JP5110030B2 - 材料試験機 - Google Patents

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本発明は、各種のセンサから出力される現在値を予測する機能を備えた材料試験機に関するものである。
材料試験機に用いられているロードセルあるいは伸び計などの各種センサからはアナログ信号が出力されるので、使用環境を整備したとしても、ノイズ成分が出力信号に重畳してしまうことは不可避である。そこで、材料試験に使用する各種センサの種別およびノイズ成分量に応じて、適切なフィルタ処理をデジタル的に行うことが知られている(特許文献1)。
デジタル的にフィルタ処理を行う際には、フィルタ処理された測定値が得られる時刻は一定の遅延時間をもっている。この遅延時間はデジタルフィルタが有する本質的な性質である。特に、ノイズ除去特性を向上させようとすると、測定値が得られる時刻はより遅れることになる。
特開平2005−331256号公報
しかしながら、得られた測定値に基づいて試験力のリアルタイム制御を行う際には、できるだけ最小の遅延時間で帰還させる必要がある。たとえば、クロスヘッドの位置を測定値に基づいて変化させる制御を行う場合には、測定値が有する遅延時間は、試験結果に重大な影響を与えることがある。他方、ノイズが多い状態のまま帰還制御を行うと、制御系の動作が不安定になってしまうという問題がある。すなわち、測定値の遅延減少とノイズの効果的除去とは、所謂トレードオフの関係にある。
請求項1に記載の材料試験機は、供試体の特性を検出するセンサから出力されたアナログ信号を離散的信号に変換する変換手段と、前記離散的信号を表す量子化データを順次入力し、現時点までに得られた直近W個(Wは1以上の整数)の量子化データにそれぞれ第1の係数K(p=1,2,・・・,W)を乗じる第1の乗算手段と、前記直近W個の量子化データからさらに過去に遡って得られたW個の量子化データにそれぞれ第2の係数K(s=1,2,・・・,W)を乗じる第2の乗算手段と、前記第1の乗算手段から得られたW個の乗算結果Rと、前記第2の乗算手段から得られたW個の乗算結果Rとを加算する加算手段とを備えているので、過去の量子化データに基づいて線形的外挿処理、すなわち一次関数による外挿処理を行うことができる。その結果、前記加算手段から前記アナログ信号の予測現在値を遅滞なく出力することができる。
請求項2に記載の材料試験機は、請求項1に記載の材料試験機において、除数がdである除算手段を前記加算手段の後段にさらに接続すると共に、前記第1の係数KをZ(Z=K・d)に変更し、且つ、前記第2の係数KをZ(Z=K・d)に変更することにより、前記除算手段から前記アナログ信号の予測現在値を出力する。
請求項3に記載の材料試験機は、請求項1または2に記載の材料試験機において、前記量子化データの個数Wと、前記量子化データの個数Wとを等しく設定する。
請求項4に記載の材料試験機は、請求項2に記載の材料試験機において、乗算器K1〜Knの係数の総和を2のn乗としたときには、前記除算手段としてビットシフト回路を用いる。
請求項5に記載の材料試験機は、供試体に負荷される試験力を検出する試験力センサが接続されたロードアンプ、および、供試体に生じる変位量を検出する変位センサが接続された伸び計アンプの少なくともいずれか一方から、請求項1または2に記載の予測現在値を出力する。
請求項6に記載の材料試験機は、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の材料試験機において、出力された予測現在値に応答して供試体に負荷する試験力を制御する帰還制御系をさらに有する。
材料試験に用いるセンサの現在出力値を求めるに際して、本発明に係る材料試験機によれば、過去の量子化データに基づいて線形的外挿(一次関数による外挿)を行う構成としているので、ノイズ成分を除去した現在値を遅滞なく予測することができる。
本発明の一実施形態による材料試験機を示す全体構成図である。 ロードセルから出力されるアナログ信号を処理する回路構成図である。 試験力測定回路の詳細な回路構成図である。 本実施の形態における線形的外挿処理を示した説明図である。 現在値予測フィルタの一例を示すブロック図である。 他の現在値予測フィルタを示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明を適用した材料試験機を示す全体構成図である。試験片TPにかかる力を検出するロードセルLCはクロスヘッド32の上部に載置されている。ロードセルLCからの信号はケーブルユニットCUを介して制御盤42に送られる。基台34から一対の支柱31Aおよび31Bが立設され、それらの上部はクロスヨーク36によって接続固定されている。一対の支柱31Aおよび31Bの内部にはモータ(図示せず)により回転されるボールねじ(図示せず)が内装されている。この2本のボールネジ間に横架され、それらに螺合しているクロスヘッド32は上記ボールねじの回転に応じて上下に移動する。上つかみ具38はロードセルLCを介してクロスヘッド32に固定され、下つかみ具40は基台34に固定されている。上つかみ具38と下つかみ具40は互いに対向しており、その2つのつかみ具によって試験片TPが把持される。試験片TPの伸びを検出する伸び計KKは試験片TPに直接接続され、その信号は制御盤42に送られる。伸び計KKの信号線については図示を省略している。制御盤42は、図示しない負荷機構の制御のみならず、各種インタフェース回路(図示せず)ならびに各種データ処理を行うための信号処理回路(図2参照)を備えている。以上の各構成要素により、材料試験機44が構成されている。
