JP5094706B2 - 車両の荷室内面構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の荷室内面構造に関する。
特許第3469063号公報には、トラックの荷室を区画する起立壁の内面に、積荷が積載されたパレテナ(台車)を移動する際のガイドとなるパレテナガイドを一体的に突設する構造が記載されている。
また、登録実用新案第3057739号公報には、起立壁にラッシングレールを固着し、ラッシングレールに荷当たりを着脱自在に取り付ける構造が記載されている。
特許第3469063号公報 登録実用新案第3057739号公報
パレテナガイドを起立壁の内面に一体的に突設する上記構造では、起立壁の内面からパレテナガイドが常時突出しているため、荷室空間を広く使用したいという要求に対応することができない。また、積荷に応じてパレテナガイドの材質や形状を適宜変更することができない。
これに対し、荷当たりをラッシングレールに着脱自在に取り付ける上記構造では、荷室空間を広く使用すること、及び積荷に応じてパレテナガイドの材質や形状を適宜変更することが可能である。
しかし、荷当たりをラッシングレールに取り付けるため、ラッシングレールを備えていない起立壁には適用することができず、適用可能な起立壁が自ずと制限されてしまう。また、荷当たりの位置はラッシングレールの近傍に制限されるため、荷当たりの位置を起立壁の所望の場所に設定することができない可能性が生じる。さらに、ラッシングレールから取り外した荷当たりを収納するための場所が別途必要となる。
そこで、本発明は、他の部材からの制約を受けることなく、起立壁の内面を平面状として荷室空間を広く使用すること、積荷に応じてパレテナガイドの材質や形状を適宜変更すること、パレテナガイドを所望の位置に設定すること、及び非使用時のパレテナガイドを荷室空間を狭めることなく収納することが可能な車両の荷室内面構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる車両の荷室内面構造は、収容凹部とパレテナガイドと保持手段とを備える。
収容凹部は、トラックの荷室を区画する起立壁の内面に凹設されて横方向に延びる。パレテナガイドは、長尺状であり、収容凹部に収容される収納状態と、この収納状態から反転して起立壁の内面よりも荷室側へ突出する使用状態とに配置可能である。保持手段は、収納状態と使用状態との間でのパレテナガイドの配置変更を許容するとともに、収納状態及び使用状態の双方でパレテナガイドを起立壁に保持する。
上記構成では、荷室空間を広く使用したい場合には、パレテナガイドを収納状態に設定する。収納状態のパレテナガイドは、保持手段によって起立壁に保持される。この収納状態では、パレテナガイドが起立壁の収容凹部に収容されるので、起立壁の内面が平面状となり、荷室空間を広く使用することができる。
パレテナガイドを使用する場合には、収納状態のパレテナガイドを、反転させて使用状態に設定する。使用状態のパレテナガイドは、保持手段によって起立壁に再度保持される。この使用状態では、パレテナガイドが起立壁の内面よりも荷室側へ突出するので、パレテナガイドによってパレテナの移動方向が車両前後方向に規制され、パレテナを円滑に移動させることができる。
パレテナガイドは、起立壁の内面上の他の部材に取り付けられるのではなく、保持手段によって起立壁に保持されるので、上記他の部材の影響を受けることなく、パレテナガイドを所望の位置に設定することができる。また、上記構成を適用可能な起立壁は、上記他の部材を有する起立壁に制限されることがなく、汎用性に優れている。さらに、積荷に応じてパレテナガイドの材質や形状を適宜変更することができる。
収納状態のパレテナガイドは、起立壁の収容凹部に収容され保持手段によって起立壁に保持されるので、荷室空間を狭めることなく非使用時のパレテナガイドを収納することができる。
本発明によれば、他の部材からの制約を受けることなく、起立壁の内面を平面状として荷室空間を広く使用すること、積荷に応じてパレテナガイドの材質や形状を適宜変更すること、パレテナガイドを所望の位置に設定すること、及び非使用状態のパレテナガイドを荷室空間を狭めることなく収納することができる。
