JP5099260B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は内燃機関の制御装置に関する。
内燃機関の排気を冷却する冷却装置がある。冷却装置としては、内燃機関の排気ポートと排気マニホールドとの間に設けられているものや、排気マニホールド周囲に設けられているものがある(特許文献1参照)。冷却装置内部に冷却水が流通することにより、排気が冷却される。
特開昭63−208607号公報
このような冷却装置は、冷却水が流通する経路上に配置されている。冷却水は、ポンプによりその経路を循環する。また、このような冷却装置には、排気の熱量の一部が蓄熱される。内燃機関が停止されるとポンプも停止され、冷却水は循環しなくなる。このため、冷却装置に蓄熱された熱量が冷却水へと伝達されて、冷却水が沸騰する恐れがある。
本発明の目的は、冷却水の沸騰を抑制する内燃機関の制御装置を提供することである。
上記目的は、冷却水が循環する経路上に設けられ前記冷却水が内部を流通することにより内燃機関の排気を冷却する冷却装置と、前記冷却水を循環させるポンプと、前記排気の熱量を推定する推定部と、推定された前記排気の熱量に応じて、イグニッションスイッチのオフの検出後での前記ポンプの作動の可否を決定する制御部と、を備えた内燃機関の制御装置によって達成できる。これにより、例えば排気の熱量が高い場合に、イグニッションスイッチのオフを検出した場合であってもポンプを作動させることにより、冷却水を循環させ、冷却装置に蓄熱された熱量に起因して冷却水が沸騰することを防止できる。
本発明によれば、冷却水の沸騰を抑制する内燃機関の制御装置を提供できる。
図1は、内燃機関の制御装置の説明図である。 図2は、冷却水の経路を示した図である。 図3は、ECUが実行する制御の一例を示したフローチャートである。 図4Aは、排気ガス温度を算出するためのマップであり、図4Bは、アイドル運転期間を算出するためのマップである。 図5は、ECUが実行する制御を説明するためのタイミングチャートである。 図6は、ECUが実行する制御を説明するためのタイミングチャートである。 図7は、実施例2の内燃機関の制御装置の冷却水の経路を示した図である。 図8は、ECUが実行する制御の一例を示したフローチャートである。 図9は、実施例3の内燃機関の制御装置の冷却水の経路の説明図である。 図10は、ECUが実行する制御の一例を示したフローチャートである。
以下、図面を参照して複数の実施例について説明する。
図1は、内燃機関の制御装置の説明図である。エンジン10は、一対のバンク12L、12Rを有している。バンク12L、12Rは、互いに傾けて配置されている。エンジン10は、いわゆるV型エンジンである。バンク12Lには3つの気筒14Lからなる気筒群を有している。バンク12Rにも同様に気筒14Rを有している。
また、バンク12Lには、気筒14L内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁15Lが設けられている。同様に、バンク12Rにも、気筒14R内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁15Rが設けられている。バンク12Lに対しては吸気通路4L及び排気マニホールド5Lが接続され、バンク12Rに対しては吸気通路4R及び排気マニホールド5Rが接続されている。吸気通路4L、4Rは、上流側で合流しており、合流した箇所には吸入空気量を調整するためのスロットル弁6、吸入空気量を検出するエアフロメータ18が設けられている。
排気マニホールド5L、5Rの下端部には、それぞれ触媒20L、20Rが設けられている。触媒20L、20Rは、それぞれバンク12L、12R側の気筒から排出された排気を浄化する。排気マニホールド5L、5Rには、それぞれ空燃比センサ9L、9Rが取り付けられている。
バンク12Lの排気ポート(不図示)と排気マニホールド5Lとの間には、冷却装置40Lが設けられている。同様に、バンク12Rの排気ポート(不図示)と排気マニホールド5Rとの間には、冷却装置40Rが設けられている。
冷却装置40L、40Rは、それぞれ排気マニホールド5L、5Rの管の周囲を冷却水が流れるように構成されている。冷却装置40L、40Rについては詳しくは後述する。
