JPH08265099A - 共振器型弾性表面波フィルタ - Google Patents

共振器型弾性表面波フィルタ

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JPH08265099A
JPH08265099A JP6029395A JP6029395A JPH08265099A JP H08265099 A JPH08265099 A JP H08265099A JP 6029395 A JP6029395 A JP 6029395A JP 6029395 A JP6029395 A JP 6029395A JP H08265099 A JPH08265099 A JP H08265099A
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JP
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surface acoustic
acoustic wave
resonator
grating reflector
wave filter
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Shigeyuki Morimoto
茂行 森本
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 すだれ状電極11aとこのすだれ状電極の一
方端に近接して配置された第1のグレーティング反射器
11bと他方端に近接して配置された第2のグレーティ
ング反射器11cとを有した弾性表面波共振子(11
x)を梯型回路構成した部分(13a)を、少なくとも
2段具えた共振器型弾性表面波フィルタであって、従来
より小型化が可能な梯型回路構成の共振器型弾性表面波
フィルタを提供する。 【構成】 少なくとも2個の弾性表面波共振子が1個の
グレーティング反射器をこれら少なくとも2個の弾性表
面波共振子それぞれの第1のグレーティング反射器若し
くは第2のグレーティング反射器として共用している部
分を、少なくとも1箇所具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、共振器型弾性表面波
フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】弾性表面波フィルタは、大別すると、ト
ランスバーサル型と共振器型とに分けられる。共振器型
弾性表面波フィルタはトランスバーサル型のものに比
べ、原理的に、低損失、高減衰量、狭帯域、そして整合
回路不要という特徴を有している。この共振器型弾性表
面フィルタの構造上の特徴は、電気信号および弾性表面
波の間の相互変換をするすだれ状電極と、このすだれ電
極の一方端に近接して設けられた第1のグレーティング
反射器と、このすだれ状電極の他方端に近接して設けら
れた第2のグレーティング反射器とで構成される弾性表
面波共振子を用いる点である。また、共振器型弾性表面
波フィルタは、上記弾性表面波共振子の用い方によっ
て、:梯型回路構成の共振器型弾性表面波フィルタ、
:二重モード型の共振器型弾性表面波フィルタに分け
られる。梯型回路構成の共振器型弾性表面波フィルタで
は、1段梯型経路構成(すなわち弾性表面波共振子を2
個用いる構成)であると減衰量が小さいことから、通常
は、梯型回路構成した部分を2段以上具えた構成とされ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、梯型回路構
成の共振器型弾性表面波フィルタであって梯型回路構成
した部分を2段以上具えたものを構成する場合、従来
は、各々がすだれ状電極、第1のグレーティング反射器
および第2のグレーティング反射器で構成された必要数
の複数個の弾性表面波共振子を、目的の梯型回路構成の
共振器型弾性表面波フィルタに即するように接続してい
た。具体例でいえば、例えば二段π型の梯型回路構成の
従来の共振器型弾性表面波フィルタは、図16に示した
様に、各々がすだれ状電極11a、第1のグレーティン
グ反射器11bおよび第2のグレーティング反射器11
cで構成される第1〜第3の弾性表面波共振子11x〜
11zを、二段π型の梯型回路構成となるように配置接