本発明の第1実施形態にかかる車両の荷室内面構造を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の内面構造を有する荷室の側壁を示す断面図であり、(a)はパレテナガイドの収納状態を示し、(b)はパレテナガイドの使用状態を示す。図2は図1(a)の要部斜視図である。図3はパレテナガイドを収状態で保持させる手順を説明する図であり、(a)は初期状態を示し、(b)は中間状態を示す。図4は図1(b)の要部斜視図である。図5はパレテナガイドを使用状態で保持させる手順を説明する図であり、(a)は初期状態を示し、(b)は中間状態を示す。なお、図中の矢印FRは車両前方を、矢印INは車幅方向内側を、矢印UPは上方をそれぞれ示している。
図1に示すように、トラックの荷室1の車幅方向両側(図中では一側のみを図示)には、それぞれ側壁(起立壁)2が前後方向に起立状態で延びる。本実施形態では、側壁2に本発明の内面構造を設けている。なお、荷室1の前方を区画する前壁(図示省略)に、本発明の内面構造を設けてもよい。
側壁2の内面3は、荷室1の側方を区画する。内面3の上部には、荷室1内の積荷を拘束して移動を防止する緊締ベルトや仕切り棒を掛け渡すためのラッシングレール4が固定されている。ラッシングレール4の下方となる内面3の中間部には、内面3から凹設されて前後方向(横方向)に延びる収容凹部5が形成されている。収容凹部5は、内面3から連続する金属板材によって形成される。
図2〜図4に示すように、収容凹部5は、上側及び下側のフランジ収容部6,7とガイド収容部8とを有する。上側及び下側のフランジ収容部6,7は、収容凹部5の上方及び下方の内面3からそれぞれ車幅方向外側へ凹む。ガイド収容部8は、上側及び下側のフランジ収容部6,7の間でフランジ収容部6,7からさらに車幅方向外側へ凹む。
パレテナガイド9は、収容凹部5に収容される収納状態(図1(a)及び図2に示す)と、収納状態での上下関係を維持したまま収状態から反転されて側壁2の内面3よりも荷室1側(車幅方向内側)へ突出する使用状態(図1(b)及び図3に示す)とに配置可能な長尺状であり、中空状のガイド部10と上側及び下側の板状のフランジ部11,12とを有する。上記収状態において、ガイド部10はガイド収容部8に収容され、上側及び下側のフランジ部11,12はガイド部10の荷室1側の上端部及び荷室1側の下端部から上方及び下方へそれぞれ一体的に延びる。パレテナガイド9は、例えば、アルミ押出し形材に熱処理及び加工を施した後、さらに必要に応じ表面処理を施すことによって製造される。なお、鉄やステンレスなどの他の金属材料、木材、樹脂等、アルミ材以外の素材によってパレテナガイド9を形成してもよい。
上側のフランジ部11は、収納状態及び使用状態の双方において、上側のフランジ収容部6に収容され、下側のフランジ部12は、収納状態及び使用状態の双方において、下側のフランジ収容部7に収容される。
なお、上記の例では、収納状態での上下関係を維持したままパレテナガイド9を反転することにより使用状態を設定したが、収納状態の上下関係が逆転するようにパレテナガイドを反転することにより使用状態を設定してもよい。この場合、収納状態での上側のフランジ部11は、使用状態では下側に位置して下側のフランジ収容部7に収容され、収納状態での下側のフランジ部12は、使用状態では上側に位置して上側のフランジ収容部6に収容される。
上側フランジ収容部6の荷室1側には、収容凹部5の上方の内面3から連続して下方へ延びる上係止板13が突設されている。上係止板13は、上側フランジ収容部6の上側領域に、上側のフランジ部11と係合可能な上係合凹部15を区画する。同様に、下側フランジ収容部7の荷室1側には、収容凹部5の下方の内面3から連続して上方へ延びる下係止板14が突設されている。下係止板14は、下側フランジ収容部7の下側領域に、下側のフランジ部12と係合可能な下係合凹部16を区画する。上係合凹部15と下係合凹部16とは、収納状態及び使用状態の双方において、パレテナガイド9の上側及び下側のフランジ部11,12をそれぞれ着脱自在に保持する保持手段として機能する。
