JP4875953B2 - 開閉手段を備える開口部装置 - Google Patents

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本発明は、住宅や公共施設及びオフィス等の建物の開口部に用いられる突き出し式、又は片開き式の開口部装置に関し、詳しくは室内側に設けられた開閉手段により障子に直接触れることなく該障子を開閉することができる開口部装置に関する。
近年、建物の洋風化が進み、いわゆるモダンなデザインである洋風建物が増加している。このような洋風建物では建物全体の形だけではなく、該建物を構成する各要素の随所にも洋風なデザインが採用される場合が多い。
かかる洋風な建物を構成する要素の中で、窓は重要なものの1つである。窓には様々なデザインが適用され、使用者の好みにできるだけ対応することができるように設計されている。その中でも建物に洋風でモダンな印象を与えるために、小型のスリット窓や円形窓を採用する場合が増加している。加えてかかる窓においても開閉のできない固定式ではなく、開閉を可能とし、換気ができるようにしたいという要望が少なくない。
通常、このような窓の開閉には、突き出し式や片開き式と呼ばれる方法が採用されている。これは、開口部装置の障子と枠体とを蝶番で連結し、該蝶番を中心に回動可能とするものである。さらに、蝶番とは異なる位置の障子の框に把手やロック機構を配置し、使用者は該把手を室内外方向に引き寄せたり、押し出したりすることで、障子の開閉をすることができる。
しかし、上記従来の突き出し式や片開き式の障子の開閉では、使用者は障子を開けるとき、框に取り付けられた把手等を室外へ押し出さなくてはならず、障子を閉めるときにも室外にある把手をつかむために室外へ手を伸ばしたり、場合によっては体ごと室外側へ乗り出さなくてはならないという問題があった。
また、開閉が可能である開口部装置の場合、外から害虫等の侵入を防ぐ目的で網戸を設置することが好ましい。突き出し式、片開き式の窓の場合は、室外側へ障子が突き出るため、網戸を室外側へ取り付けることが困難である場合が多い。しかし室内側へ網戸を取り付けると、障子の開閉のために都度、網戸の開閉又は取り外しを行わなくてはならず、使用者にとって非常に煩雑であるという問題もあった。
そこで、本発明は、突き出し式又は片開き式開口部装置において、開閉の際に使用者は自分の手を室外に移動する必要がなく、手元で容易に開閉操作が可能である開口部装置を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、建物開口部の縁に沿って設けられた枠体(11)と、枠体の内側に配置された障子(20)と、枠体、及び障子を回動可能に連結する少なくとも1つの蝶番(16)と、蝶番と離隔した位置で、一端を枠体に、他端を障子に取り付けられ、障子を開閉可能に連結する開閉手段(30)とを備え、開閉手段は、開閉手段の一端側を構成し、開閉手段を操作する操作部(31)と、操作部に一端側を固定された棒状の枠体側連動部材(60)と、枠体側連動部材に回動可能に連結された棒状の障子側連動部材(61)と、障子の端面の長手方向に摺動可能に該障子の端面に取り付けられ、障子側連動部材に回動可能に連結された摺動部材(50)と、を有し、操作部は枠体の見付け方向内側面に配置され、該操作部から延在する開閉手段の他の部分は、枠体の内部を貫通して障子に連結することを特徴とする開口部装置(10)を提供することにより前記課題を解決する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の開口部装置(10)の開閉手段(30)の操作部(31)が回動可能な把手(34)を備え、該把手を回動することにより障子(20)の開閉が可能であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の開口部装置(10)の開閉手段(30)は、障子(20)の閉鎖時に該障子を枠体(11)に係合し、障子の開放時には障子を枠体から離脱させる係合離脱手段(40、53)をさらに有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の開口部装置(10)の開閉手段(30)の操作部(31)は、障子(20)の開閉操作を可能とするとともに、障子の枠体(11)への係合、及び離脱をも合わせて操作可能とすることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、突き出し式や片開き式の開口部装置において、開閉の際に使用者は自分の手を室外に移動する必要がなく、手元で容易に開閉操作が可能である。