スロットル弁6の開度は、ECU(Electronic Control Unit)7L、7Rにより、バンク12L、12R毎に個別に制御される。また、燃料噴射弁15L、15Rから噴射される燃料量も、ECU7L、7Rにより個別に制御される。ECU7L、7Rは、燃料噴射弁15L、15Rから噴射される燃料をカットすることができる。ECU7L、7Rは、詳しくは後述するが、推定部、制御部に相当する。ECU7L、7Rは通信回線8を介して双方向に通信可能である。通信回線8を介して情報を交換することにより、ECU7L、7Rは、担当するバンクの運転制御のために、他のバンクの運転状態に関する情報を参照可能である。
また、空燃比センサ9L、9Rは、排気の空燃比に応じた検出信号をそれぞれECU7L、7Rに出力する。ECU7L、7Rは、それぞれ空燃比センサ9L、9Rからの出力に基づいて、それぞれ気筒14L、14Rへの燃料噴射量を制御することにより、空燃比をフィードバック制御する。フィードバック制御とは、検出された排気の空燃比が目標空燃比となるように燃料噴射量などを制御することである。
水温センサ52は、後述する冷却水の温度に応じた検出信号をECR7Lに出力する。尚、水温センサ52は、冷却水が循環する経路上の任意の位置におかれる。イグニッションスイッチ30は、オン信号、オフ信号を、ECU7Lに出力する。
図2は、冷却水の経路を示した図である。図2に示すように、冷却水の経路上には、ラジエータ72、インレット74、ポンプ76などが配置されている。主経路82は、インレット74、ポンプ76、エンジン10、ラジエータ72の順に冷却水を循環させる。主経路82は、エンジン10のリアジョイント部19からラジエータ72に冷却水を循環させる。補助経路88は、インレット74、ポンプ76、エンジン10、冷却装置40L、40R、Vバンクパイプ60の順に冷却水を循環させる。補助経路88は、リアジョイント部19から分岐して、それぞれ冷却装置40L、40R内に冷却水を流通させる分岐経路86L、86Rを含む。
ポンプ76は、エンジン10の回転に連動して作動する機械式ポンプである。冷却水は、インレット74からエンジン10へと流れる。冷却水は、まずエンジン10のブロック側ウォータジャケット11wに流入し、次に、ヘッド側ウォータジャケット12Lw、12Rwに流入する。ヘッド側ウォータジャケット12Lw、12Rwから排出された冷却水は、リアジョイント部19で合流する。リアジョイント部19には、主経路82と補助経路88とが連結されている。主経路82を流れる冷却水は、リアジョイント部19からラジエータ72に流れ、ラジエータ72で冷却水は放熱する。
分岐経路86Lには、冷却装置40Lが配置されている。冷却装置40L内に冷却水が流通する。冷却装置40L内に冷却水が流通することにより、バンク12Lの気筒14Lから排出された排気の温度を低下させることができる。分岐経路86R、冷却装置40Rについても同様である。
図3は、ECU7L、7Rが実行する制御の一例を示したフローチャートである。
ECU7L、7Rは、水温センサ52からの出力に基づいて、冷却水温を検出する(ステップS1)。尚、水温センサ52からの出力によらずに、公知の方法により冷却水温を推定してもよい。
次に、ECU7L、7Rは、排気ガス温度、及び排気ガス量を算出する(ステップS2)。排気ガス温度は、例えば、図4Aに示したマップに基づいて算出される。図4Aは、排気ガス温度を算出するためのマップであり、ECU7L、7Rに予め記憶されている。図4Aに示すように、縦軸はエンジン10の回転数を示しており、横軸はエンジン10の負荷を示している。エンジン10の回転数、負荷が大きいほど、排気ガス温度は高いものとして算出される。
また、排気ガス量(g/sec)は、エアフロメータ18からの出力に基づいて検出された吸入空気量と、空燃比センサ9L、9R空の出力に基づいて検出された空燃比とに基づいて、排気ガス量が算出される。
次に、ECU7L、7Rは、排気ガスの熱量Pを推定する(ステップS3)。具体的には、以下の式により推定する。
P=M*Cp*(Tex−Tair)・・・(1)
Mは、排気ガス量を示し、Cpは排気ガスの比熱を示し、Texは、排気ガス温度を示し、Tairが外気温度を示している。ステップS2において算出された、排気ガス量、排気ガス温度をそれぞれ、M、Texに代入して熱量Pを算出する。また、外気温は、公知の温度センサを用いて検出してもよいし、その他公知の方法により推定又は算出してもよい。
次に、ECU7L、7Rは、冷却水温が判定値D1を超えているか否かを判定する(ステップS4)。超えている場合には、ECU7L、7Rは、排気ガスの熱量が判定値D2を超えているか否かを判定する(ステップS5)。ここでの排気ガスの熱量は、ステップS3において算出された熱量である。超えている場合には、ECU7L、7Rは、前回の第1カウンタ値T1に1加算した値を、今回の第1カウンタ値T1とする(ステップS6)。第1カウンタ値T1とは、排気ガスの熱量が判定値D2を超えた期間を計測するために用いられる値である。
次に、ECU7L、7Rは、第1カウンタ値T1が判定値D3を超えているか否かを判定する(ステップS7)。超えている場合には、ECU7L、7Rは、イグニッションスイッチ30のオフを検出した後にアイドル運転を実行するフラグをONにする(ステップS8)。イグニッションスイッチ30のオフの検出後にアイドル運転を実行する理由は、アイドル運転をすることにより、イグニッションスイッチ30のオフ後においても所定期間ポンプ76を作動させて、冷却装置40L、40Rに蓄熱された熱量に起因した冷却水の沸騰を防止するためである。
次に、ECU7L、7Rは、アイドル運転期間を算出する(ステップS9)。具体的にはECU7L、7Rは、図4Bに示すように、第1カウンタ値T1に対応したアイドル運転期間を算出する。図4Bは、アイドル運転期間を算出するためのマップである。図4Bのマップは、縦軸はアイドル運転期間、横軸は第1カウンタ値T1を示している。図4Bに示すように、第1カウンタ値T1が大きいほど、アイドル運転期間は長くなるように設定される。この理由は、第1カウンタ値T1が大きいほど、冷却装置40L、40Rに蓄熱した熱量が多いと思われるからである。例えば、第1カウンタ値T1が、1000、2000、3000、4000の場合には、アイドル運転期間は、それぞれ、30、60、90、120(sec)に設定される。第1カウンタ値T1は、排気ガスの熱量が判定値D2を超えた期間と対応している。従って、推定された排気の熱量が判定値D2を超えた期間に応じて、アイドル運転期間が設定される。即ち、排気ガスの熱量が判定値D2を超えた期間に応じて、ポンプ76の作動期間が設定される。
次に、ECU7L、7Rは、イグニッションスイッチ30からオフ信号を検出したか否かを判定する(ステップS10)。否定判定の場合には、ECU7L、7Rは、再度ステップS1を実行する。ECU7L、7Rが、イグニッションスイッチ30からのオフ信号を検出した場合には、ECU7L、7Rは、アイドル運転を実行する(ステップS11)。アイドル運転が実行されることにより、ポンプ76は、エンジン10に連動して作動する。従って、イグニッションスイッチ30がオフにされた場合であっても、所定期間は、ポンプ76が作動し、冷却水は径路上を循環する。これにより、冷却装置40L、40Rに蓄熱された熱量の影響により、冷却水が沸騰することが防止できる。
ステップS4において、冷却水温が判定値D1未満の場合、ECU7L、7Rは、アイドル運転実行フラグをオフにする(ステップS15)。冷却水温が、ある程度低い場合には、イグニッションスイッチ30のオフ後であっても冷却水が沸騰する恐れは少ないからである。
ステップS5において、排気ガスの熱量が判定値D2未満の場合、ECU7L、7Rは、アイドル運転実行フラグがオンであるか否かを判定する(ステップS12)。否定判定の場合には、ECU7L、7Rは、ステップS15を実行する。肯定判定の場合、ECU7L、7Rは、前回の第2カウンタ値T2に1加算したものを今回の第2カウンタ値T2として算出する(ステップS13)。第2カウンタ値T2とは、排気ガスの熱量が判定値D1未満である期間を計測するために用いられる。
次に、ECU7L、7Rは、第2カウンタ値T2が判定値D4を超えているか否かを判定する(ステップS14)。第2カウンタ値T2が判定値D4を超えている場合には、ECU7L、7Rは、ステップS15を実行する。この場合には、冷却装置40R、40Lに蓄熱された熱量は少ないと推定されるからである。第2カウンタ値T2が判定値D2未満の場合、ECU7L、7Rは、アイドル運転フラグをオンにする(ステップS8)。この場合には、冷却装置40R、40Lに蓄熱された熱量はまだ充分にあるものと推定されるからである。第2カウンタ値T2は、排気ガスの熱量が判定値D2未満の期間と対応している。従って、推定された排気の熱量が判定値D2未満の期間と、推定された排気の熱量が判定値D2を超えた期間とに応じて、アイドル運転の実行の可否が決定される。即ち、推定された排気の熱量が判定値D2未満の期間と、推定された排気の熱量が判定値D2を超えた期間とに応じて、イグニッションスイッチ30のオフ後のポンプ76の作動の可否が決定される。これにより、イグニッションスイッチ30がオフとなる前のエンジン10の運転状態を考慮して、ポンプ76の作動の可否を決定することができる。
以上のように、ECU7L、7Rは、排気ガスの熱量を推定し、推定された熱量に応じて、イグニッションスイッチ30のオフの検出後でのアイドル運転の実行の可否を決定する。これにより、排気の熱量が高い場合には、イグニッションスイッチ30のオフの検出後ポンプ76を作動させ、冷却水を循環させる。よって、冷却装置40L、40Rに蓄熱された熱量に起因して冷却水が沸騰することを防止できる。
次に、ECU7L、7Rが実行する制御についてタイミングチャートにより説明する。図5、図6は、ECU7L、7Rが実行する制御を説明するためのタイミングチャートである。尚、図5、図6には、排気ガスの熱量P、冷却装置40L、40Rの温度Tc、冷却水の温度Twを示している。尚、冷却水の温度Twは、冷却装置40L、40R周辺での冷却水の温度を示している。
図5は、イグニッションスイッチ30のオフの検出後にアイドル運転期間が実行される場合のタイミングチャートである。例えば、車両が坂道などを上り、継続して高回転高負荷運転が実行されると、排気ガスの熱量Pは、上昇して、判定値D2を超える。熱量Pが判定値D2を超えた状態でイグニッションスイッチ30がオフにされると、エンジン10はアイドル運転が実行される。イグニッションスイッチ30がオフにされた際の冷却装置40L、40Rの温度Tcが200℃とすると、アイドル運転実効により排気ガスの熱量Pは急激に低下し、冷却装置40L、40Rの温度Tcも、200℃から徐々に低くなる。また、アイドル運転が実行されることにより、ポンプ76が作動し冷却水が径路上を循環するので、冷却水の温度はイグニッションスイッチ30のオフの前後で大きく変化することなく、90℃程度を維持する。このようにして、冷却装置40L、40Rに蓄熱された熱量に起因して冷却水が沸騰することが防止できる。
仮に、イグニッションスイッチ30のオフと共にポンプ76の作動が停止される場合を想定する。この場合には、ポンプ76が停止されるので、冷却水は循環せず、冷却装置40L、40R内、又は冷却装置40L、40R周辺に滞留した冷却水が、冷却装置40L、40Rに蓄熱された熱量に起因して沸騰する恐れがある。しかしながら、本実施例においては、イグニッションスイッチ30のオフ後も所定期間アイドル運転が実行されるため、冷却装置40L、40Rに蓄熱された熱量が低下するまで冷却水は循環される。これにより、冷却水が沸騰する恐れを防止できる。
次に、アイドル運転が実行されない場合について説明する。図6は、イグニッションスイッチ30のオフの検出後にアイドル運転期間が実行されない場合のタイミングチャートである。図6に示すように、例えば車両が高回転高負荷運転後に、低回転低負荷運転となりイグニッションスイッチ30がオフされた場合、低回転低負荷運転により、排気ガスの熱量Pは既に判定値D2を下回っている。このため、このような状態ではアイドル運転は実行されない。排気ガスの熱量Pが低下しているため、冷却装置40L、40Rに蓄熱された熱量も小さいと推定されるからである。従って、このような場合には、アイドル運転は実行されない。
次に、実施例2の内燃機関の制御装置について説明する。
図7は、実施例2の内燃機関の制御装置の冷却水の経路を示した図である。
実施例2の内燃機関の制御装置においては、ポンプ76aが採用されている。ポンプ76aは、ECU7L、7Rからの指令に基づいて作動する電動式ポンプである。従って、エンジン10停止後であっても、ECU7L、7Rからの指令に基づいてポンプ76aは作動する。
次に、ECU7L,7Rが実行する制御について説明する。図8は、ECU7L、7Rが実行する制御の一例を示したフローチャートである。

ECU7L、7Rは、ステップS1〜S7まで実行すると、イグニッションスイッチ30のオフの検出後にポンプ76aを作動させる実効フラグをオンにする(ステップS8a)。次に、ポンプ76aの作動期間を算出する(ステップS9a)。尚、ポンプ76aの作動期間は、実施例1と同様に、第1カウンタ値T1に基づいて算出される。イグニッションスイッチ30のオフを検出した場合には、ECU7L、7Rは、エンジン10を停止しポンプ76aを作動させる(ステップS11a)。
このように、イグニッションスイッチ30のオフ後所定期間ポンプ76aを作動させることにより、冷却装置40L、40Rに蓄熱された熱量に起因する冷却水の沸騰を防止できる。尚、ステップS7において否定判定、又は、ステップS14において肯定判定の場合には、イグニッションスイッチ30のオフ後のポンプ76aの作動の実効フラグをオフにする(ステップS15a)。
次に、実施例3の内燃機関の制御装置について説明する。
図9は、実施例3の内燃機関の制御装置の冷却水の経路の説明図である。
図9に示すように、冷却水の経路は、エンジン10内を通過する主経路82と、主経路82と並列に接続し冷却装置40L、40R内を通過する副経路86とを有している。また、ポンプ76aと、エンジン10との間の主経路82上には、制御弁78が設けられている。制御弁78は、ECU7L、7Rからの指令に応じて、主経路82を通過する冷却水の流量を制御することができる。詳細には、制御弁78は、ECU7L、7Rからの指令に応じて所定の開度に維持することができる。
図10は、ECU7L、7Rが実行する制御の一例を示したフローチャートである。
ECU7L、7Rは、ステップS1〜S10まで実行し、イグニッションスイッチ30のオフが検出されると、ECU7L、7Rは、ポンプ76aを駆動させると共に(ステップS11a)、制御弁78を閉じる(ステップS11b)。これにより、エンジン10内には冷却水は流れなくなり、副経路86に冷却水が流れる。これにより、冷却装置40L、40R内を流れる冷却水の流量が増大する。これにより、冷却装置40L、40Rは、大量に流入した冷却水によって短期間で冷却される。従って、冷却装置40L、40Rに蓄熱された熱量に起因して冷却水が沸騰することが防止できる。尚、制御弁78を完全に閉じるのではなく、制御弁78を所定の開度に制御することにより、エンジン10内を通過する冷却水の流量を抑えてもよい。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

Claims (5)

  1. 冷却水が循環する経路上に設けられ前記冷却水が内部を流通することにより内燃機関の排気を冷却する冷却装置と、
    前記冷却水を循環させるポンプと、
    前記排気の熱量を推定する推定部と、
    推定された前記排気の熱量に応じて、イグニッションスイッチのオフの検出後での前記ポンプの作動の可否を決定する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記推定された排気の熱量が判定値を超えた期間と、前記推定された排気の熱量が前記判定値未満となった期間とに応じて、前記イグニッションスイッチのオフの検出後での前記ポンプの作動の可否を決定する、内燃機関の制御装置。
  2. 前記ポンプは、前記内燃機関に連動した機械式ポンプであり、
    前記制御部は、前記イグニッションスイッチのオフの検出後にアイドル運転を実行することにより前記ポンプを作動させる、請求項1の内燃機関の制御装置。
  3. 前記ポンプは、前記制御部からの指令に応じて作動する電動式ポンプである、請求項1の内燃機関の制御装置。
  4. 前記経路は、前記内燃機関内を通過する主経路と、前記主経路に並列に接続し前記冷却装置内を通過する副経路と、を含み、
    前記主経路を流通する冷却水の流量を制御可能な制御弁を備え、
    前記制御部は、前記イグニッションスイッチのオフの検出後、前記制御弁を制御することにより前記主経路を流通する冷却水の流量を抑制する、請求項1乃至3の何れかの内燃機関の制御装置。
  5. 前記制御部は、前記推定された排気の熱量が判定値を超えた期間に応じて、前記ポンプの作動期間を設定する、請求項1乃至3の何れかの内燃機関の制御装置。
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