パレテナガイド9を収納状態又は使用状態で側壁2に装着する場合、図3(a)又は図5(a)に示すように、上側のフランジ部11の先端(上端)を上係合凹部15に斜め下方から挿入させながら、パレテナガイド9の下端を内面3側へ近づけ、図3(b)又は(図5(b)に示すように、上側及び下側のフランジ部11,12をそれぞれ上側及び下側のフランジ収容部6,7に収容する。この状態で、上側のフランジ部11は上係合凹部15と係合するが、下側のフランジ部12は下係合凹部16と係合せずにその上方に位置する。この状態から、パレテナガイド9を下降させることにより、図2又は図4に示すように、下側のフランジ部12が下側フランジ収容部7の下端に達して下係合凹部16と係合する。この状態において、上側のフランジ部11と上係合凹部15との係合は維持される。なお、装着されたパレテナガイド9を側壁2から取り外す場合には、上記装着時と逆の手順に従えばよい。また、上係止板13,下係止板14,上係合凹部15,下係合凹部16は、上記装着及び取り外しが可能な寸法形状に設定されている。
本実施形態によれば、荷室空間を広く使用したい場合には、パレテナガイド9を収納状態に設定する。収納状態のパレテナガイド9は、上側及び下側のフランジ部11,12が上係合凹部15及び下係合凹部16にそれぞれ係合することによって側壁2に保持される。この収納状態で、パレテナガイド9が側壁2の収容凹部5に収容されるので、側壁2の内面3が平面状となり、荷室空間を広く使用することができる。
パレテナガイドを使用する場合には、収納状態のパレテナガイド9を側壁2から一度取り外し、反転させて使用状態に設定する。使用状態のパレテナガイド9は、上側及び下側のフランジ部11,12が上係合凹部15及び下係合凹部16にそれぞれ係合することによって側壁2に再度保持される。この使用状態では、パレテナガイド9のガイド部10が側壁2の内面3よりも荷室1側へ突出する。従って、このガイド部10と接することによってパレテナの移動方向が車両前後方向に規制され、パレテナを円滑に移動させることができる。
パレテナガイド9は、側壁2の内面3上の他の部材(例えば、ラッシングレール4)に取り付けられるのではなく、パレテナガイド9の上側及び下側のフランジ部11,12と側壁2の上係合凹部15及び下係合凹部16との係合によって側壁2に着脱自在に保持されるので、上記他の部材の影響を受けることなく、パレテナガイド9を所望の位置に設定することができる。また、上記構成を適用可能な側壁2は、上記他の部材を有する側壁2に制限されることがなく、汎用性に優れている。さらに、材質や形状が異なるパレテナガイド(例えば、図6(a)や(b)に示すような形状のガイド部17,18を有するパレテナガイド9)を、積荷に応じて適宜使用することができる。
収納状態のパレテナガイド9は、側壁2の収容凹部5に収容されて保持されるので、荷室空間を狭めることなく非使用時のパレテナガイド9を収納することができる。
次に、本発明の第2実施形態を図7に基づいて説明する。なお、上記第1実施形態と共通する構成については、同一の符号を付してその説明を適宜省略する。
本実施形態は、上記第1実施形態の上係止板13,下係止板14(上係合凹部15,下係合凹部16)に代えて、上下の磁石19,20が設けられている。上下の磁石19,20は、上側及び下側のフランジ収容部6,7を区画する金属板材の裏面(車幅方向外側の面)に固着されている。
また、パレテナガイド9は、強磁性体(例えば鉄)によって形成された板状の基部40と、基部40の上下方向中央部分の表面上に固着されたガイド部10とを有する。ガイド部10は、金属や木材や樹脂材など様々な素材によって形成可能である。基部40の上端部分及び下端部分が、上側及び下側のフランジ部11,12として機能する。なお、パレテナガイド9全体を、強磁性体(例えば鉄)によって一体形成してもよい。
