JP5104190B2 - 車両用内装材 - Google Patents

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Description

本発明は、騒音吸収のためのレゾネータ構造を有する車両用内装材に関する。
特許文献1には、車室内もしくはトランクルーム内に連通する開口部を有する閉塞空間からなるレゾネータ構造が組み込まれた車両用内装材が開示されている。この車両用内装材によれば、レゾネータ構造によって周波数400Hz以下の騒音を吸収することが可能であり、車両走行中に発生するロードノイズなどの低い周波数領域の騒音を低減することが可能である。
特開2006−193073公報
しかし、従来のレゾネータ構造を有する車両用内装材によれば、車室外から車室内への騒音の侵入をある程度遮断することは可能であるものの、車室内に侵入した後の騒音、あるいは、車室内で発生して車室内で反響している騒音を吸収することができないために、騒音低減効果が十分であるとはいえなかった。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであって、車室外からの騒音の侵入を遮断することが可能であるとともに、車室内に侵入した後の騒音を吸収することのできる車両用内装材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用内装材は、車室内側に向けて開口する開口部を有する閉塞空間からなる車室内側レゾネータ構造と、車室外側に向けて開口する開口部を有する閉塞空間からなる車室外側レゾネータ構造と、を有し、表側基材、裏側基材、及びこれらの間に配置される中間基材を備えており、前記表側基材と前記中間基材との間に前記車室内側レゾネータ構造が構成されており、前記裏側基材と前記中間基材との間に前記車室外側レゾネータ構造が構成されているものにおいて、前記車室内側レゾネータ構造を構成する前記閉塞空間の内部容積と、前記車室外側レゾネータ構造を構成する前記閉塞空間の内部容積と、を異なるものとすることで、車室内側と車室外側とで異なる周波数領域の騒音を吸収可能な構成とされ、前記車室内側レゾネータ構造を構成する前記閉塞空間の内部容積が、前記車室外側レゾネータ構造を構成する前記閉塞空間の内部容積よりも小さいことを特徴とする。
発明によれば、車室外側レゾネータ構造によって車室外から車室内への騒音の侵入を遮断することが可能であるとともに、車室内側レゾネータ構造によって車室内の騒音を吸収することが可能である。したがって、車室内の静粛性をより高めることが可能である。
発明によれば、車室外側レゾネータ構造によって車室外から車室内への騒音の侵入を遮断することが可能であるとともに、車室内側レゾネータ構造によって車室内の騒音を吸収することが可能である。したがって、車室内の静粛性をより高めることが可能である。
発明によれば、車室内側と車室外側とで異なる周波数領域の騒音を吸収することができる。したがって、例えば、車室内にこもっているザワツキ音などの高周波数領域の騒音を効果的に吸収することが可能であるとともに、車室外からのロードノイズなどの低周波数領域の騒音を効果的に吸収することが可能である。したがって、車室内の静粛性をより高めることが可能である。
また、車両用内装材の表面には通気性のある表皮材が被覆されているものとすることができる。
発明によれば、車両用内装材の表面に表皮材が被覆されているために、該車両用内装材の意匠性を高めることが可能である。表皮材は通気性を有しているために、レゾネータ構造による騒音吸収性能をほとんど低下させることなく、車両用内装材の意匠性を高めることが可能である。
また、本発明の車両用内装材は、車両後部の床下に設けられた荷室の上部に取り付けられるデッキボード、あるいは、車両のバックドアの車室内側に取り付けられるバックドアトリムとすることができる。
発明によれば、車両用内装材としてのデッキボードあるいはバックドアトリムに、車室内側レゾネータ構造及び車室外側レゾネータ構造が設けられる。デッキボードあるいはバックドアトリムは、車両用内装品で広い面積を有しているために、車室内にこもっている会話音やザワツキ音などの高周波数領域の騒音を効果的に吸収し、車室内の静粛性をより高めることが可能である。