次に、ロードセルLCから出力されるアナログ瞬時値を予測する信号処理について説明する。
図2は、ロードセルLCから出力されるアナログ信号を処理するための回路構成を示す。ロードセルLCから出力されたアナログ信号は、ケーブルユニットCU(図1参照)を介してプリアンプ2に供給される。プリアンプ2からの出力信号は、サンプリング時のエリアシングを防止するために、アンチエリアシング処理用アナログフィルタ4に入力される。アンチエリアシング処理用アナログフィルタ4から出力された信号は、オーバーサンプリングを行うA/D変換器6に入力される。A/D変換器6から出力されたデジタル信号は、このA/D変換器6からのデジタル出力に基づいて試験力を算出する試験力測定回路8(図3を参照して詳述する)に入力される。上記のプリアンプ2と、アンチエリアシング処理用アナログフィルタ4と、A/D変換器6と、試験力測定回路8とにより、試験力アンプを構成する。試験力測定回路8から出力された信号は、遅延型フィルタ9および現在値予測フィルタ12の両フィルタに入力される。上記の遅延型フィルタ9は、後段の表示器側に測定値を送出するための遅延型フィルタである。予測型のフィルタを用いることなく遅延型の通常のフィルタ9を用いる理由は、表示器側に渡すデータは遅れても良いから真の値を示す方が良い、という考え方によるものである。遅延型フィルタ9から出力された信号はFIFOメモリ10に入力される。FIFOメモリ10から出力されたデータは、表示器11に送られて可視表示がなされる。すなわち、FIFOメモリ10は、制御盤42に取り付けられている(あるいは、外付けされている)表示器11にデータを転送する機能を果たす。試験力測定回路8から出力された信号を入力する現在値予測フィルタ12は、後に詳述する通り、本実施の形態に特有な回路構成を備えている。現在値予測フィルタ12から出力された予測現在値は、クロスヘッド32の位置を制御するためのサーボモータ制御回路14に入力される。サーボモータ制御回路14の出力は、クロスヘッド駆動機構16に入力される。上記の現在値予測フィルタ12と、サーボモータ制御回路14と、クロスヘッド駆動機構16とにより、破線で示す帰還制御系17を構成する。
図3は、試験力測定回路8の詳細な回路構成図である。A/D変換器6(図2参照)から出力されたデジタル信号は、オーバーサンプリングによるノイズを除去するためのデジタルフィルタ20に入力される。デジタルフィルタ20の出力信号は、ロードセルLCが無負荷のときに、オフセット成分を除去して測定値をゼロにするためのオフセット除去回路21に入力される。このオフセット除去回路21には、オフセット値を設定するためのオフセット設定部22が接続されている。オフセット除去回路21の出力信号は、ロードセルLCに定格実負荷を与えとき、フルスケールの測定値が得られるようにゲイン調整を行う乗算回路23に入力される。乗算回路23には、乗算回路23の乗算率を設定するゲイン設定部24が接続されている。なお、ロードセルLCに定格実負荷を与えるとき、分銅などを実際にロードセルLCに負荷するほか、模擬的なロードセル出力変化(抵抗値変化)をプリアンプ2(図2参照)に与えることによりゲイン調整を行うことも可能である。以上により、ロードセル出力を非線形補正する前の信号処理が終了する。乗算回路23からの出力信号は、ハードウェアで構成した非線形補正回路25に入力される。
<現在値予測の原理>
図4は、本実施の形態における線形的外挿処理(すなわち、一次関数による外挿処理)を示した説明図である。本図のX軸は時間の経過を示しており、a点が現在時刻である。b点は、現在時刻からT秒前の時刻、c点は現在時刻から2T秒前の時刻を表している。本図のY軸は試験片TP(図1参照)に負荷された試験力を示しており、ロードセルLCから出力されるアナログ検出値である。ここでは、時刻aから時刻bまでの平均試験力をβ、時刻bから時刻cまでの平均試験力をγとしてある。αは、次に詳述する線形的外分演算により、現在値を予測した点(予測現在値)を示している。換言すると、実際の測定時には時刻aから時刻cまでの間に500点くらいのデータがサンプルされ、同様に、時刻bから時刻cまでの間に500点くらいのデータがサンプルされる。そこで、時間abおよび時間bcの間にサンプリングしたデータの平均値が、それぞれβおよびγとなる。