続して構成していた。この場合、第1および第2の弾性
表面波共振子11x,11yが第1段目の梯型回路構成
部分13aとなり、第2および第3の弾性表面波共振子
11y,11zが第2段目の梯型回路構成部分13bと
なる。ここで、第2の弾性表面波共振子11yを、第1
段目および第2段目の梯型回路構成部分13a,13b
おのおので共用して弾性表面波共振子の数を減らしてい
る点は、周知のことである。なお、この図16におい
て、15は圧電性を有する基板、17aは入力端子、1
7bは出力端子、17c,17dは接地端子をそれぞれ
示す。この二段π型の梯型回路構成の等価回路図は、周
知の様に、図17に示したものとなる。
【0004】しかしながら、図16に一例を示して説明
したような従来の梯型回路構成の共振器型弾性表面波フ
ィルタでは、その大きさは、梯型回路構成した部分の段
数や弾性表面波共振子の交差長などによって決定されて
しまうため、梯型回路構成の共振器型弾性表面波フィル
タの小型化を図る上で、おのずと限界があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明によれ
ば、すだれ状電極と該すだれ状電極の一方端に近接して
配置された第1のグレーティング反射器と他方端に近接
して配置された第2のグレーティング反射器とを有した
弾性表面波共振子を梯型回路構成した部分を、少なくと
も2段具えた共振器型弾性表面波フィルタにおいて、少
なくとも2個の弾性表面波共振子が1個のグレーティン
グ反射器をこれら少なくとも2個の弾性表面波共振子そ
れぞれの第1のグレーティング反射器若しくは第2のグ
レーティング反射器として共用している部分を、少なく
とも1箇所具えたことを特徴とする。なおここで、グレ
ーティング反射器を共用している部分を少なくとも1箇
所具えると述べたのは、共振器型弾性表面波フィルタ中
にグレーティング反射器を共用出来る部分が複数箇所存
在する場合でも例えば他の設計上の理由で該複数箇所の
うちの一部のみに本発明を適用する場合も含ませる意味
である。
【0006】また、この発明の実施に当たり、前記共用
されているグレーティング反射器の、前記少なくとも2
個の弾性表面波共振器から見て中央に当たる部分に、反
射率増加部を具えた構成とするのが好適である。ここ
で、反射率増加部を上記中央部分に具えると述べたの
は、主に、:1つのグレーティング反射器を共用する
複数の弾性表面波共振子に反射率増加効果がバランス良
く生じると考えられること、:共用されるグレーティ
ング反射器の中央部分に反射率増加部を設ける方が反射
率増加部の作製が容易であると考えられること(例え
ば、製造プロセスにおいて位置ずれが生じた場合でも反
射率増加部がすだれ状電極上にまで及ぶ危険が少ないた
め)等の理由からである。なお、中央部分とは、どの程
度の範囲までをいうかであるが、実際には設計に応じ決
められる。これに限られないが、例えば、共用されるグ
レーティング反射器の幾何学的な中心に対し例えば±5
λの範囲の領域程度を上記中央部分と考えることができ
る。ここで、λは当該フィルタで扱う弾性表面波の波長
である。
【0007】
【作用】この発明によれば、少なくとも2個の弾性表面
波共振子が、1つのグレーティング反射器を、それぞれ
の第1のグレーティング反射器または第2のグレーテイ
ング反射器として共用するので、各弾性表面波共振子が
個々に第1および第2のグレーティング反射器を有して
いた場合に比べ、グレーティング反射器の数を少なく出
来る。
【0008】また、反射率増加部を設ける構成では、詳
細は後述するが、1つのグレーティング反射器を共用し
ている少なくとも2個の弾性表面波共振子間での相互の
影響をより軽減できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明のいくつかの
実施例について説明する。ただし、いずれの図もこれら
の発明を理解出来る程度に各構成成分の寸法、形状及び
配置関係を概略的に示してある。また、説明に用いる各
図において同様な構成成分については同一の番号を付し
て示し、その重複する説明を省略することもある。さら
に説明に用いる各図において、図16および図17を用
いて説明した構成成分と同様な構成成分については図1
6および図17において用いた番号と同一の番号を付し
て示す。
