JP5100905B1 - ペーパータオルキャビネットの開閉構造 - Google Patents

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Abstract

【目的】蓋体の開閉を全開,半開のそれぞれの位置に安定した状態で静止させることができ、維持管理におけるペーパータオル束の収納作業を効率的にできるペーパータオルキャビネットの開閉構造とすること。
【構成】収納体1と、蓋体2と、ヒンジAとからなり、ヒンジAは可動ラッチ4と、固定ラッチ3と、弾性部材5とからなること。固定ラッチ3の被当接端面31には円周方向に沿って等間隔に配列された固定突起歯33が形成され、可動ラッチ4の当接側面42には可動突起歯43が形成されること。突起歯の幅方向両側の傾斜面の垂直軸方向に対する傾斜角度は、蓋体2の閉じ方向にて当接する傾斜面同士は急傾斜とし、開き方向にて当接する傾斜面同士は緩傾斜としてなること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の単位紙を重層したペーパータオル等の束を1枚ずつ連続的に取り出すことができるペーパータオルキャビネットにおいて、ペーパータオル束の収納作業のための蓋体の開閉を全開,半開のそれぞれの位置に安定した状態で静止させることができ、維持管理におけるペーパータオル束の収納作業を効率的にできるペーパータオルキャビネットの開閉構造に関する。
従来、単位紙(一度に取り出せる紙片:ペーパータオル等)を複数重層した束を容器本体内に収容収納して、その収容部の底部に形成した単位紙の取出口から単位紙を一枚ずつ取り出すと同時に、次の単位紙がその単位紙取出口に迫り出すという構造のペーパータオルキャビネットが病院,コンビニエンスストア,介護施設,老人健康施設,デパート,ホテル、飲食店等の大型ビル内の各階のトイレ等に衛生器具として設置されている。
このような、ペーパータオルキャビネットでは、重層した重層束が全部使用されてしまいストックが無くなったり、或いは残量が微小となったときに、維持管理をする作業員が重層束を補充する必要が生じる。ペーパータオルキャビネットは、通常のタイプのものでは、収納筐体の正面に垂直面上を回動する蓋体が付属しており、その蓋体を開くことにより、収納筐体の前方側に重層束を収納するスペースが現われる。作業員は、その収納スペースに重層束を収納し、前記蓋体を再度閉じ、ペーパータオルが使用可能となる状態にすることができる。
実開平5−85078号公報 特開2002−13523号公報
ペーパータオルキャビネットに装着された蓋体は、前述したように、収納筐体の前面側に備えられ、垂直面上を上下方向に開閉する構成となっている。また、蓋体の上下方向における開閉中心となるヒンジは、収納筐体の下端又は下端寄りの位置に設けられるものと、上端又は上端寄りの位置に設けられるものとが存在する。
収納筐体の下端寄りの位置に蓋体のヒンジが設けられたものでは、蓋体を全開したときに蓋体が重力によって、開いた状態を安定的に維持できるので、重層束の出し入れが行い易く作業員にとって楽である。その反面、ヒンジが収納筐体の下端にあると、地震による振動等の原因で蓋体と収納筐体のロックが緩み、蓋体が開いてしまうという欠点も存在する。
これに対して、収納筐体の上端寄りの位置に蓋体のヒンジが設けられたものでは、蓋体は、その重量によって閉じた状態で安定させることができ、振動がかかっても蓋体が不意に開いてしまうことはない。しかし、作業員が重層束を収納筐体に収納するときには、扉を全開状態にして、重層束を収納筐体に収納しなければならない。
このとき、蓋体の全開状態を維持するために、蓋体は、全閉状態から180度よりも僅かに大きく開いて程度となる構造とするか、又はヒンジにスプリング等を装着して、蓋体の全開状態を維持できるようにする機構を設けなくてはならない。また、ペーパータオルキャビネットを装着するためのスペースが制限され、特にペーパータオルキャビネットの上方のスペースがほとんど無い場合には、蓋体を収納筐体に対して略直角となる半開状態でしか開けないことがある。
或いは、僅かな重層束の補充や、重層束の残量をチェックするときには、蓋体を全閉状態から略直角となる半開状態にしておくことも要望される。このような場合では、蓋体の重量のほとんどがヒンジにかかり、蓋体に衝撃がかかったり、又は蓋体に作業員の手が触れてしまった場合等では、蓋体が不意に閉じてしまい、扉の半開状態を維持することは困難となる。
