JP2007046731A - ヒンジ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 可動部材を小さな角度毎に停止させることができ、しかも周方向に隣接する凹部間の早期摩耗や損傷を防止することができるヒンジ装置を提供する。
【解決手段】 可動部材14の固定部材12との対向面には、第1、第2球体16A,16Bを回動軸線を中心とする周方向に180°離して配置する。固定部材12の可動部材12との対向面には、第1凹部19A,19B及び第2凹部20を形成する。第1凹部19A,19B及び第2凹部20は、第1球体16Aが第1凹部19A,19Bのいずれかに入っているときには、第2球体16Bが第2凹部20から抜け出し、第2球体16Bが第2凹部20に入っているときには、第1球体16Aがいずれの第1凹部19A,19Bからも抜け出すように配置する。
【選択図】図11

Description

この発明は、携帯電話機等の携帯機器に用いるのに好適なヒンジ装置に関する。
従来のこの種のヒンジ装置は、固定部材と、この固定部材に回動軸線を中心として回動可能に、かつ接近離間移動可能に連結された可動部材と、この可動部材を固定部材に向かって付勢するコイルばねとを備えている。可動部材の固定部材との対向面には、第1、第2突出部が回動軸線を中心とする周方向へ180°離れて配置されている。固定部材の可動部材との対向面には、第1、第2凹部が形成されている。第1、第2凹部は、回動軸線を中心として周方向に180°離れて配置されており、可動部材が所定の回動位置に回動すると、第1、第2突出部が第1、第2凹部に同時に入り込むように配置されている。そして、第1、第2突出部が第1、第2凹部に入り込むことにより、可動部材が固定部材に対しクリック感をもって停止させられるようになっている。
ヒンジ装置においては、可動部材を異なる複数の回動位置においてクッリク感をもって停止させることが望まれることがある。そのような要望に応えるために、下記特許文献1に記載のヒンジ装置では、第1、第2凹部の対が複数形成され、複数対の第1、第2凹部が回動軸線を中心とする周方向へ互いに所定角度だけ離間して配置されている。
再公表特許WO2002/068833
第1、第2凹部が複数対設けられたヒンジ装置において、可動部材を小さな角度毎に停止させる場合には、それに対応して周方向に隣接する二つの第1凹部の間隔(=二つの第2凹部の間隔)を小さくする必要がある。ところが、第1、第2凹部の各間隔を小さくすると、それらの間に存在する実質部の肉厚が薄くなり、当該実質部が早期に摩耗したり、破損してしまう。このため、可動部材の停止位置の間隔を狭くすることが難しいという問題があった。
この発明は、上記の問題を解決するために、固定部材と、この固定部材に回動軸線を中心として回動可能に、かつ接近離間移動可能に連結された可動部材と、この可動部材を上記固定部材に接近するように付勢する付勢手段とを備え、上記固定部材と上記可動部材との互いに対向する対向面の一方には、上記付勢手段の付勢力によって他方の対向面に押し付けられる第1、第2突出部が上記回動軸線を中心として周方向へ互いに離間して設けられ、他方の対向面には、上記可動部材の回動位置に応じて上記第1及び第2突出部がそれぞれ入り込む第1及び第2凹部が上記回動軸線を中心として周方向へ離間して設けられたヒンジ装置において、上記第1突出部が上記第1凹部に入り込んでいるときには上記第2突出部が上記第2凹部から周方向に離間し、上記第2突出部が上記第2凹部に入り込んでいるときには上記第1突出部が上記第1凹部から周方向へ離間するように、上記第1、第2突出部及び上記第1、第2凹部が配置されていることを特徴としている。
この場合、上記第1突出部と上記第2突出部とが、上記回動軸線を中心とする周方向へ互いに180°離れて配置され、上記第1凹部と上記第2凹部とが、上記回動軸線を中とする周方向へ180°と異なる角度だけ互いに離れて配置されていてもよく、上記第1突出部と上記第2突出部とが、上記回動軸線を中心とする周方向へ180°と異なる角度だけ互いに離れて配置され、上記第1凹部と上記第2凹部とが、上記回動軸線を中心とする周方向へ互いに180°離れて配置されていてもよい。
