JP6098593B2 - エンジンの排気還流制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの排気還流制御装置に関する。
水冷式のインタークーラ(I/C)を付設したターボ過給器付きエンジンにおいては、低エミッション化及び低燃費化を図るために、排気の一部を吸気に戻す排気再循環(EGR)装置が従来技術として知られている。
特許文献1には、水冷式のインタークーラが設けられており、該インタークーラを通る水の温度が所定値以下となった際に、凝縮水が凍結しインタークーラ内の吸気通路が閉塞するおそれがあると判定して、排気再循環を停止する技術が開示されている。
特開2011−190743号公報
一般に、エンジンの冷却液により冷却するEGRクーラを備えたEGR装置においては、冷却液の温度(液温)から、EGRクーラ及びEGR弁を含むEGR通路が凍結する可能性があるか否かの判定を行い、凍結する可能性があると判定された場合には、EGRの使用を禁止することが考えられる。
しかしながら、排気の一部をインタークーラの上流に戻す、いわゆる低圧EGR装置の場合、EGR弁だけでなく、排気管をその下流で開閉する排気シャッタ弁(ESV)の凍結と、インタークーラ内の流路の凍結とを考慮する必要がある。
排気シャッタ弁の凍結は、EGR弁やEGR通路の凍結形態とは異なることを考慮する必要がある。EGR弁やEGR通路の凍結は、液温が低い中でEGRが行われると、該EGR中で発生した凝縮水がEGRクーラで冷却され次々と凍って堆積してEGRクーラ内及びその下流のEGR弁を備えるEGR通路を凍結させるものである。これに対し、排気シャッタ弁の凍結は、EGRを行う前のエンジン始動前に発生しているもので、これは排気シャッタ弁の雰囲気温度に関係し、始動時の液温(機関温度)も関係するものの、EGRクーラのようにエンジン冷却液を用いた冷却は行われていないため外気温度との関係性の方が大きい。
その上、インタークーラは、その冷却方法によっては、エンジンの冷却システムから独立した、例えば電動ポンプ式の冷却システムを用いる場合も想定される。
従って、エンジンの冷却液の液温のみを凍結の判定に用いる従来の方法では、エンジンの排気還流の制御を確実に行うことができないという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、冷却システムがエンジン及びその補機の一系統のみでなく、別系統の冷却システムを有する場合で、且つ低温下の状況にあっても、排気還流の制御を確実に行える技術を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、EGR弁(EGR通路)とは独立して、排気シャッタ弁又は水冷式のインタークーラ内の吸気通路の凍結可能性の判定を行えることを特徴とする。
具体的には、本発明は、エンジンの排気還流制御装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、EGRを流通させるEGR通路に設けられ、流通するEGR量を制御するEGR弁を備えるエンジンの排気還流制御装置を対象とし、排気通路に設けられ、EGR弁と共にEGR量を制御する排気シャッタ弁をさらに備え、排気シャッタ弁の凍結している可能性を、外気温度及びエンジンの始動時の冷却液の液温度に基づいて判定し、EGR供給の禁止又は許可を判断するものである。
これによれば、排気シャッタ弁を直接に冷却する外気温度及びエンジンの始動時の冷却液の液温度に基づいて、排気シャッタ弁の凍結している可能性を推定できるので、EGR供給の禁止又は許可をより確実に行うことができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、EGR弁上流のEGR通路に設けられ、流通するEGRを冷却するためのエンジンの冷却液を用いる水冷式のEGRクーラをさらに備え、冷却液の液温度から、EGRを行うことによりEGR弁及びEGRクーラから下流側のEGR通路が凍結する可能性を判定し、EGR供給の禁止又は許可を判断するものである。
これによれば、排気シャッタ弁の凍結状態の判定に加え、これとは独立してEGR弁及びEGRクーラから下流側のEGR通路における凍結可能性を冷却液の液温度に基づいて高精度に推定できるので、EGR供給の禁止又は許可をより確実に行うことができる。
