JP3469063B2 - ラッシングレール取付け構造 - Google Patents

ラッシングレール取付け構造

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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンテナ車,鉄道貨物
車,航空機等の車体壁や荷物庫壁に取り付けられ、積荷
の移動を規制するラッシングレール取付け構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンテナ車,鉄道貨物車,航空機等の車
体壁や荷物庫壁には、搬送中に積荷の移動を防止するた
め、ラッシングレールに掛け渡した緊締ベルトや仕切り
棒等で積荷を拘束している。このラッシングレールは、
強度を必要とすることから鋼板又はステンレス鋼板を素
材とし、プレスを用いた折曲げ加工やロールフォーミン
グ加工で製造されている。鉄製部材の使用は車両等の重
量化する原因となり、燃費軽減が強く要求されている車
両等には好ましくない。そこで、最近では鉄製に替えて
アルミ材を用いたラッシングレールも使用され始めてい
る。本発明者等も、アルミ押出し形材でできたラッシン
グレールを実用新案登録第2539964号で紹介して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ラッシングレールは、
たとえばバントラック等では断熱壁に直接取り付けられ
る。断熱壁1は、図1に示すように面板1a,1bの間
にウレタン等の発泡樹脂1cを充填したサンドイッチ構
造を持っている。この断熱壁1にラッシングレール2を
リベット3で取り付け、リベット3の周囲をエポキシ樹
脂4で充填している。しかし、面板1a,1bとしては
厚み0.8mm程度のアルミ板が使用されているため、
ラッシングレール2に大きな荷重が加わるとリベット3
の脱落や面板1aの剥離等が生じ易い。本発明は、この
ような問題を解消すべく案出されたものであり、ホルダ
ーを介してラッシングレールを間接的に面板に取り付け
ることにより、取付け部を強度的に補強し、リベットの
脱落や面板の剥離を防止することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のラッシングレー
ル取付け構造は、その目的を達成するため、長手方向に
延びるパレテナガイド13を上下にもち、荷台の側壁に
固着されるホルダー10と、上下のパレテナガイド13
の間でホルダー10に固定され、緊締ベルト係止用の開
口部21が長手方向に沿って複数個形成されているラッ
シングレール20とを備え、ラッシングレール20より
もパレテナガイド13が車内側に突出しているととも
に、下部パレテナガイド13aにラッシングレール20
の下部が差し込まれるレール受け15が設けられ、ホル
ダー10に設けられた内側段部13cとラッシングレー
ル20上部の係合突起24を挟み込む凹部17を備え上
部パレテナガイドを兼ねるレール押え16が、当該レー
ル押え16の凹部17に上記内側段部13cと係合突起
24が嵌め込まれた状態で、ホルダー10の上部パレテ
ナガイド位置に設けられたレール押え受け13bに固着
されている。この構造を採用することにより、ラッシン
グレールは、機械的な嵌め合いによってホルダーに装着
することもできる。ホルダーは、リベットで、或いはリ
ベットと樹脂接着剤を併用して荷台の側壁に固着され
る。樹脂接着剤を用いる場合には、荷台の側壁にホルダ
ーを沿わせたとき側壁とホルダーとの間に隙間が生じる
ように、複数の突起又は隆起部をホルダーの背面に設
け、側壁とホルダーとの間に隙間に樹脂接着剤を充填す
る。
【0005】
【実施の形態】本発明に従った取付け構造では、図2に
示すように断熱壁1の面板1aにホルダー10を取り付
け、ホルダー10にラッシングレール20を取り付け
る。ホルダー10及びラッシングレール20は、所定断
面形状をもつアルミ押出し形材から製造される。ホルダ
ー10は、面板1aに対向する側に突起11(図2)又
は隆起部12(図3)が形成されている。突起11又は
隆起部12は、ホルダー10を面板1aに重ね合わせた
とき、ホルダー10と面板1aとの間に隙間G(図4)
を形成する。隙間Gは0.5〜1mm程度に設定されて
おり、隙間Gに接着剤で充填することによって断熱壁1
にホルダー10が取り付けられる。面板1aに対するホ
ルダー10の取付けは、接着剤に替えてリベット31を
使用でき、或いはリベット31と接着剤とを併用するこ