このように、収納筐体の上端寄りの位置に蓋体のヒンジが設けられたものでは、収納筐体に重層束の収納作業中に蓋体が不意に閉じようとし、作業員の手が蓋体と収納筐体との間に挟まれたり、蓋体が作業員の頭上に落ちてきたり等して、重層束補充又は交換作業の妨げとなり、作業効率を低下させる原因となってしまうことが十分にあり得る。
そのために、特許文献1及び特許文献2等に開示されているように、カム機構を具備したヒンジが使用される。しかし、これらは、携帯電話,電卓或いは化粧容器等の小形で蓋やカバー等に重量の負担が少ないものに適応されたものである。したがって、ペーパータオルキャビネットのように蓋体の大きなものには、好適なものとはいえない。
このように、開いた蓋体の重量がヒンジにかかり、従来技術に見られるような小形機器用に合わせたヒンジでは、重量に耐えきれず、蓋体が半開状態を維持できなくなり、僅かな衝撃でも閉じてしまう。したがって、ペーパータオルキャビネットにおけるペーパータオルの重層束の交換補充作業の妨げとなってしまうおそれが十分にある。
本発明の目的(解決しようとする技術的課題)は、蓋体の開閉用のヒンジが収納筐体の上端寄りの位置に装着されて蓋体が開閉する機構としたペーパータオルキャビネットにおいて、蓋体の開き状態で、特に半開状態としたときの安定性を維持し、これによって収納筐体への重層束の収納補充作業を容易且つ効率的なものとし、ひいては作業員の負担を減少させることにある。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、単位紙の重層束を収納すると共に下方から前記単位紙を一枚ずつ連続取出可能とした収納体と、該収納体の前方側上端を開閉中心として垂直面上を開閉する蓋体と、該蓋体を開閉させるヒンジとからなるペーパータオルキャビネットにおいて、前記ヒンジは、収納体側に装着される固定ラッチと、前記蓋体側に装着され前記固定ラッチに対して回動する可動ラッチと、前記固定ラッチに前記ラッチを弾性付勢する弾性部材とからなり、前記固定ラッチの被当接端面には円周方向に沿って等間隔に配列された固定突起歯が形成され、前記可動ラッチの当接側面には前記固定歯部と噛み合う複数の可動突起歯が形成され、いずれかの突起歯の数を4個とし、他方を2個とすると共に、各突起歯の幅方向両側の傾斜面の垂直軸方向に対する傾斜角度は、前記蓋体の閉じ方向にて当接する傾斜面同士は急傾斜とし、開き方向にて当接する傾斜面同士は緩傾斜とし、前記蓋体の上端箇所には溝部が形成され、且つ前記可動ラッチには軸方向に直交する方向に突出する挿入片が形成され、前記溝部に前記挿入片が遊挿されると共に、該挿入片及び前記可動ラッチは軸方向に摺動自在とし、且つ前記蓋体の開閉にて前記可動ラッチが前記固定ラッチに対して回動する構成としてなるペーパータオルキャビネットの開閉構造としたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1において、前記可動ラッチの挿入片と、前記蓋体の溝部との間に回転方向に隙間を有する構成としてなるペーパータオルキャビネットの開閉構造としたことにより、上記課題を解決した。
請求項3の発明を、請求項1又は2において、前記挿入片は上方に垂直の状態で前記蓋体が半開状態となるように設定されてなるペーパータオルキャビネットの開閉構造としたことにより、上記課題を解決した。請求項4の発明を、請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記可動ラッチの外周には、突起が形成され、前記固定ラッチには前記突起が当接する被当接部が形成されてなるペーパータオルキャビネットの開閉構造としたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明では、ヒンジの固定ラッチと可動ラッチにおいて、それぞれの当接側面には互いに噛み合う複数の固定突起歯と可動突起歯が形成され、いずれかの突起歯の数を周方向に等間隔となるように4個とし、他方を2個としている。これによって、蓋体は、90度回転する毎に、固定突起歯と可動突起歯との噛合いが行われ、90度(略90度も含む)毎に停止する構造にできる。
そして、蓋体が収納筐体に全閉状態となる位置を基準にして、固定突起歯と可動突起歯との位置を設定することにより、蓋体は収納筐体に対して垂直、直角のそれぞれの位置に停止し、全閉,半開,全開の各位置にて極めて安定した状態で停止させることができる。