第3の発明は、上記第2の発明において、エンジンの冷却液とは異なる冷却系に属する電動ポンプによる水冷式のインタークーラをさらに備え、インタークーラの上流からEGR供給が行われ、電動ポンプは、インタークーラの下流の吸気温が高温の際に作動し、エンジンの始動直後のEGR供給が行われていない状態の吸気温に基づいて、EGRを行うことによりインタークーラ内の吸気通路が凍結する可能性を判定し、EGR供給の禁止又は許可を判断するものである。
これによれば、EGR通路及び排気シャッタ弁の凍結状態の判定に加え、水冷式のインタークーラにおける凍結可能性を該インタークーラの下流の吸気温に基づいて、低吸気温状態にあり電動ポンプが停止中であった場合でも、インタークーラ内の液温度を高精度に推定できるので、EGR供給の禁止又は許可をより確実に行うことができる。
第4の発明は、上記第1乃至第3の発明において、排気シャッタ弁の凍結判定の結果に基づきEGRの供給を禁止する際に、外気温及びエンジンの始動時の冷却液の液温に基づいて禁止を解除するまでの時間を設定するものである。
これによれば、排気シャッタ弁が受ける熱量(排気ボリューム及び排気温度に影響される)を、エンジン始動からの経過時間で推定して排気シャッタ弁の凍結解除を容易に判定できるので、これにより、EGR供給の許可を行えることが可能となる。
第5の発明は、上記第3の発明において、インタークーラの下流にEGR供給を行う高圧EGRシステムと、排気シャッタ弁を含み且つインタークーラの上流からEGR供給を行う低圧EGRシステムとをさらに備え、一部の運転領域においては、高圧EGRシステム及び低圧EGRシステムを併用してEGR供給を行い、インタークーラ、EGR通路及びEGR弁が、EGRを行うことにより凍結状態であっても、排気シャッタ弁が凍結している可能性があると判定された際には、EGR供給を禁止するものである。
これによれば、排気シャッタ弁の作動禁止時と作動許可時とにおいて、低圧EGRシステムの供給能力が異なるのに伴い、高圧EGRシステムの制御をも変更することによる制御の複雑化を防止することができる。
第6の発明は、上記第3の発明において、排気シャッタ弁は、操作をされない通常状態で全開であり、インタークーラ内の吸気通路、EGR通路及びEGR弁が、EGRを行うことにより凍結する可能性がないと判定され、且つ、排気シャッタ弁が凍結している可能性があると判定された際には、排気シャッタ弁の駆動に伴うEGR供給を禁止し、排気シャッタ弁を全開としてEGR供給を行うものである。
これによれば、排気シャッタ弁が凍結している可能性がある状態にあっても、ある程度までの低圧EGRシステムによるEGR供給が可能となる。
第7の発明は、EGRを流通させるEGR通路に設けられ、流通するEGR量を制御するEGR弁と、EGR弁上流のEGR通路に設けられ、流通するEGRを冷却するためのエンジンの冷却液を用いる水冷式のEGRクーラとを備え、冷却液の液温度から、EGRを行うことによりEGR弁及びEGRクーラから下流のEGR通路が凍結する可能性を判定し、EGR供給の禁止又は許可を判断するエンジンの排気還流制御装置を対象とし、エンジンの冷却液とは異なる冷却系に属する電動ポンプによる水冷式のインタークーラをさらに備え、インタークーラの上流からEGR供給が行われ、電動ポンプは、インタークーラの下流の吸気温が高温の際に作動し、エンジンの始動直後のEGR供給が行われていない状態の吸気温に基づいて、インタークーラ内の吸気通路が凍結する可能性を判定し、EGR供給の禁止又は許可を判断するものである。
これによれば、EGR通路の凍結状態の判定に加え、水冷式のインタークーラにおける凍結可能性を該インタークーラの下流の吸気温に基づいて、低吸気温状態にあり電動ポンプが停止中であった場合でも、インタークーラ内の液温をより高精度に推定できるので、EGR供給の禁止又は許可をより確実に行うことができる。
本発明によれば、冷却システムがエンジン及びその補機の一系統のみでなく、別系統の冷却システムを有する場合で、且つ低温下の状況にあっても、排気還流の制御を確実に行うことができる。
