JP2004171838A - 非水電解質二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温放置特性および高率放電特性に優れる非水電解質二次電池を提供する。
【解決手段】遷移金属酸化物を含む正極と、リチウムの吸蔵・放出可能な炭素材料を含む負極と、溶媒および溶質からなる非水電解液とを備える非水電解質二次電池であって、前記溶媒がエチレンカーボネートと、プロピレンカーボネートと、R1−O−CO−O−R2で表される鎖状炭酸エステル(a)とを含有している(但し、式中Rは炭素数が3以上のアルキル基、Rは炭素数が2以下のアルキル基を表す)。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は非水電解質二次電池に関し、特に非水電解液の改良を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、非水電解質二次電池の非水電解液においては、高誘電率溶媒と低粘度溶媒とを所定の比率で混合して構成される混合溶媒がよく用いられている。具体的には、高誘電率溶媒としては、例えば炭酸エステル系化合物であるエチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート等の環状カーボネートが、低粘度溶媒としては、例えば同じく炭酸エステル系化合物であるジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート等の鎖状カーボネートが広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、鎖状カーボネートは概して沸点が低く、そのため高温環境下で長期間保存したり電池の充放電を繰り返したりすると、鎖状カーボネートの一部が揮発し、その揮発成分により密封された状態の電池の内圧が上昇して、ついには電池のケースに膨れが生じたり、また場合によっては放電容量の低下を招くことがあった。また、鎖状カーボネートは充電状態の正極上で酸化分解され易く、ガスが発生して電池ケースの膨れをさらに大きくするという問題がある。
【0004】
さらに、異常高温時には、電池内部が異常燃焼しやすい状態となり、ついには電池が発煙することがあった。
【0005】
そこで、鎖状カーボネートの代わりに比較的沸点の高い溶媒を用いようとしても、そのような溶媒は粘度が高いものが多いため、高率放電特性が悪化するという問題がある。
【0006】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、高温放置特性および高率放電特性に優れる非水電解質二次電池を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、遷移金属酸化物を含む正極と、リチウムの吸蔵・放出可能な炭素材料を含む負極と、溶媒および溶質からなる非水電解液とを備える非水電解質二次電池であって、前記溶媒がエチレンカーボネートと、プロピレンカーボネートと、下記式(1)で表される鎖状炭酸エステル(a)とを含有しているところに特徴を有する。
【化1】
Figure 2004171838
(但し、式中Rは炭素数が3以上のアルキル基、Rは炭素数が2以下のアルキル基を表す。)
【0008】
非水電解質二次電池の負極に炭素材料を使用する場合には、一般に高誘電率溶媒としてエチレンカーボネート(EC)およびプロピレンカーボネイト(PC)の混合溶媒が好適に使用されるが、低粘度溶媒として、炭素数が3以上のアルキル基(R)および炭素数が2以下のアルキル基(R)を有する鎖状炭酸エステル(本発明の化学式1で表される鎖状炭酸エステル(a))を混合させることにより、高温環境下に放置した場合でも電池に膨れ等を生じさせることがなく、かつ高率放電特性にも優れる非水電解質二次電池を得ることができる。すなわち、混合させる鎖状炭酸エステルが、炭素数3以上のアルキル基(R)を有する場合には、高温環境下での分解反応が起こり難くなるから、ガスの発生による電池の膨れ等を防止することが可能となる。また、鎖状炭酸エステルが、炭素数2以下のアルキル基(R)を有する場合、溶媒の粘度を低下させることができるから、高率放電特性を向上させることができる。このように、鎖状炭酸エステルのアルキル基の炭素数を調整することにより、高温放置特性および高率放電特性の双方に優れる非水電解質二次電池を得ることができる。
【0009】
なお、炭素数が3以上のアルキル基(R)としては、炭素数が3〜5のものを使用することがさらに好ましい。炭素数が多くなると、炭素数が2以下のアルキル基(R)を有する鎖状炭酸エステルであっても、溶媒の粘度が高くなって高率放電特性を向上させる効果が小さくなるためである。
