JP5111968B2 - ボトル - Google Patents
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Description
この種のボトルとして、例えば下記特許文献1では、胴部の内面に風景や図柄等が印刷されたラベルを貼着するとともに、ラベルに印刷された風景や図柄等に適合した造形品が取り付けられた透明な板材を、胴部の内側において前記ラベルと対向する位置に配設した構成が提案されている。
この発明によれば、ボトルの外周面に第1凹溝および第2凹溝が形成されてこれらの両凹溝により前記側面視で矩形状を呈する単位構成面部が複数区画されているので、このボトルの外周面において第1凹溝や第2凹溝が形成された領域に照らされた光を例えば屈折、干渉および反射等させることによって、このボトルに優れた光輝性を発揮させることが可能になり、装飾効果や視覚効果が高められたボトルが得られる。
また、このようにボトルに優れた光輝性を発揮させるために、ボトル自体とは別の新たな部材を用いなくても単に第1凹溝および第2凹溝をボトルの外周面に形成すればよいので、例えばブロー成形等の現行と同じ製法を適用することが可能になり、このボトルの製造コストが増大するのを防ぐことができる。
さらに、前記単位構成面部が第1凹溝および第2凹溝で区画されているので、ボトル内圧の上昇時に前記単位構成面部が前記径方向の外方に向けて膨出変形しようとしても、この変形に対して前記第1凹溝および第2凹溝をリブとして作用させることが可能になる。したがって、ボトル内圧の上昇によって単位構成面部が前述のように膨出変形するのを抑えることが可能になり、ボトル内圧の上昇時に前述の光輝性が低下するのを抑制することができる。
そして、第1凹溝および第2凹溝が肩部の外周面に形成されているので、ボトル内圧が変動したときに前記単位構成面部が前記径方向に変形するのを、胴部に形成した場合と比べて抑えることが可能になり、前述の光輝性がボトル内圧の変動によって低下するのを確実に抑制することができる。さらに、胴部に例えば模様や文字等が印刷されたシュリンクラベルを取り付けても、前述の光輝性を発揮させることが可能になり、このボトルの取り扱い性が低下するのを抑えることができる。
また、単位構成面部に、互いに対向する二対の角部のうち少なくとも一対の角部同士を結ぶ稜線部が形成されているので、前述の光輝性をより一層高めることができる。
この場合、単位構成面部が、前記側面視でこのボトルの中心軸線方向に長い菱形状を呈しているので、ボトル内圧の変動に対する単位構成面部の前記径方向の変形抵抗を、当該単位構成面部において前記中心軸線方向の中央から前記中心軸線方向の外側に向かうに従い漸次大きくすることが可能になる。したがって、この単位構成面部がボトル内圧の変動によって前記径方向に変形するのを抑えることが可能になり、前述の光輝性がボトル内圧の変動によって低下するのを抑制することができる。
この場合、肩部の縦断面視形状が前記径方向の内方に向けて凹む凹曲面状となっているので、ボトル内圧が上昇したときに、この肩部が前記径方向の外方に向けて膨出するのを抑制することが可能になり、前述の光輝性がボトル内圧の上昇によって低下するのをより一層確実に抑えることができる。
さらに、図示の例では、口部11、肩部12、胴部13および底部14のうち、前記中心軸線O方向における大きさが最も大きいのが肩部12となっている。また、肩部12は、胴部13側から上方に向かうに従い漸次縮径している。さらにまた、この肩部12の縦断面視形状はこのボトル10の径方向の内方に向けて凹む凹曲面状となっている。
図示の例では、第1凹溝17および第2凹溝18はそれぞれ、肩部12の外周面に沿った方向において、前記中心軸線O方向およびこのボトル10の周方向の双方に対して傾斜する方向に沿って延在し、この延在する方向と直交する方向に間隔をあけて複数ずつ配置されて、肩部12のほぼ全域に配置されている。
さらに、前述の4つの角部19a〜19dのうち、角度の小さい2つの鋭角部19a、19bはそれぞれ、単位構成面部19における前記中心軸線O方向の両端部を各別に構成し、角度の大きい2つの鈍角部19c、19dはそれぞれ、単位構成面部19における前記周方向の両端部を各別に構成している。