図1は一実施形態に係るエンジンとそれに付設された排気還流制御装置との各構成を示す概略構成図である。 図2は排気還流制御装置の制御系の構成を示すブロック図である。 図3は一実施形態に係るエンジンの寒冷地始動時におけるインタークーラ、低圧EGR弁(LP−EGRV)及び排気シャッタ弁(ESV)の各温度変化と、該ESVの温度変化をタイマで判断するグラフである。 図4は一実施形態に係るエンジンの寒冷地再始動時におけるインタークーラ、低圧EGR弁(LP−EGRV)及び排気シャッタ弁(ESV)の各温度変化と、該ESVの温度変化をタイマで判断するグラフである。 図5は一実施形態に係るインタークーラ、低圧EGR弁及び排気シャッタ弁の凍結判定並びに凍結解除判定と、運転シーンにおける凍結解除の順番とを表した表である。 図6は一実施形態及びその一変形例に係るエンジン運転時における排気還流の制御方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物又はその用途を制限することを意図しない。
(一実施形態)
図1は、一実施形態に係るエンジンの制御装置、特に排気還流制御装置により制御されるエンジン1の概略構成を示している。エンジン1は、車両に搭載されるディーゼルエンジンであって、複数の気筒11a(1つのみ図示)が設けられたシリンダブロック11と、該シリンダブロック11上に配設されたシリンダヘッド12と、シリンダブロック11の下側に配設され、潤滑油が貯溜されたオイルパン13とを有している。エンジン1の各気筒11a内には、ピストン14が往復動可能にそれぞれ嵌挿されており、ピストン14の頂面には深皿形燃焼室14aを区画するキャビティが形成されている。ピストン14は、コンロッド14bを介してクランク軸15と連結されている。
シリンダヘッド12には、気筒11aごとに吸気ポート16及び排気ポート17が形成されていると共に、これら吸気ポート16及び排気ポート17の燃焼室14a側の開口を開閉する吸気弁21及び排気弁22がそれぞれ配設されている。
また、シリンダヘッド12には、燃料を噴射するインジェクタ18と、エンジン1の冷間時に気筒11a内に吸入されたガスを暖めて燃料の着火性を高めるためのグロープラグ19とが設けられている。インジェクタ18は、その燃料噴射口が燃焼室14aの天井面から該燃焼室14aに臨むように配設されており、燃焼室14aに燃料を直接に噴射供給するようになっている。
インジェクタ18には、燃料供給システム51を介して燃料が燃料タンク52から供給されるようになっている。燃料供給システム51は、低圧燃料ポンプ(不図示)、燃料フィルタ53、高圧燃料ポンプ54及びコモンレール55を有している。高圧燃料ポンプ54は、低圧燃料ポンプ及び燃料フィルタ53を介して燃料タンク52より供給されてきた低圧の燃料をコモンレール55に高圧で圧送し、該コモンレール55は、その圧送された燃料を、その高圧の圧力でもって蓄える。そして、インジェクタ18が作動することによって、コモンレール55に蓄えられている燃料がインジェクタ18から燃焼室14aに噴射される。尚、低圧燃料ポンプ、高圧燃料ポンプ54、コモンレール55及びインジェクタ18のそれぞれで生じた余剰の燃料は、リターン通路56を介して燃料タンク52に戻される。
高圧燃料ポンプ54は、エンジン1の回転部材(例えばカムシャフト)によって駆動される。高圧燃料ポンプ54には、電磁弁で構成された調圧弁が設けられており、該調圧弁によって、高圧燃料ポンプ54からコモンレール55に供給する燃料の圧力(コモンレール55で蓄えられる燃料の圧力、燃圧)、つまり、インジェクタ18から噴射される燃圧を調整することができる。
エンジン1の一側面には、各気筒11aの吸気ポート16に連通するように吸気通路30が接続されている。一方、エンジン1の他側面には、各気筒11aの燃焼室14aからの既燃ガス(排気)を排出する排気通路40が接続されている。これら吸気通路30及び排気通路40には、吸入空気(後述の低圧EGR通路81により還流された排気を含む)の過給を行う排気ターボ過給機61が配設されている。
吸気通路30の上流端部には、吸入空気を濾過するエアクリーナ31が配設されている。一方、吸気通路30における下流端近傍には、サージタンク34が配設されている。サージタンク34よりも下流側の吸気通路30は、気筒11aごとに分岐する独立通路とされ、これら各独立通路の下流端が各気筒11aの吸気ポート16にそれぞれ接続されている。
