JP5106939B2 - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5106939B2
JP5106939B2 JP2007197433A JP2007197433A JP5106939B2 JP 5106939 B2 JP5106939 B2 JP 5106939B2 JP 2007197433 A JP2007197433 A JP 2007197433A JP 2007197433 A JP2007197433 A JP 2007197433A JP 5106939 B2 JP5106939 B2 JP 5106939B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
fiber cable
laser light
unit
laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007197433A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009028773A (ja
Inventor
慎司 今井
直哉 山崎
Original Assignee
パナソニック デバイスSunx株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by パナソニック デバイスSunx株式会社 filed Critical パナソニック デバイスSunx株式会社
Priority to JP2007197433A priority Critical patent/JP5106939B2/ja
Publication of JP2009028773A publication Critical patent/JP2009028773A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5106939B2 publication Critical patent/JP5106939B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Lasers (AREA)

Description

本発明は、いわゆるヘッド分離型のレーザ加工装置に関する。
従来から、いわゆるヘッド分離型のレーザ加工装置がある。これは、レーザ光源を有する本体ユニットとヘッドユニットとが光ファイバケーブルで接続された構成になっている。レーザ光源から出射されたレーザ光は光ファイバケーブルを介してヘッドユニットに導かれ、このヘッドユニットが光ファイバケーブルからのレーザ光を加工対象物に照射して加工を施す。このようなヘッド分離型のレーザ加工装置であれば、例えば加工対象物の近傍においてヘッドユニットのための設置スペースだけを確保すれば済み、また、ヘッドユニットを設置環境に応じた向きに設置することができるというメリットがある。
特許第3089382号公報(特に第7図)
ところが、上記ヘッド分離型のレーザ加工装置では、光ファイバケーブルがヘッドユニットの固定位置から固定方向に引き出された構成になっていた。従って、ヘッドユニットを設置する際に光ファイバヘッドの引き出し位置及び引き出し方向を考慮しなければならず設置の自由度が制約されるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、ヘッドユニットの設置の自由度を向上させることが可能なレーザ加工装置を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明に係るレーザ加工装置は、レーザ光を発するレーザ光源を有し、光ファイバケーブルが導出された本体ユニットと、前記光ファイバケーブルの先端部に接続され、当該光ファイバケーブルからのレーザ光を加工対象物に照射して加工を施す照射部を有するヘッドユニットとを備え、前記ヘッドユニットには、前記光ファイバケーブルを、互いに異なる複数の引き出し方向に接続可能な接続手段と、前記接続手段での前記複数の引き出し方向それぞれに接続される光ファイバケーブルからのレーザ光を前記照射部における同一光路上に導く偏向手段と、を備え、前記接続手段は、前記複数の引き出し方向に直交する所定の回転軸を中心に回転可能に設けられる接続部を有して構成されている。本発明によれば、ヘッドユニットに対して光ファイバケーブルを複数の引き出し方向に接続可能とし、且つ、各引き出し方向に接続された光ファイバケーブルからのレーザ光を偏向手段によって同一光路上に導いて照射部から加工対象物に照射する構成とした。従って、ヘッドユニットからの光ファイバケーブルの引き出し方向を設置環境に応じて変更することができるから、ヘッドユニットの設置の自由度を向上させることができる。
また、光ファイバケーブルの先端部が接続される接続部が複数の引き出し方向に直交する所定の回転軸を中心に回転可能とされているから、光ファイバケーブルの引き出し方向を連続的に変更することができる。