また、障子の開閉手段の一端が枠体に、他端が障子に配設されるので、該開閉手段が室内側へ大きく延在することがない。さらに、開閉手段は、操作部以外は、枠体の内部を貫通して障子に連結されるので、室内側からは操作部しか認識されない。これにより開閉手段が備えられるにもかかわらず外観に優れた開口部装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、開閉手段の操作が把手の回動によるので、その操作に手元での大きな動作を必要としない。これにより、操作性にも優れた開口部装置とすることができる。
請求項3の発明によれば、開閉手段により障子を確実に閉鎖することができ、気密水密をとることができる。
請求項4の発明によれば、障子の開閉、及び係合離脱を一連の連続した動作で行うことができ、利便性、操作性が高い開口部装置を提供することができる。
本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための最良の形態から明らかにされる。
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は、1つの実施形態にかかる本発明の開口部装置10を備える建物1の外観を示す正面図である。建物1は、1階及び2階からなり、各階に開口部を有している。開口部には、1階には玄関5や窓3が備えられ、2階にも窓4が具備されている。2階にはさらに小さめの開口部が設けられ、本発明の開口部装置10、10が取り付けられている。ここで、開口部装置10の開閉方式はいわゆる突き出し式、又は片開き式である。本実施形態では、比較的小さな開口部に開口部装置10を適用したが、本発明の開口部装置はあらゆる大きさの窓に使用が可能である。また、建物の種類も住宅には限定されず、公共施設、オフィス及び店舗等の大型建物にも適用することができる。図1で、符号2は建物の外壁を表している。
図2は、開口部装置10が建物1の開口部に取り付けられた場面において、該開口部装置10を室内側から見た斜視図である。従って、図2にAで示した縁の外側は室内の壁である。このとき障子20(図3参照)は閉鎖されている。かかる視点では、開口部装置10の、建物開口部の4辺に沿って取り付けられた枠体11の一部(縦枠12、横枠15)が表れている。さらに、縦枠12には、その見付け方向内側に操作部31が備えられていることがわかる。操作部31は、後述するように障子20を開閉する手段である開閉手段30の一部であり、使用者が操作する部位である。また、枠体11の内側に備えられた網戸26も表れている。このように、本発明の開口部装置10では、障子20の開閉手段30の操作部31が、枠体11の見付け方向内側に配置され、該枠体11の見付け方向内側から大きく突出することなく設けられている。これにより、開口部装置10は、開閉手段30が備えられているにもかかわらず、外観上シンプルな印象を与えることができる。
図3は、障子20の閉鎖、及び開放の各場面を説明するための図で、図2と同じ視点によるものである。図3では、わかり易さのために網戸26は省略した。実際には障子20の開閉に際して網戸26は設置したままでよく、網戸26の開閉や取り外しの必要はない。図3(a)は障子20が閉鎖されている場面、図3(b)は障子20が開放されている場面をそれぞれ示している。
このように障子20を開閉させるために使用者は、手元にある操作部31の把手34を回動させるだけでよい。従って使用者は、障子を開閉するために手を室外へ伸ばして障子を掴む必要がない。また、使用者は棒等の開閉手段を大きく室内外方向に移動させることも要しない。これにより利便性の高い開口部装置10とすることができる。また、閉鎖時における把手34の収納も障子20の閉鎖をする動作と一連で完了することができ、操作性にも優れた開口部装置10とすることができる。
次に開口部装置10の構成について説明する。図4は開口部装置10の開放の姿勢における水平方向横断面図、図5は開口部装置10の開放の姿勢における垂直方向横断面図である。図4、図5は断面図ではあるが、見易さ及び理解容易のため、一部部材を省略したり、断面を表していない部材が合わせて記載されたりしている。図4では紙面上が室外側、紙面下が室内側、図5では紙面右が室外側、紙面左が室内側をそれぞれ示している。また、図4、図5には、開口部装置10が建物開口部に配置されたときにおける外壁2、及び柱6、横材7も合わせて表した。以下に、図4、図5、及び適宜示す図を参照しつつ開口部装置10の構成を説明する。