本実施形態では、肩部12に3つの面部列A、B、Cが配置されており、これらのうち上側に位置する上側面部列Aおよび下側に位置する下側面部列Cがそれぞれ有する各単位構成面部19は、前記周方向における位置が互いに合わされて配置されている。これにより、上側面部列Aが有する単位構成面部19における2つの鋭角部19a、19bのうち下側に位置する下側鋭角部19bと、下側面部列Cが有する単位構成面部19における2つの鋭角部19a、19bのうち上側に位置する上側鋭角部19aと、は前記中心軸線O方向で対向している。
なお、両凹溝17、18の各上端は互いに交差して連通し、各下端は互いに前記周方向に離れて独立している。また、両凹溝17、18の各下端部は、その下端に向かうに従い漸次前記径方向の内方に向けた凹み量が浅くなっている。
なお、単位構成面部19において前記外縁19eから前記径方向の外方に向けた前記中央19fの突出量(例えば約0.8mm)は、第1凹溝17および第2凹溝18の、前記外縁19eから前記径方向の内方に向けた各凹み量、つまり深さ以上となっている。
さらに、単位構成面部19が第1凹溝17および第2凹溝18で区画されているので、ボトル内圧の上昇時に単位構成面部19が前記径方向の外方に向けて膨出変形しようとしても、この変形に対して第1凹溝17および第2凹溝18をリブとして作用させることが可能になる。したがって、ボトル内圧の上昇によって単位構成面部19が前述のように膨出変形するのを抑えることが可能になり、ボトル内圧の上昇時に前述の光輝性が低下するのを抑制することができる。
さらにまた、本実施形態では、単位構成面部19に稜線部20が形成されているので、前述の光輝性をより一層高めることができる。
例えば、前記実施形態では、第1凹溝17および第2凹溝18として、前記中心軸線O方向および前記周方向の双方に対して傾斜する方向に沿って延在した構成を示したが、これに代えて両凹溝17、18のうちの一方を、前記中心軸線O方向に沿って延在させ、他方を前記周方向に延在させて、ボトル10の外周面に格子模様を施すようにしてもよい。
また、第1凹溝17および第2凹溝18を胴部13に形成してもよい。
また、前記実施形態では、肩部12の縦断面視形状をこのボトル10の径方向の内方に向けて凹む凹曲面状としたが、これに代えて凸曲面状に形成してもよいし、あるいは傾斜平面状に形成してもよい。
また、前記実施形態では、単位構成面部19に、互いに対向する二対の角部19a、19bおよび19c、19dを各別に結ぶ2つの稜線部20を形成したが、二対の角部19a、19bおよび19c、19dのうちいずれか一対の角部同士を結ぶ1つの稜線部20を形成してもよいし、この稜線部20を形成しなくてもよい。後者の場合において、単位構成面部19は、その外縁19eから中央に向かうに従い前記径方向の外方に向けて突出する凸曲面状に形成してもよい。
11 口部
12 肩部
13 胴部
14 底部
17 第1凹溝
18 第2凹溝
19 単位構成面部
19a、19b 鋭角部(角部)
19c、19d 鈍角部(角部)
20 稜線部
O 中心軸線
Claims (3)
- 口部、肩部、胴部および底部が合成樹脂で一体に形成されてなり、密封された状態でボトル内圧を上昇させる内容物が充填されるボトルであって、
その外周面には、一方向に沿って延在する第1凹溝と前記一方向に交差する他方向に沿って延びる第2凹溝とがそれぞれ複数ずつ形成され、これらの第1凹溝および第2凹溝により当該ボトルの側面視で矩形状を呈する単位構成面部が複数区画され、
前記第1凹溝および第2凹溝は、前記肩部の外周面に形成され、
前記単位構成面部には、互いに対向する二対の角部のうち少なくとも一対の角部同士を結ぶ稜線部が形成されていることを特徴とするボトル。 - 請求項1記載のボトルであって、
前記単位構成面部は、前記側面視でこのボトルの中心軸線方向に長い菱形状を呈していることを特徴とするボトル。 - 請求項1または2に記載のボトルであって、
前記肩部の縦断面視形状はこのボトルの径方向の内方に向けて凹む凹曲面状となっていることを特徴とするボトル。
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