第2の発明は、第1の発明のレーザ加工装置であって、前記接続手段は、前記光ファイバケーブルを、当該光ファイバケーブルの軸方向を中心に回転可能に保持する構成である。
本発明によれば、光ファイバケーブルを、その軸方向を中心に回転させることができるから、当該軸方向に回転しない構成に比べて、更に柔軟に光ファイバケーブルを所望の引き出し方向に引き出すことができる。
第3の発明は、第1または第2のレーザ加工装置であって、前記照射部は、ミラーと、前記ミラーを回転制御して前記加工対象物上における前記レーザ光の照射点を移動させる制御手段とを備え、前記偏向手段は、前記ミラーの向きを変位させることで前記光ファイバケーブルからのレーザ光を前記同一光路上に導く構成とされ、前記制御手段は、前記ミラーの回転制御範囲を前記偏向手段による変位分だけずらして制御する。
偏向手段としては例えば電気光学効果や、音響光学効果等を利用する構成であってもよいが、本発明によれば反射ミラーを利用する構成であるから比較的に簡単な構成とすることができる。しかも、専用の反射ミラーを設けることなく既存のレーザ走査用のミラーを利用して偏向手段の実現を図ることができる。
本発明によれば、ヘッドユニットの設置の自由度を向上させることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1について図1〜図3を参照して説明する。
本実施形態のレーザマーキング装置4(レーザ加工装置の一例)は図1に示すように、いわゆるヘッド分離型のものであって、本体ユニット1とヘッドユニット2とを備えており、本体ユニット1により生成されたレーザ光Lを、ヘッドユニット2を介して加工対象物Wに照射することで、そこに文字・記号・図形等をマーキング(加工)するものである。
(レーザマーキング装置の全体構成)
本体ユニット1は、信号用半導体レーザ10と、3つの励起用半導体レーザ11A〜11Cと、希土類ドープ光ファイバ12と、制御手段13と、入出力手段14とを備えている。図1において一点鎖線で囲まれた部分がレーザ光源5である。信号用半導体レーザ10はドライバ20を介して制御手段13により駆動され、波長1060nm帯の赤外線レーザをパルス発振する。励起用半導体レーザ11A〜11Cはドライバ21A〜21Cを介して制御手段13により駆動されて、波長960nm帯のレーザ光Lをそれぞれ所定のレーザ出力で連続発振する。
希土類ドープ光ファイバ12はシングルモードのもの12Aとマルチモードのもの12Bとからなる。両者12A,12Bはコア部分に希土類元素である例えばイットリビウム(Yb)を含んでおり、この希土類元素の励起波長は約960nm、発振波長は約1060nmとされている。シングルモードの希土類ドープ光ファイバ12Aの途中にはレーザ光Lを一方向にのみ通過させる光アイソレータ15が設けられており、両開口端には例えば光結合器からなる結合手段16A,16Bが取り付けられている。マルチモードの希土類ドープ光ファイバ12Bは図示しないボビンに多数回巻回することで所要長の光路を確保しており、その一方の開口端が結合手段16Bに取り付けられており、レーザ光Lを出射する開口端(出射端面に相当)には同じく光結合器からなる結合手段16Cが設けられている。
結合手段16Aには2本の光ファイバ17,18Aが接続されており、これらには信号用半導体レーザ10のレーザ光L及び励起用半導体レーザ11Aのレーザ光Lが入射されるようになっている。また、結合手段16Bには光ファイバ18Bが取りつけられており、励起用半導体レーザ11Bのレーザ光Lが入射される。また、光結合器16Cには2本の光ファイバ18C,19が取りつけられており、光ファイバ18Cには励起用半導体レーザ11Cのレーザ光Lが入射されるようになっているとともに、光ファイバ19はヘッドユニット2内に連なっている。また、光ファイバ19は高いレーザ出力に対応可能なガラスファイバであり、これを保護チューブ22で覆わって光ファイバケーブルFとされている。
制御手段13は、各ドライバ20,21A〜21Cに制御信号を出力して各半導体レーザ10,11A〜11Cを駆動する。具体的には、信号用半導体レーザ10及び高励起用半導体レーザ11B,11Cにはマーキング動作を行なうときに駆動電流を供給し、低励起用半導体レーザ11Aには駆動電流を常時供給するようにそれぞれのドライバ10,21A〜21Cに制御信号を送信している。
制御手段13には、例えばコンソールからなる入力手段3が接続されており、この入力手段3において、希土類ドープ光ファイバ12からのレーザ光Lのレーザ出力、加工対象物Wにマーキングすべき文字・記号・図形等のマーキング情報やマーキングプログラム等を入力するようになっている。制御手段13は、入力手段3に入力されたレーザ出力、文字・図形・記号等のマーキング情報、マーキングプログラム等を受けてマーキング情報を構成する各線分の座標データを生成し、このデータをメモリ13Aに記憶する。そして、マーキング開始のトリガ信号により、制御手段13は各種設定値、レーザ出力、座標データに基づいて制御信号をドライバ20,21A〜21C及びヘッドユニット2に送信して加工対象物W表面上にマーキング処理を施す。