上記第1凹部が、上記回動軸線を中心とする周方向へ互いに離間して複数設けられ、上記第1突出部が周方向に隣接する二つの第1凹部の間に位置しているときに上記第2突出部が上記第2凹部に入り込むように、上記第1、第2突出部及び上記第1、第2凹部が配置されていることが望ましい。
上記第1凹部及び上記第2凹部が、上記回動軸線を中心とする周方向へ互いに離間してそれぞれ複数設けられ、上記第1突出部が周方向に隣接する二つの第1凹部間に位置しているときに上記第2突出部が上記第2凹部に入り込み、上記第2突出部が周方向に隣接する二つの第2凹部間に位置しているときに上記第1突出部が上記第1凹部に入り込むように、上記第1、第2突出部及び上記第1、第2凹部が配置されていることがさらに望ましい。
上記特徴構成を有するこの発明によれば、第1突出部が第1凹部に入り込むときの可動部材の回動位置と、第2突出部が第2凹部に入り込むときの可動部材の回動位置が異なる。しかも、第1突出部と第2突出部とは、第1凹部と第2凹部とに交互に入り込むから、可動部材は、第1、第2突出部が第1、第2凹部に同時に入り込む従来のヒンジ装置の可動部材に比して、第1、第2凹部の数が同一であるならば、所定の回動角度範囲において停止される回数が増加する。したがって、周方向に隣接する二つの第1凹部の間隔及び二つの第2凹部の間隔を狭くすることなく、可動部材の停止位置の間隔を狭くすることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図5は、この発明に係るヒンジ装置10が用いられた携帯電話機(携帯機器)1を示す。携帯電話機1は、半体2A,2Bからなる送話側筐体2と、半体3A,3Bからなる受話側筐体3とを備えている。送話側筐体2の一端部の両側部には、第1連結部2aがそれぞれ形成されている。受話側筐体3の一端部には、第2連結部3aが二つ形成されている。二つの第2連結部3aは、送話側筐体2の二つの第1連結部2a,2a間に挿入されている。一方の第1連結部(図5において左側の第1連結部)2aとこれに隣接する第2連結部3aには、孔2b,3bがそれぞれ形成されている。各孔2b、3bには、この発明に係るヒンジ装置10の一端部と他端部とが嵌合されており、一方の第1連結部2a及び第2連結部3aが、この発明に係るヒンジ装置10により回動軸線Lを中心として回動可能に連結されている。他方の第1連結部2a及びこれに隣接する第2連結部3aには、孔2c,3cがそれぞれ形成されている。各孔2c,3cには、軸体4の一端部と他端部とが嵌合されており、他方の第1連結部2a及び第2連結部3aが軸体4により回動軸線Lを中心として回動可能に連結されている。このようにして送話側筺体2と受話側筺体3とが回動軸線Lを中心として相対回動可能に連結されている。ただし、以下においては、説明の便宜上、送話側筐体2が位置固定され、受話側筐体3が送話側筐体2に対して回動するものとする。なお、軸体4に代えて、この発明に係るヒンジ装置10を用いてもよい。
受話側筐体3の送話側筐体2に対する回動範囲は、図1に示す折畳位置と、図4に示す全開位置との間に制限されている。折畳位置は、受話側筐体3の前面3dが送話側筐体2の前面2dに突き当たることによって定められている。全開位置は、受話側筐体3が全開位置に回動したときに互いに隣接する送話側筐体2及び受話側筐体3の端部どうしが互いに突き当たることによって定められている。受話側筐体3は、ヒンジ装置10により折畳位置及び全開位置において所定の大きさの力でクリック感をもって停止させられる。しかも、受話側筐体3は、折畳位置から全開位置側へ向かって所定角度だけ離れた図2に示す通話位置及び図3に示す展開位置においても所定の大きさの力でクリック感をもって停止させられるようになっている。なお、折畳位置(0°)と、通話位置、展開位置及び全開位置との間の回動軸線Lを中心とする各角度は、160°、180°及び200°に設定されている。
ヒンジ装置10は、図6及び図7に示すように、筒体11及び固定部材12を備えている。筒体11は、受話側筐体3の第2連結部3aの孔3bに回動不能に嵌合されている。したがって、筒体11は、受話側筐体3と一体に回動する。固定部材12は、送話側筐体2の第1連結部2aの孔2bに回動不能に嵌合されている。したがって、固定部材12は、送話側筐体2と一体に回動する。ただし、ここでは送話側筐体2が位置固定されているものと仮定しているので、固定部材12も位置固定されている。筒体11と固定部材12とは、軸線を回動軸線Lと一致させたヒンジ軸13を介して回動可能に連結されている。この結果、送話側筐体2と受話側筐体3とが、固定部材12、ヒンジ軸13及び筒体11により回動軸線Lを中心として回動可能に連結されている。
