JP2006220026A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 エンジンの排気管内で生じる凝縮水量を精度良く推定する。
【解決手段】 吸入空気量Mair と燃料噴射量Mfue とに基づいて燃焼により発生する水蒸気量Mwgs を算出すると共に、排出ガス温度Tg と排気管温度Tp とに応じた凝縮割合C(排出ガス中の水蒸気のうち排気管25内で凝縮する割合)を算出する。この後、水蒸気量Mwgs に凝縮割合Cと演算周期Δtとを乗算して演算周期Δt当りの凝縮水増加量ΔMcon を算出し、前回の凝縮水量推定値Mcon に今回の凝縮水増加量ΔMcon を加算して今回の凝縮水量推定値Mcon を求める。尚、エンジン再始動時に凝縮水量Mcon を推定する際には、前回のエンジン停止直前に記憶した凝縮水量推定値Mcon を初期値とする。また、吸入空気量Mair が所定値Mthを越えたときには、凝縮水量推定値Mcon を0にリセット又は減少させる。
【選択図】 図2
【解決手段】 吸入空気量Mair と燃料噴射量Mfue とに基づいて燃焼により発生する水蒸気量Mwgs を算出すると共に、排出ガス温度Tg と排気管温度Tp とに応じた凝縮割合C(排出ガス中の水蒸気のうち排気管25内で凝縮する割合)を算出する。この後、水蒸気量Mwgs に凝縮割合Cと演算周期Δtとを乗算して演算周期Δt当りの凝縮水増加量ΔMcon を算出し、前回の凝縮水量推定値Mcon に今回の凝縮水増加量ΔMcon を加算して今回の凝縮水量推定値Mcon を求める。尚、エンジン再始動時に凝縮水量Mcon を推定する際には、前回のエンジン停止直前に記憶した凝縮水量推定値Mcon を初期値とする。また、吸入空気量Mair が所定値Mthを越えたときには、凝縮水量推定値Mcon を0にリセット又は減少させる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、内燃機関の排気管内で生じる凝縮水量を推定する機能を備えた内燃機関の制御装置に関するものである。
一般に、内燃機関の排出ガスには、燃料と吸入空気の燃焼反応によって生成された水蒸気が含まれており、この水蒸気を含んだ排出ガスが排気管内で冷やされると、排気管内で排出ガス中の水蒸気が凝縮して凝縮水が生じる。しかし、排気管に配置された酸素センサがヒータで加熱されているときに、排気管内で発生した凝縮水が高温の酸素センサに付着すると、センサ素子が割れてしまうことがある。
この対策として、特許文献1(特開2002−318219号公報)に記載されているように、アルコール混合燃料を用いるエンジンにおいて、アルコール混合燃料のアルコール濃度を検出して、そのアルコール濃度に基づいて排出ガス中の水蒸気量を推定すると共に、この排出ガス中の水蒸気量と外気温とに基づいて、排出ガスの温度が外気温まで低下したときに排気管内で生じる凝縮水量を推定し、この凝縮水量に基づいてヒータ通電を遅延させるようにしたものがある。
特開2002−318219号公報(第2頁等)
上記特許文献1の凝縮水量の推定方法では、排気管内で排出ガスの温度が外気温まで低下すると仮定して、排出ガス中の水蒸気量と外気温とに基づいて排気管内で生じる凝縮水量を推定するようにしている。
しかし、実際の排出ガスの温度低下は、外気温ではなく、排気管温度により支配される。十分長い時間ソークされた場合は、排気管温度が外気温とほぼ等しくなっているため、上記方法でも正しく凝縮水量を推定できるが、内燃機関の停止後に排気管温度が低下しないうちに再始動する“温間再始動”の場合は、排気管温度が外気温よりも高い。そのため、排気管温度が外気温とほぼ等しい場合に比べると排出ガスの温度低下が少ない。
このため、上記特許文献1のように、排出ガス中の水蒸気量と外気温とに基づいて排気管内で生じる凝縮水量を推定する方法では、温間再始動時に排気管内で生じる凝縮水量を精度良く推定することができず、凝縮水量の推定精度が低下するという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、従って本発明の目的は、内燃機関の排気管内で生じる凝縮水量の推定精度を向上させることができる内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、内燃機関の燃料噴射量と吸入空気量とに基づいて燃焼により発生する水蒸気量を水蒸気量算出手段により算出して、内燃機関の排出ガスの温度を排出ガス温度取得手段により推定又は検出すると共に、内燃機関の排気管の温度を排気管温度取得手段により推定又は検出し、水蒸気量と排出ガス温度と排気管温度とに基づいて排気管内で生じる凝縮水量を凝縮水量推定手段により推定するようにしたものである。
燃料と吸入空気の燃焼反応により発生する水蒸気(排出ガス中の水蒸気)のうち排気管内で凝縮する割合は、排出ガス温度と排気管温度とに応じて変化するため、水蒸気量と排出ガス温度と排気管温度とに基づいて排気管内で生じる凝縮水量を推定すれば、排出ガス温度や排気管温度の影響を考慮して排気管内で生じる凝縮水量を精度良く推定することができる。
この場合、請求項2のように、水蒸気量と排出ガス温度と排気管温度とに基づいて凝縮水増加量を算出し、該凝縮水増加量を前回の凝縮水量の推定値に加算して今回の凝縮水量の推定値を求めるようにすると良い。このようにすれば、排気管内に蓄積される凝縮水量を精度良く推定することができる。
一般に、排気管温度が低い始動直後には排気管内の凝縮水量が多くなるため、特に始動後の早い時期に内燃機関が停止された場合には、排気管内に多くの凝縮水が残留する。しかし、イグニッションスイッチがオフされて内燃機関が停止されたときに、凝縮水量の推定値のデータが消えてしまうと、再始動時に凝縮水量を推定する際に、前回の内燃機関の停止直前の凝縮水量(つまり、内燃機関の停止中に排気管内に残留する凝縮水量)を反映させることができず、その分、凝縮水量の推定精度が低下してしまう。
そこで、請求項3のように、内燃機関の停止中も記憶データを保持可能な記憶手段に凝縮水量の推定値を記憶させるようにすると良い。このようにすれば、内燃機関の再始動時に凝縮水量を推定する際に、前回の内燃機関の停止直前に記憶した凝縮水量の推定値(つまり、内燃機関の停止中に排気管内に残留する凝縮水量の推定値)を初期値として凝縮水量を推定することができ、凝縮水量の推定精度を向上させることができる。
