JP5096315B2 - 印刷ユニットおよび胴入れ位置を調節する方法 - Google Patents

印刷ユニットおよび胴入れ位置を調節する方法 Download PDF

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Description

本発明は、請求項1またはの上位概念に記載の形式の、印刷ユニットおよび胴入れ位置を調節する方法に関する。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第19534651号明細書には、1平面上に位置する胴を備えた印刷ユニットが開示されており、ここでは4本の胴のうち3本が、胴入れもしくは胴抜きのために胴平面に沿って直線運動可能に支承されている。支承は、フレーム内壁に配置されたガイドエレメント内で行われる。胴は、共通のガイドエレメントにおいて支持体に支承されていて、かつ圧力媒体作動式の作業シリンダによって互いに胴入れ/胴抜き可能である。作業シリンダの使用によって、被印刷物厚みおよび温度作用の差を補償することができる。
国際公開第02/081218号パンフレットから、それぞれスライダに支承された2つの転写胴のための個別的なリニア軸受けが公知であり、ここではスライダの調節駆動装置は、圧力媒体で負荷可能なシリンダとして形成することができる。胴平面に対して横向きに延びる調節運動の終了位置を規定するために、調整可能なストッパが設けられている。
国際公開第03/025406号パンフレットによって、胴の軸受け配置構造が開示されており、ここではリニアガイドを包囲するスライダが、フレームに配置されたニューマチック、エレクトリック、またはハイドロリックに作用するアクチュエータによって運動可能である。
ドイツ連邦共和国実用新案登録第8803310号明細書には、2つの胴を備えた印刷装置が開示されており、ここでは胴の少なくとも一方が、調節可能な圧力で負荷可能なアクチュエータによって、他方の胴に胴入れ可能である。アクチュエータに圧力供給する圧力媒体管路は、調節−前選択−制御または調整装置と接続されている。圧力は、胴の走行速度に応じて調節することができる。たとえば比較的低い回転数に比較的低い圧力を、また、比較的高い回転数に比較的高い圧力を割り当てることができる。
ドイツ連邦共和国特許第19963944号明細書には、第2のローラに関して第1のローラを調節する装置および方法が開示されており、ここではローラは、先ずストッパの解放された状態で、前選択可能な当接圧力によって、別のローラに胴入れ可能であり、ストッパを位置決めしたあとで、著しく高い「固定圧力」でストッパに押圧可能である。制御装置を介して、駆動装置およびアクチュエータが制御可能である。前調節可能な圧力の目標値は、調節可能である。このような方法によって、生産中に直径変化および/またはショア硬さ変化を補償するために、ローラの迅速な前調節が可能である。
英国特許第890943号明細書には、じか刷り印刷法で作動する印刷機が開示されており、ここでは版胴が、圧胴に対して圧力媒体式に胴入れ可能である。比較的高い当接圧力は、版胴と圧胴との間を通ってガイドされる通常の材料にとって有利であり、比較的低い当接圧力は、極めて薄い材料にとって有利である。胴入れは、流体作動式の調節手段によって行われ、この場合弁を介して選択的に比較的高いもしくは低い当接圧力が負荷される。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第2638750号明細書は、同様にじか刷り法で作動する印刷装置に関しており、ここでは印刷画像の彫刻に応じて微調整弁を調節することによって、加圧部材と版胴との間の適当な力を選択することができる。
本発明の課題は、印刷ユニットおよび胴入れを調節する方法を提供することである。
本発明によれば、この課題は、請求項1または記載の特徴部に記載の構成により解決される。
本発明によって得られる格別な利点によれば、大きな機械作用なしに、印刷装置のニップ位置においてその都度の条件にとって最適な当接力を調節することができる。調節は、距離誘導式の間接法を介して行う必要がなく、したがって作業員にとって簡単に実施できるものである。従来では多くの場合面倒であるので、しかも条件が異なる、たとえば紙特性が異なるにもかかわらず、妥協して1回の調節で印刷が行われた。極めて面倒なので切替を省いて、妥協して1回の調節で印刷を行うことは、もはや本発明では不要である。
有利には、印刷装置胴の、特に簡単で、印刷技術に関して適合された調節が得られる。
本発明で得られる利点によれば、簡単に製造可能で、かつ/または簡単に操作できる印刷ユニットが、同時に高い印刷品質で提供される。
特に有利には、印刷装置胴が、規定の力で、つまり力制御して胴入れ可能である。
可動のストッパを備えたリニア軸受けの実施形態によって、印刷に適当な胴の調節、ならびに新たな構造(新たなブランケット、別の被印刷物(たとえば紙種)など)に関する自動的な基本調節が実現される。
印刷装置胴のためにリニアガイドを使用することによって、考えられる胴振動に関する胴の最適な組込位置が得られる。さらにリニアガイドにおける胴軸受けによって比較的小さな調節距離が実現され、したがって同期スピンドルは不要である。トリプルリング軸受けの面倒な組込は省略される。
サイドフレームの内側の、貫通していない胴軸受けによって、特別な軸受け孔のないサイドフレームが実現される。サイドフレームの内側に存在する軸受けは、簡単な組付の他に、胴ジャーナルの短縮を許容し、これによって振動の減衰が生じる。
以下に、本発明の実施例を図示し、詳しく説明する。
印刷機、たとえばウェブ輪転印刷機、特に多色刷りウェブ輪転印刷機は、印刷ユニット01を備えており、印刷ユニット01では、被印刷物02、たとえば材料ウェブ02、略してウェブ02が、両側で、1回または特に相前後して両側で複数回、たとえばここでは4回印刷可能であり、また複数のウェブが、同時に1回または複数回、印刷装置04を通って印刷可能である。ウェブ02が印刷位置05において専ら片面で印刷可能である単数または複数の印刷ユニット01もしくは印刷装置04を設けることもできる。印刷装置04は、印刷装置胴06;07を備えており、印刷装置胴06;07は、胴入れ状態で、対偶を成して互いに当接(胴入れ)されている。
以下に説明する方法および/または装置は、有利には、被印刷物02がウェブ状ではなくシートとして形成された印刷装置04に適用することもできる。
ここで重要な点を述べると、単数または複数の印刷装置胴06;07は、少なくとも距離制限式のストッパを調節する時間間隔に関して、力制御式に互いに胴入れ可能である。これによって当接位置が見出され、当接位置は、直接的に印刷に関連するパラメータ「力」もしくは「当接圧力」をベースとしていて、たとえば接触ストリップ(胴間の帯状の接触部分)の幅の測定および調節のように、間接的に求められるもののではない。
このような機能原理に関する軸受けおよびアクチュエータは、多種多様の形式で形成することができ、以下に詳しく説明する。同様にこの原理は、様々な構成の印刷装置04もしくは印刷ユニット01に用いることができ、以下に機能原理の使用について、印刷ユニット01の有利な実施例もしくは印刷装置04の有利な実施例につき説明する。
印刷ユニット01は、図示の実施例では、ブランケット胴対ブランケット胴型(B−B型)の運転形式で両面印刷するための、鉛直方向で上下に配置された複数(ここでは4つ)の両面同時刷り印刷装置(Doppeldruckwerk;2つのブランケット胴によって両側から印刷を行う印刷装置)03を備えている。両面同時刷り印刷装置03は、ここではアーチ型印刷装置またはn型印刷装置として図示していて、かつそれぞれ2つの印刷装置04によって形成されており、印刷装置04は、それぞれ転写胴06および版胴07として形成された胴06;07、たとえば印刷装置胴06;07と、インキ装置08と、湿式オフセット印刷の場合追加的に湿し装置09とを備えている。両方の転写胴06の間に、当接位置で(両面同時刷り−)印刷位置5が形成される。記載の構成部材は、図1において、最上位の両面同時刷り印刷装置03にしか符号付けしていないが、ここでは上下に配置された(両面同時刷り−)印刷装置03;04は、特に本発明に関連する構成において、大体において同一に形成されている。両面同時刷り印刷装置03は、後述するリニア型の配置構造の有利な構成を除いて、図1に示した実施例とは異なって、上向きに開いたUユニットとしても良好に形成することもできる。
図2および図3に示したように、印刷ユニット01は、有利な実施例では、たとえば中央で、つまり両面同時刷り印刷位置05の領域において、また図4に示したように、版胴07とインキ装置08との間で、運転に応じて分離可能に形成することができる。追加的に図2および図3には、あとで詳しく説明する、圧力媒体のための2つの供給系75.1;75.2を例示した。
図2および図4で例示したように、インキ装置08(および場合によっては湿し装置09)は、独自のフレーム16もしくは枠構造16を備えた、複数のローラを有するモジュールとして形成することができ、かつ前付可能なモジュールとして印刷ユニット01に装着可能に形成されている。あとで詳しく説明するように、胴06;07は、これに対応配置された軸受けユニット14と共に、前付可能であるか、もしくは前付けされた胴ユニット17として形成することができる。有利な実施例では、印刷装置04の印刷装置胴06;07の回転軸線は、胴入れ状態で、実質的に共通の平面E上に位置するように形成することができる。平面Eは、走入するウェブの平面に対してたとえば76°〜87°の角度を成していて、特に80°〜85°の角度を成している。
図2および図3には、印刷装置01の有利な実施例を示しており、この場合印刷ユニット01は、両面同時刷り印刷位置05の領域で、運転に応じて、つまり装備目的および保守目的(分解もしくは取外目的とは異なる)に関して、分離可能に形成されている。互いに分離可能な両方の構成部分は、ここでは部分印刷ユニット01.1;01.2として示した。
このために上下に配置された複数(4つ)の両面同時刷り印刷装置03の印刷装置胴06;07は、左右のフレーム区分もしくは壁区分11;12、たとえばサイドフレーム11,12に回転可能に支承されており、同じ印刷装置04の両方の印刷装置胴06;07は、同じフレーム区分もしくは壁区分11;12に割り当てられている。有利には、ウェブ02の同じ面に印刷を行う複数の、特に全ての印刷装置04の印刷装置胴06;07は、同じフレーム区分もしくは壁区分11;12に支承されている。印刷装置胴06;07は、原則として、片側で、つまり片持ち式に、専ら端面側のフレーム区分11に支承することができる。有利には、部分印刷ユニット01.1;01.2ごとに、胴06;07の端面側に配置された2つのサイドフレーム区分11;12が設けられている。互いに分離可能な両方の部分印刷ユニット01.1;01.2は、それぞれフレーム区分11;12と印刷装置04(印刷装置胴06;07およびインキ装置08)とを備えている。
部分印刷ユニット01.1;01.2は、胴06;07の回転軸線に対して垂直方向に沿って互いに接近する方向で、もしくは互いに離間する方向で可動であり、有利には、両方の部分印刷ユニット01.1;01.2のうち一方が、固定的であり(ここでは部分印刷ユニット01.1)、つまりたとえば印刷工場(印刷業者)の床13、固定的な支持体13、印刷ユニット01のための取付板13または取付枠体13上で定置であり、かつ別の一方(ここでは部分印刷ユニット01.2)が、床13、支持体13もしくは取付板13または取付枠体13(以下に支持体13と記載する)に対して可動に支承されている。