ヘッドユニット2は、コリメータレンズ30と、ガルバノミラー装置40と、fθレンズ50と、入出力手段60とを備える。コリメータレンズ30、ガルバノミラー装置40及びfθレンズ50が照射部の一例である。光ファイバ19からのレーザ光Lはコリメータレンズ30により平行光とされ、ガルバノミラー装置40に備えられたX軸及びY軸のガルバノミラー(図1ではそのうちの一方のガルバノミラー41のみ図示)を反射し、fθレンズ50により加工対象物Wに集光される。また、ガルバノミラー装置40は入出力手段60を介して制御手段13からの制御信号を受けると、その制御信号に応じて両ガルバノミラーを回動させ、これによってレーザ光Lが加工対象物W表面上で2次元方向に走査されるようになっている。
(ヘッドユニットからの光ファイバケーブルの引き出し方向を変更するための構成)
ヘッドユニット2には、本体ユニット1から導出された上記光ファイバケーブルFの先端部が接続される接続部70が設けられている。この接続部70は、図1,2に示すように、ヘッドユニット2内において所定の回転軸X1を中心に回転可能に設けられた、例えば円盤状の回転体71に取付金具72を介して固定されている。回転体71の回転によって接続部70が回転し、これによりヘッドユニット2からの光ファイバケーブルFの引き出し方向を変更することができる。従って、接続部70及び回転体71が接続手段の一例である。
また、ヘッドユニット2内には、反射ミラー73が所定の回転軸X2を中心に回転可能に設けられている。この反射ミラー73は回転させることで、例えば図3に示すように、光ファイバケーブルFから出射されるレーザ光Lの光路上に介在して、当該レーザ光Lの向きを変えることができるようになっている。また、接続部70の回転に応じて反射ミラー73を変位させることで、光ファイバケーブルFからのレーザ光Lを、常にコリメータレンズ30の中心軸Y(照射部における同一光路の一例)上に導くことができる。
更に、上記回転体71と反射ミラー73とはギア機構74(連動手段の一例)によって連動回転するようになっている。具体的には、ギア機構74は回転体71と一体的に回転する第1ギア75と、反射ミラー73と一体的に回転する第2ギア76と、第1ギア75と第2ギア76との間に設けられる、1または複数の中間ギア77(本実施形態では減速ギア1つ)とを備える。
(本実施形態の作用効果)
上述したように、光ファイバケーブルFはガラスファイバを保護チューブ22で覆った構成になっており、屈曲が難しく、曲げ半径が大きい(例えば100〜150mm)。本実施形態のヘッドユニット2は一辺が約200mmの直方体であり、これを加工対象物Wの近傍に配置する場合には上記曲げ半径によってヘッドユニット2の設置の自由度が制約される。
そこで、本実施形態では、ヘッドユニット2に対して光ファイバケーブルFを複数の方向(ヘッドユニット2の互いに異なる複数の側面)から接続可能とし、且つ、各接続方向に接続された光ファイバケーブルFからのレーザ光Lを反射ミラー73によって同一光路上に導いてコリメータレンズ30、ガルバノミラー装置40及びfθレンズ50を介して加工対象物Wに照射する構成とした。従って、ヘッドユニット2からの光ファイバケーブルFの引き出し方向を設置環境に応じて変更することができるから、ヘッドユニット2の設置の自由度を向上させることができる。
具体的には、図1,2に示すように、例えば光ファイバケーブルFが接続される接続部70が、その先端をコリメータレンズ30に向けた位置にある場合、反射ミラー73は、光ファイバケーブルFの先端からコリメータレンズ30に向かうレーザ光Lの光路から外れた位置に待避する。一方、ユーザがヘッドユニット2の設置環境を考慮して、光ファイバケーブルFを図3に示す位置に移動させると、これに連動して反射ミラー73がギア機構74によって回転する。このとき、反射ミラー73は、光ファイバケーブルFからのレーザ光Lを反射させてコリメータレンズ30の中心軸Y上に導く。従って、光ファイバケーブルFの接続方向が変わっても、その光ファイバケーブルFからのレーザ光Lは常にコリメータレンズ30の中心軸Y上に導かれるため、ガルバノミラー装置40によるガルバノミラー41の回動制御範囲を変更することなく、加工対象物Wへのマーキングを正常に行うことができる。
また、光ファイバケーブルFの先端部が接続される接続部70が所定の回転軸X1を中心に回転可能とされているから、光ファイバケーブルFの引き出し方向を連続的に変更することができる。但し、本実施形態では、反射ミラー73が、光ファイバケーブルFからのレーザ光Lを反射できる位置まで変位している必要がある。
光ファイバケーブルFの引き出し方向を変えると、これに連動してギア機構74によって自動で反射ミラー73による偏向方向が変わるから、ギア機構74を設けずに、回転体71と反射ミラー73とを独立に回転させる構成に比べて作業性を高くすることができる。また、光ファイバケーブルFと反射ミラー73との位置関係のずれが生じて、反射ミラー73にて反射したレーザ光Lがコリメータレンズ30の中心軸Yから外れてしまうことを抑制できる。