また、アクセル踏み込み等により吸入空気量が増加して排気管内を流れる排出ガス量が増加すると、排気管内に蓄積された凝縮水が排出ガスによって吹き飛ばされて排気管外へ排出されるため、請求項4のように、内燃機関の吸入空気量又はそれに相関する情報に応じて凝縮水量の推定値を減少又は0にリセットするようにすると良い。このようにすれば、吸入空気量が増加して排気管内を流れる排出ガス量が増加したときに、排気管内に蓄積された凝縮水が排出ガスによって吹き飛ばされて排気管外へ排出されるのに対応して、凝縮水量の推定値を減少又は0にリセットすることができ、実際の排気管内の凝縮水量の挙動を精度良く反映した凝縮水量の推定値を求めることができる。
ところで、排気系に設けられた部品や装置の中には、凝縮水が付着(被水)すると、故障したり、正常に動作できなくなるものがあるため、請求項5のように、推定した凝縮水量が所定値以上のときに排気系に設けられた部品又は装置(以下「排気系コンポーネント」と総称する)の制御を禁止又は制限するようにすると良い。このようにすれば、推定した凝縮水量が所定値以上になって被水する可能性が高くなったときに、所定の排気系コンポーネントの制御を禁止又は制限して、被水による排気系コンポーネントの故障や異常動作を未然に防止することができる。
また、請求項6のように、推定した凝縮水量が所定値以上のときに排気系コンポーネントの故障診断を禁止するようにしても良い。推定した凝縮水量が所定値以上になって被水する可能性が高くなったときに、所定の排気系コンポーネントの故障診断を禁止することで、被水によって排気系コンポーネントが正常動作できない状態を、排気系コンポーネントの異常と誤診断してしまうことを未然に防止することができる。
具体的には、請求項7のように、推定した凝縮水量が所定値以上のときに制御を禁止又は制限する排気系コンポーネント(或は故障診断を禁止する排気系コンポーネント)は、排気管に配置された排出ガスセンサのヒータとすると良い。
排出ガスセンサは、ヒータで加熱されて高温状態のときに被水すると、センサ素子が割れてしまうことがあるため、推定した凝縮水量が所定値以上になって被水する可能性が高くなったときに、ヒータ通電を禁止又は制限すれば、排出ガスセンサの温度を低下させて被水によるセンサ素子割れを未然に防止することができる。また、推定した凝縮水量が所定値以上になってヒータ通電を禁止又は制限しているときに、故障診断を禁止すれば、ヒータ通電を禁止又は制限した状態を、ヒータの異常と誤診断してしまうことを未然に防止することができる。
また、請求項8のように、推定した凝縮水量が所定値以上のときに制御を禁止又は制限する排気系コンポーネント(或は故障診断を禁止する排気系コンポーネント)は、排気管内に二次空気を供給する二次空気供給装置としても良い。
二次空気供給装置は、二次空気制御弁が凝縮水の氷結により閉弁固着した状態で、二次空気制御弁を無理に開弁させようとすると、二次空気供給装置が故障する可能性があるため、推定した凝縮水量が所定値以上になって被水する可能性が高くなったときに、二次空気供給装置の制御を禁止又は制限すれば、二次空気制御弁が凝縮水の氷結により閉弁固着した状態で、二次空気制御弁を無理に開弁させることを回避することができて、二次空気供給装置の故障を未然に防止することができる。また、推定した凝縮水量が所定値以上になって被水する可能性が高くなったときに、二次空気供給装置の故障診断を禁止すれば、開弁指令が出されているにも拘らず、二次空気制御弁が凝縮水の氷結により開弁されない状態を、二次空気供給装置の異常と誤診断してしまうことを未然に防止することができる。
また、請求項9のように、推定した凝縮水量が所定値以上のときに制御を禁止又は制限する排気系コンポーネント(或は故障診断を禁止する排気系コンポーネント)は、排気管内の排出ガスを吸気系に還流させる排気還流装置としても良い。
凝縮水量が多いときに、排気還流装置の排気還流制御弁を開弁すると、排気還流制御弁が凝縮水の氷結により開弁固着することがあり、これにより、排気還流量が増大した状態に保持されて燃焼状態が不安定になり、ドライバビリティや排気エミッションが悪化する可能性がある。更に、排気還流制御弁が凝縮水の氷結により開弁固着(又は閉弁固着)した状態で、排気還流制御弁を無理に閉弁(又は開弁)させようとすると、排気還流装置が故障する可能性がある。このため、推定した凝縮水量が所定値以上になって被水する可能性が高くなったときに、排気還流装置の制御を禁止又は制限すれば、排気還流制御弁が凝縮水の氷結により開弁固着することを未然に防止して、ドライバビリティや排気エミッションの悪化を防止することができると共に、排気還流制御弁が凝縮水の氷結により開弁固着(又は閉弁固着)した状態で無理に閉弁(又は開弁)させることを回避することができて、排気還流装置の故障を防止することができる。
また、推定した凝縮水量が所定値以上になって被水する可能性が高くなったときに、排気還流装置の故障診断を禁止すれば、開弁指令(又は閉弁指令)が出されているにも拘らず、排気還流制御弁が凝縮水の氷結により開弁(又は閉弁)されない状態を、排気還流装置の異常と誤診断してしまうことを未然に防止することができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の概略構成を説明する。内燃機関であるエンジン11の吸気管12の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側に、吸入空気量を検出するエアフローメータ14が設けられている。このエアフローメータ14の下流側には、モータ15によって開度調節されるスロットルバルブ16と、このスロットルバルブ16の開度(スロットル開度)を検出するスロットル開度センサ17とが設けられている。
まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の概略構成を説明する。内燃機関であるエンジン11の吸気管12の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側に、吸入空気量を検出するエアフローメータ14が設けられている。このエアフローメータ14の下流側には、モータ15によって開度調節されるスロットルバルブ16と、このスロットルバルブ16の開度(スロットル開度)を検出するスロットル開度センサ17とが設けられている。