ともできる。
【0006】ホルダー10の前面側上下2か所に、パレ
テナガイド13,13が設けられている。パレテナガイ
ド13,13は、中空断面をもち、ホルダー10の前面
から突出している。パレテナガイド13,13の車内側
には、意匠性を改善するためホルダー10の長手方向に
延びる溝18(図5a)をつけても良い。ホルダー10
を断熱壁1に取り付けた状態では、パレテナガイド1
3,13が車内側に突出する。そのため、荷物を積んだ
カゴ車等が不用意に壁に近付いたとき、カゴ車等がパレ
テナガイド13,13に最初に接触し、面板1aやラッ
シングレール20が保護される。上下のパレテナガイド
13,13の間には、ラッシングレール20を背面側か
ら支える突起14,14が設けられている。支持突起1
4,14は、厚く強度があるラッシングレール20を使
用する場合には省略可能である。突起11,隆起部1
2,パレテナガイド13,突起14は、以上の作用の外
に、ホルダー10の剛体強度を向上させる。
【0007】ラッシングレール20は、リベット32に
よってホルダー10に取り付けられる。ラッシングレー
ル20は、アルミ押出し形材に熱処理及び加工を施した
後、更に必要に応じて表面処理を施すことにより製造さ
れる。加工方法としては、図5(b)に示す断面形状を
もつアルミ押出し形材を所定長さに切断し、図5(c)
に示す形状の開口部21を長手方向に沿って複数個形成
し、開口部21の縁部を図5(d)に示すように折り曲
げ、緊締ベルトの係止部22を形成する。図2では、リ
ベット32を用いてラッシングレール20をホルダー1
0に取り付ける例を説明した。しかし、これに拘束され
るものではなく、機械的な嵌め合いでラッシングレール
20をホルダー10に装着することも可能である。この
場合、図4に示すように一方のパレテナガイド13aの
側面にレール受け15となる凹部を形成し、他方をパレ
テナガイド部が開口したレール押え受け13bにする。
ラッシングレール20としては、レール受け15に嵌り
込む突起23が一側面に設けられ、他側面には同様な形
状の係合突起24が設けられたものを使用する。
【0008】リベット31で断熱壁1に固着されたホル
ダー10のレール受け15に、図4(a)に示すように
ラッシングレール20の嵌合突起23を嵌め合わせ、ラ
ッシングレール20をホルダー10に向けて立ち上げ
る。ラッシングレール20は、図4(b)に示すように
係合突起24に直交する衝合部25がレール押え受け1
3bの内側段部13cに当接する状態でホルダー10に
沿わせられる。次いで、図4(c)に示すように、他方
のパレテナガイドを兼ねるレール押え16の凹部17に
内側段部13c及び係合突起24を嵌め込み、リベット
33によりレール押え16を上方のレール押え受け13
bに固着する。この取付方法では、ラッシングレール2
0をリベット止めする必要なく、しかも1本のリベット
33によってラッシングレール20をホルダー10に装
着している。すなわち、図2の場合と比較して、1本少
ないリベットによってラッシングレール20の取付けが
可能になる。
【0009】装着されたラッシングレール20は、図5
(a)に示すように全長にわたって下部がレール受け1
5で支持され、上部がレール押え16で支持されるた
め、ガタツキなくホルダー10に固定される。そのた
め、緊締ベルトや仕切り棒をラッシングレール20のベ
ルト係止部22に掛けて積荷等を拘束する場合にラッシ
ングレール20に加わる力は、断熱壁1に直接伝わるこ
となく、ホルダー10で分散された力となって伝えられ
る。すなわち、リベット31,32単体に大きな荷重が
加わることがないため、リベット31,32の脱落や面
板1aの剥離が防止される。また、ラッシングレール2
0は、車内側に突出しているパレテナガイド13a及び
パレテナガイドを兼ねるレール押え受け13bで保護さ
れているため、カゴ車の衝突や接触によって疵つけられ
ることがない。したがって、車両に積載した荷物を拘束
するための緊締ベルトの引き回しや仕切り棒の配置が支
障なく行われる。カゴ車の衝突や接触によってパレテナ
ガイド13aやレール押え受け13bが損傷した場合に
は、ラッシングレール20を交換しないで済むため、補
修にかかる費用も軽減される。
【0010】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、上下にパレテナガイドを設けたホルダーを介してラ
ッシングレールを荷台の側壁に取り付けているため、カ
ゴ車の衝突や接触からラッシングレールが保護され、積