さらに、固定ラッチの固定突起歯と、可動ラッチの可動突起歯において、前記蓋体の閉じ方向で当接し合う傾斜面同士を急傾斜となる角度に形成し、且つ弾性部材によって可動ラッチを固定ラッチに弾性力にて押圧付勢している。したがって、蓋体が収納筐体に対して略直角である半開状態のときには、前記固定突起歯と前記可動突起歯との当接面同士が前記蓋体の重量に十分に耐えることができるストッパとしての役目を果たすことができ、蓋体の半開状態での安定性を維持することができる。
これによって、ペーパータオルキャビネットを装着するスペースが小さく制限され、蓋体も半開状態でしか開くことができないような場合でも、収納筐体にペーパータオル束を交換補充するときに蓋体が不意に閉じて、作業員の手を挟むこと等を防止することができ、ひいては作業効率を向上させることができる。
また、請求項1の発明では、可動ラッチに挿入片が形成され、該挿入片が蓋体の溝に挿入されることで、蓋体と可動ラッチとは、ビス等の固着具が不要となり組み立てが容易にできる。また、蓋体の開閉動作において、可動ラッチは蓋体と共に回動し、且つ水平軸方向に円滑に移動自在となる構造にできる。
したがって、蓋体の開閉作動時において、固定ラッチに対して可動ラッチが回転しつつ固定突起歯と可動突起歯との噛合いと離間とが繰り返されるときに、可動ラッチは、弾性部材による固定ラッチ側への押圧付勢に迅速に反応し、固定突起歯と可動突起歯とは離間状態から噛合い状態への移行がより一層、円滑に行われる。
請求項2の発明では、前記可動ラッチの挿入片と、前記蓋体の溝部との間に回転方向に隙間を有する構成としたことにより、蓋体の開閉動作の初動又は開閉動作完了において、溝部に対して挿入片の動作が微小時間だけ遅れることになる。また、前述したように、可動ラッチは弾性部材によって固定ラッチに押圧付勢されており、固定突起歯と可動突起歯とは、常時噛合い状態になるように構成されている。
そして、蓋体が全閉状態から開き動作を行うと、まず、蓋体の溝部が先行し、溝部に挿入片が押されるようにして回転を始める。そして、蓋体が半開状態に到達し、離間していた固定突起歯と可動突起歯とが弾性部材の押圧付勢によって、勢いよく固定突起歯と可動突起歯とが当接する。
このとき、可動ラッチに形成されている挿入片は、蓋体の溝部内で、その内壁に勢いよく衝突するようにして、当接する。このとき、挿入片が溝部の内壁に衝突するときに、略「カチッ」という衝撃音が発せられる。この衝撃音が発せられたときには、蓋体が半開状態に到達した直後に衝撃音が発せられ、半開状態において蓋体が安定したことを示すこととなり、蓋体の半開状態を衝撃音にて確認することができるようになっている。
この衝撃音は、蓋体が全開状態となった直後にも発せられる。また、蓋体の全開状態から半開状態及び全閉状態に至るときでも、完了した直後に衝撃音を発するものであり、閉じ又は開きの完了を確認することができる。
請求項3の発明では、前記挿入片は上方に向かって垂直の状態となるときに、前記蓋体は半開状態となるように設定される構成としたので、挿入片は略垂直の立ち上がり状態で蓋体の重量がかかることになる。したがって、挿入片の長手方向が水平状に沿った状態で蓋体の溝部に挿入された場合に比較して、挿入片が垂直状の場合には蓋体の重量によるモーメントが小さくなり、蓋体の半開状態における挿入片の荷重的負担を減少させると共に挿入片の耐久性を向上させ、ひいてはヒンジ全体の寿命を延ばすことができる。
請求項4の発明では、可動ラッチの外周には、規制突起が形成され、前記固定ラッチには前記規制突起が当接する規制当接部が形成されたことにより、蓋体の全閉状態或いは全開状態で、規制突起が規制当接部に当接する構成にすることにより、全閉又は全開にて蓋体が正確に停止する回転の規制ストッパとしての役目を果たすことができる。これによって、ヒンジに蓋体の開閉時の負担がかからないようにし、ひいてはヒンジの耐久性を向上させることができる。