【0010】1.第1の実施例 先ず、二段π型の梯型回路構成の共振器型弾性表面波フ
ィルタにこの発明を適用した例(第1の実施例)を説明
する。図1はこの第1の実施例の共振器型弾性表面波フ
ィルタ20の構成説明に供する平面図である。
【0011】この第1の実施例の共振器型弾性表面波フ
ィルタ20は、圧電性を有する基板15に第1〜第3の
弾性表面波共振子11x〜11zを具え、然も、第1の
弾性表面波共振子11xおよび第2の弾性表面波共振子
11yによって第1段目の梯型回路構成した部分13a
を構成し、第2の弾性表面波共振子11yおよび第3の
弾性表面波共振子11zによって第2段目の梯型回路構
成した部分13bを構成している点は図16を用いて説
明した従来構成と同様であるが、これら第1〜第3の弾
性表面波共振子11x〜11zのうちの並列腕共振子
(詳細は後述する)に当たる第1の弾性表面波共振子1
1xおよび第3の弾性表面波共振子11zが、1つのグ
レーティング反射器11gを共用するように、第1〜第
3の弾性表面波共振子を配置している点が従来構成と異
なる。具体的には、並列腕共振子(詳細は後述する)に
当たる第1の弾性表面波共振子11xおよび第3の弾性
表面波共振子11z各々の一方のグレーティグ反射器同
士が重なるような配置で両共振子11x,11zを隣接
して配置している。
【0012】したがって、この第1の実施例によれば、
2個の弾性表面波共振子(並列腕共振子)が1個のグレ
ーティング反射器をこれら2個の弾性表面波共振子それ
ぞれの第1のグレーティング反射器若しくは第2のグレ
ーティング反射器として共用している部分を、1箇所具
えた例が例示される。
【0013】この第1の実施例の場合、グレーティング
反射器を形成するために必要な領域を1つ分減らせるの
で、その分、二段π型の梯型回路構成の共振器型弾性表
面波フィルタの大きさを従来より小さく出来る。
【0014】なお、並列腕共振子とは、梯型回路構成の
共振器型弾性表面波フィルタにおける入力端子と接地端
子との間(この第1の実施例の場合は15aおよび15
c間)、或は出力端子と接地端子との間(この第1の実
施例の場合は15bおよび15d間)に、並列に接続さ
れた弾性表面波共振子のことである。これに対し、入力
端子と出力端子との間に直列に接続される弾性表面波共
振子は、直列腕型共振子と称される。並列腕共振子同
士、或は、直列腕共振子同士は、それぞれのグレーティ
ング反射器の設計を同じと出来るので、グレーティング
反射器の共用が可能となる。
【0015】ここで、圧電性を有する基板15として
は、弾性表面波デバイスの作製に好適な従来公知の種々
のもの例えば、タンタル酸リチウム(LiTaO3 )基
板、ニオブ酸リチウム(LiNbO3 )基板、水晶基板
等を用いることが出来る。
【0016】また、すだれ状電極11aは従来公知のす
だれ状電極であって、櫛歯の幅、本数およびピッチを、
扱う周波数に応じ適正化してあるすだれ状電極で構成出
来る。すだれ状電極11aの構成材料としては、例え
ば、アルミニウムまたは、銅若しくはシリコンを数%含
んだアルミニウム合金を用いることが出来る。
【0017】また、第1のグレーティング反射器11
b,第2のグレーティング反射器11cおよび共用され
ているグレーティング反射器11gそれぞれは、たとえ
ば図2にその一部を拡大して示した様に、複数の帯状の
金属膜110であってそれぞれの長手方向端部が共通接
続されている複数の帯状の金属膜110と、これら帯状
の金属膜110間に露出される圧電基板部分15aとで
構成される周期的構造で構成出来る。金属膜110の構
成材料としては、例えばすだれ状電極と同様に、アルミ
ニウムまたは、銅若しくはシリコンを数%含んだアルミ
ニウム合金を用いることが出来る。なお、共用されるグ
レーティング反射器11gのグレーティング数(例えば
帯状の金属膜110の本数)は、以下に説明する理由か
ら、少なくとも100程度とするのが良い。すだれ状電
極、第1のグレーティング反射器および第2のグレーテ
ィング反射器で構成される弾性表面波共振子では、すだ
れ状電極11aの一方の端子に高周波電気信号を入力す
ると該すだれ状電極11aで弾性表面波が発生する。こ
の発生した弾性表面波は第1および第2のグレーティン
グ反射器方向にそれぞれ伝搬した後これら反射器により
反射されて、第1および第2のグレーティング反射器間