更に、スロットルバルブ16の下流側には、サージタンク18が設けられ、このサージタンク18には、吸気管圧力を検出する吸気管圧力センサ19が設けられている。また、サージタンク18には、エンジン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド20が設けられ、各気筒の吸気マニホールド20の吸気ポート近傍に、それぞれ燃料を噴射する燃料噴射弁21が取り付けられている。また、エンジン11のシリンダヘッドには、各気筒毎に点火プラグ22が取り付けられ、各点火プラグ22の火花放電によって筒内の混合気に着火される。
また、エンジン11のシリンダブロックには、冷却水温を検出する冷却水温センサ23や、エンジン11のクランク軸が所定クランク角回転する毎にパルス信号を出力するクランク角センサ24が取り付けられている。このクランク角センサ24の出力信号に基づいてクランク角やエンジン回転速度が検出される。
一方、エンジン11の排気管25には、排出ガスのリッチ/リーンを検出するヒータ付きの酸素センサ26(排出ガスセンサ)が設けられ、この酸素センサ26の下流側に、排出ガスを浄化する三元触媒等の触媒27が設けられている。
また、排気管25には、排気管25内の排出ガスを吸気系に還流させるEGR装置28(排気還流装置)と、排気管25内に二次空気を供給する二次空気供給装置31とが設けられている。
EGR装置28は、排気管25のうちの触媒27の上流側とサージタンク18との間に、排出ガスの一部を吸気側に還流させるためのEGR配管29が接続され、このEGR配管29の途中にEGR量(排気還流量)を制御するEGR制御弁30(排気還流制御弁)が設けられている。
一方、二次空気供給装置31は、電気モータで駆動されるエアポンプ32から吐出する二次空気を、吐出管33を通して各気筒の二次空気供給ノズル34に分配して各気筒の排気マニホールド35に導入する。エアポンプ32の吐出管33には、該吐出管33を開閉する二次空気制御弁36が設けられている。
上述した各種センサの出力は、エンジン制御回路(以下「ECU」と表記する)37に入力される。このECU37は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された各種のエンジン制御プログラムを実行することで、エンジン運転状態に応じて燃料噴射弁21の燃料噴射量や点火プラグ22の点火時期を制御する。
また、ECU37は、後述する図6乃至図9の凝縮水量推定に関する各プログラムを実行することで、排気管25内で生じる凝縮水量Mcon を推定する。以下、排気管25内で生じる凝縮水量Mcon の推定方法について説明する。
図2に示すように、単位時間当りの吸入空気量Mair [g/s] と単位時間当りの燃料噴射量Mfue [g/s] とに基づいて、燃料と吸入空気の燃焼反応により発生する単位時間当りの水蒸気量Mwgs [g/s] を算出する。
また、吸入空気量、エンジン回転速度等に基づいて排出ガス温度Tg (例えば排気ポート近傍における排出ガス温度)を推定する。この機能が特許請求の範囲でいう排出ガス温度取得手段としての役割を果たす。尚、排出ガス温度Tg を温度センサで検出するようにしても良い。更に、後述する方法で排気管温度Tp (例えば酸素センサ26近傍における排気管温度)を推定する。
そして、排出ガス温度Tg と排気管温度Tp とをパラメータとする凝縮割合Cのマップを参照して、現在の排出ガス温度Tg と排気管温度Tp とに応じた凝縮割合Cを算出する。この凝縮割合Cは、燃料と吸入空気の燃焼反応により発生する水蒸気(排出ガス中の水蒸気)のうち排気管25内で凝縮する割合である。凝縮割合Cのマップは、予め、実験データや設計データ等に基づいて求めた排出ガス温度Tg と排気管温度Tp と凝縮割合Cとの関係を用いて作成され、ECU37のROMに記憶されている。
この後、水蒸気量Mwgs に凝縮割合Cと演算周期Δtとを乗算して演算周期Δt当りの凝縮水増加量ΔMcon [g] を算出する。
ΔMcon =Mwgs ×C×Δt
ΔMcon =Mwgs ×C×Δt
この後、前回の凝縮水量推定値Mcon に今回の凝縮水増加量ΔMcon を加算して今回の凝縮水量推定値Mcon [g] を求める。
Mcon =Mcon +ΔMcon
Mcon =Mcon +ΔMcon
この凝縮水量推定値Mcon は、ECU37のバックアップRAM(記憶手段)に記憶される。ECU37のバックアップRAMの記憶データは、図示しないIGスイッチ(イグニッションスイッチ)がオフされたエンジン停止中も保持される。エンジン再始動時に凝縮水量Mcon を推定する際には、前回のエンジン停止直前に記憶した凝縮水量推定値Mcon (つまり、エンジン停止中に排気管25内に残留する凝縮水量の推定値)を初期値とする。
ところで、アクセル踏み込み等により吸入空気量が増加して排気管25内を流れる排出ガス量が増加すると、排気管25内に蓄積された凝縮水が排出ガスによって吹き飛ばされて排気管25外へ排出される。
そこで、本実施例では、吸入空気量Mair が所定値Mthを越えたときに、凝縮水量推定値Mcon を0にリセットする。或は、吸入空気量Mair に応じて凝縮水量推定値Mcon を減少させるようにしても良い。これにより、吸入空気量Mair が増加して排気管25内を流れる排出ガス量が増加したときに、排気管25内に蓄積された凝縮水が排出ガスによって吹き飛ばされて排気管25外へ排出されるのに対応して、凝縮水量推定値Mcon を0にリセット又は減少させる。
次に、排気管温度Tp の推定方法について説明する。
図5のタイムチャートに示すように、ECU37は、エンジン運転中(エンジン始動からIGスイッチのオフまでの期間)は、エンジン運転中の推定方法(図3参照)で排気管温度Tp を推定し、エンジン停止中(IGスイッチのオンからエンジン始動までの期間)は、エンジン停止中の推定方法(図4参照)で排気管温度Tp を推定する。
図5のタイムチャートに示すように、ECU37は、エンジン運転中(エンジン始動からIGスイッチのオフまでの期間)は、エンジン運転中の推定方法(図3参照)で排気管温度Tp を推定し、エンジン停止中(IGスイッチのオンからエンジン始動までの期間)は、エンジン停止中の推定方法(図4参照)で排気管温度Tp を推定する。