開口部装置10は、建物開口部の4辺に沿って備えられた枠体11と、該枠体11の内側に設けられた障子20と、障子20の開閉操作を可能とする開閉手段30と、を備えている。また、枠体11の内側で障子20の室内側には網戸26が具備されている。
枠体11は、棒状の縦枠12、13、及び横枠14、15が枠状体に組み合わせられることにより形成されている。縦枠12、13、及び横枠14、15の横断面はいずれも概ね同じ形状である。ここでは、縦枠12を例に説明する。縦枠12はその横断面において、室外側に配置される矩形の環状体である室外側矩形環状部12aと、該室外側矩形環状部12aの室内側に具備される矩形の環状体である室内側矩形環状部12bと、室内側矩形環状部12bの見付け方向外側からさらに外側に延在する取り付け片12cとを備えている。ここで、室内側矩形環状部12bの方が、室外側矩形環状部12aよりも見付け方向に大きく形成されている。そして、室外側矩形環状部12aと、室内側矩形環状部12bとの見付け方向外側面は面一とされ、見付け方向内側には、室内側矩形環状部12bの方が大きく内側に突出するように構成されている。
障子20は、ガラスパネル25と、該ガラスパネル25の4辺に取り付けられた縦框21、22、横框23、24と、を備えている。縦框21、22、横框23、24は、上記のようにガラスパネル25の4辺に取り付けられる棒状の部材である。これら縦框21、22、横框23、24の横断面は、いずれも概ね同じ形状である。また、当該横断面において本実施形態の縦框21、22、横框23、24は、室外側に配置された部分の一部が見付け方向外側に延在する片を有している。これにより、障子20の閉鎖時に枠体11を室外側正面視から隠蔽することができ、シンプルな印象を与える開口部装置10を提供することができる。
また、障子20には、該障子20の1つの端面で、後述する開閉手段30が取り付けられる端面には、該開閉手段30の部材が配置される溝が上下方向に沿って長く形成されている。
以上説明した枠体11と、障子20とは、縦枠13と、縦框22とに蝶番16が取り付けられることにより連結されている。従って、障子20は蝶番16の回動軸を中心に回動することができる。これにより、障子20の突き出し式の開閉が可能となる。
開閉手段30は、操作部31と、係合離脱部材40と、摺動部材50と、枠体側連動部材60と、障子側連動部材61とを備えている。以下、各々について説明する。
操作部31は、さらにケース32と、軸33と、把手34とを備えて構成されている。ケース32は、長手方向両端が丸くされているが、一方向が長く形成された直方体状の部材である。軸33は、ケース32の長手方向一端側に、該ケース32の厚さ方向(図4の左右方向)を貫通して設けられる軸である。該軸33は、ケース32に取り付けられた姿勢で、軸心を中心に回動可能とされている。把手34は、一方向が長く形成された板状の部材で、該長手方向の一端が軸33の一端に固定して取り付けられる。従って、把手34を回動させると軸33もこれに追随して回動する。また、把手34の長手方向の長さは、ケース32の長手方向長さよりも短くされ、両者の長手方向が同じ向きに配置されたときには把手34がケース32の一面側に収めることができる。一方、把手34を回動させるときには、把手34の軸33とは連結されていない端部をケース32から離すように引き出し、これによりできる間隙に手を入れて把手34を操作することが可能とされている。かかる機構は公知のものを利用することができる。
係合離脱部材40は、平板42と、該平板42の一端に取り付けられる係合片41とを備えている。図6に形状を示した。図6(a)は図5に示した係合離脱部材40の、図6(b)は図4に示した係合離脱部材40の拡大図である。平板42は、厚さ方向に貫通した孔43、44を有している。係合片41は、平板42の一端に取り付けられる棒状の片で、平板42の幅方向(図6(a)の上下方向)両側、及び平板42の厚さ方向(図6(b)の左右方向)の一方に突出するように設けられている。また、係合片41の長手方向両端は同じ向きに折り曲げられている。