表示器10に表示されている測定値は、正確にいうならば現在時刻の試験力ではなく、デジタルフィルタ20(図3)などに起因した一定の時間遅れを有している。そこで本実施の形態では、平均試験力γおよび平均試験力βがそれぞれ点γ,βを表しているとしたとき、点αは、線分γβを3:1に外分する点であると定義する。すなわち、現在時刻における予測試験力αは、線分γβを3:1に外分することにより得られる外分点αに対応している、と定義する。
ここで再び、α,β,γがそれぞれ試験力を表しているとすると、
α=γ+(β−γ)・(3/2)
であるから、
α=(3β−γ)÷2
と表記することができる。この式が意味するところは、
処理1:時刻aと時刻bの間における平均試験力βの3倍を求め、且つ、時刻bと時刻cの間における平均試験力の平均値γを求める。
処理2:処理1で求めた3βからγを減算する。
処理3:処理2で求めた加算結果を2で割る。
という処理により、現在値を予測することである。
図5は、上記の処理1〜処理3をハードウェアで実現するための非巡回型デジタルフィルタであり、現在値予測フィルタ12(図2参照)となる。本図において、直列に接続された遅延素子51〜58からそれぞれ出力された遅延信号は、タップ係数K1〜K8をそれぞれ有する乗算器61〜68に入力される。乗算器61〜68からそれぞれ出力された信号は、加算器70に入力される。加算器70から出力された加算結果は除算器72に入力され、除算演算(÷2)が行われる。そして、除算器72から予測現在値αが出力される。
ここで用いるタップ係数Knは次に示す通りである。
K1=K2=K3=K4=+3
K5=K6=K7=K8=−1
なお、除算器72を用いない場合には、タップ係数Knを
K1=K2=K3=K4=+3/8
K5=K6=K7=K8=−1/8
とすることにより、加算器70から予測現在値αが出力される。
現在値予測フィルタ12は、図5に示すようなタップ構成に限定されないことは勿論である。例えば、図6に示すような16タップとすることも可能である。図6において、81〜88および101〜108は遅延素子、91〜98および111〜118は乗算器、100および120は加算器、130は加算器、140は除算器(除数=2)である。
図6のタップ係数は、次の通りである。
K1=3,K2=21,K3=63,K4=105,K5=105,K6=63,K7=21,K8=3,K9=−1,K10=−7,K11=−21,K12=−35,K13=−35,K14=−21,K15=−7,K16=−1。
本図の動作も図5と同様であるので、詳細な説明は省略する。
−実施の形態による作用・効果−
本実施の形態によれば、以下のような作用・効果を奏することができる。
(1)本実施の形態(図2,図5参照)では、試験片TPに負荷する試験力を検出するロードセルLCから出力されたアナログ信号を離散的信号に変換するA/D変換器6と、この離散的信号を表す量子化データを順次入力し、現時点までに得られた直近4個の量子化データにそれぞれ第1のタップ係数K(p=1,2,3,4)を乗じる第1の乗算器61〜64と、直近4個の量子化データからさらに過去に遡って得られた4個の量子化データにそれぞれ第2の係数K(s=1,2,3,4)を乗じる第2の乗算器65〜67と、第1の乗算器61〜65から得られた4個の乗算結果Rと、第2の乗算器から得られた4個の乗算結果Rとを加算する加算器70とを備え、加算器70の出力に基づいてアナログ信号の予測現在値αを出力する構成としてあるので、ロードセル出力に重畳されているノイズ成分を除去すると同時に、過去の量子化データに基づいて線形的外挿による現在値予測を遅滞なく行うことができる。
(2)本実施の形態では、加算器70の後段に除算器72(除数d=8)を接続してあるので、除算器72から予測現在値αを出力することができる。
(3)本実施の形態では、除算器72の除数dが2の整数乗であるので、ハードウェアによるビットシフト処理だけで済むという利点がある。
(4)本実施の形態によれば、従来から知られている非循環型のデジタルフィルタを用いて予測現在値αを遅滞なく得ることができるので、その予測現在値αに応答した適切な帰還制御を実現することができる。
−実施の形態における変形例−
(1)図5および図6に示した実施の形態では除算器72,除算器140を備えているが、タップ係数を変更することにより、この除算器72,除算器140をなくすことも可能である。
(2)図5および図6に示したフィルタにおいては偶数個の遅延素子を用いているが、予測現在値を得るという目的に特化すれば、必ずしも遅延素子数を偶数にする必要はない。
(3)実施の形態における線形的外挿処理では、3:1の外分点を予測現在値としているが、外分比は3:1に限定されるものではない。使用するセンサの特性、あるいは、試験条件などに基づいて適宜変更することができる。
(4)実施の形態ではロードセルの現在出力値を予測するものであるが、ロードセル以外の試験力センサにも適用可能なことは勿論である。同様に、伸び計を含む変位センサにも適用することができる。また、試験片に限らず、その他の供試体にも適用することができる。