図3に示すように、エンジン運転中に排気管温度Tp を推定する場合には、まず、排出ガスから排気管25へ伝達される受熱量を求めるための受熱側熱伝達係数Kinと、排気管25から外気へ放熱される放熱量を求めるための放熱側熱伝達係数Kout を算出する。
受熱側熱伝達係数Kinを算出する際には、エンジン回転速度(排気流速の代用情報)と負荷(排気圧の代用情報)とをパラメータとする補正係数αのマップを参照して、現在のエンジン回転速度と負荷とに応じた補正係数αを算出する。
この補正係数αは、受熱側熱伝達係数基本値Kin0 を補正するための係数である。補正係数αのマップは、予め、実験データや設計データ等に基づいて求めたエンジン回転速度と負荷と排気管25の受熱量との関係を用いて作成され、ECU37のROMに記憶されている。一般に、エンジン回転速度が高くなって排気流速が速くなるほど排気管25の受熱量が少なくり、負荷が大きくなって排気圧が高くなるほど排気管25の受熱量が多くなるため、補正係数αのマップは、エンジン回転速度が高くなるほど補正係数αが小さくなって受熱側熱伝達係数Kinが小さくなり、負荷が大きくなるほど補正係数αが大きくなって受熱側熱伝達係数Kinが大きくなるように設定されている。
この後、受熱側熱伝達係数基本値Kin0 に補正係数αを乗算して受熱側熱伝達係数Kinを求める。
Kin=Kin0 ×α
これにより、エンジン回転速度(排気流速の代用情報)や負荷(排気圧の代用情報)に応じて受熱側熱伝達係数基本値Kin0 を補正して受熱側熱伝達係数Kinを変化させる。
Kin=Kin0 ×α
これにより、エンジン回転速度(排気流速の代用情報)や負荷(排気圧の代用情報)に応じて受熱側熱伝達係数基本値Kin0 を補正して受熱側熱伝達係数Kinを変化させる。
また、放熱側熱伝達係数Kout を算出する際には、ラジエターファン回転速度と車速とをパラメータとする補正係数βのマップを参照して、現在のラジエターファン回転速度と車速とに応じた補正係数βを算出する。
この補正係数βは、放熱側熱伝達係数基本値Kout0を補正するための係数である。補正係数βのマップは、予め、実験データや設計データ等に基づいて求めたラジエターファン回転速度と車速と排気管25の放熱量との関係を用いて作成され、ECU37のROMに記憶されている。一般に、ラジエターファン回転速度や車速が速くなるほど排気管25の放熱量が多くなるため、補正係数βのマップは、ラジエターファン回転速度や車速が速くなるほど補正係数βが大きくなって放熱側熱伝達係数Kout が大きくなるように設定されている。尚、大気圧(排気管25の外側の圧力)が高くなるほど排気管25の放熱量が多くなるため、大気圧が高くなるほど補正係数βが大きくなって放熱側熱伝達係数Kout が大きくなるようにしても良い。
この後、放熱側熱伝達係数基本値Kout0に補正係数βを乗算して放熱側熱伝達係数Kout を求める。
Kout =Kout0×β
これにより、ラジエターファン回転速度や車速に応じて放熱側熱伝達係数基本値Kout0を補正して放熱側熱伝達係数Kout を変化させる。
Kout =Kout0×β
これにより、ラジエターファン回転速度や車速に応じて放熱側熱伝達係数基本値Kout0を補正して放熱側熱伝達係数Kout を変化させる。
このようにして、受熱側熱伝達係数Kinと放熱側熱伝達係数Kout とを算出した後、排出ガス温度Tg と排気管温度Tp との差(Tg −Tp )に受熱側熱伝達係数Kinを乗算して排気管25の受熱量{Kin×(Tg −Tp )}を求めると共に、排気管温度Tp と外気温Ta との差(Tp −Ta )に放熱側熱伝達係数Kout を乗算して排気管25の放熱量{Kout ×(Tp −Ta )}を求める。
そして、排気管25の受熱量{Kin×(Tg −Tp )}と排気管25の放熱量{Kout ×(Tp −Ta )}と排気管25の熱容量Cp と演算周期Δtとを用いて次式により演算周期Δt当りの排気管温度変化量ΔTp を算出する。
ΔTp ={Kin×(Tg −Tp )−Kout ×(Tp −Ta )}/Cp ×Δt
ΔTp ={Kin×(Tg −Tp )−Kout ×(Tp −Ta )}/Cp ×Δt
この後、前回の排気管温度推定値Tp に今回の排気管温度変化量ΔTp を加算して今回の排気管温度推定値Tp を求める。
Tp =Tp +ΔTp
Tp =Tp +ΔTp
この排気管温度推定値Tp は、ECU37のバックアップRAMに記憶される。尚、エンジン再始動時に排気管温度Tp を推定する際には、後述するエンジン停止中の推定方法でエンジン始動直前に推定した排気管温度推定値Tp を初期値とする。
一方、図4に示すように、エンジン停止中(IGスイッチのオンから始動までの期間)に排気管温度Tp を推定する場合には、まず、エンジン停止時間をパラメータとする排気管温度低下割合Dのマップを参照して、現在のエンジン停止時間に応じた排気管温度低下割合Dを算出する。この排気管温度低下割合Dのマップは、予め、実験データや設計データ等に基づいて求めたエンジン停止時間と排気管温度低下割合Dとの関係を用いて作成され、ECU37のROMに記憶されている。
この後、前回のエンジン停止直前の排気管温度推定値Tpzと外気温Ta との差(Tpz−Ta )に排気管温度低下割合Dを乗算し、その値を外気温Ta に加算して排気管温度推定値Tp を求める。
Tp =(Tpz−Ta )×D+Ta
Tp =(Tpz−Ta )×D+Ta
ところで、酸素センサ26は、ヒータで加熱されて高温状態のときに凝縮水が付着して被水すると、センサ素子が割れてしまうことがある。また、二次空気供給装置31は、二次空気制御弁36が凝縮水の氷結により閉弁固着した状態で、二次空気制御弁36を無理に開弁させようとすると、二次空気供給装置31が故障する可能性がある。また、凝縮水量が多いときに、EGR装置28のEGR制御弁30を開弁すると、EGR制御弁30が凝縮水の氷結により開弁固着することがあり、このEGR制御弁30の開弁固着により、EGR量が増大した状態に保持されて燃焼状態が不安定になり、ドライバビリティや排気エミッションが悪化する可能性がある。更に、EGR制御弁30が凝縮水の氷結により開弁固着(又は閉弁固着)した状態で、EGR制御弁30を無理に閉弁(又は開弁)させようとすると、EGR装置28が故障する可能性がある。