【0010】
炭素数が3以上のアルキル基(R)、および炭素数が2以下のアルキル基(R)を有する鎖状炭酸エステル(a)としては、具体的には、メチルプロピルカーボネート(MPC)、メチルブチルカーボネート(MBC)、メチルペンチルカーボネート(MPeC)、エチルプロピルカーボネート(EPC)、エチルブチルカーボネート(EBC)等が好ましく、これらは単独で使用しても複数を混合させて使用してもよい(請求項2の発明)。
【0011】
さらに、前記溶媒に炭素数が2以下のアルキル基(R,R)を有する鎖状炭酸エステル(本発明の化学式2で表される鎖状炭酸エステル(b))を混合させる(請求項3の発明)ことにより、溶媒の粘度をさらに低下させて、高率放電特性を向上させることができる。鎖状炭酸エステル(a)と鎖状炭酸エステル(b)との混合比率は、40:60〜70:30(体積比)の範囲内とすることが好ましく、この範囲内では高率放電特性に優れ、かつ高温放置時の電池の膨れの少ない非水電解質二次電池を得ることができる。
【0012】
なお、鎖状炭酸エステル(b)としては、具体的には、ジメチルカーボネート(DMC)、メチルエチルカーボネート(MEC)、ジエチルカーボネート(DEC)があり、これらは単独で使用しても複数を混合させて使用してもよい。
【0013】
また、溶媒中のエチレンカーボネートおよびプロピレンカーボネートの混合比率は10:90〜60:40(体積比)とし、かつ、鎖状炭酸エステル(a)および鎖状炭酸エステル(b)の合計体積は溶媒の総体積に対して20〜70vol%とすることが好ましい(請求項4の発明)。鎖状炭酸エステルの割合が70vol%よりも大きくなると、酸化されやすい鎖状炭酸エステル(b)が多くなるため、高温放置時の膨れが大きくなる。逆に、20vol%よりも小さくなると、溶媒の粘度が高く、電解液のイオン伝導度が小さくなるため、高率放電特性が低下する。エチレンカーボネートの割合が10vol%よりも小さいと、負極上に良好な被膜ができなくなるため、炭素上でのプロピレンカーボネートの分解が起こりやすくなり、初期充放電効率が低下して、かつ放電容量も低下する。逆に、60vol%よりも大きくなると、エチレンカーボネートは高温で分解しやすいため、高温放置時の膨れが大きくなる。
【0014】
また、非水電解液中にビニレンカーボネート(VC)または/およびビニルエチレンカーボネート(VEC)を添加する(請求項5の発明)ことにより、負極上に強固な被膜を形成することができ、初回充放電効率が向上し放電容量が増加する。なお、ビニレンカーボネート(VC)およびビニルエチレンカーボネート(VEC)は高温で分解してガスを発生し易いため、非水電解液の総重量に対して合計で0.1〜3wt%の混合割合とすることが好ましい。
【0015】
さらに、非水電解液中にジ−n−ブチルカーボネート(DNBC)を添加する(請求項6の発明)ことにより、非水電解液と極板およびセパレータとのぬれ性が改善されるため、非水電解液を極板の全面に均一に分布させることができる。このため、初回充放電効率が向上し、放電容量が増加する。ただし、ジ−n−ブチルカーボネート(DNBC)が多くなると非水電解液のイオン伝導度が低下する傾向があるため、非水電解液の総重量に対して1〜5wt%の混合割合とすることが好ましい。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。この実施例では、非水電解質二次電池として、携帯電話やノートパソコン等の小型電子機器によく使用されている角型リチウムイオン二次電池(以下電池という)を例示する。この電池は、正極板と負極板との間にセパレータが挟まれ、そこに電解液が浸透された状態でケース内に密封状態として収容されることで構成されている。なお、電池の大きさは、厚さ7.8mm、幅22.2mm、高さ46.5mmとした。
【0017】
正極板は、リチウムコバルト複合酸化物を活物質として用い、このリチウムコバルト複合酸化物に対して結着剤としてポリフッ化ビニリデンを、導電剤としてアセチレンブラックを重量比87:8:5の割合で混合してペースト状に調整した後、厚さ20μmのアルミニウム箔からなる集電体の両面に均一に塗布し、乾燥後プレスすることで作製した。
【0018】
負極板は、グラファイトを活物質として用い、このグラファイトに対して結着剤としてポリフッ化ビニリデンを重量比86:14の割合で混合し、ペースト状に調整したものを厚さ10μmの銅箔からなる集電体の両面に均一に塗布し、乾燥後プレスすることで作製した。
セパレータは、ポリエチレン製のものを使用した。
【0019】