吸気通路30におけるエアクリーナ31とサージタンク34との間には、上流側から順に、排気ターボ過給機61のコンプレッサ61aと、吸気シャッタ弁36と、コンプレッサ61aにより圧縮されたガスを冷却するインタークーラ35とが配設されている。吸気シャッタ弁36は、基本的には全開状態とされるが、後述の高圧EGR通路71による排気の還流量を確保するために、全開よりも小さい開度とされる場合がある。インタークーラ35は、電動ウォータポンプ91による冷却水の供給により、吸気を冷却するように構成されている。ここで、電動ウォータポンプ91は、例えば、インタークーラ35の下流の吸気温が40℃〜60℃程度を超えた場合に作動するようにしてもよい。また、インタークーラ35の冷却水には、水に限られず、いわゆる不凍液(クーラント)を用いることができる。
排気通路40の上流側の部分は、気筒11aごとに分岐して排気ポート17の外側端に接続された独立通路と該各独立通路が集合する集合部とを有する排気マニホールドによって構成されている。排気通路40における排気マニホールドよりも下流側には、上流側から順に、排気ターボ過給機61のタービン61bと、エンジン1の排気中の有害成分を浄化する排気浄化装置41と、サイレンサ42とが配設されている。
排気浄化装置41は、酸化触媒41aと、ディーゼルパティキュレートフィルタ(以下、フィルタと呼ぶ。)41bとを有しており、上流側から順次並んでいる。酸化触媒41aは、白金又は該白金にパラジウムを加えた合金等を担持した酸化触媒を有しており、排気中の一酸化炭素(CO)及び炭化水素(HC)を酸化して二酸化炭素(CO)及び水(HO)を生成する反応を促す。また、フィルタ41bは、エンジン1の排気中に含まれる煤等の微粒子を捕集する。尚、フィルタ41bに酸化触媒をコーティングしてもよい。
排気ターボ過給機61は、上記のように吸気通路30に配設されたコンプレッサ61aと、上記のように排気通路40に配設されたタービン61bとを有しており、該タービン61bが排気流により回転し、タービン61bの回転により、該タービン61bと同軸上に連結されたコンプレッサ61aが作動する。排気通路40におけるタービン61bの上流側の近傍には、VGT絞り弁62が設けられており、該VGT絞り弁62の開度(絞り量)を制御することにより、タービン61bへの排気の流速を調整することができる。これにより、排気流により回転するタービン61bの回転速度、つまり排気ターボ過給機61のコンプレッサ61aの圧力比(コンプレッサ61aへの流入直前のガス圧力に対する、コンプレッサ61aからの流出直後のガス圧力の比)を調整することができる。
エンジン1は、その排気の一部を排気通路40から吸気通路30に還流させるように構成されている。すなわち、排気の還流のために、高圧EGR通路71と、低圧EGR通路81とが設けられている。
高圧EGR通路71は、排気通路40における排気マニホールドと排気ターボ過給機61のタービン61bとの間の部分(つまり、排気ターボ過給機61のタービン61bよりも上流側部分)と、吸気通路30におけるサージタンク34とインタークーラ35との間の部分(つまり、排気ターボ過給機61のコンプレッサ61aよりも下流側部分)とを接続している。高圧EGR通路71には、該高圧EGR通路71の断面積を変更可能な高圧EGR弁73が配設されている。高圧EGR弁73により、高圧EGR通路71による排気の還流量(以下、高圧EGR量と呼ぶ。)が調節される。
低圧EGR通路81は、排気通路40における排気浄化装置41とサイレンサ42との間の部分(つまり、排気ターボ過給機61のタービン61bよりも下流側部分)と、吸気通路30における排気ターボ過給機61のコンプレッサ61aとエアクリーナ31との間の部分(つまり、排気ターボ過給機61のコンプレッサ61aよりも上流側部分)とを接続している。低圧EGR通路81には、その内部を通過する排気を冷却する低圧EGRクーラ82が配設されている。低圧EGRクーラ82は、エンジン1の冷却水の供給により、排気を冷却するように構成されている。また、低圧EGR通路81における低圧EGRクーラ82の下流側には、低圧EGR通路81の断面積を変更可能な低圧EGR弁83が配設されている。