を多重走行する。そして、すだれ状電極上で透過波と反
射波とが重なり合い弾性表面波の定在波が発生して共振
現象が起こる。このため、すだれ状電極、第1のグレー
ティング反射器および第2のグレーティング反射器で構
成される弾性表面波共振子で所望の特性を得る際の重要
なポイントの1つとして、弾性表面波共振子におけるグ
レーティング反射器での反射率を高くして弾性表面波共
振子における弾性表面波の損失を低くする点が挙げられ
る。これは、見方を変えれば、共用されるグレーティン
グ反射器11gを共用している複数の弾性表面波共振子
(この第1の実施例の場合でいえば11x,11zの各
弾性表面波共振子)間での相互の影響を抑制するために
は、グレーティング反射器での反射率を高くすれば良い
と言える。ここで、グレーティング反射器での反射率を
高くする具体的な方法として、反射器を構成するグレー
ティングの数をある程度以上の数とする方法がある。こ
れについて、図3を参照して説明する。グレーティング
反射器11b,11c,11gの構成成分である帯状の
金属膜110の本数Nをパラメータとして複数のグレー
ティング反射器を構成し、それぞれに弾性表面波を入力
しそれぞれでの反射率Γ(ガンマ)を調べた結果、図3
に示す様に、帯状の金属膜110の本数Nを100本以
上とすると、弾性表面波はほぼ100%反射される。な
お、図3において、縦軸は損失、横軸は規格化した周波
数である。この図3から分かる様に、共用されるグレー
ティング反射器11gのグレーティング数Nは少なくと
も100程度であることが望ましい。もちろん、この考
えは第1および第2のグレーティング反射器11b,1
1cにも適用出来る。
【0018】また、入力端子17a,出力端子17b、
接地端子17c,17dそれぞれの構成材料としては、
ワイヤボンディングに好適な材料例えば金(Au)を用
いることが出来る。
【0019】2.第2の実施例 次に、二段T型の梯型回路構成の共振器型弾性表面波フ
ィルタにこの発明を適用した例(第2の実施例)を説明
する。図4はこの第2の実施例の共振器型弾性表面波フ
ィルタ22の構成説明に供する平面図である。また、こ
の第2の実施例の比較例として、二段T型の梯型回路構
成の従来の共振器型弾性表面波フィルタ22aを図5に
示した。また、第2の実施例および比較例の共振器型弾
性表面波フィルタ22,22aおのおのの等価回路図を
図6に示した。
【0020】この第2の実施例の共振器型弾性表面波フ
ィルタ22は、圧電性を有する基板15に第1〜第3の
弾性表面波共振子11x〜11zを具え、然も、第1の
弾性表面波共振子11xおよび第2の弾性表面波共振子
11yによって第1段目の梯型回路構成した部分13a
を構成し、第2の弾性表面波共振子11yおよび第3の
弾性表面波共振子11zによって第2段目の梯型回路構
成した部分13bを構成してある点は従来構成(図5の
構成)と同様であるが、これら第1〜第3の弾性表面波
共振子11x〜11zのうちの第1の弾性表面波共振子
11xおよび第3の弾性表面波共振子11zが、1つの
グレーティング反射器11gを、共用するように、第1
〜第3の弾性表面波共振子11x〜11zを配置接続し
ている点が従来構成と異なる。具体的には、第1の弾性
表面波共振子11xおよび第3の弾性表面波共振子11
z各々の一方のグレーティグ反射器同士が重なるような
配置で両共振子11x,11zを隣接して配置してい
る。ここで、第1の実施例の場合も、第1の弾性表面波
共振子11xおよび第3の弾性表面波共振子11zが、
1つのグレーティング反射器11gを共用していたので
あるが、この第2の実施例の場合は、第1の弾性表面波
共振子11xおよび第3の弾性表面波共振子11zおの
おのが直列腕共振子に当る点が第1の実施例と相違す
る。
【0021】この第2の実施例の場合も第1の実施例と
同様、グレーティング反射器を形成するために必要な領
域を1つ分減らせるので、その分、二段T型の梯型回路
構成の共振器型弾性表面波フィルタの大きさを従来より
小さく出来る。
【0022】3.第3の実施例 次に、三段の梯型回路構成の共振器型弾性表面波フィル
タにこの発明を適用した例(第3の実施例)を説明す
る。図7はこの第3の実施例の共振器型弾性表面波フィ
ルタ24の構成説明に供する平面図である。また、この