このような構成のものに以下に示す電解液を使用して、実施例1〜8および比較例1〜4の電池を作製した。
【0020】
(実施例1)
エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、鎖状炭酸エステル(a)としてのメチルプロピルカーボネート(MPC)を20:30:50の体積比率で混合した溶媒に、リチウム塩としての6フッ化リン酸リチウムを1.0mol/lの濃度で加えた電解液を使用した。
【0021】
(実験例2)
上記MPCに代えてメチルブチルカーボネート(MBC)とする以外は上記実施例1と同様の電解液を使用した。
【0022】
(実施例3)
上記MPCに代えてメチルペンチルカーボネート(MPeC)とする以外は上記実施例1と同様の電解液を使用した。
【0023】
(実施例4)
上記MPCに代えてエチルプロピルカーボネート(EPC)とする以外は上記実施例1と同様の電解液を使用した。
【0024】
(実施例5)
上記MPCに代えてエチルブチルカーボネート(EBC)とする以外は上記実施例1と同様の電解液を使用した。
【0025】
(実施例6)
エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、鎖状炭酸エステル(a)としてのメチルプロピルカーボネート(MPC)およびメチルブチルカーボネート(MBC)を20:30:30:20の体積比率で混合した溶媒に、リチウム塩としての6フッ化リン酸リチウムを1.0mol/lの濃度で加えた電解液を使用した。
【0026】
(実施例7)
上記MPCに代えてエチルプロピルカーボネート(EPC)、上記MBCに代えてエチルブチルカーボネート(EBC)とする以外は上記実施例6と同様の電解液を使用した。
【0027】
(実施例8)
上記MBCに代えてメチルペンチルカーボネート(MPeC)とする以外は上記実施例6と同様の電解液を使用した。
【0028】
(比較例1)
エチレンカーボネート(EC)およびプロピレンカーボネート(PC)を40:60の体積比率で混合した溶媒に、リチウム塩としての6フッ化リン酸リチウムを1.0mol/lの濃度で加えた電解液を使用した。
【0029】
(比較例2)
エチレンカーボネート(EC)およびメチルプロピルカーボネート(MPC)を50:50の体積比率で混合した溶媒に、リチウム塩としての6フッ化リン酸リチウムを1.0mol/lの濃度で加えた電解液を使用した。
【0030】
(比較例3)
上記ECに代えてプロピレンカーボネート(PC)とした以外は上記比較例2と同様の電解液を使用した。
【0031】
(比較例4)
メチルプロピルカーボネート(MPC)からなる溶媒に、リチウム塩としての6フッ化リン酸リチウムを1.0mol/lの濃度で加えた電解液を使用した。
【0032】
(比較例5)
エチレンカーボネート(EC)およびメチルエチルカーボネート(MEC)を50:50の体積比率で混合した溶媒に、リチウム塩としての6フッ化リン酸リチウムを1.0mol/lの濃度で加えた電解液を使用した。
【0033】
(比較例6)
上記MECに代えてジエチルカーボネート(DEC)とした以外は上記比較例5と同様の電解液を使用した。
【0034】
(比較例7)
エチレンカーボネート(EC)とメチルエチルカーボネート(MEC)とジエチルカーボネート(DEC)とを50:30:20の体積比率で混合した溶媒に、リチウム塩としての6フッ化リン酸リチウムを1.0mol/lの濃度で加えた電解液を使用した。
【0035】
(比較例8)
プロピレンカーボネート(PC)およびジエチルカーボネート(DEC)を50:50の体積比率で混合した溶媒に、リチウム塩としての6フッ化リン酸リチウムを1.0mol/lの濃度で加えた電解液を使用した。
【0036】
上記電解液を使用した実施例1〜実施例8及び比較例1〜比較例4の各電池について、初期充放電効率、高率/低率放電容量比を求めた。また、高温放置試験を行い、電池のケースの厚みの変化について観察した。
以下、各試験の具体的な試験方法を説明する。
【0037】
(初期充放電試験)
作製した電池を、25℃において、1サイクル目の充放電を、600mA定電流で4.2Vまで、さらに4.2V定電圧で、合計3時間充電し、その後、600mA定電流で2.75Vまで放電した。この時の放電容量を「初期放電容量」とし、充電容量に対する放電容量の比(%)を「初期充放電効率」とした。
【0038】
(高率/低率放電容量比)
