JPH10317779A - 折り畳み式機器のカバーを広角度開閉保持可能としたヒンジ装置 - Google Patents

折り畳み式機器のカバーを広角度開閉保持可能としたヒンジ装置

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JPH10317779A
JPH10317779A JP13925597A JP13925597A JPH10317779A JP H10317779 A JPH10317779 A JP H10317779A JP 13925597 A JP13925597 A JP 13925597A JP 13925597 A JP13925597 A JP 13925597A JP H10317779 A JPH10317779 A JP H10317779A
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Shinichirou Koshikawa
伸市郎 越川
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話等折畳み式機器のカバーを機器本体
に閉成状態で保持でき、これを所要開成角度まで開成し
て保持可能なヒンジ装置につき、180゜を越える広角
度までの開成保持機能を発揮可能とする。 【解決手段】 機器本体に設けた固定ディスク4の固定
突き合わせ端面4bにおける一直径線上の異径位置に設
けた第1係嵌凹所対6a、6bには、カバーと共転する
可動ディスク5の一直径線上の異径位置に設けた係嵌凸
部対8a、8bを、発条力により係嵌してカバーの閉成
を保持する。カバーの開動により発条に抗して固定ディ
スク4を軸方向へ移動させ、可動ディスク5の係嵌凸部
対8a、8bを広角な開成角度α゜(225゜)だけ回
動して、固定突き合わせ端面4bにおける他直径線上の
異径位置に設けた第2係嵌凹所対6c、6dへ係嵌を切
り替え、カバーの開成状態を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は折り畳み式計算機、
パーソナルコンピュータ、携帯電話機、ワードプロセッ
サーなどの折り畳み機器にあって、その機器本体に開閉
自在なるよう枢着されたカバーを、閉成時と任意の開成
角度とにあって夫々の状態を保持でき、しかも適度の力
で当該保持状態を解除することにより、カバーの開閉操
作を円滑に行い得るようにした折り畳み式機器のカバー
に係る広角度開閉保持可能なヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前掲携帯電話機などにあって、その機器
本体を閉成しているカバーが不本意に開成したり、開成
時のカバーが使用中に閉成してしまったりすることを防
止するのに、係止爪やマグネットなどを用いる旧来のロ
ック手段によるときは、デザイン、実装上の制約、コス
ト高や操作性などの諸点で満足すべき結果が得られてい
ない。そこで当該欠陥を解消するため、既に特開平7−
11831号公報に記載の提案がなされている。
【0003】上記提案のものは、図10ないし図13に
よって以下説示するような構成を有している。すなわち
図10と図11により理解される通り、機器本体1とカ
バー2とが、ヒンジ3によって任意の開成角度α゜だけ
開閉自在に枢着され、当該ヒンジ部3は機器本体1に固
設の本体ヒンジ筒1aと、カバー2に固設のカバーヒン
ジ筒2aとを具備し、本体ヒンジ筒1aの本体当接端面
1bとカバーヒンジ筒2aのカバー当接端面2bとは、
カバー2の開閉に際し摺接自在となっている。
【0004】そして、本体ヒンジ筒1aには、回転止め
状態にして軸線方向へはスライド自在なるよう固定ディ
スク4が内嵌され、このために本体ヒンジ筒1aの内周
面に設けたガイドリブ1cに、固定ディスク4のガイド
溝4aが係合されている。一方カバーヒンジ筒2aに
は、これまた回転止め状態で可動ディスク5が内嵌さ