これに関して最も外側のフレーム区分12は、フレーム区分12および支持体13の、それぞれ対応する図示していない各支承エレメント(これらの支承エレメントはまとめてリニアガイド15を成す)に支承されている。リニアガイド15は、レール内で走行するローラとして形成することも、またスライダまたは転動体の支承された、相対的に対応配置されたリニアガイドエレメントとして形成することもできる。
有利には、壁区分11;12は次のように形成されていて、つまり運転位置A(図2参照)では、互いに向かい合った側で対偶を成して、実質的に互いに形状を補完するように形成されていて、分離線もしくは当接線に沿って合わされた状態で、実質的に閉じた側面が形成される。
図3には、印刷ユニット01の保守位置B(図2で示した軸受けユニット14は図示していない)を示しており、ここでは部分印刷ユニット01.1;01.2の相対位置は、フレーム区分12の移動によってもたらされる。相対位置は、原則として、別の実施例でも達成することができ、ここでは両方の部分印刷ユニット01.1;01.2もしくはそのフレーム区分11;12が可動に支承されている。
分離可能な印刷ユニット01の別の実施例(図4)では、サイドフレーム11;12は、印刷位置05で印刷装置胴06;07が分離されるようにはなっておらず、印刷装置胴06;07は共通のサイドフレーム11;12に分離不能に支承されており、これに対して両側で、インキ装置08を収容する壁区分18が、運転位置A(図示していない)または保守位置B(図示している)に移動できるようになっている。分離は、版胴07と、インキ装置08ならびに場合によっては設けられる湿し装置09との間で行われる。
版胴および転写胴07;06は、有利なサイズ(紙判)構成では、新聞判、特にブロードシート判で、相並んで配置された少なくとも4つ、たとえば4つまたは特に高い生産数のためには6つの印刷面の丸み部(胴円筒部)幅を有して形成することができる。したがって2倍幅のウェブ02に相並んで4印刷面を印刷するか、もしくは3倍幅のウェブ02に相並んで6印刷面を印刷することができ、これに応じて版胴07に、4つもしくは6つの刷版を、とりわけ端部で互いに整合させて相並んで装着することができる。第1のサイズ構成では、胴06;07は、主に新聞判、特にブロードシート判で、実質的に相前後して配置された2印刷面に相当する周を備えている。
2倍のサイズ(2新聞面が相前後して周方向で位置する)を有する版胴07を備えた印刷ユニット01の実施例では、版胴07は、有利には、刷版を収容するための、それぞれ周方向で180°ずらして配置された2つの通路を備えており、通路は、有利には有効円筒部長さ全体にわたって連続して形成されている。版胴07は、相並んで4つもしくは6つの刷版を、かつ相前後して2つの版を装着することができる。
転写胴06は、2倍のサイズ(2新聞面が相前後して周方向で位置する)では、1実施例で、たとえば単数または相並んで配置された複数のブランケットを収容するための単に1つの通路を備えており、通路は、有効円筒部長さ全体にわたって連続して形成されている。転写胴06は、円筒部長さにわたって連続して延びていて、かつほぼ全周にわたって延びる1つのブランケットを装着するか、またはほぼ全周にわたって延びる2つまたは3つのブランケットを相並んで装着することができる。2倍サイズの転写胴06の別の実施例では、転写胴06は、2つまたは3つのブランケットを相並んで備えており、この場合隣接するブランケットは、周方向でみてそれぞれ180°ずらして配置されている。互いにずらして配置されたブランケットは、2つもしくは3つの通路区分に保持することができ、これらの通路区分は、胴06の縦方向で相並んで配置されているが、隣接する通路区分は、周方向でそれぞれ180°ずらして配置されている。別の実施例では、胴06;07は、単倍の周(周方向で1印刷面、特に新聞面が位置する)を有して形成することもできる。転写胴06が2倍の周を有し、かつ版胴07が単倍の周を有するように形成することもできる。端物印刷のための印刷装置04では、胴06;07は、横置きのタブロイド版の4面に相当する周を有して形成することもできる。
原則として、インキ装置08は、様々な形式で形成することができる。したがって図1に例示したように、たとえば2つの摩擦胴(たとえば新聞印刷から)を備えた単列のローラ型インキ装置08として形成することも、また図2および図3で例示したように、セルまたは凹み(Haschuren)を備えたアニロックスローラを用いた短絡型インキ装置(Kurzfarbwerk)08として形成することもできる。図示していない実施例では、インキ装置は、2列のインキ列とたとえば3本の摩擦胴(たとえば端物印刷から)とを備えたローラ式インキ装置08として形成することもできる。
乾式オフセットの場合、印刷装置04ごとに1つのインキ装置08が設けられているが、湿し装置09は設けられていない。湿式オフセットの場合、湿し装置09によって(インキ装置08からはっきりと分けられるか、またはブリッジローラ(Brueckenwalze;移しローラ)を介してインキ装置08と並列で結合されて)湿し媒体が供給される。
湿し装置09は、少なくとも3本のローラを備えた湿し装置09(図1に示した)として形成することもできる。有利には、湿し装置09は、いわゆる非接触の湿し装置09、特に噴射式湿し装置(Spruehfeuchtwerk)09として形成されている。図2および図3に示したように、印刷装置04は、それぞれ刷版交換を助成するための刷版処理装置19を備えることができる。有利な実施例では、刷版処理装置19は、少なくとも半自動式または全自動式の刷版交換装置19として形成されている。
後述する、軸受けユニット14としての軸受けの有利な実施例ならびにその特別な構成および配置構造とは無関係に、印刷装置胴06;07の胴入れ、もしくは少なくとも距離制限式のストッパの前調節の範囲内の胴入れは、少なくとも1つのアクチュエータ43、特に力制御されるか、もしくは力に関して規定されたアクチュエータ43によって行われ、アクチュエータ43によって、胴入れのために、規定の、もしくは規定可能な力Fは、胴入れ方向で、胴06;07もしくはそのジャーナルに及ぼすことができる。したがってニップ位置における、インキ転写ひいては印刷品質などを決定付ける直線力は、間接的なパラメータ、たとえば接触ストリップの測定によってではなく、力Fと胴06;07の間に生じる直線力FLとの間の力バランスと、結果として生じるバランスとによって規定される。
したがってシステムを基本調節するために、有利な実施例では、少なくとも1つの胴06(07)は、調節時間の間、印刷位置に向かう有効距離制限なしに、単に力制御式に隣接する胴06(07)に胴入れ可能である。有利には、少なくとも調節過程の特定時間間隔の間、印刷位置5に関与する胴06は、規定位置で、有利には力バランスによって見出された当接位置で、固定可能であるか、もしくは少なくとも印刷位置05に向かって距離制限可能である。
以下に、前述の力制御式の胴入れ(少なくとも調節過程の間)の原理を、軸受けおよびアクチュエータの有利な実施例につき説明する。
図5には、軸受け14に回転可能に支承された胴06;07のサイドフレームを平面図で示した。胴ユニット17として形成されたモジュール(後述の図5および6に関する説明参照)を備えた実施例では、たとえばジャーナル21;22と、既にジャーナル21に前付けされた(プレロードの掛けられた、かつ/または前調節された)軸受けユニット14とを備えた胴06;07が設けられている。軸受けユニット14および胴06;07は、既に印刷ユニット01に嵌め込むまえに、固定的に規定された相対位置を維持して、まとめて印刷ユニット01に装着可能である。
印刷ユニット01の有利な実施例では、胴06;07は、サイドフレーム11;12において軸受けユニット14に回転可能に支承されており、軸受けユニット14は、一連のサイドフレーム11;12を貫通せず、かつ/または胴06;07は、ジャーナル21;22を含む円筒部26;27で、長さL06;L07を備えており、長さL06;L07は、印刷装置胴06;07を両側の端面で支持するサイドフレーム11;12(図5)の間の内法Lよりも小さいか、またはこれと同じである。両側の端面で印刷装置胴06;07を支持するサイドフレーム11;12は、有利には、胴06;07を軸方向で取り出せるように側方で開いたサイドフレームではなく、軸方向で、取り付けられた胴06;07の端面と少なくとも部分的に重畳するサイドフレームであり、つまり胴06;07、特にその軸受け(下記参照)は、端面側で両側のサイドフレーム11;12によって少なくとも部分的に把持される。
有利には4本全て(また少なくとも3本)の印刷装置胴06;07は、独自の軸受けユニット14を備えており、既に軸受けユニット14に、胴入れ/胴抜き機構が組み込まれている。4本の胴06;07のうち3本に、胴入れ/胴抜き機構を備えた軸受けユニット14を設け、4本目の胴06;07に、胴入れ/胴抜き機構を備えてない軸受けユニットを設けることもできる。
図6および図7には、有利には、直線の調節距離をベースとする軸受けユニット14を、縦断面図および横断面図で概略的に示した。胴入れ/胴抜き機構を組み込んだ軸受けユニット14は、胴06;07を回転支承するための軸受け31、たとえばラジアル軸受け31、たとえば円筒ころ軸受け31の他に、胴入れ/胴抜きを行うための、胴06;07の半径方向運動のための支承手段32;33を備えている。このために軸受けユニット14は、(軸受けユニット14を取り付けたあとでフレーム固定される)支持体に対して固定的な支承レメント32と、支承エレメント32に対して相対運動可能な支承エレメント33とを備えている。支持体に対して固定的な軸受けレメントおよび可動の軸受けエレメント32;33は、協働するリニアエレメント32;33として形成されていて、かつ適当な滑り面または滑り面の間に位置する転動エレメントと協働して、リニア軸受け29として形成されている。リニアエレメント32;33は、対偶を成して、ラジアル軸受け31を収容する軸受けブロック34、たとえばスライダ34をその間に備えている。軸受けブロック34および可動の支承エレメント33は、一体的に形成することもできる。支持体に対して固定的な支承エレメント32は、支持体37に配置されており、支持体37は、サイドフレーム11;12と結合されるか、結合されている。支持体37は、たとえば支持板37として形成されており、支持板37は、たとえば駆動側で、軸39、たとえば胴06;07の、図7に示していないジャーナル21;22の駆動軸39が貫通するための孔38を備えている。またフレーム壁11;12も、駆動側で、有利には駆動軸39のための開口もしくは貫通孔を備えている。駆動側とは反対側の端面側では、サイドフレーム11;12に、孔38または開口を必ずしも設ける必要はない。
有利には、リニア軸受け29の長さ、特にリニア軸受け29の、取付状態でフレームに対して固定的な支承手段32の長さは、調節方向Sでみて、対応配置された印刷装置胴06;07の直径よりも小さくなっている。
印刷ユニット01の駆動側で、駆動装置における、たとえば直接的に駆動モータおよび/または駆動トレーンに対して、または伝動装置に対する胴06;07もしくは軸受けブロック34の連結は、図6に例示したように、軸39を介して行われ、軸39は、胴に近い端部で、ジャーナル21;22の端部を包囲して、たとえばクランプ装置24を介してジャーナル21;22と相対回動不能に(つまり一緒に回転するように)結合されている。クランプ装置24は、ここではたとえば一部でスリットの設けられた中空軸端部として形成されており、中空軸端部は、ジャーナル端部(ジャーナル21;22)を包囲し、かつねじ結合によって収縮され、ジャーナル端部(ジャーナル21;22)と中空軸内面との間の、摩擦力結合(摩擦力による束縛)式の相対回動不能な結合が形成される。連結は、別の形式で、たとえば周方向で形状結合(形状による束縛)が得られるように、行うこともできる。軸39は、サイドフレーム11;12に形成された開口を通ってガイドされており、開口は、軸受けブロック34と共に軸39が運動するのに十分な大きさを有していて、たとえばある種の長穴として形成されている。汚染防止手段として、長穴を覆うカラーを備えたカバー28を設けることができ、カラーは、たとえば軸受けブロック34と結合されているが、軸39とは結合されていない。