これらの事情を考慮して、本実施例では、後述する図10の排気系制御及び排気系故障診断の禁止判定プログラムを実行することで、凝縮水量推定値Mcon が所定の判定値M1 以上になって被水する可能性が高くなったときに、酸素センサ26のヒータ、EGR装置28、二次空気供給装置31の制御を禁止(又は制限)すると共に、酸素センサ26のヒータ、EGR装置28、二次空気供給装置31の故障診断を禁止する。これにより、被水による酸素センサ26、EGR装置28、二次空気供給装置31の故障や異常動作を未然に防止すると共に、被水によって酸素センサ26のヒータ、EGR制御弁30、二次空気制御弁36が正常動作できない状態を、酸素センサ26のヒータ、EGR装置28、二次空気供給装置31の異常と誤診断してしまうことを未然に防止する。
以下、ECU37が実行する図6乃至図9の凝縮水量推定に関する各プログラム及び図10の排気系制御及び排気系故障診断の禁止判定プログラムの処理内容を説明する。
[排気管温度初期値設定]
図6に示す排気管温度初期値設定プログラムは、IGスイッチがオフからオンに切り換えられたときに1回だけ実行される。本プログラムが起動されると、まず、ステップ101で、バックアップRAMに記憶された排気管温度推定値Tp の記憶データが正常であるか否かを、例えば、排気管温度推定値Tp の記憶データが所定の正常範囲内であるか否かによって判定する。
図6に示す排気管温度初期値設定プログラムは、IGスイッチがオフからオンに切り換えられたときに1回だけ実行される。本プログラムが起動されると、まず、ステップ101で、バックアップRAMに記憶された排気管温度推定値Tp の記憶データが正常であるか否かを、例えば、排気管温度推定値Tp の記憶データが所定の正常範囲内であるか否かによって判定する。
このステップ101で、排気管温度推定値Tp の記憶データが正常であると判定された場合には、ステップ102に進み、排気管温度推定フラグXTPが、排気管温度推定済みを意味する「1」にセットされているか否かを判定し、排気管温度推定フラグXTPが「1」にセットされていれば、そのまま本プログラムを終了する。
これに対して、上記ステップ101で排気管温度推定値Tp の記憶データが異常であると判定された場合、又は、上記ステップ102で排気管温度推定フラグXTPが「0」であると判定された場合には、ステップ103に進み、排気管温度推定値Tp の初期値として外気温Ta を設定する。
Tp =Ta
Tp =Ta
[排気管温度推定]
図7に示す排気管温度推定プログラムは、ECU37の電源オン中に所定周期Δtで実行され、特許請求の範囲でいう排気管温度取得手段としての役割を果たす。本プログラムが起動されると、まず、ステップ201で、エンジン運転中(エンジン回転中)であるか否かを判定する。その結果、エンジン運転中であると判定された場合には、ステップ202に進み、エンジン運転中の推定方法で排気管温度Tp を推定する。この場合、図3に示すように、まず、補正係数αのマップを参照して、現在のエンジン回転速度と負荷とに応じた補正係数αを算出し、この補正係数αを受熱側熱伝達係数基本値Kin0 に乗算して受熱側熱伝達係数Kinを求める。
Kin=Kin0 ×α
図7に示す排気管温度推定プログラムは、ECU37の電源オン中に所定周期Δtで実行され、特許請求の範囲でいう排気管温度取得手段としての役割を果たす。本プログラムが起動されると、まず、ステップ201で、エンジン運転中(エンジン回転中)であるか否かを判定する。その結果、エンジン運転中であると判定された場合には、ステップ202に進み、エンジン運転中の推定方法で排気管温度Tp を推定する。この場合、図3に示すように、まず、補正係数αのマップを参照して、現在のエンジン回転速度と負荷とに応じた補正係数αを算出し、この補正係数αを受熱側熱伝達係数基本値Kin0 に乗算して受熱側熱伝達係数Kinを求める。
Kin=Kin0 ×α
この後、補正係数βのマップを参照して、現在のラジエターファン回転速度と車速とに応じた補正係数βを算出し、この補正係数βを放熱側熱伝達係数基本値Kout0に乗算して放熱側熱伝達係数Kout を求める。
Kout =Kout0×β
Kout =Kout0×β
この後、排出ガス温度Tg と排気管温度Tp との差(Tg −Tp )に受熱側熱伝達係数Kinを乗算して排気管25の受熱量{Kin×(Tg −Tp )}を求めると共に、排気管温度Tp と外気温Ta との差(Tp −Ta )に放熱側熱伝達係数Kout を乗算して排気管25の放熱量{Kout ×(Tp −Ta )}を求める。
そして、排気管25の受熱量{Kin×(Tg −Tp )}と排気管25の放熱量{Kout ×(Tp −Ta )}と排気管25の熱容量Cp と演算周期Δtとを用いて次式により演算周期Δt当りの排気管温度変化量ΔTp を算出する。
ΔTp ={Kin×(Tg −Tp )−Kout ×(Tp −Ta )}/Cp ×Δt
ΔTp ={Kin×(Tg −Tp )−Kout ×(Tp −Ta )}/Cp ×Δt
この後、前回の排気管温度推定値Tp に今回の排気管温度変化量ΔTp を加算して今回の排気管温度推定値Tp を求める。
Tp =Tp +ΔTp
尚、エンジン再始動時に排気管温度Tp を推定する際には、エンジン停止中の推定方法でエンジン始動直前に推定した排気管温度推定値Tp を初期値とする。
Tp =Tp +ΔTp
尚、エンジン再始動時に排気管温度Tp を推定する際には、エンジン停止中の推定方法でエンジン始動直前に推定した排気管温度推定値Tp を初期値とする。
以上のようにしてエンジン運転中の推定方法で排気管温度Tp を推定した後、ステップ203に進み、排気管温度推定値Tp をECU37のバックアップRAMに記憶し、次のステップ204で、排気管温度推定フラグXTPを「1」にセットしてバクアップRAMに記憶する。
一方、上記ステップ201で、エンジン停止中であると判定された場合には、ステップ205に進み、エンジン停止中の推定方法で排気管温度Tp を推定する。この場合、図4に示すように、まず、排気管温度低下割合Dのマップを参照して、現在のエンジン停止時間に応じた排気管温度低下割合Dを算出する。この後、前回のエンジン停止直前の排気管温度推定値Tpzと外気温Ta との差(Tpz−Ta )に排気管温度低下割合Dを乗算し、その値を外気温Ta に加算して排気管温度推定値Tp を求める。
Tp =(Tpz−Ta )×D+Ta
