JP5109288B2 - 非水系電解液及びそれを用いた非水系電解液二次電池 - Google Patents
非水系電解液及びそれを用いた非水系電解液二次電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5109288B2 JP5109288B2 JP2006131606A JP2006131606A JP5109288B2 JP 5109288 B2 JP5109288 B2 JP 5109288B2 JP 2006131606 A JP2006131606 A JP 2006131606A JP 2006131606 A JP2006131606 A JP 2006131606A JP 5109288 B2 JP5109288 B2 JP 5109288B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbonate
- aqueous electrolyte
- negative electrode
- secondary battery
- atom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
下記一般式(1)
で表される鎖状カーボネートと、飽和環状カーボネートと、不飽和結合及びハロゲン原子のうち少なくとも一方を有するカーボネートとを含有することを特徴とする非水系電解液に存する。
[I.非水系電解液]
まず、本発明の非水系電解液について説明する。
本発明の非水系電解液は、リチウムイオンを吸蔵及び放出し得る負極及び正極と非水系電解液とを備え、該負極がSi原子、Sn原子及びPb原子よりなる群から選ばれる少なくとも一種の原子を有する負極活物質を含有する非水系電解液二次電池に用いられる非水系電解液である。
〔I−1.特定化合物〕
本発明に係る特定化合物は、下記一般式(1)で表わされる鎖状カーボネートである。
上記一般式(1)において、−CnH2n+1(以下「第1置換基」と称する場合がある。)の炭素数nは通常3以上、6以下、好ましくは5以下である。nがこの上限を上回ると、非水系電解液の粘性が上がる傾向がある。
ジ−n−プロピルカーボネート、
ジイソプロピルカーボネート、
n−プロピルイソプロピルカーボネート、
ジ−n−ブチルカーボネート、
ジ−i−プロピルカーボネート、
ジ−t−ブチルカーボネート、
n−ブチル−i−ブチルカーボネート、
n−ブチル−t−ブチルカーボネート、
i−ブチル−t−ブチルカーボネート、
n−ブチルメチルカーボネート、
i−ブチルメチルカーボネート、
t−ブチルメチルカーボネート、
エチル−n−プロピルカーボネート、
n−ブチルエチルカーボネート、
i−ブチルエチルカーボネート、
t−ブチルエチルカーボネート、
n−ブチル−n−プロピルカーボネート、
i−ブチル−n−プロピルカーボネート、
t−ブチル−n−プロピルカーボネート、
n−ブチル−i−プロピルカーボネート、
i−ブチル−i−プロピルカーボネート、
t−ブチル−i−プロピルカーボネート、などが挙げられる。
4−モノフルオロブチルメチルカーボネート、
4,4−ジフルオロブチルメチルカーボネート、
4,4,4−トリフルオロブチルカーボネート、
メチル−3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルカーボネート、
2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルメチルカーボネート、
エチル−3−モノフルオロプロピルカーボネート、
3,3−ジフルオロプロピルエチルカーボネート、
エチル−3, 3,3−トリフルオロプロピルカーボネート、
エチル−2,2,3,3,3−ペンタフルオロカーボネート、
2−モノフルオロエチルプロピルカーボネート、
2,2−ジフルオロエチルプロピルカーボネート、
プロピル−2,2,2−トリフルオロエチルカーボネート、
2,2,2−トリフルオロエチル−3,3,3−トリフルオロプロピルカーボネート、
3,3,3,2,2−ペンタフルオロプロピル−2,2,2−トリフルオロエチルカーボネート、
3−モノフルオロプロピルプロピルカーボネート、
3,3−ジフルオロプロピルプロピルカーボネート、
プロピル−3,3,3−トリフルオロプロピルカーボネート、
3,3,3,2,2−ペンタフルオロプロピルプロピルカーボネート、
ビス−2−モノフルオロプロピルカーボネート、
ビス−2,2−ジフルオロプロピルカーボネート、
ビス−2,2,2−トリフルオロプロピルカーボネート、
ビス−3,3,3,2,2−ペンタフルオロプロピルカーボネート、などが挙げられる。
上記一般式(1)で表される鎖状カーボネートと併用される飽和環状カーボネートとしては、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート等が挙げられる。また、これらの環状カーボネートの任意の水素原子がフッ素原子で置換されていてもよい。
上記環状カーボネートの任意の水素原子がフッ素原子で置換された化合物としては、例えば、
フルオロエチレンカーボネート、
クロロエチレンカーボネート、
4,4−ジフルオロエチレンカーボネート、
4,5−ジフルオロエチレンカーボネート、
4,4−ジクロロエチレンカーボネート、
4,5−ジクロロエチレンカーボネート、
4−フルオロ−4−メチルエチレンカーボネート、
4−クロロ−4−メチルエチレンカーボネート、
4,5−ジフルオロ−4−メチルエチレンカーボネート、
4,5−ジクロロ−4−メチルエチレンカーボネート、
4−フルオロ−5−メチルエチレンカーボネート、
4−クロロ−5−メチルエチレンカーボネート、