軸39の、胴から遠い端部に、図6に示したように、場合によっては直列に配置された複数のクラッチ40、特に多板クラッチ40が、相対回動不能な結合部36、たとえば緊締エレメント36によって、連結可能である。図示していない別の実施例では、駆動モータまたは駆動モータを備えた伝動装置が、角度補償および/または位置補償を行うクラッチなしに、直接的に軸39に連結可能である。この実施例では、駆動モータは、たとえばフレームに対して固定的ではなく、胴に対して固定的に配置されていて、かつ胴06;07と共に運動する。
リニア軸受け29の構成によれば、一部で印刷ユニット01のサイドフレーム11;12に設けられているのではなく、協働する支承エレメント32;33の両方が構造ユニットである軸受けユニット14に設けられており、このようなリニア軸受けの構成によって、前付、軸受け応力の前調整もしくは調節が実現される。軸受けブロック34を包囲する両方のリニア軸受け29の有利な配置構造によって、遊びのない調節が実現される。なぜならば両方のリニア軸受け29が対向して、それも軸受けプレロードおよび軸受け力が胴06;07の回転軸線に対して垂直方向の主要成分を受けるか、もしくは吸収するように対向しているからである。したがってリニア軸受け29は、胴06;07を遊びなく調節する際に適当な方向で調節可能である。
したがって図6および図7に示したリニア軸受け29(32,33)は、その間に配置された転動体23と共に、互いに協働する軸受け手段32,33を備えており、そのガイドまたは作用面は、滑り面(図示していない)として形成されている。図15に示したように、有利な実施例では、軸受けユニット14の、両方のうちの少なくとも一方、有利には両方のリニア軸受け29は、次のように形成されていて、つまり対応する両方の支承手段32,33が、それぞれ少なくとも2つのガイド面32.1;32.3;33.1;33.2を備え、これらのガイド面が、互いに傾斜した平面上に位置するように、形成されている。同じ支承手段32;33の両方のガイド面32.1;32.2;33.1;33.2(もしくはその平面E1;E2)は、互いにV字形に、たとえば30°〜60°、特に40°〜50°の中間角度(内角)で傾斜付けされている。このために、協働する支承手段33;32の両方のガイド面33.1;33.2;32.1;32.2は、形状補完的に(互いに形状を補完し合うように)傾斜付けされている。協働する両方のガイド面32.1;32.2;33.1;33.2のうちの少なくとも一方の対偶は、平面E1に対して平行に位置しており、この対偶は、胴軸線の半径方向でゼロでない成分を有していて、これによって胴06;07の純粋な軸方向の運動自由度が回避される。有利には、両方の対偶は、平面E1;E2に対して平行に位置しており、両方の対偶は、胴軸線の半径方向でゼロでない成分を有し、しかも胴軸線に関して逆向きの傾斜を有しており、これによって胴06;07の両方の軸線方向で運動自由度が回避される。両方の平面E1;E2の交線は、調節方向Sに対して平行に延びている。
図6から判るように、軸受けブロック34が、それぞれ協働する2対のガイド面32.1;32.2;33.1;33.2を備えた両方のリニア軸受け29の間で包囲され、特にプレロードを掛けられる場合、軸受けブロック34は、専ら調節方向Sに沿った運動自由度しか有していない。
傾斜付けされた作用面もしくはガイド面32.1;32.2;33.1;33.2は、胴06;07の軸方向の、リニア軸受け29の支承部分の相対運動に対抗するように配置されており、要するに軸受けは軸方向で締め付け(Abbinden)られている。
有利には、胴06;07に端面側で対応配置された両方の軸受けユニット14のリニア軸受け29は、互いに向かい合って配置された協働する2対のガイド面32.1;32.2;33.1;33.2を有している。この場合、有利には、両方の軸受けユニット14の両方のラジアル軸受け31のうち少なくとも一方は、軸方向で僅かな軸受け遊びΔ31を有している。
図6および図15では、リニアガイド29の、フレームに対して固定的な支承手段32のガイド面32.1;32.2は、ジャーナル21に向いた半空間に向いている。フレームに対して固定的な支承手段32は、その間に配置された軸受けブロック34を包囲する。したがって両方のリニア軸受け29のフレームに対して固定的なガイド面32.1;32.2は、胴06;07の軸方向に関して軸受けブロック34のガイド面33.1;33.2を部分的に包囲する。
軸受けユニット14を、もしくは軸受けユニット14と共に胴ユニット17を正確に位置決めするために、取付補助部材51、たとえば嵌合ピン51をサイドフレーム11;12に設けることができ、取付補助部材51で、完全に取り付けられた胴ユニット17の軸受けユニット14は方向調整され、それも軸受けユニット14が着脱可能な保持手段53、たとえばねじ53によって、または材料結合式に溶接によって、サイドフレーム11;12と結合されるまえに、方向調整される。既に印刷ユニット01に挿入するまえに行われ、かつ/または挿入したあと後調整される、リニア軸受け29における軸受けプレロードの調節のために、適当な手段54、たとえば緊締ねじ54を設けることができる(図6)。有利には軸受けユニット14は、少なくとも胴に向かって、カバー57によって、汚染に対して保護するか、もしくは包囲して構成ユニットとして形成されている。
図6には、ジャーナル21;22と前付けされた軸受けユニット14とを備えた胴06;07を概略的に示した。この構造群は、前付けして印刷ユニット01のサイドフレーム11;12の間に簡単に嵌め込んで、このために設けられた箇所で固定することができる。モジュール構造形式に関して有利には、版胴07のための軸受けユニット14と、転写胴06のための軸受けユニット14とは、場合によっては許容される運転に応じた調節距離の大きさを除いて、同一構成で形成されている。前組立可能な実施例によって、ラジアル軸受け31の有効内面およびジャーナル21;22の有効外面も、円錐形の代わりに円筒形に形成することができる。なぜならばジャーナル21;22上の軸受けユニット14の取付も、軸受け遊びの調節も、印刷ユニット01の外側で行うことができるからである。軸受けユニット14は、たとえば収縮嵌めすることができる。
完全に組立可能な構成ユニット(軸受けユニット14)は、有利には、たとえば支持体37および/またはたとえばフレーム(図7ではたとえば4方全て外向きに軸受けユニット14を画成する4つの側方支持体92;93;94;96、たとえば側板92;93;94;96)および/またはたとえばカバー57(図6)から成る、場合によっては一部で開いたある種のケーシングである。このケーシングもしくは枠体の内側に、ラジアル軸受け31を備えた軸受けブロック34、リニアガイド29ならびに有利な実施例ではたとえば単数または複数のアクチュエータ43が形成されている。
フレームに対して固定的な支承エレメント32は、実質的に互いに平行に配置されていて、かつ調節方向(図7)を規定する。
胴入れは、少なくとも1つのアクチュエータ43によって(特に力制御されるか、もしくは力に関して規定されたアクチュエータ43によって)軸受けブロック34に加えられる力Fを用いて、印刷位置に向かって軸受けブロック34が移動することによって行われ、アクチュエータ43によって、胴入れのために、規定の、もしくは規定可能な力Fが胴入れ方向で軸受けブロック34に加えられる(図7)。したがってニップ位置における、インキ転写ひいては印刷品質などを決定付ける直線力は、調節距離によってではなく、力Fと胴06;07の間で生じる直線FLとの間の力バランスと、結果として生じるバランスとによって規定される。図示していない第1実施例では、軸受けブロック34は、適当に調節された力Fで単数または複数のアクチュエータ43を介して負荷されて、胴06;07が、対偶を成して互いに胴入れされる。直に隣接する、対偶を成して協働する複数(たとえば3本または4本)の胴06;07が、固定または調節距離Sを制限することなく、純粋に力に依存する調節機構を備えて形成されている場合、必要な力(直線力)に関して予め調節されたシステムは、胴抜きし、あとで再び正確に胴入れすることができるが、基本調節の実施は、一部で重畳する反応に基づいて極めて困難である。
したがってシステム(適当な被覆体などを備えた)を基本調節するために、有利な実施例では、4本の胴06のうち少なくとも中央の2本、換言すると外側の2本の胴07とは異なる全ての胴06は、少なくとも調節時間の間、規定位置、有利には力バランスによって見出された胴入れ位置で、固定可能であるか、もしくは少なくとも距離制限可能である。
特に有利な実施例では、軸受けブロック34は、運転中でも、少なくとも印刷位置から離間する方向で、力、たとえばばね力、特に規定可能な力に抗して可動に支承されている。これによって、純粋な距離制限とは異なって、一方では胴06;07が協働する際の最大直線力が規定され、他方ではウェブが断裂してそのあとで胴06;07に巻き付く際に変形する(たわむ)ことができる。
印刷位置05に向いた側で、軸受けユニット14は、少なくとも調節過程の間、変位可能なストッパ41を備えており、ストッパ41は、印刷位置05に向かう調節距離を制限する。ストッパ41は変位可能であり、ストッパとして作用するストッパ面44が、調節方向に沿って少なくともある範囲で可変である。したがって有利な実施例では、調整装置(調節可能なストッパ41)が設けられており、調整装置によって、軸受けブロック34の、印刷位置に近い終了位置が調節可能である。距離制限/調整のために、たとえば後述する楔駆動装置が役立つ。ストッパ41の調節は、通常手動で、またはアクチュエータ(46など)として形成された調節手段46を介して行うことができる。さらに有利な実施例では、図6および図7に示していない保持手段またはクランプ手段が設けられており、保持手段またはクランプ手段によって、ストッパ41は、所望の位置で固定することができる。さらに弾性的に作用する少なくとも1つのエレメント42、たとえばばねエレメント42が設けられており、ばねエレメント42は、ストッパ41から、これから離間する方向で軸受けブロック34に力FRを及ぼす。要するにばねエレメント42は、軸受けブロック34が別の形式で運動を妨げられない場合、胴抜き作用を行う。胴入れは、少なくとも1つのアクチュエータ43、特に力制御されたアクチュエータ43によるストッパ41に向かう軸受けブロック34の移動によって行われ、アクチュエータ43によって、胴入れのために、選択的に規定の、もしくは規定可能な力Fが、胴入れ方向で軸受けブロック34に及ぼされる。ばねエレメント42の戻し力FRよりも力Fが大きな場合、適当な空間構造で、隣接する胴06;07に対する胴06;07の胴入れが行われ、かつ/またはストッパ41に対する軸受けブロック34の当接が行われる。