第3の実施例の比較例として、三段の梯型回路構成の従
来の共振器型弾性表面波フィルタ24aを図8に示し
た。また、第3の実施例および比較例の共振器型弾性表
面波フィルタ24,24aおのおのの等価回路図を図9
に示した。
【0023】この第3の実施例の共振器型弾性表面波フ
ィルタ24は、圧電性を有する基板15に第1〜第4の
弾性表面波共振子11x、11y,11z,11uを具
え、然も、第1の弾性表面波共振子11xおよび第2の
弾性表面波共振子11yによって第1段目の梯型回路構
成した部分13aを構成し、第2の弾性表面波共振子1
1yおよび第3の弾性表面波共振子11zによって第2
段目の梯型回路構成した部分13bを構成し、第3の弾
性表面波共振子11yおよび第4の弾性表面波共振子1
1uによって第3段目の梯型回路構成した部分13cを
構成している点は従来構成(図8の構成)と同様である
が、これら第1〜第4の弾性表面波共振子11x〜11
uのうちの直列腕共振子に当たる第1の弾性表面波共振
子11xおよび第3の弾性表面波共振子11zが1つの
グレーティング反射器11gを共用し、さらに、並列腕
共振子に当たる第2の弾性表面波共振子11yおよび第
4の弾性表面波共振子11uが、1つのグレーティング
反射器11hを共用するように、第1〜第4の弾性表面
波共振子11x〜11uを配置接続している点が従来構
成と異なる。したがって、この第3の実施例によれば、
2個の弾性表面波共振子が1個のグレーティング反射器
をこれら2個の弾性表面波共振子それぞれの第1のグレ
ーティング反射器若しくは第2のグレーティング反射器
として共用している部分を、2箇所具えた例が例示され
る。
【0024】この第3の実施例の場合、グレーティング
反射器を形成するために必要な領域を2つ分減らせるの
で、その分、三段の梯型回路構成の共振器型弾性表面波
フィルタの大きさを従来より小さく出来る。
【0025】4.第4の実施例 次に、四段T型の梯型回路構成の共振器型弾性表面波フ
ィルタにこの発明を適用した例(第4の実施例)を2例
説明する。図10および図11はこの第4の実施例の第
1の態様の共振器型弾性表面波フィルタ26、同じく第
2の態様の共振器型弾性表面波フィルタ28の構成説明
に供する平面図である。また、これら第4の実施例の共
振器型弾性表面波フィルタ26、28おのおのの等価回
路図を図12に示した。
【0026】4−1.第1の態様 この第4の実施例の第1の態様の共振器型弾性表面波フ
ィルタ26は、図10に示した様に、圧電性を有する基
板15に第1〜第5の弾性表面波共振子11x、11
y,11z,11u,11vを具え、然も、第1の弾性
表面波共振子11xおよび第2の弾性表面波共振子11
yによって第1段目の梯型回路構成した部分13aを構
成し、第2の弾性表面波共振子11yおよび第3の弾性
表面波共振子11zによって第2段目の梯型回路構成し
た部分13bを構成し、第3の弾性表面波共振子11y
および第4の弾性表面波共振子11uによって第3段目
の梯型回路構成した部分13cを構成し、第4の弾性表
面波共振子11uおよび第5の弾性表面波共振子11v
によって第4段目の梯型回路構成した部分13dを構成
している点は従来構成と同様であるが、これら第1〜第
5の弾性表面波共振子11x〜11vのうちの直列腕共
振子に当たる第1の弾性表面波共振子11x、第3の弾
性表面波共振子11zおよび第5の弾性表面波共振子1
1vが1つのグレーティング反射器11gを共用し、さ
らに、並列腕共振子に当たる第2の弾性表面波共振子1
1yおよび第4の弾性表面波共振子11uが、1つのグ
レーティング反射器11hを共用するように、第1〜第
5の弾性表面波共振子11x〜11vを配置接続してい
る点が従来構成と異なる。したがって、この第4の実施
例の第1の態様によれば、3個の弾性表面波共振子(直
列腕共振子)が1個のグレーティング反射器をこれら3
個の弾性表面波共振子それぞれの第1のグレーティング
反射器若しくは第2のグレーティング反射器として共用
している部分と、2個の弾性表面波共振子(並列腕共振
子)が1個のグレーティング反射器をこれら3個の弾性
表面波共振子それぞれの第1のグレーティング反射器若
しくは第2のグレーティング反射器として共用している
部分との、合計2箇所の共有構造の例が例示される。
【0027】この第4の実施例の第1の態様の場合、グ