さらに、発明によれば、2層のレゾネータ構造であるために、デッキボードあるいはバックドアトリムにおける剛性を高めることができる。
本発明によれば、車室外からの騒音の侵入を遮断することが可能であるとともに、車室内の騒音を吸収することのできる車両用内装材を提供することが可能である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、車両後部の断面図である。本実施形態に係る車両用内装材10は、車両後部の床下に設けられた荷室12の上部に取り付けられるデッキボード14、あるいは、車両のバックドア16の車室内側に取り付けられるバックドアトリム18として使用されるものである。
図2は、車両用内装材10の斜視図である。ただし、図2では、車両用内装材10に表皮材40が被覆されていない状態を示している。図3は、車両用内装材10の車室内側を構成する表側基材22の内側面22aを示す斜視図である。図4は、車両用内装材10の車室外側を構成する裏側基材24の内側面24aを示す斜視図である。図5は、図2に示す車両用内装材10のA−A線断面図である。
図2〜図5に示すように、本実施形態に係る車両用内装材10は、車室内側に配置される表側基材22、車室外側に配置される裏側基材24、及びこれらの間に配置される中間基材26を備えている。
表側基材22、裏側基材24、及び中間基材26は、熱可塑性合成樹脂の射出成形等によってほぼ同一形状のプレート状に形成された部材である。
表側基材22、裏側基材24、及び中間基材26は、超音波溶着や熱溶着、あるいは接着剤等によって互いに接合されている。
図3に示すように、表側基材22の内側面22aには、格子状のリブ28が一体的に設けられている。この格子状のリブ28によって区画された各部屋30の底部には、円形状の開口部32が設けられている。
図4に示すように、裏側基材24の内側面24aには、格子状のリブ34が一体的に設けられている。この格子状のリブ34によって区画された各部屋36の底部には、円形状の開口部38が設けられている。
図5に示すように、表側基材22、中間基材26、及び裏側基材24が車室内側からこの順番で積層されて車両用内装材10が構成されている。表側基材22の表面には、表皮材40が被覆されている。表皮材40には、通気性のある素材、例えば、目の粗い織布や不織布、メッシュシートなどが使用されている。
図5に示すように、表側基材22と中間基材26との間には、車室内側に向けて開口する開口部32を有する閉塞空間42からなる車室内側レゾネータ構造44が構成されている。
また、裏側基材24と中間基材26との間には、車室外側に向けて開口する開口部38を有する閉塞空間46からなる車室外側レゾネータ構造48が構成されている。
車室内側レゾネータ構造44及び車室外側レゾネータ構造48は、開口部32、38から入射した音(空気の圧力変動)を閉塞空間を構成する壁面との摩擦等によって熱エネルギに変換して特定の共鳴周波数の音を低減することができるようになっている。
ヘルムホルツの共鳴原理によれば、共鳴器の内部容積をV(cm)、開口部の長さをL(cm)、開口部の面積をS(cm)、音速をc(cm/s)としたとき、共鳴器の開口部に入射する音の共鳴周波数f(Hz)は、以下の式(1)により求めることができる。
f = (c/2π)×(S/(L×V))1/2 …式(1)
つまり、V、S、Lの値を調整することによって、レゾネータ構造の開口部に入射する音の共鳴周波数を異ならせることが可能である。このことは、車室内側レゾネータ構造44と車室外側レゾネータ構造48とで共鳴周波数を異ならせることが可能であることを意味している。
本実施形態において、図5に示すように、S、L、cが一定の場合、車室内側レゾネータ構造44を構成する各閉塞空間42の内部容積は、車室外側レゾネータ構造48を構成する各閉塞空間46の内部容積よりも小さくなっている。したがって、前記式(1)にあてはめてみると、車室内側レゾネータ構造44の共鳴周波数は、車室外側レゾネータ構造48の共鳴周波数よりも高くなっている。
この結果、車室内側レゾネータ構造44は、高い周波数領域(例えば、1600〜2000Hz程度の高周波数領域)の騒音を効果的に吸収することが可能となっている。例えば、車室内にこもっている会話音やザワツキ音などの高周波数領域の騒音を効果的に吸収することが可能となっている。
