JP2016223319A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】EGRバルブでの凝縮水発生を抑制することのできる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】コンプレッサよりも吸気上流側の吸気通路と排気通路とを接続するEGR通路と、EGR通路の途中に設けられたEGRバルブと、を備え、熱源からの受熱により昇温された冷媒をEGRバルブに設けられたウォータジャケットに流通させて、当該EGRバルブの暖機を行う内燃機関において、EGR通路におけるEGRバルブと排気通路との間に設けられたEGRクーラと、EGRクーラへ冷媒を流通させて当該EGRクーラへ流入するEGRガスを冷却する冷却装置と、を備える。制御装置は、EGRバルブの暖機時において、EGRバルブの温度がEGRガスの露点に達するまでの期間は、EGRクーラの温度をEGRバルブの温度よりも低温に保持するように冷却装置を制御する。
【選択図】図7

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関し、詳しくは、排気ガスの一部を吸気通路へ還流させるEGR装置を備えた内燃機関の制御装置に関する。
例えば、特開2008−88862号公報には、EGRバルブの冷却と暖機とを選択的に実施するための技術が開示されている。この技術では、EGRバルブに形成されたEGRバルブ水路に機関冷却水を供給する装置において、供給される機関冷却水が、ラジエータから流出して内燃機関のウォータジャケットへ供給される前の機関冷却水と、当該ウォータジャケットを通過してラジエータへ供給される前の機関冷却水との間で選択的に切り替えられることが行なわれる。これにより、EGRバルブ水路に供給される機関冷却水の温度を変化させることができるので、EGRバルブの暖機要求又は冷却要求に応じた温度制御が可能となる。
特開2008−88862号公報 特開2014−148957号公報 国際公開第2010/128547号 特開2013−524069号公報
ところで、排気ガスの温度が露点を下回ると、排気ガス中の水分が凝縮して凝縮水が生成されることが知られている。上記技術は、EGRバルブの速やかな暖機を可能としているが、例えばEGRバルブの暖機開始の直後等、未だEGRバルブの温度が排気ガスの露点温度よりも低い期間においては、当該EGRバルブに排気ガスが触れることによって凝縮水が発生してしまう。その後EGRバルブが開弁されると、凝縮した水滴や氷塊が吸気通路へ流入し、コンプレッサの損傷や腐食の原因になりうる。上記の技術では、このようなEGRバルブでの凝縮水発生に対して、何ら対策がなされていない。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたもので、EGRバルブでの凝縮水発生を抑制することのできる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の制御装置であって、
吸入空気を過給するコンプレッサと、前記コンプレッサよりも吸気上流側の吸気通路と排気通路とを接続するEGR通路と、前記EGR通路の途中に設けられたEGRバルブと、を備え、熱源からの受熱により昇温されたEGRバルブ用冷媒を前記EGRバルブに設けられたウォータジャケットに流通させて、当該EGRバルブの暖機を行う内燃機関において、
前記EGR通路における前記EGRバルブと前記排気通路との間に設けられたEGRクーラと、
前記EGRクーラへ冷媒を流通させて当該EGRクーラへ流入するEGRガスを冷却する冷却装置と、を備え、
前記EGRバルブの暖機時において、前記EGRバルブの温度が前記EGRガスの露点に達するまでの期間は、前記EGRクーラの温度を前記EGRバルブの温度よりも低温に保持するように前記冷却装置を制御することを特徴としている。
第2の発明は、第1の発明において、
前記制御装置は、前記EGRバルブの暖機時において、前記EGRバルブの温度が前記EGRガスの露点に達するまでの期間は、前記EGRバルブ用冷媒よりも低温の冷媒が前記EGRクーラに流通するように前記冷却装置を制御することが好ましい。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、
前記制御装置は、前記EGRバルブの暖機時において、前記EGRバルブの温度が排気ガスの露点に達した後は、前記EGRバルブ用冷媒の温度以上の冷媒が前記EGRクーラに流通するように前記冷却装置を制御することが好ましい。
第4の発明は、第1乃至第3の何れか1つの発明において、