排気通路40における低圧EGR通路81の接続部分よりも下流側(且つサイレンサ42の上流側)には、排気シャッタ弁43が配設されている。排気シャッタ弁43は、該排気シャッタ弁43の配設部分における排気通路40の断面積を変更し、該断面積が小さくなる(排気シャッタ弁43の開度が小さくなる)と、排気通路40における低圧EGR通路81の接続部分の圧力(排気の低圧EGR通路81への流入圧力)が高くなって、排気の低圧EGR通路81への流入圧力と流出圧力(吸気通路30における低圧EGR通路81の接続部分の圧力)との間の差圧が大きくなる。従って、低圧EGR弁83及び排気シャッタ弁43の開度を制御することにより、低圧EGR通路81による排気の還流量(以下、低圧EGR量と呼ぶ。)が調節される。
エンジン1には、クランク軸15の回転角度位置を検出することでエンジン1の回転数(以下、エンジン回転数と呼ぶ。)を検出するエンジン回転数センサ101が設けられている。
また、吸気通路30におけるエアクリーナ31の下流側近傍(低圧EGR通路81の接続部分よりも上流側)には、吸気通路30に吸入された吸入空気(新気)の流量を検出するエアフローセンサ102と、外気の吸入直後の温度を外気温度として検出する吸気温度センサ103とが配設されている。さらに、サージタンク34には、エンジン1の各気筒11aに吸入されるガス温度を検出する吸入ガス温度センサ104が配設されると共に、同じく当該部分におけるガスの圧力を検出する吸気圧センサ105が配設されている。また、吸気通路30におけるインタークーラ35の下流側近傍には、該インタークーラ35の直下流の吸気温度を検出するI/C下流吸気温度センサ109が配設されている。
さらに、排気通路40における高圧EGR通路71の接続部分の上流側(且つ排気マニホールドの下流側)には、エンジン1より排出された排気の圧力を検出する排気圧センサ106が配設されている。また、排気通路40における排気浄化装置41と低圧EGR通路81の接続部分との間には、当該部分における排気の温度を検出する排気温度センサ107が設けられている。
また、エンジン1のシリンダブロック11には、該エンジン1の冷却水の温度を検出するエンジン水温センサ108が設けられている。
このように構成されたエンジン1は、コントロールユニット100によって制御される。コントロールユニット100は、周知のマイクロコンピュータをベースとするコントローラであって、プログラムを実行する中央演算処理装置(CPU)と、例えばRAM及びROM等により構成されてプログラム及びデータを格納するメモリと、電気信号の入出力を行う入出力(I/O)バスとを備えている。
図2に示すように、上記のエンジン回転数センサ101、エアフローセンサ102、吸気温度センサ103、吸入ガス温度センサ104、吸気圧センサ105、排気圧センサ106、排気温度センサ107、エンジン水温センサ108及びI/C下流吸気温度センサ109等のセンサ値の信号が、コントロールユニット100に入力される。また、コントロールユニット100には、車両のアクセルペダル(図示省略)の操作量に対応したアクセル開度を検出するアクセル開度センサ110(図2にのみ示す)のセンサ値の信号が入力される。
コントロールユニット100は、上記の入力信号に基づいて、インジェクタ18、吸気シャッタ弁36、排気シャッタ弁43、高圧燃料ポンプ54(詳細には、調圧弁)、VGT絞り弁62、高圧EGR弁73、低圧EGR弁83、及び電動ウォータポンプ91等を制御する。
−寒冷地におけるエンジンの始動−
図3に、寒冷地でのエンジン1の始動後におけるインタークーラ35、低圧EGR(LP−EGR)弁83及び排気シャッタ弁(ESV)43が凍結温度から非凍結温度に至るまでのタイムチャートを示す。
図3に示すように、インタークーラ35、低圧EGR弁83及び排気シャッタ弁43の全ての温度が非凍結(解氷)閾値を下回る状態で、エンジン1を始動した場合を説明する。
インタークーラ35は、その冷却液にエンジン1の冷却システムの冷却液を用いていないため、エンジン1が始動しても、インタークーラ35の冷却液の温度は上昇しにくい。このため、インタークーラ35の温度が非凍結閾値を超えるのは最も遅くなる。