載された荷物等の緊締作業を長期間にわたって支障なく
行うことができる。また、積載荷物を拘束する緊締ベル
トや仕切り棒等がラッシングレールに加える力は、ホル
ダーで分散されて荷台側壁に伝わるため、ホルダーを側
壁に固定しているリベットの脱落や面板の剥離等のトラ
ブルが生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のラッシングレール取付け構造を説明す
る図
【図2】 本発明に従ったラッシングレール取付け構造
を説明する図
【図3】 ホルダーの断面図
【図4】 機械的な噛み合わせでラッシングレールをホ
ルダーに装着する例
【図5】 ホルダーを介して装着したラッシングレール
の正面図(a),断面図(b),ラッシングレールに形
成した開口部(c)及び開口部の断面(d)
【符号の説明】
1:断熱壁 1a,1b:面板 1c:発泡樹脂 10:ホルダー 11:突起 12:隆起部 1
3:パレテナガイド 13a:下部パレテナガイド 13b:レール押え受
け 13c:内側段部 14:支持突起 15:レール受け 16:上部パ
レテナガイドを兼ねるレール押え 17:凹部 1
8:装飾用の溝 20:ラッシングレール 21:開口部 22:ベ
ルト係止部 23:嵌合突起 24:係合突起
25:衝合部 31,32,33:リベット G:接着剤充填用の隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 孝充 神奈川県厚木市上依知上ノ原3034番地 日本フルハーフ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−60443(JP,U) 実開 昭62−77041(JP,U) 実開 昭60−119079(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 7/135

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に延びるパレテナガイド(1
    3)を上下にもち、荷台の側壁に固着されるホルダー
    (10)と、上下のパレテナガイド(13)の間でホル
    ダー(10)に固定され、緊締ベルト係止用の開口部
    (21)が長手方向に沿って複数個形成されているラッ
    シングレール(20)とを備え、ラッシングレール(2
    0)よりもパレテナガイド(13)が車内側に突出して
    いるとともに、下部パレテナガイド(13a)にラッシ
    ングレール(20)の下部が差し込まれるレール受け
    (15)が設けられ、ホルダー(10)に設けられた内
    側段部(13c)とラッシングレール(20)上部の係
    合突起(24)を挟み込む凹部(17)を備え上部パレ
    テナガイドを兼ねるレール押え(16)が、当該レール
    押え(16)の凹部(17)に上記内側段部(13c)
    と係合突起(24)が嵌め込まれた状態で、ホルダー
    (10)の上部パレテナガイド位置に設けられたレール
    押え受け(13b)に固着されたラッシングレール取付
    け構造。
  2. 【請求項2】 荷台の側壁にホルダー(10)を沿わせ
    たとき側壁とホルダー(10)との間に隙間(G)が生
    じるように、複数の突起(11)又は隆起部(12)が
    ホルダー(10)の背面に設けられており、前記隙間
    (G)に樹脂接着剤が充填される請求項1記載のラッシ
    ングレール取付け構造。
  3. 【請求項3】 ホルダー(10)が荷台の側壁にリベッ
    ト(31)で固着される請求項1又は2記載のラッシン
    グレール取付け構造。
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JP2006159935A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Mitsubishi Alum Co Ltd ラッシングレールの取付け構造
JP2006168543A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Ankura Japan Kk レール部材
JP5094706B2 (ja) * 2008-12-26 2012-12-12 日本フルハーフ株式会社 車両の荷室内面構造

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