4,4−ジフルオロ−5−メチルエチレンカーボネート、
4,4−ジクロロ−5−メチルエチレンカーボネート、
4−(フルオロメチル)−エチレンカーボネート、
4−(クロロメチル)−エチレンカーボネート、
4−(ジフルオロメチル)−エチレンカーボネート、
4−(ジクロロメチル)−エチレンカーボネート、
4−(トリフルオロメチル)−エチレンカーボネート、
4−(トリクロロメチル)−エチレンカーボネート、
4−(フルオロメチル)−4−フルオロエチレンカーボネート、
4−(クロロメチル)−4−クロロエチレンカーボネート、
4−(フルオロメチル)−5−フルオロエチレンカーボネート、
4−(クロロメチル)−5−クロロエチレンカーボネート、
4−フルオロ−4,5−ジメチルエチレンカーボネート、
4−クロロ−4,5−ジメチルエチレンカーボネート、
4,5−ジフルオロ−4,5−ジメチルエチレンカーボネート、
4,5−ジクロロ−4,5−ジメチルエチレンカーボネート、
4,4−ジフルオロ−5,5−ジメチルエチレンカーボネート、
4,4−ジクロロ−5,5−ジメチルエチレンカーボネート、等が挙げられる。
これらのうち、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、フルオロエチレンカーボネート、4,4−ジフルオロエチレンカーボネート、4,5−ジフルオロエチレンカーボネート、4−(フルオロメチル)−エチレンカーボネートが、誘電率が高いため溶質が溶解しやすく、電池にしたときにサイクル特性が良い点で好ましい。
本発明に係る特定カーボネートは、不飽和結合及びハロゲン原子のうち少なくとも一方を有するカーボネートである。即ち、本発明に係る特定カーボネートは、不飽和結合のみを有していてもよく、ハロゲン原子のみを有していてもよく、不飽和結合及びハロゲン原子の双方を有していてもよい。
ビニレンカーボネート、
メチルビニレンカーボネート、
4,5−ジメチルビニレンカーボネート、
フェニルビニレンカーボネート、
4,5−ジフェニルビニレンカーボネート、等が挙げられる。
ビニルエチレンカーボネート、
4,5−ジビニルエチレンカーボネート、
フェニルエチレンカーボネート、
4,5−ジフェニルエチレンカーボネート、等が挙げられる。
ジフェニルカーボネート、
エチルフェニルカーボネート、
メチルフェニルカーボネート、
t−ブチルフェニルカーボネート、等が挙げられる。
ジビニルカーボネート、
メチルビニルカーボネート、等が挙げられる。
ジアリルカーボネート、
アリルメチルカーボネート、等が挙げられる。
フルオロエチレンカーボネート、
クロロエチレンカーボネート、
4,4−ジフルオロエチレンカーボネート、
4,5−ジフルオロエチレンカーボネート、
4,4−ジクロロエチレンカーボネート、
4,5−ジクロロエチレンカーボネート、
4−フルオロ−4−メチルエチレンカーボネート、
4−クロロ−4−メチルエチレンカーボネート、
4,5−ジフルオロ−4−メチルエチレンカーボネート、
4,5−ジクロロ−4−メチルエチレンカーボネート、
4−フルオロ−5−メチルエチレンカーボネート、
4−クロロ−5−メチルエチレンカーボネート、
4,4−ジフルオロ−5−メチルエチレンカーボネート、
4,4−ジクロロ−5−メチルエチレンカーボネート、
4−(フルオロメチル)−エチレンカーボネート、
4−(クロロメチル)−エチレンカーボネート、
4−(ジフルオロメチル)−エチレンカーボネート、
4−(ジクロロメチル)−エチレンカーボネート、
4−(トリフルオロメチル)−エチレンカーボネート、
4−(トリクロロメチル)−エチレンカーボネート、
4−(フルオロメチル)−4−フルオロエチレンカーボネート、
4−(クロロメチル)−4−クロロエチレンカーボネート、
4−(フルオロメチル)−5−フルオロエチレンカーボネート、
4−(クロロメチル)−5−クロロエチレンカーボネート、
4−フルオロ−4,5−ジメチルエチレンカーボネート、
4−クロロ−4,5−ジメチルエチレンカーボネート、
4,5−ジフルオロ−4,5−ジメチルエチレンカーボネート、
4,5−ジクロロ−4,5−ジメチルエチレンカーボネート、
4,4−ジフルオロ−5,5−ジメチルエチレンカーボネート、
4,4−ジクロロ−5,5−ジメチルエチレンカーボネート、等が挙げられる。
フルオロメチルメチルカーボネート、
ジフルオロメチルメチルカーボネート、
トリフルオロメチルメチルカーボネート、
ビス(フルオロメチル)カーボネート、
ビス(ジフルオロ)メチルカーボネート、
ビス(トリフルオロ)メチルカーボネート、
クロロメチルメチルカーボネート、
ジクロロメチルメチルカーボネート、
トリクロロメチルメチルカーボネート、
ビス(クロロメチル)カーボネート、
ビス(ジクロロ)メチルカーボネート、
ビス(トリクロロ)メチルカーボネート、等が挙げられる。
2−フルオロエチルメチルカーボネート、
エチルフルオロメチルカーボネート、
2,2−ジフルオロエチルメチルカーボネート、
2−フルオロエチルフルオロメチルカーボネート、
エチルジフルオロメチルカーボネート、
2,2,2−トリフルオロエチルメチルカーボネート、
2,2−ジフルオロエチルフルオロメチルカーボネート、
2−フルオロエチルジフルオロメチルカーボネート、
エチルトリフルオロメチルカーボネート、
2−クロロエチルメチルカーボネート、
エチルクロロメチルカーボネート、
2,2−ジクロロエチルメチルカーボネート、
2−クロロエチルクロロメチルカーボネート、
エチルジクロロメチルカーボネート、
2,2,2−トリクロロエチルメチルカーボネート、
2,2−ジクロロエチルクロロメチルカーボネート、
2−クロロエチルジクロロメチルカーボネート、