理想的には、及ぼされる力F、戻し力FRおよびストッパ41の位置は、次のように選択され、つまりストッパ41と軸受けブロック34の当接面との間で、当接状態で、主立った力ΔFが伝達されないように選択され、たとえば|ΔF|<0.1*(F−FR)、特に|ΔF|<0.05*(F−FR)、理想的には|ΔF|≒0が有効であるように選択される。この場合胴06;07の間の当接力は、大体においてアクチュエータ43によって及ぼされる力Fに関して特定される。したがってニップ位置における、インキ転写ひいては印刷品質などを決定付ける直線力は、1次的に調節距離によって規定されるのではなく、ほぼ自由なストッパ41では、力Fと結果として生じるバランスとによって規定される。原則として適当な力Fによる基本調節がみられると、ストッパ41もしくは基本調節中にしか有効でない適当な固定手段を除去することも考えられる。
アクチュエータ43は、原則として規定の力Fを加えることのできる任意のアクチュエータ43として形成することができる。有利には、アクチュエータ43は、圧力媒体によって作動される調節手段43、特に流体によって可動のピストン43として形成されている。生じる恐れのある傾動に関して、複数、ここでは2つのこのようなアクチュエータ43の配置構造が有利である。流体として、有利には非圧縮性により、液体、たとえば油または水が使用される。別の実施例では、アクチュエータ43は、たとえばピエゾ(圧電による力作用)またはマグネット(磁気による力作用)、特に電磁石として形成することもできる。
ここではハイドロリックピストン43として形成されたアクチュエータ43を軸受けユニット14の内側または外側で作動させるために、制御可能な弁56が設けられている。弁56は、たとえば電子制御可能に形成されていて、かつハイドロリックピストン43を、1位置で無圧または僅かな圧力レベルに調節し、これに対して別の位置で、力に起因する圧力Pが作用するよう調節する。追加的に、安全性の理由から、図示していない漏れ管路が設けられている。
過度に大きな胴入れ/胴抜き距離を回避して、ウェブ巻付を防止するために、軸受けブロック34の、印刷位置から遠い方に、変位可能で力制限されたストッパ49による距離制限装置が、過負荷防止装置49、たとえばばねエレメント49として設けられており、距離制限装置は、運転に応じた胴抜きで、つまりピストン43が減圧され、かつ/または進入する(戻る)場合、胴抜き位置で軸受けブロック34のためのストッパ49として役立つが、ウェブ巻付の場合、または印刷位置05から別の過剰の力が掛かる場合に撓んで、比較的大きな距離を解放する。したがって過負荷防止装置49のばね力は、ばねエレメント42からの力の合計よりも大きく選択されている。したがって運転に応じた胴入れ/胴抜きに際して、極めて短い調節距離、たとえば1〜3mmの調節距離が設けられる。
ストッパ41は、図示の実施例(図7)では、調節方向Sに対して横方向で可動の楔部材41として形成されており、この場合楔部材41の運動時に、調節方向Sに沿った有効ストッパ面44の位置が変化する。楔部材41は、たとえば支持体に対して固定的なストッパ58に支持されている。支持体に対して固定的なストッパ58は、ここではたとえば軸受けユニット14の側方支持体92によって形成されている。
ここでは楔部材41として形成されたストッパ41は、アクチュエータ46、たとえば圧力媒体作動式の調節手段46、たとえば(両側作動式の)ピストンを備えた作業シリンダ内で圧力媒体により作動可能なピストン46によって、たとえばピストンロッド47として形成された伝達部材47を介して運動可能であるか、または電動モータによって、ねじ山付きスピンドルとして形成された伝達部材47を介して運動可能である。アクチュエータ46は、両側で作用するか、または図示したように片側で作用するアクチュエータとして形成することができ、アクチュエータは、作動時に戻しばね48に抗して作動する。戻しばね48の力は、前述の理由(実質的に力の作用しないストッパ41)から、比較的小さく選択されていて、それも楔部材41が正確な位置で単に重力または振動力に抗して保持されるように選択されている。
原則としてストッパ41は、別の形式で(たとえば調節方向に関して調節可能で固定可能な押棒(タペット)などとして)次のように形成することもでき、つまりストッパ41は、印刷位置05に向かう軸受けブロック34の移動に関して、調節方向Sで可変の、かつ少なくとも調節過程の間固定可能なストッパ面44を成すように、形成することができる。図示していない実施例では、ストッパ41の調節は、調節方向Sに対して平行に、たとえば直接的に、駆動手段、たとえばピストン(両側で作用する)を備えた圧力媒体作動式のシリンダによって、または電動モータによって行われる。
図8には、各胴06;07ごとにサイドフレーム11に配置された軸受けユニット14を備えた、両面同時刷り印刷装置03として形成された印刷装置03を概略的に示した。図示した有利な実施例では、胴入れ状態で、胴06;07の回転中心点が、仮想の接続線もしくは接続平面Eを形成する(以下にライン型両面同時刷り印刷装置;lineares Doppeldruckwerkと記載する)。有利には、平面Eと走入もしくは走出するウェブとが、52°とは異なる36°〜49°、特に80〜48°の内角αを成している。転写胴06の、特に全ての胴06;07の軸受けユニット14は、取付状態で、図8に示した実施例ではサイドフレーム11に配置されており、軸受けユニット14の調節方向Sは、たとえば力の規定された胴入れ調節(下記参照)に基づいて、接続平面Eと最大で15°の角度を成し、たとえば約2°〜15°、特に4°〜10°の鋭角βを成している。調節方向Sが水平に延びており、ウェブ02が実質的に鉛直方向で延びている場合に、このような配置構造は、取付の観点から特に有利である。
角度を成して(n字形またはu字形の印刷装置03)配置された両面同時刷り印刷装置03の変化実施例(図1)では、平面E’とは、印刷位置05を形成する胴06の接続平面と解され、平面E’’とは、版胴07と転写胴06との間の接続平面と解され、角度βに関する前述の内容は、印刷位置05を形成する胴06もしくは版胴07のうちの少なくとも一方の調節方向Sと平面E’もしくはE’’とに適用される。
印刷位置05を形成する胴06の一方がサイドフレーム11;12に位置固定的で運転に応じて調節不能に(場合によっては調整可能に)配置され、これに対して他方の胴が調節方向Sに沿って可動に支承されるようにすることもできる。
胴抜き位置と胴入れ位置との間の調節距離Sに沿った、胴入れ/胴抜きのための運転に応じた調節距離は、転写胴06では0.5mm〜3mm、特に0.5mm〜1.5mm、版胴07では1mm〜5mm、特に1mm〜3mmである。
ライン型両面同時刷り印刷装置03としての実施例では、走入し、かつ走出するウェブ02の平面に対する平面Eは、それぞれウェブの片側で、75°〜88°もしくは92°〜105°、有利には80°〜86°もしくは96°〜100°の角度α(または別の片側で96°〜100°もしくは80°〜86°の角度α)で傾斜されている。
図9に示した別の実施例では、転写胴06の、特に全ての胴06;07の軸受けユニット14は、取付状態で、サイドフレーム11に配置されており、軸受けユニット14の調節方向Sは、接続平面Eと一致していて、つまり約0°の鋭角を成している。したがって全体の調節方向Sは、一致して、相互間隔を有していない。
図8および図9に示した、平面E,E’もしくはE’’(傾斜しているかまたはしていない)に対する調節距離の傾斜とは無関係に、図10の実施例で、以下に胴06;07もしくは胴入れ位置を調節するための有利な方法(ここでは左右の印刷装置を区別するために追加的に符号.1および.2を付した)を示した。
先ず印刷位置05を規定する第1の胴06.1、たとえば転写胴06.1は、印刷ユニット01の内側において胴入れ位置(つまりアクチュエータ43は作動している)で調整され、かつストッパ41の調節(両方の端面で)によってウェブ02に対して方向調整される。このことは、図10で示唆したように、ここではたとえば手動式のアクチュエータ46(調節ねじ)によって行うことができる。この場合印刷位置を規定するいわゆる「0位置」が規定される。
次いで第1の胴06.1に対応配置された版胴07.1のストッパ41の解放状態で、つまりストッパ41は、たとえば予め上方に引き上げることによって離間され、転写胴06.1の胴入れが依然として行われている場合、つまり転写胴06.1のアクチュエータ43の作動状態で、胴入れのために、版胴07.1と転写胴06.1との間で所望の力Fが負荷される。このことはここでは所望の当接圧力Pで版胴07.1のアクチュエータ43が負荷されることによって行われる。同様に第1の版胴07.1の軸受けユニット14に調節可能なストッパ41が設けられている場合、第1実施例では、既にその時点でストッパ41は、実質的に力負荷されておらず、版胴07.1における軸受けブロック34の対応するストッパ面に接触させることができる。
両方の第1の胴06.1;07.1の胴入れ状態(つまり印刷位置に向かって力が及ぼされる場合)で、かつ第2の版胴07.2の胴抜き状態では、第3の胴06.2のストッパ41が解放される間、もしくは解放されたあとで、第2の転写胴06.2もしくはその軸受けブロック34は、胴入れのための所望の力(圧力P)で負荷され、ストッパ41のバランスが達成されると、実質的に力の掛かっていない状態で軸受けブロック34の対応するストッパ面に接触される。この枠内で、予め、その間、または次いで、前述の実施例で前もって行われていない場合、第1の版胴07.1のストッパ41は、対応配置された軸受けブロック41と接触させることができる。
最後のステップで、ストッパ41が解放されるか、または予め解放された状態で、第2の版胴07.2もしくはその軸受けブロック34は、胴入れされ、これに対して対応配置された転写胴06.2もまた胴入れ状態にある。安定化が達成されると、そこにストッパ41が設けられている場合、第2の版胴07.2でも、ストッパ41は、実質的に力を掛けずに、軸受けブロック34の対応するストッパ面と接触させられる。
このようにして両面同時刷り印刷装置03の胴06;07の、印刷過程にとって最適化された調節が行われる。
図11には、前述の方法の切替に適した、印刷媒体供給回路の1実施例を示した。外向きに開いた、または閉じた流体貯蔵器61は、ある圧力PL(たとえば周辺圧力)の圧力レベルで存在しており、この圧力は、軸受けユニット14のばねエレメント42の戻し力FRに相当する圧力よりも小さい。圧力媒体(流体)は、圧縮器62、たとえばポンプまたはタービンによって圧力レベルPHもしくは圧力PHに圧縮され、圧力レベルPHもしくは圧力PHは、少なくとも当接力Fに必要な圧力レベルPもしくは圧力Pに相当する。圧力媒体取出による圧力変動をできるだけ僅かに維持するために、圧力PHに圧縮された流体は、有利には畜圧器63に一時的に貯蔵することができる。比較的高い圧力レベルPHを有する圧力媒体分岐路から、調節部材64、特に調節可能な減圧器64を介して、供給区間66に圧送され、その圧力レベルPは、減圧器64によって、胴入れに適当で予め選択された圧力レベルPもしくは圧力P(対応する力F、場合によっては戻し力FRおよび場合によっては力ΔFを考慮して)に調節されるか、もしくは調節可能である。
図11には、圧力媒体供給に必要な設備、流体貯蔵器61、圧縮器62、畜圧器63および調節可能な減圧器64を、供給系75として波線でまとめて示した。弁56は、ここでは胴の傍で供給系75の外側に配置されているが、供給系75の中央に組み込むこともできる。流体貯蔵器61は、供給系75の外側で、複数の供給系75のために中央で提供することもできる。
減圧器64の調節は、調節装置98、特に制御装置98によって行うことができる。有利には、調節は、信号線路99を介して制御装置98から遠隔操作で行われる。図11には、符号Pで示した圧力レベルの他に、括弧内で異なるレベルの3つの圧力P1,P2,P3もしくは圧力レベルP1,P2,P3を示しており、圧力P1,P2,P3もしくは圧力レベルP1,P2,P3は、有利な実施例では、選択的に減圧器64を適当に操作することによって供給区間66内で提供可能である。これらの圧力レベルP1,P2,P3は、胴入れのための様々な力レベルに相当する(下記の実施例参照)。
