JP2005090236A - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電動ウォータポンプにより内燃機関内を循環して冷却する冷却水が、該内燃機関停止後に沸騰するのを抑止すると共に、バッテリへの負荷を極力抑えることができる内燃機関の冷却装置を提供する。
【解決手段】 内燃機関であるエンジン1及びエンジンに接続するラジエータ4に冷却水を供給する電動ウォータポンプ3を、エンジン1の停止直前の状態でエンジン1の停止後も継続して作動させると共に、冷却水の温度、および所定時間における冷却水の温度変化量に基づいて電動ウォータポンプ3を制御して、エンジン1への冷却水の流量を制御するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の冷却装置に関する。
自動車の内燃機関であるエンジンの運転中に、燃料混合気が燃焼される燃焼室をなす壁の燃焼室側では、図5に示すように、200℃以上の高温になる箇所がある。このような高温の箇所では、熱膨張による変形によって油膜切れが起こり、ノッキングやプレ・イグニッションなどによるオーバーヒートを引き起こしてしまう可能性がある。このような可能性を抑制し、エンジンを適温に保つことができるように、電動ウォータポンプにより、冷却された冷却水がエンジン内部を循環している。
しかし、エンジンが停止すると同時に電動ウォータポンプが停止し、この停止に伴い冷却水の循環も停止するので、図6に示すように、エンジンが停止した後エンジン内部に接している冷却水の温度が上昇してしまう。そのため、エンジン内部の熱を十分に奪うことができず、エンジンの温度上昇を抑止できない可能性があった。
そのうえ、冷却水の温度がそのまま上昇して冷却水が沸騰してしまい、ガスが発生することがあった。ガス発生時に生じる沸騰音はエンジンルームの外に漏れ、人に異音として認識されて、違和感を与えてしまうという可能性があった。
さらに、このガスが大量に発生すると、冷却水はリザーバタンクへ押し出され、場合によってはリザーバタンクからオーバーフローして、リザーバタンク内の冷却水を減少させてしまうという可能性があった。
下記特許文献1には、エンジンの冷却装置に関する技術が公開されている。この技術では、エンジン停止後にラジエータと電動ウォータポンプとを結ぶ冷却水通路の途中に設けられた開閉弁を閉じ、エンジン停止からの所定時間、または冷却水が所定温度に達するまで電動ウォータポンプおよびヒータの電動ファンを作動させてエンジンおよびヒータにのみ冷却水を循環させることにより、エンジンを冷却するようにしたものである。そのため、エンジン停止後のエンジンの最高温度を抑制し、エンジンのオーバーヒートを防止し熱歪みを減少させて、フリクションを低減させている。しかし、この技術では、エンジンが停止すると電動ウォータポンプも停止し、エンジン停止後に再び電動ウォータポンプを作動させる必要があるので、消費電力量が多く、バッテリへの負荷が大きくなってしまうという問題がある。そのうえ、電動ウォータポンプの作動が所定時間または冷却水が所定温度に達するまでの間のON−OFF制御しかないので、必要以上に電動ウォータポンプを作動して、バッテリへの負荷を大きくしてしまうという問題がある。
特開2002−174120号公報
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、内燃機関停止後に冷却水が沸騰するのを抑止すると共に、バッテリへの負荷を極力抑えることができる内燃機関の冷却装置を提供するものである。
上記課題を解決する第1の発明に係る内燃機関の冷却装置は、内燃機関及び熱交換器に冷却水を循環させ、前記冷却水の循環流量が可変である電動ウォータポンプと、前記冷却水の温度に関する情報を検出する冷却水温度情報検出手段と、