エチルトリクロロメチルカーボネート、等が挙げられる。
エチル−(2−フルオロエチル)カーボネート、
エチル−(2,2−ジフルオロエチル)カーボネート、
ビス(2−フルオロエチル)カーボネート、
エチル−(2,2,2−トリフルオロエチル)カーボネート、
2,2−ジフルオロエチル−2’−フルオロエチルカーボネート、
ビス(2,2−ジフルオロエチル)カーボネート、
2,2,2−トリフルオロエチル−2’−フルオロエチルカーボネート、
2,2,2−トリフルオロエチル−2’,2’−ジフルオロエチルカーボネート、
ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)カーボネート、
エチル−(2−クロロエチル)カーボネート、
エチル−(2,2−ジクロロエチル)カーボネート、
ビス(2−クロロエチル)カーボネート、
エチル−(2,2,2−トリクロロエチル)カーボネート、
2,2−ジクロロエチル−2’−クロロエチルカーボネート、
ビス(2,2−ジクロロエチル)カーボネート、
2,2,2−トリクロロエチル−2’−クロロエチルカーボネート、
2,2,2−トリクロロエチル−2’,2’−ジクロロエチルカーボネート、
ビス(2,2,2−トリクロロエチル)カーボネート、等が挙げられる。
フルオロビニレンカーボネート、
4−フルオロ−5−メチルビニレンカーボネート、
4−フルオロ−5−フェニルビニレンカーボネート、
クロロビニレンカーボネート、
4−クロロ−5−メチルビニレンカーボネート、
4−クロロ−5−フェニルビニレンカーボネート、等が挙げられる。
4−フルオロ−4−ビニルエチレンカーボネート、
4−フルオロ−5−ビニルエチレンカーボネート、
4,4−ジフルオロ−4−ビニルエチレンカーボネート、
4,5−ジフルオロ−4−ビニルエチレンカーボネート、
4−クロロ−5−ビニルエチレンカーボネート、
4,4−ジクロロ−4−ビニルエチレンカーボネート、
4,5−ジクロロ−4−ビニルエチレンカーボネート、
4−フルオロ−4,5−ジビニルエチレンカーボネート、
4,5−ジフルオロ−4,5−ジビニルエチレンカーボネート、
4−クロロ−4,5−ジビニルエチレンカーボネート、
4,5−ジクロロ−4,5−ジビニルエチレンカーボネート、
4−フルオロ−4−フェニルエチレンカーボネート、
4−フルオロ−5−フェニルエチレンカーボネート、
4,4−ジフルオロ−5−フェニルエチレンカーボネート、
4,5−ジフルオロ−4−フェニルエチレンカーボネート、
4−クロロ−4−フェニルエチレンカーボネート、
4−クロロ−5−フェニルエチレンカーボネート、
4,4−ジクロロ−5−フェニルエチレンカーボネート、
4,5−ジクロロ−4−フェニルエチレンカーボネート、
4,5−ジフルオロ−4,5−ジフェニルエチレンカーボネート、
4,5−ジクロロ−4,5−ジフェニルエチレンカーボネート、等が挙げられる。
フルオロメチルフェニルカーボネート、
2−フルオロエチルフェニルカーボネート、
2,2−ジフルオロエチルフェニルカーボネート、
2,2,2−トリフルオロエチルフェニルカーボネート、
クロロメチルフェニルカーボネート、
2−クロロエチルフェニルカーボネート、
2,2−ジクロロエチルフェニルカーボネート、
2,2,2−トリクロロエチルフェニルカーボネート、等が挙げられる。
フルオロメチルビニルカーボネート、
2−フルオロエチルビニルカーボネート、
2,2−ジフルオロエチルビニルカーボネート、
2,2,2−トリフルオロエチルビニルカーボネート、
クロロメチルビニルカーボネート、
2−クロロエチルビニルカーボネート、
2,2−ジクロロエチルビニルカーボネート、
2,2,2−トリクロロエチルビニルカーボネート、等が挙げられる。
フルオロメチルアリルカーボネート、
2−フルオロエチルアリルカーボネート、
2,2−ジフルオロエチルアリルカーボネート、
2,2,2−トリフルオロエチルアリルカーボネート、
クロロメチルアリルカーボネート、
2−クロロエチルアリルカーボネート、
2,2−ジクロロエチルアリルカーボネート、
2,2,2−トリクロロエチルアリルカーボネート、等が挙げられる。
本発明の非水系電解液が含有する非水溶媒としては、本発明の効果を著しく損なわない範囲において、任意のものを用いることができる。なお、非水溶媒は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用してもよい。
環状カーボネート、
鎖状カーボネート、
鎖状及び環状カルボン酸エステル、
鎖状及び環状エーテル類、
含リン有機溶媒、
含硫黄有機溶媒、などが挙げられる。
エチレンカーボネート、
プロピレンカーボネート、
ブチレンカーボネート、が挙げられる。
これらの中でも、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネートが、誘電率が高いため溶質が溶解し易く、非水系電解液二次電池にしたときにサイクル特性が良いという点で好ましい。従って、本発明の非水系電解液は、非水溶媒として、前述の特定カーボネートに該当するカーボネートの他に、エチレンカーボネート及び/又はプロピレンカーボネートを含むことが好ましい。
ジメチルカーボネート、
エチルメチルカーボネート、
ジエチルカーボネート、
メチル−n−プロピルカーボネート、
エチル−n−プロピルカーボネート、
ジ−n−プロピルカーボネート、等が挙げられる。
酢酸メチル、
酢酸エチル、
酢酸−n−プロピル、
酢酸−i−プロピル、
酢酸−n−ブチル、
酢酸−i−ブチル、
酢酸−t−ブチル、
プロピオン酸メチル、
プロピオン酸エチル、
プロピオン酸−n−プロピル、
プロピオン酸−i−プロピル、
プロピオン酸−n−ブチル、
プロピオン酸−i−ブチル、