レーティング反射器を形成するために必要な領域を3つ
分減らせるので、その分、四段T型の梯型回路構成の共
振器型弾性表面波フィルタの大きさを従来より小さく出
来る。
【0028】4−2.第2の態様 この第4の実施例の第2の態様の共振器型弾性表面波フ
ィルタ28は、第1の態様のフィルタ26と同様に、圧
電性を有する基板15に第1〜第5の弾性表面波共振子
11x、11y,11z,11u,11vを具え、第1
〜第4段目までの梯型回路構成した部分13a〜13d
を具える点は同様であるが、これら第1〜第5の弾性表
面波共振子11x〜11vのうちの直列腕共振子に当た
る第1の弾性表面波共振子11xおよび第3の弾性表面
波共振子11zが1つのグレーティング反射器11gを
共用し、同じく直列腕共振子に当たる第3の弾性表面波
共振子11zおよび第5の弾性表面波共振子11vが1
つのグレーティング反射器11iを共用し、さらに、並
列腕共振子に当たる第2の弾性表面波共振子11yおよ
び第4の弾性表面波共振子11uが、1つのグレーティ
ング反射器11hを共用するように、第1〜第5の弾性
表面波共振子11x〜11uを配置接続している点が従
来構成と異なる。したがって、この第4の実施例の第2
の態様によれば、2個の弾性表面波共振子(直列腕共振
子)が1個のグレーティング反射器をこれら2個の弾性
表面波共振子それぞれの第1のグレーティング反射器若
しくは第2のグレーティング反射器として共用している
部分を2箇所と、2個の弾性表面波共振子(並列腕共振
子)が1個のグレーティング反射器をこれら2個の弾性
表面波共振子それぞれの第1のグレーティング反射器若
しくは第2のグレーティング反射器として共用している
部分との、合計3箇所の共有構造の例が例示される。
【0029】この第4の実施例の第2の態様の場合、グ
レーティング反射器を形成するために必要な領域を3つ
分減らせるので、その分、四段T型の梯型回路構成の共
振器型弾性表面波フィルタの大きさを従来より小さく出
来る。
【0030】5.第5の実施例 上述の第1〜第4実施例では共有されるグレーティング
反射器11g,11h,11iに関し、グレーティング
の本数を少なくとも100本程度とすることで、当該グ
レーティング反射器を共有している複数の弾性表面波共
振子同士の相互の影響を抑制できると述べたが、それで
も詳細には伝送特性曲線上に小さなリップルが生じるこ
とが、この出願に係る発明者の研究により明らかになっ
た。先ずこの点について、図13(A)および(B)を
参照して説明する。
【0031】図13(A)に示した伝送特性は、三段の
梯型回路構成の共振器型弾性表面波フィルタの従来例す
なわち第3の実施例の比較例として挙げた図8を参照し
て説明した共振器型弾性表面波フィルタ24aの伝送特
性、一方の図13(B)に示した伝送特性は、本発明
(以下、グレーティング反射器を共用する発明ともい
う)を適用した三段の梯型回路構成の共振器型弾性表面
波フィルタすなわち第3の実施例として挙げた図7を参
照して説明した共振器型弾性表面波フィルタ24の伝送
特性である。ただし、いずれも、中心周波数f0 =80
0MHz用のフィルタでの特性である。
【0032】図13(A)および(B)に示した各伝送
特性を比較することで明らかなように、グレーティング
反射器を共用する発明を適用した場合は比較例の場合に
比べ、通過域に対して低周波数側の減衰域のポールが明
確となり通過域より低周波数側の減衰域が改善されるの
であるが(図13(B)中、Pで示した部分)、反面、
通過域に小さなリップルが生じることが分かる(図13
(B)中、Qで示した部分)。
【0033】このリップルは、図7に示した第3の実施
例の共振器型弾性表面波フィルタ24における第1の弾
性表面波共振子11xおよび第3の弾性表面波共振子1
1z(または第2の弾性表面波共振子11yおよび第4
の弾性表面波共振子11u)で発生した表面弾性波が、
これら共振器が共用するグレーティング反射器11g
(または11h)で全反射とならず一部他方の弾性表面
波共振子側に漏れて両共振子のすだれ状電極11a間で
多重反射波を発生させ、これがスプリアス成分となって
生じている。このリップルは、共振器型弾性表面波フィ
ルタに要求される仕様によっては問題となる場合ならな
い場合それぞれあるが、技術的には軽減された方が好ま