25℃において、1サイクル目と同様の条件で充電し、その後、1200mA(2C)定電流で2.75Vまで放電し、この時の容量を「2C放電容量」とした。さらに、25℃において、1サイクル目と同様の条件で充電し、その後、120mA(0.2C)定電流で2.75Vまで放電し、この時の容量を「0.2C放電容量」とした。そして、0.2C放電容量に対する2C放電容量の比(%)を求め、これを高率/低率放電容量比とし、「2C/0.2C放電容量比」とした。
【0039】
(高温放置試験)
温度80℃の環境下で各電池を保存し、保存日数に対する各電池のケースの厚さ及び放電容量の変化を測定した。まず、試験前に温度25℃の環境下において600mAの定電流で電池電圧4.2Vまで、さらに4.2V定電圧で合計3時間充電しておく。そして、温度80℃の環境下で2日間保存した後、保存直後の電池厚みを測定し、保存前の電池厚みとの差から、高温放置時の「電池膨れ」を求めた。
【0040】
上記実施例1〜8および比較例1〜8の溶媒の組成を表1に、評価結果を表2に示す。
【0041】
【表1】
Figure 2004171838
【0042】
【表2】
Figure 2004171838
【0043】
上記評価結果からわかるように、溶媒がEC、PC、鎖状炭酸エステル(a)から構成された実施例1〜8の電池は、いずれも優れた初期充放電効率、初期放電容量、高率/低率放電容量比が得られ、電池の膨れも小さかった。これに対し、鎖状炭酸エステル(a)を含まない比較例1のものは、電池の膨れが著しく大きくなり、他の諸特性も低下した。また、鎖状炭酸エステル(a)を含んでいても、PCを含まない比較例2,5,6,7のものは、さらに電池の膨れが大きくなり、ECを含まない比較例3のものは、初期充放電効率および初期容量が著しく低下した。同じく、ECを含まない比較例8と、溶媒を鎖状炭酸エステル(a)だけで構成した比較例4のものは、充電が行えなかった。
【0044】
続いて、以下に示す電解液を使用して、実施例9〜19の電池を作製した。
【0045】
(実施例9)
エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、鎖状炭酸エステル(a)としてのメチルプロピルカーボネート(MPC)、鎖状炭酸エステル(b)としてのエチルメチルカーボネート(EMC)を20:30:15:35の体積比率で混合した溶媒に、リチウム塩としての6フッ化リン酸リチウムを1.0mol/lの濃度で加えた電解液を使用した。
【0046】
(実施例10)
上記EC:PC:MPC:EMCの体積比率を20:30:20:30に変える以外は上記実施例9と同様の電解液を使用した。
【0047】
(実施例11)
上記EC:PC:MPC:EMCの体積比率を20:30:30:20に変える以外は上記実施例9と同様の電解液を使用した。
【0048】
(実施例12)
上記EC:PC:MPC:EMCの体積比率を20:30:35:15に変える以外は上記実施例9と同様の電解液を使用した。
【0049】
(実施例13)
上記EC:PC:MPC:EMCの体積比率を20:30:40:10に変える以外は上記実施例9と同様の電解液を使用した。
【0050】
(実施例14)
上記MPCをエチルプロピルカーボネート(EPC)に代えてEC:PC:EPC:EMCの体積比率を20:30:30:20とする以外は上記実施例9と同様の電解液を使用した。
【0051】
(実施例15)
上記MPCをメチルブチルカーボネート(MBC)に代えてEC:PC:MBC:EMCの体積比率を20:30:30:20とする以外は上記実施例9と同様の電解液を使用した。
【0052】
(実施例16)
上記MPCをエチルブチルカーボネート(EBC)に代えてEC:PC:EBC:EMCの体積比率を20:30:30:20とする以外は上記実施例9と同様の電解液を使用した。
【0053】
(実施例17)
上記MPCをメチルペンチルカーボネート(MPeC)に代えてEC:PC:MPeC:EMCの体積比率を20:30:30:20とする以外は上記実施例9と同様の電解液を使用した。
【0054】
(実施例18)
上記EMCをジメチルカーボネート(DMC)に代えてEC:PC:MPC:DMCの体積比率を20:30:30:20とする以外は上記実施例9と同様の電解液を使用した。
【0055】
(実施例19)
上記EMCをジエチルカーボネート(DEC)に代えてEC:PC:MPC:DECの体積比率を20:30:30:20とする以外は上記実施例9と同様の電解液を使用した。
【0056】
上記電解液を使用した実施例9〜実施例19の各電池について、上記と同様にして、初期充放電効率、高率/低率放電容量比を求めた。また、高温放置試験を行い、電池のケースの厚みの変化について観察した。溶媒の組成を表3に、評価結果を表4に示す。
【0057】
【表3】
Figure 2004171838