Tp =(Tpz−Ta )×D+Ta
[凝縮水量初期値設定]
図8に示す凝縮水量初期値設定プログラムは、IGスイッチがオフからオンに切り換えられたときに1回だけ実行される。本プログラムが起動されると、まず、ステップ301で、バックアップRAMに記憶された凝縮水量推定値Mcon の記憶データが正常であるか否かを、例えば、凝縮水量推定値Mcon の記憶データが所定の正常範囲内であるか否かによって判定する。
図8に示す凝縮水量初期値設定プログラムは、IGスイッチがオフからオンに切り換えられたときに1回だけ実行される。本プログラムが起動されると、まず、ステップ301で、バックアップRAMに記憶された凝縮水量推定値Mcon の記憶データが正常であるか否かを、例えば、凝縮水量推定値Mcon の記憶データが所定の正常範囲内であるか否かによって判定する。
このステップ301で、凝縮水量推定値Mcon の記憶データが正常であると判定された場合には、ステップ302に進み、凝縮水量推定フラグXMCが、凝縮水量推定済みを意味する「1」にセットされているか否かを判定し、凝縮水量推定フラグXMCが「1」にセットされていれば、そのまま本プログラムを終了する。
これに対して、上記ステップ301で凝縮水量推定値Mcon の記憶データが異常であると判定された場合、又は、上記ステップ302で凝縮水量推定フラグXMCが「0」であると判定された場合には、ステップ303に進み、凝縮水量推定値Mcon を初期値M0 に設定する。
この初期値M0 は、酸素センサ26のヒータ、EGR装置28、二次空気供給装置31の制御や故障診断を禁止するか否かを判定する際の判定値M1 よりも大きい値に設定されている。これにより、凝縮水量推定値Mcon が初期値M0 に設定されたときには、凝縮水量推定値Mcon が判定値M1 以上と判定されて、酸素センサ26のヒータ、EGR装置28、二次空気供給装置31の制御や故障診断が禁止される。
[凝縮水量推定]
図9に示す凝縮水量推定プログラムは、ECU37の電源オン中に所定周期Δtで実行され、特許請求の範囲でいう凝縮水量推定手段としての役割を果たす。本プログラムが起動されると、まず、ステップ401で、エンジン運転中(エンジン回転中)であるか否かを判定する。その結果、エンジン停止中であると判定された場合には、ステップ402以降の凝縮水量推定に関する処理を行うことなく、本プログラムを終了する。
図9に示す凝縮水量推定プログラムは、ECU37の電源オン中に所定周期Δtで実行され、特許請求の範囲でいう凝縮水量推定手段としての役割を果たす。本プログラムが起動されると、まず、ステップ401で、エンジン運転中(エンジン回転中)であるか否かを判定する。その結果、エンジン停止中であると判定された場合には、ステップ402以降の凝縮水量推定に関する処理を行うことなく、本プログラムを終了する。
一方、上記ステップ401で、エンジン運転中であると判定された場合には、ステップ402以降の凝縮水量推定に関する処理を次のようにして行う。
まず、ステップ402で、吸入空気量Mair が、燃料噴射量Mfue に理論空燃比kを乗算した値(つまり、噴射燃料を全て燃焼させるのに必要な吸入空気量)以下であるか否かを判定する。このステップ402で、吸入空気量Mair が燃料噴射量Mfue に理論空燃比kを乗算した値以下であると判定された場合には、吸入空気量Mair が全て燃焼反応に寄与すると判断して、ステップ403に進み、吸入空気量Mair に所定の係数a1 を乗算して燃料と吸入空気の燃焼反応により発生する水蒸気量Mwgs を求める。
Mwgs =a1 ×Mair
Mwgs =a1 ×Mair
一方、上記ステップ402で、吸入空気量Mair が燃料噴射量Mfue に理論空燃比kを乗算した値よりも多いと判定された場合には、燃料噴射量Mfue が全て燃焼反応に寄与すると判断して、ステップ404に進み、燃料噴射量Mfue に所定の係数a2 を乗算して燃料と吸入空気の燃焼反応により発生する水蒸気量Mwgs を求める。
Mwgs =a2 ×Mfue
Mwgs =a2 ×Mfue
この後、ステップ405に進み、排出ガス温度Tg と排気管温度Tp とをパラメータとする凝縮割合Cのマップを参照して、現在の排出ガス温度Tg と排気管温度Tp とに応じた凝縮割合Cを算出した後、ステップ406に進み、水蒸気量Mwgs に凝縮割合Cと演算周期Δtとを乗算して演算周期Δt当りの凝縮水増加量ΔMcon を算出する。
ΔMcon =Mwgs ×C×Δt
ΔMcon =Mwgs ×C×Δt
この後、ステップ407に進み、吸入空気量Mair が所定値Mthよりも少ないか否かを判定する。この所定値Mthは、吸入空気量の増加によって排気管25内を流れる排出ガス量が増加して、排気管25内に蓄積された凝縮水が排出ガスによって吹き飛ばされて排気管25外へ排出される吸入空気量に設定されている。
その結果、吸入空気量Mair が所定値Mthよりも少ないと判定された場合には、ステップ408に進み、前回の凝縮水量推定値Mcon に今回の凝縮水増加量ΔMcon を加算して今回の凝縮水量推定値Mcon を求める。
Mcon =Mcon +ΔMcon
Mcon =Mcon +ΔMcon
尚、エンジン再始動時に凝縮水量Mcon を推定する際には、前回のエンジン停止直前に記憶した凝縮水量推定値Mcon (つまり、エンジン停止中に排気管25内に残留する凝縮水量の推定値)を初期値とする。
これに対して、上記ステップ407で、吸入空気量Mair が所定値Mth以上であると判定された場合には、吸入空気量の増加によって排気管25内を流れる排出ガス量が増加して、排気管25内に蓄積された凝縮水が排出ガスによって吹き飛ばされて排気管25外へ排出されると判断して、ステップ409に進み、凝縮水量推定値Mcon を0にリセットする。或は、吸入空気量Mair に応じて凝縮水量推定値Mcon を減少させるようにしても良い。
以上のようにして凝縮水量Mcon を推定した後、ステップ410に進み、凝縮水量推定値Mcon をECU37のバックアップRAMに記憶し、次のステップ411で、凝縮水量推定フラグXMCを「1」にセットしてバクアップRAMに記憶する。
[排気系制御及び排気系故障診断の禁止判定]