摺動部材50は、摺動体51と、軸52と、係合突起53、53とを備えている。図7に形状を示した。図7(a)は、図5に示した視点から見た摺動部材50の図、図7(b)は、B−B’断面、図7(c)はC−C’断面である。摺動体51は、細長い板状の部材で、横断面において略コの字型を有する。また、該コの字断面の対向するそれぞれの片の外側からさらに外側に延在する突起51a、51aを有している。軸52は、該突起51a、51aが設けられていない片の外面上に立設される軸である。該軸52は摺動部材50の長手方向略中央に設けられる。係合突起53、53も軸52と同様に、突起51a、51aが設けられていない摺動体51の片の外面上に立設される突起である。係合突起53、53は、摺動体51の両端側のそれぞれに1つずつ具備される。
枠体側連動部材60、及び障子側連動部材61は、適宜板厚方向に折り曲げられて形成された一方向に長く形成された板材である。いずれも両端部に孔が設けられている。
以上のような各部材を備える開閉手段30は、枠体11及び障子20に次のように配置される。操作部31は、ケース32の長手方向が縦枠12の長手方向に沿う向きとされる。そして、ケース32が縦枠12の室内側矩形環状部12bの見付け方向内側に取り付けられる。このとき、ケース32の厚み方向の一端が上記室内側矩形環状部12bの内側に埋め込まれるように配置され、外側には大きく突出しないように配置される。これにより、開閉手段の操作部が設けられているにもかかわらず外観に優れた開口部装置10を提供することができる。
係合離脱部材40、40は、本実施形態では2つ備えられ、所定の間隔を有して縦枠12の室外側矩形環状部12aの見付け方向内側に上下方向に並べられて取り付けられる。ここで、平板42の一面で、係合片41が突出していない側の面が室外側矩形環状部12aの見付け方向内側面に当接される。そして平板42の孔43、44を介して固定部材により固定される。このとき、係合片41、41は室外側に向けられる。2つの係合離脱部材40、40が有する所定の間隔は、上記の摺動部材50の係合突起53、53の間隔に略同一である。これらの関係は後で説明する。
摺動部材50は、障子20の開閉手段30が設けられる端面に刻設された溝に摺動可能に取り付けられる。該溝は障子20の上下方向に沿って設けられ、摺動部材50の摺動体51の断面形状に対してレールの役割を有する横断面を有している。これにより、摺動部材50は、溝の内側を上下方向に摺動可能とされ、障子20の見付け方向には抜けないようにされている。また、摺動範囲に所定の制限が設けられ、該制限は不図示のストッパーにより行われる。摺動が禁止される場合の摺動部材50の姿勢については後で説明する。
枠体側連動部材60、及び障子側連動部材61は、互いに一端が回動可能に軸62で取り付けられる。また、枠体側連動部材60の他端は、操作部31の軸33の把手34が取り付けられていない端部に固定して取り付けられる。このとき枠体側連動部材60は、軸33に対しては回動できないように固定される。従って、枠体側連動部材60は、軸33の回動に追随して該軸33を中心に回動する。一方、障子側連動部材61の他端は、摺動部材50の軸52に回動可能に取り付けられる。
以上のような構成により、使用者は網戸を開閉することなく、手元の動作のみで障子20を開閉することができるので利便性が高い開口部装置10を提供することができる。このとき、開閉操作は上記のように把手を回転させるのみで行うことができるので、大きな動作をする必要がなく、操作性にも優れている。また、その機構の大部分が枠体内を介して障子に取り付けられているので、採光部には影響を与えないで該機構を取り付けることができ快適性にも優れ、外観も良好である。
次に、本発明の開口部装置10の閉鎖の姿勢から、障子20が開放されるときの各部材の動作について説明する。図8(a)〜図8(c)は該開放動作を順を追って示した模式図である。図8は、図5と同様の視点の図であり、開口部装置10の紙面右が室外側、紙面左が室内側である。
図8(a)に示した障子20の閉鎖の姿勢において、把手34、及び枠体側連動部材60は垂直に配置されている。また、摺動部材50の係合突起53、53は、係合離脱部材40の係合片41、41の室内側に配置され、両者は引っ掛かるように係合している。これにより障子20は、係合突起53、53、及び係合片41、41を介して枠体11に係合しており、障子20の気密水密が確実なものとされている。
図8(a)に示した姿勢から、把手34を室内側に回動させる。すると、枠体側連動部材60も軸33を中心に回動するので、軸62が室外側へ移動する。これにより障子側連動部材61には、室外側へ移動しようとする力と、下方へ移動しようとする力が加わる。ここで、障子20は、係合離脱部材40に係合し、その室外側への移動が禁止されているとともに、摺動部材50は、上記のように上下方向に移動しやすいように形成されている。従って、図8(b)に示したように、摺動部材50が下方へ移動する。これにより、係合突起53、53、と係合片41、41とが離脱する。そして、摺動部材50は、当該離脱の姿勢とされたときに下方への移動がストッパー等により禁止される。
図8(b)の姿勢からさらに把手34を回動させる。すると、枠体側連動部材60がさらに軸33を中心に回動するので、軸62もさらに室外側へ移動する。これにより障子側連動部材61には、室外側へ移動しようとする力と、下方へ移動しようとする力がさらに加わる。このときには、障子20と枠体11とは係合が解除されているとともに、摺動部材50の下方への移動は禁止さており、障子20は室外側へ移動され、障子20が開放される。
以上のような機構により開閉手段30を用いて障子20を開閉させることができる。障子20を閉鎖するときには、上記動作を遡るように行えばよい。ここで、係合離脱部材40に摺動部材50が係合するとき、障子20を引き寄せるので、該障子20の閉鎖時に気密水密を確実にとることが可能である。
本実施形態の開口部装置10では、開閉手段30が縦枠12に取り付けられていたが、これに限定される必要はない。例えば下側に配置される横枠に開閉手段が設けられても本発明の開口部装置とすることができる。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う開口部装置もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
本発明の開口部装置が使用される1つの実施形態にかかる建物の外観を示す正面図である。 開口部装置が建物に取り付けられた場面における室内側斜視図である。 図2の場面において障子の開閉の姿勢を模式的に示した室内側斜視図である。 開口部装置の水平方向横断面図である。 開口部装置の垂直方向横断面図である。 係合離脱部材を説明するための図である。 摺動部材を説明するための図である。 障子の開放動作における各部材の移動、回動を順を追って示した図である。
符号の説明
1 建物
2 外壁
3、4 窓
5 開口部装置
10 開口部装置
11 枠体
12、13 縦枠
14、15 横枠
16 蝶番
20 障子
21、22 縦框
23、24 横框
25 ガラスパネル
26 網戸
30 開閉手段
31 操作部材
32 ケース
33 軸
34 操作把手
40 係合離脱部材(係合離脱手段)
50 摺動部材
51 摺動体
52 軸
53 係合突起(係合離脱手段)
60 枠体側連動部材
61 障子側連動部材
62 軸

Claims (4)

  1. 建物開口部の縁に沿って設けられた枠体と、
    前記枠体の内側に配置された障子と、
    前記枠体、及び前記障子を回動可能に連結する少なくとも1つの蝶番と、
    前記蝶番と離隔した位置で、一端を前記枠体に、他端を前記障子に取り付けられ、前記障子を開閉可能に連結する開閉手段と、を備え、
    前記開閉手段は、
    前記開閉手段の前記一端側を構成し、前記開閉手段を操作する操作部と、
    前記操作部に一端側を固定された棒状の枠体側連動部材と、
    前記枠体側連動部材に回動可能に連結された棒状の障子側連動部材と、
    前記障子の端面の長手方向に摺動可能に該障子の端面に取り付けられ、前記障子側連動部材に回動可能に連結された摺動部材と、を有し、
    前記操作部は前記枠体の見付け方向内側面に配置され、該操作部から延在する前記開閉手段の他の部分は、前記枠体の内部を貫通して前記障子に連結することを特徴とする開口部装置。
  2. 前記開閉手段の前記操作部が回動可能な把手を備え、該把手を回動することにより前記障子の開閉が可能であることを特徴とする請求項1に記載の開口部装置。
  3. 前記開閉手段は、前記障子の閉鎖時に該障子を前記枠体に係合し、前記障子の開放時には前記障子を前記枠体から離脱させる係合離脱手段をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の開口部装置。
  4. 前記開閉手段の前記操作部は、前記障子の開閉操作を可能とするとともに、前記障子の前記枠体への前記係合、及び前記離脱をも合わせて操作可能とすることを特徴とする請求項3に記載の開口部装置。
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