(5)上記の項目(1)〜(4)を全て組み合わせた材料試験機を構成することも可能である。その材料試験機は、次の構成a〜dを有する。
a:供試体の特性を検出するセンサから出力されたアナログ信号を離散的信号に変換する変換器。
b:離散的信号を表す量子化データを順次入力し、現時点までに得られた直近W個(Wは1以上の整数)の量子化データにそれぞれ第1の係数K(p=1,2,・・・,W)を乗じる第1の乗算器。
c:直近W個の量子化データからさらに過去に遡って得られたW個の量子化データにそれぞれ第2の係数K(s=1,2,・・・,W)を乗じる第2の乗算器。
d:第1の乗算器から得られたW個の乗算結果Rと、第2の乗算器から得られたW個の乗算結果Rとを加算する加算器を備え、この加算器からアナログ信号の予測現在値を出力する。
(6)上記の項目(5)には除算器を備えていないが、加算器の後段に除算器を設けることも可能である。すなわち、除数がdである除算器を加算器の後段にさらに接続すると共に、第1の係数KをZ(Z=K・d)に変更し、且つ、第2の係数KをZ(Z=K・d)に変更することにより、除算器からアナログ信号の予測現在値を出力することができる。
(7)図2に示したブロック構成では、制御盤42内に現在値予測フィルタ12を含ませているが、試験力アンプ(ロードセルアンプ)内に現在値予測フィルタを組み込むことも可能である。同様に、伸び計アンプ内に現在値予測フィルタを組み込むことも可能である。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上述した実施の形態および変形例に限定されるものではない。
実施の形態と変形例の一つとを組み合わせること、もしくは、実施の形態と変形例の複数とを組み合わせることも可能である。
変形例同士をどのように組み合わせることも可能である。
さらに、本発明の技術的思想の範囲内で考えられる他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
CU ケーブルユニット
LC ロードセル
KK 伸び計
2 プリアンプ
4 アンチエリアシング処理用アナログフィルタ
6 A/D変換器
8 試験力測定回路
10 表示器
12 現在値予測フィルタ
14 サーボモータ制御回路
16 クロスヘッド駆動機構
20 デジタルフィルタ
21 オフセット除去回路
22 オフセット設定部
23 乗算回路
24 ゲイン設定部
25 非線形補正回路
26 FIFOメモリ
32 クロスヘッド
34 基台
36 クロスヨーク
38 上つかみ具
40 下つかみ具
42 制御盤
44 材料試験機
51〜58 遅延素子
61〜68 乗算器
70 加算器
72 除算器
81〜88,101〜108 遅延素子
91〜98,111〜118 乗算器
100,120,130 加算器
140 除算器

Claims (6)

  1. 供試体の特性を検出するセンサから出力されたアナログ信号を離散的信号に変換する変換手段と、
    前記離散的信号を表す量子化データを順次入力し、現時点までに得られた直近W個(Wは1以上の整数)の量子化データにそれぞれ第1の係数K(p=1,2,・・・,W)を乗じる第1の乗算手段と、
    前記直近W個の量子化データからさらに過去に遡って得られたW個の量子化データにそれぞれ第2の係数K(s=1,2,・・・,W)を乗じる第2の乗算手段と、
    前記第1の乗算手段から得られたW個の乗算結果Rと、前記第2の乗算手段から得られたW個の乗算結果Rとを加算する加算手段とを備え、
    前記加算手段から前記アナログ信号の予測現在値を出力することを特徴とする材料試験機。
  2. 請求項1に記載の材料試験機において、
    除数がdである除算手段を前記加算手段の後段にさらに接続すると共に、
    前記第1の係数KをZ(Z=K・d)に変更し、且つ、前記第2の係数KをZ(Z=K・d)に変更することにより、前記除算手段から前記アナログ信号の予測現在値を出力することを特徴とする材料試験機。
  3. 請求項1または2に記載の材料試験機において、
    前記量子化データの個数Wと、前記量子化データの個数Wとを等しくすることを特徴とする材料試験機。
  4. 請求項2に記載の材料試験機において、
    乗算器K1〜Knの係数の総和を2のn乗としたときには、前記除算手段としてビットシフト回路を用いることを特徴とする材料試験機。
  5. 供試体に負荷される試験力を検出する試験力センサが接続されたロードセルアンプ、および、供試体に生じる変位量を検出する変位センサが接続された伸び計アンプの少なくともいずれか一方から、請求項1または2に記載の予測現在値を出力することを特徴とする材料試験機。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の材料試験機において、
    出力された予測現在値に応答して供試体に負荷する試験力を制御する帰還制御系をさらに有することを特徴とする材料試験機。
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