え、
    前記複数の電極が、縦結合共振子型弾性波フィルタを形成しているIDT電極及び一対の反射器と、前記縦結合共振子型弾性波フィルタに電気的に接続されている弾性波共振子を形成しているIDT電極及び一対の反射器とを有し、
    前記縦結合共振子型弾性波フィルタを形成している1つの前記反射器と、前記弾性波共振子を形成している1つの前記反射器とが共用されていることを特徴とする、弾性波フィルタ装置。
  2. 共用されている前記反射器の弾性波伝搬方向の一方側に前記縦結合共振子型弾性波フィルタが配置されており、他方側に前記弾性波共振子が配置されており、前記縦結合共振子型弾性波フィルタにおける弾性波伝搬方向と、前記弾性波共振子における弾性波伝搬方向とが平行とされている、請求項1に記載の弾性波フィルタ装置。
  3. 前記縦結合共振子型弾性波フィルタに、前記弾性波共振子が直列に接続されており、前記弾性波共振子の反共振周波数が前記縦結合共振子型弾性波フィルタの通過帯域よりも高周波側に位置している、請求項1または2に記載の弾性波フィルタ装置。
  4. 前記縦結合共振子型弾性波フィルタに、前記弾性波共振子が並列に接続されており、該弾性波共振子の共振周波数が、前記縦結合共振子型弾性波フィルタの通過帯域よりも低周波数側に位置している、請求項1または2に記載の弾性波フィルタ装置。
  5. 反射器が複数本の電極指を有し、前記共用されている反射器において、前記縦結合共振子型弾性波フィルタ側部分の電極指ピッチと、前記弾性波共振子側部分における電極指ピッチとが異なっている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
  6. 前記共用されている反射器における電極指ピッチが、前記縦結合共振子型弾性波フィルタ側から前記弾性波共振子側に行くにつれて順次小さくされている、請求項5に記載の弾性波フィルタ装置。
  7. 反射器が複数本の電極指を有し、前記共用されている反射器において、前記縦結合共振子型弾性波フィルタ側部分のデューティと、前記弾性波共振子側部分におけるデューティとが異なっている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
  8. 反射器が複数本の電極指を有し、前記共用されている反射器において、前記縦結合共振子型弾性波フィルタ側部分の交差幅と、前記弾性波共振子側部分における交差幅とが異なっている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
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