前記内燃機関が停止した後、前記冷却水温度情報検出手段により検出された冷却水の温度に関する情報に基づいて、前記電動ウォータポンプによる前記冷却水の循環流量を制御する冷却水制御手段と、を備えたことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明は、第1の発明に係る内燃機関の冷却装置において、前記冷却水温度情報検出手段が検出する前記冷却水の温度に関する情報は、前記冷却水の温度及び所定時間における前記冷却水の温度変化量であり、前記冷却水制御手段は、前記冷却水温度情報検出手段により検出された前記冷却水の温度及び所定時間における前記冷却水の温度変化量に基づいて、前記電動ウォータポンプによる前記冷却水の循環流量を制御することを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明は、第2の発明に係る内燃機関の冷却装置において、前記冷却水制御手段は、前記冷却水温度情報検出手段により検出された前記冷却水の温度が所定温度未満である場合、又は、前記冷却水温度情報検出手段により検出された所定時間における前記冷却水の温度変化量が負である場合、前記電動ウォータポンプによる前記冷却水の循環流量を所定の割合で減少させるように制御することを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明は、第1乃至第3の発明の何れかに係る内燃機関の冷却装置において、前記冷却水制御手段は、前記内燃機関が停止する直前の前記電動ウォータポンプによる前記冷却水の循環流量を、前記内燃機関が停止した直後も継続させるように制御することを特徴とする。
第1の発明に係る内燃機関の冷却装置によれば、電動ウォータポンプの作動時間及び作動量を最小限にすることができ、電動ウォータポンプにより消費される電力量を抑えることができるので、バッテリへの負荷を低減することができる。さらに、内燃機関が停止した後も、電動ウォータポンプによる冷却水の循環流量を制御するので、内燃機関停止後に冷却水が沸騰するのを抑止することができる。
第2の発明に係る内燃機関の冷却装置によれば、第1の発明における前記冷却水温度情報検出手段が検出する前記冷却水の温度に関する情報は、前記冷却水の温度及び所定時間における前記冷却水の温度変化量であり、前記冷却水制御手段は、前記冷却水温度情報検出手段により検出された前記冷却水の温度及び所定時間における前記冷却水の温度変化量に基づいて、前記電動ウォータポンプによる前記冷却水の循環流量を制御することにより、冷却水の温度を沸点より低い温度に抑えることができ、内燃機関停止後に冷却水が沸騰するのを抑止することができる。
第3の発明に係る内燃機関の冷却装置によれば、第2の発明において、前記冷却水制御手段は、前記冷却水温度情報検出手段により検出された前記冷却水の温度が所定温度未満である場合、又は、前記冷却水温度情報検出手段により検出された所定時間における前記冷却水の温度変化量が負である場合、前記電動ウォータポンプによる前記冷却水の循環流量を所定の割合で減少させるように制御することにより、電動ウォータポンプの作動時間及び作動量を最小限にすることができ、電動ウォータポンプにより消費される電力量を更に抑えることができるので、バッテリへの負荷を更に低減することができる。
第4の発明に係る内燃機関の冷却装置によれば、第1乃至第3の発明の何れかにおいて、前記冷却水制御手段は、前記内燃機関が停止する直前の前記電動ウォータポンプによる前記冷却水の循環流量を、前記内燃機関が停止した直後も継続させるように制御することにより、内燃機関停止前の電動ウォータポンプの作動力をそのまま使用することができ、電動ウォータポンプを始動するための電力の消費を抑えることができるので、バッテリへの負荷を低減することができる。
以下に、本発明に係る内燃機関の冷却装置の概略を説明する。
図1は、本発明に係る内燃機関の冷却装置を示す概略図である。
図1に示すように、内燃機関であるエンジン1を冷却水で冷却する冷却装置は、エンジン1に連通し、冷却水が循環する通路2と、該通路2の間に設けられ、冷却水を冷却する熱交換器の一つであるラジエータ4およびラジエータ4への冷却水の流れを冷却水の温度に応じて遮断するサーモスタット7並びに該通路内を循環する冷却水の循環流量が可変である電動ウォータポンプ(以下、電動ポンプと略す)3とを備える。詳しくは、エンジン1の冷却水出口部に設けられた通路2は二股に分かれ、一方はサーモスタット7へ、他方はラジエータ4に連通する。ラジエータ4から延びる通路2は、サーモスタット7で合流してエンジン1の冷却水入口部の通路2に設けられた電動ポンプ3に連通する。エンジン1の冷却水出口部の通路2には、冷却水の温度を検出する冷却水温度情報検出手段としての温度センサ5が設けられる。なお、ラジエータ4の近傍にはラジエータファン8が設けられ、ラジエータ4の中にある冷却水を冷却する。電動ポンプ3はバッテリ(図示せず)により作動する。