筒体11の固定部材12側の端部には、可動部材14が回動軸線L方向へ移動可能に、かつ回動不能に嵌合されている。したがって、可動部材14は、受話側筐体3と一体に回動する。可動部材14と筒体11の底部との間には、コイルばね(付勢手段)15が設けられている。このコイルばね15により、可動部材14が固定部材12側へ向かって付勢されている。なお、可動部材14は、その中央部がヒンジ軸13によって回動可能に、かつ回動軸線L方向へ移動可能に貫通されている。
図8に示すように、可動部材14の固定部材12との対向面14aには、回動軸線Lと直交する線(可動部材14の径線)上を延びる一対のガイド溝14b,14cが形成されている。一対のガイド溝14b,14cは、回動軸線Lを中心とする円の周方向へ180°離れて配置されている。
一方のガイド溝14bには、第1球体(第1突出部)16Aが挿入されており、他方のガイド溝14cには、第2球体(第2突出部)16Bが挿入されている。第1、第2球体16A,16Bは、それぞれガイド溝14b,14cの長手方向へは移動(転動)可能であるが、幅方向へは移動不能になっている。したがって、第1、第2球体16A,16Bは、可動部材14が回動軸線Lを中心として回動すると、回動軸線Lを中心として可動部材14と一体に回動する。第1、第2球体16A,16Bは、対向面14aから固定部材12側に突出しており、コイルばね15の付勢力によって固定部材12の可動部材14との対向面12aにそれぞれ押し付けられている。
図7及び図9に示すように、固定部材12の可動部材14との対向面12aには、第1、第2カム凹部17A,17Bが形成されている。この第1、第2カム凹部17A,17Bは、対向面12aの内周側に回動軸線Lを中心とする周方向へ180°離れて配置されている。
対向面12aには、第1、第2ガイド溝18A,18Bが形成されている。第1、第2ガイド溝18A,18Bは、回動軸線Lを中心として渦巻き状に延びている。第1、第2ガイド溝18A,18Bの内側の端部は、カム凹部17A,17Bと回動軸線Lを中心とする周方向の一端部においてそれぞれ交差している。第1、第2ガイド溝18A,18Bの外側の端部は、カム凹部17A,17Bから互いに同一周方向に向かって延び、第2、第1カム凹部17B,17Aの外側をそれぞれ通過し、第1、第2カム凹部17A,17Bから周方向へほぼ200°だけ離れた位置まで延びている。
対向面12aには、二つの第1凹部19A,19B及び一つの第2凹部20が形成されている。二つの第1凹部19A,19Bのうちの一方の第1凹部19Aは、第1カム凹部17Bに対しその外側において隣接し、かつガイド溝18Aとその中途部において交差するように配置されている。他方の第1凹部19Bは、ガイド溝18Aとその先端部において交差するように配置されている。第2凹部20は、カム凹部17Aに対しその外側において隣接し、かつガイド溝18Bとその中途部において交差するように配置されている。
第1、第2カム凹部17A,17B、第1凹部19A,19B及び第2凹部20の配置関係についてより詳細に述べると、それらは第1、第2球体16A,16Bに対し次の関係が成立するように配置されている。
すなわち、受話側筐体3が折畳位置に位置しているときには、図10(A)、(B)に示すように、第1、第2球体16A,16Bが第1、第2カム凹部17A,17Bの底面のガイド溝18A,18B側の各端部にそれぞれ突き当たっている。当該底面の各端部は、それぞれ傾斜部17a,17bになっている。傾斜部17a,17bは、第1、第2球体16A,16Bと協働してコイルばね15の付勢力を回動付勢力に変換する。この回動付勢力によって可動部材14が回動付勢され、ひいては受話側筐体3が全開位置から折畳位置に向かう方向へ回動付勢され、折畳位置に維持される。