図示していない有利な実施例では、異なる2つの圧力レベルP(たとえば印刷位置における当接力に関する圧力レベルPDSおよび印刷装置胴06;07の間の当接力に関する圧力レベルPDW)は、調節可能な、特に遠隔操作により調節可能な減圧器64を介して、2つの供給区間66に提供することもできる。有利な実施例では、調節を行う間、供給区間66に、印刷位置05における当接力に関する圧力レベルPDSと印刷装置胴06;07の間の当接力に関する圧力レベルPDSとを順次提供することができる。この場合調節過程に際して、たとえば減圧器を介して、先ず印刷位置05における当接力に関する圧力レベルPDSが提供され、制御装置98または機械制御装置を介して選択され、転写胴06は、要求通りに操作される。そのあとで版胴07と転写胴06との間の当接力に関する圧力レベルPDWが提供され、版胴07の調節が行われる。胴06;07を胴入れするためのそれぞれ異なる圧力レベルP1,P2,P3(つまり結果として生じる力レベル)が、特定の機械データおよび/または特定の消費媒体データおよび/または特定の運転データに依存して設定されている場合、適当に、先ずたとえば転写胴07を調節するための、それぞれ異なる複数、たとえば3つの圧力レベルPDS1,PDS2,PDS3のうちの1つが選択され、次いで版胴07は、幾つかの、または場合によっては考えられる圧力レベルPDW4,PDS5,PDS6の1つで調節される。この実施例では、印刷に最適化された条件に対する極めて高い適合性が提供される。たとえばP1,P2,P3の異なる適当な値を提供するために後述することは、転写胴06および版胴07の様々な処理に適用される。この場合転写胴06に該当するレベルに関して、一連の設定値が提供されて保持され、これに対して版胴07に該当するレベルに関して、独自の単数または複数の設定値が見越される(前もって保持、設定する、または予測する)。減圧器64は、順次圧力レベルPDS(たとえば紙種に応じてPDS1,PDS2,PDS3から成る)に関する選択された設定値で負荷され、次いで圧力レベルPDW(ブランケット種に応じてPDS4,PDS5,PDS6)に関して選択された設定値で負荷される(図23参照)。
調節可能な胴06;07ごとの、既に図7に関して述べた弁56、特に方向制御弁の入口は、圧力P(もしくはP1,P2,P3)の供給区間66と接続されている。版胴および転写胴06;07に関する前述の2つのレベルでは、可動の転写胴06に対応配置された弁56の入口は、たとえば圧力レベルPDSと接続されており、版胴07に対応配置された弁56の入口は、圧力PDWと接続されている。弁56の出口は、たとえば共通の還流管路101を介して流体貯蔵器61と接続されている。弁56は、たとえば両方の制御装置98,103を有する共通の制御装置の制御装置103によって調節可能である。有利には、調節は、信号線路102を介して制御装置103から遠隔操作可能である。
制御装置98および/または制御装置103は、たとえばプログラムルーチンとして、印刷機を制御するためのガイドスタンド104もしくはガイドスタンド計算機104(図11において波線で示した)に組み込むことができる。たとえばコマンド「胴入れ」がプログラムルーチンを介して、または手動で入力手段もしくはスイッチを介して出力されると、該当する胴06;07もしくは印刷装置04の弁56は、制御装置103によって切り替えられ、アクチュエータ43が、供給区間の圧力Pと接続される。コマンド「胴抜き」では、弁56が切り替えられ、たとえばアクチュエータ43が貯蔵部の圧力レベルPLと接続される。
圧力媒体作動式のアクチュエータ46として形成された調節手段46を介して行われる、一部で非手動式に形成されたストッパ41の調節は、たとえば有利には圧力PSを提供する独自の供給区間67(図示している)を介して行われるか、または場合によっては前述の圧力P(もしくはP1,P2,P3)に組み込んで行われる。図11に示したように、圧力PSを提供する流体(ガス状の圧力媒体、たとえば圧縮空気)は、開いた系内で供給することができる。対応配置されたアクチュエータ46と接続された弁68の入口は、供給区間67と接続されており、この場合アクチュエータ46の構成に応じて(両方向で作用する両側作動式、または2方向のうちの1方向で作用する片側作動式)、弁68の1つまたは2つの出口が、アクチュエータ46の1つまたは2つの入口と接続されている。弁68もまた有利には制御装置、たとえば制御装置103によって調節可能である。有利には、ここでも調節は、信号線路106を介して、制御装置に対応配置された制御装置103から遠隔操作式に行われる。
図11に示した別の実施例では、ストッパ41を固定するために、可動の保持手段69、たとえば押棒が設けられており、保持手段69によって、ストッパ41は、実質的に力の掛けられていない位置で保持することができ、しかも胴抜きによる減圧に際して位置変化することはない。保持手段69もまた、適当な管路および別の弁71を介して作動もしくは解除するために、ニューマチック式の供給区間67と接続することができ、有利には制御装置103を介して調節される。図示の実施例では、保持手段69は、ストッパ41を選択的に(作動時に)軸受けブロック34に関して摩擦力結合でクランプするために形成されている。
有利な実施例では、ストッパ41を固定する保持手段69の代わりに、図13に示した保持手段74が設けられており、保持手段74によって、伝達部材47、特にピストンロッド47または適当な延伸部材がクランプ可能である。保持手段74は、アクチュエータ46に組み込むか、または図示したようにアクチュエータ46とストッパ41との間に配置することができ、伝達部材47は、選択的に固定されるか、または自由に運動方向で運動である。保持手段74は、伝達部材47を包囲するための貫通孔77もしくは少なくとも開口を備えたたとえば2つのクランプジョー76を備えており、クランプジョー76は、伝達部材47と作用結合されており、クランプジョー76は、貫通孔77の縦軸線が伝達部材47に対して平行に延びる第1の運転状態で、伝達部材47を解放して、貫通孔77の縦軸線が伝達部材47の縦軸線に対して傾斜し、特に互いに拡開する第2の運転状態で、運動に関してクランプする。有利には保持手段74は、セルフロック式に形成されているので、非作動状態の保持手段74では、たとえばばね78の力によって、第2の運転状態が占められる。クランプジョー76の作動は、調節部材79の斜面を介して行われ、クランプジョー76は、調節部材79の第1の位置で傾動され(上記参照)、第2の位置で傾動されていない。保持手段74、特に調節部材79は、原則として手動で、たとえば適当な作動装置を介して、または有利には調節駆動装置81によって、特に遠隔操作可能で、手で触れずに作動可能である。図13では、調節駆動装置81は、圧力媒体で負荷可能なシリンダ81として形成されており、シリンダ81内で、ピストンとして形成された調節部材79が運動可能である。圧力PS(図13のa)で負荷する際に、クランプの解除が行われ、ここではクランプジョー76もしくはその貫通孔77の適当な方向調整によって行われる。減圧(図13のb)では、ばね78によって、クランプジョー76の拡開もしくは傾動が行われ、ひいてはクランプが行われる。
ストッパ41の戻し運動は、図7に示したばね48によって行われるか、または図13において波線で示唆したように、ピストン52の両側で、両側作用式のピストン、要するに2つの圧力媒体供給部を備えた、圧力媒体作動式のシリンダとしてアクチュエータ46を構成することによって行うことができる。
図11に示した実施例では、両面同時刷り印刷装置03の4本の全ての胴06;07の軸受けユニット14は、共通の供給区間66を介して、共通のアキュムレータ63によって供給される。ここでは供給区間66の管路の共通管路に、印刷タワータワー01の全ての両面同時刷り印刷装置03における胴06;07の軸受けユニット14を接続することができる。つまり圧力P(P1,P2,P3)を印刷タワー01の軸受けユニット14に供給するために、供給区間66が設けられており、供給区間66は、直列および/または並列で(図示したように)個々の軸受けユニット14の弁56と接続されている。
図21に示した実施例では、印刷ユニット01、特に印刷タワー01の軸受けユニット14への調節可能な圧力P(P1,P2,P3)の圧力媒体の供給部は、特に両方の部分印刷ユニット01.1;01.2のそれぞれの分離した装置に関して、複数、たとえば2つ形成されている。特にウェブ02の片側(たとえば部分印刷ユニット01.1)に位置する、印刷装置04の胴06;07の軸受けユニット14のために、必要な全ての装置、たとえば第1の供給区間66.1と第1の減圧器64.1と第1の畜圧器63.1と第1の圧縮器62.1とを備えた供給系75が設けられており、ウェブ02の別の片側(たとえば部分印刷ユニット01.2)に位置する、印刷装置04の胴06;07の軸受けユニット14のために、必要な全ての装置、たとえば第2の供給区間66.2と第2の減圧器64.2と第2の畜圧器63.2と第2の圧縮器62.2とを備えた第2の供給系75.2が設けられている。図21には、印刷タワー01のための2つの供給系の配置構造を概略的に示唆した。
印刷タワー01ごとに2つ配置した構成は、特に図2〜4に示したように印刷位置05の領域で分離可能に形成された印刷タワー01で有利である。この場合たとえば一方の部分印刷ユニット01.1における全ての軸受けユニット14に、第1の供給系の装置によって適当な圧力レベルP(P1,P2,P3)の圧力媒体が供給され、他方の部分印刷ユニット01.2における全ての軸受けユニット14に、第2の供給系の装置によって、適当な圧力レベルP(P1,P2,P3)の圧力媒体が供給される。供給系は、ここでは完全に機能する圧力媒体回路として形成されている。
冗長性に関して特に有利には、両方の供給系75.1;75.2は、少なくとも1箇所で選択的に相互接続可能に形成されている。接続部は、圧縮器62.1;62.2の下流側で、つまり供給回路の、周囲よりも高い圧力を有する管路領域に配置するのが望ましい。このことは、原則として両方の供給区間66.1;66.2の間において、既に正確に調節された圧力P(P1,P2,P3)の領域で選択的に開放可能な弁を介して行うことができる。図示した有利な実施例では、接続部は、比較的高い圧力PHを有する圧力媒体分岐路で、切替可能な弁65を有する管路70を介して形成されている。したがって2つの圧縮器62.1;62.2のうちの一方が停止した場合、弁65は開放し、他方の供給区間66.1;66.2は、異常のない圧縮器62.1;62.2によって供給することができる。
図11に示した実施例では、4本の胴06;07の全ては、アクチュエータ43によって、胴入れ/胴抜き可能に支承されており、この場合両方の版胴07のストッパ41と、一方の転写胴06のストッパとが、手作業でなく、圧力媒体作動式のアクチュエータ46を介して、特に遠隔操作式に調節可能である。他方の転写胴06のストッパ41は、たとえば調節ねじとして形成された調節手段46によって調節し、かつ固定することができる。したがってこの転写胴06は、たとえば保持手段69を備えてない。
前述の比較的簡単な実施例では、4本の胴06;07の全ては、アクチュエータ43によって直線運動可能に支承されており、この場合専ら両方の転写胴06が可動のストッパ41(場合によっては前述のアクチュエータ46および/または保持手段69と共に)を備えている。