プロピオン酸−t−ブチル、等が挙げられる。
これらの中でも、酢酸エチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチルがより好ましい。
γ−ブチロラクトン、
γ−バレロラクトン、
δ−バレロラクトン、等が挙げられる。
これらの中でも、γ−ブチロラクトンがより好ましい。
ジメトキシメタン、
ジメトキシエタン、
ジエトキシメタン、
ジエトキシエタン、
エトキシメトキシメタン、
エトキシメトキシエタン、等が挙げられる。
これらの中でも、ジメトキシエタン、ジエトキシエタンがより好ましい。
テトラヒドロフラン、
2−メチルテトラヒドロフラン、等が挙げられる。
リン酸トリメチル、
リン酸トリエチル、
リン酸トリフェニル、等のリン酸エステル類;
亜リン酸トリメチル、
亜リン酸トリエチル、
亜リン酸トリフェニル、等の亜リン酸エステル類;
トリメチルホスフィンオキシド、
トリエチルホスフィンオキシド、
トリフェニルホスフィンオキシド、等のホスフィンオキシド類、などが挙げられる。
エチレンサルファイト、
1,3−プロパンスルトン、
1,4−ブタンスルトン、
メタンスルホン酸メチル、
ブスルファン、
スルホラン、
スルホレン、
ジメチルスルホン、
ジフェニルスルホン、
メチルフェニルスルホン、
ジブチルジスルフィド、
ジシクロヘキシルジスルフィド、
テトラメチルチウラムモノスルフイド、
N,N−ジメチルメタンスルホンアミド、
N,N−ジエチルメタンスルホンアミド、等が挙げられる。
本発明において非水溶媒は、前記一般式(1)で示される鎖状カーボネート(特定化合物)と、飽和環状カーボネートと、不飽和結合及びハロゲン原子のうち少なくとも一方を有するカーボネート(特定カーボネート)とを含有する。このうち、特定カーボネートは、非水系電解液に対して、いわば添加剤のような形で加えるため、ここでは特定化合物と飽和環状カーボネート(以下これを「非水溶媒」と総称することがある)の配合比について述べる。
非水溶媒の好ましい組み合わせの例としては、次の(i),(ii)が挙げられる。
(i)特定化合物と、飽和環状カーボネートとの組み合わせ
(ii)特定化合物と、飽和環状カーボネートと、前記その他の鎖状カーボネートの組み合わせ
(1) エチレンカーボネート(EC)とエチル−n−プロピルカーボネート(EPC)
EC:EPC=10:90〜40:60、より好ましくは20:80〜30:70
(2) ECとジプロピルカーボネート(DPC)
EC:DPC=10:90〜40:60、より好ましくは20:80〜30:70
(3) ECとエチル−n−ブチルカーボネート(EBC)
EC:EBC=10:90〜40:60、より好ましくは20:80〜30:70
(4) フルオロエチレンカーボネート(FEC)とECとエチル-n-プロピルカーボネート(EPC)
FEC:EC:EPC=5:5:90〜25:25:50、より好ましくは、10:10:80〜20:20:60
(5) FECとEPC
FEC:EPC=10:90〜40:60、より好ましくは20:80〜30:70
(6) FECとDPC
FEC:DPC=10:90〜40:60、より好ましくは20:80〜30:70
(7) FECとEBC
FEC:EBC=10:90〜40:60、より好ましくは20:80〜30:70
(8) EC+EPC+DEC
EC:EPC:DEC=10〜40:40〜80:10〜30
(9) EC+DPC+DEC
EC:DPC:DEC=10〜40:40〜80:10〜30
(10) FEC+EPC+DEC
FEC:EPC:DEC=10〜40:40〜80:10〜30
(11) FEC+DPC+DEC
FEC:DPC:DEC=10〜40:40〜80:10〜30
そして、上記の組み合わせに、前述の通り、特定カーボネートを非水系電解液に対して、通常0.01重量%以上、好ましくは0.1重量%以上、より好ましくは0.3重量%以上、上限は、通常50重量%以下、好ましくは40重量%以下、より好ましくは30重量%以下の範囲で加えるのが好ましい。この範囲の理由については前述の通りである。
本発明の非水系電解液に用いる電解質に制限は無く、目的とする非水系電解液二次電池に電解質として用いられるものであれば公知のものを任意に採用することができる。本発明の非水系電解液をリチウム二次電池に用いる場合には、通常は、電解質としてリチウム塩を用いる。
LiClO4、
LiAsF6、
LiPF6、
Li2CO3、
LiBF4、等の無機リチウム塩;
LiCF3SO3、
LiN(CF3SO2)2、
LiN(C2F5SO2)2、
リチウム1,3−ヘキサフルオロプロパンジスルホニルイミド、
リチウム1,2−テトラフルオロエタンジスルホニルイミド、
LiN(CF3SO2)(C4F9SO2)、
LiC(CF3SO2)3、
LiPF4(CF3)2、
LiPF4(C2F5)2、
LiPF4(CF3SO2)2、
LiPF4(C2F5SO2)2、
LiBF2(CF3)2、
LiBF2(C2F5)2、
LiBF2(CF3SO2)2、
LiBF2(C2F5SO2)2、等の含フッ素有機リチウム塩;
リチウムビス(オキサラト)ボレート、
リチウムトリス(オキサラト)フォスフェート
リチウムジフルオロオキサラトボレート;
等の含ジカルボン酸錯体リチウム塩;
KPF6、
NaPF6、
NaBF4、
NaCF3SO3、等のナトリウム塩又はカリウム塩、などが挙げられる。
これらのうち、LiPF6、LiBF4、LiCF3SO3、LiN(CF3SO2)2、LiN(C2F5SO2)2、リチウム1,2−テトラフルオロエタンジスルホニルイミドが好ましく、特にLiPF6、LiBF4が好ましい。