本実施形態によれば、収納状態(図7(a)に示す)及び使用状態(図7(b)に示す)の双方において、磁石19,20によって、フランジ部11,12を着脱自在に保持することができる。
次に、本発明の第3実施形態を図8及び図9に基づいて説明する。なお、上記第1実施形態と共通する構成については、同一の符号を付してその説明を適宜省略する。
本実施形態は、上記第1実施形態の上係止板13(上係合凹部15)に代えて、蝶番タイプの連結部材21が設けられ、下係止板14(下係合凹部16)は設けられていない。連結部材21は、上側のフランジ部11に締結固定される第1固定板22と、上側のフランジ収容部6に締結固定される第2固定板23と、支持軸24とを有する。第2固定板23の下端部からは車両前後方向(図8及び図9では車両後方)へ延びる支持軸24が突出し、第1固定板22の上端部には、車両前後方向(図8及び図9では車両後方)へ延びる支持孔25が形成されている。支持軸24は、収納状態(図8に示す)及び使用状態(図9に示す)の双方において、パレテナガイド9を車両前後方向に沿って移動させることにより支持孔25に対し挿入及び離脱可能であり、支持孔25に挿入された支持軸24は、支持孔25によって保持される。図8及び図9の例では、パレテナガイド9を車両前方へ移動させることにより支持軸24が支持孔25に挿入され、パレテナガイド9を車両後方へ移動させることにより支持軸24が支持孔25から離脱される。なお、支持軸24は、支持孔25によって回転自在に支持されてもよく、また回転を規制するように支持されてもよい。
本実施形態によれば、収納状態(図8に示す)及び使用状態(図9に示す)の双方において、パレテナガイド9を車両前後方向に沿って移動させることによって、フランジ部11を着脱自在に保持することができる。
次に、本発明の第4実施形態を図10に基づいて説明する。なお、上記第1実施形態と共通する構成については、同一の符号を付してその説明を適宜省略する。
本実施形態では、上側のフランジ部11に、リベット形状の落下防止部材30が着脱自在に取り付けられている。落下防止部材30は、頭部31と頭部31から一体的に延びる軸部32を有し、上側のフランジ部11には、軸部32が挿通される挿通孔(図示省略)が形成されている。なお、落下防止部材30の軸部32の少なくとも基端側(頭部31側)に雄ネジを形成し、これと螺合する雌ネジを挿通孔に形成してもよい。
パレテナガイド9を収納状態で側壁2に装着する場合、落下防止部材30を取り外した状態で、上記第1実施形態と同様に、上側のフランジ部11の先端(上端)を上係合凹部15に斜め下方から挿入させながら、パレテナガイド9の下端を内面3側へ近づけ、上側及び下側のフランジ部11,12をそれぞれ上側及び下側のフランジ収容部6,7に収容する。この状態で、上側のフランジ部11は上係合凹部15と係合するが、下側のフランジ部12は下係合凹部16と係合せずにその上方に位置する。この状態から、パレテナガイド9を下降させることにより、下側のフランジ部12が下側フランジ収容部7の下端に達して下係合凹部16と係合する。この装着状態で、図10に示すように、荷室1側から落下防止部材30を挿入して取り付ける。係る状態で、落下防止部材30の軸部32は、上側のフランジ収容部6から連続して車幅方向外側へ延びるガイド収容部5の上面8aに近接又は接触して対向する。すなわち、落下防止部材30の軸部32によって、パレテナガイド9の図10中上方への移動が阻止され、上側のフランジ部11と上係合凹部15との係合が確実に維持される。このため、例えば、側壁2が所謂アオリ板であり、その基端部(図10における図示外の下端部)が荷室1の床面(図示外)に対して回転自在に支持され、積荷の積み込み又は積み下ろし時に、床面から上方へ延びる起立状態の側壁2を、その下端部を中心として床面の下方へ回転移動させたときに、収納状態のパレテナガイド9が自重によって下方(図10における上方)に移動しようとするが、係る移動を落下防止部材30が阻止するので、上側のフランジ部11と上係合凹部15との係合が確実に維持され、パレテナガイド9が側壁2から脱落することがない。