しい。そして、このリップルを軽減するには、共用され
るグレーティング反射器のグレーティング数を100本
を大幅に越える数とすれば良いと述べているが、そうす
ると、グレーティング反射器を共用して共振器型弾性表
面波フィルタの小型化を図る上で問題となる。そこで、
この第5の実施例では、共用されているグレーティング
反射器の、これを共用している少なくとも2個の弾性表
面波共振器から見て中央に当たる部分に、反射率増加部
を設ける。以下、2つの例により具体的に説明する。
【0034】第5の実施例の第1の態様の共振器型弾性
表面波フィルタ30は、図14に示した様に、共用され
ているグレーティング反射器11gの、これを共用して
いる弾性表面波共振子11x,11zから見て中央部分
と、他の共用されているグレーティング反射器11h
の、これを共用している弾性表面波共振子11y,11
uから見て中央部分とに、それぞれ独立に反射率増加部
31または33を具える。
【0035】また、第5の実施例の第2の態様の共振器
型弾性表面波フィルタ35は、図14に示した様に、共
用されているグレーティング反射器11gの、これを共
用している弾性表面波共振子11x,11zから見て中
央部分と、他の共用されているグレーティング反射器1
1hの、これを共用している弾性表面波共振子11y,
11uから見て中央部分とにわたって反射率増加部37
を具える。
【0036】これら反射増強部31、33、37各々
は、共用されるグレーティング反射器の前記中央部分に
堆積させた反射率向上に好適な材料の薄膜をもって構成
できる。このような薄膜であると、該薄膜を設けた部分
で音響インピーダンスの不連続性および質量負荷効果が
増大するので、反射率増加部を有しない場合に比べ、こ
の部分での弾性表面波の反射率を向上させることが出来
る。なお、反射率増加部を構成する薄膜の具体例として
は、例えば、弾性表面波フィルタの保護膜などとして使
用される絶縁膜例えばSiO2 膜や、弾性表面波フィル
タの入力端子等の形成膜として使用される金属膜例えば
Au膜などが挙げられる。ここで、反射率増加部をSi
2 膜等の絶縁膜で構成する場合は、該膜は上記第1の
態様および第2の態様それぞれで使用出来る。しかし、
Au膜等の金属膜で反射率増加部を構成する場合は、上
記第1の態様(すなわち共用されるグレーティング反射
器ごとに独立に反射率増加部を設ける態様)にだけ該膜
は適用出来る。なぜなら、反射率増加部としての金属膜
を2つの共用されるグレーティング反射器間にわたって
設けた場合は、共振器間をつなぐ信号線をこの金属膜が
横切ることとなりこの結果反射器と信号線とが短絡され
てしまうこととなるので、特性上好ましくないためであ
る。また、反射率増加部を構成する薄膜の膜厚は、設計
に応じ選ばれるが、例えば、金属膜を使用する場合、弾
性表面波フィルタの入力端子を形成する際に反射率増加
部も同時に作製することとして、弾性表面波フィルタの
入力端子の膜厚(例えば約200nm)と同じ程度でも
良いと考える。
【0037】なお、上述においてはこの発明のいくつか
の実施例について説明したが、この発明は上述の実施例
に限られない。例えば、梯型回路構成した部分の段数は
5段以上の場合でもこの発明は適用出来る。また、弾性
表面波共振子の配置の仕方は、グレーティング反射器が
共用できる点およびフィルタの小型化が図れる点を考慮
した配置であれば、実施例以外の配置であってももちろ
ん良い。
【0038】また、上述の第5の実施例では梯型回路構
成した部分を3段具える共振器型の弾性表面波フィルタ
に反射率増加部を設ける例を示したが、反射率増加部を
設ける思想は3段以外の他の段数の弾性表面波フィルタ
に対してももちろん適用出来る。
【0039】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明の共振器型弾性表面波フィルタによれば、すだれ状
電極と該すだれ状電極の一方端に近接して配置された第
1のグレーティング反射器と他方端に近接して配置され
た第2のグレーティング反射器とを有した弾性表面波共
振子を梯型回路構成した部分を、少なくとも2段具えた
共振器型弾性表面波フィルタにおいて、少なくとも2個
の弾性表面波共振子が1個のグレーティング反射器をこ
れら少なくとも2個の弾性表面波共振子それぞれの第1