本発明の非水系電解液は、本発明の効果を著しく損なわない範囲において、各種の添加剤を含有していることが好ましい。添加剤としては、従来公知のものを任意に用いることができる。なお、添加剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用してもよい。
ビフェニル、
アルキルビフェニル、
ターフェニル、
ターフェニルの部分水素化体、
シクロヘキシルベンゼン、
t−ブチルベンゼン、
t−アミルベンゼン、
ジフェニルエーテル、
ジベンゾフラン、等の芳香族化合物;
2−フルオロビフェニル、
o−シクロヘキシルフルオロベンゼン、
p−シクロヘキシルフルオロベンゼン、等の前記芳香族化合物の部分フッ素化物;
2,4−ジフルオロアニソール、
2,5−ジフルオロアニソール、
2,6−ジフルオロアニオール、等の含フッ素アニソール化合物、などが挙げられる。
コハク酸、マレイン酸、フタル酸等のジカルボン酸の無水物;
エリスリタンカーボネート、
スピロ−ビス−ジメチレンカーボネート、等の特定カーボネートに該当するもの以外のカーボネート化合物;
エチレンサルファイト、
1,3−プロパンスルトン、
1,4−ブタンスルトン、
メタンスルホン酸メチル、
ブスルファン、
スルホラン、
スルホレン、
ジメチルスルホン、
ジフェニルスルホン、
メチルフェニルスルホン、
ジブチルジスルフィド、
ジシクロヘキシルジスルフィド、
テトラメチルチウラムモノスルフイド、
N,N−ジメチルメタンスルホンアミド、
N,N−ジエチルメタンスルホンアミド、等の含硫黄化合物;
1−メチル−2−ピロリジノン、
1−メチル−2−ピペリドン、
3−メチル−2−オキサゾリジノン、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、
N−メチルスクシイミド、等の含窒素化合物;
ヘプタン、
オクタン、
シクロヘプタン、等の炭化水素化合物;
フルオロベンゼン、
ジフルオロベンゼン、
ベンゾトリフルオライド、等の含フッ素芳香族化合物などが挙げられる。
本発明の非水系電解液二次電池、即ちリチウム二次電池は、リチウムイオンを吸蔵及び放出し得る負極及び正極と非水系電解液とを備え、負極がSi原子、Sn原子及びPb原子よりなる群から選ばれる少なくとも一種の原子を有する負極活物質を含有するとともに、非水系電解液が上述の本発明の非水系電解液であることを特徴とするものである。
本発明の非水系電解液二次電池は、負極及び非水系電解液以外の構成については、従来公知の非水系電解液二次電池と同様であり、通常は、本発明の非水系電解液が含浸されている多孔膜(セパレータ)を介して正極と負極とが積層され、これらがケース(外装体)に収納された形態を有する。従って、本発明の非水系電解液二次電池の形状は特に制限されるものではなく、円筒型、角形、ラミネート型、コイン型、大型等の何れであってもよい。
非水系電解液としては、上述の本発明の非水系電解液を用いる。なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、本発明の非水系電解液に対し、その他の非水系電解液を混合して用いることも可能である。
本発明の非水系電解液二次電池における負極は、Si(ケイ素)原子、Sn(スズ)原子及びPb(鉛)原子(これらを以下「特定金属元素」という場合がある。)よりなる群から選ばれる少なくとも一種の原子を有する負極活物質を含有する。
また、これらの複合化合物が、金属単体、合金、又は非金属元素等の数種の元素と複雑に結合した化合物も例として挙げることができる。より具体的には、例えばSiやSnでは、これらの元素と負極として動作しない金属との合金を用いることができる。また例えばSnでは、SnとSi、Sn、Pb以外で負極として作用する金属と、さらに負極として動作しない金属と、非金属元素との組み合わせで5〜6種の元素を含むような複雑な化合物も用いることができる。
・Si及び/又はSnと酸素との元素比が通常0.5〜1.5、好ましくは0.7〜1.3、更に好ましくは0.9〜1.1の、Si及び/又はSnの酸化物。
・Si及び/又はSnと窒素との元素比が通常0.5〜1.5、好ましくは0.7〜1.3、更に好ましくは0.9〜1.1の、Si及び/又はSnの窒化物。
・Si及び/又はSnと炭素との元素比が通常0.5〜1.5、好ましくは0.7〜1.3、更に好ましくは0.9〜1.1の、Si及び/又はSnの炭化物。
上記手法により負極活物質を電極化した際の電極構造は特には限定されないが、集電体上に存在している活物質の密度は、好ましくは1g・cm−3以上、より好ましくは1.2g・cm−3以上、更に好ましくは1.3g・cm−3以上であり、上限として2g・cm−3以下、好ましくは1.9g・cm−3以下、よりに好ましくは1.8g・cm−3以下、更に好ましくは1.7g・cm−3以下の範囲である。この範囲を上回ると活物質粒子が破壊され、初期不可逆容量の増加や、集電体/活物質界面付近への非水系電解液の浸透性低下による高電流密度充放電特性悪化を招く場合がある。また下回ると活物質間の導電性が低下し、電池抵抗が増大し、単位容積当たりの容量が低下する場合がある。
本発明の非水系電解液二次電池における正極は、通常の非水系電解液二次電池と同様、正極活物質を含有してなる。
塗布法を用いる場合、上述の正極活物質に結着剤、増粘剤、導電材、溶媒等を加えてスラリー状とし、これを正極集電体に塗布、乾燥した後にプレスして高密度化することにより、正極集電体上に正極活物質層を形成する。
正極活物質層中の導電材の割合は、通常0.01重量%以上、好ましくは0.1重量%以上、更に好ましくは1重量%以上であり、また、通常50重量%以下、好ましくは30重量%以下、更に好ましくは15重量%以下である。導電材の割合が低すぎると導電性が不十分になることがあり、逆に高すぎると電池容量が低下することがある。