温度センサ5が検出した冷却水の温度は、電気信号に変換されて制御装置6に送信される。制御装置6は、送信された冷却水温度の電気信号に基づいて所定時間における冷却水の温度変化量などを演算する。つまり、制御装置6も冷却水温度に関する情報を検出する冷却水温度検出手段としての機能を一部担っている。制御装置6は、冷却水の温度、バッテリ電圧、エンジン回転数、アクセル開度などの負荷に関する情報などに基づいて演算を行い、電動ポンプ3などを制御する。つまり、制御装置6は、内燃機関及び熱交換器内を循環する冷却水の電動ポンプ3による循環流量を冷却水の温度に関する情報などに基づいて制御する。
また、制御装置6は、エンジン1が停止する直前の電動ポンプ3による冷却水の循環流量をエンジン1が停止した直後も継続させる。
以下に、本発明の一実施形態に係る内燃機関の冷却装置の第1の実施例について説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る内燃機関の冷却装置に用いられる電動ポンプの制御方法の第1の実施例を示すフローチャートである。図3は、エンジン停止後の経過時間に対する電動ポンプによる冷却水の循環流量を示したグラフである。
(ステップS11)
エンジン1が停止しているかどうかを判定する。エンジン1が停止しているときは次のステップS12へ進み、停止していない(運転している)ときはそのまま終了となる。
(ステップS12)
エンジン1を冷却する冷却水の温度が、第1所定温度より高いかどうかを判定する。第1所定温度は例えば100°Cであり、エンジン1が停止した後に、冷却水の温度が上昇して沸騰する可能性が無い温度である。
冷却水の温度が第1所定温度より高い温度のときはステップS13に進み、第1所定温度以下の低い温度のときはステップS17に進む。
(ステップS13)
冷却水の循環流量はエンジン停止直前の循環流量を継続させるように電動ポンプを制御する。
(ステップS14)
冷却水の温度が、第2所定温度より低いかどうかを判定する。さらに、所定時間での冷却水の温度変化量がマイナスかどうかを判定する。第2所定温度は例えば110°Cであり、冷却水が沸騰する温度(沸点)の近傍で、沸点よりも低い温度である。所定時間は例えば15秒であり、エンジン内部にあった全ての冷却水が通路2へ循環する程度の時間である。温度変化量がマイナスとは、所定時間で冷却水の温度が下がることである。
冷却水の温度が第2所定温度より低い温度であり、且つ所定時間での冷却水の温度変化量がマイナスのときは、ステップS15に進む。
冷却水の温度が第2所定温度以上の高い温度のとき、または所定時間での冷却水の温度変化量がマイナスではない、即ちプラス若しくは一定のときは、ステップS18に進む。
上記判定条件(ステップS14)を満たして、電動ポンプ3の作動パターンを演算し、この作動パターンに応じ電動ポンプ3の作動を制御して、冷却水の循環流量を設定する。
なお、この作動パターンとしては、例えば、図3に示すように、エンジン1が停止してから所定時間t経過した後、冷却水の循環流量を所定の割合で減少させる作動パターンなどが挙げられる。
(ステップS15)
冷却水の循環流量を所定の割合で減少させ、次のステップS16に進む。
(ステップS16)
冷却水の循環流量が所定流量以下かどうか判定する。所定流量としては、例えば、エンジン1が停止した直後における冷却水の循環流量の5割などの割合による循環流量、および毎分5リットルなどの時間当たりの循環流量などが挙げられる。ただし、電動ポンプ3が作動できる範囲内の循環流量とする。
冷却水の循環流量が所定流量以下のときはステップS17に進み、所定流量以下でないとき、即ち所定流量より多いときはステップS18に進む。
(ステップS17)
電動ポンプ3の作動を停止して、電動ポンプ3の制御が終了となる。
(ステップS18)
バッテリの電圧が所定電圧より大きいかどうか判定する。所定電圧は例えば12Vであり、バッテリ上がりを起こさない下限の電圧値である。
バッテリの電圧が所定電圧より大きいときはステップS14に戻り、所定電圧以下のときはステップS17に進む。