前記内燃機関は、前記コンプレッサよりも吸気下流側の吸気通路に設けられたインタークーラを備え、前記EGRバルブ用冷媒よりも低温のインタークーラ用冷却水を前記インタークーラへ流通させて当該インタークーラへ流入する吸気を冷却するように構成され、
前記冷却装置は、前記冷媒として前記EGRバルブ用冷媒を流通させる第1流路形態と前記インタークーラ用冷却水を流通させる第2流路形態とを切替可能に構成され、
前記制御装置は、前記EGRバルブの暖機時において、前記EGRバルブの温度が排気ガスの露点に達するまでの期間は、前記第2流路形態により前記冷却装置を駆動し、前記EGRバルブの温度が排気ガスの露点に達した後の期間は、前記第1流路形態により前記冷却装置を駆動することが好ましい。
第5の発明は、第1乃至第4の何れか1つの発明において、
前記制御装置は、前記EGRバルブの暖機時において、前記EGRクーラの温度が前記EGRバルブの温度よりも高い場合には、冷媒が前記EGRクーラから持ち去る熱量が増量されるように前記冷却装置を制御することが好ましい。
第6の発明は、第1乃至第5の何れか1つの発明において、
前記制御装置は、前記EGRバルブの暖機時において、前記EGRクーラの内部に付着している凝縮水量が所定の閾値以下となった場合に、前記EGRバルブを開弁するEGR動作の実行を許可するように構成されることが好ましい。
第7の発明は、第1乃至第6の何れか1つの発明において、
前記EGRバルブ用冷媒は、前記内燃機関に形成された冷却水流路を流れる機関冷却水であることが好ましい。
第1の発明によれば、EGRバルブの暖機時において、EGRバルブの温度がEGRガスの露点に達するまでの期間は、EGRバルブの上流側に位置するEGRクーラの温度がEGRバルブの温度よりも低温に保持される。これにより、排気ガス中の水分は、EGRバルブよりも上流側のEGRクーラにおいて積極的に凝縮されるので、EGRバルブの温度がEGRガスの露点に達するまでの期間にEGRバルブにおいて発生する凝縮水を有効に抑制することができる。
第2の発明によれば、EGRバルブの暖機時において、EGRバルブの温度がEGRガスの露点に達するまでの期間は、EGRバルブ用冷媒よりも低温の冷媒がEGRクーラへ流通される。これにより、EGRバルブの暖機時において、EGRバルブ用冷媒によって暖機されるEGRバルブよりもEGRクーラの温度を低温に保つことができるので、EGRクーラにおいて効果的に凝縮水を発生させることができる。
第3の発明によれば、EGRバルブの暖機時において、EGRバルブの温度がEGRガスの露点に達した後は、EGRバルブ用冷媒以上の温度の冷媒がEGRクーラへ流通される。EGRクーラは、EGRバルブよりも温度が上昇し易いため、付着した凝縮水が逸早く蒸発する。このため、本発明によれば、EGRクーラの凝縮水を効率よく減らすことができるので、EGRバルブを開弁するEGR動作を逸早く開始することができる。
第4の発明によれば、EGRバルブの暖機時において、EGRバルブの温度がEGRガスの露点に達するまでの期間は、EGRバルブ用冷媒よりも低温のインタークーラ用冷却水がEGRクーラへ流通され、EGRバルブの温度がEGRガスの露点に達した後の期間は、EGRバルブ用冷媒がEGRクーラへ流通される。これにより、EGRバルブの温度がEGRガスの露点に達する前後の期間において、EGRクーラへ流入する冷媒の温度を簡易に変化させることができる。
第5の発明によれば、EGRバルブの暖機時において、EGRクーラの温度がEGRバルブの温度よりも高い場合には、冷媒がEGRクーラから持ち去る熱量が増量される。これにより、EGRクーラの温度がEGRバルブの温度よりも低温となるまでの時間を有効に短縮してEGRバルブでの凝縮水の発生を抑制することができる。
第6の発明によれば、EGRバルブの暖機時において、EGRクーラの内部の凝縮水量が所定の閾値以下となった場合に、EGRバルブを開弁するEGR動作が許可される。これにより、EGR弁を開弁した際に凝縮水が吸気通路へ流通することを有効に回避することができる。
第7の発明によれば、EGRバルブ用冷媒として内燃機関に形成された冷却水流路を流れる機関冷却水が用いられる。このため、本発明によれば、簡易な構成でEGRバルブの暖機を行うことができる。