傾斜部17a,17bは、受話側筐体3が折畳位置と、折畳位置から全開位置側へ向かって所定の角度(例えば10°)だけ離れた第1位置との間に位置しているときに、第1、第2球体16A,16Bにそれぞれ突き当たるように配置されている。したがって、受話側筐体3が折畳位置と第1位置との間に位置しているときに受話側筐体3を自由に回動することができるようにすると、受話側筐体3は、コイルばね15の付勢力に基づく回動付勢力によって折畳位置まで、つまり前面3dが送話側筐体2の前面2dに突き当まで回動させられる。その結果、受話側筐体3及び可動部材14が所定の大きさの力でクリック感をもって折畳位置に維持される。
受話側筐体3が折畳位置から全開位置に向かって上記所定角度以上回動すると、第1、第2球体16A,16Bが、第1、第2カム凹部17A,17Bから脱出して、それぞれ第1、第2ガイド溝18A,18Bに入り込み、第1、第2ガイド溝18A,18B内をそれぞれ転動する。このとき、第1、第2ガイド溝18A,18Bが渦巻き状に形成されているが、球体16A,16Bがガイド溝14b,14c内を回動軸線Lと直交する方向に移動可能であるから、第1、第2球体16A,16Bは何ら問題なく第1、第2ガイド溝18A,18B内を転動することができる。
受話側筐体3が折畳位置から全開位置に向かって所定角度(160°)だけ回動して通話位置に達すると、図11に示すように、第1球体16Aが第1凹部19Aに入り込む。第1球体16Aの直径は、第1凹部19Aの直径より大径に設定されている。したがって、受話側筐体3が通話位置に位置すると、第1球体16A、第1凹部19Aの開口側の周縁部だけに、それも全周にわたって突き当たる。この結果、可動部材14が固定部材12に所定の大きさの力でクリック感をもって停止させられ、ひいては受話側筐体3が送話側筐体2にクリック感をもって停止させられる。第1球体16Aが第1凹部19Aに入り込んでいるとき、第2球体16Bは、第2ガイド溝18Bの底面に突き当たっている。
受話側筺体3が通話位置から全開位置に向かって所定角度(20°)だけさらに回動して展開位置に達すると、図12に示すように、第2球体16Bが第2凹部20に入り込み、その周縁部に突き当たる。これにより、可動部材14及び受話側筐体3が固定部材12及び送話側筐体2に所定の大きさの力でクリック感をもって停止させられる。このとき、第1球体16Aは、第1凹部19A,19Bの間に位置し、第1ガイド溝18Aの底面に突き当たっている。
受話側筐体3が展開位置から所定角度(20°)だけさらに回動して全開位置に達すると、図13に示すように、第1球体16Aが第1凹部19Bの底面の第1ガイド溝18A側の端部に突き当たる。当該端部は、傾斜部19aになっている。傾斜部19aは、第1球体16Aと協働してコイルばね15の付勢力を回動付勢力に変換する。この回動付勢力により、可動部材14が固定部材12に対して回動付勢され、受話側筐体3が送話側筐体2に対して折畳位置から全開位置に向かう方向へ回動付勢され、全開位置に維持される。
傾斜部19aは、受話側筐体3が全開位置と、この全開位置から所定角度(例えば、10°)だけ折畳位置側に離れた第2位置との間に位置しているときに、第1球体16Aに突き当たるように配置されている。したがって、受話側筐体3が第2位置と全開位置との間において自由に回動することができる状態にすると、受話側筐体3はコイルばね15に基づく回動付勢力によって全開位置まで回動させられ、送話側筺体2に突き当たって停止する。したがって、受話側筐体3は、全開位置において所定の大きさの力でクリック感をもって停止させられる。第1球体16Aが傾斜部19aに突き当たっているとき、第2球体16Bは、第2ガイド溝18Bの底面に突き当たっている。
上記構成のヒンジ装置10においては、第1球体16Aが第1凹部19A,19Bに入り込むときの可動部材14の回動位置と、第2球体16Bが第2凹部20に入り込むときの可動部材14の回動位置とが互いに異なる位置である。しかも、第1球体16Aと第2球体16Bとは、第1凹部19A,19Bと第2凹部20とに交互に入り込む。したがって、第1、第2球体が同一位置において第1、第2凹部に入り込む従来のヒンジ装置に比して可動部材14の停止位置の間隔を狭くすることができる。しかも、二つの第1凹部19A,19Bの間に第2凹部20が配置されていないので、第1凹部19A,19Bの周方向における間隔を広くすることができる。よって、固定部材12の第1凹部19A,19B間に存在する実質部が早期に摩耗したり、破損したりするのを防止することができる。
図14〜図18は、この発明の第2実施の形態を示す。この実施の形態のヒンジ装置においては、図14に示すように、第1、第2球体16A,16Bが可動部材14の固定部材12との対向面14aに位置固定して設けられている。第1、第2球体16A,16Bは、回動軸線Lを中心する同一円周上に周方向へ180°離れて配置されている。
図15に示すように、固定部材12の可動部材14との対向面12aには、一対のカム凹部17A,17Bが設けられている。カム凹部17A,17Bは、第1球体16A,16Bが配置された円周と同一円周上に周方向へ180°離れて配置されている。図16に示すように、カム凹部17A,17Bの回転軸線Lを中心とする周方向における一端部には、上記の実施の形態と同様に傾斜部17aが形成されている。カム凹部17A,17Bの他端部には、傾斜部17aと逆向きに傾斜する傾斜部17bがそれぞれ形成されている。
この実施の形態のヒンジ装置が用いられる携帯電話機では、受話側筺体3の回動範囲が上記携帯電話機1の折畳位置と通話位置との間に制限されている。通話位置は、受話側筺体3が送話側筺体2に突き当たることによって定められている。受話側筺体3が折畳位置に位置しているときには、上記実施の形態と同様に、第1、第2球体16A,16Bが第1、第2カム凹部17A,17Bの傾斜部17a,17aにそれぞれ突き当たっている。一方、受話側筺体3が通話位置に位置しているときには、図18に示すように、第1、第2球体16a,16bが第2、第1カム凹部17B,17Aの傾斜部17b,17bにそれぞれ突き当たる。これにより、受話側筺体3が通話位置に所定の大きさの力でクリック感をもって停止させられるようになっている。
対向面12Aには、二つの第1凹部19A,19Bが設けられるとともに、二つの第2凹部20A,20Bが設けられている。第1凹部19A,19B及び第2凹部20A,20Bは、カム凹部17A,17Bが配置された円周と同一円周上に配置されている。
第1凹部19Aは、第1カム凹部17Aの傾斜部17aが形成された端部から第2カム凹部17Bに向かう方向において第1カム凹部17Aから所定角度(例えば、90°)だけ離れて配置されている。第1凹部19Bは、同方向において第1凹部19Aから所定角度(例えば、30°)だけ離れて配置されている。
第2凹部20A,20Bは、第1球体16Aが第1凹部19A,19Bのいずれかに入り込んでいるときには、第2球体16Bが第2凹部20A,20Bのいずれにも入らないように配置されている。具体的数値をもって一例を述べると、第2凹部20Aは、第2カム凹部17Bの傾斜部17aが形成された端部から第1カム凹部17Aへ向かう方向において第2カム凹部17Bから105°だけ離れて配置されている。第2凹部20Bは、同方向において第2凹部20Aから第1凹部19A,19Bとの間の角度と同一の角度である30°だけ離れて配置されている。
上記構成のヒンジ装置において、受話側筺体3が折畳位置とそこから90°離れた位置との間に位置しているときには、第1、第2球体16A,16Bのいずれもが対向面12aに突き当たっている。
受話側筺体3が90°以上回動すると、第1球体16Aがいずれかの第1凹部19A,19Bに入り込んでいるときには、第2球体16Bが第2凹部20A,20Bから抜け出て対向面12aに突き当たり、第2球体16Bがいずれかの第2凹部20A,20Bに入り込んでいるときには、第1球体16Aが第1凹部19A,19Bから抜け出て対向面12aに突き当たる。すなわち、受話側筐体3が折畳位置から通話位置に向かって90°回動すると、第1球体16Aが第1凹部19Aに入り込む。このときには。第2球体16Bが第2凹部20A,20Bより折畳位置側に位置し、対向面12aに突き当たっている。受話部筐体3が折畳位置から105°回動すると、第2球体16Bが第2凹部20Aに入り込む(図17参照)。このとき、第1球体16Aは、第1凹部19A,19B間に位置し、対向面12aに突き当たっている。受話側筐体3が折畳位置から120°回動すると、第1球体16Aが第1凹部19Bに入り込む。このとき、第2球体16Bは第2凹部20A,20B間に位置している。受話側筐体3が折畳位置から135°回動すると、第2球体16Bが第2凹部20Bに入り込む。このとき、第1球体16Aは、第1凹部19Bと第1カム凹部17Bとの間に位置している。
図17から明らかなように、第1球体16B(16A)が第2凹部20A,20B(19A,19B)に入り込んでいるときには、第2球体16A(16B)が対向面12aに突き当たっているので、可動部材14が回動軸線Lに対して傾斜する。したがって、可動部材14は、固定部材12に対して傾斜可能に連結されていることが必要であるが、可動部材14の傾斜角度は小さな角度であり、ヒンジ軸13と可動部材14との嵌合部の寸法許容差、ヒンジ軸13と筒体11との嵌合部の寸法許容差等によって十分に吸収し得る程度のものである。よって、殊更可動部材14を固定部材12に対して傾斜可能とするまでもない。これは、第1実施の形態も同様である。
図19及び図20は、この発明の第3実施の形態を示す。この実施の形態は、上記第1実施の形態を変形したものであり、第1実施の形態の第1凹部19Bが形成されていない。したがって、この実施の形態においては、第1、第2凹部がいずれも一つだけ(第1凹部19Aと第2凹部20)形成されている。その他の構成は、上記第1実施の形態と同様である。
図21及び図22は、この発明の第4実施の形態を示す。この実施の形態は、上記第2実施の形態を変形したものであり、球体16A,16Bが可動部材14の径方向(回動軸線Lを中心とする円の径方向)に互いに離間して配置されている。特に、この実施の形態では、第1球体16Aが径方向内側に配置され、第1球体16Bが径方向外側に配置されている。これとは逆に、第1球体16Aを外側に、第2球体16Bを内側に配置してもよい。第1球体16Aが径方向内側に、第2球体16Bが径方向外側に配置されたことに対応して、カム凹部17A及び第1凹部19Aが径方向内側に配置され、カム凹部17B及び第2凹部20Aが径方向外側に配置されている。また、この実施の形態においては、第1、第2凹部がいずれも一つ(第1凹部19A及び第2凹部20A)だけ設けられている。勿論、第1球体16Aが第1凹部19Aに入り込んでいるときには、第2球体16Bが第2凹部20Aから周方向に離間し、第2球体16Bが第2凹部20Aに入り込んでいるときには、第1球体16Aが第1凹部19Aから離間している。
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更してもよい。
例えば、上記の各実施の形態においては、第1、第2球体16A,16Bを可動部材14に設けているが、固定部材12に第1、第2球体16A,16Bを設けてもよい。その場合には、第1、第2カム凹部17A,17B、第1凹部19A,19B及び第2凹部20;20A,20Bが可動部材14に設けられる。
また、第2、第4実施の形態のように、第1、第2球体16A,16Bを可動部材14に固定する場合には、第1、第2球体16A,16Bに代えて突出部をそれぞれ形成してもよい。
さらに、上記の各実施の形態においては、第1、第2球体16A,16Bを回動軸線Lを中心とする周方向へ180°離して配置しているが、第1、第2球体16A、16Bは、180°と異なる角度だけ周方向へ離して配置してもよい。その場合には、第1凹部19Aと第2凹部20A(20)とが周方向へ180°離して配置され、第1凹部19Bと第2凹部20Bとが周方向へ180°離して配置される。
この発明に係るヒンジ装置が用いられた携帯電話機を、受話側筺体を折畳位置に回動させた状態で示す側面図である。 同携帯電話機を、受話側筺体を通話位置に回動させた状態で示す側面図である。 同携帯電話機を、受話側筺体を展開位置に回動させた状態で示す側面図である。 同携帯電話機を、受話側筺体を全開位置に回動させた状態で示す側面図である。 図1のX−X線に沿う拡大断面図である。 図5のX部の拡大図である。 この発明に係るヒンジ装置の一実施の形態を示す分解斜視図である。 同実施の形態において用いられている可動部材を示す平面図である。 同実施の形態において用いられている固定部材を示す平面図である。 同実施の形態において用いられている固定部材及び可動部材の展開図であって、図10(A)は可動部材が折畳位置に位置しているときの第1球体と第1カム凹部との関係を示し、図10(B)は可動部材が折畳位置に位置しているときの第2球体と第2カム凹部との関係を示している。 図10と同様の展開図であって、図11(A)は可動部材が通話位置に位置しているときの第1球体と第1凹部との関係を示し、図11(B)は可動部材が通話位置に位置しているときの第2球体と第2凹部との関係を示している。 図10と同様の展開図であって、図12(A)は可動部材が展開位置に位置しているときの第1球体と第1凹部との関係を示し、図12(B)は可動部材が展開位置に位置しているときの第2球体と第2凹部との関係を示している。 図10と同様の展開図であって、図13(A)は可動部材が全開位置に位置しているときの第1球体と第1凹部との関係を示し、図13(B)は可動部材が全開位置に位置しているときの第2球体と第2凹部との関係を示している。 この発明の第2実施の形態において用いられている可動部材を示す平面図である。 同実施の形態において用いられている固定部材を示す平面図である。 同実施の形態において用いられている固定部材及び可動部材を示す展開図であって、可動部材が折畳位置に位置しているときの状態を示している。 図16と同様の展開図であって、可動部材が折畳位置と通話位置との間の所定の位置に位置しているときの状態を示している。 図16と同様の展開図であって、可動部材が通話位置に位置しているときの状態を示している。 この発明の第3実施の形態において用いられている可動部材を示す平面図である。 同実施の形態において用いられている固定部材を示す平面図である。 この発明の第4実施の形態において用いられている可動部材を示す平面図である。 同実施の形態において用いられている固定部材を示す平面図である。
符号の説明
10 ヒンジ装置
12 固定部材
14 可動部材
15 コイルばね(付勢手段)
16A 第1球体(第1突出部)
16B 第2球体(第2突出部)
19A 第1凹部
19B 第1凹部
20 第2凹部
20A 第2凹部
20B 第2凹部

Claims (5)

  1. 固定部材と、この固定部材に回動軸線を中心として回動可能に、かつ接近離間移動可能に連結された可動部材と、この可動部材を上記固定部材に接近するように付勢する付勢手段とを備え、上記固定部材と上記可動部材との互いに対向する対向面の一方には、上記付勢手段の付勢力によって他方の対向面に押し付けられる第1、第2突出部が上記回動軸線を中心として周方向へ互いに離間して設けられ、他方の対向面には、上記可動部材の回動位置に応じて上記第1及び第2突出部がそれぞれ入り込む第1及び第2凹部が上記回動軸線を中心として周方向へ離間して設けられたヒンジ装置において、
    上記第1突出部が上記第1凹部に入り込んでいるときには上記第2突出部が上記第2凹部から周方向に離間し、上記第2突出部が上記第2凹部に入り込んでいるときには上記第1突出部が上記第1凹部から周方向へ離間するように、上記第1、第2突出部及び上記第1、第2凹部が配置されていることを特徴とするヒンジ装置。
  2. 上記第1突出部と上記第2突出部とが、上記回動軸線を中心とする周方向へ互いに180°離れて配置され、上記第1凹部と上記第2凹部とが、上記回動軸線を中心とする周方向へ180°と異なる角度だけ互いに離れて配置されていることを特徴とする請求項1に記載のヒンジ装置。
  3. 上記第1突出部と上記第2突出部とが、上記回動軸線を中心とする周方向へ180°と異なる角度だけ互いに離れて配置され、上記第1凹部と上記第2凹部とが、上記回動軸線を中心とする周方向へ互いに180°離れて配置されていることを特徴とする請求項1に記載のヒンジ装置。
  4. 上記第1凹部が、上記回動軸線を中心とする周方向へ互いに離間して複数設けられ、上記第1突出部が周方向に隣接する二つの第1凹部の間に位置しているときに上記第2突出部が上記第2凹部に入り込むように、上記第1、第2突出部及び上記第1、第2凹部が配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のヒンジ装置。
  5. 上記第1凹部及び上記第2凹部が、上記回動軸線を中心とする周方向へ互いに離間してそれぞれ複数設けられ、上記第1突出部が周方向に隣接する二つの第1凹部間に位置しているときに上記第2突出部が上記第2凹部に入り込み、上記第2突出部が周方向に隣接する二つの第2凹部間に位置しているときに上記第1突出部が上記第1凹部に入り込むように、上記第1、第2突出部及び上記第1、第2凹部が配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のヒンジ装置。
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