偏向手段としては例えば電気光学効果を利用したQスイッチや、超音波媒体中に生じた回折格子でのブラッグ回折現象による音響光学効果を利用したレーザ光偏向スイッチであってもよいが、本実施形態によれば反射ミラー73を利用する構成であるから比較的に簡単な構成とすることができる。
<実施形態2>
図4は実施形態2を示す。前記実施形態との相違は、連動手段の構成にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
図4に示すように、本実施形態では上記ギア機構74の代わりに、エンコーダ80と制御回路81とを備える。エンコーダ80は、回転体71の回転に伴ってその単位回転角度ごとにパルス信号を制御回路81に与える。制御回路81は上記パルス信号に基づき回転体71、即ち接続部70の現在位置を認識することができ、この現在位置に対応して反射ミラー73の回転機構を制御して反射ミラー73を適切な位置に自動で回転させることができる。なお、制御回路81はヘッドユニット2内でなく、本体ユニット1内に設けてもよい。
<実施形態3>
図5は実施形態3を示す。前記実施形態1との相違は、接続手段の構成にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
図5に示すように、ヘッドユニット2'には、複数箇所(本実施形態では2側面に各1つずつ)に接続部90,91が設けられている。各接続部90,91は、光ファイバケーブルFの先端部を接続できる構成となっており、且つ、その先端部の接続の有無を検知する検知センサ92(例えば接触センサなど)を備える。各検知センサ92からの検知信号は制御回路93に与えられる。制御回路93は検知信号に基づき光ファイバケーブルFが現在どの位置に接続されているかを認識することができ、その認識した位置に対応して反射ミラー73の回転機構を制御して反射ミラー73を適切な位置に自動で回転させる。なお、制御回路93はヘッドユニット2内でなく、本体ユニット1内に設けてもよい。また、光ファイバケーブルFが接続されていない接続部91にはキャップ94が被せられている。
本実施形態のように、光ファイバケーブルFの接続方向を連続的に変えることができなくても、必要な方向のみに接続できる構成であってもよい。
関連技術
図6,7は関連技術を示す。前記実施形態1との相違は、接続手段及び偏向手段の構成にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
図6に示すように、本関連技術のヘッドユニット2"は、所定の回転軸X3を中心に回転可能に設けられた接続部100を備える。この接続部100はヘッドユニット2"から露出した部分が上記回転軸X3から外れた方向に曲げられ、その先端に、光ファイバケーブルFの先端部が接続される。また、接続部100の内部には反射ミラー101が設けられ、ここで反射したレーザ光Lは、反射ミラー102(反射体の一例)によってコリメータレンズ30の中心軸Y上に導かれる。ここで、この反射ミラー101は、光ファイバケーブルFからのレーザ光Lを、上記回転軸X3上で受けて当該回転軸X3上に反射させる。そして、この回転軸X3の延長線上に反射ミラー102が設けられている。
以上の構成により、図7に示すように接続部100を回転させると、これと一体的に反射ミラー101が回転し、この反射ミラー101で反射したレーザ光Lは反射ミラー102に対して所定の角度で入射し、コリメータレンズ30の中心軸Y上に導かれる。光ファイバケーブルFの引き出し方向を代えても、ガルバノミラー装置40によるガルバノミラー41の回動制御範囲を変更することなく、加工対象物Wへのマーキングを正常に行うことができる。
また、光ファイバケーブルFが接続される接続部100と反射ミラー101とが一体的に回転する構成であるから、光ファイバケーブルFを回転させる際に、その光ファイバケーブルFと反射ミラー101との位置関係が変動しにく、光ファイバケーブルFからのレーザ光Lをコリメータレンズ30の中心軸Y上に安定して導くことができる。
<実施形態
図8は実施形態を示す。前記実施形態1との相違は、偏向手段の構成にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
本実施形態では、上記反射ミラー73の代わりにガルバノミラー41を利用する構成である。図8に示すように、光ファイバケーブルFの先端が接続される接続部110及びコリメータレンズ30が、ガルバノミラー41の回転軸X4を中心に回転可能とされることで、光ファイバケーブルFの引き出し方向が変えられるようになっている。そして、例えば制御手段13は、接続部110の角度変位量θ分だけガルバノミラー41の回動制御範囲を移動させて制御する。
本実施形態によれば、専用の反射ミラーを設けることなく既存のガルバノミラー41を利用して偏向手段の実現を図ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)「レーザ光源」には、YAGレーザなどの固体レーザ、炭酸ガスレーザ等の気体レーザや、液体レーザであってもよい。