本発明の実施の形態1の制御装置が適用されるエンジンシステムの構成を示す図である。 EGRバルブの内部構造を説明するための図である。 第1流路形態の回路構成図を示している。 第2流路形態の回路構成図を示している。 エンジン暖機時において、エンジン冷却水を用いてEGRバルブを暖機した場合の、エンジン冷却水流通量、各種温度及び凝縮水の付着量の時間変化を示すタイムチャートである。 EGRバルブの暖機中における温度分布を示す図である。 エンジン暖機時において、エンジン冷却水を用いてEGRバルブ及びEGRクーラを暖機した場合の、エンジン冷却水流通量、各種温度及び凝縮水の付着量の時間変化を示すタイムチャートである。 排気圧力の脈動を示す図である。 EGRバルブの暖機制御のルーチンを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に示す実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態において説明する構造やステップ等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1について図を参照して説明する。
[実施の形態1の構成]
図1は、本発明の実施の形態1の制御装置が適用されるエンジンシステムの構成を示す図である。本実施の形態に係る内燃機関は、ターボ過給機を備えた過給エンジン(以下、「エンジン」とも称する)であり、より詳しくは、エンジン本体2に複数の気筒が備えられた火花点火式の4ストロークレシプロエンジンである。
本実施の形態に係る過給エンジンは、吸気通路10に設けられ吸入空気を過給するコンプレッサ32と排気通路20に設けられたタービン34とからなるターボ過給機30を備えている。吸気通路10はエンジン本体2に取り付けられた吸気マニホールド12に接続されている。吸気マニホールド12は、コンプレッサ32によって圧縮された吸気を冷却するためのインタークーラ14を内蔵したインタークーラ内蔵型の吸気マニホールドとして構成されている。インタークーラ14は水冷式のクーラであり、冷媒としての冷却水が流通可能な内部流路14aを備えている。
吸気通路10の入口にはエアクリーナ16が設けられ、その下流であってコンプレッサ32よりも上流には空気流量を計測するためのエアフローメータ(図示せず)が配置されている。コンプレッサ32の下流側の吸気通路10には、エンジン内に供給される空気量を調整するためのスロットルバルブ18が配置されている。
また、排気通路20はエンジン本体2に取り付けられた排気マニホールド22に接続されている。排気通路20のタービン34の下流にはスタート触媒(以下、「S/C」と称する)24およびアンダーフロア触媒(以下、「U/F」と称する)26がこの順に設けられている。S/C24及びU/F26は所謂三元触媒であって、理論空燃比近傍において排気ガスに含まれるHC,CO,NOxの3成分を効率的に浄化する。
また、本実施の形態に係る過給エンジンは、排気ガスの一部を筒内へ還流させるEGR装置40を備えている。EGR装置40は、コンプレッサ32の吸気上流側にEGRガスを導入するいわゆる低圧側EGR(LPL−EGR)装置として構成されている。より詳しくは、EGR装置40はEGR通路42を備えている。EGR通路42は、その一端がS/C24とU/F26との間の排気通路20に接続され、他端がエアクリーナ16とコンプレッサ32との間の吸気通路10に接続されている。EGR通路42の途中には、EGRガスを冷却するためのEGRクーラ44が設けられている。EGRクーラ44は、水冷式のクーラであり、冷媒としての冷却水が流通可能な内部流路44aを備えている。
EGRクーラ44よりも下流のEGR通路42には、当該EGR通路42を開閉するためのEGRバルブ46が設けられている。図2は、EGRバルブの内部構造を説明するための図である。この図に示すように、EGRバルブ46は、弁体としての傘部46aが内壁46bに接触又は離反することにより流路が開閉されるポペットバルブとして構成されている。EGRバルブ46の内壁46bの周囲には、冷媒としての冷却水が流通可能なウォータジャケット46cが設けられている。
本実施の形態に係る制御装置は、異なる冷却水を循環させる2系統の冷却装置を備えている。第1冷却装置50は、エンジン本体2のエンジン冷却水WENGを循環させるものであり、第1ラジエータ4、エンジン本体2の内部流路2a、ウォータポンプ(図示せず)、及び冷却水流路52,54を主要構成とするものである。このエンジン冷却水WENGは、ウォータポンプの駆動によって、第1ラジエータ4、冷却水流路52、内部流路2a、冷却水流路54の順に流れる。第1ラジエータ4は、エンジン本体2を冷却するための通常のラジエータであり、エンジン冷却水WENGは例えば80℃〜90℃程度の水温に制御される。
第2冷却装置60は、インタークーラ14のI/C冷却水WI/Cを循環させるものであり、第2ラジエータ6、インタークーラ14の内部流路14a、ウォータポンプ(図示せず)、及び冷却水流路62,64を主要構成とするものである。このI/C冷却水WI/Cは、ウォータポンプの駆動によって、第2ラジエータ6、冷却水流路62、内部流路14a、冷却水流路64の順に流れる。第2ラジエータ6は、インタークーラ14を冷却するためのラジエータであり、I/C冷却水WI/Cは例えば30℃程度の水温に制御される。