図10に示す排気系制御及び排気系故障診断の禁止判定プログラムは、ECU37の電源オン中に所定周期で実行され、特許請求の範囲でいう排気系制御禁止手段及び排気系故障診断禁止手段としての役割を果たす。本プログラムが起動されると、まず、ステップ501で、凝縮水量推定値Mcon が判定値M1 以上であるか否かを判定する。この判定値M1 は、酸素センサ26、EGR装置28のEGR制御弁28、二次空気供給装置31の二次空気制御弁36が被水する可能性が高くなる凝縮水量に設定されている。
[排気系制御及び排気系故障診断の禁止判定]
図10に示す排気系制御及び排気系故障診断の禁止判定プログラムは、ECU37の電源オン中に所定周期で実行され、特許請求の範囲でいう排気系制御禁止手段及び排気系故障診断禁止手段としての役割を果たす。本プログラムが起動されると、まず、ステップ501で、凝縮水量推定値Mcon が判定値M1 以上であるか否かを判定する。この判定値M1 は、酸素センサ26、EGR装置28のEGR制御弁28、二次空気供給装置31の二次空気制御弁36が被水する可能性が高くなる凝縮水量に設定されている。
このステップ501で、凝縮水量推定値Mcon が判定値M1 以上であると判定された場合には、ステップ502に進み、排気系制御禁止フラグXECを「1」にセットする。これにより、酸素センサ26のヒータ通電、EGR装置28のEGR制御弁30の駆動、二次空気供給装置31の二次空気制御弁36の駆動が禁止される又は制限される。
この後、ステップ503に進み、排気系故障診断禁止フラグXEDを「1」にセットする。これにより、酸素センサ26のヒータ、二次空気供給装置31、EGR装置28の故障診断が禁止される。
一方、上記ステップ501で、凝縮水量推定値Mcon が判定値M1 よりも少ないと判定された場合には、ステップ504に進み、排気系制御禁止フラグXECを「0」にリセットする。これにより、酸素センサ26のヒータ通電、EGR装置28のEGR制御弁30の駆動、二次空気供給装置31の二次空気制御弁36の駆動が許可される。
この後、ステップ505に進み、排気系故障診断禁止フラグXEDを「0」にリセットする。これにより、酸素センサ26のヒータ、二次空気供給装置31、EGR装置28の故障診断が許可される。
以上説明した本実施例では、吸入空気量Mair と燃料噴射量Mfue とに基づいて燃焼により発生する水蒸気量Mwgs を算出すると共に、排出ガス温度Tg と排気管温度Tp とに応じた凝縮割合C(排出ガス中の水蒸気のうち排気管25内で凝縮する割合)を算出した後、水蒸気量Mwgs に凝縮割合Cと演算周期Δtとを乗算して演算周期Δt当りの凝縮水増加量ΔMcon を算出し、前回の凝縮水量推定値Mcon に今回の凝縮水増加量ΔMcon を加算して今回の凝縮水量推定値Mcon を求めるようにしたので、排出ガス温度Tg や排気管温度Tp の影響を考慮して排気管25内に蓄積される凝縮水量Mcon を精度良く推定することができる。
しかも、本実施例では、凝縮水量推定値Mcon をECU37のバックアップRAMに記憶させて、エンジン再始動時に凝縮水量Mcon を推定する際には、前回のエンジン停止直前に記憶した凝縮水量推定値Mcon を初期値として凝縮水量Mcon を推定するようにしたので、エンジン再始動時に凝縮水量Mcon を推定する際に、前回のエンジン停止直前に記憶した凝縮水量推定値Mcon 、つまり、エンジン停止中に排気管25内に残留する凝縮水量推定値Mcon を初期値として凝縮水量Mcon を推定することが可能となり、凝縮水量Mcon の推定精度を向上させることができる。
また、本実施例では、吸入空気量Mair が所定値Mthを越えたときに、凝縮水量推定値Mcon を0にリセット又は減少させるようにしたので、吸入空気量Mair が増加して排気管25内を流れる排出ガス量が増加したときに、排気管25内に蓄積された凝縮水が排出ガスによって吹き飛ばされて排気管25外へ排出されるのに対応して、凝縮水量推定値Mcon を0にリセット又は減少させることができ、実際の排気管25内の凝縮水量の挙動を精度良く反映した凝縮水量推定値Mcon を求めることができる。
尚、吸入空気量Mair に相関する情報(吸気管圧力、スロットル開度等)が所定値を越えたときに、凝縮水量推定値Mcon を0にリセットする又は凝縮水量推定値Mcon を減少させるようにしても良い。
また、本実施例では、エンジン運転中に排気管25の受熱側熱伝達係数Kinと放熱側熱伝達係数Kout とを用いて排気管温度Tp を推定する際に、エンジン回転速度(排気流速の代用情報)や負荷(排気圧の代用情報)に応じて受熱側熱伝達係数基本値Kin0 を補正して受熱側熱伝達係数Kinを変化させると共に、ラジエターファン回転速度や車速に応じて放熱側熱伝達係数基本値Kout0を補正して放熱側熱伝達係数Kout を変化させる。
このようにすれば、エンジン回転速度が高くなって排気流速が速くなるほど排気管25の受熱量が少なくり、負荷が大きくなって排気圧が高くなるほど排気管25の受熱量が多くなるのに対応して受熱側熱伝達係数Kinを変化させることができると共に、ラジエターファン回転速度や車速が速くなるほど排気管25の放熱量が多くなるのに対応して放熱側熱伝達係数Kout を変化させることができ、排気管温度Tp を精度良く推定することができる。
しかも、本実施例では、エンジン再始動時に排気管温度Tp を推定する際には、エンジン停止中の推定方法でエンジン始動直前に推定した排気管温度推定値Tp を初期値として排気管温度Tp を推定するようにしたので、排気管温度Tp の推定精度を向上させることができる。
尚、排気管温度Tp の推定方法は、適宜変更しても良く、また、排気管温度Tp を温度センサで検出するようにしても良い。
また、本実施例では、凝縮水量推定値Mcon が判定値M1 以上になって被水する可能性が高くなったときに、酸素センサ26のヒータ、EGR装置28、二次空気供給装置31の制御を禁止(又は制限)すると共に、酸素センサ26のヒータ、EGR装置28、二次空気供給装置31の故障診断を禁止する。
また、本実施例では、凝縮水量推定値Mcon が判定値M1 以上になって被水する可能性が高くなったときに、酸素センサ26のヒータ、EGR装置28、二次空気供給装置31の制御を禁止(又は制限)すると共に、酸素センサ26のヒータ、EGR装置28、二次空気供給装置31の故障診断を禁止する。