【0058】
【表4】
Figure 2004171838
【0059】
上記評価結果からわかるように、EC、PC、鎖状炭酸エステル(a)、鎖状炭酸エステル(b)から構成された実施例9〜19の電池は、いずれも良好な初期充放電効率、高率/低率放電容量比が得られ、電池の膨れも小さかった。その中でも、溶媒中の鎖状炭酸エステル(a)および鎖状炭酸エステル(b)の体積比率が40:60〜70:30の範囲内である実施例10〜12および実施例14〜19ものが、諸特性がバランスよく優れていた。
【0060】
続いて、以下に示す電解液を使用して、実施例20〜28および比較例9の電池を作製した。
【0061】
(実施例20)
エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、鎖状炭酸エステル(a)としてのメチルプロピルカーボネート(MPC)、鎖状炭酸エステル(b)としてのエチルメチルカーボネート(EMC)を5:45:30:20の体積比率で混合した溶媒に、リチウム塩としての6フッ化リン酸リチウムを1.0mol/lの濃度で加えた電解液を使用した。
【0062】
(実施例21)
上記EC:PC:MPC:EMCの体積比率を30:20:30:20とする以外は上記実施例20と同様の電解液を使用した。
【0063】
(実施例22)
上記EC:PC:MPC:EMCの体積比率を35:15:30:20とする以外は上記実施例20と同様の電解液を使用した。
【0064】
(実施例23)
上記EC:PC:MPC:EMCの体積比率を36:54:6:4とする以外は上記実施例20と同様の電解液を使用した。
【0065】
(実施例24)
上記EC:PC:MPC:EMCの体積比率を32:48:12:8とする以外は上記実施例20と同様の電解液を使用した。
【0066】
(実施例25)
上記EC:PC:MPC:EMCの体積比率を24:36:24:16とする以外は上記実施例20と同様の電解液を使用した。
【0067】
(実施例26)
上記EC:PC:MPC:EMCの体積比率を16:24:36:24とする以外は上記実施例20と同様の電解液を使用した。
【0068】
(実施例27)
上記EC:PC:MPC:EMCの体積比率を12:18:42:28とする以外は上記実施例20と同様の電解液を使用した。
【0069】
(実施例28)
上記EC:PC:MPC:EMCの体積比率を8:12:48:32とする以外は上記実施例20と同様の電解液を使用した。
【0070】
(比較例9)
PC:MPC:EMC=50:30:20の体積比率で混合した溶媒に、リチウム塩としての6フッ化リン酸リチウムを1.0mol/lの濃度で加えた電解液を使用した。
【0071】
上記電解液を使用した実施例20〜28および比較例9の各電池について、上記と同様にして、初期充放電効率、高率/低率放電容量比を求めた。また、高温放置試験を行い、電池のケースの厚みの変化について観察した。溶媒の組成を表5に、評価結果を表6に示す。
【0072】
【表5】
Figure 2004171838
【0073】
【表6】
Figure 2004171838
【0074】
上記評価結果からわかるように、溶媒中のEC:PCが10:90〜60:40(体積比)の範囲内であり、かつ、鎖状炭酸エステル(a)および(b)の合計体積が溶媒の総体積に対して20〜70wt%の範囲内である実施例20〜21および実施例24〜27のものは、諸特性がバランスよく優れていた。これに対し、ECを含まない比較例9のものは、初期充電そのものができなかった。また、溶媒中のECの割合が多い実施例22や、炭酸エステル量が多い実施例28では、高温放置後の電池の膨れが大きくなる傾向があった。さらに、炭酸エステル量が少ない実施例23では初期放電容量等の諸特性が低下する傾向があった。
【0075】
続いて、以下に示す電解液を使用して、実施例29〜43の電池を作製した。
【0076】
(実施例29)
エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、鎖状炭酸エステル(a)としてのメチルプロピルカーボネート(MPC)、鎖状炭酸エステル(b)としてのエチルメチルカーボネート(EMC)を5:45:30:20の体積比率で混合した溶媒に、リチウム塩としての6フッ化リン酸リチウムを1.0mol/lの濃度で加え、さらにビニルカーボネート(VC)を電解液の総重量に対し0.06wt%となるように添加した電解液を使用した。
【0077】
(実施例30)
VCの添加量を0.1wt%とする以外は上記実施例29と同様の電解液を使用した。
【0078】
(実施例31)