つまり、エンジン1が停止した後、電動ポンプ3はエンジン停止直前の作動状態を継続し、冷却水がエンジン1を循環する。そして、冷却水の温度が第2所定温度より低くなり、更に所定時間での冷却水の温度変化量がマイナスになると、制御装置6により電動ポンプ3が制御されて冷却水の循環流量を所定の割合で減少させる、即ち冷却水の循環流量設定が行われる。冷却水の温度判定及び流量設定を繰り返し行い、この冷却水の循環流量が所定量以下になると、制御装置6が電動ポンプ3の作動を停止する。このように冷却水の温度条件に応じて、電動ポンプ3の作動を制御することにより、少ない消費電力で沸騰が発生しないと判定される状態になるように冷却水を循環させている。
したがって、第1の実施例の電動ポンプによれば、電動ポンプ3を作動する条件を、冷却水の温度、且つ所定時間における冷却水の温度変化量に応じて冷却水の循環流量を設定するようにしたことにより、電動ポンプ3の作動を細かく制御し、エンジン停止後の電動ポンプ3の作動時間および作動量を必要最小限にすることができるので、バッテリへの負荷を最小限に抑えることができると共に、エンジン停止後の冷却水の沸騰を抑止することができる。
また、ステップS13でエンジンが停止した後も電動ポンプ3を停止させることなく継続して作動させているので、電動ポンプ3の電力の消費を抑えることができる。
また、ステップS18でバッテリ電圧の判定を行うことでバッテリあがりを防止することができる。
なお、エンジンが停止する直前のエンジンの運転パターンからエンジン構造体のおおよその温度を予測し、温度センサにより計測されるエンジンの冷却水出口部における温度に応じて、エンジンが停止した後の冷却水の循環流量を設定するようにしても良く、またエンジンが停止した後の電動ポンプの作動は連続運転のみならず、運転と停止とを繰り返し行う作動パターンにすることにより冷却水の沸騰を回避するようにしても良い。これらのような場合でも、上記第1の実施例と同様に、エンジン1が停止した後の冷却水の沸騰を抑止することができる。
また、ステップS18とステップS14との間にタイマーを設けて、所定時間を越えるとステップS17に進み、電動ポンプ3を停止するようにしても良い。このような判定条件を有するフローチャートでは、エンジン1の停止直後から所定の時間、例えば5〜10分を超えたときは、ステップS17に進み、電動ポンプ3を停止することとなる。よって、タイマーを設けることにより、エンジン1が停止した後に所定時間で電動ポンプ3が停止することとなり、エンジン1が停止したにも拘らず、電動ポンプ3を作動しているという違和感を運転手や乗員などに与えることを軽減することができる。
さらに、上記第1の実施例のステップS14における判定条件を、冷却水の温度が第2所定温度より低い温度である、又は所定時間での冷却水の温度変化量がマイナスであるとき次のステップS15に進むという判定条件としても良く、このような判定条件を有するフローチャートの場合でも、電動ポンプ3の作動時間及び作動量を最小限にすることができ、電動ポンプ3により消費される電力量を抑えることができるので、バッテリへの負荷を低減することができる。
次に、本発明の一実施形態に係る内燃機関の冷却装置に用いられる電動ポンプ及びラジエータファンの制御方法の一例を説明する。第2の実施例で用いられる内燃機関の冷却装置は、図1に示される内燃機関の冷却装置の概略と同じ構成であり、エンジン1が停止する直前の電動ポンプ3による冷却水の循環流量をエンジン1が停止した直後も継続させると共に、エンジン1が停止する直前のラジエータ4の作動状態及びラジエータファン8の作動状態を継続させる。
図4は、本発明の一実施形態に係る内燃機関の冷却装置に用いられる電動ポンプ及びラジエータファンの制御方法の一例を示すフローチャートである。
なお、第2の実施例は、上記第1の実施例のステップS14である温度判定とステップS15である流量判定との間にラジエータ4の制御を追加した制御フローチャートである。つまり、ステップS21はステップS11であるエンジン停止に、ステップS22はステップS12である第1温度判定に、ステップS23はステップS13であるエンジン1の停止直後の冷却水の循環流量設定に、ステップ24はステップ14である第2温度判定に、ステップS27はステップS15である冷却水の循環流量設定に、ステップS28はステップS16である流量判定に、ステップS29はステップS17である電動ポンプ停止に、ステップS30はステップS18バッテリ電圧判定に、それぞれ相当するので、ここでの説明を省略する。
(ステップS25)
冷却水の温度が第3所定温度より低い温度かどうかを判定する。第3所定温度は例えば105°Cであり、第1所定温度と第2所定温度との間の温度である。