別の簡略化された実施例では、2本の転写胴06のうち一方が位置調整可能であるが、胴入れ/胴抜き運動という意味においては運転に応じて可動とはなっておらず、フレームに対して固定的に支承されている。残りの3本の胴06;07は、胴入れ/胴抜きという意味において可動に支承されており、この場合第1実施例では、3本の胴06;07の全てが、また第2実施例では、単に固定的な転写胴06とは異なる転写胴06が、可動のストッパ41と場合によっては保持手段69とを備えている。
胴軸受けの別の実施例では、版胴07および/または転写胴06の軸受けユニット14は、図12において概略的に示したように、少なくとも1つの端面側で、軸受け72、たとえばリニア軸受け72に、運動方向Cで可動に支承されており、運動方向Cは、胴回転軸線に対して垂直方向で位置していて、かつ少なくとも調節方向Sに対して垂直の成分を有している。有利には運動方向Cは、調節方向Sに対して垂直に選択されていて、かつ片側で作動する場合、該当する胴06;07の傾斜姿勢(いわゆるクッキング;cooking)をもたらす。胴06;07の調節は、手動で、またはモータ式に調節手段73を介して、たとえばハンドホイールまたは有利にはモータ運転式の調節スピンドルを介して行うことができる。版胴07における軸受けユニット14のこのような追加的な支承は、版胴07の傾斜姿勢と見当合わせとを実現し、さらに転写胴06における傾斜姿勢を実現する。
軸受けユニット14の前述の実施例で設けられたアクチュエータ43は、胴入れもしくは胴抜きに適した調節距離ΔSを提供するために形成されていて、したがって有利には少なくともΔSに相当するストロークを有している。アクチュエータ43は、互いに胴入れされたローラもしくは胴06,07の当接圧力を調節するため、かつ/または胴入れ/胴抜きを実施するために設けられていて、かつ適当に形成されている。調節距離ΔS(もしくはストローク)は、たとえば少なくとも1mm、有利には1.5mm、特に少なくとも2mmである。図14には、たとえば前製作可能な構成部材として形成されたアクチュエータエレメント59の有利な実施例を示した。アクチュエータエレメント59は、圧力媒体作動式のピストン43として形成された少なくとも1つ、有利には2つのアクチュエータ43を備えており、アクチュエータ43は、ベース体84の凹部または切欠82(この切欠は、圧力媒体で負荷可能な圧力チャンバ82として作用する)内で、調節方向Sで可動に支承されている。アクチュエータエレメント59は、圧力チャンバ82に圧力Pの圧力媒体を供給するための供給管路83を備えている。有利には両方の圧力チャンバ82は、共通の供給管路によって圧力供給され、したがって同じ形式で加圧されるか、もしくは減圧される。図14には、両方のピストン43に関して例示的に、上位のピストン43は、進入位置で示しており、下位のピストン43は、進出位置で示した。供給管路83は、このような理由から専ら一部で圧力媒体負荷されるものとみなされる。
ピストン43は、ピストン43の周に沿って延びる、圧力チャンバに近いシール86によって、圧力媒体チャンバ82に対してシールされていて、かつ圧力チャンバに近い滑りガイド87によってガイドされる。有利には、追加的に第2のシール88および第2の滑りガイド89を、ピストン43の、圧力チャンバから遠い領域に設けることができる。特に有利な実施例では、第2のシール88に対して代替的に、または追加的に、ピストン43は、外向きに追加的にたとえばゴムから成るダイヤフラム91、特にロールダイヤフラム91によってシールされている。ダイヤフラム91は、一方ではピストン43とその周囲で結合されていて、他方ではその外周に沿って完全にベース体84もしくはアクチュエータエレメント59のその他の固定的な組込部材と結合されている。
図16に示した軸受けユニット14の有利な実施例では、第1実施例とは異なって、アクチュエータ43は、特別なアクチュエータエレメント(前の実施例では59)に組み込まれておらず、枠構造、たとえば印刷位置から離間する側の側方支持体94に組み込まれている。この場合圧力媒体作動式のアクチュエータ43として形成されたアクチュエータ43の実施例では、圧力媒体シリンダは、孔として側方支持体94に設けることができる。この圧力媒体室への供給部もまた、側方支持体94における孔として形成することができる。さらにまた別の形式で形成された力制御可能なアクチュエータ43(ハイドロリック力、磁力または圧電力に起因する)を、側方支持体94に組み込むこともできる。図7に示した適当な構成部材と一致する部分は、図16において、特に符号付けしていない。このような実施例は、省スペースであり、したがって胴06;07が、比較的小さな周、つまり単倍の周(1新聞面に相当する周)で設定しようとする場合に適している。このことは、印刷ユニット01における軸受けユニット14の配置構造、制御、調節および前調節の方法に関して、軸受けユニット14の第1実施例に関して適当に用いられる。
図17に示した軸受けユニット14の有利な第3実施例では、第1実施例とは異なって、アクチュエータ43は、定置ではなく、軸受けユニット14の可動部分において、スライダ34もしくは軸受けブロック34に組み込まれている。このことは省スペースであり、特に胴06;07が比較的小さな周、たとえば単倍の周(1新聞面に相当する周)で調節しようとする場合に適している。このことは、ハイドロリック力、磁力または圧電力に起因する、力制御可能なアクチュエータ43の特別な実施例とは無関係である。図17でも、図7に示した適当な構成部材と一致する部分は、一部で符号を省略した。このことは、印刷ユニットと01における軸受けユニット14の配置構造、制御、調節および前調節における方法に関して、軸受けユニット14の第1実施例に関して適当に用いられる。
図18および19には、軸受けユニット14の別の実施例を示しており、ここでは印刷位置から離間する側の少なくとも1つのアクチュエータ43に対して追加的に、印刷位置に近い少なくとも1つのアクチュエータ97が配置されている。これを換言して一般的な表現で表すと、したがって作動時に印刷位置05に向かって作用する少なくとも1つ(ここでは2つ)のアクチュエータ43が設けられており、作動時に印刷位置から離間する方向で作用する少なくとも1つ(ここでは2つ)のアクチュエータ97が設けられている。アクチュエータ97は、軸受けユニット14の可動部分とフレーム固定部分との間に配置されており、作動時に印刷位置05から離間する方向で軸受けユニット14の可動部分に力が及ぼされる。アクチュエータ43は、軸受けユニット14に関する前述の実施例と同様に、軸受けユニット14の可動部分とフレーム固定部分との間に配置されており、作動時に印刷位置05に向かって軸受けユニット14の可動部分に力が及ぼされる。アクチュエータ97は、図示したように可動部分(たとえばスライダ34)にも軸受けユニット14のフレーム固定部分にも組み込むことができる。少なくとも1つのアクチュエータ97は、ここでも有利には力制御可能なアクチュエータ97として(ハイドロリック力、磁力または圧電力に起因する)形成されている。
図18には、印刷位置から離間する側のアクチュエータ43は、ここでも軸受けユニット14の可動部分、たとえばスライダ34に組み込まれており、これに対して図19では、フレーム固定されたアクチュエータエレメント59の一部になっている。アクチュエータ43は、図16に示したように、枠構造に組み込むこともできる。
図示していない実施例では、片側作用式の2つのアクチュエータ43;97の代わりに、両側作用式の1つのアクチュエータが使用され、このアクチュエータは、選択的に印刷位置に向かって、または印刷位置から離間する方向で作動可能であり、つまり適当な圧力媒体で負荷可能である。
図18もしくは19に示した、印刷位置05に向かって作用する少なくとも1つのアクチュエータと印刷位置05から離間する方向で作用する少なくとも1つのアクチュエータ43;97とを備えるか、または両側作用式の1つのアクチューエタ(図示していない)を備えた実施例は、特に有利には印刷装置03または両面同時刷り印刷装置04に形成されており、印刷装置の胴06;07は、実質的に垂直方向で(僅かな水平方向のずれを有しているか、または有していない)互いに方向調整されている。追加的なアクチュエータ97によって、たとえば自重が補償される。このことは、特にI型印刷ユニット01として形成された印刷ユニット01の場合、たとえば端物印刷の場合と同様に用いられる。図20には、軸受けユニット14を備えた、このような形式のI型印刷ユニット01の胴06;07の配置構造を示した。図20では、I型印刷ユニット01の胴06;07は、上下に1平面(図2における平面Eと同様に)上に配置されている。この平面は、水平に走入するウェブの平面に対してたとえば76°〜87°、特に80°〜85°の角度を占める。原則として1平面上に位置するのとは別の配置構造も考えられる。図20に例示したように、たとえば両方の上位の胴06;07は、軸受けユニット14の印刷位置に近い側で、単数または複数の第2のアクチュエータ97を備えており、アクチュエータ97は、たとえば適当な圧力レベルで重力を補償することができる。下位の胴06;07は、第2のアクチュエータ97を備えていない。胴入れに際して、重力に相当する値だけ、上位の胴06;07よりも高い圧力レベルで調節する必要がある。
力制御式の胴入れ(もしくは上述のように、ストッパの、純粋な力をベースとする前調節の実施)は、距離制御式の胴入れとは異なって、既に異なる被印刷物厚みまたは別の幾何学的な作用を補償するのに役立つ。比較的厚い被印刷物02では、当接力が同じに維持される場合、調節距離は、比較的薄い被印刷物よりも小さくなる。要するに変化するジオメトリ(被印刷物厚み、軸受けの位置など)は、同じ圧力Pが作用する場合、生じる調節距離が変化すると、補償される。このことは、様々な事情に関して異なる当接力に調節されるよう所望される後述の実施例とは異なる。
図11においてそれぞれ異なる圧力レベルP1;P2;P3で示唆したように、特に有利な実施例では、胴06;07を胴入れするための異なる圧力レベルP1;P2;P3(つまり結果として生じる力レベル)は、特定の機械データおよび/または特定の消費媒体データおよび/または特定の運転データに依存して設定して、有利には適当な設定値を見越すことができる。
調節可能な「圧力レベル」とは、具体的に提供された有利な実施例を一般化して述べると、当接力に関する、調節可能な「力レベル」と解され、その概念は、思想を一般化する際に適当に適用される。
胴06;07を調節する際の前述の方法は、大体において維持することができる。したがってこのことは、たとえば調節しようとするレベルを特定する判断基準(たとえば被印刷物および/またはブランケット)に関して考えられる複数のレベルからの、該当する圧力レベルP;P1;P2;P3を、プログラムで助成して、または手動で選択することを前提としている。特に有利な実施例によれば、圧力レベルP;P1;P2;P3に関する設定値は、印刷しようとする材料ウェブ02の特性、特に表面特性に応じて、かつ/または使用されるブランケット、特に様々な製造業者のブランケットの特性に応じて得られる。該当する判断基準(たとえば材料ウェブ02またはブランケット)に関して得られる複数の入力値に、調節しようとする圧力レベルP;P1;P2;P3に関する様々な基本値が割り当てられている。
このような判断基準と基本値との間の割り当ては、作業員に、たとえば表にして情報として提供することができ、この場合圧力レベルP;P1;P2;P3に関に関する、判断基準に関する入力値に割り当てられた基本値は、圧力に関する目標値として、たとえばガイドスタンドの入力手段に入力することができる。有利な実施例では、考えられる「入力値」(たとえば紙種またはブランケット種)と、圧力レベルP;P1;P2;P3に関する推奨されるかもしくは設定される「基本値」との間の適当な割り当ては、制御装置98のデータメモリもしくはガイドスタンド104で見越され、表示装置を介して表示され、入力手段を介して選択可能である。