(A)は本発明の構成を具備したペーパータオルキャビネットの蓋体が全開した状態の斜視図、(B)は(A)の(ア)部拡大図、(C)は(B)のX1−X1矢視図、(D)は(B)のY1−Y1矢視断面図である。 (A)は図1(A)のX2−X2矢視断面図、(B)は固定ラッチの斜視図、(C)は(B)の(イ)部拡大正面図、(D)は可動ラッチの斜視図、(E)は(D)の(ウ)部拡大正面図、(F)は本発明の要部分解斜視図である。 (A)は全閉状態のペーパータオルキャビネットの側面図、(B)の(A)の(エ)部拡大図、(C)は(B)のX3展開図である。 (A)は全開状態のペーパータオルキャビネットの側面図、(B)の(A)の(オ)部拡大図、(C)は(B)のX4展開図である。 (A)は半開状態のペーパータオルキャビネットの側面図、(B)の(A)の(カ)部拡大図、(C)は(B)のX5展開図、(D)は(C)の(キ)部拡大断面図である。 (A)乃至(D)は蓋体が音鳴り構造を有する全閉状態から半開状態に至る過程の要部拡大断面図、(E)は(D)の(ク)部拡大図、(F)は(D)のX6−X6矢視図である。 (A)乃至(D)は蓋体が音鳴り構造を有する半開状態から全閉状態に至る過程の要部拡大断面図、(E)は(D)の(ケ)部拡大図、(F)は(D)のX7−X7矢視図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。本発明は、複数の単位紙を重層したペーパータオル等の束を1枚ずつ連続的に取り出すことができるペーパータオルキャビネットに関するものであり、特に、蓋体2の開閉構造に関するものである。本発明におけるペーパータオルキャビネットに収納されるペーパータオルは、通常使用されるトイレ,洗面所等で使用されるペーパータオルの他に種々の衛生用ペーパー,キッチン用ペーパー等も含まれる。
本発明のペーパータオルキャビネットは、図1に示すように、主に前記ペーパータオル束を収容する収納筐体1と、該収納筐体1のペーパータオル束の収納スペースを開閉自在に覆う蓋体2と、ヒンジAとから構成されている〔図1(A)参照〕。
前記収納筐体1は、プラスチック等の合成樹脂製で、略立方体等とした筐体に形成され、その内部に収納スペース1sが形成されている。前記収納筐体1の前面側には開口1aが形成されている。また、収納筐体1の底部には、ペーパータオルの取出し口11が形成されている。前記開口1aは、前記収納スペース1sに前記ペーパータオル束を効果補充するための出し入れ口となる部分である。また収納筐体1の正面側下方には、正面立上り部13が形成され、収納スペース1sに収納したペーパータオル束を安定した収納状態にする役目をなす。
蓋体2は、前記収納筐体1の開口1aを開閉する部位であり、蓋体2を開閉することによって、前記ペーパータオルの重層束を交換及び補充する。蓋体2は、枠部21と、窓板部22とから構成される〔図1(A),(B)参照〕。枠部21は、略正方形又は長方形等の方形状の枠として形成されている。
窓板部22は、前記枠部21の内方側を塞ぐ板状体であって、透明又は半透明の合成樹脂板にて形成され、蓋体2を閉じた状態で前記収納筐体1の収納スペース1s内を視認することができ、ペーパータオル束の残量を確認することができる。また、前記窓板部22は、不透明な材質としてもよい。さらにれ、窓板部22は、合成樹脂以外の材質(金属等)で形成されても構わない。
なお、蓋体2には正面側21fと背面側21rとが存在する。正面側21fとは、蓋体2を収納筐体1に対して閉じた状態で、正面を向く面であり〔図3(A)参照〕、背面側21rは正面側21fの反対側の面となる。蓋体2を全開状態としたときには、蓋体2の背面側21rが収納筐体1の正面を向く状態となる〔図1(A),図4(A)参照〕。
前記枠部21は、蓋体2の全閉状態において、背面側21rで且つ上端の位置に水平状に溝部23が形成されている〔図1(B),(D),図2(F)等参照〕。なお、蓋体2を全開状態としたときには、上端に相当する位置は下端部分となる〔図1(D)参照〕。
該溝部23は、その断面が略「U」形状、又は「⊂」形状に形成された溝であり、後述する可動ラッチ4の挿入片45が水平方向(蓋体2の枠部21に対して幅方向)に摺動自在に挿入される部位である〔図1(D),図2(A)等参照〕。前記溝部23は、蓋体2が全閉,半開及び全開のときで、深さ方向も変化してゆく。
溝部23は、枠部21の全周に亘って連続した溝として形成されたものであるが、特に、可動ラッチ4の挿入片45が挿入する部分以外は、溝幅が広くなるように形成されることもある。蓋体2の溝部23よりもさらに内周側には、被装着面部26が形成され、前記窓板部22の装着面として使用される〔図1(B),(D)参照〕。
全閉状態の蓋体2の枠部21の上端箇所には、第1軸受け部24と第2軸受け部25が一対をなして、枠部21の幅方向両側に形成されている〔図1(A)乃至(C)及び図2(A),(F)参照〕。第1軸受け部24と第2軸受け部25を介して後述するヒンジAが装着される。
第1軸受け部24は、軸方向(枠部21の幅方向と同一方向)中間箇所には後述する弾性部材5が装着される空隙室24sが形成されている〔図1(C),図2(A),(F)参照〕。該空隙室24sには、前記弾性部材5が配置され、枢支軸6によって固定される〔図1(C),図2(A)参照〕。
前記第1軸受け部24は、前記空隙室24sを中間にして、その軸方向一方側が軸支部241であり、軸方向他方側が可動ラッチ受け部242となる〔図1(C),図2(A),(F)参照〕。そして前記軸支部241には軸支孔241aが形成され、可動ラッチ受け部242には大軸支孔242aが形成されている。軸支孔241aには、枢支軸6が挿入し、大軸支孔242aには、後述する可動ラッチ4の支持円筒部44が軸周方向に回動自在に挿入される〔図1(C),図2(A)参照〕。
第2軸受け部25は、軸支孔251aが形成され、軸方向の中間箇所に分離空隙部25sが形成されている。前記軸支部251aには前記第1軸受け部24の軸支孔241aと共に枢支軸6を軸支する部位である。枢支軸6は、軸支孔241a及び軸支孔251aに対して圧入等の手段にて挿入固定される。あるいは、軸支孔241a及び軸支孔251aに対して枢支軸6を遊挿(余裕を有して挿入可能とした構成)とし、接着剤等によって第1軸受け部24と第2軸受け部25に固着することもある。
ヒンジAは、図1(B),(C)及び図2等に示すように、固定ラッチ3,可動ラッチ
4,弾性部材5及び枢支軸6から構成されている。まず、固定ラッチ3は、前記収納筐体1側に装着され、可動ラッチ4は、前記蓋体2側に装着される〔図1(B),(D),図2(F)参照〕。
固定ラッチ3は、円筒形状の固定本体部31の軸方向一端面に被当接側面32が形成されている。被当接側面32は、後述する可動ラッチ4の当接側面42と軸方向に沿って当接する部位である。被当接側面32には、円周方向に沿って複数の固定突起歯33,33が形成されている〔図3(B),(C)参照〕。さらに、固定本体部31には、その長手方向に沿って取付片34が形成されている。該取付片34は、固定ラッチ3を収納筐体1に装着するための部位であり、螺子孔34aが軸方向に沿って2個形成されている。
そして、前記収納筐体1の前面側で開口1aの上端箇所に形成された被取付部12に前記固定ラッチ3が配置され、前記螺子孔34aと、前記被取付部12とがビス等の固着具を介して固着される〔図1(B),(C),図2(F)参照〕。また、前記取付片34と直角となるようにしてカバー片35が形成され、収納筐体1に固定ラッチ3を取り付けるためのスペースを塞ぐ役目をなしている。また、固定本体部31には直径方向中心で且つ軸方向に沿って軸貫通孔36が形成され、枢支軸6が貫通する。
可動ラッチ4は、円筒形状の可動本体部41の軸方向一端側に当接側面42が形成されている。該当接側面42は、前記固定ラッチ3の被当接側面32に軸方向に沿って当接する部位である。当接側面42は、円周方向に沿って複数の可動突起歯43,43,…が形成されている〔図2(D),(E)参照〕。
前記可動本体部41には、支持円筒部44が形成されている。該支持円筒部44は、前記可動本体部41と同一軸心線に形成され、且つ可動本体部41よりも小さい直径となる円筒形状に形成されたものである。さらに、前記可動本体部41には挿入片45が形成されている。
挿入片45は、可動本体部41の軸方向に直交する方向で且つ可動本体部41の外周面から略接線状に突出形成されたものである〔図1(D),図2(D)参照〕。可動本体部41と支持円筒部44には直径中心で且つ軸方向に沿って貫通する軸貫通孔46が形成され、該軸貫通孔46には枢支軸6が貫通する。
可動ラッチ4と収納筐体1に装着された固定ラッチ3とは、蓋体2の第1軸受け部24と第2軸受け部25との間に装着される。詳しくは、可動ラッチ4が第1軸受け部24側に配置され、固定ラッチ3が第2軸受け部25側に配置される〔図1(C),図2(A),(F)参照〕。
また、可動ラッチ4の支持円筒部44は、前記第1軸受け部24における可動ラッチ受け部242の大軸支孔242aの軸方向に摺動自在に挿入される〔図1(C),図2(A)参照〕。また、可動ラッチ4の挿入片45は、蓋体2の溝部23に挿入される〔図1(D),図2(A)参照〕。
そして、第1軸受け部24の空隙室24sには弾性部材5が配置され、枢支軸6が第1軸受け部24の軸支孔241aと、弾性部材5と、可動ラッチ4の軸貫通孔46と、固定ラッチ3の軸貫通孔36と、第2軸受け部25の軸支孔251aに貫通され、固定ラッチ3,可動ラッチ4,弾性部材5,枢支軸6からなるヒンジAが第1軸受け部24と第2軸受け部25に連結される〔図1(C),図2(A),(F)参照〕。
上記構成によって、可動ラッチ4は、蓋体2の開閉動作と共に前記枢支軸6を回動中心として回動する構成となっている〔図1(D),図3,図4等参照〕。さらに、可動ラッチ4は、挿入片45が蓋体2の溝部23に挿入されているので、可動ラッチ4は、その軸方向で、且つ蓋体2の幅方向に沿って僅かの範囲を往復摺動自在な構成となっている〔図1(C),図2(A)参照〕。
したがって、可動ラッチ4が軸方向に摺動自在となる範囲を保持するため、前記第1軸受け部24と第2軸受け部25との間隔は、可動ラッチ4の可動本体部41の軸方向寸法と、固定ラッチ3の固定本体部31の軸方向寸法を合計したものよりも多少長く形成されている〔図1(C),図2(A)参照〕。
また、前記挿入片45は上方に垂直の状態において前記蓋体が半開状態となるように設定される〔図1(D)参照〕。これによって、挿入片45に蓋体2の荷重が作用いしても、挿入片45と可動ラッチ4の回転中心の距離が最少となり、挿入片45に係る曲げモーメントも最少となり、挿入片45に係る重量的な負担を少なくすることができる。
弾性部材5は、可動ラッチ4の当接側面42を固定ラッチ3の被当接側面32に弾性付勢によって、当接させる役目をなす。弾性部材5は、具体的にはコイルバネが使用される。そして、前述したように、第1軸受け部24の空隙室24sに配置され、可動ラッチ受け部242の軸支孔241aに挿入された可動ラッチ4の支持円筒部44を弾性付勢して、可動ラッチ4を固定ラッチ3側に常時押圧する〔図1(C),図2(A)参照〕。したがって、コイルバネとした弾性部材5の直径は、前記軸支孔241aの内径よりも小さく形成されている〔図2(A)参照〕。
枢支軸6は、前述したように、ヒンジAを第1軸受け部24と第2軸受け部25に連結する役目をなすものであり、第1軸受け部24の軸支孔241aと、第2軸受け部25の軸支孔251aに対して圧入して固定される。或いは、枢支軸6は第1軸受け部24の軸支孔241aと、第2軸受け部25の軸支孔251aに対して接着剤にて固着される。
このようにして、蓋体2には、第1軸受け部24と第2軸受け部25とが1対となり、これが左右対称となるように2組設けられ、この2組の第1軸受け部24と第2軸受け部25において、2つのヒンジA,Aが蓋体2の幅方向において左右対称となるように、装着される〔図1(A)参照〕。
次に、固定ラッチ3の固定突起歯33と、可動ラッチ4の可動突起歯43について説明する。前記固定ラッチ3の固定突起歯33と、可動ラッチ4の可動突起歯43の数は、一方が2個で、他方が4個としている。本発明の実施形態では、固定突起歯33の数が2個であり、可動突起歯43の数を4個としている〔図2(B)乃至(E)参照〕。
可動ラッチ4は、固定ラッチ3に対して、垂直及び水平方向でのみ停止できるように、それぞれの固定突起歯33の配列構成と、可動突起歯43の配列構成が決定される。具体的には、固定ラッチ3の2個の固定突起歯33,33は、被当接側面32の直径中心Paを通過する水平線上に点対称となるように対向配列されている〔図2(C)参照〕。可動ラッチ4の4個の可動突起歯43,43,…は、円周方向に等間隔に形成されている。
固定ラッチ3の固定突起歯33は、可動ラッチ4の可動突起歯43に対して、幅方向に小さく形成されている。つまり、可動ラッチ4の可動突起歯43,43,…の間に固定突起歯33が収まるようになっている。これによって、固定ラッチ3の一つの固定突起歯33に対して、可動ラッチ4の2個の可動突起歯43,43が挟持するように噛合う構成となる。前述したように、固定突起歯33,33は、水平方向に左右対称に形成されていることにより、可動ラッチ4は、固定ラッチ3に対して、90度毎に停止する構成にでき(図3乃至図5参照)、可動ラッチ4によって蓋体2は、開閉時に垂直,水平の各位置で停止できるようになる。
また、可動ラッチ4の当接側面42に形成された可動突起歯43,43,…において、周方向に隣接する可動突起歯43,43の間は、略溝形状に見えるものであり、これは、当接側面42の直径中心Pbから放射状となる4本の嵌合溝として見ることもできる〔図2(E)参照〕。つまり、固定ラッチ3の2個の固定突起歯33,33は、可動ラッチ4の可動突起歯43,43,…の間の嵌合溝状部に嵌合しつつ、可動ラッチ4が90度毎に停止できるように回動することができるものである。
固定突起歯33は、被当接側面32の円周方向に沿う方向を幅方向とする。また可動突起歯43は、当接側面42の円周方向に沿う方向を幅方向とする。固定突起歯33と可動突起歯43のそれぞれの頂部33a及び頂部43aは、水平軸方向に対して直交する平坦面である。
固定突起歯33と可動突起歯43の幅方向両側は傾斜面として形成されている。固定突起歯33の傾斜面は、急傾斜面33bと、緩傾斜面33cを有しており、同様に、可動突起歯43の傾斜面は、急傾斜面43bと、緩傾斜面43cとを有している(図3乃至図5参照)。
可動ラッチ4の回転方向には、閉じ方向及び開き方向とが存在する。閉じ方向とは蓋体2を閉じるときに、可動ラッチ4が回転する方向であり、開き方向とは蓋体2を開くときに可動ラッチ4が回転する方向である。そして、可動突起歯43は、閉じ方向の回転前方側が急傾斜面43bとなり、回転後方側が緩傾斜面43cとなる〔図5(D)参照〕。
このとき、可動ラッチ4の急傾斜面43bと対向して当接する固定ラッチ3の固定突起歯33の傾斜面が急傾斜面33bとなる。また、可動ラッチ4の緩傾斜面43cと当接する固定ラッチ3の固定突起歯33の傾斜面が緩傾斜面33cとなる〔図5(D)参照〕。
固定ラッチ3における固定突起歯33の急傾斜面33bと、可動ラッチ4における可動突起歯43の急傾斜面33bとが当接し、緩傾斜面33cと可動突起歯43の緩傾斜面43cとが当接し、急傾斜面33bと緩傾斜面43cが当接することはなく、急傾斜面43bと緩傾斜面33cとが当接することもない(図5参照)。
固定ラッチ3の急傾斜面33bと、可動ラッチ4の急傾斜面43bについて、軸方向の水平軸線Lhに対して垂直な垂直軸線Lvを設定すると(図5参照)、該垂直軸線Lvと急傾斜面33b(43b)とのなす角の角度をθ1とし、緩傾斜面33c(43c)とのなす角の角度をθ2とすると、
Figure 0005100905
である〔図5(D)参照〕。
また、可動突起歯43の急傾斜面43bは、固定突起歯33の急傾斜面33bと角度が等しくθ1であり、可動突起歯43の緩傾斜面43cは、固定突起歯33の緩傾斜面33cと角度が等しくθ2である。固定突起歯33と可動突起歯43との急傾斜面33b,4
3bのそれぞれの角度θ1は、略直角(90度)に近い鋭角も含まれる。また、固定突起歯33と可動突起歯43との緩傾斜面33c,43cのそれぞれの角度θ2は、緩傾斜面33c,43c同士が円滑に摺動できる程度の角度である。
このように、可動ラッチ4が蓋体2と開くときの開き方向では、固定ラッチ3の緩傾斜面33cと、可動ラッチ4の緩傾斜面43cとが当接し、それぞれの緩い傾斜面に沿って、少ない力で蓋体2を開くことができる。
たとえば、蓋体2の全閉状態(図3参照)から、蓋体2の全開状態(図4参照)となるように、蓋体2を開く動作を行う場合には、固定ラッチ3に対して可動ラッチ4が開き方向に回転し、このとき、可動ラッチ4の可動突起歯43は、固定ラッチ3の固定突起歯33と、緩傾斜面43c,33c同士で当接するので、小さな力で蓋体2を開くことができる。
そして、蓋体2が開いた状態で、特に半開状態で停止させるときには、固定突起歯33と可動突起歯43との急傾斜面33b,43b同士が当接し、さらに、弾性部材5によって、可動ラッチ4が固定ラッチ3に押圧されるので、閉じ方向における急傾斜面33b,43b同士の当接面の間に大きな摩擦がかかり、略固定状態となり、蓋体2の重量がかかっても、その重量に十分に耐えて、蓋体2が落下することを防止できる。つまり、固定突起歯33と可動突起歯43との急傾斜面33b,43b同士は、蓋体2の閉じ方向におけるストッパとしての役目をなす(図5参照)。
前記可動ラッチ4の挿入片45は、蓋体2に形成された溝部23に挿入される構成において、挿入片45が前記溝部23に挿入された状態において、常時、隙間Tが存在する構成とする実施形態が存在する(図6,図7参照)。これは、蓋体2を半開或いは全開に開いたり、又は全閉に閉じるときに、動作衝撃音の音鳴りが発生させ、半開,全開或いは全閉の各状態を音で確認させることができるものである。この実施形態では、挿入片45は、溝部23に対して遊挿(余裕を有して挿入)される状態となる〔図6(A),図7(A)参照〕。
蓋体2が全閉状態から半開状態に開くときにおいて説明する。挿入片45と、溝部23との間に隙間Tを有しているので、可動ラッチ4の挿入片45は、蓋体2の溝部23に対して僅かに時間差をおいてから回動することになる〔図6(B)参照〕。蓋体2が水平状態に到達すると〔図6(C),(D)参照〕、隣接する2個の可動突起歯43,43が固定突起歯33を挟持して噛み合おうとする位置に近接する。
そして、蓋体2を水平状態よりも一旦、僅かに上昇させると、弾性部材5によって可動ラッチ4が固定ラッチ3側に弾性押圧されているので、可動ラッチ4の回転と共に、隣接する可動突起歯43,43が回転移動して、固定突起歯33に対する噛合い(挟持状態)の開始直前から勢いよく噛合い状態に至ることとなる〔図6(F)参照〕。このときに、挿入片45が溝部23の外周側寄りの内壁に衝突するように当接して、「カチッ」等の動作衝撃音の音鳴りが発生する〔図6(E)参照〕。
この「カチッ」等の動作衝撃音によって、蓋体2が半開とした開き状態の位置に正確に到達し且つ停止したことを知らせる。蓋体2が全開状態となるときにおいても、隣接する可動突起歯43,43と固定突起歯33とが噛み合う瞬間に、挿入片45と溝部23との間同様の動作が働きく。そのときに、動作衝撃音の音鳴りが発生し、蓋体2が垂直の停止位置に到達していることを知らせる。
図7は、蓋体2を開いた状態から閉じる動作の音鳴りを示すものである。可動ラッチ4の挿入片45は、蓋体2と共に回動する〔図7(B)参照〕。蓋体2が閉じる過程〔図7(C),(D)参照〕においても挿入片45は蓋体2と共に移動する。そして、隣接する可動突起歯43,43の固定突起歯33に対する挟持状態開始直前から勢いよく挟持状態に至る〔図7(F)参照〕。
このときに、挿入片45は溝部23の外周側寄りの内壁から内周側寄りの内壁に向かって衝突するように当接して、「カチッ」等の動作衝撃音の音鳴りが発生する〔図7(E)参照〕。これによって、蓋体2が閉じたときの停止位置に到達していることを知らせる。
音鳴りは、蓋体2の開き動作が完了したときの衝撃音が、蓋体2の閉じ動作が完了したときの衝撃音よりも大きくなる。また、挿入片45と溝部23との間の隙間の寸法Tを適宜大小に調節することで動作衝撃音の大小も調整される。
前記可動ラッチ4の外周には、規制突起47が形成され、前記固定ラッチ3には前記規制突起47が当接する規制当接部37が形成されている〔図1(D)参照〕。これによって、蓋体2が全閉状態に至るときには、規制突起47が規制当接部37に当接して、停止状態を正確にすることができる。
1…収納体、2…蓋体、A…ヒンジ、3…固定ラッチ、4…可動ラッチ、5…弾性部材、32…被当接端面、33…固定突起歯、4…可動ラッチ、42…当接側面、
43…可動突起歯、45…挿入片。

Claims (4)

  1. 単位紙の重層束を収納すると共に下方から前記単位紙を一枚ずつ連続取出可能とした収納体と、該収納体の前方側上端を開閉中心として垂直面上を開閉する蓋体と、該蓋体を開閉させるヒンジとからなるペーパータオルキャビネットにおいて、前記ヒンジは、収納体側に装着される固定ラッチと、前記蓋体側に装着され前記固定ラッチに対して回動する可動ラッチと、前記固定ラッチに前記ラッチを弾性付勢する弾性部材とからなり、前記固定ラッチの被当接端面には円周方向に沿って等間隔に配列された固定突起歯が形成され、前記可動ラッチの当接側面には前記固定歯部と噛み合う複数の可動突起歯が形成され、いずれかの突起歯の数を4個とし、他方を2個とすると共に、各突起歯の幅方向両側の傾斜面の垂直軸方向に対する傾斜角度は、前記蓋体の閉じ方向にて当接する傾斜面同士は急傾斜とし、開き方向にて当接する傾斜面同士は緩傾斜とし、前記蓋体の上端箇所には溝部が形成され、且つ前記可動ラッチには軸方向に直交する方向に突出する挿入片が形成され、前記溝部に前記挿入片が遊挿されると共に、該挿入片及び前記可動ラッチは軸方向に摺動自在とし、且つ前記蓋体の開閉にて前記可動ラッチが前記固定ラッチに対して回動する構成としてなることを特徴とするペーパータオルキャビネットの開閉構造。
  2. 請求項1において、前記可動ラッチの挿入片と、前記蓋体の溝部との間に回転方向に隙間を有する構成としてなることを特徴とするペーパータオルキャビネットの開閉構造。
  3. 請求項1又は2において、前記挿入片は上方に垂直の状態で前記蓋体が半開状態となるように設定されてなることを特徴とするペーパータオルキャビネットの開閉構造。
  4. 請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記可動ラッチの外周には、規制突起が形成され、前記固定ラッチには前記規制突起が当接する規制当接部が形成されてなることを特徴とするペーパータオルキャビネットの開閉構造。
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