VCの添加量を1wt%とする以外は上記実施例29と同様の電解液を使用した。
【0079】
(実施例32)
VCの添加量を3wt%とする以外は上記実施例29と同様の電解液を使用した。
【0080】
(実施例33)
VCの添加量を5wt%とする以外は上記実施例29と同様の電解液を使用した。
【0081】
(実施例34)
VCの代わりにビニルエチレンカーボネート(VEC)を電解液の総重量に対し0.06wt%となるように添加する以外は上記実施例29と同様の電解液を使用した。
【0082】
(実施例35)
VECの添加量を0.1wt%とする以外は上記実施例34と同様の電解液を使用した。
【0083】
(実施例36)
VECの添加量を1wt%とする以外は上記実施例34と同様の電解液を使用した。
【0084】
(実施例37)
VECの添加量を3wt%とする以外は上記実施例34と同様の電解液を使用した。
【0085】
(実施例38)
VECの添加量を5wt%とする以外は上記実施例34と同様の電解液を使用した。
【0086】
(実施例39)
上記実施例29と同様の溶媒にリチウム塩としての6フッ化リン酸リチウムを1.0mol/lの濃度で加え、さらにVCおよびVECの重量が電解液の総重量に対しそれぞれ0.03wt%および0.03wt%となるように添加した電解液を使用した。
【0087】
(実施例40)
VCおよびVECの添加量を0.05wt%および0.05wt%とする以外は上記実施例39と同様の電解液を使用した。
【0088】
(実施例41)
VCおよびVECの添加量を0.5wt%および0.5wt%とする以外は上記実施例39と同様の電解液を使用した。
【0089】
(実施例42)
VCおよびVECの添加量を1.5wt%および1.5wt%とする以外は上記実施例39と同様の電解液を使用した。
【0090】
(実施例43)
VCおよびVECの添加量を2.5wt%および2.5wt%とする以外は上記実施例39と同様の電解液を使用した。
【0091】
上記電解液を使用した実施例29〜43の各電池について、上記と同様にして、初期充放電効率、高率/低率放電容量比を求めた。また、高温放置試験を行い、電池のケースの厚みの変化について観察した。VCおよびVECの電解液の総重量に対する添加量を表7に、評価結果を表8に示す。
【0092】
【表7】
Figure 2004171838
【0093】
【表8】
Figure 2004171838
【0094】
上記評価結果からわかるように、非水電解液中にVCまたは/およびVECを含有させた実施例29〜43ものは、これらを含有していない実施例20(溶媒組成が同じ実施例)に比べて、諸特性が向上することがわかった。ただし、VCやVECが多い実施例33,38,43は、高温放置時の電池の膨れが大きかったので、これらの含有量は合計で0.1〜3wt%の範囲内とすることが好ましい。
【0095】
続いて、以下に示す電解液を使用して、実施例44〜51の電池を作製した。
【0096】
(実施例44)
エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、鎖状炭酸エステル(a)としてのメチルプロピルカーボネート(MPC)、鎖状炭酸エステル(b)としてのエチルメチルカーボネート(EMC)を5:45:30:20の体積比率で混合した溶媒に、リチウム塩としての6フッ化リン酸リチウムを1.0mol/lの濃度で加え、さらにジ−n−ブチルカーボネート(DNBC)を電解液の総重量に対し0.5wt%となるように添加した電解液を使用した。
【0097】
(実施例45)
DNBCの添加量を1wt%とする以外は上記実施例44と同様の電解液を使用した。
【0098】
(実施例46)
DNBCの添加量を3wt%とする以外は上記実施例44と同様の電解液を使用した。
【0099】
(実施例47)
DNBCの添加量を5wt%とする以外は上記実施例44と同様の電解液を使用した。
【0100】
(実施例48)
DNBCの添加量を7wt%とする以外は上記実施例44と同様の電解液を使用した。
【0101】
(実施例49)
電解液の総重量に対し、DNBCの添加量を3wt%、VCの添加量を1wt%とする以外は上記実施例44と同様の電解液を使用した。
【0102】
(実施例50)
電解液の総重量に対し、DNBCの添加量を3wt%、VECの添加量を1wt%とする以外は上記実施例44と同様の電解液を使用した。
【0103】
(実施例51)
電解液の総重量に対し、DNBCの添加量を3wt%、VCの添加量を0.5wt%、VECの添加量を0.5wt%とする以外は上記実施例44と同様の電解液を使用した。
【0104】