のグレーティング反射器若しくは第2のグレーティング
反射器として共用している部分を、少なくとも1箇所具
える。このため、各弾性表面波共振子が個々に第1およ
び第2のグレーティング反射器を有していた場合に比
べ、グレーティング反射器の数を少なく出来るので、そ
の分、共振器型弾性表面波フィルタの小型化が図れる。
【0040】また、反射率増加部を設ける構成では、1
つのグレーティング反射器を共用している少なくとも2
個の弾性表面波共振子間での相互の影響をより軽減でき
るので、例えば、伝送特性にリップが生じることを軽減
出来る。さらには、共用されるグレーティング反射器の
グレーティグ本数の低減も期待出来るので、共振器型弾
性表面波フィルタのさらなる小型化も期待出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の説明図である。
【図2】各グレーティング反射器の説明図である。
【図3】グレーティング反射器におけるグレーティング
数と反射特性との関係を示した図である。
【図4】第2の実施例の説明図である。
【図5】第2の実施例での比較例の説明図である。
【図6】第2の実施例およびその比較例の説明図であ
る。
【図7】第3の実施例の説明に供する図である。
【図8】第3の実施例での比較例の説明図である。
【図9】第3の実施例および比較例の説明図である。
【図10】第4の実施例の第1の態様の説明図である。
【図11】第4の実施例の第2の態様の説明図である。
【図12】第4実施例の説明に供する図である。
【図13】(A)および(B)は第5の実施例の説明図
である。
【図14】第5の実施例の第1の態様の説明図である。
【図15】第5の実施例の第2の態様の説明図である。
【図16】課題および第1の実施例の説明に供する図
(その1)である。
【図17】課題および第1の実施例の説明に供する図
(その2)である。
【符号の説明】
11a:すだれ状電極 11b:第1のグレーティング反射器 11c:第2のグレーティング反射器 11g,11h,11i:共用されているグレーティン
グ反射器 11x:第1の弾性表面波共振子 11y:第2の弾性表面波共振子 11z:第3の弾性表面波共振子 11u:第4の弾性表面波共振子 11v:第5の弾性表面波共振子 13a:第1段目の梯型回路構成部分 13b:第2段目の梯型回路構成部分 13c:第3段目の梯型回路構成部分 13d:第4段目の梯型回路構成部分 15:圧電性を有する基板 17a:入力端子 17b:出力端子 17c,17d:接地端子 31,33,37:反射率増加部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 すだれ状電極と該すだれ状電極の一方端
    に近接して配置された第1のグレーティング反射器と他
    方端に近接して配置された第2のグレーティング反射器
    とを有した弾性表面波共振子を梯型回路構成した部分
    を、少なくとも2段具えた共振器型弾性表面波フィルタ
    において、 少なくとも2個の弾性表面波共振子が1個のグレーティ
    ング反射器をこれら少なくとも2個の弾性表面波共振子
    それぞれの第1のグレーティング反射器若しくは第2の
    グレーティング反射器として共用している部分を、少な
    くとも1箇所具えたことを特徴とする共振器型弾性表面
    波フィルタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の共振器型弾性表面波フ
    ィルタにおいて、 前記共用されているグレーティング反射器の、前記少な
    くとも2個の弾性表面波共振器から見て中央に当たる部
    分に、反射率増加部を具えたことを特徴とする共振器型
    弾性表面波フィルタ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の共振器型弾性表面波フ
    ィルタにおいて、 前記反射率増加部は、前記共用されているグレーティン
    グ反射器の前記中央部分に堆積させた反射率向上に好適
    な材料の薄膜をもって構成してあることを特徴とする共
    振器型弾性表面波フィルタ。
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