なお、装着されたパレテナガイド9を側壁2から取り外す場合には、上記装着時と逆の手順に従えばよい。また、パレテナガイド9を使用状態で側壁2に装着する場合も、上記収納状態の場合と同様である。
次に、本発明の第5実施形態を図11及び図12に基づいて説明する。なお、上記第1実施形態と共通する構成については、同一の符号を付してその説明を適宜省略する。
本実施形態は、上記第1実施形態の上係止板13(上係合凹部15)及び下係止板14(下係合凹部16)に代えて、蝶番タイプの連結部材34と上下の磁石35,36とが設けられている。連結部34は、収状態での下側のフランジ部12に締結固定される第1固定板37と、収容凹部5の下方の内面3に締結固定される第2固定板38と、第1固定板37と第2固定板38とを回転自在に連結する回転軸39とを有する。収状態(図11中で実線で示す)のパレテナガイド9は、連結部材34を中心として下方へ回転(反転)させることにより、使用状態(図11中で二点鎖線で示す)に設定される。収状態での上側のフランジ部11は使用状態では下側となり、収状態での下側のフランジ部12は使用状態では上側となる。上側の磁石35は、上側のフランジ収容部6に固定されて、収状態のフランジ部11と接触し、下側の磁石36は、収容凹部5の下方の側壁2の内面3に固定されて、使用状態のフランジ部11と接触する。
パレテナガイド9は、その全体が強磁性体(例えば鉄)によって一体形成されている。なお、上記第2実施形態と同様に、パレテナガイド9を、強磁性体の板状の基部40と、基部40の上下方向中央部分の表面上に固着されたガイド部10とから構成してもよく、また、フランジ部11のみを強磁性体によって構成してもよい。
本実施形態では、収納状態(図11中で実線で示す)及び使用状態(図11中で二点鎖線で示す)の双方において、フランジ部11は上側の磁石35又は下側の磁石36によって着脱自在に保持され、フランジ部12は連結部材34によって保持される。パレテナガイド9を収納状態から使用状態に変更する場合には、フランジ部11を、荷室1側へ引っ張って上側の磁石35から外し、連結部材34を中心に下方へ回転移動させて、下側の磁石36によって保持させる。反対に、パレテナガイド9を使用状態から収納状態に変更する場合には、フランジ部11を、荷室1側へ引っ張って下側の磁石36から外し、連結部材34を中心に上方へ回転移動させて、上側の磁石35によって保持させる。
このように、本実施形態では、パレテナガイド9を側壁2から完全に取り外すことなく、収納状態と使用状態とに変更して保持させることができる。
なお、連結部材によって収納状態での上側のフランジ部11を内面3に回転自在に連結し、収納位置及び使用位置において側壁2側に固定された磁石によってフランジ部12を着脱自在に保持してもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明の第1実施形態の内面構造を有する荷室の側壁を示す断面図であり、(a)はパレテナガイドの収納状態を示し、(b)はパレテナガイドの使用状態を示す。 図1(a)の要部斜視図である。 パレテナガイドを収状態で保持させる手順を説明する図であり、(a)は初期状態を示し、(b)は中間状態を示す。 図1(b)の要部斜視図である。 パレテナガイドを使用状態で保持させる手順を説明する図であり、(a)は初期状態を示し、(b)は中間状態を示す。 他の形状のガイド部を有するパレテナガイドの斜視図である。 本発明の第2実施形態の内面構造を示す要部断面図であり、(a)はパレテナガイドの収納状態への移行時を示し、(b)はパレテナガイドの使用状態への移行時を示す。 パレテナガイドの収納状態における本発明の第3実施形態の内面構造を示す要部斜視図である。 パレテナガイドの使用状態における本発明の第3実施形態の内面構造を示す要部斜視図である。 本発明の第4実施形態の内面構造を示す要部断面図である。 本発明の第5実施形態の内面構造を示す要部断面図である。 図11の内面構造を荷室側から視た平面図である。
符号の説明
1 荷室
2 側壁
3 側壁の内面
5 収容凹部
6 上側のフランジ収容部
