JP5110030B2 - 材料試験機 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の材料試験機は、請求項1に記載の材料試験機において、除数がdである除算手段を前記加算手段の後段にさらに接続すると共に、前記第1の係数KPをZP(ZP=KP・d)に変更し、且つ、前記第2の係数KSをZS(ZS=KS・d)に変更することにより、前記除算手段から前記アナログ信号の予測現在値を出力する。
請求項3に記載の材料試験機は、請求項1または2に記載の材料試験機において、前記量子化データの個数W1と、前記量子化データの個数W2とを等しく設定する。
請求項4に記載の材料試験機は、請求項2に記載の材料試験機において、乗算器K1〜Knの係数の総和を2のn乗としたときには、前記除算手段としてビットシフト回路を用いる。
請求項5に記載の材料試験機は、供試体に負荷される試験力を検出する試験力センサが接続されたロードアンプ、および、供試体に生じる変位量を検出する変位センサが接続された伸び計アンプの少なくともいずれか一方から、請求項1または2に記載の予測現在値を出力する。
請求項6に記載の材料試験機は、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の材料試験機において、出力された予測現在値に応答して供試体に負荷する試験力を制御する帰還制御系をさらに有する。
図1は本発明を適用した材料試験機を示す全体構成図である。試験片TPにかかる力を検出するロードセルLCはクロスヘッド32の上部に載置されている。ロードセルLCからの信号はケーブルユニットCUを介して制御盤42に送られる。基台34から一対の支柱31Aおよび31Bが立設され、それらの上部はクロスヨーク36によって接続固定されている。一対の支柱31Aおよび31Bの内部にはモータ(図示せず)により回転されるボールねじ(図示せず)が内装されている。この2本のボールネジ間に横架され、それらに螺合しているクロスヘッド32は上記ボールねじの回転に応じて上下に移動する。上つかみ具38はロードセルLCを介してクロスヘッド32に固定され、下つかみ具40は基台34に固定されている。上つかみ具38と下つかみ具40は互いに対向しており、その2つのつかみ具によって試験片TPが把持される。試験片TPの伸びを検出する伸び計KKは試験片TPに直接接続され、その信号は制御盤42に送られる。伸び計KKの信号線については図示を省略している。制御盤42は、図示しない負荷機構の制御のみならず、各種インタフェース回路(図示せず)ならびに各種データ処理を行うための信号処理回路(図2参照)を備えている。以上の各構成要素により、材料試験機44が構成されている。
図4は、本実施の形態における線形的外挿処理(すなわち、一次関数による外挿処理)を示した説明図である。本図のX軸は時間の経過を示しており、a点が現在時刻である。b点は、現在時刻からT秒前の時刻、c点は現在時刻から2T秒前の時刻を表している。本図のY軸は試験片TP(図1参照)に負荷された試験力を示しており、ロードセルLCから出力されるアナログ検出値である。ここでは、時刻aから時刻bまでの平均試験力をβ、時刻bから時刻cまでの平均試験力をγとしてある。αは、次に詳述する線形的外分演算により、現在値を予測した点(予測現在値)を示している。換言すると、実際の測定時には時刻aから時刻cまでの間に500点くらいのデータがサンプルされ、同様に、時刻bから時刻cまでの間に500点くらいのデータがサンプルされる。そこで、時間abおよび時間bcの間にサンプリングしたデータの平均値が、それぞれβおよびγとなる。
α=γ+(β−γ)・(3/2)
であるから、
α=(3β−γ)÷2
と表記することができる。この式が意味するところは、
処理1:時刻aと時刻bの間における平均試験力βの3倍を求め、且つ、時刻bと時刻cの間における平均試験力の平均値γを求める。
処理2:処理1で求めた3βからγを減算する。
処理3:処理2で求めた加算結果を2で割る。
という処理により、現在値を予測することである。
K1=K2=K3=K4=+3
K5=K6=K7=K8=−1
K1=K2=K3=K4=+3/8
K5=K6=K7=K8=−1/8
とすることにより、加算器70から予測現在値αが出力される。
K1=3,K2=21,K3=63,K4=105,K5=105,K6=63,K7=21,K8=3,K9=−1,K10=−7,K11=−21,K12=−35,K13=−35,K14=−21,K15=−7,K16=−1。
本図の動作も図5と同様であるので、詳細な説明は省略する。
本実施の形態によれば、以下のような作用・効果を奏することができる。