これに対し、低圧EGR弁83は、上述したように、その冷却液にエンジン1の冷却システムの冷却液を用いているので、インタークーラ35よりも早く非凍結閾値を超える。
また、排気シャッタ弁43は、エンジン1の排気に直にさらされるため、インタークーラ35、低圧EGR弁83及び排気シャッタ弁43が同一の温度から上昇し始めたとすると、最初に非凍結閾値を超え、すなわち、最も早く解氷する。
次に、図4に、寒冷地でのエンジン1の再始動時におけるインタークーラ35、低圧EGR(LP−EGR)弁83及び排気シャッタ弁(ESV)43の各温度及びその後のタイムチャートを示す。
図4に示すように、インタークーラ35及び低圧EGR弁83は、エンジン1の冷却液の液温度の影響を受けるため、エンジン1の停止から短時間の経過での再始動においては、外気温度が相当低くても、凍結することはない。
これに対し、排気シャッタ弁43は、エンジン1及びインタークーラ35のいずれの冷却液の影響も受けず、排気温度及び外気温度のみの影響を受ける。従って、寒冷地では、エンジン停止から短時間の経過での再始動でも、排気シャッタ弁43は凍結する場合がある。
図5に、インタークーラ35、低圧EGR弁83及び排気シャッタ弁43におけるエンジン始動時(IG−ON時)の凍結判定並びに運転中の凍結解除判定に対する判定対象と、運転シーンにおける凍結が解除される順番とをまとめた表を示す。
図5に示すように、エンジン1の始動時においては、インタークーラ35の凍結判定対象は、該インタークーラ35の下流の吸気温度とする。低圧EGR弁83の凍結判定対象は、エンジン1の冷却液の温度とする。
排気シャッタ弁43の凍結判定対象は、エンジン1の冷却液の液温度と外気温度とする。これにより、図3及び図4のそれぞれ下段の「タイマ」のタイムチャートに示されるように、外気温度、及びエンジン始動時の冷却液の液温度に基づいて、低圧EGRの使用禁止を解除するまでのタイマを設定することができる。ここでは、エンジン始動時からの経過時間として、タイマ時間を設定することができる。
また、運転シーンごとに凍結が解除されていく順番は、図3から明らかなように、冷間始動の場合は、排気シャッタ弁43、低圧EGR弁83及びインタークーラ35の順である。また、図4から明らかなように、再始動の場合は、低圧EGR弁83及びインタークーラ35は、ほぼ凍結しておらず、排気シャッタ弁43のみが凍結する可能性がある。
−エンジン運転時における排気還流の制御方法−
ここで、コントロールユニット100によるエンジン運転時における排気還流の制御方法について、図6のフローチャートに基づいて説明する。
図6のステップST01に示すように、エンジン運転時において、上記各種センサからエンジン1の回転数、アクセル(スロットル)の開度、外気温度、エンジンの冷却液の液温度、及びインタークーラ(I/C)の下流の吸気温度をそれぞれ読み込む。
以降のステップST11〜ST16は、排気シャッタ弁(ESV)43の凍結判定のフローである。ステップST21〜ST23は、低圧EGR弁(LP−EGRV)83の凍結判定のフローである。また、ステップST31〜ST33は、インタークーラ(I/C)35の凍結判定のフローである。
まず、ステップST11において、始動時の吸気温度センサ103による外気温度が所定温度Tao未満で、且つ、始動時のエンジン水温センサ108による冷却液の液温度が所定温度Tw1未満か否かを判定する。外気温度が所定温度Tao未満で、且つ、冷却液の液温度が所定温度Tw1未満の場合は、次のステップST12において、外気温度及び冷却液の液温度に基づいてタイマTの時間を設定し、次のステップST13において、エンジン始動からの経過時間がタイマの設定時間Tを超えているか否かを判定する。タイマの設定時間Tを超えている場合は、ステップST14において、排気シャッタ弁(ESV)43が解氷していると判断する。また、タイマの設定時間T以下の場合は、ステップST15において、ESV43が未だ凍結している可能性があると判断する。ここで、ステップST12におけるタイマの設定時間Tは、外気温度が所定温度Taoよりも低くなるほど長く設定され、冷却液の液温度が解氷の閾値の近傍にある場合と比べて、該液温度が解氷の閾値から大きく離れて低くなるほど長く設定される。一方、始動時の外気温度が所定温度Tao以上の場合は、ステップST16において、ESV43が非凍結であると判断する。外気温度の判定に用いる所定温度Taoは、一例として1℃〜5℃程度に設定することができる。また、エンジン始動後のタイマの設定時間Tは、一例として5秒〜1分程度に設定することができる。