また、第1冷却装置50は、上記構成に加えて、EGRバルブ46のウォータジャケット46cへエンジン冷却水WENGを供給するための構成を有している。より詳しくは、第1冷却装置50を構成する冷却水流路52,54は、冷却水流路56,58を介してウォータジャケット46cに接続されている。このような構成によれば、エンジン冷却水WENGは、上記エンジン本体2への循環に加えて、第1ラジエータ4、冷却水流路52、冷却水流路56、ウォータジャケット46c、冷却水流路58、冷却水流路54の順にも流れる。
また、上記2系統の冷却装置のそれぞれは、EGRクーラ44の内部流路44aに接続されている。より詳しくは、第2冷却装置60を構成する冷却水流路62,64は、冷却水流路66,68を介してそれぞれ内部流路44aに接続されている。また、第1冷却装置50を構成する冷却水流路56,58は、冷却水流路70,72のそれぞれを介して内部流路44aに接続されている。冷却水流路66,68と内部流路44aとの接続部には、三方弁74,76がそれぞれ設けられている。三方弁74は、内部流路44aの出口側との接続を冷却水流路70と冷却水流路66との間で切り替えるように構成されている。また、三方弁76は、内部流路44aの入口側との接続を冷却水流路68と冷却水流路72との間で切り替えるように構成されている。
本実施の形態に係るエンジンシステムは、ECU(Electronic Control Unit)80を備えている。ECU80は、エンジンシステムの全体を総合制御する制御装置であって、本発明に係る制御装置はECU80の一つの機能として具現化されている。
ECU80は、エンジンシステムが備えるセンサの信号を取り込み処理する。センサは上述したエアフローメータの他、クランク軸の回転速度を検出する回転速度センサや、アクセルペダルの開度に応じた信号を出力するアクセル開度センサ(何れも図示せず)なども取り付けられている。ECU80は、取り込んだ各センサの信号を処理して所定の制御プログラムにしたがって各アクチュエータを操作する。ECU80によって操作されるアクチュエータには、上述したEGRバルブ46、三方弁74,76、スロットルバルブ18などが含まれている。なお、ECU80に接続されるアクチュエータやセンサは図中に示す以外にも多数存在するが、本明細書においてはその説明は省略する。
[実施の形態1の動作]
(冷却水流路切替制御について)
次に、本実施の形態1の動作について説明する。EGRクーラ44は高温のEGRガスを冷却するためのものであり、内部流路44aへ絶えず冷媒を流通させている。本実施の形態の制御装置では、三方弁74,76の連通先を切り替えることにより、EGRクーラ44の内部流路44aへエンジン冷却水WENGを流通させる第1流路形態と、EGRクーラ44の内部流路44aへI/C冷却水WI/Cを流通させる第2流路形態と、を選択的に切り替える冷却水流路切替制御が実行される。
図3は第1流路形態の回路構成図を示している。図3に太線で示すように、第1流路形態は、三方弁74,76の連通先を冷却水流路70,72の側に切り替えることにより形成される。第1流路形態では、冷却水流路52を流通するエンジン冷却水WENGが、冷却水流路56及び冷却水流路70を介して内部流路44aを流通し、冷却水流路72及び冷却水流路58を介して冷却水流路54へと戻される流路が形成される。
また、図4は第2流路形態の回路構成図を示している。図4に太線で示すように、第2流路形態は、三方弁74,76の連通先を冷却水流路66,68の側に切り替えることにより形成される。第2流路形態では、冷却水流路62を流通するI/C冷却水WI/Cが、冷却水流路66を介して内部流路44aを流通し、冷却水流路68を介して冷却水流路64へと戻される流路が形成される。
(EGRバルブの暖機制御について)
エンジンの冷間始動では、EGRバルブ46が閉弁された状態であるが、EGR通路42内のガスは排気の脈動によって絶えずガス交換される。このため、EGR装置40を構成するEGRバルブ46の温度がEGRガスの露点(例えば56〜60℃)以下である期間は、当該EGRバルブ46に接触したEGRガスが露点以下に冷却されて凝縮水が発生する。発生した凝縮水が蒸発する前にEGR動作が開始されてしまうと、凝縮水が吸気通路10に流入してしまい、コンプレッサ32の損傷や腐食を招くおそれがある。このため、EGR動作は、EGRバルブ46に付着した凝縮水が蒸発した後に開始する必要があり、この場合EGR動作を実行することができない期間における燃費やエミッションの悪化が問題となる。
そこで、上記問題の対策として、エンジン暖機時において、エンジン冷却水WENGを利用してEGRバルブ46を暖機する暖機制御が考えられる。図5は、エンジン暖機時において、エンジン冷却水を用いてEGRバルブを暖機した場合の、エンジン冷却水流通量、各種温度及び凝縮水の付着量の時間変化を示すタイムチャートである。なお、この図に示す例では、冷却水流路切替制御において第1流路形態が選択されてEGRクーラ44にエンジン冷却水WENGが流通する場合を示している。この図に示すように、エンジン暖機が開始されると、一定量のエンジン冷却水がEGRバルブ46及びEGRクーラ44に流通される。また、エンジン冷却水WENGの温度が上昇すると、EGRクーラ44の内壁の温度及びEGRバルブ46の傘部46aの温度が共に上昇する。但し、これら2つの温度上昇度合を比較すると、EGRクーラ44の内壁の温度の方がその上昇割合が大きい。これは、EGRバルブ46の熱容量がEGRクーラ44よりも大きいことやEGRバルブ46の構造上の理由に起因する。図6は、EGRバルブの暖機中における温度分布を示す図である。なお、この図において、(a)から(e)で示した菱形は、図2に示すEGRバルブの(a)から(e)に対応している。また、この図において、黒塗りの菱形は暖機開始後120秒を経過した時点の温度分布を、白抜きの菱形は暖機開始後600秒を経過した時点の温度分布を、それぞれ示している。
図6に示すように、EGRバルブ46は、その内部の部位によって温度の上昇度合が異なる。特に、傘部46aはウォータジャケット46cからの熱が直接的に伝わらない上に放熱の影響も大きいため、昇温度合がより緩慢になる。
再び図5に戻り凝縮水の付着量に着目すると、EGRクーラ44の内壁に付着する凝縮水は、エンジン暖機が開始されてからEGRクーラ44の内壁の温度がEGRガスの露点に到達する時点t1までの期間に急増する。EGRクーラ44の内壁の温度は、エンジン冷却水WENGの温度が上昇に追従して上昇するため、露点到達以降は発生した凝縮水が速やかに蒸発されて減少する。
また、EGRクーラ44の内壁において凝縮水が発生している期間は、凝縮水が発生した後の水分含有量の少ないEGRガスが下流側のEGRバルブ46へと到達する。このため、エンジン暖機が開始されてから時点t1までの期間は、EGRバルブ46の傘部46aに付着する凝縮水は微増となる。その後、傘部46aに付着する凝縮水は、傘部46aの温度がEGRガスの露点に到達する時点t2までの期間に増加する。
上述したように、EGRバルブ46の傘部46aの温度はエンジン冷却水WENGの温度に追従して昇温されないため、発生した凝縮水は速やかに蒸発されず長時間残存する。その後、傘部46aの凝縮水付着量がEGR導入が可能な所定の閾値まで減少する時点t3において、EGRバルブ46を開弁するEGR動作が許可される。
このように、EGRバルブ46は、ウォータジャケット46cにエンジン冷却水WENGを流通させたとしても傘部46aの温度上昇が緩慢であるため、露点に到達するまでの期間に付着した凝縮水が蒸発して除去されるまでに時間を要してしまう。このことは、ポペットバルブとして構成されたEGRバルブに限らず、バタフライバルブとして構成されたEGRバルブの弁体についても当てはまる。
一方、EGRクーラ44は、内部流路44aにエンジン冷却水WENGを流通させることによりエンジン冷却水の温度に追従してその温度が上昇するため、凝縮水が付着したとしても比較的速やかに蒸発させて除去することができる。
そこで、本実施の形態の制御装置では、EGRバルブ46の温度がEGRガスの露点に到達するまでの期間は、EGRクーラ44において積極的に凝縮水を発生させる制御を行うこととする。図7は、エンジン暖機時において、エンジン冷却水を用いてEGRバルブ及びEGRクーラを暖機した場合の、エンジン冷却水流通量、各種温度及び凝縮水の付着量の時間変化を示すタイムチャートである。なお、図7において比較例として記載したタイムチャートは、上述した図5に示すタイムチャートである。
この図に示すように、本実施の形態の制御装置では、EGRバルブ46の温度がEGRガスの露点に到達する時点t2までの期間は、EGRクーラ44の温度がEGRバルブ46の温度よりも低温となるように、冷却水流路切替制御において第2流路形態を選択することとする。このような制御によれば、EGRクーラ44が低温のI/C冷却水によって冷却されて低温に保持されるので、排気通路20からEGR通路42に流入したEGRガスがEGRクーラ44を流通する際に積極的に冷却される。これにより、EGRクーラ44では多量の凝縮水が生成されるので、EGRバルブ46における凝縮水の発生を有効に減らすことができる。
EGRバルブ46の温度がEGRガスの露点に到達した後は、EGRバルブ46において凝縮水が生成されるおそれがない。このような期間は、EGRクーラ44を積極的に昇温して当該EGRクーラ44の内壁に付着している多量の凝縮水を逸早く蒸発させることが好ましい。そこで、本実施の形態の制御装置では、EGRバルブ46の温度がEGRガスの露点に到達した後の期間は、EGRクーラ44を積極的に昇温させる制御を行うこととする。具体的には、EGRバルブ46の温度がEGRガスの露点に到達した時点t2において、流路形態を第2流路形態から第1流路形態へと切り替える制御を行うこととする。このような制御によれば、EGRクーラ44が高温のエンジン冷却水によって加熱されるので、EGRクーラ44の内壁に付着している凝縮水が速やかに蒸発されて除去されていく。そして、EGRクーラ44の内壁に付着している凝縮水が所定の凝縮水下限値を下回る時点t3´においてEGRバルブ46の開弁が許可される。これにより、本実施の形態の制御装置では、比較例と比べてEGRバルブ46の開弁を逸早く許可することができるので、EGR動作を行うことができずに燃費やエミッションが悪化することを有効に抑制することができる。
なお、EGRクーラ44の内壁に付着している凝縮水の量は、EGRクーラ44の温度が露点に到達する時点t1´までの期間にEGRクーラ44内で発生した凝縮水量から、時点t1´以降に蒸発した凝縮水量を差し引いた量として推定することができる。凝縮水の発生量は、より詳しくは、EGRクーラ44の内壁温とEGRガスの露点との差、EGRガス中の水分含有量、及びEGRクーラ44内へのEGRガス交換速度に基づいて推定された単位時間当たりの凝縮水発生量を積算することにより計算することができる。この際、排気ガス(EGRガス)中の水分含有量及び露点は、燃料の諸元及び空燃比から算出することができる。EGRクーラ44の内壁温は、温度センサによって検出されたEGRクーラ44内の冷媒の温度を用いることができる。
また、EGRガス交換速度は、排気圧力の脈動に基づいて計算することができる。図8は、排気圧力の脈動を示す図である。この図に示すように、排気には各気筒の排気行程に起因する脈動が存在する。このため、大気圧よりも高い排気圧力である順流成分と大気圧よりも低い逆流成分との比率によりEGRクーラ44内のガス交換速度を計算することができる。尚、EGRクーラ44へ伝わる排気脈動は、例えばS/C24とU/F26との間の排気通路20の排気圧力(すなわちEGR通路42の上流端側の排気圧力)を圧力センサにより検出することにより把握することができる。
凝縮水の蒸発量は、より詳しくは、EGRクーラ44の内壁温とEGRガスの露点との差、EGRガス中の水分含有量、及びEGRクーラ44内へのEGRガス交換速度に基づいて推定された単位時間当たりの凝縮水蒸発量を逐次積算することにより計算することができる。このような計算方法によれば、EGRクーラ44の内壁に付着している凝縮水の量を精度よく推定することができるので、EGRガスの導入を許可可能な時期を高精度に判断することができる。
(実施の形態1の具体的処理)
本実施の形態1のEGRバルブ46の暖機制御は、ECU80が、図9のフローチャートに示すルーチンを実行することにより実現される。図9は、EGRバルブの暖機制御のルーチンを示すフローチャートである。このルーチンでは、先ずエンジンの暖機が開始される(ステップS10)。ここでは、具体的には、エンジン冷却水WENG及びI/C冷却水WI/Cの循環が開始される。これによりEGRバルブ46にはエンジン冷却水WENGが流通される。また、EGRクーラ44の流路形態は初期状態では第2流路形態にされている。このため、冷却水の循環が開始されることにより、EGRクーラ44にはI/C冷却水WI/Cが流通される。
次に、EGRバルブ46の傘部46aの温度TEGRVとEGRクーラ44の内壁温度TEGRCが取得される(ステップS12)。EGRバルブ傘部温度TEGRVは、EGRバルブ46の内壁等に設けた温度センサの検出値から推定された値が使用される。また、EGRクーラ内壁温度TEGRCは、温度センサによって計測されたEGRクーラ44内の冷媒温度が使用される。
次に、EGRバルブ傘部温度TEGRVがEGRクーラ内壁温度TEGRCよりも大きいか否かが判定される(ステップS14)。その結果、TEGRV>TEGRCの成立が認められない場合には、EGRクーラ44よりもEGRバルブ46において凝縮水が発生しやすい状態であると判断されて、次のステップに移行し、EGRクーラ44への冷却水の流通量が増量される(ステップS16)。ここでは、具体的には、I/C冷却水WI/Cを循環させるためのI/C用ウォータポンプの送水量が増量される。
一方、上記ステップS14の処理においてTEGRV>TEGRCの成立が認められた場合、或いは上記ステップS16の処理の後には、EGRバルブ傘部温度TEGRVがEGRガスの露点を超えたか否かが判定される(ステップS18)。その結果、TEGRV>露点の成立が認められない場合には、EGRクーラ44の冷却を継続する必要があると判断されて、再びステップS12の処理に移行する。
一方、上記ステップS18の処理において、TEGRV>露点の成立が認められた場合には、EGRバルブ46において凝縮水が発生しない状態であると判断されて、次のステップに移行し、EGRクーラ44へ循環される冷媒がI/C冷却水WI/Cからエンジン冷却水WENGへと切り替えられる(ステップS20)。ここでは、具体的には、三方弁74,76が制御されてEGRクーラ44の流路形態が第2流路形態から第1流路形態へと切り替られる。これにより、EGRクーラ44へのI/C冷却水WI/Cの流通が停止されてエンジン冷却水WENGの流通が開始される。
図9に示すルーチンでは、次にEGRクーラ44の内壁に付着している凝縮水の量が所定の閾値以下となったか否かが判定される(ステップS22)。EGRクーラ内の凝縮水量は、上述した排気脈動から推定する方法により取得される。また、所定の閾値は、吸気通路10への凝縮水の流入が問題とならない程度となるEGRクーラ内の凝縮水量の閾値として、予め設定された値が読み込まれる。その結果、EGRクーラ内の凝縮水量が閾値よりも大きい場合には、本ステップS22の処理が再度実行される。そして、EGRクーラ内の凝縮水量が閾値以下となった場合に、EGRバルブ46を開弁してEGR導入を行う動作が許可される(ステップS24)。
このように、図9のフローチャートに示すルーチンによれば、EGRバルブ46の暖機過程において当該EGRバルブ46に凝縮水が付着することを抑制することができるので、EGR動作の開始を早めることができる。
ところで、上述した実施の形態の制御装置では、吸気マニホールド12に内蔵されたインタークーラ14を備えるエンジンについて説明したが、インタークーラ14は吸気マニホールド12と別体として構成されていてもよい。
また、上述した実施の形態の制御装置では、EGRクーラ44へ流通する冷媒として高温のエンジン冷却水WENGと低温のI/C冷却水WI/Cとを切り替え可能な構成を備えることとしている。しかしながら、本実施の形態の制御装置において使用可能な低温の冷媒はI/C冷却水WI/Cに限られない。すなわち、例えば温度の異なる2系統のエンジン冷却水が流通する装置において、EGRクーラ44へ流通する冷媒として、高温エンジン冷却水と低温エンジン冷却水とを切り替え可能な構成としてもよい。
また、上述した実施の形態の制御装置では、EGRバルブ46のウォータジャケット46cへエンジン冷却水WENGを供給する構成について説明したが、EGRバルブ46のウォータジャケット46cへ冷媒を供給する構成はこれに限られない。すなわち、EGRバルブ46を暖機可能な温度の冷媒がウォータジャケット46cへ供給される構成であればよく、例えばエンジンオイル等、熱源からの受熱によって昇温された液体を冷媒として供給する構成としてもよい。
また、上述した実施の形態の制御装置では、EGRバルブ46において凝縮水が発生するか否かを判定する際に、最も温度の上昇し難い傘部46aの温度を用いることとしているが、他の部位の温度を用いて判定してもよい。
また、上述した実施の形態の制御装置では、排気圧力の脈動を利用してEGRクーラ44内に付着している凝縮水の量を推定することとしているが、他の公知の方法を利用して推定する構成でもよい。
また、上述した実施の形態の制御装置では、EGRクーラ44への冷媒の流通量を増量することによって、冷媒がEGRクーラ44から持ち去る熱量を増量することとした。しかしながら、冷媒による熱の持ち去り量を増量する方法はこれに限らず、例えば、第2ラジエータ6をバイパスするI/C冷却水WI/Cの量を調整可能な装置において、第2ラジエータ6へ導入されるI/C冷却水WI/Cの量を増量してI/C冷却水WI/Cの温度を更に低下させることとしてもよい。また、EGRクーラ44へ流通する冷媒の量を開度調整やバイパス構成によって調整可能な装置では、これらの装置の調整によってEGRクーラ44への冷媒の流通量を増量することとしてもよい。
なお、上述した実施の形態1では、エンジン冷却水WENGが上記第1の発明の「EGRバルブ用冷媒」に相当し、ウォータジャケット46cが上記第1の発明の「ウォータジャケット」に相当し、第1冷却装置50及び第2冷却装置60が上記第1の発明の「冷却装置」に相当し、ECU80が上記第1の発明の「制御装置」に相当している。
また、上述した実施の形態1では、I/C冷却水WI/Cが上記第4の発明の「インタークーラ用冷却水」に相当している。
また、上述した実施の形態1では、内部流路2aが上記第7の発明の「冷却水流路」に相当し、エンジン冷却水WENGが上記第7の発明の「機関冷却水」に相当している。
2 エンジン本体
2a 内部流路
4 第1ラジエータ
6 第2ラジエータ
10 吸気通路
12 吸気マニホールド
14 インタークーラ
16 エアクリーナ
14a 内部流路
18 スロットルバルブ
20 排気通路
22 排気マニホールド
30 ターボ過給機
32 コンプレッサ
34 タービン
40 EGR装置
42 EGR通路
44 EGRクーラ
44a 内部流路
46 EGRバルブ
46a 傘部
46b 内壁
46c ウォータジャケット
50 第1冷却装置
52,54,56,58 冷却水流路
60 第2冷却装置
62,64,66,68 冷却水流路
70,72 冷却水流路
74,76 三方弁
80 ECU(Electronic Control Unit)

Claims (7)

  1. 吸入空気を過給するコンプレッサと、前記コンプレッサよりも吸気上流側の吸気通路と排気通路とを接続するEGR通路と、前記EGR通路の途中に設けられたEGRバルブと、を備え、熱源からの受熱により昇温されたEGRバルブ用冷媒を前記EGRバルブに設けられたウォータジャケットに流通させて、当該EGRバルブの暖機を行う内燃機関において、
    前記EGR通路における前記EGRバルブと前記排気通路との間に設けられたEGRクーラと、
    前記EGRクーラへ冷媒を流通させて当該EGRクーラへ流入するEGRガスを冷却する冷却装置と、を備え、
    前記EGRバルブの暖機時において、前記EGRバルブの温度が前記EGRガスの露点に達するまでの期間は、前記EGRクーラの温度を前記EGRバルブの温度よりも低温に保持するように前記冷却装置を制御することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記制御装置は、前記EGRバルブの暖機時において、前記EGRバルブの温度が前記EGRガスの露点に達するまでの期間は、前記EGRバルブ用冷媒よりも低温の冷媒が前記EGRクーラに流通するように前記冷却装置を制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記制御装置は、前記EGRバルブの暖機時において、前記EGRバルブの温度が排気ガスの露点に達した後は、前記EGRバルブ用冷媒の温度以上の冷媒が前記EGRクーラに流通するように前記冷却装置を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記内燃機関は、前記コンプレッサよりも吸気下流側の吸気通路に設けられたインタークーラを備え、前記EGRバルブ用冷媒よりも低温のインタークーラ用冷却水を前記インタークーラへ流通させて当該インタークーラへ流入する吸気を冷却するように構成され、
    前記冷却装置は、前記冷媒として前記EGRバルブ用冷媒を流通させる第1流路形態と前記インタークーラ用冷却水を流通させる第2流路形態とを切替可能に構成され、
    前記制御装置は、前記EGRバルブの暖機時において、前記EGRバルブの温度が排気ガスの露点に達するまでの期間は、前記第2流路形態により前記冷却装置を駆動し、前記EGRバルブの温度が排気ガスの露点に達した後の期間は、前記第1流路形態により前記冷却装置を駆動することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記制御装置は、前記EGRバルブの暖機時において、前記EGRクーラの温度が前記EGRバルブの温度よりも高い場合には、冷媒が前記EGRクーラから持ち去る熱量が増量されるように前記冷却装置を制御することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記制御装置は、前記EGRバルブの暖機時において、前記EGRクーラの内部に付着している凝縮水量が所定の閾値以下となった場合に、前記EGRバルブを開弁するEGR動作の実行を許可するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
  7. 前記EGRバルブ用冷媒は、前記内燃機関に形成された冷却水流路を流れる機関冷却水であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018204519A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 愛三工業株式会社 Egrシステム
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