酸素センサ26は、ヒータで加熱されて高温状態のときに被水すると、センサ素子が割れてしまうことがあるため、凝縮水量推定値Mcon が判定値M1 以上になって被水する可能性が高くなったときに、ヒータ通電を禁止又は制限すれば、酸素センサ26の温度を低下させて被水によるセンサ素子割れを未然に防止することができる。また、凝縮水量推定値Mcon が判定値M1 以上になってヒータ通電を禁止又は制限しているときに、故障診断を禁止すれば、ヒータ通電を禁止又は制限した状態を、ヒータの異常と誤診断してしまうことを未然に防止することができる。
また、二次空気供給装置31は、二次空気制御弁36が凝縮水の氷結により閉弁固着した状態で、二次空気制御弁36を無理に開弁させようとすると、二次空気供給装置31が故障する可能性があるため、凝縮水量推定値Mcon が判定値M1 以上になって被水する可能性が高くなったときに、二次空気供給装置31の制御を禁止又は制限すれば、二次空気制御弁36が凝縮水の氷結により閉弁固着した状態で、二次空気制御弁36を無理に開弁させることを回避することができて、二次空気供給装置31の故障を防止することができる。また、凝縮水量推定値Mcon が判定値M1 以上になって被水する可能性が高くなったときに、二次空気供給装置31の故障診断を禁止すれば、開弁指令が出されているにも拘らず、二次空気制御弁36が凝縮水の氷結により開弁されない状態を、二次空気供給装置31の異常と誤診断してしまうことを未然に防止することができる。
また、凝縮水量が多いときに、EGR装置28のEGR制御弁30を開弁すると、EGR制御弁30が凝縮水の氷結により開弁固着することがあり、これにより、EGR量が増大した状態に保持されて燃焼状態が不安定になり、ドライバビリティや排気エミッションが悪化する可能性がある。更に、EGR制御弁30が凝縮水の氷結により開弁固着(又は閉弁固着)した状態で、EGR制御弁30を無理に閉弁(又は開弁)させようとすると、EGR装置28が故障する可能性がある。このため、凝縮水量推定値Mcon が判定値M1 以上になって被水する可能性が高くなったときに、EGR装置28の制御を禁止又は制限すれば、EGR制御弁30が凝縮水の氷結により開弁固着することを未然に防止して、ドライバビリティや排気エミッションの悪化を防止することができると共に、EGR制御弁30が凝縮水の氷結により開弁固着(又は閉弁固着)した状態で無理に閉弁(又は開弁)させることを回避することができて、EGR装置28の故障を防止することができる。
また、凝縮水量推定値Mcon が判定値M1 以上になって被水する可能性が高くなったときに、EGR装置28の故障診断を禁止すれば、開弁指令(又は閉弁指令)が出されているにも拘らず、EGR制御弁30が凝縮水の氷結により開弁(又は閉弁)されない状態を、EGR装置28の異常と誤診断してしまうことを未然に防止することができる。
尚、上記実施例では、排出ガスのリッチ/リーンを検出するヒータ付きの酸素センサ26を備えたシステムに本発明を適用したが、排出ガスの空燃比を検出するヒータ付きの空燃比センサ等、他のヒータ付きの排出ガスセンサを備えたシステムに本発明を適用しても良い。
11…エンジン(内燃機関)、12…吸気管、14…エアフローメータ、16…スロットルバルブ、21…燃料噴射弁、22…点火プラグ、25…排気管、26…酸素センサ(排出ガスセンサ)、28…EGR装置、30…EGR制御弁(排気還流制御弁)、31…二次空気供給装置、32…エアポンプ、36…二次空気制御弁、37…ECU(水蒸気量算出手段,排出ガス温度取得手段,排気管温度取得手段,凝縮水量推定手段,排気系制御禁止手段,排気系故障診断禁止手段)
Claims (9)
- 内燃機関の燃料噴射量と吸入空気量とに基づいて燃焼により発生する水蒸気量を算出する水蒸気量算出手段と、
内燃機関の排出ガスの温度を推定又は検出する排出ガス温度取得手段と、
内燃機関の排気管の温度を推定又は検出する排気管温度取得手段と、
前記水蒸気量と前記排出ガス温度と前記排気管温度とに基づいて前記排気管内で生じる凝縮水量を推定する凝縮水量推定手段と
を備えていることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記凝縮水量推定手段は、前記水蒸気量と前記排出ガス温度と前記排気管温度とに基づいて凝縮水増加量を算出し、該凝縮水増加量を前回の凝縮水量の推定値に加算して今回の凝縮水量の推定値を求めることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記凝縮水量推定手段は、内燃機関の停止中も記憶データを保持可能な記憶手段に前記凝縮水量の推定値を記憶させることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記凝縮水量推定手段は、内燃機関の吸入空気量又はそれに相関する情報に応じて前記凝縮水量の推定値を減少又は0にリセットすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
- 前記凝縮水量推定手段で推定した凝縮水量が所定値以上のときに排気系に設けられた部品又は装置(以下「排気系コンポーネント」と総称する)の制御を禁止又は制限する排気系制御禁止手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
- 前記凝縮水量推定手段で推定した凝縮水量が所定値以上のときに排気系に設けられた部品又は装置(以下「排気系コンポーネント」と総称する)の故障診断を禁止する排気系故障診断禁止手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
- 前記排気系コンポーネントは、前記排気管に配置された排出ガスセンサのヒータであることを特徴とする請求項5又は6に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記排気系コンポーネントは、前記排気管内に二次空気を供給する二次空気供給装置であることを特徴とする請求項5又は6に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記排気系コンポーネントは、前記排気管内の排出ガスを吸気系に還流させる排気還流装置であることを特徴とする請求項5又は6に記載の内燃機関の制御装置。
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