以下に圧力レベルP;P1;P2;P3の選択方法の実施例について説明する。原則として圧力レベルの選択は、使用される力制御可能なアクチュエータの実施例に応じて、別の物理的な値に伝達される。制御しようとする値は、たとえば電流、電圧、出力または力発生の値に関連する物理的な値である。ここで重要な点を述べておくと、該当する判断基準(材料ウェブおよび/またはブランケット)に関する様々な入力値に、結果として生じる様々な当接力が割り当てられる。したがって調節可能な「圧力レベル」は、以下において、調節可能な当接力を表す。したがって2つまたは3つ以上の異なる入力値に関して、該当するアクチュエータ43に関するそれぞれ異なる圧力レベルもしくはそれぞれ異なる当接力が設けられるか、もしくは負荷されるか、または設定される。
図22および23には、たとえば制御装置98、ガイドスタンド104またはガイドスタンド計算機104に属する制御ユニット98の表示装置に表示されるか、または少なくとも表示可能なプログラムマスクの少なくとも一部を例示しており、この場合各プログラムマスクは、それぞれ制御装置98に属する少なくとも1つの操作手段または入力手段、たとえばキーボードまたは指示計器に関して、たとえばローラ接触ストリップにおいて胴06;07から隣接する回転体に及ぼされる当接力を個別的に必要に応じて調節して、たとえば印刷装置04の生産進行中にも、生じる調節を有利には遠隔操作式に変化させるのに役立つ。両方のプログラムマスクは、たとえば概略的にエイトタワー(Achterturm;複数のH型印刷ユニットを上下に重ねて形成したタワー)として形成された印刷ユニット01を示しており、ここでは4/4印刷を形成するための、鉛直方向で上下に4つの両面同時刷り刷装置03を示しており、この場合両面同時刷り印刷装置03の各転写胴06は互いに胴入れされている。両側印刷装置03の各転写胴06に、版胴07が胴入れされている。両面同時刷り印刷装置03の詳しい構造については、図1〜4において、該当する記載を参照されたい。
両面同時刷り印刷装置03の転写胴06の間に及ぼされる当接力を調節するために、異なる値を有する複数、たとえば3つの圧力レベルP;P1;P2;P3が設けられており、この場合各圧力レベルP1;P2;P3は、判断基準としての、たとえば印刷ユニット01において印刷される被印刷物02、特に材料ウェブ02の表面特性に応じて選択可能であり、この場合表面特性は、たとえば粗さおよび/または平滑性および/または表面均質性および/またはインキの乗り具合および/または被印刷物02の吸収性および/または被印刷物02のコーティングされた表面における塗工量に関する。たとえば粗い新聞紙に関して良好な印刷品質を達成するために、極めて平滑なプラスチックペーパーに対して、3倍から4倍程度高い押圧力が要求される。印刷される被印刷物02の表面特性に応じた圧力レベルP1;P2;P3の選択は、従来慣用の形式で、たとえばプログラムマスクに表示されるか、または少なくとも表示可能なボタン107;108;109で行われる。図22および23に示したプログラムマスクでは、それぞれ「紙選択」のタイトルを有するフィールド111がフェードインされており、この場合このフィールド111に、ラフまたはノーマルまたはスムースな表面を有する紙の入力値を選択するための複数、たとえば3つのボタン107;108;109が設けられている。このような選択可能な入力値に、圧力レベルP1;P2;P3の基本値に関する、要するに両面同時刷り印刷装置03の転写胴06の間に及ぼされる当接力に関する、有利には印刷機の製造者によって規定された、プログラムマスクにおいてあまり厳密でない特定の値が割り当てられ、この場合それぞれ1つの圧力レベルP1;P2;P3に割り当てられた押圧力は、転写胴06の各軸受けユニット14に配置されたアクチュエータ43を用いて調節され、それも印刷機の使用者が、選択可能な入力値に関して決定したあとで調節される。選択は、適当な別の形式で、たとえばいわゆる「プルダウン」窓の開放および選択の確認によって行われる。
さらにまた両面同時刷り印刷装置03の転写胴06の間に及ぼされる押圧力は、選択可能な圧力レベルP1;P2;P3のうちの少なくとも1つから出発して、有利には選択可能な全ての圧力レベルから出発して、微調節によって変化させることができる。図22および23のプログラムマスクに示した実施例では、微調節は、押圧力を高めるための、選択可能な圧力レベルP;P1;P2;P3から出発するパーセントの増加で存在し、この場合増加は、たとえば段階的に1%から100%まで行うことができ、つまり選択された圧力レベルもしくは押圧力に応じた値の倍まで行うことができる。選択された各圧力レベルP;P1;P2;P3に関する増加は、プログラムマスクで、たとえば概略的に示した印刷ユニット01の内側で、たとえばウィンドウ112において、両面同時刷り印刷装置03の転写胴06に割り当てられた、数字で示したパーセント値によってフェードインされる。図22および23に示した実施例では、全ての両面同時刷り印刷装置03に関する、調節された増加は、それぞれ+5%である。もちろんそれとは異なる値ならびに両面同時刷り印刷装置03に関して、様々な値で調節することもできる。
有利な実施例では、少なくとも第1の紙(塗工量がたとえば0〜10g/m2の範囲に位置し(つまりコーティングされていないか、または極めて軽くコーティングされた紙))と、第1の紙とは異なる第2の紙(塗工量が、たとえば10g/m2〜20g/m2の範囲に位置し(つまり軽くコーティングされた紙)とに関して、それぞれ異なる圧力レベルP1;P2が設定され、かつ/またはたとえば制御装置98のデータメモリで見越される。前述の少なくとも2つの紙の両方に対して追加的に、または両方のうちの一方に対して代替的に、別の紙(塗工量が、たとえば20g/m2を超える範囲に位置し(つまりコーティングされていないか、または極めて軽くコーティングされた紙))に関して、前述の圧力もしくは圧力レベルP1;P2とは異なる圧力レベルP3が設けられ、かつ/またはたとえば制御装置98のデータメモリで見越される。したがって少なくとも2つの紙で異なる塗工量に関して、互いに異なる圧力P1,P2,P3もしくは圧力レベルP1,P2,P3が所与される。
さらに転写胴06の一方と版胴07の一方との間に及ぼされる押圧力は変化させることができる。転写胴06の一方と版胴07の一方との間の間に及ぼされる押圧力の調節は、ブランケット特性、たとえば転写胴06に張設されたブランケットの弾性および/または圧縮性に適合される。図23の示すところによれば、両面同時刷り印刷装置03の転写胴06の間に及ぼされる押圧力の調節に対して追加的に、有利には各両面同時刷り印刷装置03に割り当てられて、それぞれ選択メニュー113が設けられており、この場合選択メニュー113は、たとえばそれぞれ異なる技術特性を有するブランケットの複数の名前または記号を有するリストを備えており、この場合転写胴06に張設される現行のブランケットは選択可能である。選択されたブランケットに応じて、各転写胴06と、これに所属の版胴07との間に、押圧力もしくは圧力レベルP;P4;P5;P6に関する、その都度のゴムブランケットに固有の特定の値が調節され、この場合このような調節は、押圧力に関する特定のレベルを表す。
ブランケットに応じて選択可能な圧力レベルP;P1;P2;P3から出発して、有利には、全ての転写胴06と、所属の各版胴07との間で、実際に及ぼされる押圧力が、微調節によって変化され、この場合変化は、段階的にたとえば1%から100%までの増加として、つまり押圧力の、選択された圧力レベルP;P1;P2;P3に応じた値の2倍まで行うことができる。選択された圧力レベルに関する増加は、図23のプログラムマスクでは、たとえば概略的に示した印刷ユニット01の内側で、たとえば数字で示したパーセント値によって、たとえば印刷装置03の版胴07の一方に割り当ててフェードインされ、そこでたとえば変化可能であるか、もしくは編集可能である。図23に示した実施例では、調節された増加は、4つの両面同時刷り印刷装置03のうち3つに関してそれぞれ+15%、最上位の両面同時刷り印刷装置03に関してたとえば+10%である。もちろんこれとは異なる値に調節することも、ならびに各両面同時刷り印刷装置03に関して様々な値に調節することもできる。
入力値に割り当てられた押圧力(圧力レベルもしくは力レベル)ならびにその微調節は、印刷される被印刷物02の表面特性に関する押圧力の調節および/または使用されるブランケットの特性に関する押圧力の調節であり、これは、転写胴06および/または版胴07の各軸受けユニット14に配置されたアクチュエータ43によって行われる。
判断基準「紙選択」および/または判断基準「ブランケット選択」に関する微調整の変化および/または選択の変化は、割り当て可能なパスワードを介して、考えられるソフトウェアによって保護することができる。特に判断基準「紙選択」は自由に変化させることができるが、印刷技術的に繊細な判断基準「ブランケット選択」もしくは選択および/または微調整は、安全性の理由からパスワードで保護することができる。
特に有利には、力制御可能な胴入れでは、材料ウェブ02の様々な厚みは、調節時に考慮する必要がない。なぜならばこのことは、力を基準とする調節によって、距離を基準とする調節とは異なって、自動的に考慮されるからである。しかしながら既に記載したように、表面特性は、当接力もしくは圧力レベルの調節に際して考慮されると有利である。
印刷ユニット01の、様々な胴06;07および/または様々な印刷装置04および/または様々な両面同時刷り印刷装置03の圧力レベルP,P1,P2,P3が、望ましくは個別的に選択可能であるか、もしくは微調節可能である実施例において、第1の実施例では、複数の供給系(圧力媒体回路)を設けることができ、また個別的に調節される胴06;07もしくは胴群ごとに、制御可能な複数の減圧器64が、共通の供給区間に設けられる。
印刷ユニットの概略図である。 分離可能な印刷ユニットの第1の運転状態を示す図である。 分離可能な印刷ユニットの第2の運転状態を示す図である。 分離可能な印刷ユニットの別の実施例を示す図である。 両面同時刷り印刷装置の平面図である。 軸受けユニットの概略的な縦断面図である。 軸受けユニットの概略的な横断面図である。 両面同時刷り印刷装置の第1の軸受け配置構造を示す図である。 両面同時刷り印刷装置の第2の軸受け配置構造を示す図である。 胴の支承および調節の原理図である。 圧力媒体供給回路の1実施例を示す図である。 胴を傾斜姿勢にするための手段を備えた軸受けユニットを示す図である。 aおよびbは、図11に示した軸受けユニットのストッパのための保持手段の1実施例を示す図である。 アクチュエータエレメントの1実施例を示す図である。 図6に示したリニア軸受けの拡大図である。 軸受けユニットの第2実施例を示す図である。 軸受けユニットの第3実施例を示す図である。 軸受けユニットの第4実施例を示す図である。 軸受けユニットの第5実施例を示す図である。 I型印刷ユニットの概略図である。 圧力媒体供給回路の第2実施例を示す図である。 判断基準「紙選択」の選に関する第1のプログラムマスクの1実施例を示す図である。 判断基準「紙選択」および「ブランケット選択」の選択に関する第2のプログラムマスクの1実施例を示す図bである。
符号の説明
01 印刷ユニット、印刷タワー、I型印刷ユニット、
01.1 部分印刷ユニット、
01.2 部分印刷ユニット、
02 被印刷物、材料ウェブ、ウェブ、被印刷物ウェブ、
03 両面同時刷り印刷装置、
04 印刷装置
05 印刷位置、両面同時刷り印刷位置、
06 胴、転写胴、印刷装置胴、
07 胴、版胴、印刷装置胴、
08 インキ装置、ローラ型インキ装置、短絡型インキ装置
09 湿し装置、噴射型湿し装置、
11 フレーム区分、壁区分、サイドフレーム、
12 フレーム区分、壁区分、サイドフレーム、
13 床、支持体、取付板、取付枠、
14 軸受けユニット、
15 リニアガイド、
16 フレーム、枠構造(08)
17 胴ユニット、
18 壁区分、
19 刷版処理装置、刷版交換装置、
21 ジャーナル(06)
22 ジャーナル(07)
23 転動体、
24 クランプ装置、
26 円筒部(06)
27 円筒部(07)
28 カバー、
29 リニアガイド、
31 軸受け、ラジアル軸受け、円筒ころ軸受け、
32 支承手段、支承エレメント、リニアエレメント、
32.1 作用面、ガイド面、
32.2 作用面、ガイド面、
33 支承手段、支承エレメント、リニアエレメント、
33.1 作用面、ガイド面、
33.2 作用面、ガイド面、
34 軸受けブロック、スライダ、
36 結合部、緊締エレメント、
37 支持体、支持板、
38 孔、
39 軸、駆動軸、
40 クラッチ、多板クラッチ、
41 ストッパ、楔部材、
42 エレメント、ばねエレメント、
43 アクチュエータ、力制御式、調節手段、ピストン、圧力媒体作動式、ハイドロリックピストン、
44 当接面(41)、
46 アクチュエータ、調節手段、ピストン、圧力媒体作動式、
47 伝達部材、ピストンロッド、
48 戻しばね、
49 ストッパ、過負荷防止装置、ばねエレメント、
52 ピストン、
56 弁、制御可能、
57 カバー、
58 ストッパ、
59 アクチュエータエレメント、
61 流体貯蔵器、
62 圧縮器、
62.1 圧縮器、
62.2 圧縮器、
63 畜圧器、
63.1 畜圧器、
63.2 畜圧器、
64 調節部材、減圧器、
64.1 調節部材、減圧器、
64.2 調節部材、減圧器、
65 弁、
66 供給区間
66.1 供給区間、
66.2 供給区間、
67 供給区間、
68 弁、
69 保持手段、
70 管路、
71 弁、
72 軸受け、リニア軸受け、
73 調節手段、
74 保持手段、
75 供給系、
75.1 供給系、
75.2 供給系、
76 クランプジョー、
77 貫通孔、
78 ばね、
79 調節部材、
81 調節駆動装置、胴、
82 切欠、圧力チャンバ、
83 供給管路、
84 ベース体、
86 シール、
87 滑りガイド、
88 シール、
89 滑りガイド、
91 ダイヤフラム、ロールダイヤフラム、
92 側方支持体、側板、
93 側方支持体、側板、
94 側方支持体、側板、ストッパ、
96 側方支持体、側板、
97 アクチュエータ、印刷位置近く、
98 調節装置、制御装置、
99 信号線路、
101 還流管路、
102 信号線路、
103 制御装置、
104 ガイドスタンド、ガイドスタンド計算機、
106 信号線路、
107 ボタン、
108 ボタン
109 ボタン、
111 フィールド、
112 窓、
113 選択メニュー、
L 内法、
L06 長さ(06)
L07 長さ(07)
E1 平面、
E2 平面、
P 圧力、圧力レベル、
P1 圧力、圧力レベル、
P2 圧力、圧力レベル、
P3 圧力、圧力レベル、
E 平面、接続線、接続平面、
E’ 平面、接続線、接続平面、
E’’ 平面、接続線、接続平面、
A 運転位置、
B 保守位置、
C 運動方向、
F 力、
S 調節方向、
H 圧力、圧力レベル、
L 圧力、周囲圧力、
S 圧力、
Δ31 支承遊び、
ΔS 調節距離、
ΔU 間隔、
α 内角、
β 角度、鋭角

Claims (25)

  1. 印刷ユニット(01)であって、
    ブランケット胴対ブランケット胴型の運転方式で両面印刷するための両面同時刷り印刷装置(03)として構成された、鉛直方向に上下に配置された複数の印刷装置(03)を備え、印刷装置(03)に設けられた、互いに協働して印刷位置(05)を形成する2つの転写胴(06)を備え、少なくとも一方の転写胴(06)が、可動に支承されており、第1の転写胴(06)が、少なくとも1つのアクチュエータ(43)によって、第2の転写胴(06)に胴入れ可能になっており、アクチュエータ(43)が、力制御式のアクチュエータ(43)として形成されている形式のものにおいて、
    制御装置(98)が設けられており、該制御装置(98)において、印刷しようとする被印刷物(2)の特性に該当する判断基準に応じて、アクチュエータ(43)によって第2の転写胴(06)に第1の転写胴(06)を胴入れするための、当接力を表す様々な設定値が設定されており、
    印刷しようとする被印刷物(02)の特性を表す様々な入力値に関して、当接力を表す様々な設定値が設定されており、被印刷物(2)の特性を表す入力値として、表面特性を表す入力値が設定されており、該当する表面特性の、少なくとも2つの異なる入力値に関して、当接力を表す様々な設定値が設定されており、アクチュエータ(43)が、設定可能な圧力レベル(P;P1;P2;P3)の圧力媒体で負荷可能なアクチュエータ(43)として形成されており、様々な当接力を表す設定値が、アクチュエータ(43)を負荷するための異なる圧力レベル(P;P1;P2;P3)を表しており、
    制御装置(98)に入力手段が対応配置されており、該入力手段を介して、被印刷物(02)の特性に該当する判断基準に応じて得られる複数の入力値のうちの1つを選択することにより、該選択された1つの入力値に関して当接力を表す1つの設定値が設定されて、該設定値が表す1つの圧力レベルが選択され、該圧力レベルで第1の転写胴(06)が第2の転写胴(06)に胴入れされることを特徴とする、印刷ユニット。
  2. 様々な塗工量の少なくとも2つの紙に関して、当接力を表す設定値の異なるレベル(P1;P2;P3)が設定されるようになっている、請求項1記載の印刷ユニット。
  3. 被印刷物(2)の特性を表す入力値として、粗さを表す入力値が設定されるようになっている、請求項1記載の印刷ユニット。
  4. 0から10g/m2までの範囲の塗工量を有する少なくとも第1の紙に関して、かつ10g/m2から20g/m2までの範囲の塗工量を有する、第1の紙とは異なる第2の紙に関して、当接力を表す設定値の様々なレベル(P1;P2;P3)が設定されるようになっている、請求項2記載の印刷ユニット。
  5. 転写胴(06)に設けられたブランケットの特性を表す様々な入力値に関して、当接力を表す様々な設定値が設定されるようになっている、請求項1記載の印刷ユニット。
  6. ブランケットの特性を表す入力値として、製造者記号および/または特有のブランケット記号が設定されるようになっている、請求項5記載の印刷ユニット。
  7. 設定可能な圧力レベル(P;P1;P2;P3)が、制御装置(98)によって、圧力媒介路でアクチュエータ(43)の上流側に配置された調節部材(64)を介して調節可能になっている、請求項1または5記載の印刷ユニット。
  8. ブランケット胴対ブランケット胴型の運転方式で両面印刷するための両面同時刷り印刷装置(03)として構成された、鉛直方向に上下に配置された複数の印刷装置(03)において、協働して印刷位置(05)を形成する2つの転写胴(06)のうちの第2の転写胴(06)に対する第1の転写胴(06)の胴入れ位置を調節する方法において、
    第2の転写胴(06)に対する第1の転写胴(06)の当接力を、印刷しようとする被印刷物(2)の特性に該当する判断基準に応じて設定し、その際、
    被印刷物(02)の少なくとも2つの異なる粗さに関して、転写胴(06)の胴入れに関する圧力媒体作動式のアクチュエータ(43)の様々な圧力レベル(P;P1;P2;P3)を設定し、アクチュエータ(43)が、設定可能な圧力レベル(P;P1;P2;P3)の圧力媒体で負荷可能なアクチュエータ(43)として形成されており、様々な当接力を表す設定値が、アクチュエータ(43)を負荷するための異なる圧力レベル(P;P1;P2;P3)を表しており、
    制御装置(98)に入力手段が対応配置されており、該入力手段を介して、被印刷物(02)の特性に該当する判断基準に応じて得られる複数の入力値のうちの1つを選択することにより、該選択された1つの入力値に関して当接力を表す1つの設定値が設定されて、該設定値が表す1つの圧力レベルが選択され、該圧力レベルで第1の転写胴(06)が第2の転写胴(06)に胴入れされることを特徴とする、胴の胴入れを調節する方法。
  9. 所望の当接力を、制御装置(98)によって選択し、かつ設定する、請求項記載の方法。
  10. 所望の当接力を、作業員によって、ガイドスタンドの入力手段または制御装置(98)を介して選択し、かつ設定する、請求項記載の方法。
  11. 胴入れを、力制御可能な少なくとも1つのアクチュエータ(43)によって行う、請求項記載の方法。
  12. 制御装置(98)によって、当接力を表す物理値を、判断基準を表す入力値に応じて設定する、請求項記載の方法。
  13. 当接力を表す物理値として、アクチュエータ(43)を負荷するための圧力媒体の圧力レベル(P;P1;P2;P3)を設定する、請求項12記載の方法。
  14. 第2の転写胴(06)に対する第1の転写胴(06)の当接力を、印刷しようとする被印刷物(2)の特性を表す入力値に応じて設定する、請求項記載の方法。
  15. 第2の転写胴(06)に対する第1の転写胴(06)の当接力を、表面特性、特に粗さに応じて設定する、請求項14記載の方法。
  16. 被印刷物(2)の表面特性に該当する判断基準の少なくとも2つの異なる入力値に関して、当接力を表す設定値の様々なレベルを設定する、請求項または15記載の方法。
  17. 印刷ユニット(01)において印刷しようとする被印刷物(02)の様々な粗さに関して、圧力媒体作動式のアクチュエータ(43)の様々な圧力レベル(P;P1;P2;P3)を設定する、請求項または15記載の方法。
  18. 少なくとも2つの異なるブランケット種に関して、圧力媒体作動式のアクチュエータ(43)の様々な圧力レベル(P;P1;P2;P3)を設定する、請求項記載の方法。
  19. 両方の転写胴(06;07)の胴入れを、先ずニップ位置を除いて、距離制限を行う別のストッパなしに、専ら設定された当接力をベースとする力誘導で行う、請求項記載の方法。
  20. 設定された当接力で力バランス状態にある当接位置が得られると、印刷位置(05)に向かう転写胴(06)の距離を制限するストッパを作用接触させる、請求項19記載の方法。
  21. 制御装置(98)によって、判断基準の入力値に応じて、当接力を表す不連続の様々な設定値を設定する、請求項記載の方法。
  22. 様々な塗工量の少なくとも2つの紙に関して、当接力に関する異なるレベル(P1;P2;P3)を設定する、請求項または14記載の方法。
  23. 様々な塗工量の少なくとも2つの紙に関して、当接力を表す設定値の異なるレベル(P1;P2;P3)を設定する、請求項または14記載の方法。
  24. 0から10g/m2までの範囲の塗工量を有する少なくとも第1の紙に関して、かつ10g/m2から20g/m2までの範囲の塗工量を有する、第1の紙とは異なる第2の紙に関して、当接力を表す設定値の様々なレベル(P1;P2;P3)を設定する、請求項または14記載の方法。
  25. 0から10g/m2までの範囲の塗工量を有する少なくとも第1の紙に関して、かつ20g/m2を超える範囲の塗工量を有する、第1の紙とは異なる第2の紙に関して、当接力を表す設定値の様々なレベル(P1;P2)を設定する、請求項または14記載の方法。
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