次に、ステップST21において、エンジン水温センサ108によるエンジン1の冷却液の液温度が所定温度Two未満か否かを判定する。液温度が所定温度Two未満の場合は、次のステップST22において、低圧EGR(LP−EGR)の供給により低圧EGR弁(LP−EGRV)83等(低圧EGRクーラ82内及びその下流の低圧EGR通路81を含む)が凍結する可能性があると判断する。また、液温度が所定温度Two以上の場合は、ステップST23において、低圧EGR(LP−EGR)の供給によりLP−EGRV83等が凍結する可能性はないと判断する。冷却液の液温度の判定に用いる所定温度Twoは、一例として1℃〜5℃程度に設定することができる。
次に、ステップST31において、I/C下流吸気温度センサ109によるインタークーラ(I/C)35の下流の吸気温度が所定温度Tino未満か否かを判定する。吸気温度が所定温度Tino未満の場合は、次のステップST32において、低圧EGR(LP−EGR)の供給によりインタークーラ35が凍結する可能性があると判断する。また、吸気温度が所定温度Tino以上の場合は、ステップST33において、低圧EGR(LP−EGR)の供給によりインタークーラ35内の吸気通路が凍結する可能性はないと判断する。吸気温度の判定に用いる所定温度Tinoは、一例として1℃〜5℃程度に設定することができる。
次に、ステップST13〜ST16、ST22、ST23、ST32及びST33からの結果を、ステップST41において判定する。すなわち、判断された結果の全てが非凍結又は解氷であれば、次のステップST42において、低圧EGR(LP−EGR)の供給を許可する。また、判断された結果のうち少なくとも1つが凍結している又は凍結する可能性があれば、ステップST43において、低圧EGR(LP−EGR)の供給を禁止する。
(一変形例)
以上に示した、ステップST41〜ST43におけるLP−EGRの許可/禁止判定(A1)に代えて、一変形例として、排気シャッタ弁(ESV)43のみが凍結している可能性があると判断された場合に、LP−EGRの供給を制限的に行う許可/禁止判定(A2)とする。
具体的には、ステップST41において判断された結果のうち少なくとも1つが凍結している可能性又は凍結する可能性があり、それがESV43のみであれば、次のステップST52において、ESV43を全開とした状態でLP−EGRの供給を実行してもよい。従って、排気シャッタ弁(ESV)43は、操作をされない通常の状態(初期状態)で全開となるように配設されており、ESV43のみが凍結している可能性があると判定された際には、LP−EGRの供給を禁止せず、ESV43を全開とし、且つ低圧EGR弁83を制御しながら供給してもよい。
−効果−
以上より、本実施形態及びその一変形例によれば、冷却システムがエンジン及びその補機の一系統のみでなく、例えば、水冷式のインタークーラが別系統の冷却システムを有する場合で且つ低温下の状況にあっても、排気還流の制御を確実に行うことができる。
以上説明したように、本発明に係るエンジンの排気還流制御装置は、エンジン以外の水冷式の冷却システムを設ける構成に適用することができる。
1 エンジン
30 吸気通路
31 エアクリーナ
35 インタークーラ
36 吸気シャッタ弁
40 排気通路
41 排気浄化装置
43 排気シャッタ弁
61 排気ターボ過給機
61a コンプレッサ
61b タービン
71 高圧EGR通路
73 高圧EGR弁
81 低圧EGR通路(EGR通路)
82 低圧EGRクーラ(EGRクーラ)
83 低圧EGR弁(EGR弁)
91 電動ウォータポンプ(電動ポンプ)
102 エアフローセンサ(新気量センサ)
103 吸気温度センサ
105 吸気圧センサ
106 排気圧センサ
107 排気温度センサ
108 エンジン水温センサ
109 I/C下流吸気温度センサ

Claims (7)