一方、車室外側レゾネータ構造48は、低い周波数領域(例えば、160〜500Hz程度の低周波数領域)の騒音をその騒音源に近い位置で効果的に吸収することが可能となっている。例えば、車両の走行中に発生するロードノイズなどの低周波数領域の騒音を効果的に吸収することが可能となっている。
上述のように構成された車両用内装材10の作用・効果について説明する。
本実施形態の車両用内装材10によれば、車室外側レゾネータ構造48によって車室外から車室内への騒音の侵入を遮断することが可能であるとともに、車室内側レゾネータ構造44によって車室内の騒音を吸収することが可能である。したがって、車室外側・車室内側いずれか一方の騒音を吸収する場合よりも、車室内の静粛性を高めることが可能である。また、2つのレゾネータ構造を1つの部材にすることによって新たに別のスペースを用いる必要がなく、さらに部材自体の剛性を高めることができる。
本実施形態の車両用内装材10によれば、車室内側と車室外側とで異なる周波数領域の騒音を吸収することが可能である。したがって、車室内側・車室外側の各騒音の周波数特性に応じて効果的に騒音を吸収することが可能である。
例えば、車室内側レゾネータ構造44によって車室内にこもっている会話音やザワツキ音などの高周波数領域の騒音を効果的に吸収することが可能である。また、車室外側レゾネータ構造48によって車室外からのロードノイズなどの低周波数領域の騒音を効果的に吸収することが可能である。
本実施形態の車両用内装材10によれば、車両用内装材10の表面に表皮材40が被覆されているために、車両用内装材10の意匠性を高めることが可能である。表皮材40は通気性を有しているために、車室内側レゾネータ構造44による騒音吸収性能をほとんど低下させることなく、車両用内装材10の意匠性を高めることが可能である。
本実施形態の車両用内装材10は、車両後部の床下に設けられた荷室12の上部に取り付けられるデッキボード14として使用することが可能である。
デッキボード14は車両用内装品で広い面積を有しているために、車室内にこもっている会話音やザワツキ音などの高周波数領域の騒音を効果的に吸収し、車室内の静粛性をより一層高めることが可能である。また、デッキボード14は2層のレゾネータ構造であるために、デッキボード14の剛性を高めることができる。
本実施形態の車両用内装材10は、車両のバックドア16の車室内側に取り付けられるバックドアトリム18として使用することが可能である。
バックドアトリム18は車両用内装品で広い面積を有しているために、車室内にこもっている会話音やザワツキ音などの高周波数領域の騒音を効果的に吸収し、車室内の静粛性をより一層高めることが可能である。また、バックドアトリム18は2層のレゾネータ構造であるために、バックドアトリム18の剛性を高めることができる。
また、バックドアトリム18はバックドア16の車室内側に取り付けられるために、車両後方側からのロードノイズなどの騒音をその騒音源に近い位置で効果的に吸収することが可能である。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図6は、第2実施形態に係る車両用内装材50の断面図である。
第1実施形態では、車両用内装材10が複数の部材(表側基材22、裏側基材24、及び中間基材26)で構成されている例を示したが、第2実施形態では、車両用内装材50が単一の部材52で構成されている例について説明する。
図6に示すように、車両用内装材50は、合成樹脂材料の押出成形等によって断面形状がほぼ同一となるように形成された単一の部材52によって構成されている。車両用内装材50の車室内側の表面には、通気性を有する表皮材64が被覆されている。
車両用内装材50の一方の面(図6において上方の面)には、車室内側に向けて開口する開口部52を有する閉塞空間54からなる車室内側レゾネータ構造56が構成されている。車両用内装材50の他方の面(図6において下方の面)には、車室外側に向けて開口する開口部58を有する閉塞空間60からなる車室外側レゾネータ構造62が構成されている。