(2)「レーザ加工装置」は、ガルバノミラーを1枚のみ備えるもの、ドットパーキング方式や、ヘッドユニット自体が移動して走査するものであってもよい。
(3)上記各実施形態および関連技術において、各接続部70,90,91,100は、光ファイバケーブルFの先端部を、その軸方向に回転可能に保持する構成であってもよい。具体的には、上記実施形態1を例に説明すると、図9に示すように、接続部120は、光ファイバケーブルFの先端部に固定される内部材121と、その固定部材120を回転可能に収容する外部材122とを備えて構成されている。具体的には、内部材121の外面と外部材122の内面に周方向に沿って延びる凹部123及び凸部124がそれぞれ設けられている。このような構成であれば、光ファイバケーブルFを、その軸方向を中心に回転させることができるから、当該軸方向に回転しない構成に比べて、更に柔軟に光ファイバケーブルFを所望の引き出し方向に引き出すことができる。
本発明の実施形態1に係るレーザマーキング装置のブロック図 接続手段及び偏向手段部分の簡略図(その1) 接続手段及び偏向手段部分の簡略図(その2) 実施形態2の接続手段及び偏向手段部分の簡略図 実施形態3の接続手段及び偏向手段部分の簡略図 関連技術の接続手段及び偏向手段部分の簡略図(その1) 関連技術の接続手段及び偏向手段部分の簡略図(その2) 実施形態の接続手段及び偏向手段部分の模式図 変形例の接続手段及び偏向手段部分の簡略図
1…本体ユニット
2,2',2"…ヘッドユニット
4…レーザマーキング装置(レーザ加工装置)
5…レーザ光源
13…制御手段
30…コリメータレンズ(照射部)
40…ガルバノミラー装置(照射部)
41…ガルバノミラー(ミラー)
50…fθレンズ(照射部)
70,90,91,100…接続部(接続手段)
71…回転体(接続手段)
73…反射ミラー
102…反射ミラー(反射体)
F…光ファイバケーブル
L…レーザ光
W…加工対象物
X1、X3、X4…回転軸
Y…中心軸(照射部における同一光路)

Claims (3)

  1. レーザ光を発するレーザ光源を有し、光ファイバケーブルが導出された本体ユニットと、前記光ファイバケーブルの先端部に接続され、当該光ファイバケーブルからのレーザ光を加工対象物に照射して加工を施す照射部を有するヘッドユニットとを備え、
    前記ヘッドユニットには、前記光ファイバケーブルを、互いに異なる複数の引き出し方向に接続可能な接続手段と、
    前記接続手段での前記複数の引き出し方向それぞれに接続される光ファイバケーブルからのレーザ光を前記照射部における同一光路上に導く偏向手段と、を備え、
    前記接続手段は、前記複数の引き出し方向に直交する所定の回転軸を中心に回転可能に設けられる接続部を有して構成されている、レーザ加工装置。
  2. 請求項1に記載のレーザ加工装置であって、
    前記接続手段は、前記光ファイバケーブルを、当該光ファイバケーブルの軸方向を中心に回転可能に保持する構成である、レーザ加工装置
  3. 請求項1または請求項2に記載のレーザ加工装置であって、
    前記照射部は、ミラーと、前記ミラーを回転制御して前記加工対象物上における前記レーザ光の照射点を移動させる制御手段とを備え、
    前記偏向手段は、前記ミラーの向きを変位させることで前記光ファイバケーブルからのレーザ光を前記同一光路上に導く構成とされ、
    前記制御手段は、前記ミラーの回転制御範囲を前記偏向手段による変位分だけずらして制御する、レーザ加工装置
JP2007197433A 2007-07-30 2007-07-30 レーザ加工装置 Expired - Fee Related JP5106939B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007197433A JP5106939B2 (ja) 2007-07-30 2007-07-30 レーザ加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007197433A JP5106939B2 (ja) 2007-07-30 2007-07-30 レーザ加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009028773A JP2009028773A (ja) 2009-02-12
JP5106939B2 true JP5106939B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=40399885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007197433A Expired - Fee Related JP5106939B2 (ja) 2007-07-30 2007-07-30 レーザ加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5106939B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012043849A (ja) * 2010-08-13 2012-03-01 Amada Co Ltd ファイバレーザデリバリシステム