正極活物質層中の結着剤の割合は、通常0.1重量%以上、好ましくは1重量%以上、更に好ましくは5重量%以上であり、通常80重量%以下、好ましくは60重量%以下、更に好ましくは40重量%以下、最も好ましくは10重量%以下である。結着剤の割合が低すぎると、正極活物質を十分保持できずに正極の機械的強度が不足し、サイクル特性等の電池性能を悪化させてしまう場合あり、高すぎると、電池容量や導電性の低下につながる場合がある。
スラリーの粘度は、集電体上に塗布が可能な粘度であれば特に制限されず、塗布が可能な粘度となるように、スラリーの調製時に溶媒の使用量等を変えて適宜調整すればよい。
塗布、乾燥によって得られた正極活物質層は、正極活物質の充填密度を上げるために、ハンドプレス、ローラープレス等により圧密化することが好ましい。
正極活物質層の密度は、好ましくは1.5g・cm−3以上、より好ましくは2g・cm−3、更に好ましくは2.2g・cm−3以上であり、また上限は、好ましくは3.5g・cm−3以下、より好ましくは3g・cm−3以下、更に好ましくは2.8g・cm−3以下の範囲である。この範囲を上回ると集電体/活物質界面付近への非水系電解液の浸透性が低下し、特に高電流密度での充放電特性が低下する場合がある。また下回ると活物質間の導電性が低下し、電池抵抗が増大する場合がある。
正極と負極との間には、短絡を防止するために、通常はセパレータを介在させる。この場合、本発明の非水系電解液は、通常はこのセパレータに含浸させて用いる。
本発明の非水系電解液二次電池は、通常、上記の非水系電解液、負極、正極、セパレータ等を外装体内に収納して構成される。この外装体に制限は無く、本発明の効果を著しく損なわない限り公知のものを任意に採用することができる。
以下の手順で非水系電解液二次電池を組み立て、その評価を行ない、得られた結果を表1に示した。
〈ケイ素合金負極の作製:実施例1〜12、比較例1〜4〉
負極活物質として、非炭素材料であるケイ素73.2重量部及び銅8.1重量部と、人造黒鉛粉末(ティムカル社製商品名「KS−6」)12.2重量部とを用い、これらにポリフッ化ビニリデン(poly(vinylidenefluoride):以下「PVDF」と略する。)を12重量部含有するN−メチルピロリドン溶液54.2重量部、及び、N−メチルピロリドン50重量部を加え、ディスパーザーで混合してスラリー状とした。得られたスラリーを、負極集電体である厚さ18μmの銅箔上に均一に塗布し、一旦自然乾燥した後、最終的には85℃で一昼夜減圧乾燥した。その後、電極密度が1.5g・cm−3程度となるようにプレスし、直径12.5mmの円盤状に打ち抜いて負極(ケイ素合金負極)とした。
負極活物質として、人造黒鉛粉末(ティムカル社製商品名「KS−6」)100重量部を用い、これにPVDFを12重量部含有するN−メチルピロリドン溶液83.5重量部、及び、N−メチルピロリドン50重量部を加え、ディスパーサーで混合してスラリー状とした。得られたスラリーを、負極集電体である厚さ18μmの銅箔上に均一に塗布し、 一旦自然乾燥した後、最終的には85℃で一昼夜減圧乾燥した。その後、電極密度が1.5g・cm−3程度となるようにプレスし、直径12.5mmの円盤状に打ち抜いて負極(グラファイト負極)とした。
正極活物質としてLiCoO2(日本化学工業社製「C5」)85重量部を用い、これにカーボンブラック(電気化学工業社製商品名「デンカブラック」)6重量部、ポリフッ化ビニリデンKF−1000(呉羽化学社製商品名「KF−1000」)9重量部を加えて混合し、N−メチル−2−ピロリドンで分散してスラリー状とした。得られたスラリーを、正極集電体である厚さ20μmのアルミニウム箔上に、用いる負極の理論容量の9割となるように均一に塗布し、100℃で12時間乾燥した後、直径12.5mmの円盤状に打ち抜いて正極とした。
表1に示す組成の非水溶媒(非水溶媒、特定化合物、特定カーボネートの混合溶媒)に、LiPF6を1モル/リットルの濃度となるように溶解させて非水系電解液を調製した。
なお、表1中の略号の意味は次の通りである。
EC:エチレンカーボネート(飽和環状カーボネート)
FEC:フルオロエチレンカーボネート(飽和環状カーボネート及び特定カーボネート;F置換数1)
DFEC:4,5−ジフルオロエチレンカーボネート(飽和環状カーボネート及び特定カーボネート;F置換数2)
EPC:エチル-n-プロピルカーボネート(特定化合物;n=3, m=2)
DPC:ジプロピルカーボネート(特定化合物;n=m=3)
PTFEC:n-プロピルトリフルオロエチルカーボネート(特定化合物及び特定カーボネート;n=3, m=2, F置換数3)
EMFPC:エチル-3-モノフルオロプロピルカーボネート(特定化合物、及び特定カーボネート;n=3, m=2, F置換数1)
DEC:ジエチルカーボネート(その他の鎖状カーボネート)
DMC:ジメチルカーボネート(その他の鎖状カーボネート)
EMC:エチルメチルカーボネート(その他の鎖状カーボネート)
上記の正極及び負極と、各実施例及び比較例で調製した電解液を用いて、正極導電体を兼ねるステンレス鋼製の缶体に正極を収容し、その上に電解液を含浸させたポリエチレン製のセパレータを介して負極を載置した。この缶体と負極導電体を兼ねる封口板とを、絶縁用のガスケットを介してかしめて密封し、コイン型セルを作製した。
25℃において、充電終止電圧4.2V−3mA、充電終了電流0.15mAの定電流定電圧充電と、放電終止電圧3.0V−3mAの定電流放電とを1サイクルとして、50サイクル充放電を実施した。この時の、1サイクル目、10サイクル目及び50サイクル目の放電容量を測定し、それぞれのサイクルにおける放電容量維持率を下記式で算出した。なお、容量はいずれも負極活物質単位重量当りの容量とした。
放電容量維持率(%)={(10又は50サイクル目の放電容量)
/(1サイクル目の放電容量)}×100
比較例1、2は、非水電解液に特定カーボネートを含まず、また比較例3、4は、非水系電解液に特定化合物と特定カーボネート含まないため、いずれもサイクル後の放電容量維持率が低い。
Claims (6)
- リチウムイオンを吸蔵及び放出しうる負極及び正極と非水系電解液とを備え、該負極がSi原子、Sn原子及びPb原子よりなる群から選ばれる少なくとも一種の原子を有する負極活物質を含む非水系電解液二次電池であって、該非水系電解液が、下記一般式(1)
で表される鎖状カーボネートと、飽和環状カーボネートと、不飽和結合及びハロゲン原子のうち少なくとも一方を有するカーボネートとを含有することを特徴とする非水系電解液二次電池。 - 一般式(1)において、nとmが互いに異なる整数であることを特徴とする請求項1に記載の非水系電解液二次電池。
- 飽和環状カーボネートがエチレンカーボネート及び/又はプロピレンカーボネートであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の非水系電解液二次電池。
- 不飽和結合及びハロゲン原子のうち少なくとも一方を有するカーボネートの濃度が、0.01重量%以上、70重量%以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか項に記載の非水系電解液二次電池。
- 不飽和結合及びハロゲン原子の少なくとも一方を有するカーボネートが、ビニレンカーボネート、ビニルエチレンカーボネート、フルオロエチレンカーボネート、及びジフルオロエチレンカーボネート、並びにこれらの誘導体よりなる群から選ばれる1種以上のカーボネートであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の非水系電解液二次電池。
- 非水系電解液が、さらにジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、及びジエ
チルカーボネートよりなる群から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする請
求項1〜5の何れか1項に記載の非水系電解液二次電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006131606A JP5109288B2 (ja) | 2006-05-10 | 2006-05-10 | 非水系電解液及びそれを用いた非水系電解液二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006131606A JP5109288B2 (ja) | 2006-05-10 | 2006-05-10 | 非水系電解液及びそれを用いた非水系電解液二次電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007305381A JP2007305381A (ja) | 2007-11-22 |
JP5109288B2 true JP5109288B2 (ja) | 2012-12-26 |
Family
ID=38839148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006131606A Active JP5109288B2 (ja) | 2006-05-10 | 2006-05-10 | 非水系電解液及びそれを用いた非水系電解液二次電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5109288B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5401836B2 (ja) * | 2008-01-29 | 2014-01-29 | ダイキン工業株式会社 | リチウム二次電池の電解質塩溶解用溶媒 |
JP5309704B2 (ja) * | 2008-01-29 | 2013-10-09 | ダイキン工業株式会社 | リチウム二次電池の非水電解液用溶媒 |
US20110159382A1 (en) * | 2009-05-08 | 2011-06-30 | Toru Matsui | Nonaqueous solvent, and nonaqueous electrolyte solution and nonaqueous secondary battery using the same |
WO2013047024A1 (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-04 | 日本電気株式会社 | リチウム二次電池及びこれを用いた車両 |
US10978742B2 (en) * | 2016-12-27 | 2021-04-13 | Daikin Industries, Ltd. | Electrolytic solution, electrochemical device, lithium-ion secondary cell, and module |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0744042B2 (ja) * | 1988-11-30 | 1995-05-15 | 松下電器産業株式会社 | リチウム二次電池用電解液 |
JP3123749B2 (ja) * | 1990-08-21 | 2001-01-15 | 三洋電機株式会社 | 非水系電解液二次電池 |
JP3332834B2 (ja) * | 1997-12-17 | 2002-10-07 | 三洋電機株式会社 | リチウムイオン電池 |
JP4042034B2 (ja) * | 2002-02-01 | 2008-02-06 | 株式会社ジーエス・ユアサコーポレーション | 非水電解質電池 |
JP2004063432A (ja) * | 2002-06-05 | 2004-02-26 | Sony Corp | 電池 |
JP2004171838A (ja) * | 2002-11-18 | 2004-06-17 | Japan Storage Battery Co Ltd | 非水電解質二次電池 |
JP2004335195A (ja) * | 2003-05-02 | 2004-11-25 | Japan Storage Battery Co Ltd | 非水電解質二次電池及び非水電解質二次電池用負極の製造方法 |
JP4586359B2 (ja) * | 2003-12-15 | 2010-11-24 | 三菱化学株式会社 | 非水系電解液二次電池 |
JP2005347221A (ja) * | 2004-06-07 | 2005-12-15 | Sony Corp | 電池 |
JP2006092928A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Sanyo Electric Co Ltd | リチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池 |
-
2006
- 2006-05-10 JP JP2006131606A patent/JP5109288B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007305381A (ja) | 2007-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5792610B2 (ja) | 非水系電解液及び非水系電解液二次電池 | |
EP2012386B1 (en) | Nonaqueous electrolyte solution and nonaqueous electrolyte secondary battery | |
CN112151855B (zh) | 电化学装置和电子装置 | |
JP4797403B2 (ja) | 非水系電解液二次電池及び非水系電解液二次電池用電解液 | |
JP2007019012A (ja) | 非水系電解液及び非水系電解液二次電池 | |
JP4952074B2 (ja) | 非水系電解液および非水系電解液二次電池 | |
JP2011071098A (ja) | 非水系電解液及びそれを用いたリチウム二次電池 | |
JP5338037B2 (ja) | 非水系電解液及びそれを用いた非水系電解液二次電池 | |
JP5109288B2 (ja) | 非水系電解液及びそれを用いた非水系電解液二次電池 | |
JP5315594B2 (ja) | 非水系電解液及びそれを用いた非水系電解液二次電池 | |
JP4670305B2 (ja) | 非水系電解液及びリチウム二次電池 | |
JP5070759B2 (ja) | 非水系電解液及びそれを用いた非水系電解液二次電池 | |
JP4952075B2 (ja) | 非水系電解液及び非水系電解液二次電池 | |
JP5654191B2 (ja) | 非水系電解液及びそれを用いた非水系電解液二次電池 | |
JP5050416B2 (ja) | 非水系電解液及び非水系電解液二次電池 | |
JP4872207B2 (ja) | 非水系電解液二次電池及び非水系電解液二次電池用電解液 | |
JP4894157B2 (ja) | 非水系電解液及びリチウム二次電池 | |
JP5772901B2 (ja) | 非水系電解液及びそれを用いた非水系電解液二次電池 | |
JP5900569B2 (ja) | 非水系電解液二次電池 | |
JP4407237B2 (ja) | 非水系電解液及びそれを用いる非水系電解液二次電池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090424 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20090424 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120207 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120409 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120911 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120924 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5109288 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313121 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313121 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |