JP2018178938A - インタークーラの温度制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インタークーラの暖機の促進と、内燃機関の暖機性悪化の抑制とを両立することが可能な温度制御を実現する。【解決手段】実際のインタークーラ出口ガス温度に設定値を加算した温度が、インタークーラ出口ガス目標温度よりも低い場合、インタークーラ冷却水をエンジン(内燃機関)1に流すことなく、インタークーラ冷却水が受熱関係となるEGRクーラ41にインタークーラ冷却水を循環させる(第2冷却水経路202に循環させる)。このようにインタークーラ冷却水をEGRクーラ41に流すことにより、インタークーラ3の昇温を早くすることができる。また、インタークーラ冷却水をエンジン1に流さないことにより、エンジン1の暖機が遅れることを抑制することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、インタークーラの温度制御装置に関する。
内燃機関の吸気通路に設けられたインタークーラの温度調整を行うことは知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、インタークーラの冷間時において、排気冷却アダプタを通過した冷却水をインタークーラおよび内燃機関に循環させることでインタークーラの冷却水温の昇温を促進し、インタークーラ暖機後は冷却水をインタークーラおよびラジエータを循環させることでインタークーラの冷却を促進することが開示されている。
特開2012−241694号公報
ところで、冷却水をインタークーラおよび内燃機関に循環させることでインタークーラの暖機を促進することはできるが、インタークーラの冷却水経路に内燃機関が含まれていると、内燃機関の冷却水経路にインタークーラ冷却後の冷却水が流入するため、内燃機関の暖機が遅れるおそれがある。
本発明はそのような実情を考慮してなされたもので、インタークーラの暖機の促進と、内燃機関の暖機性悪化の抑制とを両立することが可能なインタークーラの温度制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、内燃機関および当該内燃機関の排気系機器を循環する内燃機関冷却水経路を備えた内燃機関において、前記内燃機関の吸気通路に設けられたインタークーラの温度を制御するインタークーラの温度制御装置を前提としており、このような温度制御装置において、前記インタークーラを循環する第1冷却水経路と、前記排気系機器および前記インタークーラをこの順で循環する第2冷却水経路と、前記第1冷却水経路と前記第2冷却水経路とを切り替え可能な制御バルブとを有するインタークーラ冷却水経路と、前記インタークーラの出口の吸気温度であるインタークーラ出口ガス温度を取得する出口ガス温度取得手段と、前記制御バルブの切り替えを制御する制御手段と、を備えている。
そして、前記制御手段は、前記出口ガス温度取得手段が取得したインタークーラ出口ガス温度に設定値を加算した温度が、インタークーラ出口ガス目標温度よりも低い場合、前記制御バルブの切り替え制御により前記インタークーラ冷却水経路の冷却水を前記第2冷却水経路に循環させ、前記インタークーラ出口ガス温度に設定値を加算した温度が、インタークーラ出口ガス目標温度以上である場合、前記制御バルブの切り替え制御により前記インタークーラ冷却水経路の冷却水を前記第1冷却水経路に循環させるように構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、内燃機関冷却水経路とインタークーラ冷却水経路とを独立して設けているので、インタークーラ冷却水経路の冷却水と内燃機関とが直接熱交換することがなくなる。そして、本発明では、実際のインタークーラ出口ガス温度に設定値を加算した温度が、インタークーラ出口ガス目標温度よりも低い場合、インタークーラ冷却水を内燃機関に流すことなく、インタークーラ冷却水が受熱関係となる排気系機器(例えば、EGRクーラ)にインタークーラ冷却水を循環させる。このようにインタークーラ冷却水を排気系機器に流すことにより、インタークーラの昇温を早くすることができる。また、インタークーラ冷却水を内燃機関に流さないことにより、内燃機関の暖機が遅れることを抑制することができる。
このように本発明によれば、インタークーラの暖機の促進と、内燃機関の暖機性悪化の抑制とを両立することができる。
本発明によれば、インタークーラの温度制御装置において、インタークーラの暖機の促進と、内燃機関の暖機性悪化の抑制とを両立することが可能な温度制御を実現することができる。
本発明を適用する内燃機関(エンジン)の概略構成図である。 ECU等の制御系の構成を示すブロック図である。 ECUが実行するインタークーラの温度制御の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明を適用する内燃機関(以下、エンジンともいう)1の概略構成図である。
エンジン1は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼させて動力を出力するエンジンである。エンジン1の運転状態はECU(Electronic Control Unit)300によって制御される。
エンジン1には、各気筒に吸入空気を分配するためのインテークマニホールド(図示せず)が接続されており、このインテークマニホールドの入口に吸気通路11が接続されている。また、エンジン1には、各気筒から排出される排気ガスを集合するエキゾーストマニホールド(図示せず)が接続されており、このエキゾーストマニホールドの出口に排気通路12が接続されている。
エンジン1の吸気通路11の途中には、ターボチャージャ2のコンプレッサ22が配置されている。コンプレッサ22は、排気通路12に配置されたタービン21の回転により駆動される。また、吸気通路11には、コンプレッサ22の吸気流れの下流側となる位置にインタークーラ3が設けられている。インタークーラ3は、コンプレッサ22によって過給された吸気を冷却する水冷式の熱交換器であって、吸気通路11を流れるガス(吸気)とインタークーラ冷却水との間で熱交換を行う。
インタークーラ3の吸気流れの上流側の吸気通路11には、インタークーラ3の入口のガス(吸気)の温度を検出するI/C入口ガス温度センサ301が設けられている。また、インタークーラ3の吸気流れの下流側の吸気通路11には、インタークーラ3の出口のガス(吸気)の温度(以下、インタークーラ出口ガス温度という)を検出するI/C出口ガス温度センサ302が設けられている。これらI/C入口ガス温度センサ301およびI/C出口ガス温度センサ302の各出力はECU300に入力される。なお、I/C出口ガス温度センサ302が、本発明の「出口ガス温度取得手段」の一例である。
エンジン1には、EGR通路(排気還流通路)4が設けられている。このEGR通路4は、エンジン1のエキゾーストマニホールドに排気された排気ガスの一部を吸気通路11に還流する通路である。EGR通路4には、このEGR通路4を流れる排気ガス(EGRガス)を冷却するEGRクーラ41が設けられている。EGRクーラ41には、エンジン1を冷却するエンジン冷却水が常時流れている。また、EGR通路4には、EGRクーラ41のガス流れの下流側にEGRバルブ(図示せず)が設けられている。なお、EGRクーラ41が本発明の「排気系機器」の一例である。
−冷却系−
次に、冷却系について説明する。本実施形態にあっては、冷却系として、エンジン冷却水経路100とインタークーラ冷却水経路200とを独立に備えている。
−エンジン冷却水経路−
エンジン冷却水経路100は、エンジン1のウォータジャケット(図示せず)を循環する冷却水経路であって、機械式ウォータポンプ(メカW/P)101および高温ラジエータ(HTラジエータ)102などが設けられている。機械式ウォータポンプ101は、エンジン1の駆動時に、その出力軸であるクランクシャフト(図示せず)の回転力を受けて駆動する。機械式ウォータポンプ101が駆動した場合、機械式ウォータポンプ101から吐出したエンジン冷却水が、エンジン1のウォータジャケットおよび高温ラジエータ102を流れた後に、機械式ウォータポンプ101の吸入側に戻るという循環が行われる。
−インタークーラ冷却水経路−
インタークーラ冷却水経路200は、インタークーラ3を循環する第1冷却水経路201と、排気系機器であるEGRクーラ41およびインタークーラ3をこの順で循環する第2冷却水経路202と、これら第1冷却水経路201と第2冷却水経路202とを切り替え可能な制御バルブ203とを備えている。
第1冷却水経路201のインタークーラ3の出口側の流路と、第2冷却水経路202のインタークーラ3の出口側の流路とは共通の流路210となっており、この共通の流路210に低温ラジエータ(LTラジエータ)205および電動ウォータポンプ(電動W/P)204が設けられている。
制御バルブ203は、例えば3方弁であって、その切り替え操作により、インタークーラ冷却水(以下、I/C冷却水ともいう)が、第1冷却水経路201を循環可能な状態(以下、この状態を第1操作位置ともいう)と、第2冷却水経路202を循環可能な状態(以下、この状態を第2操作位置ともいう)とに選択的に切り替えることができる。制御バルブ203の切り替えはECU300によって制御される。
そして、制御バルブ203が第1操作位置に操作されて、I/C冷却水が第1冷却水経路201を循環可能な状態であるときに、電動ウォータポンプ204が駆動すると、電動ウォータポンプ204から吐出したI/C冷却水が制御バルブ203を介してインタークーラ3に流入する。このインタークーラ3内を流れたI/C冷却水、つまりインタークーラ3においてガス(吸気)と熱交換を行ったI/C冷却水は、低温ラジエータ205を流れた後に、電動ウォータポンプ204の吸入側に戻る。
一方、電動ウォータポンプ204を駆動している状態で、制御バルブ203が第2操作位置に操作されて、I/C冷却水が第2冷却水経路202を循環可能な流路に変更されると、電動ウォータポンプ204から吐出したI/C冷却水は、制御バルブ203を介してEGRクーラ41に流入する。このEGRクーラ41内を流れたI/C冷却水、つまりEGRクーラ41においてEGRガスと熱交換を行ったI/C冷却水がインタークーラ3に流入する。そして、EGRクーラ41を経由してインタークーラ3に流入したI/C冷却水は、インタークーラ3においてガス(吸気)との熱交換を行った後に、低温ラジエータ205を流れて電動ウォータポンプ204の吸入側に戻る。
−ECU−
次に、ECU300について説明する。
ECU300は、CPU(Central Processing Unit)、各部を制御するためのプログラムなどを記憶するROM(Read Only Memory)と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、および入出力インターフェースなどを備えている。CPUは、ROMに記憶されたプログラムやデータなどに基づいて演算処理を実行するように構成されている。ROMには制御用のプログラムやデータなどが記憶されている。RAMは、CPUによる演算結果などを一時的に記憶する。
ECU300には、図2に示すように、I/C入口ガス温度センサ301、I/C出口ガス温度センサ302、外気温度を検出する外気温度センサ303、および、エンジン1の運転状態を検出する各種センサなどが接続されている。また、ECU300には、エンジン1、電動ウォータポンプ204および制御バルブ203が接続されている。
そして、ECU300は、エンジン1の運転状態を検出する各種センサの出力信号に基づいて、吸入空気量制御、燃料噴射量制御などを含むエンジン1の各種制御を実行する。
また、ECU300は、電動ウォータポンプ204のDuty制御(駆動Duty(%)を調整する制御)、および制御バルブ203の切り替え制御を実行する。さらに、ECU300はインタークーラ3の温度制御を実行する。
−インタークーラの温度制御−
次に、ECU300が実行するインタークーラ3の温度制御の一例について図3のフローチャートを参照して説明する。
図3の制御ルーチンはECU300において所定時間ごとに繰り返して実行される。なお、この制御ルーチンを実行する前の状態では、制御バルブ203は第1操作位置に設定されており、インタークーラ冷却水経路200の第1冷却水経路201にI/C冷却水が循環可能となっている。
図3の制御ルーチンが開始されると、まずは、ステップST101において、インタークーラ3の温度制御における目標温度であるインタークーラ出口ガス目標温度(以下、I/C出口ガス目標温度ともいう)を設定する。
ステップST102では、I/C冷却水の循環が必要(I/C冷却水の循環要)であるか否かを判定する。具体的には、ステップST101で設定したI/C出口ガス目標温度と、I/C出口ガス温度センサ302の出力から得られる現在のインタークーラ出口ガス温度(以下、I/C出口ガス温度ともいう)とを比較し、これらI/C出口ガス目標温度と現在のI/C出口ガス温度との乖離の有無を判定する。そして、その両者に乖離が無い場合には、I/C冷却水の循環が不要であると判定(ステップST102の判定結果が否定判定(NO))してステップST110においてリセット処理を行った後にリターンする。
一方、I/C出口ガス目標温度と現在のI/C出口ガス温度とに乖離がある場合は、I/C冷却水の循環が必要であると判定(ステップST102の判定結果が肯定判定(YES))してステップST103に進む。
なお、上記乖離の有無の判定は、例えば、I/C出口ガス目標温度と現在のI/C出口ガス温度との乖離量が所定の許容量以内である場合は「乖離無」と判定し、乖離量が許容量よりも多い場合は「乖離有」と判定するようにすればよい。
ステップST103では、I/C出口ガス目標温度と現在のI/C出口ガス温度との乖離量に基づいて、インタークーラ冷却水経路200(第1冷却水経路201)に循環させるI/C冷却水の流量を決定する。
ステップST104では、ステップST103において決定したI/C冷却水の流量に基づいて、電動ウォータポンプ204を連続駆動するか否かを判定する。その判定結果が肯定判定(YES)である場合(電動ウォータポンプ204を連続駆動する場合)、ステップST106において電動ウォータポンプ204を連続駆動する駆動Dutyを設定(変換)し、その駆動Dutyで電動ウォータポンプ204を駆動制御する。
ステップST104の判定結果が否定判定(NO)である場合(電動ウォータポンプ204の駆動が間欠駆動である場合)はステップST105に進む。
ステップST105では、上記I/C冷却水の流量に基づいて間欠駆動パターンを決定する。その決定した間欠駆動パターンに応じた駆動Dutyに変換し(ステップST106)、その駆動Dutyで電動ウォータポンプ204を駆動制御する。
そして、ステップST107では、現時点においてI/C出口ガス温度センサ302の出力から得られる現在のI/C出口ガス温度を用い、この現在のI/C出口ガス温度に設定値を加算した温度(現在のI/C出口ガス温度+設定値)が、I/C出口ガス目標温度よりも低いか否かを判定する。その判定結果が否定判定(NO)である場合、つまり[現在のI/C出口ガス温度+設定値]がI/C出口ガス目標温度以上である場合は、そのままリターンする。
一方、ステップST107の判定結果が肯定判定(YES)である場合、つまり[現在のI/C出口ガス温度+設定値]がI/C出口ガス目標温度よりも低い場合はステップST108に進む。
なお、ステップST107の判定に用いる設定値は、現在のI/C出口ガス温度がI/C出口ガス目標温度よりも低い側に確実に乖離していることを判定するための値(制御バルブ203の制御ハンチングを防止するためヒステリシス)であって、予め実験またはシミュレーションによって設定しておく。
ステップST108では、制御バルブ203の切り替え(第1操作位置から第2操作位置への切り替え)により、インタークーラ冷却水経路200の流路を変更して第1冷却水経路201から第2冷却水経路202に切り替える。この流路の変更により、インタークーラ3には、EGRクーラ41にて温められたI/C冷却水が流れるようになるので、I/C出口ガス温度が上昇しやすくなり、I/C出口ガス目標温度に収束しやすくなる。
ここで、上記した図3のステップST107の判定結果が肯定判定(YES)である場合、つまり[現在のI/C出口ガス温度+設定値]がI/C出口ガス目標温度よりも低い場合に、I/C冷却水の流路を変更せずに、第1冷却水経路201にI/C冷却水を循環させる状態(インタークーラ3のみにI/C冷却水を循環させる状態)を継続した場合、インタークーラ3に流入するガス(吸気)の温度だけでI/C冷却水が温められるので、I/C出口ガス温度がI/C出口ガス目標温度に収束するのに多くの時間を要する。これに対し、本実施形態のように、[現在のI/C出口ガス温度+設定値]がI/C出口ガス目標温度よりも低いときに、制御バルブ203の切り替え操作により、I/C冷却水を第2冷却水経路202に循環させること、つまり、I/C冷却水が受熱関係となるEGRクーラ41にI/C冷却水を流すことにより、I/C出口ガス温度がI/C出口ガス目標温度に早く収束するようになる。
なお、実際のI/C出口ガス温度が、I/C出口ガス目標温度よりも設定値以上低い側に乖離しているときに、I/C冷却水をエンジン1に流すことにより、I/C出口ガス温度をI/C出口ガス目標温度に収束させることが考えられるが、この場合、エンジン1の暖機が遅れてしまうため、排気エミッションおよび燃費(燃料消費率)に影響がでる可能性がある。
なお、図3のステップST101〜ステップST108がECU300によって実行されることにより、本発明の「インタークーラの温度制御装置」が実現される。
<効果>
以上のように、本実施形態によれば、エンジン冷却水経路100とインタークーラ冷却水経路200とを独立して設けているので、インタークーラ冷却水経路200のI/C冷却水とエンジン1とが直接熱交換することがなくなる。そして、本実施形態では、インタークーラ冷間時等において、実際のI/C出口ガス温度に設定値を加算した温度が、I/C出口ガス目標温度よりも低い場合には、I/C冷却水をエンジン1に流すことなく、I/C冷却水が受熱関係となる排気系機器であるEGRクーラ41にI/C冷却水を循環させる。このようにI/C冷却水をEGRクーラ41に流すことにより、インタークーラ3の昇温を早くすることができる。また、I/C冷却水をエンジン1に流さないことにより、エンジン1の暖機が遅れることを抑制することができる。
したがって、本実施形態によれば、インタークーラ3の暖機の促進と、エンジン1の暖機性悪化の抑制とを両立することができる。
−他の実施形態−
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、以上の実施形態では、インタークーラ冷却水経路200の第2冷却水経路202をI/C冷却水がEGRクーラ41を循環する構成としているが、本発明はこれに限られることなく、I/C冷却水が受熱関係となる排気系機器であれば、EGRクーラ41以外の機器にI/C冷却水を循環させるようにしてもよい。また、EGRクーラ41およびその他の排気系機器にI/C冷却水を循環させるようにしてもよい。
本発明は、内燃機関の吸気通路に設けられたインタークーラの温度制御装置に有効に利用することができる。
1 エンジン(内燃機関)
11 吸気通路
12 排気通路
2 ターボチャージャ
3 インタークーラ
41 EGRクーラ
100 エンジン冷却水経路(内燃機関冷却水経路)
101 機械式ウォータポンプ
102 高温ラジエータ
200 インタークーラ冷却水経路
201 第1冷却水経路
202 第2冷却水経路
203 制御バルブ
204 電動ウォータポンプ
205 低温ラジエータ
300 ECU
302 I/C出口ガス温度センサ

Claims (1)

  1. 内燃機関および当該内燃機関の排気系機器を循環する内燃機関冷却水経路を備えた内燃機関において、前記内燃機関の吸気通路に設けられたインタークーラの温度を制御するインタークーラの温度制御装置であって、
    前記インタークーラを循環する第1冷却水経路と、前記排気系機器および前記インタークーラをこの順で循環する第2冷却水経路と、前記第1冷却水経路と前記第2冷却水経路とを切り替え可能な制御バルブとを有するインタークーラ冷却水経路と、
    前記インタークーラの出口の吸気温度であるインタークーラ出口ガス温度を取得する出口ガス温度取得手段と、
    前記制御バルブの切り替えを制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記出口ガス温度取得手段が取得したインタークーラ出口ガス温度に設定値を加算した温度が、インタークーラ出口ガス目標温度よりも低い場合、前記制御バルブの切り替え制御により前記インタークーラ冷却水経路の冷却水を前記第2冷却水経路に循環させ、
    前記インタークーラ出口ガス温度に設定値を加算した温度が、インタークーラ出口ガス目標温度以上である場合、前記制御バルブの切り替え制御により前記インタークーラ冷却水経路の冷却水を前記第1冷却水経路に循環させるように構成されていることを特徴とするインタークーラの温度制御装置。
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