れ、このために図示例ではカバーヒンジ筒2a奥行内面
における溝2cに、可動ディスク5の端面に形成したリ
ブ5aが係合されている。
【0005】さらに、当該従来例では上記固定ディスク
4の固定突き合せ端面4bと、可動ディスク5の可動突
き合せ端面5bの何れか一方、図示例では固定突き合せ
端面に、図12(B)(D)および図13により理解さ
れる通り、係嵌凹所6が複数個(3個)、所定の周角度
位置N1、N2、N3(カバー2の開成角度α゜によっ
て決定される位置)にあって設けられており、他方すな
わち図示例では図12(A)(C)と図13に開示の如
く、上記の係嵌凹所6に対して図13ではコイルバネに
よる発条7に基づく弾力により係合することになる複数
個(2個)の係嵌凸部8が、所定の周角度位置P1、P
2にあって可動突き合せ端面5bから突出されている。
【0006】ここで上記の発条7は図13に示されてい
る通り、固定ディスク4の固定突き合せ端面4bとは反
対側にあって、外向きに開口された収納空洞4cに収納
されていると共に、本体ヒンジ筒1aの外側から挿入し
た螺杆9を、発条7から固定ディスク4そして可動ディ
スク5を貫通して、その螺部先端9aをカバーヒンジ筒
2aの底部2dに螺着させるようにしている。このた
め、発条7は、その弾力により固定ディスク4を可動デ
ィスク5側へ弾圧して、これにより係嵌凹所6に係嵌凸
部8が係合することで、固定突き合せ端面4bが可動突
き合せ端面5bに対して圧接することになる。
【0007】従って、図13から理解されるように、カ
バー2を開動させることで、カバーヒンジ筒2aと共に
可動ディスク5が回動すると、その可動突き合せ端面5
bから突設されている係嵌凸部8が、図12(E)に示
す如く係嵌凹所6から円周方向へ脱出し、この際、発条
7の弾力に抗して固定ディスク4が、図13の左側へ移
動することとなり、係嵌凸部8の先端部が、固定突き合
せ端面4b上を摺動して円周方向へ回動することにな
る。
【0008】このため、図12にあって可動ディスク5
の前記周角度位置P1、P2における係嵌凸部8が、カ
バー2の閉止状態では、固定ディスクの周角度位置N
1、N2における係嵌凹所6に係嵌されているが、当該
カバー2を開成角度α゜だけ開成した際には、上記一対
の係嵌凸部8が、夫々周角度位置N3、N1の周角度位
置における係嵌凹所6に、その係嵌を切り替え得ること
になる。
【0009】以上の如く構成することで、当該従来例に
よるときは、係止爪やマグネットによるロックに比し、
カバー2が機器本体1に対し閉時および開時にあって、
不本意に回動してしまうことがないようにすることがで
き、またカバー2を必要に応じ簡易に開閉操作でき前掲
旧来例の欠陥を大幅に改善することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
ヒンジ装置によるときは、望ましい効果を発揮し得るこ
とになるが、図12(A)(B)により理解される通
り、この場合には、機器本体1に対するカバー2の開成
角度α゜が180゜以下となってしまい、ここで当該一
対の係嵌凸部8を直径線上にあって設けるようにして
も、180゜の開成角度α゜が最大限度となる。このた
め、これ以上の広角度までカバーの開成角度を大きくす
ることができず、従って、かかるカバーの広角度開閉保
持に対する要請に対し、これを充足することができない
難点を有している。
【0011】本発明は上記の如き欠陥を解消しようとす
るもので、請求項1によるときは、上記各複数個設けた
係嵌凹所と係嵌凸部とを、前記図12(A)(B)に示
したように、係嵌凹所相互、係嵌凸部相互を、回転軸心
から同径である所要周角度位置に設定するのではなく、
各係嵌凹所と各係嵌凸部を、相互に異径である所要周角
度位置に設定するようにすることで、カバーの機器本体
に対する開成角度を、前記従来例と同等の角度はもちろ
ん、180゜から360゜までの大きな角度に設定する
といった要請にも対処できるようにするのが、その目的
である。
【0012】そして請求項2にあっては、上記の請求項
1において係嵌凹所へ係嵌することになる係嵌凸部の形
状を、前記従来例の如く截頭角錐状に形成するだけでな
く、球面部空所としての係嵌凹所に対して、球面部であ
る係嵌凸部が係脱自在に係嵌するようにすることで、特
に後者の場合には、係嵌凹所と係嵌凸部における摩擦抵
抗を軽減すると共に、偏摩耗が生じないようにして、カ
バーの開閉動に際しての回転トルクに変動が生じ、これ
によってカバーの開閉操作に係る使い勝手が早期に劣化
してしまうことのないようにしている。
【0013】請求項3では、これまた請求項1におい
て、係嵌凹部には、一直径線上にあって異径の位置に設
けられた第1係嵌凹所対と、他の一直径線上にあって、
これまた異径の位置に設けられた第2係嵌凹所対とを具
備させ、係嵌凸部としては、一直径線上にあって異径の
位置となるよう設定した係嵌凸部対を形成しておく。そ
してカバーの閉時と開時に、上記係嵌凸部対の第1係嵌
凹所対への係嵌から、第2係嵌凹所対への係嵌に切り替
え自在なるよう構成し、このことで、カバーの開成角度
を比較的小さい値から360゜近くまで増減変更できる
ようにしている。
【0014】請求項4の場合には、前項同様に請求項1
において、係嵌凹所と係嵌凸部とが、何れも夫々一直径
線上で異径位置である係嵌凹所対と係嵌凸部対のみの設
定とし、これにより、簡易な構成でカバーの開成角度を
360゜度に設定し得るようにしている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、請求項1によるときは、機器本体に固設
の本体ヒンジ筒と、その本体当接端周縁と摺接自在なカ
バー当接端周縁を有してカバーに固設されたカバーヒン
ジ筒とを備え、上記の本体ヒンジ筒には回転止め状態で
固定ディスクを、カバーヒンジ筒には回転止め状態で可
動ディスクを夫々内嵌し、固定ディスクの固定突き合せ
端面と可動ディスクの可動突き合せ端面の何れか一方
に、係嵌凹所を所定の周角度位置にあって複数個設け、
他方には上記係嵌凹所に対して、発条による弾力により
係合する複数の係嵌凸部を設け、前記カバーの閉時と開
時に上記係嵌凸部の係嵌凹所への係嵌を、他の係嵌凹所
へ切り替えるようにしたヒンジ装置において、上記各複
数の係嵌凹部と係嵌凸部とが、固定突き合せ端面か可動
突き合せ端面に、その回転軸心から相互に異径である所
要周角度位置にあって設定されていることを特徴とする
折り畳み式機器のカバーを広角度開閉保持可能としたヒ
ンジ装置を提供しようとしている。
【0016】そして、請求項2では請求項1において、
係嵌凸部が、固定突き合せ端面か可動突き合せ端面か
ら、周方向両側に先細りテーパー面を有して截頭角錐状
か球面部に形成され、係嵌凹部は、夫々の係嵌凸部が固
定突き合せ端面との当接に際して係嵌する截頭角錐状空
所か、球面空所に形成されていることを、その内容とし
ている。
【0017】さらに請求項3は請求項1において、固定
突き合せ端面と可動突き合せ端面の何れか一方に、その
一直径線上にあって相互に異径である所要周角度位置に
設けられた第1係嵌凹所対と、他の一直径線上にあって
相互に異径である、所要周角度位置に設けられた第2係
嵌凹所対を形成し、他方には、その一直径線上にあって
相互に異径である所要周角度位置に設けられた係嵌凸部
対を形成し、カバーの閉時と開時にあって、上記係嵌凸
部対の第1係嵌凹所対への係嵌から第2係嵌凹所対への
係嵌に切り替えられるようにしたものである。
【0018】請求項4にあっては請求項1または請求項
2において、固定突き合せ端面と可動突き合せ端面の何
れか一方に、その一直径線上にあって相互に異径である
所要周角度位置に設けられた係嵌凹所対を形成し、他方
には、その一直線上にあって相互に異径である所要周角
度位置に設けられた係嵌凸部対を形成し、カバーの閉時
と開時にあって、上記係嵌凸部対の各係嵌凸部が係嵌凹
所対の各係嵌凹所に係嵌した状態から、別異の各係嵌凹
所への係嵌状態に切り替えられるようにしたことを、そ
の内容としている。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明につき図1〜図9によっ
て、これを詳記すると、前記の従来例と同一である構成
部材については、同一の符号が用いられており、以下の
構成に関しては従来例の同じ内容を具備している。すな
わち、まず図1ないし図3を参照して理解される通り、
機器本体1に固設の本体ヒンジ筒1aと、当該本体ヒン
ジ筒1aの本体当接端周縁1bと摺接自在であるカバー
当接端周縁2bを有して、カバー2に固設されているカ
バーヒンジ筒2aが備えられている。
【0020】さらに、本体ヒンジ筒1aには、回転止め
状態にて固定ディスク5が内嵌されていると共に、カバ
ーヒンジ筒2aには、回転止め状態で一緒に回動する可
動ディスク5が内嵌されている。そして、前記した固定
ディスク4の固定突き合せ端面4bと可動ディスク5の
可動突き合せ端面5bの何れか一方には、係嵌凹所6が
所定の周角度位置にあって複数個設けられていると共
に、他方には上記の係嵌凹所に対応して、発条7による
弾力に基づいて係合する複数の係嵌凸部8が突設されて
いる。
【0021】そして、前記カバー2の閉時と開時に、係
嵌凸部8の係嵌凹所6への係嵌状態が、他の位置におけ
る係嵌凹所6へ切り替えられるように構成されている。
さらに、これまた従来例と同じく、図面にあって1cは
ガイドリブ、2cは溝、4aはガイド溝、4cは発条7
の収納空洞、5cはリブ、そして9は螺杆であり、9a
はその螺部先端を示していることも同じであり、Sは固
定ディスク4そして可動ディスク5の回転軸心を示して
いる。
【0022】本願請求項1にあっては、上記従来のヒン
ジ装置において、上記した各複数の係嵌凹所6と係嵌凸
部8とが、夫々固定突き合せ端面4bか可動突き合せ端
面5bの一方にあって、図1の如く前記の回転中心Sか
ら相互に異径である所要周角度位置に設定されているこ
とを特徴としている。
【0023】以下上記本発明の特徴を、請求項2ないし
請求項4に関し、これを開示した図1ないし図9の参照
により説示する。図1と図2は請求項3に係る一実施態
様を示しており、固定突き合せ端面4bと可動突き合せ
端面5bの何れか一方、図示例では固定突き合せ端面4
bにおいて、その一直径線上にあって相互に異径(半径
Rとr)である所要周角度位置N4に、第1係嵌凹所対
6a、6bが設けられていると共に、他の一直径線上に
あって、これまた異径である所要周角度位置N5に、第
2係嵌凹所対6c、6dが設けられている。
【0024】そして、固定突き合せ端面4bと可動突き
合せ端面5bの他方、図示例では固定突き合せ端面4b
において、その一直径線上にあって相互に異径(半径R
とr)である所要周角度位置N5に、係嵌凸部対8a、
8bが突設されている。従って、上記の如き構成による
ときは、図1(F)と図2を参照して理解されるよう
に、今例えばカバー2が機器本体1に対して閉成されて
いる際、可動ディスク5の係嵌凸部対8a、8bが、固
定ディスクの第1係嵌凹所対6a、6bに係嵌状態とな
っているとすれば、従来例にあって説示の如く発条7の
弾力により、固定突き合せ端面4bは可動突き合せ端面
5bに圧接され、これにより、第1係嵌凹所対6a、6
bに対して、係嵌凸部対8a、8bが夫々係合保持の状
態となり、この結果カバー2に外力が加えられても、不
本意にカバー2が開いてしまうことはない。
【0025】次にカバー2を開成方向へ回動操作すれ
ば、係嵌凸部対8a、8bが、第1係嵌凹所対6a、6
bから発条7の弾力に抗して従来例で説示の如く脱出
し、固定突き合せ端面4bに摺接しながら回動して行
く。そして、この際第1係嵌凹所対6a、6bが、第2
係嵌凸部対8a、8bとは異径の位置に配設されている
から、当該回動途上にあって、係嵌凸部対の一方8a
が、第2係嵌凹所対の一方6dや第1係嵌凹所対の一方
6bに係嵌してしまうことなく、また、係嵌凸部対の他
方8bが、第2係嵌凹所対の他方6cや第1係嵌凹所対
の他方6aに係嵌してしまうことがない。
【0026】このため、図1(F)の如く上記の係嵌凸
部対8a、8bは、周角度位置N4から、図示例では開
成角度α゜として約225゜程度回動した周角度位置N
5までカバー2が開成され、この際固定ディスク4が図
2の右方向へ発条7の復元力により復動し、係嵌凸部対
8a、8bが、斜線により示されている如く係嵌凹所対
6c、6dに係嵌することとなり、これによってカバー
2の広角度である開成が保持されるに至る。尚、ここで
4d、5cは螺杆9が貫通する夫々固定ディスク4と可
動ディスク5の軸孔を示す。
【0027】ここで、上記の係嵌凸部8は、前記従来例
と同じく、固定突き合せ端面4bか可動突き合せ端面5
bから、その周方向両側にあって形成された先細りテー
パー面8c、8dを有して截頭角錐状に形成されてお
り、これに対し、上記の係嵌凸部8が係嵌する係嵌凹所
6は、もちろんこれに対応した截頭角錐状空所6eとし
て形成されている。
【0028】本発明にあって係嵌凸部8と係嵌凹所6に
は、上記の如きもの以外に適宜選定することができる
が、請求項2に係る係嵌凸部8と係嵌凹所6に係る他例
につき、図3ないし図5によって以下これを説示する。
すなわち、前例である截頭角錐状である係嵌凸部8に替
えて、図3と図4の如き球面部8eをもった係嵌凸部8
が、図示例では固定ディスク4の固定突き合せ端面4b
から突出しており、この際図5に明示の通り、上記球面
部8eの突出長dを、その仮想球体Bがもつ半径D/2
よりも、小さく形成することが望ましい。
【0029】ここで、当該係嵌凸部8の形成に際して
は、図5(A)のように固定ディスク4と一体に、その
固定突き合せ端面4bから前記の球面部8eを膨張させ
るようにしてもよいが、同図5(B)の如く別途球体8
fを使用し、これをディスク4の嵌合受承口4eに、回
転自在にして抜止め状態で嵌合することにより、球体8
fにおける球面部8eを、可動ディスク5の可動突き合
せ端面5bに穿設した球面部空所5dとしての係嵌凹所
6に係合する。
【0030】そして、図4(C)(D)に示されている
通り、図1の場合とは反対に、係嵌凹所6が、可動ディ
スク5の可動突き合せ端面5bに、球面部空所5dとし
て穿設されているのである。そして図1の前説内容から
理解される通り、カバー2の開閉動に際して可動ディス
ク5が回動すれば、可動突き合せ端面5bにおける係嵌
凹所6としての球面部空所5dが、球面部8eから離脱
し、さらに当該球面部8eを可動突き合せ端面5bによ
って発条7の弾力に抗して押圧するから、固定ディスク
4は図3にあって左方向へ押動されることになる。
【0031】さらにカバー2の開成に際しては、前記図
1の場合と実質的に同様であり、可動ディスク5におけ
る前記の第1係嵌凹所対6a、6bが、可動ディスク4
の係嵌凸部対8a、8bに係嵌していたカバー2の閉時
から、上記の係嵌凸部対8a、8bに対して、係嵌凹所
対6c、6dが係嵌することで、当該カバー2は、広角
度に開成されて当該開成状態が保持されるに至る。
【0032】ここで、図4(F)と、後述する図7に示
されている10a、10bは、可動突き合せ端面5bに
あって凹設した長径用弧凹面案内路と短径用弧凹面案内
路を示している。長径用弧凹面案内路10aは、第1係
嵌凹所対の一方である6aと、第2係嵌凹所対の一方で
ある6cとの間にあって、係嵌凸部対の一方である8a
の球面部8eを、少しだけ嵌り込ませるため凹設したも
のである。これに対し短径用弧凹面案内路10bは、第
2係嵌凹所対の他方である6dと、第1係嵌凹所対の他
方である6bとの間にあって、係嵌凸部対の他方である
8bの球面部8cを、少しだけ嵌り込ませるため凹設し
たものである。
【0033】そして、上記の長径用弧凹面案内路10
a、短径用弧凹面案内路10bは、前記のように球面部
8eから球面部空所5dが離脱し、その後、可動ディス
ク5が回動して行く際、球面部8eの先端部だけを、当
該各案内路10a、10bに落とし込むことで、特に球
体8fの使用時にあって、当該球体8fが嵌合受承口4
eから離脱することなく、かつ球体8fが円滑に転動
し、可動ディスクの回動に際し、摩擦抵抗をできるだけ
小さくしようとするためのものである。
【0034】次に図6は請求項4に係る一例を示してお
り、これによるときは、カバー2の開成角度α゜につい
て、360゜の角度に設定しようとしている。この場合
には、固定突き合せ端面4bと可動突き合せ端面5bの
何れか一方、図示例では図4の場合と同じく固定ディス
ク4の固定突き合せ端面4bにおいて、その一直径線上
にあって相互に異径である所要周角度N4に係嵌凸部対
8a、8bを図6(A)の如く設ける。これに対して図
6(B)に示す通り、図示例では可動ディスク5の可動
突き合せ端面5bに、これまた、その一直径線上のみに
あって相互に異径である周角度位置N4に、上記の係嵌
凸部対8a、8bと対応する係嵌凹所対6f、6gが形
成されるのである。
【0035】上記のように構成すれば、前説の内容から
詳記するまでもなく、カバー2の閉時には上記の係嵌凸
部対8a、8bに、係嵌凹所対6f、6gが被嵌状態に
係合されているのに対し、カバー2の開時には、可動デ
ィスク5が一回転した後、再び係嵌凸部対8a、8b
に、係嵌凹所対6f、6gが係嵌され、このことでカバ
ー2の360゜開成が実現できる。
【0036】もちろん、前記のように180゜を越える
開成角度α゜を得たり、上記の如くα゜を360゜とす
るだけでなく、本発明では需要に対応して180゜未満
のカバー開成角度を設定することもでき、当該実施の態
様は図7にあって、その一例が開示されている。当該図
示例のα゜は約160゜程度に設定されており、この場
合の構成および作用については、前説の内容から理解で
きるので、ここでは省略する。尚上記の図示例では、係
嵌凹所6と係嵌凸部8の配設につき、半径Rと半径rと
による2種の異径例を開示しているが、これについて
は、3種以上の異径位置に配設して、所要の開成角度α
゜を得るようにしてもよい。
【0037】さて、ここで係嵌凸部8に截頭角錐状のも
のを、係嵌凹所6に截頭角錐状空所6eを用いるように
した前者の構成と、球面部8eを係嵌凸部8とし、球面
部空所5dを係嵌凹所6として採択した後者の構成につ
き、その利害得失につき検討してみると以下の通りであ
る。
【0038】上記前者の構成によるときは、図8に示し
た通り固定ディスク4に対して可動ディスク5が回動す
ると、截頭角錐状空所6eに嵌合していた係嵌凸部8a
が脱出することになるが、この際係嵌凸部8aの先細り
テーパ面8dにおける先端縁が截頭角錐状空所6eのテ
ーパ側面6hに対して、係嵌状態の面接触から線接触の
状態となってしまい、図8(B)による実線と破線との
関係から理解されるように截頭角錐状空所6eから係嵌
凸部8aが脱出する最終段階にあって、点接触箇所Cに
おいて点接触状態となり、この結果カバー2の開閉動に
際しての回転トルク(キャッチ力)が変動して、当該ト
ルク7が設定しにくいと共に円滑な開閉動操作を保証し
難いこととなる。
【0039】また、上記の開閉動操作に際し、滑り対偶
となるため摩擦抵抗が大となり、しかも摩耗が大きいこ
とから、その摩擦抵抗が増大し易くなり偏摩耗が生じ易
い欠陥を指摘することができる。
【0040】これに対し、後者のように球面部空所5d
と球面部8eを採択した場合には、説明用である図9に
示した通り当該両者5d、8eが面接触である係嵌状態
から、可動ディスク5が開動し始めて、球面部空所5d
から球面部8eが少しだけ脱出するまでは面接触状態に
近く、その後は図9にあって破線で示した球面部空所5
dにあって、実線で示した弧状部分Eが球面部8eと線
接触状態となることから回転トルクを安定させ偏摩耗を
前者に比し低減することができ、前記の如く球体8fを
使用するようにした際には、転り対偶となるため摩耗抵
抗と摩耗を、さらに軽減することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上のようにして構成されるも
のであるから、請求項1によるときは係嵌凹所と係嵌凸
部とについて、これを従来例のように同一半径位置にあ
って配設するのではなく、夫々の設定位置を、相互に異
径の箇所にあって配設するようにしたので、これまでの
ように各種機器のカバーを機器本体に対して開成できる
角度が180゜以内であったのに比し、これを越える広
角度の開成保持が可能となり、各種の需要に対して広範
囲な対応ができることになる。
【0042】次に請求項2にあっては、請求項1におけ
る上記係嵌凹所と係嵌凸部について、夫々球面部空所と
球面部とを採択することにより、カバーの開閉操作につ
き、その開閉を円滑にして、かつ回転トルクを均一化し
て操作性を向上でき、また耐摩耗性の改善についてもよ
い結果を得ることができる。
【0043】請求項3では、請求項1における一つの実
施態様を、その内容とし、第1係嵌凹所対と第2係嵌凹
所対、係嵌凸部対を適切に組み合わせて、その係嵌状態
を切り替えるようにしたから、前記請求項1による前掲
広角度開成の効果を保証でき、請求項4によるときは、
係嵌凹所対と係嵌凸部とを適切に組み合わせる簡易な構
成により、カバーを360゜まで開成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の構成部材である固定ディスク
の部分側面図で(B)は、その固定突き合せ端面図、
(C)は同上可動ディスクの部分側面図で(D)は、そ
の可動突き合せ端面の背面図、(E)は上記ディスクと
可動ディスクの係嵌状態を示す部分側面図で(F)は、
その固定突き合せ端面側から見た係嵌状態説明図であ
る。
【図2】図1の構成部材を用い本発明に係るヒンジ装置
の縦断正面図である。
【図3】図1とは違った構成部材を用いた別種のヒンジ
装置を示す縦断正面図である。
【図4】図1とは違った構成部材を示し、(A)は固定
ディスクの部分側面図で(B)は、その固定突き合せ端
面図、(C)は同上可動ディスクの部分側面図で(D)
は、その可動突き合せ端面の背面図、(E)は上記固定
ディスクと可動ディスクの係嵌状態を示す部分側面図で
(F)は、その固定突き合せ端面側から見た係嵌状態説
明図である。
【図5】請求項2に係る係嵌凹部と係嵌凸部との関係を
示し、(A)は固定ディスクから突設の球面部を、可動
ディスク5の球面空所に係嵌した状態を示す拡大縦断正
面図で、(B)に固定ディスクに球体を嵌合させ、その
球面部を球面部空所に係嵌した状態を示した拡大縦断正
面図である。
【図6】(A)は請求項4に係る固定ディスクの固定突
き合せ端面図で、(B)は可動ディスクの可動突き合せ
端面の背面図である。
【図7】本発明の他実施態様による可動ディスクの可動
突き合せ端面図である。
【図8】係嵌凹所に截頭角錐状空所を採択した場合の係
嵌凹所に対する係嵌凸部の対偶状態を説示するためのも
ので、(A)は係嵌凸部が係嵌凹所から離脱する寸前状
態を示した固定ディスクと可動ディスクの部分側面図、
(B)は(A)の可動ディスク側から見た係嵌状態説明
図である。
【図9】係嵌凹所に球面部空所を、係嵌凸部に球面部を
用いた場合の係嵌凹所に対する係嵌凸部の対偶状態を説
示するためのもので、(A)は球面部空所に球面部が係
嵌した状態の部分側面図、(B)は球面部空所が球面部
から離脱してしまう以前の状態を示す部分側面図で、
(C)は可動ディスク側から見た係嵌状態説明図であ
る。
【図10】従来の折り畳み式機器を示すカバー開成状態
における略示斜視図である。
【図11】図10におけるヒンジ装置を示す分解斜視図
である。
【図12】(A)は図10の構成部材である可動ディス
クを示す可動と突き合せ端面図、(B)は固定ディスク
の固定突き合わせ端面図、(C)は(A)のC−C線断
面図、(D)は(B)のD−D線断面図、(E)は
(C)の可動ディスクと(D)の固定ディスクの係嵌離
脱途上を示す縦断面図である。
【図13】図12の構成部材による従来のヒンジ装置を
示した縦断正面図である。
【符号の説明】
1 機器本体 1a 本体ヒンジ筒 1b 本体当接端周縁 2 カバー 2a カバーヒンジ筒 2b カバー当接端周縁 4 固定ディスク 4b 固定突き合せ端面 5 可動ディスク 5b 可動突き合せ端面 5d 球面部空所 6 係嵌凹所 6a 第1係嵌凹所対 6b 第1係嵌凹所対 6c 第2係嵌凹所対 6d 第2係嵌凹所対 6e 截頭角錐状空所 6f 係嵌凹所対 7 発条 8 係嵌凸部 8a 係嵌凸部対 8b 係嵌凸部対 8c 先細りテーパ面 8d 先細りテーパ面 8f 球体 N4 周角度位置 N5 周角度位置 S 回転軸心

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体に固設の本体ヒンジ筒と、その
    本体当接端周縁と摺接自在なカバー当接端周縁を有して
    カバーに固設されたカバーヒンジ筒とを備え、上記の本
    体ヒンジ筒には回転止め状態で固定ディスクを、カバー
    ヒンジ筒には回転止め状態で可動ディスクを夫々内嵌
    し、固定ディスクの固定突き合せ端面と可動ディスクの
    可動突き合せ端面の何れか一方に、係嵌凹所を所定の周
    角度位置にあって複数個設け、他方には上記係嵌凹所に
    対して、発条による弾力により係合する複数の係嵌凸部
    を設け、前記カバーの閉時と開時に上記係嵌凸部の係嵌
    凹所への係嵌を、他の係嵌凹所へ切り替えるようにした
    ヒンジ装置において、上記各複数の係嵌凹部と係嵌凸部
    とが、固定突き合せ端面か可動突き合せ端面に、その回
    転軸心から相互に異径である所要周角度位置にあって設
    定されていることを特徴とする折り畳み式機器のカバー
    を広角度開閉保持可能としたヒンジ装置。
  2. 【請求項2】 係嵌凸部が、固定突き合せ端面か可動突
    き合せ端面から、周方向両側に先細りテーパー面を有し
    て截頭角錐状か球面部に形成され、係嵌凹部は、夫々の
    係嵌凸部が固定突き合せ端面との当接に際して係嵌する
    截頭角錐状空所か、球面空所に形成されている請求項1
    記載の折り畳み式機器のカバーを広角度開閉保持可能と
    したヒンジ装置。
  3. 【請求項3】 固定突き合せ端面と可動突き合せ端面の
    何れか一方に、その一直径線上にあって相互に異径であ
    る所要周角度位置に設けられた第1係嵌凹所対と、他の
    一直径線上にあって相互に異径である、所要周角度位置
    に設けられた第2係嵌凹所対を形成し、他方には、その
    一直径線上にあって相互に異径である所要周角度位置に
    設けられた係嵌凸部対を形成し、カバーの閉時と開時に
    あって、上記係嵌凸部対の第1係嵌凹所対への係嵌から
    第2係嵌凹所対への係嵌に切り替えられるようにした請
    求項1または請求項2記載の折り畳み式機器のカバーを
    広角度開閉保持可能としたヒンジ装置。
  4. 【請求項4】 固定突き合せ端面と可動突き合せ端面の
    何れか一方に、その一直径線上にあって相互に異径であ
    る所要周角度位置に設けられた係嵌凹所対を形成し、他
    方には、その一直径線上にあって相互に異径である所要
    周角度位置に設けられた係嵌凸部対を形成し、カバーの
    閉時と開時にあって、上記係嵌凸部対の各係嵌凸部が係
    嵌凹所対の各係嵌凹所に係嵌した状態から、別異の各係
    嵌凹所への係嵌状態に切り替えられるようにした請求項
    1または請求項2記載の折り畳み式機器のカバーを広角
    度開閉保持可能としたヒンジ装置。
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