本実施形態の車両用内装材50によれば、車室内側レゾネータ構造56及び車室外側レゾネータ構造62を有しているために、車室外から車室内に侵入する騒音を遮断できるとともに、車室内の騒音を吸収することが可能である。また、車室外側と車室内側とで異なる周波数領域の騒音を吸収することも可能である。したがって、車室内の静粛性をより高めることが可能である。
また、単一の部材52は押出成形等によって簡単に製造することが可能であるために、車両用内装材50の製造コストを低減することが可能である。
<第3実施形態>
以下、本発明の第3実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図7は、第3実施形態に係る車両用内装材70を一部断面であらわした斜視図である。図8は、第3実施形態に係る車両用内装材70の断面図である。
図7及び図8に示すように、車両用内装材70は、車室内側に配置される表側基材72、車室外側に配置される裏側基材74、及びこれらの間に配置される格子状のリブ76を備えている。表側基材72の表面には、表皮材88が被覆されている(ただし、図7では、表側基材72の表面に表皮材88が被覆されていない状態を示している。)。
表側基材72、裏側基材74、及び格子状のリブ76は、熱可塑性合成樹脂の射出成形等によって形成された部材である。
表側基材72、裏側基材74、及び格子状のリブ76は、超音波溶着や熱溶着、あるいは接着剤等によって互いに接合されている。
表側基材72及び裏側基材74の間には、空間78が形成されている。空間78は、格子状のリブ76によって複数の部屋80a、80bに区画されている。
車室内側に向けて開口する開口部82aを有する部屋80aは、車室外側に向けて開口する開口部82bを有する部屋80bよりもその容積が小さく形成されている。したがって、部屋80aは、部屋80bよりも高周波数領域の騒音を効果的に吸収することが可能となっている。
車室内側に向けて開口する開口部82aを有する部屋80aは、車室内側レゾネータ構造を構成している。
車室外側に向けて開口する開口部82bを有する部屋80bは、車室外側レゾネータ構造を構成している。
本実施形態の車両用内装材70によれば、車室内側レゾネータ構造及び車室外側レゾネータ構造を有しているために、車室外から車室内に侵入する騒音を遮断できるとともに、車室内の騒音を吸収することが可能である。また、車室外側と車室内側とで異なる周波数領域の騒音を吸収することも可能である。したがって、車室内の静粛性をより高めることが可能である。
なお、上記第3実施形態では、表側基材72、裏側基材74、及び格子状のリブ76がそれぞれ別体の部材で構成されている例を示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、格子状のリブ76を表側基材72の内側面72aに対して一体的に設けてもよいし、格子状のリブ76を裏側基材74の内側面74aに対して一体的に設けてもよい。
あるいは、例えば図9に示すように、表側基材72の内側面72a、及び、裏側基材74の内側面74aの両方に対して、先端部で突き合わせることのできる格子状のリブ76a、76bをそれぞれ一体的に設けてもよい。
実施例では、以下の2種類のレゾネータ構造(レゾネータ構造1、2)を有する車両用内装材の吸音率を測定した。レゾネータ構造1は、車室外側レゾネータ構造に対応し、レゾネータ構造2は、車室内側レゾネータ構造に対応する。
また、比較例として、樹脂製の平板状の基材に表皮材を積層した構造で、レゾネータ構造を有しない車両用内装材の吸音率を測定した。吸音率の測定は、JIS A 1409「残響室法吸音率の測定方法」に従って実施した。この「残響室法吸音率の測定方法」とは、残響室に試料を入れた状態と入れない状態における残響時間を測定し、それらの残響時間から、試料の等価吸音面積を算出し、試料の表面積を等価吸音面積で除すことによって、吸音率を算出する方法である。
(レゾネータ構造1)
閉塞空間の寸法:縦150mm、横150mm、高さ10mm
開口部の大きさ:φ9mm
開口部の長さ :2.5mm
(レゾネータ構造2)
閉塞空間の寸法:縦30mm、横30mm、高さ10mm
開口部の大きさ:φ9mm
開口部の長さ :2.5mm
図10は、吸音率の測定結果を示すグラフである。
レゾネータ構造1を有する車両用内装材は、周波数315Hz付近の低周波数領域の騒音を効果的に吸収することが判明した。