  1. EGRを流通させるEGR通路に設けられ、流通するEGR量を制御するEGR弁を備えるエンジンの排気還流制御装置において、
    排気通路に設けられ、前記EGR弁と共にEGR量を制御する排気シャッタ弁をさらに備え、
    前記排気シャッタ弁の凍結している可能性を、外気温度及びエンジンの始動時の冷却液の液温度に基づいて判定し、EGR供給の禁止又は許可を判断することを特徴とするエンジンの排気還流制御装置。
  2. 請求項1に記載のエンジンの排気還流制御装置において、
    前記EGR弁上流のEGR通路に設けられ、流通するEGRを冷却するためのエンジンの冷却液を用いる水冷式のEGRクーラをさらに備え、
    前記冷却液の液温度から、EGRを行うことにより前記EGR弁及びEGRクーラから下流側のEGR通路が凍結する可能性を判定し、EGR供給の禁止又は許可を判断することを特徴とするエンジンの排気還流制御装置。
  3. 請求項2に記載のエンジンの排気還流制御装置において、
    エンジンの冷却液とは異なる冷却系に属する電動ポンプによる水冷式のインタークーラをさらに備え、
    前記インタークーラの上流からEGR供給が行われ、
    前記電動ポンプは、前記インタークーラの下流の吸気温度が高温の際に作動し、
    エンジンの始動直後のEGR供給が行われていない状態の吸気温度に基づいて、EGRを行うことにより前記インタークーラが凍結する可能性を判定し、EGR供給の禁止又は許可を判断することを特徴とするエンジンの排気還流制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のエンジンの排気還流制御装置において、
    前記排気シャッタ弁の凍結判定の結果に基づきEGRの供給を禁止する際に、外気温度及びエンジンの始動時の前記冷却液の液温度に基づいて禁止を解除するまでの時間を設定することを特徴とするエンジンの排気還流制御装置。
  5. 請求項3に記載のエンジンの排気還流制御装置において、
    前記インタークーラの下流にEGR供給を行う高圧EGRシステムと、前記排気シャッタ弁を含み且つ前記インタークーラの上流からEGR供給を行う低圧EGRシステムとをさらに備え、
    一部の運転領域においては、前記高圧EGRシステム及び前記低圧EGRシステムを併用してEGR供給を行い、
    前記インタークーラ、前記EGR通路及び前記EGR弁が、EGRを行うことにより凍結する可能性がないと判定された場合であっても、前記排気シャッタ弁が凍結していると判定された際には、EGR供給を禁止することを特徴とするエンジンの排気還流制御装置。
  6. 請求項3に記載のエンジンの排気還流制御装置において、
    前記排気シャッタ弁は、操作をされない通常状態で全開であり、
    前記インタークーラ、前記EGR通路及び前記EGR弁が、EGRを行うことにより凍結する可能性がないと判定され、且つ、前記排気シャッタ弁が凍結している可能性があると判定された際には、前記排気シャッタ弁の駆動に伴うEGR供給を禁止し、前記排気シャッタ弁を全開としてEGR供給を行うことを特徴とするエンジンの排気還流制御装置。
  7. EGRを流通させるEGR通路に設けられ、流通するEGR量を制御するEGR弁と、
    前記EGR弁上流のEGR通路に設けられ、流通するEGRを冷却するためのエンジンの冷却液を用いる水冷式のEGRクーラとを備え、
    前記冷却液の液温度から、EGRを行うことにより前記EGR弁及びEGRクーラから下流側のEGR通路が凍結する可能性を判定し、EGR供給の禁止又は許可を判断するエンジンの排気還流制御装置において、
    エンジンの冷却液とは異なる冷却系に属する電動ポンプによる水冷式のインタークーラをさらに備え、
    前記インタークーラの上流からEGR供給が行われ、
    前記電動ポンプは、前記インタークーラの下流の吸気温度が高温の際に作動し、
    エンジンの始動直後のEGR供給が行われていない状態の吸気温度に基づいて、EGRを行うことにより前記インタークーラが凍結する可能性を判定し、EGR供給の禁止又は許可を判断することを特徴とするエンジンの排気還流制御装置。
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