冷却水の温度が第3所定温度より低い温度のときはステップS26に進み、第3所定温度より低くない、即ち高い温度のときはステップS27に進む。
(ステップS26)
ラジエータファン8を停止して、次のステップS27に進む。
つまり、エンジン1が停止した後、電動ポンプ3及びラジエータファン8はエンジン停止直前の作動状態を継続し、冷却水がエンジン1を循環する。そして、冷却水の温度が第2所定値より低くなり、更に所定時間での冷却水の温度変化量がマイナスになり、そのうえ第3所定温度より低くなると、ラジエータファン8が停止される。さらに、制御装置6により電動ポンプ3が制御されて冷却水の循環流量を所定の割合で減少させる、即ち冷却水の循環流量設定が行われる。冷却水の温度判定及び流量設定を繰り返し行い、この冷却水の循環流量が所定量以下になると、制御装置6が電動ポンプ3の作動を停止する。このように冷却水の温度条件に応じて、電動ポンプ3及びラジエータファン8の作動を制御することにより、短時間で冷却水の沸騰を抑止することができ、エンジン1が停止したにも拘らず、電動ポンプ3が運転しているという違和感を運転手や乗員などに与えることを軽減することができる。また、電動ポンプ3のみならずラジエータファン8の作動時間も必要最小限として電力の消費を抑え、更にバッテリへの負荷が軽減される。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の冷却装置を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関の冷却装置に用いられる電動ポンプの制御方法の一例を示すフローチャートである。 エンジン停止後の経過時間に対する電動ポンプによる冷却水の循環流量を示したグラフである。 本発明の一実施形態に係る内燃機関の冷却装置に用いられる電動ポンプ及びラジエータファンの制御方法の一例を示すフローチャートである。 従来の冷却装置に用いられる電動ポンプによるエンジン運転中の燃焼室近傍の温度分布を示す図である。 従来の冷却装置に用いられる電動ポンプによるエンジン停止後の燃焼室近傍の温度分布を示す図である。
符号の説明
1 エンジン
2 通路
3 電動ポンプ
4 ラジエータ
5 温度センサ
6 制御装置
7 サーモスタット
8 ラジエータファン

Claims (4)

  1. 内燃機関及び熱交換器に冷却水を循環させ、前記冷却水の循環流量が可変である電動ウォータポンプと、
    前記冷却水の温度に関する情報を検出する冷却水温度情報検出手段と、
    前記内燃機関が停止した後、前記冷却水温度情報検出手段により検出された冷却水の温度に関する情報に基づいて、前記電動ウォータポンプによる前記冷却水の循環流量を制御する冷却水制御手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の冷却装置。
  2. 前記冷却水温度情報検出手段が検出する前記冷却水の温度に関する情報は、前記冷却水の温度及び所定時間における前記冷却水の温度変化量であり、
    前記冷却水制御手段は、前記冷却水温度情報検出手段により検出された前記冷却水の温度及び所定時間における前記冷却水の温度変化量に基づいて、前記電動ウォータポンプによる前記冷却水の循環流量を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の冷却装置。
  3. 前記冷却水制御手段は、前記冷却水温度情報検出手段により検出された前記冷却水の温度が所定温度未満である場合、又は、前記冷却水温度情報検出手段により検出された所定時間における前記冷却水の温度変化量が負である場合、前記電動ウォータポンプによる前記冷却水の循環流量を所定の割合で減少させるように制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の冷却装置。
  4. 前記冷却水制御手段は、前記内燃機関が停止する直前の前記電動ウォータポンプによる前記冷却水の循環流量を、前記内燃機関が停止した直後も継続させるように制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の内燃機関の冷却装置。

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