上記電解液を使用した実施例44〜51の各電池について、上記と同様にして、初期充放電効率、高率/低率放電容量比を求めた。また、高温放置試験を行い、電池のケースの厚みの変化について観察した。DNBC,VCおよびVECの電解液の総重量に対する添加量を表9に、評価結果を表10に示す。
【0105】
【表9】
Figure 2004171838
【0106】
【表10】
Figure 2004171838
【0107】
上記評価結果からわかるように、非水電解液中にDNBCを含有させた実施例44〜51のものは、含有していない実施例20に比べて、諸特性が向上することがわかった。ただし、DNBC量が多い実施例48では、高率/低率放電容量が他のものと比較して低いので、優れた特性を得るためにはDNBCの含有量は1〜5wt%とすることが好ましい。
【0108】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、正極活物質としてリチウムコバルト複合酸化物を使用する代わりにリチウムニッケル複合酸化物やリチウムマンガン複合酸化物等を使用してもよく、さら要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように、高温放置特性および高率放電特性の双方に優れる非水電解液二次電池を得ることができた。また、鎖状炭酸エステルは融点が比較的低いため、低温時の電池特性が損われることもない。

Claims (6)

  1. 遷移金属酸化物を含む正極と、リチウムの吸蔵・放出可能な炭素材料を含む負極と、溶媒および溶質からなる非水電解液とを備える非水電解質二次電池であって、前記溶媒がエチレンカーボネートと、プロピレンカーボネートと、下記式(1)で表される鎖状炭酸エステル(a)とを含有していることを特徴とする非水電解質二次電池。
    Figure 2004171838
    (但し、式中Rは炭素数が3以上のアルキル基、Rは炭素数が2以下のアルキル基を表す。)
  2. 前記鎖状炭酸エステル(a)がメチルプロピルカーボネート、メチルブチルカーボネート、メチルペンチルカーボネート、エチルプロピルカーボネート、エチルブチルカーボネートより選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の非水電解質二次電池。
  3. 前記溶媒が、さらに下記式(2)で表される鎖状炭酸エステル(b)を含有しており、前記鎖状炭酸エステル(a)と前記鎖状炭酸エステル(b)との比率が40:60〜70:30(体積比)とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の非水電解質二次電池。
    Figure 2004171838
    (但し、式中RおよびRはそれぞれ独立に選択される炭素数が2以下のアルキル基を表す。)
  4. 前記溶媒中のエチレンカーボネートとプロピレンカーボネートとの比率が10:90〜60:40(体積比)であり、かつ前記鎖状炭酸エステル(a)および前記鎖状炭酸エステル(b)の合計体積が前記溶媒の総体積に対して20〜70vol%とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の非水電解質二次電池。
  5. 前記非水電解液中に、ビニレンカーボネートまたは/およびビニルエチレンカーボネートが0.1〜3wt%の割合で添加されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の非水電解質二次電池。
  6. 前記非水電解液中に、ジ−n−ブチルカーボネートが1〜5wt%の割合で添加されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の非水電解質二次電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004273153A (ja) * 2003-03-05 2004-09-30 Sony Corp 電池
JP2007305381A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Mitsubishi Chemicals Corp 非水系電解液及びそれを用いた非水系電解液二次電池
WO2013050283A1 (de) * 2011-10-05 2013-04-11 Varta Microbattery Gmbh Lithium-ionen-zellen mit verbesserten eigenschaften

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