DE102013213003A1 (de) 2013-07-03 2015-01-08 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh Abtasteinheit zur Abtastung eines Maßstabs und Positionsmesseinrichtung
JP6153883B2 (ja) * 2014-04-17 2017-06-28 株式会社Wel−Ken レーザ加工装置用加工ヘッド
JP2019093410A (ja) * 2017-11-22 2019-06-20 日本電産コパル株式会社 露光データ生成装置および露光データ生成方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10293233A (ja) * 1997-04-21 1998-11-04 Nippon Steel Corp 光ファイバー導光器
JP4021680B2 (ja) * 2002-02-22 2007-12-12 サンクス株式会社 レーザ加工装置
JP2005313195A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Miyachi Technos Corp 二波長重畳型レーザ出射ユニット及びレーザ加工装置
JP2007021550A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Nissan Motor Co Ltd レーザ溶接装置、レーザ溶接システム、およびレーザ溶接方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009028773A (ja) 2009-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010036189A (ja) レーザ加工装置
JP5106939B2 (ja) レーザ加工装置
JP5081682B2 (ja) レーザ光源装置
JP5673353B2 (ja) ファイバ保持具およびファイバレーザ装置
JP4445217B2 (ja) レーザマーキング装置
US9946030B1 (en) Beam branching device
JP5223321B2 (ja) レーザレーダ装置
JP2010122472A (ja) 光走査型内視鏡、光走査型内視鏡プロセッサ、および光走査型内視鏡装置
JP2019531471A (ja) 可動ファイバを備えたlidarシステム
JP2005347338A (ja) レーザ加工装置
JP2009208132A (ja) レーザマーキング装置
KR102182118B1 (ko) 선택적 수광모듈 및 그것을 이용한 스캐닝 라이다
JP5070719B2 (ja) レーザ溶接装置およびレーザ焦点位置調整方法
JP2007098403A (ja) レーザ加工装置
US20180120506A1 (en) Laser treatment device and workstation comprising such a device
JP3456945B2 (ja) レーザマーキング装置
JP2008062258A (ja) レーザ加工用パラメータ調整装置及びコンピュータプログラム
JP2009240560A (ja) 内視鏡用光源装置
JP5245214B2 (ja) レーザ加工装置およびその方法
JP2005103614A (ja) レーザマーキング装置及びレーザマーキング装置のワークディスタンス調整方法
US20230022699A1 (en) Dynamic beam deflection and shaping for high-power laser machining process
JP4837381B2 (ja) レーザーマーキング装置
JP5284837B2 (ja) 光学式エンコーダ及び線状動力伝達部材の変位検出方法
JP2022135789A (ja) レーザ加工装置
JP5284838B2 (ja) 屈曲操作システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090928

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090928

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120918

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees