JP3186005U - 折り畳み扉と折り畳み扉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】折り畳み時に、ハンドル等の突出物を収納することにより、コンパクトに折り畳むことができる折り畳み扉と折り畳み扉装置を提供する。
【解決手段】互いに回動可能に連結された複数の扉9,11と、複数の扉の内の少なくとも1つの扉に設置されたハンドル47,49と、複数の扉の内のハンドル47,49が設置された扉以外の扉に設けられた収納部131と、を具備する。複数の扉が回動されて折り畳まれた際にハンドル47,49部の全部又は一部が収納部内131に収納される。
【選択図】図15

Description

本考案は、例えば、部屋の出入口に使用される折り畳み扉と折り畳み扉装置に係り、特に、折り畳み時に、ハンドル等の突出物を収納することにより、コンパクトに折り畳むことができるように工夫したものに関する。
従来の折り畳み扉1001は、例えば、図20に示すようなものであった。
この折り畳み扉1001は、複数(例えば、図20に示す場合は2つ)の扉1003、1005から構成されている。上記折り畳み扉1001は、壁1007に設置され、この壁1007の開口部1009を閉塞するものである。
上記扉1003は、その一端(図20中右端)が、上記開口部1009の一辺(図20中左側の辺)に対して、例えば、上下二箇所のヒンジ機構1011、1011を介して回動可能に連結されている。
上記扉1005は、その一端(図20中左端)が上記扉1003の他端(図20中左端)に対して、例えば、上下二箇所のヒンジ機構1013、1013を介して回動可能に連結されている。また、図20に示すように、上記扉1005の他端側(図20中右側)の両面側(図20中上下方向両側)には、それぞれ、ハンドル1015、1017が設置されている。
上記折り畳み扉1001は、展開された状態、すなわち、上記壁1007、扉1003、1005が同一平面上に並んだ状態で、上記壁1007の開口部1009を閉塞する。また、上記折り畳み扉1001は、上記開口部1009を開放する際には、上記扉1005、1003が回動され、図20に示すような状態で折り畳まれる。
一方、特許文献1に示すような折り畳みドアもある。
この特許文献1に記載された折り畳みドアは、図20に示す折り畳み扉1001と同様に、例えば、壁の開口部に回動可能に設置された第1ドア板と、この第1ドア板に対して回動可能に連結された第2ドア板とから構成されている。
実用新案登録第3175352号公報
しかし、従来の構成では、次のような問題があった。
図20に示す折り畳み扉1001は、折り畳まれた場合、上記ハンドル1015が上記壁1007に干渉するとともに、上記ハンドル1017が上記扉1003と干渉してしまう。そのため、上記扉1003、1005を上記壁1007に対して、最低限平行な状態になるまでコンパクトに折り畳むことができないという問題があった。
また、上記扉1003を上記壁1007に対して、最低限平行になるまで折り畳むことができないため、図20に示すように、上記扉1003の図20中右端側の部分が上記開口部1009側に突出してしまう。そのため、その突出した部分によって上記開口部1009の有効幅(図20中左右方向大きさ)が狭められてしまうという問題もあった。
また、例えば、折り畳み扉1001の出口側(図20中下側)が廊下であった場合、上記折り畳み扉1001を折り畳んだ状態での廊下の有効幅に関して、例えば、消防法等により、最低限必要な大きさが規定されている。ところが、上記したように折り畳み扉1001を折り畳んだ状態では、廊下側にその折り畳んだ折り畳み扉1001が大きく突出してしまい、その有効幅を狭めてしまうことになる。そのため、上記廊下そのものの幅を大きくしなければならず、その結果、建屋の大型化をきたしてしまうという問題もあった。
一方、特許文献1に記載された折り畳みドアには、前述した折り畳み扉1001のようなハンドルの構成は開示されてはいないが、仮に、同等のハンドルが存在するとすれば、同様の問題がある。
本考案は、このような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、折り畳み時に、ハンドル等の突出物を収納することにより、コンパクトに折り畳むことができる折り畳み扉と折り畳み扉装置を提供することにある。
上記課題を解決するべく請求項1に記載された折り畳み扉は、互いに回動可能に連結された複数の扉と、上記複数の扉の内の少なくとも1つの扉に設置された突出部と、上記複数の扉の内の上記突出部が設置された扉以外の扉に設けられた収納部と、を具備し、上記複数の扉が回動されて折り畳まれた際に上記突出部の全部又は一部が上記収納部内に収納されることを特徴とするものである。
なお、ここで規定する突出部の全部又は一部とは、突出部が複数ある場合に、全ての突出部又は何れかの突出部という意味と、一つの突出部に関してその全部又は一部という意味、の両方の意味を兼ね備えている。
また、請求項2に記載された折り畳み扉は、請求項1記載の折り畳み扉において、上記収納部は上記扉に埋設され開口部を有する収納ボックスにより構成されることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載された折り畳み扉は、請求項2記載の折り畳み扉において、上記収納ボックスは複数の構造材を組み合わせた枠体とこの枠体の開口部の内の一方を閉塞するように設けられた板状部材とから構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項4に記載された折り畳み扉は、請求項1〜3の何れかに記載の折り畳み扉において、上記突出部はハンドルであり、上記収納部にはこのハンドルが収納されることを特徴とするものである。
また、請求項5に記載された折り畳み扉は、請求項4記載の折り畳み扉において、上記突出部はハンドルと施錠装置であり、上記収納部にはこのハンドルと施錠装置の両方が収納されることを特徴とするものである。
また、請求項6に記載された折り畳み扉は、請求項1〜請求項5の何れかに記載の折り畳み扉において、上記扉は2枚であることを特徴とするものである。
また、請求項7に記載された折り畳み扉装置は、請求項1〜請求項6の何れかに記載の折り畳み扉と、上記折り畳み扉が回動可能に設置される設置部と、を具備し、上記設置部にも上記折り畳み扉に設けられた収納部と同様の収納部が設けられており、上記折り畳み扉が上記設置部に対して回動されて折り畳まれた際に上記突出部の全部又は一部が上記設置部の収納部内にも収納されることを特徴とするものである。
なお、この場合も、ここで規定する突出部の全部又は一部とは、突出部が複数ある場合に、全ての突出部又は何れかの突出部という意味と、一つの突出部に関してその全部又は一部という意味、の両方の意味を兼ね備えている。
また、請求項8に記載された折り畳み扉装置は、請求項7記載の折り畳み扉装置において、上記突出部はハンドルであり、上記設置部の収納部にはこのハンドルが収納されることを特徴とするものである。
また、請求項9に記載された折り畳み扉装置は、請求項7記載の折り畳み扉装置において、上記突出部はハンドルと施錠装置であり、上記設置部の収納部にはこのハンドルと施錠装置の両方が収納されることを特徴とするものである。
また、請求項10に記載された折り畳み扉装置は、請求項7〜請求項9の何れかに記載の折り畳み扉装置において、上記折り畳み扉は2つの扉から構成されており、上記2つの扉の内の戸先側の扉に突出部が設置されており、上記2つの扉の内の戸尻側の扉に収納部が設置されており、上記戸先側の扉は上記折り畳み扉が折り畳まれた際に上記戸尻側の扉と上記設置部との間に収納されることを特徴とするものである。
以上述べたように、請求項1記載の折り畳み扉によると、互いに回動可能に連結された複数の扉と、上記複数の扉の内の少なくとも1つの扉に設置された突出部と、上記複数の扉の内の上記突出部が設置された扉以外の扉に設けられた収納部と、を具備し、上記複数の扉が回動されて折り畳まれた際に上記突出部の全部又は一部が上記収納部内に収納されるため、上記収納部を設けるだけの簡単な構成により上記突出部と上記扉との干渉を防ぎ、上記折り畳み扉をコンパクトに折り畳むことができる。
また、請求項2に記載された折り畳み扉は、請求項1記載の折り畳み扉において、上記収納部は上記扉に埋設され開口部を有する収納ボックスにより構成されるため、上記扉に上記収納ボックスを埋設することで容易に収納部を設けることができる。
また、請求項3に記載された折り畳み扉は、請求項2記載の折り畳み扉において、上記収納ボックスは複数の構造材を組み合わせた枠体とこの枠体の開口部の内の一方を閉塞するように設けられた板状部材とから構成されているため、上記収納ボックスを容易に構成することができる。
また、請求項4に記載された折り畳み扉は、請求項1〜3の何れかに記載の折り畳み扉において、上記突出部はハンドルであり、上記収納部にはこのハンドルが収納されるため、上記ハンドルを上記収納部に収納することにより、上記折り畳み扉をコンパクトに折り畳むことができる。
また、請求項5に記載された折り畳み扉は、請求項4記載の折り畳み扉において、上記突出部はハンドルと施錠装置であり、上記収納部にはこのハンドルと施錠装置の両方が収納されるため、1つの上記収納部が設けられていればよく、上記折り畳み扉を簡易な構成とすることができる。
また、請求項6に記載された折り畳み扉は、請求項1〜請求項5の何れかに記載の折り畳み扉において、上記扉は2枚であるため、簡易な構成により、所望の折り畳み扉を得ることができる。
また、請求項7に記載された折り畳み扉装置は、請求項1〜請求項6の何れかに記載の折り畳み扉と、上記折り畳み扉が回動可能に設置される設置部と、を具備し、上記設置部にも上記折り畳み扉に設けられた収納部と同様の収納部が設けられており、上記折り畳み扉が上記設置部に対して回動されて折り畳まれた際に上記突出部の全部又は一部が上記設置部の収納部内にも収納されるため、上記設置部側にも収納部を設けることで、上記折り畳み扉をコンパクトに折り畳むことができる。
また、請求項8に記載された折り畳み扉装置は、請求項7記載の折り畳み扉装置において、上記突出部はハンドルであり、上記設置部の収納部にはこのハンドルが収納される構成になっているので、折り畳んだ状態でハンドルが収納部に収納されることになり、コンパクトな状態で折り畳むことができる。
また、請求項9に記載された折り畳み扉装置は、請求項7記載の折り畳み扉装置において、上記突出部はハンドルと施錠装置であり、上記設置部の収納部にはこのハンドルと施錠装置の両方が収納される構成になっているので、折り畳んだ状態でハンドルと施錠装置の両方が収納部に収納されることになり、コンパクトな状態で折り畳むことができる。
また、請求項10に記載された折り畳み扉装置は、請求項7〜請求項9の何れかに記載の折り畳み扉装置において、上記折り畳み扉は2つの扉から構成されており、上記2つの扉の内の戸先側の扉に突出部が設置されており、上記2つの扉の内の戸尻側の扉に収納部が設置されており、上記戸先側の扉は上記折り畳み扉が折り畳まれた際に上記戸尻側の扉と上記設置部との間に収納されるため、上記突出部が外部に露出されず、コンパクトに折り畳むことができる。
本考案の第1の実施の形態を示す図で、本実施の形態による折り畳み扉及び折り畳み扉装置を展開させ、開口部を閉塞させた状態の正面図である。 本考案の第1の実施の形態を示す図で、図1におけるII−II断面図である。 本考案の第1の実施の形態を示す図で、図3(a)は、図1におけるIIIa部の拡大図、図3(b)は、図1におけるIIIb部の拡大図である。 本考案の第1の実施の形態を示す図で、図4(a)は、図3(a)におけるIVa−IVa断面図、図4(b)は、図3(b)におけるIVb−IVb断面図である。 本考案の第1の実施の形態を示す図で、図5(a)は、図1におけるVa部の拡大図、図5(b)は、図5(a)におけるVb−Vb矢視図である。 本考案の第1の実施の形態を示す図で、図6(a)は、図1におけるVIa部の拡大図、図6(b)は、図6(a)におけるVIb−VIb矢視図である。 本考案の第1の実施の形態を示す図で、図7(a)は、図2におけるVIIa部の拡大図、図7(b)は、図2におけるVIIb部の拡大図である。 本考案の第1の実施の形態を示す図で、本実施の形態による折り畳み扉及び折り畳み扉装置に用いられる収納ボックスの斜視図である。 本考案の第1の実施の形態を示す図で、本実施の形態による折り畳み扉及び折り畳み扉装置に用いられる収納ボックスの分解斜視図である。 本考案の第1の実施の形態を示す図で、本実施の形態による折り畳み扉及び折り畳み扉装置に用いられる収納ボックスを構成する構造材の端面図である。 本考案の第1の実施の形態を示す図で、本実施の形態による折り畳み扉及び折り畳み扉装置の第1扉のみ開放させた状態の正面図である。 本考案の第1の実施の形態を示す図で、図11におけるXII−XII断面図である。 本考案の第1の実施の形態を示す図で、本実施の形態による折り畳み扉及び折り畳み扉装置の全ての扉を開放させた状態の正面図である。 本考案の第1の実施の形態を示す図で、図13におけるXIV−XIV断面図である。 本考案の第1の実施の形態を示す図で、図14におけるXV部の拡大図である。 本考案の第1の実施の形態を示す図で、図15におけるXVI−XVI矢視図である。 本考案の第1の実施の形態を示す図で、本実施の形態による折り畳み扉及び折り畳み扉装置の第1扉及び第2扉の回動される範囲を示す図である。 本考案の第2の実施の形態を示す図で、本実施の形態による折り畳み扉及び折り畳み扉装置を示す正面図である。 本考案の第2の実施の形態を示す図で、図19(a)は、本実施の形態による折り畳み扉及び折り畳み扉装置を示す正面図、図19(b)は、図19(a)におけるXIXb−XIXb断面図である。 従来の折り畳み扉を示す図で、上記折り畳み扉を折り畳んだ状態を示す横断面図である。
以下、図1〜図17を参照しながら、本考案の第1の実施の形態について説明する。
本実施の形態による折り畳み扉1は、例えば、図1に示すように、設置部としての壁3の開口部5の、図1中左側の辺に対して回動可能に取り付けられており、上記折り畳み扉1と上記壁3によって折り畳み扉装置7が構成されている。
また、上記折り畳み扉1は、いわゆる「「片開き」の折り畳み扉である。
以下、図1〜図10を参照しながら、上記折り畳み扉1を含んだ上記折り畳み扉装置7の構成について、詳細に説明する。
上記折り畳み扉1は、第1扉9と、この第1扉9の図1中左側端に回動可能に連結された第2扉11とから構成されている。また、上記第2扉11の図1中左側端は、上記開口部5の図1中左側の辺に対して回動可能に連結されており、これにより、上記折り畳み扉1は上記壁3に取り付けられている。
上記第1扉9は、例えば、図1や図2に示すように、四角形に組み合わせた4つの枠材21、21、21、21と、これら枠材21、21、21、21の内側に設置された芯材23と、上記枠材21、21、21、21と芯材23の図2中上下両面側に設置された表面パネル25、25と、これら枠材21、21、21、21と芯材23と表面パネル25、25の外周側に設置された外枠27、27、27、27と、から構成される。
また、上記第1扉9の、戸尻側(図2中左側)の端部には、ヒンジ機構31、31、31が設置されている。このヒンジ機構31、31、31によって、上記第1扉9と、既に述べた第2扉11とが、回動可能に連結されている。
また、上記第1扉9には、施錠装置41が設置されている。この施錠装置41は、上記第1扉9内に埋設された施錠装置本体43を備えている。この施錠装置本体43には、ラッチ45が図1中左右方向に進退可能に設置されている。
また、突出部としてのハンドル47、49が設置されている。このハンドル47、49は、上記第1扉9の図2中上下方向両面側に突出され、図示しない作業者により回動操作されると、上記ラッチ45が進退される。また、上記施錠装置41にはシリンダ51が設置されている。このシリンダ51は、上記第1扉9の図2中上側及び下側に突出され、図示しない鍵を図2中下側(室外)から挿入されて回動操作されることで、上記ラッチ45の進退動作ひいてはハンドルの回動操作の規制とその解除を行う。また、上記シリンダ51の図2中上側(室内)には突出部としてのサムターン52が設置されており、このサムターン52を回動操作することによっても、上記ラッチ45の進退動作ひいてはハンドルの回動操作の規制とその解除を行うことができる。
常時は、上記ラッチ45は上記第1扉9の図1中右側に突出された状態となっている。この状態では、上記ラッチ45は、上記壁3の開口部5の図1中右側の辺に形成された図示しない凹部内に係合されており、これにより、上記第1扉9ひいては折り畳み扉1の開放が規制されている。
上記ハンドル47、49を図1中下側に回動操作すると、上記ラッチ45は、図1中左側に退避され、上記第1扉9ひいては折り畳み扉1の開放が規制された状態は解除される。
また、上記第1扉9の図1中右下側であって、図1中紙面垂直方向手前側には、ドアホールド61が設置されている。このドアホールド61は、図3、図4に示すように、上記第1扉9に、ネジ63、63によって固着された軸受部材65と、この軸受部材65に回動可能に設置されたドアホールド本体67とから構成されている。
上記ドアホールド本体67には、図3に示すように、貫通孔69が穿孔されている。この貫通孔69は、後述するドアホールド受け121によって、貫通・係合され、それによって、上記第1扉9を既に述べた第2扉11に対して回動された状態で固定するものである。
また、上記ドアホールド本体67の先端側(図3中左端側)は操作部70が形成されている。この操作部70は、後述するように、上記ドアホールド61が回動操作される際に、図示しない作業者の手等によって把持されるものである。
また、図1や図2に示すように、上記第1扉9の図1中下側には、ストッパ71、73、75が設置されている。これらストッパ71、73、75は、例えば、ゴム製の略円錐台形状の部材である。上記ストッパ71は、上記第1扉の図1中紙面垂直方向手前側の面の図1中右下側に設置されている。上記ストッパ73は、上記ストッパ71の裏側(図1中紙面垂直方向奥側の上記ストッパ71に対応する位置)に設置されている。上記ストッパ75は、上記第1扉の図1中紙面垂直方向奥側の面の図1中左下側に設置されている。
また、上記ストッパ71、73、75は、例えば、取付ネジによって第1扉9に着脱可能に取り付けられている。そして、上記ストッパ71、73、75と上記第1扉9との間に、図示しないスペーサを1つ以上介挿することにより、上記ストッパ71、73、75の高さ(上記第1扉9の表面から上記ストッパ71、73、75の先端までの距離)を適宜調整することができる構成になっている。
既に述べた第2扉11も、上記第1扉9と同様に、四角形に組み合わせた4つの枠材21、21、21、21と、これら枠材21、21、21、21の内側に設置された芯材23と、上記枠材21、21、21、21と芯材23の図2中上下両面側に設置された表面パネル25、25と、上記第1扉9の外周側に設置された外枠27、27、27、27と、から構成されている。
また、上記第2扉11の戸尻側(図1中左側)には、ヒンジ機構81、81、81が設置されている。このヒンジ機構81、81、81によって、上記第2扉11が、既に述べた壁3の開口部5の図1中左側の辺に回動可能に設置されることになる。
なお、上記壁3は、例えば、図2に示すように、芯材83と、この芯材83の両面側(図2中上下方向両側)に設置された表面パネル85、85と、から構成されており、上記開口部5の内周面には、枠材87、87、87が設置されている。上記ヒンジ機構81、81、81は、上記開口部5の図1中左側の枠材87に設置されている。また、上記枠材87、87、87のそれぞれにはパッキン89が設置されており、上記折り畳み扉1によって上記開口部5が閉塞された際に、上記折り畳み扉1と上記枠材87、87、87との間が塞がれるようになっている。
また、図1に示すように、上記第2扉11の戸先側(図1中右端側)には、フランス落とし91、93が設置されている。
上記フランス落とし91は上記第2扉11の図1中下側に設置されている。上記フランス落とし91は、図5(a)、図5(b)に示すように、上記第2扉11の戸先側(図5(b)中紙面垂直方向手前側)の面に配置された操作レバー101と、金具102と、上記第2扉11内に内装されたロッド103と、から構成されている。そして、上記操作レバー101を回動操作することにより、金具102を介して、上記ロッド103を図5中上下方向に進退させることができるものである。
図5には、上記操作レバー101が、図5中下側に回動操作され、上記ロッド103が上記第2扉11内に退避された状態が示されている。
上記操作レバー101を図5中上側に回動操作されると、上記金具102を介して、上記ロッド103は上記第2扉11の図5中下側に突出される。
一方、上記フランス落とし93は上記第2扉11の図1中上側に設置されている。上記フランス落とし93も、上記フランス落とし91と同様の構成であり、図6(a)や図6(b)に示すように、上記第2扉11の戸先側(図6(b)中紙面垂直方向手前側)の面に配置された操作レバー111と、金具112と、上記第2扉11内に内装されたロッド113と、から構成されている。そして、上記操作レバー111を回動操作することにより、金具112を介して、上記ロッド113を図6中上下方向に進退させることができるものである。
図6には、上記操作レバー111が、図6中上側に回動操作され、上記ロッド113が上記第2扉11内に退避された状態が示されている。
上記操作レバー111を図6中下側に回動操作されると、上記金具112を介して、上記ロッド113は上記第2扉11の図6中上側に突出される。
また、上記壁3の、既に述べた開口部5の、図1中下側及び上側には、ロッド受け部191、193が設置されている。このロッド受け部191、193は、上記開口部5に開口された凹部であり上記フランス落とし91のロッド103が上記第2扉11の図5中下側に突出されると、図1に示すように、上記ロッド103の先端側(図1中下側)の部分が、ロッド受け部191内に挿入される。
また、上記フランス落とし93のロッド113が、上記第2扉11の図6中上側に突出されると、図1に示すように、上記ロッド113の先端側(図1中上側)の部分が、ロッド受け部193内に挿入される。
この状態では、上記ロッド103と上記ロッド受け部191、及び、上記ロッド113と上記ロッド受け部193によって、上記第2扉11の回動が規制される。
また、上記第2扉11の図1中左下側であって、図1中紙面垂直方向手前側には、既に述べたドアホールド受け121が設置されている。このドアホールド受け121は、既に述べたドアホールド61のドアホールド本体67に係合され、それによって、既に述べた第1扉9と上記第2扉を折り畳んだ状態で保持するものである。
図4(b)に示すように、上記ドアホールド受け121には、係合部122が形成されている。この係合部122は、上記ドアホールド受け121のドアホールド本体67に係合される部位である。
また、上記ドアホールド受け121は、図3や図4に示すように、上記第2扉11に、ネジ123によって固着されている。
また、上記第2扉11の図1中左側には、収納部131が設けられている。この収納部131は、収納ボックス133によって構成されている。上記収納部131は、後述するように、第1扉9が上記第2扉11に対して回動されて折り畳まれた際、上記第1扉9に設置されたハンドル47を収納するためのものである。
上記第2扉11には、図7(a)中下側の表面パネル25の一部と芯材23の一部がくり貫かれることで、収納部用凹部135が形成されている。この収納部用凹部135に上記収納ボックス133が内装されることにより、上記第2扉11に上記収納ボックス133が埋設されている。
上記収納ボックス133には、まず、図8、図9に示すように、4つの構造材137、137、137、137により構成された枠体138がある。この枠体138は、上記4つの構造材137、137、137、137が、図9に示すように、L字形のコーナーピース139、139、139、139によって四角形状に連結されることによって構成されている。上記構造材137と上記コーナーピース139とは、上記構造材137の雌ネジ部141(図10に示す)に螺合されるネジ143によって固定されている。
上記構造材137は、図10に示すような端面形状を成している。上記構造材137には、長さ方向(図10中紙面垂直方向)に延長されたコーナーピース用係合部144、144が形成されている。上記構造材137の端部(図10中紙面垂直方向両端側)から、このコーナーピース用係合部144、144に、上記コーナーピース139の一辺が挿入・係合される。
また、図10に示すように、上記構造材137には、コーナーピース当接部142が形成されており、上記コーナーピース139は、このコーナーピース当接部142に当接される。また、既に述べた雌ネジ部141は、上記コーナーピース当接部142に形成されている。
また。上記構造材137の図10中下側には、長さ方向(図10中紙面垂直方向)に延長された底板用係合部145が形成されている。図9に示すように、この底板用係合部145には、板状部材としての底板147が係合される。図8に示すように、この底板147によって、上記枠体138の一方の開口部(図8中下側の開口部)が閉塞される。
また、例えば、図7(a)に示すように、上記構造材137の底板用係合部145には押圧部材148も挿入される。この押圧部材148は、例えば、図9に示すように、略四角形の環状部材の一箇所を切断した形状を成している。上記押圧部材148は、図7(a)に示すように、上記底板147と上記底板用係合部145の図7(a)中下側の面との間に介挿され、上記底板147を上記底板用係合部145の図7(a)中上側の面に押圧することで、上記底板147を固定している。
また、上記構造材137の図9中上側には、貫通孔149、149が穿孔されている。図7(a)に示すように、この貫通孔149と第2扉11の表面パネル25を貫通するリベット153によって、上記収納ボックス133が上記第2扉11に固定される。本実施の形態の場合、1つの上記収納ボックス133に8つの上記リベット153が使用される。また、上記リベット153の上記第2扉11内部側は潰され、これによって、上記リベット153の抜け止めと上記収納ボックス133の固定が成される。
なお、上記リベット153は、いわゆるブラインドリベットであり、上記リベット153に貫通された図示しないピンが外側(図7(a)中下側)に引っ張られることで、上記図示しないピンの頭部によって上記リベット153の上記第2扉11内部側が押圧されて潰されるように構成されているものである。
また、図7(a)に示すように、上記収納ボックス133の底板147と、上記第2扉11の図7(a)中上側の表面パネル25との間には、緩衝材157が介挿されている。
既に述べた壁3にも、図1や図2に示すように、収納部171が設けられている。
この収納部171も、既に述べた収納ボックス133によって構成される。
上記収納部171は、後述するように、折り畳まれた第1扉9と第2扉11が壁3に対して回動されて折り畳まれた際、上記第1扉9に設置されたハンドル49が収納される空間を確保する。
上記壁3には、図7(b)に示すように、収納部用貫通孔173が形成されている。この収納部用貫通孔173に上記収納ボックス133が内装されることにより、上記壁3に上記収納ボックス133が埋設されている。
また、上記収納部用貫通孔173の図7(b)中上側の開口部には、外枠175が設置されている。この外枠175は、L字型構造材177を、上記収納部用貫通孔173の図7(b)中上側の開口部の4辺それぞれに取り付けることによって構成されている。上記L字型構造材177は、上記L字型構造材177と既に述べた壁3の表面パネル85を貫通するリベット181によって固定される。このリベット181の上記壁3内部側は潰されており、これによって、上記リベット181の抜け止めと上記L字型構造材177の固定が成される。上記リベット181も、既に述べたリベット153と同様、いわゆるブラインドリベットである。
また、上記収納部171の収納ボックス133も、既に述べた収納部131の収納ボックス133と同様に、構造材137の貫通孔149と上記壁3の表面パネル85を貫通するリベット153によって固定される。
また、上記収納部171の場合は、上記収納ボックス133の底板147が上記壁3の図7(b)中上側に露出している。
以上が、本実施の形態による折り畳み扉1及び折り畳み扉装置7の構成の説明である。
次に、図1、図2、及び、図11〜図17を参照しながら、本実施の形態による折り畳み扉1及び折り畳み扉装置7の作用について説明する。
まず、図1や図2に示す場合には、上記折り畳み扉1は展開されていて、開口部5は「閉塞状態」となっている。この「閉塞状態」では、壁3の開口部5の全部が、展開された折り畳み扉1によって閉塞されている。また、第1扉9は、施錠装置41のラッチ45によってその回動が規制されており、第2扉11は、フランス落とし91のロッド103とフランス落とし93のロッド113によってその回動が規制されている。
この「閉塞状態」から上記折り畳み扉1を折り畳んで、上記開口部5を開放するには、次のような操作を行う。
まず、上記第1扉9に設置されたドアホールド61のドアホールド本体67を図2中反時計回り方向に回動させる。
次に、ハンドル47又はハンドル49を図1中下側に回動操作し、施錠装置41のラッチ45を施錠装置本体43内に退避させる。
なお、上記ラッチ45の進退動作が規制された状態である場合は、事前に、シリンダ51に図示しない鍵を挿入して回動操作するか、サムターン52を回動操作し、上記ラッチ45の進退動作の規制を解除しておく。
次に、上記第1扉9を図2中時計回り方向に回動させていき、上記ドアホールド本体67の貫通孔69に上記第2扉11に設置されたドアホールド受け121を貫通させて、上記ドアホールド61を係合させる。
このようにして、上記第1扉9を第2扉11に対して折り畳まれた状態とする。
このような操作により、上記「閉塞状態」から、図11と図12に示す「半開放状態」となる。
この「半開放状態」においては、図11に示すように、上記開口部5の図11中右側が開放されている。
また、このとき、上記ドアホールド受け121と上記ドアホールド61とが係合されることで、上記第2扉11に対する上記第1扉9の図12中反時計回り方向への不用意な回動が規制される。
なお、上記ドアホールド受け121と上記ドアホールド61との係合を解除する場合は、上記第1扉9を図12中時計回り方向に回動させるように若干押し込み、上記ドアホールド61のドアホールド本体67を図12中反時計回り方向に回動させる。
また、このとき、例えば、図12に示すように、第2扉11の収納部131内に、上記第1扉9に設置されたハンドル47が収納される。
また、このとき、上記第1扉9のストッパ71が、上記第2扉11に当接され、上記第1扉9の上記第2扉11側への更なる回動が規制される。これによって、上記ハンドル47が上記収納部131の収納ボックス133の内周面に当接してしまうことを防止している。
次に、上記第2扉11のフランス落とし91、93の操作レバー101、111を回動操作し、ロッド103、113を上記第2扉11内に退避させる。
その後、折り畳まれた上記第1扉9と第2扉11を、壁3に対して図12中時計回り方向に回動させて折り畳む。
このような操作により、上記「半閉塞状態」から、図13〜図16に示す「開放状態」となる。
この「開放状態」においては、図13に示すように、上記開口部5の全てが開放されている。
また、このとき、図13〜図16に示すように、第2扉11の収納部131内に上記第1扉9に設置されたハンドル47が収納されるとともに、上記壁3の収納部171内に上記第1扉9に設置されたハンドル49とサムターン52が収納される。
また、このとき、上記第1扉9のストッパ71が上記第2扉11に当接されるとともに、上記第1扉9のストッパ73、75が上記壁3に当接される。これによって、上記ハンドル47が上記収納部131の収納ボックス133の内周面に当接してしまうことや、上記ハンドル49が上記収納部171の収納ボックス133の内周面に当接してしまうことを防止している。また、上記折り畳み扉1を折り畳んで「開放状態」とした際、上記ハンドル47、49、及び、上記サムターン52が設置された上記第1扉9は、上記第2扉11と上記壁3との間に収納されることになる。
以上のような一連の操作により、上記折り畳み扉1によって閉塞された開口部5を開放させることができる。
また、上記解放された開口部5を再び「閉塞状態」とする場合には、上記一連の操作を、逆の順番で行えばよい。
また、図17は、上記第1扉9や上記第2扉11の回動される範囲を示した図である。
図17中に破線で示す半円aは、上記第1扉9の回動される範囲を示す。また、図17中に破線で示す半円bは、折り畳まれた上記第1扉9と上記第2扉11の回動される範囲を示す。また、図17中に破線で示す半円cは、上記折り畳み扉1の代わりに同じ大きさの折り畳まれる構成とはなっていない一枚の扉を設置した場合、この一枚の扉の回動される範囲を示す。
この図17によると、上記折り畳み扉1の、上記第1扉9や第2扉11の回動される範囲は、上記一枚の扉の回動される範囲より大幅に小さくなっている。
以上が、本実施の形態による作用の説明である。
次に、本実施の形態による効果について説明する。
まず、第2扉11に収納部131が設けられているため、第1扉9を上記第2扉11に対して回動させて折り畳んだ際、上記収納部131内に、上記第1扉9に設置されたハンドル47を収納させることができる。
また、壁3にも収納部171が設けられているため、折り畳まれた上記第1扉9と第2扉11を上記壁3に対して回動させて折り畳んだ際、上記収納部171内に上記第1扉9に設置されたハンドル49とサムターン52を収納させることができる。
その結果、折り畳み扉1をコンパクトな状態で折り畳むことができ、例えば、折り畳み扉1が廊下に面して設置されていた場合、「開放状態」において、廊下のスペースを有効利用することができ、結局、廊下の幅を小さくすることが可能になる。
このように、上記収納部131に上記ハンドル47を収納することにより、上記ハンドル47と上記第2扉11との干渉を防ぐことができ、上記収納部171内に上記ハンドル49と上記サムターン52を収納することにより、上記ハンドル49及び上記サムターン52と上記壁3との干渉を防ぐことができ、且つ、後述するストッパ71、73、75の効果も相まって、上記ハンドル47による上記第2扉11の破損や、上記ハンドル49及び上記サムターン52による上記壁3の破損を防止することができる。
また、上記折り畳み扉1を折り畳んだ際、上記ハンドル47、49、及び、上記サムターン52が設置された上記第1扉9は、上記第2扉11と上記壁3との間に収納される。そのため、上記折り畳み扉1を、上記ハンドル47等の突出部を外部に露出させない状態でコンパクトに折り畳むことができる。
また、上記収納部131及び収納部171は、収納ボックス133を上記壁2に埋設することによって構成されるため、上記収納部131及び収納部171を容易に構成することができる。
また、上記収納ボックス133は、4つの構造材137からなる枠体138と、底板147とから構成されるため、上記収納ボックス133を容易に構成することができる。
また、本実施の形態の場合には、収納部131内には第1扉のハンドル47のみが収納されるので、収納ボックス133の大きさは小さくていいが、敢えて、収納部171の収納ボックス133と同じ大きさのものを使用しており、それによって、部品管理を容易なものとしている。
また、1つの上記収納部131内に上記ハンドル47と上記サムターン52の両方が収納されるようになっているため、上記折り畳み扉装置7を簡易な構成とすることができる。
また、上記第1扉9には、ストッパ71、73、75が設置されており、上記第1扉9のストッパ71が上記第2扉11に当接され、上記第1扉9のストッパ73、75が上記壁3に当接されることで、ハンドル47が上記収納部131の収納ボックス133の内周面に当接してしまうことや、ハンドル49が上記収納部171の収納ボックス133の内周面に当接してしまうことを防止することができる。これにより、上記したように、上記ハンドル47、49により、上記収納ボックス133が破損してしまうことを防止できる。
また、上記第1扉9にはドアホールド61が設置されており、上記第2扉12にはドアホールド受け121が設置されているため、上記第1扉9を第2扉11に対して回動させて折り畳んだ際、ドアホールド本体67の貫通孔69に上記ドアホールド受け121を係合させることで、上記第2扉11に対して上記第1扉9を固定することができる。これにより、上記第1扉9が不用意に回動されてしまうことを防止できる。
また、上記第2扉11にはフランス落とし91、93が設置されており、上記フランス落とし91のロッド103がロッド受け191に挿入され、上記フランス落とし93のロッド113がロッド受け193に挿入されることで、上記第2扉11の不用意な回動を防止できる。
また、図17に示すように、上記折り畳み扉1は、上記第1扉9と上記第2扉11が回動可能に連結した構成となっており、上記折り畳み扉1も壁3に対して回動可能に設置されているため、折り畳まれる構成となっていない一枚の扉を使用した場合に比べて、上記折り畳み扉1の回動に必要な範囲を大幅に小さくすることができる。
以上が、本実施の形態による効果の説明である。
次に、本考案の第2の実施の形態について、図18を参照しながら説明する。
本実施の形態による折り畳み扉装置201は、壁203に2つの折り畳み扉205、207が回動可能に設置され、「両開き」の折り畳み扉装置として構成されたものである。
上記壁203には、開口部209が設けられており、この開口部209の図18中右側に上記折り畳み扉205が設置されており、上記開口部209の図18中左側に上記折り畳み扉207が設置されている。
上記折り畳み扉205は、前述した第1の実施の形態における折り畳み扉1を左右対称にした構成となっている。また、上記折り畳み扉205の施錠装置41のラッチ45は、上記折り畳み扉207に対して係合されるようになっている。
また、上記折り畳み扉205は、前述した第1の実施の形態における折り畳み扉1とほぼ同様の構成であるが、施錠装置41が設置されない構成となっている。
また、上記壁203の上記開口部209の図18中左右両側に、それぞれ収納部211、213が設けられている。この収納部211、213は、前述した第1の実施の形態における収納部171と同様の構成である。
なお、前述した第1の実施の形態の場合と共通する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略している。
本実施の形態による折り畳み扉装置201や折り畳み扉205、207も、前述した第1の実施の形態による折り畳み装置7や折り畳み扉1と同様の作用・効果を奏する。
本実施の形態の場合は、上記折り畳み扉装置201は、2つの折り畳み扉205、207が設置された「両開き」の構成となっており、前述した第1の実施の形態における開口部5よりも、本実施の形態における開口部209の方が大きくなっている。
また、上記開口部209が上記開口部5よりも大きくなっているものの、上記折り畳み扉205、207の折り畳みに必要な範囲は、前述した第1の実施の形態の場合と同様、小さなものであり、上記範囲が上記開口部209の大きさに合わせて図18紙面垂直方向手前側に拡大されてしまうようなことはない。
次に、本考案の第3の実施の形態について、図19を参照しながら説明する。
本実施の形態による折り畳み扉装置301は、前述した第1の実施の形態における折り畳み扉1とほぼ同様の構成であり、「片開き」の折り畳み扉装置として構成されたものである。
しかし、上記折り畳み扉装置301の場合には、壁3に収納部171が設けられていない。
ここで、上記折り畳み扉装置301の場合は、上記壁3の図19(a)中紙面垂直方向手前側であって、開口部5の外周側には、枠材303、305、307が設置されている。
上記枠材303は、上記開口部5の図19(a)中左側に設置されており、上記枠材305は、上記開口部5の図19(a)中上側に設置されており、上記枠材307は、上記開口部5の図19(a)中右側に設置されている。
上記枠材303、305、307の図19(b)中上下方向の大きさは、第1扉9から突出されたハンドル47、49の図19(b)中上下方向の大きさよりも若干大きなものとなっている。
そして、上記枠材303に対して、折り畳み扉1がヒンジ機構81、81、81を介して回動可能に設置されている。このような構成により、上記折り畳み扉1は、上記壁3よりも図19(b)中下側に設置されることになる。
また、図19(b)に破線で示すように、上記折り畳み扉1が折り畳まれた状態になると、上記ハンドル49は、上記枠材303の図19(b)中左側に退避される。これにより、上記壁3に収納部171が設置されていなくても、上記ハンドル49と上記壁3との干渉を防止し、上記折り畳み扉1をコンパクトに折り畳むことができる。
なお、前述した第1の実施の形態の場合と共通する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略している。
なお、本考案は、前述した第1〜第3の実施の形態に限定されない。
まず、上記折り畳み扉1等を構成する扉の数については、3以上の場合も考えられる。
また、上記折り畳み扉1等に施錠装置41が設置されない場合も考えられる。この場合であっても、第1扉9等を回動させるためのハンドル等が設置されることになり、このハンドル等を収納するための収納部は必要となる。
また、突出部としてのサムターン52が上記第1扉9の両面側に設置される場合も考えられる。
また、シリンダ51に図示しない鍵を差し込んだままにした場合、この図示しない鍵が突出部となる場合も考えられる。
また、サムターンがない場合であって、シリンダ51が折り畳み扉1の両面に突出している場合、それぞれの突出部が収納対象の突出部として、収納部131、171内に収納される場合も考えられる。
また、サムターンがない場合であって、上記シリンダ51が、上記第1扉9の一方の面側のみに突出されていて、その突出部が収納対象の突出部として、収納部131又は171内に収納される場合も考えられる。
また、前述した第1〜第3の実施の形態では、突出部の一部が収納部131、171に収納されていたが、上記突出部の全ての部分が収納部131又は収納部171に収納される場合も考えられる。例えば、上記折り畳み扉1を折り畳んだ際、第1扉9と壁3との間の隙間や上記第1扉9と第2扉11との間の隙間を無くすようにヒンジ機構31、81の大きさ等を設定すれば、上記突出部の全ての部分が上記収納部131又は収納部171に収納されることになる。
また、上記施錠装置41のシリンダが突出していない場合も考えられる。
また、上記折り畳み扉1等には、ラッチ45の進退動作の規制が可能な上記施錠装置41が設置されていたが、上記ラッチ45の進退動作は規制されず、上記ラッチ45とは別に上記第1扉9等の開放を規制する機構が設けられる場合も考えられる。
また、ハンドル47としては、図示したようなL字状のものに限定されず、円形、その他、様々な形状のものが考えられる。
また、折り畳み扉1等にドアホールド61やドアホールド受け121が設置されない場合も考えられる。
また、上記収納部131、171や収納ボックス133の形状、大きさ、個数は、突出部の個数、形状、大きさ、設置範囲などによって、様々な場合が考えられる。例えば、上記第2扉11に、複数の収納部が設置されることも考えられる。
また、前記第1〜第3の実施の形態においては、折り畳んだ状態で、第1扉が第2扉と壁の間に収納されるような折り畳み構造を例に挙げて説明したが、それに限定されるものではなく、第2扉が壁と第1扉の間に収納されるような折り畳み構造の場合も考えられる。
その他、図示した構成に限定されるものではない。
本考案は、例えば、部屋の出入口に使用される折り畳み扉と折り畳み扉装置に係り、特に、折り畳み時に、ハンドル等の突出物を収納することにより、コンパクトに折り畳むことができるように工夫したものに関し、例えば、工場の出入口の折り畳み扉と折り畳み扉装置に好適である。
1 折り畳み扉
3 壁(設置部)
7 折り畳み扉装置
9 第1扉
11 第2扉
131 収納部
133 収納ボックス
137 構造材
138 枠体
147 底板(板状部材)
171 収納部
47 ハンドル(突出部)
49 ハンドル(突出部)
52 サムターン(突出部)
201 折り畳み扉装置
203 壁(設置部)
205 折り畳み扉
207 折り畳み扉
211 収納部
213 収納部
301 折り畳み扉装置

Claims (10)

  1. 互いに回動可能に連結された複数の扉と、
    上記複数の扉の内の少なくとも1つの扉に設置された突出部と、
    上記複数の扉の内の上記突出部が設置された扉以外の扉に設けられた収納部と、を具備し、
    上記複数の扉が回動されて折り畳まれた際に上記突出部の全部又は一部が上記収納部内に収納されることを特徴とする折り畳み扉。
  2. 請求項1記載の折り畳み扉において、
    上記収納部は上記扉に埋設され開口部を有する収納ボックスにより構成されることを特徴とする折り畳み扉。
  3. 請求項2記載の折り畳み扉において、
    上記収納ボックスは複数の構造材を組み合わせた枠体とこの枠体の開口部の内の一方を閉塞するように設けられた板状部材とから構成されていることを特徴とする折り畳み扉。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の折り畳み扉において、
    上記突出部はハンドルであり、上記収納部にはこのハンドルが収納されることを特徴とする折り畳み扉。
  5. 請求項4記載の折り畳み扉において、
    上記突出部はハンドルと施錠装置であり、上記収納部にはこのハンドルと施錠装置の両方が収納されることを特徴とする折り畳み扉。
  6. 請求項1〜請求項5の何れかに記載の折り畳み扉において、
    上記扉は2枚であることを特徴とする折り畳み扉。
  7. 請求項1〜請求項6の何れかに記載の折り畳み扉と、
    上記折り畳み扉が回動可能に設置される設置部と、を具備し、
    上記設置部にも上記折り畳み扉に設けられた収納部と同様の収納部が設けられており、
    上記折り畳み扉が上記設置部に対して回動されて折り畳まれた際に上記突出部の全部又は一部が上記設置部の収納部内にも収納されることを特徴とする折り畳み扉装置。
  8. 請求項7記載の折り畳み扉装置において、
    上記突出部はハンドルであり、上記設置部の収納部にはこのハンドルが収納されることを特徴とする折り畳み扉。
  9. 請求項7記載の折り畳み扉装置において、
    上記突出部はハンドルと施錠装置であり、上記設置部の収納部にはこのハンドルと施錠装置の両方が収納されることを特徴とする折り畳み扉。
  10. 請求項7〜請求項9の何れかに記載の折り畳み扉装置において、
    上記折り畳み扉は2つの扉から構成されており、
    上記2つの扉の内の戸先側の扉に突出部が設置されており、
    上記2つの扉の内の戸尻側の扉に収納部が設置されており、
    上記戸先側の扉は上記折り畳み扉が折り畳まれた際に上記戸尻側の扉と上記設置部との間に収納されることを特徴とする折り畳み扉装置。
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JP2514355Y2 (ja) * 1990-06-15 1996-10-16 松下電工株式会社 折り畳み扉の把手の構造
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