レゾネータ構造2を有する車両用内装材は、周波数1600Hz付近の高周波数領域の騒音を効果的に吸収することが判明した。
比較例の車両用内装材は、すべての周波数領域において騒音をあまり吸収しないことが判明した。
上記の結果より、本発明の車両用内装材が車室内側と車室外側とで異なる周波数領域の騒音を効果的に吸収できることを実証できた。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、車両用内装材10、50、70がデッキボード14あるいはバックドアトリム18である例を示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。本発明は、例えば、ドアトリム、インストルメントパネル、ピラーガーニッシュ、パッケージトレイ等の他の車両用内装材に適用することも可能である。
(2)上記実施形態では、車両用内装材10、50、70の表面に表皮材40、64、88が被覆されている例を示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。本発明は、車両用内装材の表面に表皮材が被覆されていない場合であっても適用可能である。
(3)上記実施形態では、略立方体の閉塞空間42、46、54、60によってレゾネータ構造が構成されている例を示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。本発明は、例えば、円柱状の閉塞空間によってレゾネータ構造が構成されている場合であっても適用可能である。
車両後部の断面図である。 車両用内装材の斜視図である。 車両用内装材の車室内側を構成する表側基材の内側面を示す斜視図である。 車両用内装材の車室外側を構成する裏側基材の内側面を示す斜視図である。 図2に示す車両用内装材のA−A線断面図である。 第2実施形態の車両用内装材の断面図である。 第3実施形態の車両用内装材の斜視図である。 第3実施形態の車両用内装材の断面図である。 表側基材の内側面、及び、裏側基材の内側面の両方に対して、格子状のリブを一体的に設けた例を示す断面図である。 車両用内装材の吸音率の測定結果を示すグラフである。
符号の説明
10、50、70…車両用内装材
14…デッキボード
18…バックドアトリム
22、72…表側基材
24、74…裏側基材
26…中間基材
28、34、76、76a、76b…リブ
32、38、52、58、82a、82b…開口部
40、64、88…表皮材
42、46、54、60…閉塞空間
78…空間
80a、80b…部屋
44、56…車室内側レゾネータ構造
48、62…車室外側レゾネータ構造

Claims (3)

  1. 車室内側に向けて開口する開口部を有する閉塞空間からなる車室内側レゾネータ構造と、車室外側に向けて開口する開口部を有する閉塞空間からなる車室外側レゾネータ構造と、を有し、
    表側基材、裏側基材、及びこれらの間に配置される中間基材を備えており、
    前記表側基材と前記中間基材との間に前記車室内側レゾネータ構造が構成されており、前記裏側基材と前記中間基材との間に前記車室外側レゾネータ構造が構成されているものにおいて、
    前記車室内側レゾネータ構造を構成する前記閉塞空間の内部容積と、前記車室外側レゾネータ構造を構成する前記閉塞空間の内部容積と、を異なるものとすることで、車室内側と車室外側とで異なる周波数領域の騒音を吸収可能な構成とされ、
    前記車室内側レゾネータ構造を構成する前記閉塞空間の内部容積が、前記車室外側レゾネータ構造を構成する前記閉塞空間の内部容積よりも小さいことを特徴とする車両用内装材。
  2. 請求項1に記載の車両用内装材であって、
    前記車両用内装材の表面には、通気性のある表皮材が被覆されていることを特徴とする車両用内装材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用内装材であって、
    車両後部の床下に設けられた荷室の上部に取り付けられるデッキボード、あるいは、車両のバックドアの車室内側に取り付けられるバックドアトリムであることを特徴とする車両用内装材。
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