(1)本実施の形態(図2,図5参照)では、試験片TPに負荷する試験力を検出するロードセルLCから出力されたアナログ信号を離散的信号に変換するA/D変換器6と、この離散的信号を表す量子化データを順次入力し、現時点までに得られた直近4個の量子化データにそれぞれ第1のタップ係数KP(p=1,2,3,4)を乗じる第1の乗算器61〜64と、直近4個の量子化データからさらに過去に遡って得られた4個の量子化データにそれぞれ第2の係数KS(s=1,2,3,4)を乗じる第2の乗算器65〜67と、第1の乗算器61〜65から得られた4個の乗算結果RPと、第2の乗算器から得られた4個の乗算結果RSとを加算する加算器70とを備え、加算器70の出力に基づいてアナログ信号の予測現在値αを出力する構成としてあるので、ロードセル出力に重畳されているノイズ成分を除去すると同時に、過去の量子化データに基づいて線形的外挿による現在値予測を遅滞なく行うことができる。
(1)図5および図6に示した実施の形態では除算器72,除算器140を備えているが、タップ係数を変更することにより、この除算器72,除算器140をなくすことも可能である。
a:供試体の特性を検出するセンサから出力されたアナログ信号を離散的信号に変換する変換器。
b:離散的信号を表す量子化データを順次入力し、現時点までに得られた直近W1個(W1は1以上の整数)の量子化データにそれぞれ第1の係数KP(p=1,2,・・・,W1)を乗じる第1の乗算器。
c:直近W1個の量子化データからさらに過去に遡って得られたW2個の量子化データにそれぞれ第2の係数KS(s=1,2,・・・,W2)を乗じる第2の乗算器。
d:第1の乗算器から得られたW1個の乗算結果RPと、第2の乗算器から得られたW2個の乗算結果RSとを加算する加算器を備え、この加算器からアナログ信号の予測現在値を出力する。
実施の形態と変形例の一つとを組み合わせること、もしくは、実施の形態と変形例の複数とを組み合わせることも可能である。
変形例同士をどのように組み合わせることも可能である。
さらに、本発明の技術的思想の範囲内で考えられる他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
LC ロードセル
KK 伸び計
2 プリアンプ
4 アンチエリアシング処理用アナログフィルタ
6 A/D変換器
8 試験力測定回路
10 表示器
12 現在値予測フィルタ
14 サーボモータ制御回路
16 クロスヘッド駆動機構
20 デジタルフィルタ
21 オフセット除去回路
22 オフセット設定部
23 乗算回路
24 ゲイン設定部
25 非線形補正回路
26 FIFOメモリ
32 クロスヘッド
34 基台
36 クロスヨーク
38 上つかみ具
40 下つかみ具
42 制御盤
44 材料試験機
51〜58 遅延素子
61〜68 乗算器
70 加算器
72 除算器
81〜88,101〜108 遅延素子
91〜98,111〜118 乗算器
100,120,130 加算器
140 除算器
Claims (6)
- 供試体の特性を検出するセンサから出力されたアナログ信号を離散的信号に変換する変換手段と、
前記離散的信号を表す量子化データを順次入力し、現時点までに得られた直近W1個(W1は1以上の整数)の量子化データにそれぞれ第1の係数KP(p=1,2,・・・,W1)を乗じる第1の乗算手段と、
前記直近W1個の量子化データからさらに過去に遡って得られたW2個の量子化データにそれぞれ第2の係数KS(s=1,2,・・・,W2)を乗じる第2の乗算手段と、
前記第1の乗算手段から得られたW1個の乗算結果RPと、前記第2の乗算手段から得られたW2個の乗算結果RSとを加算する加算手段とを備え、
前記加算手段から前記アナログ信号の予測現在値を出力することを特徴とする材料試験機。 - 請求項1に記載の材料試験機において、
除数がdである除算手段を前記加算手段の後段にさらに接続すると共に、
前記第1の係数KPをZP(ZP=KP・d)に変更し、且つ、前記第2の係数KSをZS(ZS=KS・d)に変更することにより、前記除算手段から前記アナログ信号の予測現在値を出力することを特徴とする材料試験機。 - 請求項1または2に記載の材料試験機において、
前記量子化データの個数W1と、前記量子化データの個数W2とを等しくすることを特徴とする材料試験機。 - 請求項2に記載の材料試験機において、
乗算器K1〜Knの係数の総和を2のn乗としたときには、前記除算手段としてビットシフト回路を用いることを特徴とする材料試験機。 - 供試体に負荷される試験力を検出する試験力センサが接続されたロードセルアンプ、および、供試体に生じる変位量を検出する変位センサが接続された伸び計アンプの少なくともいずれか一方から、請求項1または2に記載の予測現在値を出力することを特徴とする材料試験機。
- 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の材料試験機において、
出力された予測現在値に応答して供試体に負荷する試験力を制御する帰還制御系をさらに有することを特徴とする材料試験機。
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