7 下側のフランジ収容部
9 パレテナガイド
10 ガイド部
11,12 フランジ部
15 上係合凹部
16 下係合凹部
19,20 磁石
24 支持軸
25 支持孔
34 連結部材
35,36 磁石

Claims (6)

  1. トラックの荷室を区画する起立壁の内面に凹設されて横方向に延びる収容凹部と、
    前記収容凹部に収容される収納状態と、この収納状態から反転して前記起立壁の内面よりも前記荷室側へ突出する使用状態とに配置可能な長尺状のパレテナガイドと、
    前記収納状態と前記使用状態との間での前記パレテナガイドの配置変更を許容するとともに、前記収納状態及び前記使用状態の双方で前記パレテナガイドを前記起立壁に保持する保持手段と、
    を備えたことを特徴とする車両の荷室内面構造。
  2. 請求項1に記載の車両の荷室内面構造であって、
    前記収容凹部は、前記起立壁の内面から凹む上側及び下側のフランジ収容部と、これらフランジ収容部の間でさらに凹むガイド収容部と、を有し、
    前記パレテナガイドは、前記収納状態で前記ガイド収容部に収容されるガイド部と、前記収納状態で前記ガイド部の荷室側の上端部及び荷室側の下端部から上方及び下方へそれぞれ一体的に延びるフランジ部と、を有し、
    前記フランジ部は、前記収納状態及び前記使用状態の双方において、前記上側及び下側のフランジ収容部にそれぞれ収容され、
    前記保持手段は、前記収納状態及び前記使用状態の双方において、前記上側及び下側のフランジ収容部にそれぞれ収容されたフランジ部のうち少なくとも一方を、前記起立壁に着脱自在に保持する
    ことを特徴とする車両の荷室内面構造。
  3. 請求項2に記載の車両の荷室内面構造であって、
    前記保持手段は、前記上側のフランジ収容部に設けられて前記フランジ部と係合する上係合凹部と、前記下側のフランジ収容部に設けられて前記フランジ部と係合する下係合凹部とを含む
    ことを特徴とする車両の荷室内面構造。
  4. 請求項2に記載の車両の荷室内面構造であって、
    前記フランジ部は、強磁性体であり、
    前記保持手段は、前記上側及び下側のフランジ収容部に対応して前記起立壁にそれぞれ固定された磁石を含む
    ことを特徴とする車両の荷室内面構造。
  5. 請求項2に記載の車両の荷室内面構造であって、
    前記保持手段は、前記上側のフランジ収容部と該上側フランジ収容部に収容される前記フランジ部のうちの一方に設けられて前記横方向に延びる支持孔と、その他方から突出して前記横方向に延びる支持軸とを含み、
    前記支持軸は、前記収納状態及び前記使用状態の双方において、前記パレテナガイドを前記横方向に沿って移動させることにより前記支持孔に対し挿入及び離脱可能である
    ことを特徴とする車両の荷室内面構造。
  6. 請求項1に記載の車両の荷室内面構造であって、
    前記収容凹部は、前記起立壁の内面から凹む上側及び下側のフランジ収容部と、これらフランジ収容部の間でさらに凹むガイド収容部と、を有し、
    前記パレテナガイドは、前記収納状態で前記ガイド収容部に収容されるガイド部と、前記収納状態で前記ガイド部の荷室側の上端部及び荷室側の下端部から上方及び下方へそれぞれ一体的に延びるフランジ部と、を有し、
    前記フランジ部の一方は、強磁性体であり、
    前記フランジ部は、前記収納状態において、前記上側及び下側のフランジ収容部にそれぞれ収容され、
    前記保持手段は、前記収納状態及び前記使用状態の双方において前記フランジ部の他方を前記起立壁に回転自在に連結する連結部材と、前記起立壁に対して固定され前記収納状態及び前記使用状態の双方において前記フランジ部の一方を着脱自在に保持する上下の磁石とを有し、
    前記収納状態のパレテナガイドは、前記連結部材を中心として回転することにより、前記収容凹部から外れて反転した前記使用状態に移動する
    ことを特徴とする車両の荷室内面構造。
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